
MacBookの外部ポートはUSB-Cが1ポートしかないので充電をしながら外部ストレージにアクセスしたりプリンターに接続することができませんが、USB-Cのマルチハブを使うことで問題を解決することができます。
この記事では、MacBookに装着できる「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」をレビューしています。装着タイプなのでケーブルを増やさずに拡張性を向上することができます。
この記事の目次
Batianda USB-C ハブ 5in1 レビュー
「Batianda USB-Cマルチハブ 5in1」はUSB-Cポート一つだけで接続ができるアダプタです。

本体装着タイプのハブアダプタは色々ありますがUSB-Cが1つしかないMacBook 12インチはポートが一つタイプのアダプタが必要となります。そんな中で「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」なら問題なく使うことができます。
ポートが一つのみなので、MacBookだけでなくUSB-Cに対応したiPad Air 4、iPad Pro 11インチ・12.9インチでも使うことができるのは頼もしいですよね。カメラで撮影したデータをiPad Proに転送するときにも使えるので幅広く使うことができそうです。
接続できるポートについて
MacBookに対応した「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」は4種類のポートに対応しています。
- USB-A(5Gbps)× 2
- USB-C(5Gbps) × 1
- SDカードスロット × 1
- MicroSDカードスロット × 1
USB-A、USB-C、SDカード、マイクロSDカードに対応しているのでMacBookに「Batianda USB-Cハブ 5in1」を接続すれば困ることはないでしょう。
ただし、HDMIポートは非搭載でUSB-Cポートも画面出力はできない仕様となっているので外部モニターを使うことはできないので注意です。
本当はUSB-Cポートで外部モニターの接続に対応してたら、さらに使いやすかったのになと思うんですけどね。惜しかったです。
外観デザイン
「Batianda USB-Cハブ 5in1」はしっかりとしたパッケージが採用されていますね。

筐体はアルミ素材を採用しているので、MacBook Air・Proにピッタリの雰囲気となっていて、USB-C 1ポートで接続することになります。

MacBook Pro/Air専用の2ポートタイプと違って「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」はUSB-Cが一つあれば接続できるのでMacBook Air/Pro、iPad Pro、MicrosoftのSurface Go、Surface Go 2、Surface Pro Xでも使うことができます。
対応しているポートはUSB-C、USB-A、SDカード、microSDカードの4つとなっていてUSB-Aは2つのポートを使うことができます。

MacBookへの充電はUSB-Cに充電ケーブルを接続することで可能なので、充電しながらでも他のポートを使うことができます。
筐体サイズは95 x 35 x 12 mmとなっていてMacBook Pro/Air専用の2ポートのマルチハブアダプタよりも小柄となっています。

MacBookから取り外してリュックの中に入れても邪魔にならないコンパクトなサイズといって良さそうですね。
MacBook Pro 13インチに装着する
「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」をMacBook 12インチのUSB-Cポートに接続してみました。

MacBookの厚みが薄すぎることもあり段差が少しだけできてしまいます。

まあ、これは仕方ないのかな。色合いはMacBookのスペースグレイと合わせてきているので違和感はありません。
充電しながら使うにBatianda USB-C 5in1のUSB-Cポートに電源ケーブルを接続することで可能です。

USBメモリを使いたい場合はこんな感じで接続できます。

SDカードの方向は裏側となります。

いつも思うけど、この手のアダプタってSDカードの方向って裏側になりがちですよね。まあ、いいんですけどどうせならSDカードのパッケージってカッコイイの多いから見たいですよ?
Batianda USB-C 5in1が対応している機種は以下のとおりです。
- MacBook 12インチ(2015インチモデル以降)
- MacBook Pro(2016年モデル以降)
- MacBook Air 13インチ(2018年モデル)
- Dell XPS 13/15
- ASUS Chromebook Flip
- Google Chromebook 2016
- HP Spectre 13/X2/X360 …など
基本的にUSB-Cポートが一つ以上搭載しているモデルなら使うことができるでしょう。
USB-C対応のiPad Proでも使える
USB-Cポートに刷新されたiPad Air 4、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチも「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」を接続して使うことができます。

ただし、iOSの仕様上の問題でUSBメモリを挿して中のファイルを読み取ることはできないので注意です。あくまで写真データのみを取り扱いすることが可能となっています。(iPadOS 13からではデータの取り扱いも可能に。)
USB-Cポートに充電ケーブルを接続することで、iPad Proを充電しながらでもSDカードの読み取りが可能となっています。

AdobeのLightroomやPhotoshopで画像処理をiPad Proですることが多い方にオススメの使い方ですね。
通信速度について
USBメモリ、SDカードのデータ転送速度について調べてみました。

USB-Aの転送速度
MacBookに「Batianda USB-C マルチハブ 5in1」を装着してUSBメモリを接続して転送速度をDiscSpeed Testで計測してみました。
- 読み取り速度:51.6MB/s
- 書き込み速度:32.4MB/s
USB-CとAの変換アダプタを介して計測しても同じくらいの転送速度になったのでUSBメモリの速度に依存しているような気がします。
SDカードの転送速度
次にSDカードのデータ転送速度をDiscSpeed Testで計測してみました。使用したカードはUHS-Ⅱに対応したSanDiskのSDカードとなっています。

- 読み取り速度:90.7MB/s
- 書き込み速度:48.0MB/s
意外と速いですね。MacBook Pro/Airに対応している2ポートタイプの「ODOMY USB-Cハブ 8in1 ドッキングステーション」だと20〜30MB/sしか速度が出ないので、かなり優秀といっていいのではないでしょうか。
このSDカードはデータ通信が非常に高速なUHS-Ⅱに対応したもので専用のカードリーダー「Satechi MicroSD/SDカードリーダー(USB-C対応)」なら150MB/s〜300MB/sくらいのデータ通信ができるので、大量の画像・動画データを転送することが多いならこちらがおすすめです。
Batianda USB-C マルチハブ 5in1 レビュー まとめ

MacBook(2015年以降)で使うことができる「Batianda USB-C マルチハブ 5in1 」は4種5ポートに対応したマルチハブアダプタで、ケーブルのない本体に直接装着するタイプなので見た目がスッキリするのでシンプルにMacBookを使いたい方におすすめ。
HDMIポートがないので外部モニターへの画面出力ができないですが、MacBookを単体で使うのならポートが無駄にならずコンパクトに持ち運ぶことができるのではないでしょうか。
2ポートタイプのMacBook ProやMacBook Airのドッキングステーションはこちらの記事でレビューしています。
MacBook Pro/Airの周辺機器・アクセサリについてはこちらの記事をどうぞ!
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