
ソニーのスマートフォン・Xperia(エクスペリア)はハイエンドモデル、ミドルレンジモデル、エントリーモデルがありますがどれがいいか迷いますよね。
どのXperiaにするかは使い方、何をしたいのか、かける費用はどれくらいなのかで判断できますがXperiaのおすすめの端末はこんな感じです。
- 高性能で画面が大きいモデル → Xperia 1 III
- 高性能で画面が小さいモデル → Xperia 5 III
- 手頃な価格で画面が大きいモデル → Xperia 1 II
- 手頃な価格で画面が小さいモデル → Xperia 5 II
- 価格が安くて扱いやすいモデル → Xperia 10 III
- とにかく価格の安いモデル → Xperia Ace II
この記事では、ソニーのスマホ・Xperiaシリーズのサイズ・性能・カメラ・価格の違いを比較してどのモデルがいいかおすすめを詳しく紹介しています。Xperiaの購入を検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
ソニー Xperia(エクスペリア)特徴
ソニーのスマホ・Xperia(エクスペリア)シリーズはハイエンド・ミドルレンジ・エントリーの3つの性能・価格帯のモデルがあり、現在販売される端末として2021年モデルと2020年モデルから選べます。
シリーズ | Xperia 1 | Xperia 5 | Xperia 10 | Xperia Ace |
---|---|---|---|---|
特徴 | 4K対応大型画面ハイエンド | 小型ハイエンド | 小型ミドルレンジ | 低価格 |
動作速度 | 快適に使える | それなりに使える | 普通に使える | |
カメラ | トリプルカメラ(画質がいい) | トリプルカメラ | シングルカメラ | |
価格 | 10〜15万円 | 7〜10万円 | 3〜5万円 | 0.5〜2万円 |
2022年現在はXperia PRO-I、Xperia 1 III、Xperia 5 III、Xperia 10 III、Xperia Ace IIの5機種でXperia PRO-Iはカメラに特化したプロモデルとなっています。
国内専用モデルとしてXperia Ace IIがあって今は一部のMVNOでしか購入ができないXperia 8というモデルもあります。
Xperia 1以前のモデルはXperia XZ3、Xperia XZ2 Compactなどがあり、これらのモデルはハイエンドのSoCチップを搭載しそれなりに使える性能を持っており中古でかなり安く手に入れることもできます。
Xperiaは21:9縦長ディスプレイを採用
Xperiaシリーズは2019年モデルのXperia 1を皮切りに21:9の縦長ディスプレイを採用しているのが特徴でXperia 5、Xperia 10も同じように21:9の比率のディプレイを搭載しています。
(低価格モデルのXperia Ace IIは19:9の画面比率を採用)

一般的なスマートフォンの画面比率は(19.5:9 〜 20:9)になってることが多い中で、Xperiaは映画のシネスコサイズに合わせた21:9となっていて AmazonプライムビデオやNetflixなどで配信されてる映画の画角をそのまま楽しむことができます。
映画だけでなく縦に長い、横に長い画面を活かすことができる2画面表示で表示領域が広く、そう探しやすいというメリットもあります。

2画面表示機能はAndroidスマホなら他メーカーでも普通に使える機能ではありますが21:9のディスプレイのXperiaなら2つのアプリを同時起動しても広い画面でコンテンツを表示できます。
YotTubeを見ながらTwitterをしても画面が狭いと感じることがないのでとても便利ですよ。
サイドボタン式指紋認証を搭載している
Xperiaシリーズはサイドボタン式指紋認証を搭載しているので、登録した指をボタンに触れるだけで画面ロック解除ができます。

2019年モデルのXperia 1、5はボタンではなく指紋認証センサーでしたが認証精度がイマイチという問題もありましたが、2020年モデルのXperia 1 II、Xperia 5 II、Xperia 10 IIよりボタン式の指紋認証センサーになっています。
(以前のXZシリーズもボタン式の指紋認証センサーを採用していた。)
Xperiaシリーズは指紋認証に対応していますが顔認証には対応していません。
指紋は使えるのでマスクをしていても、どこでも使うことはできますが自宅などボケーっとしてるときに顔で認証することはできないのは少し不便を感じるかもしれません。
Xperia 1シリーズ

