
Xperia XZ3は2018年11月9日に発売したスマホとなっており、Xperia XZ2の発売から半年しないうちに発売したスマホでXperia XZ2の不満点を改善したブラッシュアップモデルといっていいでしょう。
ここではXperia XZ3の外観デザイン、スペック、使いやすさ、価格を徹底レビューしています。またXperia XZ3とXZ2との比較もしているので検討している方は参考にしてください。
ちなみに、2020年現在もXperia XZ3の販売は継続していてドコモで59,400円で買うことができるので、安くハイエンドのスマホが欲しいという方におすすめの端末となっています。
この記事の目次
Xperia XZ3 特徴・評価
Xperia XZ3は6インチの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載したハイエンドのAndroidスマホで半年ほど前に発売したXperia XZ2のブラッシュアップモデルです。

たった半年でXperia XZ2からXperia XZ3にモデルチェンジしてしまったことに驚きですが、Xperia XZ2は使いにくい部分が結構あったので早々にブラッシュアップしたのでしょう。
- 有機EL(OLED)ディスプレイを搭載している
- 6インチ(2,880 × 1,440ピクセル)18:9ディスプレイ
- Snapdragon 845に4GBのメインメモリで高性能
- テーブルに置いても本体がクルクル回らなくなった
- サイドセンスで独自の操作性を実現した
- ハイレゾオーディオ、LDAC、aptX HDに対応
- IPX68の防水防塵性能(水深1.5mに30分耐えれる)
- ワイヤレス充電のQiに対応している
- おサイフケータイのFelicaに対応している
- USB-Cポートに対応している
- ワンセグ・フルセグを見ることができる
Xperia XZ3のスペックはXperia XZ2とほとんど同じですが筐体デザインが刷新されて、液晶から有機ELディスプレイに、画面の解像度が向上、独自の操作性の追加されたました。
そして、Xperia XZ2はテーブルの上に置くと端末がクルクル回るという致命的な欠点を抱えていましたがXperia XZ3は解消されました。
Xperia XZ2はこんな感じでくるくる回るので、テーブルに置いて操作していると100%回転しだすので、めちゃくちゃ使いにくいんですよね。
- ベゼル幅が狭すぎて持った時に誤動作してしまう
- メインカメラの位置があまり良くない(指被りする)
- 指紋認証センサーの位置が下すぎて使いにくい
- イヤホンジャックがない
Xperia XZ1のフロントカメラは1,300万画素(広角カメラ)でしたがXZ2で500万画素の普通のカメラにスペックダウン。XZ3で再び1,300万画素に高画素化をしています。(ただし、広角カメラは非搭載。)
Xperia XZ3の指紋認証センサーとリアカメラは相変わらず微妙な位置にあり、指紋センサーかと思って触れていた部分がカメラだった…ということがあります。
また、ベゼル幅が狭すぎることから手で持つと誤動作してしまうことがあるのがちょっと残念なところ。
Xperia XZ3はドコモで2020年12月現在も購入が可能となっていて59,400円で買うことができ、スマホおかえしプログラムで39,600円で手に入れることもできます。めちゃくちゃ息の長い端末になってますよね。
なお、現在はXperia 1をベースとしたXperia 1 Ⅱ、Xperia 5、Xperia 5 Ⅱ、Xperia 8、Xperia 10 Ⅱを買うことができます。大画面のハイエンドモデルならXperia 1、コンパクトモデルならXperia 5を選ぶことになります。
Xperia XZ3 基本スペック
Xperia XZ3とXperia XZ2の基本スペックを比較してみました。画面の仕様とサイズ、解像度くらいしか大きな違いがほとんどはありませんが、見た目はXperia XZ3の方がスタイリッシュなものになっています。

