Xperia 1 III・Xperia 1 II 比較

ついに来た!待ってました!ソニーがハイエンド5Gのミリ波に対応した・Xperia 1 IIIを正式に発表しました。

パッとみた感じは旧型のXperia 1 IIと変わりないように見えますが、4Kで120Hzに対応、SoCの性能向上、カメラの進化、オーディオ性能の進化など細かいところが改善されてより高性能なモデルになっているようです。

ということで、Xperia 1 IIIとXperia 1Ⅱのスペックの違いを比較するので、この1年でXperia 1がどこまで成長したのかを見ていきましょう。

Xperia 1 III・Xperia 1 II 違いを比較

筐体デザインは同じでマット調に

Xperia 1 IIIの本体デザインは角張ったサイドフレームに背面パネルにガラスを採用しXperia 1 IIと同じようなデザインとなっています。

背面パネルは光沢のあるガラスではなくコーニング社のGorilla Glass 6を採用しています。正面の保護ガラスはGorilla Glass Victusを採用し強度が高くなり耐久性が向上しています。

Xperia 1 IIIはサイドフレームも非光沢になっているため全体的に落ち着いた雰囲気のデザインとなっていますよね。なかなかカッコイイのではないでしょうか?

本体カラーはフロストブラック、フロストグレー、フロストパープルの3色から選ぶことができます。

Xperia 1 IIIはすでにドコモオンラインショップ、auオンラインショップで予約を開始しており6月中旬以降に順次発売される予定となっています。

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旧型のXperia 1 IIはahamoで71,500円で手に入れることができます。

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4K HDR 21:9 シネマワイドディスプレイ

Xperia 1 IIIは従来のモデルと同じ6.5インチの4K HDR対応の有機ELディスプレイを搭載していますが、リフレッシュレートが擬似90Hz → 120Hzに向上しています。

Xperia 1 III・1 Ⅱ ディスプレイの比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
画面サイズ 6.5インチ(21:9)
解像度 3,840×1,644ピクセル
ディスプレイ 4K有機ELディスプレイ(120Hz) 4K有機ELディスプレイ(90Hz相当)
タッチスキャンレート 120Hz・240Hz 120Hz
本体サイズ 165 × 71 × 8.2mm 166 × 72 × 7.9mm
重量 Sub-6対応:186g
ミリ波対応:188g
181g

Xperia 1 IIは擬似的に90Hzのリフレッシュレートに対応していたのでネイティブの120Hzのリフレッシュレートに対応したスマホと比べるとスクロールの滑らかさに欠けるところがありました。

そんな中で、Xperia 1 IIIは世界初、4K解像度で120Hzのリフレッシュレートに対応。高解像度のディスプレイを搭載しつつも滑らかに操作できるようになりました。

4K解像度で120Hzのディスプレイ。ものすごく快適な操作感を実現してそうで期待したいところです。

なお、ゲームプレイ中は「ゲームエンハンサー」の設定からリフレッシュレート120Hzに黒画面を挿入して240Hzに拡張可能で、タッチレスポンスも240Hzタッチスキャンレートで高速タッチレスポンスに対応、素早い操作が必要なゲームも快適に遊べるようになりました。

さらに、色の階調を適切に調整し標的を発見しやすくする「L-γ(ローガンマ)レイザー」という機能も搭載しています。

Xperia 1 IIIはゲームに関わる機能が大きく向上しているようですね。

従来モデルと同じように21:9のシネマワイドディスプレイなので映画をフル画面でたのしむことができるだけでなく、2画面表示での表示領域が広くマルチタスクがしやすいディスプレイとなっています。

Xperia 1 IIIは6.5インチの大型ディスプレイを搭載しながらも旧モデルよりもベゼルの幅を少し狭くなり本体の横幅が72mm → 71mmとなり片手操作もしやすい筐体サイズとなっています。

