
外でiPhoneとiPadを同時に充電したい…。iPhoneとXperia 1 Ⅱを同時に充電したい…。パソコンも充電したいよね…!そんなワガママを叶えてくれるRAVPowerのRP-PB172というモバイルバッテリーがあります。
RP-PB172はUSB-Cを含む3規格ポートに対応しているのでいろんなデバイスを使っているマルチガジェッターにおすすめの大容量モバイルバッテリーです。
この記事では大容量モバイルバッテリー・RAVPower RP-PB172のデザイン、スペック、使い勝手についてレビューしていきます。外で作業をすることが多い方でモバイルバッテリーを探しているという方は是非参考に!
この記事の目次
大容量モバイルバッテリー・RAVPower RP-PB172のレビュー
RP-PB172は20,000mAhのバッテリーを内蔵した大容量モバイルバッテリーとなっていて、3つの出力ポートと入力ポートに対応しているので、ユーザーの環境に合わせた使い方ができる万能モバイルバッテリーです。

本体バッテリーの残量も数値で一目で確認できるようになっているので、あとどれくらい充電できるか把握しやすくなっているのも使いやすくていいですよね。
- 20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵
- バッテリー残量を7セグメントLEDで確認できる
- USB-C(PD)の出力充電に対応:最大18W
- USB-A(QC3.0)の出力充電に対応:最大18W
- USB-A(iSmart 2.0)の出力充電に対応:最大12W
- Lightning、USB-C、Micro USBの3規格の電源入力に対応
- ワイヤレスイヤホンに使える「小電流充電モード」に対応
- Apple MFi、PSE認証デバイス
- サイズ:約 165.5 × 78.5 × 23.5 mm
- 重量:約 420 g
なにやら沢山のポートに対応しているのでよく分からない…という方も、RAVPower RP-PB172が手元にあれば所持しているモバイルデバイスのほとんどを充電できる…という認識でOKです。
20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵していて、iPhone XS Maxを約3.5回、iPad Proを約1.5回ほど充電できる性能を持っています。
同時に充電もできるので外出先でiPhone、iPadともに充電が切れそうになる状況もRAVPower RP-PB172があれば回避することができます。リュックの中に放り込まれているだけでも安心感が倍増すること間違いなしですよ。
パッケージと付属品
RAVPower RP-PB172は、本体だけでなくUSBケーブル(Micro USB)も付属しているので、少し前のAndroidスマホを使っている方はすぐにでも充電して使うことができます。

Lightningコネクタによる本体充電にも対応しているのでiPhoneを使っているユーザーさんもiPhoneやiPadの純正の電源アダプタとLightningケーブルを使って充電することが可能。
最近のAndroidスマホを使っている方もUSB-Cケーブルを使って本体充電もできるので、問題なくすぐに使うことができると思います。もし、充電器がないという方はRAVPowerの充電器を使うのがイイかもしれませんね。
外観デザインとサイズ
RAVPower RP-PB172の外観は長方形型の筐体スタイルとなっていて表面はシボ加工が施されているので、触り心地はなかなか良い質感となっています。

手で持つとこれくらいのサイズ感です。少し大きいと感じますが、20,000mAhのバッテリー容量を内蔵していて3規格(USB-C・USB-A2ポート)の出力端子に対応していることを考えれば決して大きくはないのかな。

バッテリー残量を1%単位で確認できる7セグメントLED表示器を搭載しているので、あとどれくらい充電できるのか判別がしやすい仕様となっています。

RAVPower RP-PB172は最大18Wの急速充電に対応していて急速充電をしている状態になると青色の雷マークが表示します。2台接続すると15Wに給電が抑えられるため雷マークの表示は消えます。
どのような状態で充電しているのか視覚的に分かるのは安心感がありますよね。
豊富なポートであらゆる環境に対応
RAVPower RP-PB172の出力ポートはUSB-C(PD対応)の1ポートとUSB-A(QC3.0・iSmart 2.0)2ポートを搭載しています。
- 充電ポート:USB-C(PD対応)、USB-A(QC3.0)、USB-A(iSmart 2.0)
- 本体充電用ポート:USB-C(充電ポートと兼用)、Lightning、MicroUSB
バッテリー給電用のコネクタもLightning、MicroUSB、USB-C(兼用)の3種類から充電できるようになっています。

Lightningケーブルで本体のバッテリーを充電できるモバイルバッテリーはあまりないのでiPhoneやiPadしかも持っていないユーザーさんはわざわざMicro USBの充電器とケーブルを購入する必要がありません。
つまり、iPhone 11/11 ProとiPad Airの組み合わせならLightningケーブルさえあれば、端末の充電だけでなく、RAVPower RP-PB172の充電もできるということですね。
また、USB-Cポートも搭載しているのでUSB-C対応デバイスの充電もすることができます。しかも、入出力に対応しているのでUSB-Cケーブル一本あればOKなんですよね。素晴らしいですよね。
なので、すでにUSB-C対応のデバイスに囲まれている方でも問題なく使うことができます。
個人的にはMicroUSBの必要性はもう感じませんが、格安スマホでまだまだ採用している規格なので幅広く対応することで、あらゆる環境に対応できる仕様になっているのがポイントです。
最大18Wの急速充電に対応
RAVPower RP-PB172は以下の出力で充電ができます。

ちなみに、RAVPower RP-PB172はAppleのMFi認証を取得しているiPhone、iPadを安心して使うことができますね。
- USB-C(PD):5V × 3A = 15W、9V × 2A = 18W、12V × 1.5A = 18W
- USB-A(QC):5V × 3A = 15W、9V × 2A = 18W、12V × 1.5A = 18W
- USB-A(iS):5V × 2.4A = 12W
- 同時出力:5V × 3A = 15W
USB-CはPower Delivery(PD)に対応していて最大18Wの急速充電をすることができ、スマホを通常の2.5倍の速度で充電できます。

