
10,000mAhのモバイルバッテリーは各メーカーともに魅力的な製品を発売していますが、そんな中で「RAVPower RP-PB186」はデザインがとても魅力的です。
最大29Wの高出力(リニューアル版は18W出力)に対応しているのでとても使いやすいモバイルバッテリーとなっています。本体の色はブラックとホワイトの2色あってホワイトカラーはモバイルバッテリーらしくない可愛らしいデザインでとてもお気に入りです。
正直なところをRAVPower RP-PB186をデザインで選んだと言ってもいいくらい。ここではRAVPower RP-PB186のデザイン、充電性能についてレビューしています。モバイルバッテリーを検討している方はぜひ参考にどうぞ。
この記事の目次
RAVPower RP-PB186 特徴

RAVPower RP-PB186は10,000mAhの容量を持ったモバイルバッテリーです。
同クラスのモバイルバッテリーと比較して世界最小最軽量のサイズ・重量となっていてUSB-C PDで最大29W(リニューアル版は18W出力)の高出力充電に対応しています。
- LG化学製 “21700” 円筒形リチウムイオン電池
- 10,000mAhを内蔵し世界最軽量のボディ
- USB-C(PD)の出力充電:最大29W(リニューアル版は18W)
- USB-A(QC3)の出力充電:最大18W
- 本体への給電:最大18W
- LEDインジケーターでバッテリー残量が分かり易い
- サイズ:約 111 × 51 × 25 mm
- 重量:約 187 g
10,000mAhのバッテリー容量を搭載していてiPhone 11・11 Proを約2回、iPhone 8を約4回ほど充電することができます。
RP-PB186は通常版とリニューアル版の2種類あります。
- RP-PB186(通常版):最大29W
- RP-PB186(リニューアル版):最大18W
RP-PB186(リニューアル版)は最大出力18Wとなっており、基本的にiPhone 12・12 Proなどのスマートフォンを充電するためのモバイルバッテリーとなっています。
通常版は最大29Wの出力なので少し大きめなデバイスの充電もできますが、2020年モデルのiPad Pro 11インチ・12.9インチ、iPad Airの充電ができないので注意です。(2018年モデルは充電可能。)
RP-PB186(通常版):最大29W → (2020年モデルのiPadは使用できないので注意)
RP-PB186(リニューアル版):最大18W
RAVPower RP-PB186 レビュー
付属品・USB-Cケーブル
RAVPower RP-PB186は本体以外にもUSB-Cケーブル、専用のキャリーポーチが付属しています。最近のアクセサリーはUSB-Cに対応しているものが増えたのでUSB-Cケーブルが自然と溜まるのはうれしい。

キャリーポーチは外側にもポケットが付いているのでモバイルバッテリー本体以外にも何かを入れておくことができるようになっています。

ホワイトカラーの本体を選んだのでUSB-Cケーブルも白色のものが付属しています。

iPhoneのUSB-C to Lightningケーブルも白色なのでiPhoneを使っている方 でRAVPower RP-PB186を買うならホワイトを選ぶのがいいのでは?(強引)
デザイン・持ちやすさ
RAVPower RP-PB186の本体デザインは10,000mAhのモバイルバッテリーによくありそうな長方形スタイルとなっています。

ブラックカラーだと「まあ、普通のデザインかな?」ですが、ホワイトカラーは電源ボタン、LEDインジケーター、USBポートがある部分がグレーのツートンカラーになっています。

このデザインが個人的にかなり好み。このスタイルを見て速攻でブラックはブラックアウトしてホワイトを選びました。

まあ、ブラックカラーも色合いが少し違うのでアクセントになっていて可愛らしい雰囲気はありますけどね。どっちも丸くてモバイルバッテリーらしくないスタイルで良いと思います。
付属のUSB-Cケーブルを使って接続するとこんな感じのスタイルになります。

LEDインジケーターを搭載していて電源ボタンを押すことで4段階で電池の残量を確認できます。

- LED1つ点滅:0%
- LED1つ点灯:〜25%
- LED2つ点灯:〜50%
- LED3つ点灯:〜75%
- LED4つ点灯:〜100%
なお、18W出力以上のPD対応の充電アダプタ(RAVPower RP-PC108・RAVPower RP-PC120など)を使うことで約3.5時間で本体のバッテリーを充電することが可能となっています。
端末への充電速度・性能
RAVPower RP-PB186の定格出力は以下のとおりです。

- USB-C 出力:5V-3A、9V-3A、12V-2A、14.5V-2A → 29W Max
- USB-A 出力:5V-3A、9V-2A、12V-1.5A → 18W Max
- USB-C 入力:5V-3A、9V-3A、12V-1.5A → 18W Max
iPhone
iPhone 11 ProをRAVPower RP-PB186でUSB-C PD接続してみたところ(8.8V × 1.9A = 16.8W)で充電ができていました。

iPhone 11 Proは18Wの急速充電器を同梱していますが、純正の充電器と同等レベルの充電速度となり、1時間で40%〜50%ほどバッテリーを復活させることができます。(iPhone 12・12 Proの発売によりiPhoneに電源アダプタは付属しない仕様になりました。)
また、iPhone 11も急速充電に対応していますが付属の充電器が5WなのでRAVPower RP-PB186を使うことで高速充電が可能となります。
- iPhone 11 Pro Max:約109分【0%→50%まで約28分】
- iPhone 11 Pro:約102分【0%→50%まで約24分】
- iPhone 11:約111分【0%→50%まで約30分】
- iPhone 8:約124分【0%→50%まで約30分】
なお、最新モデルとなるiPhone 12、iPhone 12 Proでもきちんと充電できることを確認しております。

iPhone 12・12 ProはiPhone 11シリーズと比べてバッテリー容量が少なくなっているので、ゲームなど負荷のかかる状態で使うと少しだけ電池持ちが悪くなっています。
このようなモバイルバッテリーを使うことで、電池切れを防ぐことができそうですね。
Android
GoogleのPixel 4でも給電量を計測してみたところ(8.6V × 1.6A = 14W)で充電ができていました。