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サイドボタン式の指紋認証センサー

Xperia 1 IIIはサイドボタンに指紋認証センサーを内蔵し指紋認証による画面ロック解除に対応していますが、これは旧モデルと同じ仕様となっています。

電源ボタン一体型の指紋認証センサーなので精度はXperia 1 IIと同様にいいと思います。残念なことに顔認証による画面ロック解除には非対応となっています。そろそろ対応して欲しいですよね。

なお、電源ボタンの隣にGoogleアシスタントのボタンが追加されているようです。また、カメラのシャッターボタンに滑り止め防止加工が施されています。

内蔵スピーカーが強化し音質が向上

Xperia 1 IIIは立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応しているだけでなく、立体感ある音場を実現するフルステージステレオスピーカーを搭載しています。

Xperia 1 III・1 Ⅱ オーディオ比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
スピーカー フルステージフロントステレオスピーカー(40%音量アップ) フロントステレオスピーカー
仕様 Dolby Atmos、360 Reality Audio、ハイレゾ(FLAC、DSD、ALAC、DSEE Ultimate)
外部端子 3.5mmオーディオジャック、USB-C

新たに設計されたスピーカーの搭載により最大音圧が約40%も向上しているとのこと。さらに、低音が力強くなり筐体振動を抑えたクリアな定位となり臨場感や迫力が向上しています。

Xperia 1 IIは音量を上げると筐体が共振することがあったので、こういう細かい改善は嬉しいところですね。

音を立体的に楽しむことができる「360 Reality Audio」に対応しスピーカーのバーチャライザーを新規開発、本体のスピーカーでも3Dオーディオを楽しめるようになったとのこと。

さらに「360 Spatial Sound(サンロクマルスペイシャルサウンド)」にも対応し音楽ストリーミングサービスといった通常の音源から臨場感ある立体的な3Dサウンドを疑似的に作り出すこともできるようになっています。

思いのほか、オーディオ周りの性能が向上されていて驚きです。

Snapdragonn 888で性能が向上

Xperia 1 IIIはSoC(システム・オン・チップ)にSnapdragon 888  5Gを搭載しています。Snapdragon 888は2021年のハイエンドスマホに広く採用されるチップでGalaxy S21シリーズも同じプロセッサを搭載しています。

Xperia 1 III・1 Ⅱ SoCの比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
SoC Snapdragon 888 5G Snapdragon 865 5G
メインメモリ 12GB 8GB
ストレージ 128/256/512GB 128GB(SIMフリー版は256GB)
外部メモリ microSDXC(最大1TB)

Snapdragon 888、Snapdragon 865の二つのチップの性能をGeekbench 5で比較するとこんな感じ。(Galaxy S21のスコアを入れてますが実機手に入れ次第更新します。)

Xperia 1 III・1Ⅱ 性能比較
  Galaxy S21 Xperia 1 II
CPU Snapdragon 888 5G Snapdragon 865 5G
メインメモリ 12GB 8GB
シングルコア 1107 896
マルチコア 3472 3268
GPU(OpenCL) 4600 3183

CPUの性能が10%、GPUの性能が40%ほど向上しています。実際の動作は888も865もそう違いはないですが、Xperia 1 IIIは4K解像度で120Hzのリフレッシュレートに対応しています。

より処理性能の高いチップを搭載することで実現できたのかもしれません。

トリプルカメラに可変式望遠カメラを搭載

Xperia 1 IIIのリアカメラはトリプルレンズカメラ + 3D iToFセンサーを搭載しツァイス(ZEISS)T*コーティングが施されたレンズを採用することで被写体の微細な質感までを忠実に再現できます。

Xperia 1 III・1 Ⅱ カメラ比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
リアカメラ 超広角 1220万画素・1/2.6型(DP)
F/2.2
標準 1220万画素・ 1/1.7型(DP)
F/1.7
望遠 1220万画素・2.9型(DP)
光学3倍(F/2.3)
光学4.4倍(F/2.8)
1220万画素・3.4型(DP)
光学3倍(F/2.2)
特殊 3D iTOFセンサー
レンズ ZEISS T*(ティースター)コーティング
AF/AE 20fps追従高速連写
AF リアルタイム瞳AF、リアルタイムトラッキング リアルタイム瞳AF
AI超解像ズーム 対応
動画性能 Cinematography Pro
4K HDR 60fps撮影に対応
スローモーション 120fps
インカメラ 800万画素(F/2.0)