Xperia XZ3 | Xperia XZ2 | |
ディスプレイ | 6インチ(2,880 x 1,440)有機ELディスプレイ | 5.7インチ(2,160 x 1,080)液晶ディスプレイ |
CPUプロセッサ | Snapdragon 845(2.8GHz×4+1.8GHz×4)オクタコア | |
RAM | 4GB | |
ストレージ容量 | 64GB | |
生体認証 | 指紋認証・顔・声認証 | |
メインカメラ | 1920万画素 Exmor RS for mobile、F2.0 | |
フロントカメラ | 1320万画素 Exmor RS for mobile、F1.9 | |
LTE | PREMIUM 4G(988Mbps/131.3Mbps) | PREMIUM 4G(988Mbps/75Mbps) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | 5.0 | |
おサイフケータイ | FeliCaに対応 | |
TV | ワンセグ/フルセグ対応 | |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8):水深1.5mで約30分間耐えれる性能 防塵(IP6X) | |
外部メモリ | microSDカード(最大512GB) | microSDカード(最大400GB) |
SIMカード | nanoSIM | |
バッテリー容量 | 3200mAh | 3060mAh |
サイズ | 158 x 73 x 9.9 mm | 153 x 72 x 11.1 mm |
重量 | 193g | 198g |
本体サイズは画面サイズに合わせて少しだけ大きくなってしまいましたが、本体の厚みが薄くなったのでXperia XZ3の方が手に馴染むデザインになっているのかなと感じます。
おサイフケータイ(Felica)に対応しているのでクレジットカードに付随している電子マネーや交通系カード(Suicaなど)を登録しておくことでスマホをかざすだけで買い物をしたり、改札を通ることができます。
また、キャリア版のXperia XZ3はワンセグ・フルセグに対応しているのでアンテナを繋ぐことで地上波放送を見ることもできるので何かと便利です。
Xperia XZ3 レビュー
3D曲面ディスプレイを搭載
Xperia XZ3は曲げることができる有機ELディスプレイ(OLED)を採用したことで左右を少しだけ丸くすることが可能となり、端末のギリギリまで画面のあるスタイルになりました。あの、サムスンのGalaxy Sシリーズのようなデザインですね。

ディスプレイの左右がサイド部分に向けて丸みを帯びたスタイルになっています。
見た目はカッコイイのかもしれませんが実用性はほとんどないのが悲しいところ。むしろ、正面から見ると左右の色が変わってしまったり、光が乱反射して画面が見にくいと感じることもあります。

フルディスプレイのスマホの多くはフロントカメラと受話レシーバーを避けるためにノッチデザインを採用するものが多いですが、Xperia XZ3はノッチデザインではなく四隅が丸く加工されているスクエアタイプのディスプレイとなっています。

2019年モデルのXperia 1やXperia 5もノッチデザインではないのでソニーはiPhoneのようなノッチスタイルを嫌っているのかもしれません!
ノッチスタイルだと動画をランドスケープで見るとノッチ部分が隠れてしまうこともあるので、映像にこだわるSONYとしては避けているのかもしれません。
指紋センサーは背面中央部分に搭載
Xperia XZ3の指紋認証センサーは背面の中央部分に搭載し、その上にカメラを搭載しています。
カメラも出っ張りレンズではなくフラットなレンジを採用しているのでとてもスッキリとしたスタイルとなっています。

ただし、背面中央に指紋センサーがあるのは少し使いにくい。もうちょっと上にあれば普通なんだけどね。
端末を持つと自然に人差し指に触れる部分がカメラの位置となっていて何度もカメラのレンズを触って「あれ?指紋認証しないぞ?」と勘違いしてしまいます。
慣れの問題なのかもですが、指紋センサーの位置を完全に間違えているような気がします。また、リアカメラの位置もiPhoneのように本体上部の右側にあれば指被りもしないですしね。
顔認証はSmart Lockで対応
Xperia XZ3にはSmart Lockという機能を使うことで顔認証機能を使ってロック画面解除できます。(Android 10アップデートで顔認証機能が使えなくなります。)

顔以外にも声によるロック画面解除にも対応していて、持ち運び検知、信頼できる場所、信頼できる端末が近くにあることでパスコードなしでロック画面解除ができるようになっています。
ただし、顔認証する前に上にスライドすると認証がストップして指紋認証かパスコードを入力になってしまうのでiPhoneのようにスムーズに顔認証で画面ロックはできません。ワンテンポ待って顔認証するような感じでしょうか。
(Android 10アップデートで顔認証機能が使えなくなります。)
薄くてスタイリッシュなデザイン
Xperia XZ3はXZ2よりも1.2mmほど本体の厚みが薄くなっています。
- Xperia XZ2 本体の厚み:11.1mm
- Xperia XZ3 本体の厚み:9.9mm
サイドフレームの最薄部は3.3mmとかなり薄くなっているので手に馴染むスタイルになっています。

