Pixel 6 Pro レビュー

Google Pixel 6 Pro(ピクセルプロ 6)が2021年10月28日に発売となりましたが、同時発売したPixel 6よりも画面サイズが大きいPixel 6のハイエンドモデルでPixelシリーズとしては初めての「Pro」の冠を称したモデルとなっています。

6.7インチの大画面ディスプレイを搭載しているだけでなくGoogle独自チップ・Google Tensor、光学4倍の望遠カメラを搭載、実用的な画質を維持しながら最大20倍の超解像ズームでの撮影ができるまさに「プロ」な端末に仕上がっています。

ということで、この記事ではGoogle Pixel 6 Proのデザイン・サイズ・性能・動作速度・カメラの画質をレビューし、実際に使ってみてどんな使い勝手なのか書いているので気になっている方は参考にしてみてください。

Google Pixel 6 Proの特徴

Google Pixel 6 Pro
Google Pixel 6 Pro
Google Pixel 6 Proの特徴
  • 6.7インチの有機ELディスプレイ
  • 120Hzリフレッシュレートの滑らかディスプレイ
  • 生体認証は画面内指紋認証を搭載
  • 独自チップのGoogle Tensorを採用
  • 広角 + 超広角 + 望遠のデュアルカメラ
  • 広角カメラは1/1.3型の大型センサーに
  • 望遠カメラは光学4倍レンズを搭載
  • 消しゴムマジックで被写体を瞬時に消せる
  • 本体サイズ:163.9 × 75.9 × 8.9 mm
  • 本体重量:210g
  • 本体カラー:Cloudy White、Sorta Sunny、Stormy Black
  • 端末価格:116,600円

Pixel 6 Proは6.7インチの大型ディスプレイを搭載したGoogleのハイエンドスマートフォンです。

端末価格は116,600円とPixel 6と比べると4万円ほど高価なモデルです。とはいえ、6.7インチのプロモデルがこの価格に抑えられているのは安め。Appleの6.7インチのiPhone 13 Pro Maxが134,800円なので2万円ほど安い価格設定となっています。

Pixel 6 Proの心臓部にはGoogleの独自チップ・Google Tensorを搭載し基本性能はしっかり抑えております。

Snapdragon 888を搭載しているハイエンドスマホと比べると性能は控えめ。とはいえ、普段使いにおける動作は快適で普通のゲームであればそれなりに動作します。

Google Pixel 6 Pro リアカメラ
このカメラが凄いんです

Pixel 6 Proは広角・超広角・望遠のトリプルカメラを搭載し、広角カメラは5000万画素の1/1.3型大型イメージセンサー、望遠カメラは光学4倍ズームの4800万画素のイメージセンサーを搭載しています。

2020年モデルのPixel 5以前のモデルはソフトウェアの力で背景ぼけを表現してましたが、Pixel 6 Proは物理的に大きくなったイメージセンサーによりハードウェアでしっかりと背景のボケ味を表現可能に。

センサーが4世代ぶりに刷新したことで写真の表現力がいままでPixelよりも大きく向上しているので写真を撮るということが純粋に楽しめるのがPixel 6 Proの最大のメリットですね。

カメラの画質というか望遠カメラで遠くのモノをキレイに撮影したり少し離れたところからのポートレート撮影を楽しみたいという方はPixel 6ではなくPixel 6 Proがいいかもしれません。

Pixle 6 Proの画面サイズが6.7インチと大きめではあるもののエッジディスプレイを採用したことでPixel 6と比べてもそこまで大きさを感じることはありません。ほぼ同じといっていいです。カメラに興味がないのならPixel 6でいいですし、むしろPixel 5a(5G)でもいいくらいです。

Pixel 6 ProはGoogle Storeで116,600円で販売しており、キャリアはauとソフトバンクが取り扱いをしているので分割でauスマホトクするプログラムトクするサポート+で購入するならおすすめです。

Google Pixel 6 Pro 本体デザイン

Pixel 6 Proは新しいデザインを採用しておりリアカメラのデザインがバーのように横一列に伸びたカメラバースタイルとなっています。

Pixel 6 Pro 本体デザイン
筐体デザイン

カメラは背面パネルから3mmほど盛り上がっているので存在感のあるスタイルとなっています。

Pixel 6 Pro カメラの出っ張り
カメラの出っ張りは3mmほど

この出っ張りが邪魔になるかなと危惧してましたが、筐体の上の方にあるため指に触れることはほぼなく意外と快適に扱うことができました。また、端末上部はアンテナなのか樹脂素材で覆われています。

