ゼンハイザー CX 400BT TW レビュー

Sennheiser CX400BT TWは解像感の高いサウンドを楽しめるゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンです。

CX400BT TWは価格が控えめながらも上位のMOMENTUM True Wireless 2とに近い音質でノイズキャンセリングはいらんけど良い音を費用抑えめで楽しみたい!という方におすすめです。

この記事ではゼンハイザー CX 400BT TWのデザイン、サイズ、音質はどうなのかをレビューしています。少しでも音質のいい完全ワイヤレスイヤホンを安く手に入れいたと検討している方は参考にしてみてください。

CX 400BT TWの特徴

CX 400BT TW
CX 400BT TW 完全ワイヤレスイヤホンの特徴
  • カナル型の密閉タイプのイヤホン
  • ドイツ製の7mmサイズのドライバーを採用
  • タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
  • Bluetooth 5.1、SBC・AAC・apt-Xに対応
  • デュアルマイク(計4つ)で通話品質が良い
  • 最大7時間連続使用(ケース込みで20時間)
  • 充電ポート:USB-C
  • 端末価格:22,400円
  • 発売日:2020年9月25日

ゼンハイザーはドイツの音響メーカーで音楽制作現場や映画制作現場などのプロの音響機器使われて、CX400BT TWもその技術を取り込んだ音質の良いイヤホンです。

耳にねじ込むタイプのカナル型のイヤホンで人間工学に基づいたデザインを採用し、長時間装着していても快適に音楽を楽しめます。

音質はゼンハイザーらしい重厚感のある落ち着いた解像感の高いサウンドとなっており音楽を聴くのが楽しくなるイヤホンといっていいでしょう。

音質は上位モデルの上位モデルのMOMENTUM True Wireless 2と近い音質にでノイズキャンセリング機能が必要ないならおすすめです。

ただし、イヤホンを耳から外して音楽の再生を停止するスマートポーズには非対応で価格帯のワイヤレスイヤホンにしては機能が少なく使いにくいかもしれません。

CX 400BT TWは、Bluetooth 5.1、最大7時間連続再生、ケース併用で20時間ほどの電池持ちで普通に使うなら十分な性能を持ったイヤホンになっています。

現在はCX 400BTの販売も続いていますがCX Plus True WirelessがCX 400BTの音質を引き継いでいます。

CX 400BT TW レビュー

CX 400BT TWの付属品

CX 400BT TWの本体カラーは今回レビューしているブラックだけでなくホワイトも選ぶことができます。

同梱品は充電ケース、シリコンイヤーチップ(3サイズ)、USB-A to Cケーブル、説明書となっており、USB-A to Cケーブルは20cmほどと短いタイプのものが付いてくるのでケーブルが絡まったりせず扱いやすくなっています。

CX 400BT TW 充電ケーブル
充電ケーブルは短めで使いやすい

電源アダプタは付属しないのでスマホ充電用のUSB-Aタイプの充電器を持ってるならそれを併用してもいいですし、CX 400BT TWの充電ケースはUSB-C PDに対応しているのでパソコンなどのUSB-CポートからUSB-C to Cケーブルで充電もできます。

CX 400BT TWは耳の大きさに合わせてイヤーチップを選ぶことができます。

CX 400BT TW イヤーチップ
CX 400BT TW イヤーチップ

最初から装着されているイヤーチップはMサイズとなっていますが、他にもXS・S・Lに交換できます。

まずはMサイズのチップで音質を確認して低音域がスカスカの場合はチップが小さいのでLサイズのチップに交換することで最良の音質で音楽を楽しむことができます。

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CX 400BT TWの充電ケース

CX 400BT TW 充電ケース
光沢のある充電ケース

CX 400BT TWの充電ケースのサイズは53 × 38 × 29mm、重量は約49gとコンパクトで軽量なのでとても扱いやすいサイズ感になっております。ワイヤレス充電のQiには非対応となっています。

CX 400BT TWの充電ケースの蓋を開けるとイヤホン本体がこんな感じに収まっております。

CX 400BT TW イヤホン収納状態
蓋を開けたところ

充電ケースの外装は光沢のあるプラスチック素材となっていますが、内装はマット調なので汚れは付きにくく、目立ちにくいように配慮されており、凹凸も少ないので掃除もしやすそうです。