USB-C PD充電に対応した最新のAndroidスマホであれば10W〜16Wの範囲で急速充電することができそうですね。
- Galaxy Note10:約85分【0%→50%まで約31分】
- Galaxy S10:約101分【0%→50%まで約31分】
- Galaxy S8:約94分【0%→50%まで約37分】
もちろん、最新モデルのGalaxy S20、Pixel 5、Xperia 1Ⅱなども問題なく充電することができます。
iPad
USB-AポートもiSmart・QC3に対応しているのでUSB-A to LightningのiPhone 8やiPadなども純正ケーブルを使って充電ができるのですが、iPadを充電してみたところ(4.9V × 2A = 10W)で給電ができていました。

モバイルバッテリーなのに電源アダプタと同等レベルの給電速度があるのはとてもありがたい。
MacBook
RAVPower RP-PB186は最大29Wの出力に対応しているので、30Wの電源アダプタを付属しているMacBook 12インチやMacBook Airも問題なく充電することができます。

システム情報でAC充電器の情報を確認してみたところ29Wで充電できているのが確認できます。

ただ、RAVPower RP-PB186は10,000mAhのバッテリー容量しかないのでMacBookをフル充電することはできず30%ほどバッテリー残量を回復できるくらいなので注意してください。
あくまでスマホやタブレットを充電するものだと思っていた方がいいでしょう。
追記:リニューアル版は最大出力18Wとなっているので、MacBook Airなどのモバイルノートを充電することを想定していないので注意です。あくまで、スマホとタブレットを安定的に充電できるモバイルバッテリーとなっています。
PixelとiPad 2台同時充電
USB-CとUSB-Aの二つのポートで同時接続するとUSB-Cが最大18W、USB-Aが最大10.5Wに制限されてしまいますが、スマホやタブレットなら問題なく急速充電が可能となっています。

GoogleのPixel 3aとiPad(第7世代)を2台同時接続するとPixel 3は(8.6V × 1.3A = 11W)、iPadは(4.9V × 2A = 10W)で充電ができていました。
2台同時で5W以上の急速充電ができるのはすごいですよね。これ、モバイルバッテリーなんですよ?電池が切れそうでヤバイ時とかありますがRAVPower RP-PB186があれば安心ですね。
なお、本体への充電は18W以上の電源アダプタを使ってUSB-C PD接続することで18Wで復活させることができます。なので、合わせて18W以上の充電アダプタを購入しておくのがいいのかもしれません。
おすすめなのがUSB-C PD対応の最大30Wの出力ができるRAVPower RP-PC120が便利でおすすめです。
RAVPowerとAnkerの比較
RAVPower RP-PB186とAnker PowerCore 10000 PD Reduxを比較してみました。

RAVPower RP-PB186 | Anker PowerCore 10000 PD Redux | |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh |
USB-C出力 | 29W | 18W |
USB-A出力 | 18W | 18W |
サイズ | 111 x 51 x 25 mm | 106 x 52 x 25 mm |
重量 | 187g | 192g |
Anker PowerCore 10000 PD Reduxは18W出力なのに対して、RAVPower RP-PB186は29WとMacBook Airも普通に充電できるのが大きな強みです。
ちなみに、61Wの充電アダプタを付属しているMacBook Pro 13インチも充電は可能です。充電速度は少し落ちてしまいますが、使いながらでもバッテリーが減ることなく充電することができます。
本体サイズはほAnkerの方が少しだけ小柄な感じがしますが、重量はRAVPowerの方が軽くなっています。まあ、手で持って比べたら分かるレベルなのほぼ同じですけどね。
RAVPower RP-PB186 レビュー まとめ

RAVPower RP-PB186は、最大29W(リニューアル版は18W)の高出力に対応した10,000mAhのバッテリー容量を持ったモバイルバッテリーです。
- デザインが可愛らしい
- 最大29Wの急速充電ができる(リニューアル版は18W)
- USB-CとUSB-Aポートに対応
- USB-C PD対応のケーブルも付属
- 2台同時でも18Wの高出力充電
- 端末価格が4,299円と少し高め
10,000mAhクラスのモバイルバッテリーは18Wの出力のものが多いなかで29W出力に対応した高出力モバイルバッテリーで、2台同時接続でもUSB-C側は最大18Wの高出力充電できるので実用性はかなり高いのかなと思います。
普段はスマホやタブレットを充電しつついざという時にモバイルノートPCも充電できるのはとても便利ですよね。
注意点としてはRP-PB186(通常版)は出力が29Wと高いですが、2020年のiPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチ、iPad Airの充電ができないことです。iPad Pro(2018)は充電できます。
もし、10,000mAhの容量が足りないならワンランク上の大容量モバイルバッテリーを買えばいいですし、このサイズのモバイルバッテリーとしては最強なのではないでしょうか。
RP-PB186(通常版):最大29W → (2020年モデルのiPadは使用できないので注意)
RP-PB186(リニューアル版):最大18W

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20,000mAhのバッテリー容量を搭載し60Wの高出力充電ができるモバイルバッテリーはこちらです。
その他のモバイルバッテリーはこちら。
残念ながら、MacBook Pro 13インチは充電切断を繰り返し、type-cからの充電は出来ませんでした。
メーカーに問い合わせても、充電できないとの結果でした・・・
MacBook Pro15インチ(2018)は充電できるのに、MacBook Pro13インチ(2019)は充電不可・・・
15インチ専用のバッテリーになってしまいましたwww