基本デザインはPixel 6と同じとなっておりかなり個性的なスタイルのスマホデザインで本体上部とカメラを挟んで下側で色が異なるツートンカラーとなっています。

本体カラーはCloudy White、Sorta Sunny、Stormy Blackの3色から選ぶことができます。今回レビューしているのはCloudy WhiteですがPixel 6に続いて公式サイトの写真と実物の色がかなり異なるので注意してください。

Pixel 6 Pro Cloudy White
Cloudy Whiteの実際の色はホワイト

Pixel 6 Proの背面パネルはCorning Gorilla Glass Victusと呼ばれる傷が付きにくい光沢のあるガラスを採用しています。

サイドフレームはステンレス金属フレームを採用し高級感のあるスタイルとなっています。

操作ボタンは端末の右上にサイドボタンと音量ボタンがあってボタンは非光沢素材を採用し指が滑らないように配慮されています。

Pixel 6 Pro 操作ボタン
サイドボタンと音量ボタン

充電ポートはUSB-C(USB 3.1 Gen 1)を採用しています。

Pixel 6 Pro 充電ポート
USB-Cポートを搭載している

Pixel 6 ProはGoogle 30W USB-CまたはUSB PD 3.0 PPSに対応した充電器を使うことで30Wによる急速充電に対応し約30分で最大50%の充電ができます。

例えば、Anker Nano Ⅱ 30WはPPS出力ができるので素早くPixel 6 Proを充電できます。

また、Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。Pixel 6 Proはさらに急速充電にも対応しワイヤレスでも素早く充電できるようになっています。

SIMカードスロットは筐体の左下側にあってnanoSIMを1枚入れることができます。

Pixel 6 Pro SIMカードスロット
nanoSIMを入れることができる

eSIMに対応しているためデュアルSIMでの運用も可能。メインのSIMカードを入れてデータ専用のeSIMを入れて使うことができます。

さらに、Pixel 6 ProはIP68の防水防塵性能を持っているのである程度水に濡れたとしても使える仕様になっており濡れた手でそのまま操作したり、雨に打たれながらもPixel 6 Proを使うこともできます。

Pixel 6 Pro 画面サイズ・スペック

Pixel 6 Proは6.7インチの有機ELディスプレイを採用しているため画面サイズは大きくて見やすいですが片手では操作はできないサイズ感となっています。

Pixel 6 Pro 画面サイズ
6.7インチの大画面ディスプレイ

とはいえ、Pixel 6 Proはエッジディスプレイを搭載しているため画面の大きさのわりに手に馴染むスタイルとなっています。スクロール時は画面隅のタッチは無効となっているなめ誤動作が少なくて意外と扱いやすい端末となっています。

Pixel 6 Pro エッジディスプレイ
エッジディスプレイを採用している

個人的にエッジディスプレイは苦手でしたがPixel 6 Proは使いやすくていいですね。

画面解像度は3,120× 1,080ピクセル(512ppi)、画面比率が19.5:9と従来モデルのPixel 5と同じとなっています。Pixel 6は20:9と同じシリーズなのに画面比率が異なってるのは不思議ですよね。

とはいえ、2画面表示機能などしっかり使うことができますし画面が大きくて見やすくなっています。

Pixel 6 Pro 2画面表示機能
2画面表示機能に対応

Pixel 6よりも画面周囲のベゼルの幅が狭いので画面が大きいのに筐体サイズが抑えられているので意外と使いやすい端末に仕上がっているように感じます。

Pixel 6 Proは画面内指紋認証に対応

Pixel 6 Proの生体認証は画面内指紋認証による画面ロック解除が可能です。ディスプレイの中央下部分に指紋認証センサーを内蔵し指を乗せるだけでスムーズに認証し使うことができます。

Pixel 6 Pro 画面内指紋認証
画面内指紋認証に対応

顔認証には対応してないですが指紋でしっかり画面ロック解除できるのでマスクしながら使えるのは嬉しいですよね。

ただし、スリープ時で画面が消えている状態だと指紋認証センサーは反応しません。画面をダブルタップしてスリープ解除してから指紋認証センサーを表示させて指紋認証機能を発動させてから使う必要があります。