Xperia 1は2019年にXperia XZ3の後継機種として発売されたモデルで2020年にXperia 1 II、2021年にXperia 1 IIIが発売されたハイエンドモデルとなっています。プロ向けのXperia PRO-IはXperia 1 IIIがベースとなっています。

モデル | Xperia 1 III | Xperia 1 II | Xperia 1 |
---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.5インチ(3,840 × 1,644ピクセル) | ||
ディスプレイ | 4KHDR 有機EL 120Hz |
4KHDR 有機EL 擬似90Hz |
4KHDR 有機EL 60Hz |
SoC | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 5G | Snapdragon 855 |
メインメモリ | 12GB | 8GB | 6GB |
ストレージ | 256GB | 128GB | 64GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | ||
リアカメラ | カールツァイスレンズ 全カメラ:DPセンサー |
カールツァイスレンズ・広角・超広角:DPセンサー | 広角カメラ:メモリー積層型センサー |
広角 | 1220万・ƒ/1.7 | ||
超広角 | 1220万・ƒ/2.2 | ||
望遠 | 1220万・光学2.9倍ƒ/2.3 ⇆ 光学4.4倍切替・ƒ/2.8・AIズーム | 1220万・光学3倍・ƒ/2.4 | 1220万・光学2倍・ƒ/2.4 |
3D | 3D iTOF | – | |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 | ||
オーディオ | エンクロージャー型フロントステレオスピーカー | フロントステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(a/b/g/n/ac/ax) | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | |
Bluetooth | 5.2 | 5.1 | 5.0 |
モバイル通信 | 5G(Sub-6・ミリ波) | 5G(Sub-6) | 4G LTE |
バッテリー | 4,500mAh | 4,000mAh | 3,200mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | USB-C | |
モニター入力 | 対応 | – | |
サイズ | 165 × 71 × 8.2mm | 166 × 72 × 7.9mm | 167 × 72 × 8.2mm |
重量 | 188g | 181g | 178g |
本体カラー | フロストブラック、フロストパープル、フロストグレイ(ドコモ) | ブラック、ホワイト、パープル(ドコモ) | ブラック、パープル、ホワイト(SB/au)、グレー(au) |
価格 | ドコモ:154,400円 au:178,800円 ソフトバンク:188,640円 |
ahamo:79,200円、中古:7万円前後 | 中古:5万円前後 |
OS | Android 11 | Android 10 → 11 | Android 9 → 11 |
発売日 | 2021年7月9日 | 2020年5〜6月(SIMフリー版は10月30日) | 2019年6月14日 |
Xperia 1シリーズはどのモデルも6.5インチの21:9シネマワイドディスプレイを搭載しているので使用感・操作感はどれを選んでも違いはありません。
とはいえ、新しいモデルの方が高性能なSoCを搭載していたり、カメラの画質が向上し5Gに対応しているなど性能が良いので少しでも快適にスマホを使いたいなら最新のXperia 1 IIIを選ぶのがおすすめです。
2021年モデルのXperia 1 IIIは4K 120Hzに対応した世界初の有機ELディスプレイを搭載しており、トリプルカメラの望遠レンズも可変式のペリスコープカメラを採用し、とにかくハイエンドなモデルとなっています。
4K解像度の120Hzの滑らかディスプレイの操作性は圧巻ですし、カメラの画質もとても自然な描画できるのでカメラの画質に拘りたいという方におすすめのハイエンドスマホです。
ただし、端末価格が15万円とかなり高価で実用性と価格のバランスを考えると2020年モデルのXperia 1 IIがおすすめ。ahamoなら60,170円で買うことができます。
2020年のXperia 1 IIは1世代前のモデルになりますが、4Kシネマワイドディスプレイ、カールツァイス製のレンズを採用したトリプルカメラでとても雰囲気のある写真を撮影できます。
これが6〜7万円で買えてしまうのはコスパ最強といってもいいです。
Xperia 1は2世代前のモデルとなるので少し性能は劣りますが4KシネマワイドディスプレイにハイエンドチップのSnapdragon 855を搭載しているので、2021年モデルのミドルレンジクラスのスマホよりも快適に使えます。
OSもAndroid 11に対応しているので最新の状態でスマホを使うことができます。ただし、今後のOSアップデートはセキュリティーアップデートのみになるかもです。
Xperia 5シリーズ