Xperia 1 IIIの広角、超広角カメラのスペックはXperia 1 IIとほぼ同じとなっており、1220万画素のデュアルフォトダイオードセンサー(DP)を搭載しています。

Xperia 1 IIIは望遠カメラが大きく進化しており、可変式望遠レンズを採用し光学3倍(70mm)だけでなく光学4.4倍(105mm)での撮影が可能となっています。

Xperia 1 IIIの可変式望遠レンズは本体の中に横に内蔵し光を屈折させることで狭いスペースでも光学式のレンズを搭載できる構造のものです。

可変式望遠レンズがどれほど画質のいいものなのかは実際に使ってみないと分かりませんが、Xperiaは望遠レンズの画質が少し弱かったので、新しい構造のレンズには期待したいところ。

オートフォーカスのアルゴリズムも改善されていてαのエンジニアが開発した高いAF機能となっており、リアルタイムトラッキング機能も搭載しています。ミラーレスカメラのαシリーズにも採用されていて、撮りたい被写体をタップするだけで自動でフォーカスを合わせ続けます。

色や模様、被写体との距離などの情報をリアルタイムで高速処理し、高精度で追い続けるのでスマホを向けるだけでズレのない写真を気軽に撮影することができます。

さらに、全てのレンズへのデュアルフォトダイオードセンサー(DP)を採用し105mmの望遠レンズでも高速・高精度・高追従なコンティニュアスAFを実現しています。

画像処理アルゴリズムの改善により連写撮影中に画像を複数枚重ね合わてノイズの低減ができるようになり暗いところでの撮影に強くなっています。デジタルズームもAI超解像度ズームを使うことで画質が向上しています。

ここまで解像感が高くなるのか、懐疑的ではありますが従来モデルよりも望遠カメラの画質向上には期待していいでしょう。

Xperia 1 IIIはPhotography Proの操作が簡単になった「BASICモード」が追加されています。

それに伴って標準カメラが廃止となりPhotography Proを標準カメラとし使うことになります。

動画撮影の性能も向上し高速な読み出しができるイメージセンサーとソニー独自のアルゴリズムを使うことで光学式手ブレ補正を強化した「FlawlessEye対応のハイブリッド手ブレ補正」により暗所撮影もより手振れを抑えた撮影が可能に。

Xperiaは動画撮影が弱い印象があったので動画性能が強化されたのは大きな進化といえそうです。

5G(Sub-6・ミリ波)に対応

Xperia 1 IIIは5G通信に対応しドコモ5Gau 5GSoftBank 5Gのエリアでも5G通信ができます。

Xperia 1 III・1 Ⅱの通信性能比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
モバイル通信 5G(sub-6・ミリ波)、4G 5G(sub-6)、4G
Wi-Fi 11a/b/g/n/ac/ax MIMO 2×2
Bluetooth 5.2 5.1

Sub-6だけでなくミリ波にも対応し高速データ通信ができるようになります。また、無線環境の変化を予測して自動で4G/5G、Wi-Fiを最適に切り替える「スマートコネクティビティ」が最適化されて快適な通信環境を保つことができるようになっています。

大容量バッテリーとワイヤレス充電に対応

Xperia 1 IIIはバッテリー容量が4,000mAh → 4,500mAhと増えていて長時間駆動が可能になっています。

Xperia 1 III・ 1 Ⅱのバッテリー比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
バッテリー容量 4,500mAh 4,000mAh
ワイヤレス充電 Qi(おすそ分け充電対応) Qi

