ニンテンドースイッチを購入して数週間、いい歳こいて子供よりも長い時間ゲーム機で遊んでいる日々が続いています。
10年ぶりにゲーム機を購入してゼルダの伝説 ブレスオブブワイルドを毎日のように楽しんでいますが、もちろんゼルダの伝説がものすごく面白いからこそ毎日のようにニンテンドースイッチで遊ぶことができるのですが、ハードとしてのニンテンドースイッチも物凄くよく考えられているなと感じます。
この記事の目次
ニンテンドースイッチはソフト次第で売れそう
ということで、数週間ほどニンテンドースイッチで遊んでみて感じた点を書いていこうと思います。
ニンテンドースイッチの良い点
幅広いプレイスタイル
ニンテンドースイッチの最大の特徴とも言えるのが、3つのモードをスタイルによって選んで遊ぶことができる点でしょうか。
基本はテレビモードで遊ぶスタイルだと思います。任天堂は据え置き機として位置付けているはずなので。

本体サイズも小さいので邪魔にならないのがいいです。ニンテンドースイッチ発表時には「なんだ、この野暮ったいデザインのゲーム機は..。」と思っていましたが、今となって見慣れてきて「飽きのこないデザインで意外といいんじゃね?」とも思っています。WiiUの本体デザインに比べたらカッコいいでしょ。

ニンテンドースイッチの本体をドックから持ち上げるとテレビモードから携帯モードに瞬時に切り替わります。

本体裏にあるスタンドを持ち上げることでニンテンドースイッチを立てかける状態にしてテーブルモードでゲームを楽しむこともできますし…

Joy-Conを本体側に装着することで携帯モードで遊ぶことができます。

基本的にはテレビで遊ぶ用でゲームが開発されているので6.2インチのディスプレイだと文字が小さいなと感じることはありますが特に問題なく遊ぶことができますし、このクオリティのゲームを携帯ゲーム機で遊ぶことができるのは素直にすごいと思います。
解像度がテレビ(1,980×1,080ピクセル)から内蔵ディスプレイ(1,280×720ピクセル)に落ちてしまいますが、基本的なグラフィックはそのまま維持することができます。ただし、ゼルダの伝説のテレビモードは720p(1,600×900ピクセル)となります。
Joy-conを本体やグリップから外して付属のストラップを装着することで、分割した状態でグリップなしでも遊ぶことができるのがとても良いです。

今までの常識ではコントローラーを両手で握ってプレイするスタイルが当たり前でしたが、分割することができるJoy-Comは両手を前に持ってきてコントローラーを握る必要がなく極端なことを言えば布団の中に入って横になった状態でもゲームを遊ぶことができます。これは、今までにないスタイルで凄いと思います。
また、Joy-conを分割することで二人で遊ぶこともできます。

余談ですが、このスニッパーズというゲーム。1500円でダウンロード購入することができるのですが、なかなか考えられているゲームでクオリティーは高いですよ。息子もハマってます。
二人でプレイするためにJoy-conを分割すると確かにサイズはかなり小さいです。
でも、普通にゲームをすることができますし、6歳の息子にはちょうど良いサイズのようで普通にこのスタイルで遊んでいます。また、Joy-Conを追加することで大人数楽しむことができるのできます。また、Joy-Conに搭載されたHD振動や各センサーを駆使したゲームも今後登場することに期待ですね。
電池持ちの悪さは気にならない
ニンテンドースイッチの携帯モードの電池駆動時間は2時間30分から6時間30分であることが任天堂から公式で発表されています。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドは3時間ほどで電池が切れてしまうそうです。
数字上は少し短いなーとは思いますが、未だ携帯モードで遊んでいてバッテリーが切れてしまいゲームが中断してしまうようなことはありません。やはり、気分によってテレビモードにして遊んだりしているので、ずっと携帯モードで遊ぶことってあまりないんですよね。
テレビモードで遊んだり、携帯モードで遊んだりを繰り返すので、電池が完全になくなってしまうことはほとんど起きないのかもしれません。もちろん、これは使う側に委ねられることなので、人によっては違う部分だと思いますが。
切り替えも速くて快適
テレビモードと携帯モードの切り替えが非常にスムーズということもニンテンドースイッチの魅力の一つです。

本当にストレスフリーです。
しかも、うちにあるソニーのテレビとの相性がいいのかどうか知りませんが、テレビの電源が入っていない状態でニンテンドースイッチをドックに入れると自動的にテレビの電源がONになってHDMIの入力信号に自動的に切り替わるのが凄い。本当に操作いらずで驚きです。
他のメーカーのテレビでも同じなのかな?(後から調べてみるとこの機能は、HDMI CECと呼ばれる機能でニンテンドースイッチがリリースされてすぐに公開されたアップデートで適用されたようです。なのでHDMI CECに対応したテレビであれば自動にテレビの電源がオンになるようです。)
スリープと起動が速くて快適
ちょっとゲームを中断したい時はセーブをしなくても本体左上にある電源ボタンを押すことで…