Galaxy S21などは画面が消えてる状態でも指紋センサー部分に指を当てると反応してくれマスが、Pixel 6 Proは画面が消えてると反応しないので少し使いにくいと感じる場面も。

ただ、画面の常時表示をONにすると指紋認証センサーを常時使えるようにできます。

Pixel 6 Pro 常時表示で指紋認証
常時表示で指紋認証をずっと使える

常時表示にしておくことで机の上のPixel 6 Proを置いたまま指紋認証をしてすぐに使うことができて便利に扱うことができます。

ただし、常時表示をONにするとバッテリーの減りが少し早くなってしまうので電池持ちを重視する方は少し注意です。

内蔵スピーカーの音質が向上している

Pixel 6 Proはステレオスピーカーを搭載しています。端末下のUSB-Cポートの横にあるスピーカーと画面上にある受話レシーバーから音が鳴るようになっており音質は良好です。

Pixel 6 Pro 受話レシーバー
筐体の隅に受話レシーバーを内蔵

Pixel 6 Proの内蔵スピーカーの音質はPixel 6と比べていいです。全然違います。同じくらいの音質になってるのかと思ってましたが、Pixel 6 Proの内蔵スピーカーは低音から高音まで一つ一つの音がしっかりしていて上品なサウンドとなっています。

Pixel 6は低音が弱くて高音重視の音質で少しシャリシャリしていたのがPixel 6 Proは聴き心地の良くてワンランク上の音を楽しむことができます。

Google Tensorの性能は

Google Tensorのスペック

従来モデルのPixel 5まではSnapddragonを採用してましたが、Pixel 6 ProはGoogleも独自開発したSoC(システム・オン・チップ)・Google Tensor(Tensor Processing Unit)を搭載しています。

TensorはGoogleが4年前から開発しておりベースとなっているのはGoogleのデータセンターのサーバーで実用化していたものをスマートフォン向けにカスタマイズしたTPUでPixel 6 ProだけでなくPixel 6も同じSoCです。

AntutuでGoogle Tensorの性能がどれほどかPixel 6 Pro、Pixel 6、Pixel 5で比較してみました。

Pixel 6 Pro・Pixel 6 Antutuの性能比較
Pixel 6 Pro・Pixel 6の性能比較

Google Tensorはベース部分はARM CortexのCPUコアを採用し基本はPixel 5のSnapdragon 765Gと同じですが高性能CPUコアとなるCortex-X1を2コア採用し性能がPixel 6シリーズの方が高くなっています。

Antutuの性能比較
  Pixel 6 Pro Pixel 6 Pixel 5
SoC Google Tensor Snapdragon 765G 5G
CPU Cortex-X1 ×2
Cortex-X76 ×2
Cortex-A55 ×4
Cortex-A76 ×2
Cortex-A55 ×6
GPU Mali-G78 MP20 Adreno 620
RAM 12GB 8GB
トータル 694871 664528 377240
CPU 175430 176758 108817
GPU 286036 265968 88833
MEM 96527 93181 77119
UX 136879 128521 96494

Pixel 6 ProはPixel 5と比べてCPUの性能が1.7倍、GPUの性能が3倍、トータルで1.8倍ほど向上しています。

Google TensorのスコアとしてはSnapdragon 700番台とSnapdraon 800番台の中間なのでちょうどいい性能を持ったSoCなのかもしれません。

Googleもピーク性能ではなく普段の動作速度を重視していると言っているのでその通りのチップと言って良さそうです。

Pixel 6との違いはメインメモリの容量だけで基本的な動作に差はありません。ただ、負荷のかかる3Dグラフィックスのゲームを長時間プレイする場合はメインメモリの容量が12GBと余裕のあるPixel 6 Proの方が安定する可能性はありそうです。

実際の動作速度はそれなりに快適に

Pixel 6 ProはGoogle Tensorを採用したことで1世代前のPixel 5よりも2倍ほどの性能を手に入れることになりブラウジング、SNSなど普段使うアプリの動作はそれなりに快適に動くようになりいつものスマホ体験はそこそこ快適に扱うことができます。

こちらはPixel 6とPixel 5の動作速度の比較となっています。

Pixel 6 Pro(左)・Pixel 5(右)

