iPhoneやAndroidのスマートフォンのモバイル通信を使用してPCやiPadなどのタブレット端末からでもインターネット接続することができる「テザリング」機能はとても便利ですよね。

Wi-Fi環境がない場所でも携帯電話の電波さえ来ていればどこでもPCやiPadからブログを更新することができるのですから。

テザリングはiPhoneよりAndroidの方が使いやすい

そんなテザリングですが、iPhoneとAndroidスマホのどちらでも端末と契約している通信会社がテザリングに対応していれば問題なく使うことができます。

 iPhoneAndroid
docomo、au、SoftBank、ワイモバイル
UQモバイル、BIGLOBEモバイル
(iPhone 6s・SEのみ)
MVNO(docomo系)
MVNO(au系)×
MVNO(SoftBank系)×
(2018年春以降対応?)
×
(2018年春以降対応)

ただ、テザリングの使い勝手が少々異なっており、iPhoneとAndroidのテザリング機能を使い比べるとiPhoneよりもAndroidの方が使いやすいと感じることが多いです。

iPhoneとAndroid

iPhoneとMacのインターネット共有が1回で接続できない

同じApple IDでサインインしているAppleデバイス(iPhone・iPad・Madなど)は接続するデバイス側にWi-Fiパスワードを入力しなくても簡単に接続することができるInstant Hotspotという機能が搭載されています。

しかし、相性が良いはずのiPhoneとMacですが1回の操作でうまく接続できた試しがありません。いつも、iPhoneやMacのWi-FiをOFFにしたり、iPhoneを再起動させないとインターネット共有をすることができないという状況に陥っています。

インターネット共有できない

一方のAndroidスマホのテザリングはWi-Fiパスワードを一番最初に入力する必要はありますが、パスワードを入力するのは本当に1回だけなので、毎回接続が上手くいかないiPhoneとMacよりもAndroidとMacの方がはるかに使いやすいです。

(Androidは接続性能が良すぎで、テザリングを使わないときはアクセスポイント機能をOFFにしないといけないくらいです。)

iPhoneはしばらく放置すると接続が切れる

iPhoneからテザリング通信をする場合は、「設定」→「インターネット共有」がONになっている状態ならMac/PCやタブレットのWi-Fi環境設定からいつでもテザリングを利用することができます。(パスワードを最初に登録する必要はあります。)

iPhoneとMacのテザリング接続

しかし、MacやiPadがスリープ状態になったりしばらく放置していると接続は容赦なく解除されてしまいます。iOSのテザリングはしばらく通信がない状態になると接続が勝手に切れるみたいですね。

Macをスリープ

なのでスリープ解除して、もう一度テザリング通信をしたい場合はWi-Fiの設定から再びiPhoneのアクセスポイントを選択する必要があります。この作業が意外と面倒くさいなと感じることが多々あるんですよね。Windows PCなら接続を維持する時間が長くてまだ使えるのですが、MacとiPadについてはそういう仕様なのかもしれません。

あと、MacからiPhoneにテザリング接続をしようとするとエラーでインターネット共有をすることができない現象が多々発生します。接続できないときは「インターネット共有」をOFFにしてONにすることで解決することもありますが、最悪の場合はiPhoneを再起動しないと接続できないこともあり、意外と時間が掛かってしまうことがあります。

AndroidスマホはPCがスリープ状態になっても接続設定は維持される

一方、Androidスマートフォンの場合はWi-Fiの設定が確立されれば、PCがスリープ状態になったとしても接続設定は維持されたままとなり非常に使いやすいです。

AndroidとMacのテザリング接続

以下のようにPCを閉じてしばらく放置した状態でも、テザリングの接続設定は確立されたままです。

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テザリング通信をしているわけではなくのでスマホのバッテリーもさほど減るわけでもありませんし、PCを開いてスリープ解除するだけでテザリング通信を開始できてすぐに作業を開始することができるのが最大のメリットです。

ただし、常に接続されているので自宅のWi-Fiに接続していると思っていたらAndroidスマホとテザリング通信をしていたということがよくあるので注意は必要です。

まとめ

Androidならワンタッチでテザリング機能のON/OFFをすることができます。iPhoneはわざわざ「設定」の「インターネット共有」にアクセスしないといけませんし、テザリング通信に関してはiPhoneよりもAndroidの方が使いやすいのかなと思います。

Androidのアクセスポイント

相性がいいはずのiPhoneとMacですが、テザリング機能に関してはAndroidとMacの組み合わせが、iPhoneならWindowsの方が使いやすいという状況になっています。今後のアップデートで改善してほしいところではあります。

テザリングを使ってノマドワークをしてテザリングの使用率が高い方はあっさりとiPhoneをやめてAndroidスマホを使うという手段もアリなのかなとも思います。格安スマホを購入して格安SIMを入れてサブ機として利用するのもいいでしょう。

HUAWEI P10 liteはdocomoとauの格安SIMに対応をしておりテザリング機能をスムーズに使うことができるのでおすすめです。

最新モデルのnova lite 2はコストパフォーマンスが非常に高い端末ですが、au回線には対応していないのでdocomo系の格安SIMを使う場合におすすめです。