本体右側に音量ボタン(右)、電源ボタン・スリープボタン(中央)、カメラボタン(左)を搭載しています。

本体上部にSIMカード(nanoSIM)とmicroSDカード(最大512GBまで増設可能)を入れることができるスロットがあります。

スロットは手で開けることができるのでいつでもどこでもSIMカードやSDカードを入れ替えて使うことができるのがXperiaの良いところ。(そんなに頻繁に入れ替えしないだろうけど。)
充電はUSB-Cとワイヤレス充電
Xperia XZ3はUSB-Cで充電をします。Xperiaは2016年発売のXZからUSB-Cポートを採用していたので比較的早く時代に乗っていました。

現在はUSB-Cを採用しているデバイスがかなり増えてきているので充電ケーブルを共用できるようになります。また、Xperia XZ3はワイヤレス充電(最大9W)に対応しているのでQiの充電器を使うとケーブルレスで充電することもできます。
イヤホンジャックはないがハイレゾに対応
3.5mmヘッドフォンジャックを搭載していないので有線でヘッドフォンやイヤホンを使う場合は付属の変換アダプタを接続することで使うことができます。

Xperia XZ3はハイレゾ対応のヘッドフォンを有線で繋ぐことでハイレゾ音源を再生することができるので高音質で音楽を楽しみたい方におすすめ。
ワイヤレスでもLDACやaptX HDといった規格に対応しているのでハイレゾ相当のクオリティサウンドを楽しむことができます。

また、Xperia XZ3はMP3やAAC(22kHz/16bitなど)などの従来の圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)に変換ができるDSEE HXを搭載しているので、YouTubeを始めApple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスの音源の音質も向上させることができます。
実際にiPhoneでApple Musicを聞くよりもXperia XZ3で聞いた方が少しだけ音質が良いです。

同じワイヤレスイヤホンで聞いているのに低音と高音の鳴り方が明らかにXperia XZ3の方が迫力あります。
正確には音質が良いというよりもXperiaでソニーの音を楽しむことができるということなのかな?
まあ、安いワイヤレスイヤホンだと音質の違いは分からないかもですが少しいいイヤホンなら違いは分かると思います。
特にハイレゾ音源についてはiPhoneでは再生できないですしXperiaで再生した時のハイレゾサウンドの解像感の高さは本当にヤバイですね。テンションが上がります。これぞXperiaゾーン。

ちなみに、ハイレゾに対応していないワイヤレスイヤホンでもハイレゾ音源(HD)であれば音の解像感がスゴイです。ハイレゾ音源はウォークマン公式のmoraというミュージックストアから購入・ダウンロードが可能となっています。
昔に比べて曲数も増えていますし価格も安くなってきているので、どうせ購入するのならハイレゾ音声に対応したmoraを使った方がいいのかも。
サイドセンスでアプリを瞬時に切り替え
Xperia XZ3は3D湾曲ディスプレイを活かすことで独自の操作性を実現しています。サイド部分をダブルタップすることでよく使うアプリを呼び出すことができる機能を搭載しています。
このように、左右どちらかのサイド部分をダブルタップすることで片手で操作できる範囲内にアプリの一覧画面を表示させることができ、ユーザーの行動を予測してよく使うアプリに簡単にアクセスすることができます。
これは何気に便利何ですよね。ちょっとコツがいりますが慣れることで普段からよく使うアプリを瞬時に呼び出して起動することが可能となっています。ただし、Xperia XZ3を不意に手で握ると誤動作してしまうこともあるのでちょっと注意が必要かもしれないですね。
サイド部分を上にスライドして戻る
ブラウザアプリなどを使っているときにサイド部分を上にスライドすると前見ていたページに戻ることができます。
Xperia XZ3は画面左下の戻るボタンが搭載されていますが、画面が大きくて使っている状態によっては指が届かない時があります。そんな時はサイド部分を優しく上に撫でることでひとつ前の画面に戻ることが可能となっています。
この機能も慣れが必要ですが、使いこなすことでXperia XZ3をより快適に使うことができるでしょう。
Xperia XZ3とXperia XZ2 違いを比較
筐体・サイズを比較
Xperia XZ3とXperia XZ2を並べて比較してみます。