Pixel 5よりもPixel 6の方が全体的に動作が速くなってるのがわかります。Googleマップの描画速度も圧倒的にPixel 6の方が高速で快適に動作してますしゲームも全体的にPixel 5よりもPixel 6 Proの方が滑らかに動作しています。

PUBGモバイルの画質設定はPixel 5が画質「HD」、フレームレート「高」まで設定できるのに対して、Google TensorのPixel 6 Proは画質「HDR」、フレームレート「ウルトラ」までとなっています。

動作が重い「原神」はPixel 5が画質の設定「低」がデフォルトなのに対してPixel 6 Proは「中」がデフォルトになってそれなりにスムーズに動作させることができます。

Pixel 6 ProとPixel 6で比較をしてみましたが動作に違いはありません。(以下の動画は画質の設定を高にしてプレイをしています。)

ただ、メインメモリの容量がPixel 6 Proは12GBと余裕があるため長時間プレイする場合は安定して動作する可能性があります。実際にAntutuのベンチを回している時に3Dグラフィックスの動作がPixel 6よりもPixel 6 Proの方がコマ落ちせずに動いてたことがあります。

発熱とバッテリー持ちについて

Pixel 6 Proは普段使っているときは発熱はあまりしないですが4K動画を撮影したり、ゲームをプレイしてると筐体にそれなりに発熱します。

例えば、Antutuのベンチマークを回した直後の温度はPixel 6 Proが46°まで上昇したのに対してPixel 5はCPU温度が36°となっています。Pixel 5が発熱しにくいモデルなので単純比較はできないですが1世代前のモデルと比べると発熱しやすい傾向に。

ただ、Snapdragon 855を搭載していたPixel 4と比べると発熱は抑えられてるように感じますし普段使いにおいてはちょうどいい性能とバランスを維持してるのではないでしょうか。

Pixel 6 Proは5,008mAhの大容量バッテリーを内蔵しておりどれくらい電池が持つのか比較してみました。

Pixel6 Pro・Pixel6 電池持ち
  Pixel 6 Pro Pixel 6 Pixel 5
バッテリー容量 5,003mAh 4,614mAh 4,080mAh
画面駆動 120Hz 90Hz 90Hz
動画視聴(YouTube)60分 67% → 59%:8%消費 75% → 69%:6%消費 75% → 67%:8%消費
ゲーム(PUBG)30分 72% → 65%:7%消費 74% → 67%:7%消費 75% → 67%:8%消費
ゲーム(原神)30分 88% → 78%:10%消費 74% → 63%:11%消費 74% → 62%:12%消費
待機 8時間 82% → 73%:9%消費 67% → 54%:12%消費 67% → 65%:2%消費

特定のアプリを起動し使っているときはPixel 6 Proの電池の減りは普通か少しいいくらいですが画面サイズの大きさから考慮すると少し電池消費量は多めかもしれませんね。

YouTube1時間視聴で8%の消費、ゲームの原神を30分プレイで10%消費となっています。ただし、待機時間の電池の減りはかなり激しくて就寝中に8時間待機したところPixel 5は2%しかバッテリーが減らなかったのに対してPixel 6 Proは9%の消費となっています。

12%消費のPixel 6よりも電池持ちは少しはマシとはいえ大画面ディスプレイを搭載したスマホにしてはバッテリー消費量は激しくて使い方次第によっては1日持つかどうかといった電池持ちとなっています。

明らかに電池消費量が多いのでおそらくアップデートで対処されるとは思いますが現時点ではモバイルバッテリーは必須かも…です。

Pixel 6 Pro カメラの画質

Pixel 6 Pro カメラのスペック

Pixel 6 Proは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しています。

Pixel 6 Pro リアカメラ
トリプルカメラ
カメラのスペック
  Pixel 6 Pro Pixel 6 Pixel 5
広角カメラ 5000万画素(1/1.3型)・F/1.85
画角82°
1200万画素(1/2.55型)・F/1.7
画角77°
超広角カメラ 1200万画素(1.25μm)・F/2.2
画角114°
1600万画素(1.0μm)・F/2.2
画角117°
望遠 4800万画素・F/3.5
画角23.5°
超解像ズーム20倍
(広角カメラで超解像ズーム7倍)
インカメラ 1100万画素・F/2.2 800万画素・F/2.0
HDR Live HDR+
カメラ機能 長時間露光、アクション パン、夜景モード、天体写真モード、ポートレートモード、トップショット、デュアル露出補正、消しゴムマジック、モーションモード、リアルトーン 夜景モード、天体写真モード、ポートレートモード、トップショット、デュアル露出補正

