
こういう充電器を待っていたんだ。RAVPower RP-PC112はGaN(窒化ガリウム)を採用した高出力充電器ですがとにかく小さいのに強力に充電してくれる最高の充電アダプタです。
この充電器は61Wの高出力なのにコンパクト、プラグも折りたたみ式なので持ち運びにも適しているんですよね。
ここでは、RAVPower RP-PC112(61W USB-C)のデザイン、充電性能、使い勝手についてレビューしています。MacBook Proの充電器としてマジでおすすめですよ。
この記事の目次
RAVPower RP-PC112 レビュー
新世代のGaN素材を採用
RAVPower RP-PC112は次世代パワー半導体素材・GaN(窒化ガリウム)を採用した充電器となっていて、従来のシリコン素材を使っている充電器と比べて電力損失と発熱量を小さくすることが可能となり、小型化を実現した充電アダプタです。

最近はGaN(窒化ガリウム)を採用してコンパクト性能を向上させた充電アダプタが増えてきています。
Ankerでも60Wのコンパクトな充電器・Anker PowerPort Atom IIIを発売しているのですが、RAVPower RP-PC112の筐体サイズは他社のものと比べると小さいんですよね。
モデル | サイズ | 重量 |
---|---|---|
RAVPower RP-PC112JPD 61W | 4.9 × 4.9 × 3.2 cm | 118g |
Anker PowerPort Atom III 60W | 6.1 × 5.8 × 2.8 cm | 132 g |
AUKEY PA-D4 60W | 6.4 × 6 × 2.9 cm | 122g |
ほぼ同じ出力なら大きさは出来るだけ小さい方がいいですよね。ちょっとした差ではありますが、少しでも小さい方が荷物を軽くすることができるので、外で作業をする方にとっては最高の充電器となるでしょう。
MacBook Pro 13インチの充電器の代替えに最高
RAVPower RP-PC112は61Wの出力ができる電源アダプタですが、MacBook Pro 13インチの純正の電源アダプタ(61W USB-C電源アダプタ – Apple MRW22LL/A)と同じ出力となっています。
全く同じ61Wの充電器なのにこのサイズ差。30Wの充電器とほぼ同じ大きさなんですよね。

まあ、めちゃくちゃ小さい!少し分厚いのは気になりますが電源タップの隣のアダプタが薄いものであれば特に問題はないのかなと思います。

リビングのにあるカウンターで立ちながらMacBook Pro 13インチで作業をすることが多く、カウンター下にあるコンセントで充電することが多いのですが純正の電源アダプタだと大きすぎて邪魔になるんですよね。

でも、RAVPower RP-PC112はサイズがコンパクトなので邪魔にならない。子どもがよく通る場所でもあるので、非常に助かっています。
充電器が小さいことで持ち運びしやすいというメリットもありますが、個人的には普段使いでとても役に立っています。
出力ポートはUSB-C 1つのみ
RAVPower RP-PC112の出力端子は「USB-C 1ポートのみ」となっています。

同じ61WのRAVPower RP-PC105というモデルはUSB-CとUSB-Aの2ポート搭載していますが、あえて1つだけに絞ったというのはかなり良い判断です。
確かに2ポートあったほうがMacBook ProとiPhoneを同時に充電できるメリットはあります。しかし、充電器のサイズが少し大きくなってしまうんですよね。
なので、あえてUSB-Cポートを一つだけに限定して本体サイズを思いっきりコンパクトにしたRAVPower RP-PC112は素晴らしい。
プラグは折り畳み式
RAVPower RP-PC112はプラグを折り畳むことができるようになっています。

なので、使わないときはプラグを折り畳んでポーチなどに収納することがでます。

やっぱり、充電アダプタのプラグは収納できるのが便利で使い勝手はいいですよね。
実際の出力と充電時間
RAVPower RP-PC112はUSB-C PD(Power Delivery)による急速充電に対応しています。

- 5V × 3A = 15W
- 9V × 3A = 27W
- 12V × 3A = 36W
- 15V × 3A = 45W
- 20V × 3A = 60W
- 20.3V × 3A = 61W
それぞれのデバイスに合わせて自動的に出力が変わるので、スマホからノートPCまで幅広く充電することが可能となっています。
iPhone XS Maxは急速充電に対応しているので、バッテリー残量が少ない時にRAVPower RP-PC112を使うことで18Wの急速充電をすることができます。

だいたい30分くらいの充電で40%ほどのバッテリーを回復させることができるので、急いで充電をしない時は本当に助かりますよ。
バッテリーの負担が気になるところですが、iPhone XS Maxを買ってから付属の5Wのアダプタを使わずにiPad Proの12W、18Wの高出力充電器で充電していますが、バッテリーのピーク性能は98%とほとんど減っていないので問題はなさそうです。
MacBook Pro 13インチは約55Wで充電をすることができます。

この数値は純正の61Wの充電アダプタとほぼ同じなので、小さいのに同じようにMacBook Proを充電することができて、2〜3時間くらいでフル充電が可能となっています。
もちろん、ProだけでなくMacBookやMacBook Airの充電器としても使うことができます。各端末の出力を計測してみたところこんな感じになってました。
- MacBook Pro 13インチ(2019):約55W
- MacBook Air(2018):約40W
- MacBook(2017):約27W
- iPad Pro 12.9インチ(2018):約30W
MacBookよりもiPad Proの方が給電入力値が多く驚いてしまいましたが、MacBook AirやiPad ProはRAVPower RP-PC112を使うことで、純正の充電アダプタを使うよりも速く充電することができるようです。
まとめ:普段使いから持ち運びにも最強の急速充電器!

RAVPowerの61W USB-C PD対応の急速充電器「RP-PC112」は新素材のGaN(窒化ガリウム)を採用した61WのUSB-C PDに対応した急速充電器です。
- USB-C PD対応で61Wの急速充電ができる
- MacBook Pro 13インチの純正アダプタよりも50%もコンパクト
- 世界各国の電圧(AC 100-240V)に対応
- 過充電保護、過熱防止、ショート防止の充電保護システムで安心
めちゃくちゃ小型でコンパクトで持ち運びに適していて、MacBook Pro 13インチの相棒としてふさわしい充電アダプタといっていいでしょう。
ただし、少しだけ本体が分厚いので電源タップによっては横のプラグに干渉する可能性はありますが、僕の環境下ではほぼ問題なかったです。(参考にならないですねw)
MacBook Airは30WのAnker PowerPort Atom PD 1で充電することができましたが、MacBook Pro 13インチにしてから出力不足で充電が止まるようになっていましたが、61WのRAVPower RP-PC112にしてから問題なく充電ができるように。
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