Xperia 5は2019年に発売されたコンパクトハイエンドモデルで、2020年にXperia 5 II、2021年にXperia 5 IIIが発売となりました。

モデル | Xperia 5 III | Xperia 5 II | Xperia 5 |
---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.1インチ(2,520 × 1,080ピクセル) | ||
ディスプレイ | HDR 有機EL 120Hz |
HDR 有機EL 120Hz |
HDR 有機EL 60Hz |
SoC | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 5G | Snapdragon 855 |
メインメモリ | 8GB | 8GB | 6GB |
ストレージ | 256GB | 128GB | 64GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | ||
リアカメラ | カールツァイスレンズ 全カメラ:DPセンサー |
カールツァイスレンズ・広角・超広角:DPセンサー | 広角カメラ:メモリー積層型センサー |
広角 | 1220万・ƒ/1.7 | ||
超広角 | 1220万・ƒ/2.2 | ||
望遠 | 1220万・光学2.9倍ƒ/2.3 ⇆ 光学4.4倍切替・ƒ/2.8・AIズーム | 1220万・光学3倍・ƒ/2.4 | 1220万・光学2倍・ƒ/2.4 |
3D | 3D iTOF | – | |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 | ||
オーディオ | エンクロージャー型フロントステレオスピーカー | フロントステレオスピーカー | ステレオスピーカー |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(a/b/g/n/ac/ax) | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | |
Bluetooth | 5.2 | 5.1 | 5.0 |
モバイル通信 | 5G(Sub-6) | 5G(Sub-6) | 4G LTE |
バッテリー | 4,500mAh | 4,000mAh | 3,000mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | USB-C | |
モニター入力 | 対応 | – | |
サイズ | 157 × 68 × 8.2mm | 158 × 68 × 8.0mm | 158 × 68 × 8.2mm |
重量 | 169g | 163g | 164g |
本体カラー | ブラック、グリーン | ブラック、グレー、ピンク、ブルー、パープル(ドコモ) | ブルー、グレー、レッドブラック(ドコモ・au) |
価格 | 11〜12万円 | SIMフリー:10万円 中古:6〜9万円 |
SIMフリー:6万円 中古:4〜5万円 |
OS | Android 11 | Android 10 → 11 | Android 9 → 11 |
発売日 | 2021年11月12日 | 2020年10〜11月 | 2019年10〜11月 |
2021年モデルのXperia 5 IIIは6.1インチ片手サイズのディスプレイを搭載し120Hzのリフレッシュレートにも対応し滑らかな操作が可能です。
さらにカールツァイス製のレンズに可変式望遠カメラとXperia 1 Ⅲと同じトリプルカメラを採用したハイエンドコンパクトモデルとなってます。
2020年モデルのXperia 5 IIは6.1インチ片手サイズスマホで120Hzのリフレッシュレートに対応しスペックはXperia 5 IIIとかなり似ていて、カメラの望遠カメラはそこそこですがカールツァイス製のレンズを採用したハイエンドモデルです。
キャリアでの購入もできますが、SIMフリー版がAmazonで販売されていたり、中古市場なら6〜9万円で販売されていたりもするので、かなりアリなモデルとなっています。片手の中に収まるハイエンドスマホとしては最高かも?
2019年モデルのXperia 5も6.1インチのシネマワイドディスプレイを採用した片手ハイエンドモデルで世代が少し前ですが、ハイエンドチップのSnapdraogn 855を搭載し今でも十分快適に使うことができます。
中古でしか買えないですが5万円前後なので2021年モデルのミドルレンジスマホを買うくらいならXperia 5を選択肢にあるかもしれません。
OSもAndroid 11に対応していますが今後のOSアップデートはセキュリティーアップデートのみとなるので注意です。
Xperia 10・8シリーズ

Xperia 10は元々は世界市場のみで販売されていたモデルで日本市場は2019年にXperia 8、2020年にXperia 10 II、2021年にXperia 10 IIが発売となりました。いずれのモデルも6インチの21:9の縦長ディスプレイを搭載しています。