見て、触ってすぐに気付くのですがXperia XZ3の方がスタイリッシュなデザインとなっており、ディスプレイに丸みがあるラウンドフォルムスタイルになってるだけでなく上下部分の筐体の色も黒色に統一していることで引き締まって見えるんでしょうね。
基本的なデザインは同じで背面中央に指紋センサーがあり、その上にメインカメラを搭載しています。

見えにくいですがXperia XZ3のXperiaのロゴは本体下部に印字されています。
有機ELディスプレイが美しい
Xperia XZ3のディスプレイの特徴はこんな感じです。
- 6インチの3D湾曲有機EL(OLED)ディスプレイ
- 2,880 x 1,440ピクセルの高解像度
- メリハリのある色鮮やかな高画質画面
- 低解像度コンテンツの超解像度技術で綺麗に
Xperia XZ2は5.7インチの液晶ディスプレイ、Xperia XZ3は6インチの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載しており解像度も2,160 x 1,080ピクセルから2,880 x 1,440ピクセルに高精細化しています。
Xperia XZ3 | Xperia XZ2 | |
ディスプレイ | 6インチ(2,880 x 1,440)有機ELディスプレイ | 5.7インチ(2,160 x 1,080)液晶ディスプレイ |
サイズ | 158 x 73 x 9.9 mm | 153 x 72 x 11.1 mm |
重量 | 193g | 198g |
画面の大きさが5.7インチから6インチに大きくなっているのに本体横幅が1mmしか大きくなっていないのは3D湾曲ディスプレイの恩恵といえるのかもしれません。Xperia XZ3のサイド部分が少し曲がっているので手に馴染むスタイルとなっています。

Xperia XZ3の方が解像度が高いので一度に表示することができる情報量も多くなっており、Yahoo!Japanのトップページも情報量もXperia XZ3の方が多いのがわかります。

Xperia XZ3の方が画面サイズが大きくて解像度が高いのでランドスケープモードでマルチウィンドウモード(2画面表示)にするとXperia XZ3の方が情報量が多く表示させることができます。

スマホで2画面操作することはそんなにありませんが、本体サイズをほぼ変えずに情報量が増えたのは嬉しいところ。また、液晶ディスプレイよりも有機ELディスプレイの方が視野角が広いので、斜めから画面を見ても画面が暗くなりません。

まあ、スマホを斜め上から見ることはほぼないので「だからどうした。」となってしまいますが、OLEDディスプレイはそれだけハッキリ・クッキリと表示することができるということ。
XperiaシリーズはソニーのテレビのBRAVIAの技術もふんだんに取り入れられていてXperia XZ3・Xperia XZ2ともに色鮮やかで綺麗な表示をすることが可能となっています。

Xperia XZ2は液晶ディスプレイですが画質はかなり綺麗ですがXperia XZ3はさらに引き締まった表現ができる画面に進化しています。
iPhone XS Maxも有機ELディスプレイ(OLED)を搭載していますが、Xperia XZ3の方が鮮やかです。とにかくXperia XZ3のOLEDディスプレイは色再現がスゴいんですよね。

画面設定からダイナミックモードにすることでさらに色鮮やかにすることもできるので写真をスマホで見ることが多いという方はXperiaはおすすめですよ。
また、BRAVIA 4Kにも採用されている低解像度の映像をアップコンバートする技術・X-Reality for mobileを搭載しているのでYouTubeなどで配信されている低解像度のコンテンツも綺麗に楽しむことができます。
CPUプロセッサ 性能の違い
Xperia XZ3はSnapdragon 845プロセッサを搭載しているので基本性能はXperia XZ2と同じです。