Xperia 1 IIは少し電池持ちが悪いと感じることもあったのでバッテリー容量が4,500mAhに増えたのは大きな進化といって良さそうです。また、他のスマートフォンにワイヤレスで充電できる「おすそ分け充電」にも対応しています。

また、充電は急速充電に対応し30分で50%のバッテリーを補給することができるようになっています。有線による接続が必要となりますが、急いでいる時も素早く電池を復活させることができます。

Xperia 1 III・Xperia 1 IIのスペック比較

Xperia 1 IIIとXperia 1 IIのスペックを比較しました。

Xperia 1 III・1 Ⅱ スペック比較
  Xperia 1 III Xperia 1 II
画面サイズ 6.5インチ(21:9)
解像度 3,840×1,644ピクセル
ディスプレイ 有機ELディスプレイ(120Hz) 有機ELディスプレイ(90Hz相当)
CPU Snapdragon 888 5G Snapdragon 865 5G
メインメモリ 12GB 8GB
ストレージ 256GB 128GB(SIMフリー:256GB)
外部メモリ microSDXC(最大1TB)
リアカメラ 超広角 12M・F/2.4・1/2.6型 12M・F/2.4・1/2.6型
広角 12M・F/1.7・ 1/1.7型 12M・F/1.7・1/1.7型
望遠 12M・F/2.2・1/2.9型・光学3倍・4.4倍 12M・F/2.2・1/3.4型・光学3倍
特殊 3D iToFセンサー
レンズ ZEISS T*(ティースター)コーティング
AF/AE 20fps追従高速連写 10fps
AF リアルタイム瞳AF
動画性能 Cinema Pro
4K60P
スローモーション 120fps
インカメラ 800万画素(F/2.0)
モバイル通信 5G(sub-6)、4G LTE
Wi-Fi 11a/b/g/n/ac/ax MIMO 2×2
Bluetooth 5.2 5.1
NFC おサイフケータイ対応(Felica)
バッテリー容量 4,000mAh 4,000mAh
ワイヤレス充電 Qi対応
本体サイズ 161.6 x 67.3 x 8.4mm 166 x 72 x 7.9mm
重量 188g 181g
本体カラー フロストブラック、フロストグレー、フロストパープル ブラック、ホワイト、パープル

Xperia 1 IIIの端末価格

Xperia 1 IIIの端末価格はドコモで154,440円となっています。なかなか強気な価格設定にちょっと困りましたね…。

Xperia 1 IIIの発売日

Xperia 1 IIIは2021年6月以降にドコモ、au、ソフトバンクで発売を開始します。予約はすでに各キャリアで開始しているので、発売日にXperia 1 IIIが欲しい方はこちらから予約しておきましょう。

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Xperia 1 III・Xperia 1 II 違いの比較:まとめ

デザイン、画面サイズ、解像度はXperia 1 III、Xperia 1 IIともほぼ同じなので違いを感じにくいのかもしれません。ただ、内部スペックが大きく強化されているのでXperia 1 IIからXperia 1 IIIに乗り換えたとしてもその違いを手に取って感じることができるでしょう。

個人的にXperia 1 IIIに期待している機能はこちら。

  • 4K + 120Hzリフレッシュレート
  • 筐体がマット調になって大人なデザインに
  • 内蔵スピーカーの音質アップ
  • 可変式望遠カメラで撮影できる写真
  • バッテリー駆動時間の向上

4K解像度のディスプレイで120Hzのリフレッシュレートで動作するスマホはXperia 1 IIIが世界初です。どれほど快適にスマホを使うことができるのかとても楽しみです。

トリプルカメラ仕様なのは従来モデルと同じですが、可変式望遠カメラでどれくらい迫力のある写真を撮影できるのかとても興味深いところですよね。超解像ズームにも対応しているので画質向上に期待ができます。

Xperia 1 IIIは2021年6月以降に発売です。もうしばらく時間はありますが、かなり楽しみな端末となりそうです。

Xperia 1 IIのレビューはこちらです。

Xperia 1、5、8のレビューはこちら。