モデル | Xperia 10 III | Xperia 10 II | Xperia 8 |
---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.0インチ(2,520 × 1,080ピクセル) | ||
ディスプレイ | HDR 有機EL 60Hz |
有機EL 60Hz |
液晶 60Hz |
SoC | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 665 | Snapdragon 630 |
メインメモリ | 6GB | 4GB | |
ストレージ | 128GB | 64GB | |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | ||
広角 | 1200万・ƒ/1.8 | 1200万・ƒ/2.0 | |
超広角 | 800万・ƒ/2.2 | – | |
望遠 | 800万・光学2倍・ƒ/2.4 | 800万・光学2倍・ƒ/2.4 | |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 | ||
オーディオ | フロントモノラルスピーカー | モノラルスピーカー | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | ||
Bluetooth | 5.1 | 5.0 | |
モバイル通信 | 5G(Sub-6) | 4G LTE | |
バッテリー | 4,500mAh | 3,600mAh | 2,760mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | ||
サイズ | 154 × 68 × 8.3mm | 157 × 69 × 8.2mm | 158 × 69 × 8.1mm |
重量 | 169g | 151g | 158g |
本体カラー | ブルー、ピンク、ブラック、ホワイト、イエロー(ドコモ) | ブラック、ホワイト、ミント、ブルー(ドコモ) | ブラック、ホワイト |
価格 | 5万円前後 | 2〜3万円 | 1〜2万円 |
OS | Android 11 | Android 10 → 11 | Android 9 → 10 |
発売日 | 2021年5〜6月 | 2020年5〜6月 | 2019年10月 |
Xperia 10/8シリーズは動作速度が少し遅めで快適に使うには程遠い端末でしたが2021年モデルのXperia 10 IIIはSnapdragon 690 5Gに6GBのメインメモリを搭載し快適に動作し普段使いにおいては問題ない動作速度です。
トリプルカメラを搭載し幅広い写真撮影もできますし、5G通信にも対応しているので5万円くらいで片手サイズのそれなりに使えるXperiaを手に入れることができるのは大きなメリットです。
2020年モデルのXperia 10 IIは動作速度が少しもっさりしてるので、とにかく安い価格で縦長ディスプレイのXperiaを手に入れたい方におすすめです。
メッセージ、ブラウジング、YouTubeを見るくらいであれば十分使うことができる性能となっています。
ワイモバイルなら2.5万円くらいで手に入れることができますし、中古でもかなり安く販売されているのでかなり手頃な端末となっています。
Xperia 8は現在は中古で1〜2万円くらいで手に入れることができるので、Xperia 10 IIよりもさらに安く費用を抑えたいのなら選んでもいいかもしれません。Snapdragom 630を搭載しているため動作速度は少し厳しいかもしれないですね。
Xperia Aceシリーズ
Xperia Aceシリーズは日本市場にのみ販売されている端末で、ディスプレイの比率は21:9ではなく一般的なスマホと同じとなっています。縦長ディスプレイが苦手でコンパクトにスマホが欲しい方におすすめのモデルです。

モデル | Xperia Ace II | Xperia Ace |
---|---|---|
サイズ 解像度 |
5.5インチ(1,496 × 720ピクセル) | 5.0インチ(2,160 × 1,080ピクセル) |
ディスプレイ | 液晶 60Hz |
|
SoC | MediaTek Helio P35 | Snapdragon 630 |
メインメモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | |
広角 | 1300万・ƒ/2.0 | 1200万・ƒ/1.8 |
深度 | 200万・深度カメラ・ƒ/2.4 | – |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 | 800万画素・ƒ/2.4 |
オーディオ | モノラルスピーカー | |
Wi-Fi | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | |
Bluetooth | 5.0 | |
モバイル通信 | 4G LTE | |
バッテリー | 3,600mAh | 2,760mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | |
サイズ | 140 × 69 × 8.9mm | 140 × 67 × 9.3mm |
重量 | 159g | 154g |
本体カラー | ブラック、ホワイト、ブルー | ブラック、ホワイト、パープル( |
価格 | 0.5〜2万円 | 中古1〜1.7万円 |
OS | Android 11 | Android 9 → 10 |
発売日 | 2021年5〜6月 | 2019年6月 |
Xperia Ace IIはドコモ専売モデルとなっており新規契約、のりかえなら5,000円くらいで買うことができるドコモの格安スマホといっていいモデルです。
価格が安いので性能はかなり低いですが、メッセージ、ブラウジング、YouTubeを見るといった使い方であれば十分使うことができます。
ただし、ディスプレイが暗いので明るいところで、とくに外で使うことが多い場合は選ばない方がいいでしょう。
ドコモでしか買うことができないですが、中古や新古品であればAmazon、楽天、Yahooショッピング、イオシスなどで販売されているので意外と購入はしやすい端末となっています。
Xperia Aceは2019年に発売されたコンパクトモデルです。性能が少し厳しくなってきてますがXperia Ace IIよりも画面解像度が高くて明るいので普段使いにおいては普通に使える端末となっています。
Xperia PRO-I
Xperia 1 Ⅲの上位モデルとしてXperia PRO-Iというカメラの性能を大幅に向上したモデルもあります。