CX 400BT TWはイヤホン単体で連続7時間の再生ができて充電ケースも含めると最大20時間の再生ができます。最近のイヤホンと比較すると電池持ちは良くはないですが1日は使えるバッテリー駆動時間はあるのでこまめに充電することで十分使えるイヤホンになっています。

CX 400BT TW 本体のデザインとサイズ

CX 400BT TWのイヤホン本体のデザインはタッチセンサー部分にゼンハイザーのロゴが描かれているパネルが埋め込まれています。

CX 400BT TW
スティックタイプのカナル型イヤホン

少しプラスチッキーな雰囲気があり、チープな印象はありますが全体的に落ち着いたスタイルとなっています。イヤホン筐体の外装はマット調の素材を採用しているため汚れにくく、滑りにくく配慮されています。

CX 400BT TW イヤホン本体のデザイン
CX 400BT TWのイヤホン本体

イヤホン筐体の表面はタッチセンサーを内蔵し指でタッチして音楽をコントロールできます。

操作方法
  • 左をタップ:音楽停止・再生
  • 右をタップ:音楽停止・再生
  • 左を2回タップ:次の曲に進む
  • 右を2回タップ:前の曲に戻る
  • 左右どちらか3回タップ:音声アシスタント
  • 左を長押し:音量下げる
  • 右を長押し:音量上げる

タッチすると「プッ」と音がして反応しするので反応したかどうかしっかり動作確認できます。また、タッチセンサーの範囲は広くなくイヤホンを脱着するときに誤動作したりすることはなく扱いやすいイヤホンとなっています。

なお、自動停止・再生機能は非搭載なので、音楽を聞いていてイヤホンを耳から外しても音楽は再生し続けるので注意です。ただ、充電ケースに戻すことで音楽は停止するので普通に使う分においては問題はないでしょう。

CX 400BT TW イヤホンの装着感

CX 400BT TWは耳にねじ込むタイプのカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです。

CX 400BT TW サイズ感
CX 400BT TW ワイヤレスイヤホン

イヤホン単体の重量は11gと軽量化されているのでずっと装着しても疲れない、違和感のない着け心地を実現しています。

カナル型なので耳への密着度は高めですが圧迫感は少なく装着感は良好です。長時間イヤホンを装着して音楽を楽しんだり、音声コンテンツで学習をしても疲れることはなさそうです。

CX 400BT TW イヤホンの形状
耳にはめ込むタイプのイヤホン

ただ、耳への安定感はイマイチで少し動くと密着感が損なわれて音がスカスカになってしまいます。おそらく、僕の耳とあまり合ってないんでしょうが口を開けるとイヤホンが少しズレて左右の音のバランスが崩れてしまうんですよね。

装着感はいいだけに少し勿体ない…。個人的には運動には使えないけど作業イヤホンとしては最高の着け心地となっております。

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CX 400BT TWの音質

CX 400BT TWは上位モデルのMOMENTUM True Wireless 2と同等の7mmドライバー、高品位クアルコム社製チップを採用することでゼンハイザーらしい重厚な質感の高い音質となっています。

CX 400BT TW ドライバー部分
7mmのドライバーを採用している
CX 400BT TW スペック
  • ドライバーサイズ:7mm
  • SoC:高品位クアルコム社製チップ
  • 音声コーデック:aptX/AAC/SBC
  • Bluetooth:5.1
  • マイク:デュアルマイク
  • 7時間(ケース込みで20時間)

CX 400BTの音の解像感はCX True Wirelessよりも上で中音域〜高音にかけてのキレ、音場はリアリティのあるクリアな音質となっています。ドライバーは同じですがSoCに高品位のQualcommチップを採用しているのがいい影響を及ぼしているのでしょう。

基本的にMOMENTUM True Wireless 2と音質は似ています。低音から高音まで解像感が高く重厚感あるサウンドを楽しむことができます。これが22,800円で手に入れることができるなら大満足の音質といっていいでしょう。