Xperia XZ3/XZ2(Snapdragon 845)、Xperia XZ1(Snapdragon 835)、iPhone 8(A11 Bionic)の性能をGeekbenchでベンチマークを取ってみました。
Xperia XZ3 | Xperia XZ2 | Xperia XZ1 | iPhone 8 | |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdragon 835 | A11 Bionic | |
RAM | 4GB | 2GB | ||
シングルコアスコア | 2402 | 2311 | 1916 | 4276 |
マルチコアスコア | 9014 | 8724 | 6622 | 10710 |
GPUスコア | 13012 | 13022 | 8041 | 15407 |
同じプロセッサなのでXperia XZ3とXperia XZ2の性能はほぼ同じとなっています。Antutuによるベンチマークの比較です。

Xperia XZ3 | Xperia XZ2 | Xperia XZ1 | iPhone 8 | |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdragon 835 | A11 Bionic | |
トータル | 288607 | 293130 | 211990 | 249142 |
CPU | 89571 | 93254 | 73493 | 98372 |
GPU | 125272 | 125665 | 82513 | 89850 |
UX | 63757 | 64132 | 48108 | 50673 |
MEM | 10007 | 10079 | 7876 | 10247 |
AnTuTuもXperia XZ3とXperia XZ2はほぼ同じスコアとなっており、Snapdragon 845はSnapdragon 835よりも40%ほど性能が高く、A11 Bionicよりも20%ほど高いスコアとなっています。
解像度がXperia XZ3の方が少しだけ高いこともありスコアが少しだけ低くなっているのかもしれませんが誤差範囲といっていいでしょう。
参考までにiPhone 8とXperia XZ3と同じプロセッサを搭載しているXperia XZ2でGoogle Chromeの画面表示速度を実際に並べて比較した動画をどうぞ。
スコアだとiPhone 8の方が高かったですが、実際の読み込み・表示速度はiPhone 8よりもXperia XZ2の方が速くなっています。
CPUの性能はiPhone 8の方が上ですが、Xperia XZ2のほうがメインメモリの容量が多いことやOSの違いが影響しているのかもしれません。
いずれにしてもXperia XZ2は快適に操作できるので、スペックの低い格安スマホとは比べものにならないくらい快適なスマホ生活を送ることができるでしょう。
メインカメラ 画質の違い
Xperia XZ3のメインカメラはXperia XZ2/Xperia XZ1と同じ1920万画素(1/2.3型 Exmor RS for mobile)のイメージセンサーを搭載しているので、基本的な画質は変わっていません。
Xperia XZ3 | Xperia XZ2 | Xperia XZ1 | iPhone 8 | |
画素数 | 1920万画素(ソニー製1/2.3型 Exmor RS for mobile) | 1200万画素 | ||
レンズ | f/2.0 | f/1.8 | ||
手ぶれ補正 | – | 光学式手ぶれ補正 |
メインカメラは背面中央の指紋認証センサーの上にあります。ダブルカメラではなくシングルカメラですね。
Xperia XZ2 Premiumはダブルカメラでしたが、Xperia XZ3にプレミアムがないので事実上のフラグシップモデルなのにシングルカメラ仕様なのは少しだけ物足りなさを感じてしまいます。

とはいえ、Xperia XZ3のメインカメラは1920万画素のイメージセンサーを搭載していて高精細な写真を撮影することができるようになっています。
- 高精細でとても綺麗な写真を撮影できる
- 色鮮やかな写真を撮影できる
- 夜間撮影はノイズが出るが全体的に綺麗
- 顔追尾速度はあまり速くない
- 背景をボカす機能は非搭載

自動でどのようなシチュエーションなのかを判別してくれるシーンモード機能が搭載されているので、空は青く、花は赤く、木々たちは緑、チャーハンは炒飯らしく撮影することができるようになっています。

スマホのカメラは風景撮影に使うくらいなら本当に画質が綺麗になりました。ズームは厳しいものがありますが、普通のポートレートならほとんどの方が満足することができる画質になっているのかなと感じます。