基本スペックはXperia 1 Ⅲと同じで6.5インチの4Kディスプレイ、Snapdragon 888、12GBメインメモリを搭載しています。ストレージ容量は512GBと大容量となって写真、動画をたくさん撮影できるように強化しています。
ディスプレイ | 6.5インチ(3,840 × 1,644ピクセル) 4K HDR 有機ELディスプレイ 120Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 888 5G |
メインメモリ | 12GB |
ストレージ | 512GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 |
リアカメラ | 広角:1220万画素(1.0型)・ƒ/2.0 超広角:1220万画素・ƒ/2.2 望遠:1220万画素・光学2.1倍・ƒ/2.4 |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 |
オーディオ | エンクロージャー型ステレオスピーカー |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G通信(Sub-6・ミリ波) |
バッテリー | 4,500mAh |
防水防塵 | IP68 |
NFC | Felica対応(おサイフケータイ) |
SIMカード | デュアルSIM(nanoSIM) |
ポート | USB-C(3.2 Gen2)、3.5mmオーディオジャック、ワイヤレス充電非対応 |
サイズと重量 | 166 × 72 × 8.9mm・211g |
価格 | SIMフリー:198,000円 |
発売日 | 2021年12月15日 |
Xperia Pro-Iはリアカメラに1.0型の大型センサーを搭載した広角カメラを搭載しスマホとは思えないくらい高精細で雰囲気のある写真を撮影できます。
さらに、Video Proという動画専用アプリを搭載したことで動画撮影がとてもしやすくなっています。
Xperiaのサイズを比較
Xperiaはシリーズによって画面サイズが異なります。

- Xperia Pro:6.5インチ
- Xperia 1:6.5インチ
- Xperia 5:6.1インチ
- Xperia 10:6.0インチ
- Xperia Ace Ⅱ:5.5インチ
Xperia Aceシリーズと旧世代のXperia以外は21:9の縦長のディスプレイを搭載しているので、シネマワイドの映画をフルサイズで楽しむことができ、PUBGモバイルなどのFPSゲームに適した画面となっています。
さらに、2画面表示機能も広い表示領域を得ることができます。

YouTubeの画面をしっかりと確保しながらTwitterやブラウジングができるので、マルチタスクでスマホを使うことが多い方にとっては使いやすい端末になっているのかなと感じます。
Xperia 1は6.5インチの大型ディスプレイを搭載していますが、他社メーカーのスマホと比べると本体の横幅が抑えられているので、意外と片手で使うこともできます。

Xperia 5、Xperia 10は68mmに横幅が抑えられてるため、完全なる片手操作ができるので、コンパクトにスマホを扱いたいという方にはおすすめできる端末となっています。
しかも、縦長ディスプレイなので2画面表示もしっかり使うことができます。
Xperiaの性能・動作速度を比較
Xperia 1、Xperia 5はどちらもハイエンドのSoC(システム・オン・チップ)を搭載しているので快適な動作速度となっています。
世代が新しいモデルの方がより処理速度が早いですが、2019年のXperia 1でも2021年のミドルレンジのXperia 10 IIIよりも性能は高くなっています。