音質コーデックはSBC/AACとapt-Xに対応しAndroidスマホで使うことで、より高音質サウンドを楽しめます。

CX 400BT TW apt-X対応

また、専用のイコライザーを使うことで好みの音に調整して音楽を楽しむこともできます。

CX 400BT TW イコライザー

CX 400BT TWは音質がいいので基本的にニュートラルのままでも十分良い音を楽しめます。

ちなみに、CX True Wirelessよりも間違いなくCX 400BTの方が音質は上でCX 400BTを持っている方は後継機種だと思ってCX True Wirelessを買わない方がいいでしょう。

音の方向性、解像感が異なるので「おや?」ってなります。

CX 400BT TW
■ 評価:
4.5
■ 低音:
4.5
■ 中音:
4.5
■ 高音:
4.5
■ 解像感:
4

CX 400BT TWは動画と音声の遅延も少なめですが場合によっては遅延を感じることもあります。

YouTube動画くらいなら問題はないですがゲームになると少し厳しいかもしれません。もし、気になる場合はCX True Wirelessを選んだ方がいいでしょう。

CX 400BT TWは片耳に2つのマイクを搭載しているため(両耳で4つのマイク)通話時の声もしっかりと相手に届けることができるので、テレワーク用のイヤホンとしても使うことができます。

CX 400BT TWの接続方法

CX 400BT TWはBluetooth接続で使えるワイヤレスイヤホンです。充電ケースを開いてイヤホンを取り出すと自動的にLEDインジゲーターが青色に点灯しペアリングモードに切り替わります。

CX 400BT TW ペアリングモード

スマホ側ではBluetooth接続先の一覧に「CT 400BT TW」が表示されるので選択すると接続が完了です。とても簡単に接続できます。

一度ペアリングしておけば使用するときにイヤホンから取り出すだけで自動的に接続してくれますし、別のデバイスをペアリングする場合は両耳のタッチセンサーを長押しすることでペアリングモードに切り替えができます。

なお、マルチペアリングには対応していないのでAndroid → iPhoneに切り替える時はAndroid側で接続解除 → iPhoneに接続することになります。(ペアリング設定をしておくことでツータップくらいで切り替え可能です。)


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CX 400BT TW レビュー・評価:まとめ

CX 400BT TW
CX 400BT TW

CX 400BT TWのメリット

CX 400BT TWは耳栓型の完全ワイヤレスイヤホンで上位モデルに近い音質で音楽を楽しむことができます。

CX 400BT TWのメリット
  • コンパクトな充電ケースで扱いやすい
  • 上位モデルに違い高音質を楽しめる

とくに目立った機能はありませんが、ゼンハイザーのサウンドを気軽に楽しみたい方におすすめのイヤホンです。ノイズキャンセリング機能はないですがMOMENTUM True Wireless 2に近い音質となっています。

CX 400BT TWのデメリット

CX 400BT TWは音質はとてもいいですが、動画と音の遅延が少しだけあるのでゲームをするのには向いていません。

CX 400BT TWのデメリット
  • 動画と音の遅延が少しある
  • ノイズキャンセリング機能がない
  • 防水仕様に対応していない
  • 自動停止・再生機能がない
  • ワイヤレス充電に対応していない

また、ノイズキャンセリング機能も対応していません。近年は1万円以下のワイヤレスイヤホンでもノイズキャンセリング機能に対応してるモデルがあります。また、自動停止・再生など基本的な機能がなかったりするので注意です。

CX 400BT TWがおすすめな人は

CX 400BT TWはクリアなゼンハイザーサウンドを楽しむことができるので、ワンランク上の音質で音楽を楽しみたい、ノイズキャンセリング機能は必要ないという方におすすめです。

音質は上位モデルのMOMENTUM True Wireless 2と比べると解像感は劣りますが、とてもいい音を楽しむことができますし、これをセールで1.5万円とかで手に入れることができたらラッキーだと思うんですよね。


CX 400BT TWの下位モデルとなるCX True Wirelessはこちらです。

ノイズキャンセリング機能、さらに高音質ならMomentum True wireless 3Momentum True Wireless2の方がおすすめです。