Xperia XZ3とiPhone XS Maxで撮り比べをしてみました。iPhone XS Maxは1200万画素なのに対してXperia XZ3は1920万画素です。

画素数が多いXperia XZ3の方が立て看板の文字がクッキリと描画できているのに対して、iPhone XS Maxは少しだけボケてしまっていますね。
しかし、壁の格子模様や石畳の石の素材の粒子はiPhone XS Maxのカメラのほうが自然に表現できているように見えますね。
画素数が大きいのはXperiaのほうですが、単純に画素数が多いから高画質になるわけではないのがカメラの面白いところでもあります。

画素数の多いXperia XZ3の方が高精細に描画できているように見えますね。

ただ、1920万画素と1200万画素の差を感じるほどではないのかな。むしろ、1600万画素以下の写真ならGoogleフォトにどんなけでも保存することができるのでiPhone XS Maxの方が使い勝手としてはいいのかもしれません。
暗がりでの撮影もしてみました。

同じ仕様のカメラを搭載しているXperia XZ3とXperia XZ2の画質、解像感、ノイズの乗り方、色合いはほとんど同じと言ってよさそうです。

iPhone XS Maxと比較してみました。

iPhone XS Maxのほうがノイズが少ないように見えますがディテールが失われているのでのっぺりとした描画となっていますが、Xperia XZ3はディテールを維持しながら素材の材質もしっかりと表現できていますね。
拡大せずに閲覧するならiPhone XS Maxの方が綺麗に見えるかも。また、iPhone XS Maxは光学式手振れ補正機能を内蔵しているので手ブレを起こしにくいというメリットもあります。
また、Xperiaすべてにおいて言えることですがオートフォーカスの速度が少し遅く、子供を撮影するときの顔追尾速度がXperiaは少し遅いのが気になります。
iPhoneはスムーズに顔追尾してくれるので飛び跳ねる息子をバシャバシャ撮影できるのですが、Xperiaはそれがちょっと難しい。
ただし、Xperiaにもいいところがあって画質はやっぱり良いです。iPhoneは拡大するとのっぺりした画質になっているのがわかるのですが、Xperiaはディテールがしっかりと残っているのでバシッと決まるとかなりきれいな写真を撮影することができます。
ワイヤレス充電に対応
Xperia XZ3はワイヤレス充電(Qi)に対応しています。
2019年モデルのXperia 1やXperia 10/10 Plusはワイヤレス充電に非対応じゃないかと言われていますが、Xperia XZ3はしっかりとケーブルレスで充電することが可能となっています。
PS4 リモートプレイができる
Xperia XZ3はGoogle Playに公開されているPS4 Remote PlayをインストールすることでPS4・PS4 Proとのリモートプレイが可能となっています。PS4 Remote Playを使ってPS4をリモートプレイできるのはXperiaだけなので、PS4 Pro・PS4をスマホで楽しみたい方はXperiaを選ぶメリットはとても大きいです。
Xperia XZ3とPS4を使ってリモートプレイをしてみましたが、めちゃくちゃ快適に遊ぶことができました。
Xperia XZ1(Snapdragon 835)だとCPUの性能が少しだけ低いためかコマ落ちしてしまう場面がありましたが、Xperia XZ3(Snapdragon 845)はコマ落ちすることなく快適に遊ぶことができます。
PS4の操作は画面上に表示されるソフトウェアコントローラーを使いますが、PS4のDUALSHOCK4をBluetoothで接続して使うこともできるのでスマホだから操作性が悪いということはないです。
Xperia XZ3の端末価格
Xperia XZ3は現在はドコモで購入することができます。2020年6月現在もまだ現役で販売されていて59,400円で買うことができます。
スマホおかえしプログラムで39,600円なので、Snapdragon 845のハイエンドプロセッサを搭載したスマホが5万円ほどで手に入れることができることになります。
なお、現在は最新型のXperia 1をベースとしたXperia 1 Ⅱ、Xperia 5が販売されているので、大画面のハイエンドモデルならXperia 1、コンパクトモデルならXperia 5を選ぶことになります。
5万円以下で購入することができるXperia Ace、Xperia 8、Xperia 10 Ⅱはこちらです。
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