Antutuで性能差を比較するとこんな感じです。
モデル | Xperia 1 III・5 III | Xperia 1 II・5 II | Xperia 1・5 | Xperia 10 III | Xperia 10 II | Xperia Ace II |
---|---|---|---|---|---|---|
SoC | SDM 888 5G | SDM 865 5G | SDM 855 | SDM 690 5G | SDM 665 | Helio P35 |
RAM | 12GB 8GB |
8GB | 6GB | 4GB | ||
トータル | 720000 | 635000 | 350000 | 345000 | 165000 | 105000 |
CPU | 167000 | 182000 | 115000 | 110000 | 68000 | 38000 |
GPU | 300000 | 210000 | 150000 | 76000 | 26000 | 15000 |
MEM | 102800 | 102000 | 12000 | 63000 | 36000 | 27000 |
UX | 151000 | 135000 | 67000 | 95000 | 35000 | 24800 |
Snapdragon 888を搭載している2021年のハイエンドモデルはどのスコアを見ても高くて性能が高く、2020年モデルのハイエンドのSnapdrago 865も十分すぎる高性能なチップとなっています。
つまり、値下がりしているXperia 1 IIはかなりお買い得な端末になってるということですね。
Xperia 1のSnapdragon 855とXperia 10 IIIのSnapdragon 690はほぼおなじ性能といっていいですが、体感としてはやはりハイエンドのXperia 1の方が動作が速くて安定しているように思います。
スマホを快適に使いたいならSnapdragon 800シリーズのXperia 1シリーズ、Xperia 5シリーズがおすすめですが、Xperia 10 IIIであればミドルレンジでも十分快適に使うことができます。
Xperia 10 II、Xperia Ace IIになると少し動作が遅くなってくるので快適性を重視する方には適していません。
なお、ゲームを楽しみたい方はハイエンドのXperia 1 III、Xperia 1 II、Xperia 5 IIがおすすめ。
ゲームエンハイサーを搭載しているのでリフレッシュレートの設定、タッチ精度の調整ができます。Xperia 1 IIIならより細かい調整ができるようになっているので、ガチのゲーマーの方はいいでしょう。
Xperiaのカメラを比較
Xperia 1、Xperia 5、Xperia 10ともにトリプルカメラ、Xperia Ace IIはデュアルカメラを搭載しています。

基本的にハイエンドのXperia 1とXperia 5は世代ごとに同じカメラを搭載し画質もほぼ同じとなっているので、Xperia 1/5シリーズ・Xperia 10・Xperia Aceで画質、性能が変わりと見ていただければいいでしょう。
モデル | Xperia 1 III・5 III | Xperia 1 II・5 II | Xperia 1・5 | Xperia 10 III・10 II | Xperia Ace II |
---|---|---|---|---|---|
レンズ | カールツァイス | ソニー | |||
特徴 | 全カメラ:DPセンサー AI超解像ズーム Photo Pro Cinema Pro |
広角・超広角:DPセンサー Photo Pro Cinema Pro 標準カメラアプリ |
広角:メモリー積層型センサー Cinema Pro、標準カメラアプリ |
標準カメラアプリ | |
広角 | 1220万・ƒ/1.7 | 1200万・ƒ/2.0 | 1300万・ƒ/2.0 | ||
超広角 | 1220万・ƒ/2.2 | 800万・ƒ/2.2 | – | ||
望遠 | 1220万 光学2.9倍ƒ/2.3 ⇆ 光学4.4倍切替・ƒ/2.8 |
1220万・光学3倍・ƒ/2.4 | 1220万・光学2倍・ƒ/2.4 | 800万・光学2倍・ƒ/2.4 | – |
3D | 3D iTOF(Xperia 1のみ) | 3D iTOF(Xperia 1のみ) | – | 200万画素・深度カメラ | – |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 |
DP(デュアルフォトダイオード)センサーはオートフォーカスの速度が高速なイメージセンサーで、Xperia 1 III、Xperia 5 IIIは全カメラに採用しXperia 1 II、Xperia 5 IIは広角と超広角カメラで採用し、望遠カメラは一般的なセンサーとなっています。
ハイエンドの世代間による画質の差
Xperiaのハイエンドシリーズは世代間でカメラの画質が異なるので広角・超広角・望遠カメラの解像感、色合いの違いを2021年モデルのXperia 1 IIIと2020年モデルのXperia 1 IIで比較してみました。

広角と超広角カメラはどちらも同じDPセンサーを搭載しているので、解像感と色合いはほぼ同じといっていいでしょう。

望遠カメラはXperia 1 IIIはDPセンサーに置き換わったためXperia 1 IIよりも解像感が向上して色鮮やかな表現が可能となりました。

さらに、Xperia 1 IIIの望遠カメラは画角を切り替えることができる可変式ペリスコープカメラを搭載しており、光学4.4倍での撮影が可能となっています。Xperia 1 IIの望遠光学3倍 + デジタルズーム1.4倍で撮影したものです。