Pixel 6 Proのカメラはイメージセンサーが4世代ぶりに新しくなって広角カメラが5000万画素、超広角カメラが1200万画素に。さらに、広角カメラのセンサーサイズが1/2.55 → 1/1.3インチに大きくなったことで画質が向上しています。

さらに、4800万画素のイメージセンサーに光学4倍(ペリスコープ型)の望遠カメラが追加されていて遠くの被写体も寄って迫力の写真を撮影できるようになりました。超解像ズームにより最大20倍ズームで撮影ができます。

Pixel 6 Proはインカメラも刷新されていて1100万画素の超広角の画角となっています。

広角カメラは大型センサーでぼけ味が美しい

Pixel 6 Proは広角カメラがとにかく凄いです。

広角カメラは1/1.3型の大型イメージセンサーを搭載しているのでソフトウェアのポートレートモードを使わなくてもこれだけ綺麗なボケ味を表現できるようになりました。

Pixel 6も同じ1/1.3型の大型イメージセンサーを搭載しているので望遠カメラが必要ないならProではなくPixel 6を選んでおいて間違いなしです。74,800円で1/1.3型のイメージセンサーを搭載したスマホが買えるのは破格です。

PixelシリーズのカメラはPixel 3〜Pixel 5まで全く同じ型式のものを採用していてハードウェアの進化がなくソフトウェアでカメラの画質を向上してきましたが、Pixel 6、Pixel 6 Proは一皮剥けた感がものすごいです。

広角カメラだけでも表現力の幅がかなり向上したので撮影してて楽しい。

Pixel 5 → Pixel 6、Pixel 6 Proでどれくらい表現力が変わるのかを比較してみました。

背景のボケ味、ボケ量がPixel 6シリーズの方が深くなってるのがわかります。

ただし、引いたところからの撮影になると背景のボケ量とか関係なくなるのでPixel 6、Pixel 5でそこまで画質に差は出てきません。

暗いところで撮影をしてみました。

Pixel 6 Pro、Pixel 6は同じ広角カメラを搭載しているので違いはほぼありません。

Pixel 5と比較してもそこまで大きな差はないので被写体に寄って撮影することがないならあまり意味はないでしょう。

望遠2〜3倍は超解像ズームでの撮影に

Pixel 6 Proは光学4倍の望遠カメラを搭載しているので2倍〜3倍のズーム撮影は広角カメラを使った超解像ズームによる撮影となります。5000万画素のイメージセンサーを搭載しているのでかなり高精細な写真に仕上がるところが凄いです。

5000万画素とはいえ現像される画像は1250万画素に縮小されて扱いやすい画像サイズにしてくれます。光学望遠カメラを使わなくてもこれだけ高精細に撮影できれば十分ですよね。

なので、3倍ズームまでならPixel 6 Pro、Pixel 6ともに使い勝手はほぼ同じとなっています。望遠で4倍ズーム以上の望遠画角で撮影することが多いならPixel 6 Proを使うメリットが出てきます。

光学4倍(最大20倍)望遠カメラが凄い

Pixel 6 Proは光学4倍の望遠カメラを搭載しています。画素数は4800万画素の高画素センサーとなっていてレンズはF/3.5と少し暗めとなっています。といっても、GoogleのAIがしっかりと画像処理をしてくれるのでしっかり撮影できるのがスゴイです。

Pixel 6の4倍ズームも5000万画素の広角カメラの超解像ズームなのでそれなりに高精細でクッキリとした写真に仕上げることができますが、自然さは光学ズームのPixel 6 Proには敵わないですよね。

Pixel 6は文字の輪郭がクッキリしすぎてたり、滲みやノイズが発生していたり画質劣化していますが、Pixel 6 Proは自然な画質になってるのがわかるかと思います。また、Pixel 6は最大7倍ズームまでですがPixel 6 Proは最大20倍までズームして撮影できます。

20倍ズームでも光学4倍の4800万画素のイメージセンサーによって高精細な画質を維持したまま撮影が可能です。ここまでズームして画質が劣化していないことに驚きです。これだけズームしてもこれだけしっかり画質を維持できてるので50倍ズームくらい行けそうですが実用的な画角に抑えているのはさすがです。