簡単にスリープモードにすることができます。

ゲームを再開したい時は再び電源ボタンを押して同じボタンを3回押すことでスリープした箇所からゲームを再開することができます。

これが本当に便利ですね。スマホゲームと同じ感覚でゲームを開始したり中断したりすることができるのは良いです。ちょっとした空き時間でゲームを進めることができます。
意外と音が良い
本体に内蔵されているスピーカーの音は意外と良いです。

ちゃんとステレオ音声で鳴ってくれますし、うちにあるテレビよりも臨場感ある音を奏でてくれてるような。
片手サイズで持ち運びも楽
ニンテンドースイッチは6.2インチのディスプレイを搭載しており、5.5インチのiPhone7 Plusよりも少しだけ本体が大きくなっています。

スマホと比較すると厚みはありますが、片手で持ち運ぶことができるギリギリのサイズと言っていいでしょう。

また6.2インチというディスプレイサイズもテレビモードとの互換性と携帯性を考えたギリギリのサイズなのかなとも思います。そう考えると、ニンテンドースイッチはかなり試行錯誤しながら開発が進められたのではないか、そう感じることができます。
任天堂のソフトを遊べる
やはり、これが一番大きいかなと。
特に僕のように子供のいる家庭にとってはマリオ、スプラトゥーン、ポケモンは外すことができないソフトといえます。いくらグラフィックが綺麗なPS4であってもマリオを遊ぶことはできないのですから。
4月28日にマリオカート8デラックス、夏にスプラトゥーン2、冬にマリオオデッセイの発売が予定されており、今後はスマブラやポケモンシリーズもニンテンドースイッチから発売される可能性は高いでしょうし。
ニンテンドースイッチの心配な点
グラフィック性能に不安
ニンテンドースイッチは携帯モードで遊ぶことができるようにするためにタブレット端末に採用されているようなCPUを採用しているので、性能は2013年11月にリリースされたソニーのプレイステーション4に比べてもかなり低いものとなっています。
ニンテンドースイッチ | PS4 | PS4 Pro | |
CPU | Tegra X1 カスタムチップ 4コア ARM Cortex-A57 | AMD Jaguar 8コア 1.6GHz | AMD Jaguar 8コア 2.1GHz |
GPU | NVIDIA Maxwell 256コア | AMD Radeon 1,152コア | AMD Radeon 2,304コア |
メインメモリ | LPDDR4 4GB 25.6GB/s | GDDR5 8GB 176GB/s | GDDR5 8GB 218GB/s |
サブメモリ | – | DDR3 256MB | DDR3 1GB |
浮動小数点演算 | 0.5-1TFLOPS(?) | 1.84 TFLOPS | 4.2TFLOPS |
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドでも草刈りをしたりボス戦の時などフレームレートが落ちて動きがカクカクになってしまうことはよくあります。この辺りは今後のアプデートで改善する可能性はあるのかもしれませんが。
でも採用しているCPUやRAMの容量を考えるとPS4でリリースされたタイトルをそのまま移植するのは不可能と言ってもいいでしょう。
実際にドラゴンクエストヒーローズがPS4からニンテンドースイッチに移植されましたが、フレームレートが落ちまくりでこれを見るとPS4版を遊びたいよね….ってなります。
2017年7月29日にドラゴンクエスト11がPS4と3DSにリリースされます。
そして、ニンテンドースイッチからもリリースされることが発表されています。おそらくPS4版の移植だと思いますが、同じグラフィックのものを移植するのは難しいように感じます。
携帯機と据え置き機のハイブリッド機だから仕方ないところなのかもしれませんが、今後PS4 Proみたいにバージョンアップしたニンテンドースイッチが登場しそうですよね。
まとめ。あとはソフト次第
今のところ、性能以外で心配な点はあまりないので、あとは遊ぶことができるゲーム数が順調に増えていけば売れるんじゃないのかなと感じます。
要はソフト次第ということになるのかなと思いますが、売れ行きは今のところは順調のようで生産計画を上乗せしているという情報も出てきているので、ニンテンドースイッチに参入するメーカーも増えるとチャンスは増えるのかもしれません。
特に様々なスタイルで遊ぶことができるコンセプトはいいと思いますし、据え置きゲーム機から遠ざかってしまったスマホ世代の人にも遊んでみようかなと思わすことができそうですし、これがWiiの時のようにブームに火をつけることができたら爆売れする可能性もある、個人的にはそんな魅力を感じます。
現に、ゲームから10年遠ざかっていた僕がニンテンドースイッチを購入して毎晩、夜な夜なゼルダをして楽しんでいるのですから…。寝不足でヤバいですわ。
h//www.sin-space.com/entry/Switch-joycon-controller
自動的にテレビが付く設定が設定の「テレビ出力」でオンオフできるよー