Xperia 1 IIIは色鮮やかになって画質が大きく向上しているのがわかります。光学4.4倍(105mm相当)の望遠画角で撮影しても画質は低下することはなく、迫力の写真を高倍率レンズで撮影することができます。
Xperia 1 IIは最大9倍ズームまで、Xperia 1 IIIは最大12.5倍までズームして撮影ができます。

同じ画角に合わせてみてもXperia 1 IIIの望遠カメラの画質が向上しています。

Xperia 1 IIIは通常のデジタルズームだけでなく超解像AIズームを搭載しより高精細な画質で写真を撮影できるようになっています。光学の2.9倍望遠カメラ、広角カメラを2.9倍ズームし超解像AIズーム、デジタルズームで比較をしてみました。

光学望遠カメラの画質が最もキレイですが、超解像ズームを使うことでデジタルズームでも解像感の高い画質に仕上げることができています。
ハイエンドとミドル カメラの画質の差
ハイエンド(Xperia 1・Xperia 5)とミドルレンジ(Xperia 10)でどれくらい画質に差が出てくるのかも比較してみたいと思います。ここで比較するのは2020年モデルのXperia 5 II、2021年のXperia 10 IIIとなっています。

Xperia 5 IIは1220万画素のDPセンサー、Xperia 10 IIIは1200万画素の一般的なセンサーを採用しているため、画質というか明るさ、処理の違いに大きな差が出ており、Xperia 10 IIIは全体的に暗い写真に仕上がることが多いです。
Xperia 5 IIはHDRの機能をしっかり活用することで白トビを抑えつつ自然な写真に仕上げることができます。

Xperia 10 IIIもHDRを使って写真を撮影できるのですが、効きがあまりよくない感じがしますね。
Xperia 5 IIは光学3倍の望遠カメラ、Xperia 10 IIIは光学2倍の望遠カメラを搭載しています。