Pixel 6 Proの光学4倍ズームとPixel 6のデジタル4倍ズームで画質の差を比較してみました。

Pixel 6も意外とキレイな写真に仕上がってますがデジタル処理によって輪郭が強調されて塗り絵のようが画質になっていますが、Pixel 6 Proは自然な写真に仕上がっています。

また、Pixel 6 Proは光学望遠レンズを使うことで奥行き感を演出できます。

手前にある被写体をぼかして奥にある被写体にピントを合わす感じ。これ、ポートレートモードを使わずに光学4倍の望遠カメラだけの力で表現できてしまう。素晴らしい。もう、完全にコンパクトデジカメを超えたのでは?

暗いところでもPixel 6 Proの望遠カメラはしっかり使うことができます。

Pixel 6 Proの望遠カメラは被写体に寄って撮影することはできないですが、遠くのものを切り出すには最高のカメラとなっています。

このような写真は従来のPixelシリーズでは撮影できませんでした。

撮影はできたけどここまで高精細ではないと言ったほうがいいのかな。すべてポートレートモードなどソフトウェア処理なしでの撮影となっており、とても自然な写真をシャッターボタンを押しただけで生み出すことができます。

ポケットの中にまさにカメラが入ってるかのような、Pixel 6 Proはそんなスマホとなっています。

F/3.5の暗めのレンズなのにノイズが少ないことにも驚きです。

この辺りはGoogleのソフトウェアのノイズを除去する処理の上手さが際立っているのかもしれません。

なお、Pixel 6 Proの望遠カメラはペリスコープ型のレンズを採用しているためライトの光源の表現が四方に広がる煌びやかになります。

同じくペリスコープ型の望遠カメラを搭載しているXperia 1 Ⅲも同じような写真になるのでペリスコープレンズ特有の描画と言っていいかもしれませんね。

個人的にはこのような表現は色気があって好きですが好みは分かれそうな感じですね。

超広角カメラも画質が向上した

Pixel 6 Proは超広角カメラを搭載しているので視野の広い写真を撮影できます。

Pixel 6 Pro 超広角カメラ
Pixel 6 Pro 超広角カメラで撮影

Pixel 6 Proの超広角カメラは1600万画素から1200万画素に画素数は小さくなったものの画素ピッチが1.0μmから1.25μmに大きくなったことで一度に取り込むことができる光の量が増えて画質が向上しています。

Pixel 6 Pro・Pixel 5 超広角カメラ

Pixel 6 Proの方が画質が高精細になってノイズが少なくなっています。 明るいところでの違いはあまりないものの暗所撮影の画質は間違いなく向上しているのであらゆるシーンもキレイな写真に仕上げることができそうです。

消しゴムマジックに対応した

Pixel 6 Proは新しい機能として映り込んだ人を消すことができる消しゴムマジックを搭載しています。Photoアプリの「編集」→「ツール」から「消しゴムマジック」を起動すると自動的に人を認識してくれます。

Pixel 6 Pro 消しゴムマジック
消しゴムマジック

「すべて消去」でサクッと人が消すことができます。

Pixel 6 Pro 人を消せる
人が消える

ワンタップで人を消すことができてしまう。消した部分は少し違和感あるもののこれくらい引きの写真なら目立たないですし問題ありません。また、人じゃなくてもモノも指で消したい物を丸で囲むことで消すこともできます。

Google Pixel 6 Proのスペック

Pixel 6 Proスペック
モデル Google Pixel 6 Pro
画面サイズ 6.7インチ
解像度 3,120 × 1,440ピクセル
ディスプレイ LTPO 有機ELディスプレイ(60〜120Hz)
CPU Google Tensor
メインメモリ 12GB
ストレージ 128GB / 256GB
外部メモリ
広角カメラ 5000万画素(1/1.3型)・F/1.85
超広角カメラ 1200万画素・F/2.2
望遠カメラ 光学4倍・4800万画素・F/3.5
動画性能 4K 60/30fps・フルHD 60/30fps/Auto
インカメラ 超広角・1100万画素(F/2.2)
モバイル通信 5G(sub-6)、4G LTE
Wi-Fi Wi-Fi 6E(11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.2
NFC おサイフケータイ対応(Felica)
防水防塵 IP68
バッテリー容量 5,008mAh
ワイヤレス充電 Qi対応(急速充電対応)
本体サイズ 163.9 × 75.9 × 8.9mm
重量 210g
本体カラー Cloudy White、Sorta Sunny、Stormy Black