USB-AのQuick Charge 3.0(QC)に対応しているのでクアルコム製のチップを採用しているAndroidスマホは最大18Wの急速充電ができます。
Quick Chargeに対応していないスマホやiPhoneでも、RAVPower独自技術のiSmart 2.0対応のUSB-Aポートを接続することでiPhone・iPadも最大12Wの急速充電が可能となっています。
実際の充電電圧・電流(USB-C)
実際にいくつかのデバイスを充電して電圧、電流を計測してみました。
iPhone XRをUSB-C to Lightningで接続してみたところ(9V × 1.55A = 約14W)で充電できていました。

iPhone XS MaxやiPhone Xでも確認しましたが同じくらいの電力量で給電されていて、30分くらいで30%〜40%くらい充電できたので急いで充電したい時も使えるのかなと思います。
iPad Pro 11インチをUSB-C to USB-Cで接続してみたところ(12V × 1.42A = 約17W)で充電できていました。

最新のiPad Pro 11インチと12.9インチは18Wの充電アダプタが同梱されているのでモバイルバッテリーでもほぼ同じ電力量で急速充電ができるということなります。
推奨はされていませんが、MacBook 12インチでUSB-C to USB-Cで接続してみたところ(12V × 1.36A = 約16W)で充電できていました。

Retinaディスプレイを搭載したMacBook Airも16W前後で充電できたので、電池が切れそうでどうしようもない時はRAVPower RP-PB172を使って危機を脱することができるでしょう。
実際の充電電圧・電流(USB-A)
iPad Pro 12.9インチ(第2世代)をUSB-A to Lightningで接続してみたところ(4.9V × 1.94A = 約10W)で充電できていました。

AppleデバイスはQuick Charge 3.0(QC)は非対応となっていて、USB-A(QC)側で接続すると(5V × 1A = 5W)の給電となってしまうので、USB-A(iSmart 2.0)側に接続して充電するようにしましょう。
小電流充電モード
RAVPower RP-PB172は「小電流充電モード」にも対応していて、ワイヤレスイヤホンなど高負荷充電ができない端末に対して電流を抑えられるようになっています。

ワイヤレスイヤホンのSONY WF-1000XM3は(5V × 0.3A = 約1.5W)で充電、Apple AirPodsも同じく(5V × 0.3A = 約1.5W)で充電していました。
まあ、ワイヤレスイヤホンの充電器側にも保護回路があるはずなので使う側が気にする必要はないのかな。
実際の充電時間
iPhone XS Max・iPhone Xを同時充電
試しにiPhone XS MaxとiPhone Xを同時充電してみたところ、30分でiPhone XS Maxは32%(44% → 76%)、iPhone Xは23%(23% → 46%)の充電ができていました。

2台のデバイスを接続すると急速充電の雷マークは消えてしまい各端末15Wでの給電体制に切り替わりますが、それでもかなり早い速度で充電することができてました。
充電時間 | iPhone XS Max(USB-C to Lightning) | iPhone X(USB-AiS to Lightning) |
---|---|---|
30分 | 44% → 76% | 23% → 46% |
1時間 | 76% → 93% | 46% → 65% |
1時間30分 | 93% → 100% | 65% → 84% |
スマホを2台充電することはあまりないかもですが、iPhoneとiPadを同時充電したいという方は多いのではないでしょうか。
iPhone XS Max・iPad Proを同時充電
公式でも注意喚起してますが、18Wの充電器が同梱しているiPad Pro 11インチ・12.9インチ(第3世代)とスマホを同時充電すると供給電力が不足して充電が不安定になることがあります。
実際にiPad Pro 12.9インチ(第3世代)とiPhone XS Maxを同時接続してみましたが同時充電はできます。

ただし、充電が不安定に(給電が定期的に途切れて復帰する現象)なることがたまーに発生するので、iPad ProのUSB-Cを搭載しているモデルとiPhoneの同時充電は時間がない時だけにしておいた方がいいのかも?
iPad Pro 10.5インチやiPad Airなど旧世代の機種との同時接続なら特に問題はありません。
また、MacBook 12インチとiPhoneの同時充電も供給電力は低下(MacBook側は10Wとなっていました。)しますが一応充電は可能となっています。
まとめ:モバイルデバイスを複数持ってるならおすすめ!
RAVPower RP-PB172は3規格の充電コネクタに対応した大容量モバイルバッテリーです。
本体充電もUSB-C、Lightningなどケーブル一本で端末を充電したり、モバイルバッテリーに充電ができる「ワンケーブルソリューション」によりケーブルの本数を減らすことが可能です。
- 20,000mAhの大容量バッテリーでたくさん充電できる
- 最大18Wの急速充電に対応している
- USB-C、USB-Aでデバイスを同時充電ができる
- USB-C、Lightning、MicroUSBで本体充電ができる
- 7セグメントLED表示器でバッテリー残量を数値で把握できる
- AppleのMFi認証を取得している
5つのポートに対応した万能なモバイルバッテリーなので筐体サイズが少し大きいですが、僕のような数多くのモバイルデバイスを所持しているマルチガジェッターさんにとっては嬉しい仕様のモバイルバッテリーです。
リュックの中に入れておけばいざという時のお守りになりそう…!あと、USB-Cに対応の大容量モバイルバッテリーにしては価格が安いのもいいですよね。
使っている端末がiPhoneやiPadだけでLightningだけだったり、USB-Cだけしか使わないのならポートが無駄になってしまうので、26,800mAhの大容量バッテリーを搭載し最大30Wの急速充電に対応しているRAVPower RP-PB058の方がいいかもしれません。
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