Xperia 5 IIの方がよりズームして撮影できるだけでなく、画質も上となっています。暗いところだけでなく明るいところでの撮影もXperia 5 IIの方がキレイに撮影することができます。
なお、動画撮影についてもXperia 10 IIIよりもXperia 5 IIの方がクオリティの高くなっています。
色鮮やかさだけでなく、手ぶれ補正もしっかり抑えられているので、写真だけでなく動画撮影をすることが多いのならミドルレンジのXperia 10 IIIよりもハイエンドモデルを選ぶのがおすすめです。
Xperia 10 IIIとXperia 5 IIの比較は動画でもしています。→ YouTube | シンスペース
Xperiaの内蔵スピーカーの比較
ハイエンドのXperia 1、Xperia 5シリーズはステレオスピーカーを搭載していますが、Xperia 10、Xperia Aceシリーズはモノラルスピーカーなので、ステレオで音楽を聴いたり、映画を楽しみたい、ゲームをするならハイエンドモデルを選ぶのがいいです。
世代によってステレオスピーカーの音質が異なるのですが、最新のXperia 1 IIIはエンクロージャータイプのスピーカーを採用したことで引き締まったサウンドになっています。また、対応している規格も異なります。
モデル | Xperia 1 III・5 III | Xperia 1 II・5 II | Xperia 1・5 | Xperia 10 III | Xperia 10 II | Xperia Ace II |
---|---|---|---|---|---|---|
スピーカー | フルステージフロントステレオ | フロントステレオ | ステレオ | フロントモノラル | モノラル | |
空間オーディオ | Dolby Atmos、360 Reality Audio、360 Spatial Sound | Dolby Atmos、360 Reality Audio | Dolby Atmos | – | ||
ハイレゾ | LDAC、aptX HD、FLAC、ALAC、DSD | DSEE HX、LDAC | ||||
ハイレゾにアップスケール | DSEE Ultimate | DSEE HX | DSEE Ultimate | DSEE HX |
Xperiaは圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしてくれるDSEEを使うことができますが、DSEE UltimateはAIを使ってより高精度に音声をハイレゾ化してくれるので、高音質なイヤホンを使うことで迫力のあるサウンドを楽しむこともできます。
Xperiaの充電方式
XperiaシリーズはどのモデルもUSB-Cポートによる充電となりますが、Xperia 1 IIIとXperia 1 IIのみワイヤレス(Qi)による充電ができます。
Xperia 5 III、Xperia 5 IIは同じくハイエンドモデルではありますが、ワイヤレス充電は非対応となっています。
生活環境からケーブルを消し去りたいと考えてるなら大画面モデルのXperia 1 IIIかXperia 1 IIを選ぶのがいいでしょう。
どのXperiaがおすすめか?
とにかく高性能なモデル:Xperia 1 III
とにかく高性能なモデルを選ぶなら2021年のハイエンドモデルのXperia 1 IIIがおすすめです。
端末価格が15万円と高いだけあって、全てにおいて満足できる性能、操作感、カメラを手に入れることができます。
4K画質で120Hzのリフレッシュレートに対応したスマホはXperia 1 IIIだけですし、とにかく滑らかな操作感が素晴らしい。使っていて気持ちの良い端末となっております。
内蔵スピーカーの音質もXperiaシリーズで最もいい仕上がりとなっているので4Kディスプレイで映画を見たい方はおすすめです。Dolby Atmosとの相乗効果で立体感のある迫力のサウンドで楽しむことができます。
性能・価格のバランスで選ぶ:Xperia 1 II
性能・価格のバランスで選ぶなら2020年のハイエンドモデルXperia 1 IIがおすすめです。
Xperia 1 IIはキャリア販売は終了していますが、ahamoなら60,170円で手に入れることができて中古市場でも6万円前後で販売されているので、少しでも安く、ハイエンドのスマホが欲しいのならいい選択肢となります。
2020年のハイエンドモデルはまだまだ快適に使える性能を持った端末となっていますし、カメラの画質もXperia 1 IIIには及ばないものの十分な画質で撮影することができるので、バランスの整った端末です。
性能・操作性で選ぶ:Xperia 5 III
性能・操作性で選ぶなら2021年の小型ハイエンドモデル・Xperia 5 IIIがおすすめです。
6.1インチのディスプレイサイズでありながらも縦長なので片手で操作できるので操作性はとてもいいです。さらに、Xperia 1 IIIと同じように120Hzのリフレッシュレートに対応していて滑らかに操作することができます。
もし、カメラがそこそこでいいなら2020年モデルのXperia 5 IIでも十分事足りるかもしれません。
価格・バランスで選ぶ:Xperia 10 III
価格・バランスで選ぶなら2021年のミドルレンジモデル・Xperia 10 IIIがおすすめです。
ハイエンドモデルのXperia 5 IIと比べると性能不足を感じてしまいますが、メッセージ、ブラウジング、Twitter、YouTube、ちょっとしたゲームであれば十分な性能を持っているので普通に楽しむことができます。
多くの方はXperia 10 IIIで満足することができるでしょう。ただし、カメラの画質が思うほどよくない、レスポンスがよくないなどのデメリットもあります。カメラにあまりこだわりがないのであればXperia 10 IIIはいい選択肢になります。
価格で選ぶなら:Xperia Ace II
価格の安さで選ぶなら2021年のエントリーモデル・Xperia Ace IIがおすすめです。
ドコモを使っていてとにかく安い費用でXperiaを使いたい方はXperia Ace IIを選んでいいと思います。動作速度は遅めではありますが、一般用途においてはちゃんと動きますし、カメラもしっかり撮影できますし、なぜかカメラのレスポンスはXperia 10 IIIよりもいいくらいです。
ただし、ディスプレイは暗いので外で使うことが多いならXperia Ace IIではなくXperia 10 IIIを選ぶのがいいです。
他にも旧型ならXperia 10 II、Xperia 8という選択肢もあります。この2機種はそこまで古いモデルではなく1〜2万円くらいで今も手に入れることができます。
また、XZシリーズで少し前までドコモオンラインショップで販売していたXperia XZ3もいいかもですね。ハイエンドチップのSnapdragon 845を搭載してるのでまだそれなりに使えて中古で2万円前後で買うことができます。
ただ、長く使うことを考えてるならXperia 1よりも新しいモデルを選ぶのがいいです。
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