Pixel 6 Pro レビュー・評価:まとめ

Pixel 6 Pro
Pixel 6 Pro

Pixel 6 Pro のメリット

Pixel 6 Proは6.7インチのディスプレイに光学4倍の望遠カメラを搭載したハイエンドモデルです。基本的にPixel 6に望遠カメラが追加された端末と見ていいでしょう。

Pixel 6 Proのメリット
  • 画面サイズが大きくて見やすい
  • エッジディスプレイが意外と操作性良い
  • 120Hzのリフレッシュレートに対応
  • Google Tensorの性能が丁度いい
  • 画面内指紋認証に対応しマスクしてても使える
  • 1/1.3型の大型センサーの広角カメラがとてもいい
  • 自然なボケ味を表現できる最高のカメラ
  • 光学4倍望遠カメラも高精細で最高のカメラ
  • 動画の手振れ補正が優秀になった
  • ステレオスピーカーの音質がPixel 6よりも上
  • おサイフケータイ(Felica)に対応

Pixel 6 Proの醍醐味はなんといっても光学4倍の望遠カメラを使って迫力の写真を撮影できるところでしょう。暗めのレンズを採用しているのにノイズの少ない高精細な写真を撮影することができるので、とにかく楽しいカメラとなっています。

広角カメラも5000万画素(1/1.3型)を採用しておりソフトウェアの力を使わなくても被写体に寄ることで背景を自然にぼかしたいい感じの写真に仕上げることができるので、撮影の幅を広げることができます。

SoCはGoogle Tensorを採用しメインメモリは12GBと十分な性能を持っているため普段使いにおいては全く問題ないスペックのスマホになってます。

Pixel 6 Proのデメリット

Pixel 6 Proは画面サイズが6.7インチと大きいので従来のPixel 5からの乗り換えとなると本体サイズが大きい…ってなります。Pixel 6も6.4インチと大きなスマホとなっているので選択肢がないのがツラいところ。

Pixel 6 Proのデメリット
  • 画面サイズが少し大きい
  • 待機中のバッテリーの減りが激しい
  • スリープ時に画面内指紋認証が使えない
  • 動画撮影で光学4倍望遠カメラが使えない
  • microSDカードに対応していない

Pixel 6ほどではないですがPixel 6 Proも待機中の電池の減りは速めです。8時間待機で10%も電池が減っていくので普段使いにおいても気付いたらバッテリーがピンチということもあります。ここは、今後のアップデートで改善することに期待ですね。

あと、意外なのが動画撮影で光学4倍の望遠カメラを使って撮影ができないところでしょうか。画角はフルHDであれば4倍ズームでの撮影は可能(Pixel 6はできない)ですが、広角カメラのクロップ処理となってしまいます。

レンズが暗いので仕方なかったのかな?

望遠カメラは必要?どんな人におすすめ?

Pixel 6 Pro
Pixel 6 Pro

Pixel 6 ProはGoogleのハイエンドスマホで116,600円で手に入れることができます。Pixel 6と比べると高いですが、他社のハイエンドスマホと比べると少し安価ですよね。

正直なところ、この価格で1/1.3型の大型センサーを搭載した広角カメラと光学4倍の望遠カメラが使えるなら安いと思うくらい。多分、カメラが好きじゃないから見たらそうは思わないのかもしれませんが(笑)

Pixel 6 Proはカメラの画質にこだわりたいけどミラーレスカメラを買うほどでもない…という方におすすめの端末です。とくに望遠画角のカメラでの撮影をしたい場合はPixel 6ではなくてPixel 6 Proですね。

望遠カメラが必要になるシーンってカメラに興味がない方にとっては「どんな時にいるの?」ってなるかもしれません。

たしかにそうなんです。カメラは基本的に標準の広角があれば十分です。ただ、望遠カメラがあることで子どもの顔をアップに撮影したり、ワンコや猫ちゃんを遠くからいい感じに撮影したりと幅を広げることができます。

もし、カメラを重視しないならPixel 6 Proでも、Pixel 6でもなくもっと安いPixel 5a(5G)を選んだ方がいいでしょう。

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