
2020年はミドルレンジスマホが熱いですね。2020年3月にiPhone SE(第2世代)が、2020年8月にPixel 4aが登場しました。
Pixel 4a、iPhone SEはどちらもちょうどいいサイズ、スペック、価格で買うことができるのでスマホ選びで迷ったらこの2機種のどちらかにすれば失敗はない。
ということで、Pixel 4aとiPhone SE(第2世代)のデザイン・サイズ・性能・使いやすさを比較したいと思います。どっちの端末にするか迷っている方は参考にしてみてください。
この記事の目次
Pixel 4aとiPhone SEのスペック比較
Pixel 4aとiPhone SEのスペックを比較しました。どちらも片手に収まるサイズ感のスマホで指紋認証センサーを搭載し、マスクをしていても問題なく普段使いに向いている端末となっています。

Pixel 4a | iPhone SE(第2世代) | |
ディスプレイ | 5.8インチ | 4.7インチ |
解像度 | 2,340 × 1,080(19.5:9) | 1,334 × 750(16:9) |
パネル | HDR対応有機EL | P3対応IPS液晶 |
CPU | Snapdragon 730G | A13 Bionic |
メインメモリ | 6GB LPDDR4X | 3GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB | 256GB・128GB・64GB |
生体認証 | 指紋センター(背面) | 指紋センサー(前面) |
リアカメラ | 1220万画素・F/1.7、超解像ズーム7倍 | 1200万画素・F/1.8、デジタルズーム5倍 |
インカメラ | 800万画素・F/2.0 | 700万画素・F/2.2 |
HDR撮影 | HDR+ | スマートHDR |
カメラ機能 | 光学式手ぶれ補正、夜景モード、天体写真モード、ポートレートモード、トップショット、デュアル露出補正、4K30p動画撮影 | 光学式手ぶれ補正、ポートレートモード、4K60p動画撮影 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6) |
4G LTE | 1,2,3,4,5,8,12,13,17,18,19,21,26,28,38,41 | 1,2,3,4,5,7,8,11,12,13,17,18,19,20,21,25,26,28,29,30,32,66,34,38,39,40,41,42,46,48 |
Bluetooth | 5.0 | |
ポート | USB-C(3.1 Gen1)、3.5mmオーディオジャック | Lightning |
防水防塵 | – | IP67(水深1.5mに30分) |
おサイフケータイ | Felica対応 | Felica対応(予備電力機能付きエクスプレスカードに対応) |
バッテリー容量 | 3,140mAh | 1,810mAh |
ワイヤレス充電 | – | 対応 |
サイズ | 144 × 69.4 × 8.2mm | 138.4 × 67.3 × 7.3mm |
重量 | 144g | 148g |
価格 | 42,900円 | 49,280円〜 |
AndroidとiOSの比較となるので性能を単純比較することはできませんが、Pixel 4aのミドルレンジクラスのSnapdragon 730Gを搭載しています。
それに対して、iPhone SEはハイエンドのiPhone 11 Proにも搭載しているA13 Bionicプロセッサを搭載していて処理性能だけは飛び抜けて高くなっています。
iPhone SEは全キャリアで販売してますが、Pixel 4aはソフトバンク専売となっています。
Pixel 4aの特徴
Pixel 4aはPixel 4の廉価版モデル、Pixel 3aの後継機種として2020年8月に発売したモデルとなっています。
パンチホール型のインカメラを採用したことで完全ベゼルレススタイルを実現していて5.8インチの画面サイズの割に筐体サイズがコンパクトで扱いやすい端末に仕上がっています。

- 5.8インチ(2,340 × 1,080)有機EL・HDRディスプレイ
- 艶消しポリカーボネートボディで指紋が付きにくい
- Snapdragon 730G + 6GB RAMで快適動作
- 128GBの大容量ストレージを搭載
- 1220万画素のシングルAIカメラを搭載
- デュアルステレオスピーカーに対応
- nanoSIM + eSIMのデュアルSIMに対応
- 3.5mmオーディオジャックを搭載している
- 3,140mAhのバッテリー容量で電池持ちが良い
- 18Wの急速充電に対応している
Pixel 4aの筐体は艶消しポリカーボネートボディを採用し手触りはサラサラとした感じになっています。指紋が付きにくく、ガラスではなくプラ素材ということもあり落としても割れる心配がなく気兼ねなく使うことができるのがいいところ。
CPUプロセッサにSnapdragon 730G、メインメモリが6GBを搭載していて、一般的な用途であればストレスのない動作します。PixelはGoogle謹製のスマホなので素のAndroidがインストールされていてスペックの割に快適に動作しています。
リアカメラは1,220万画素のシングルカメラ仕様ですが、AIカメラによってシングルカメラでありながらも背景をぼかす精度の高いポートレート撮影ができたり、超解像ズームによって迫力の望遠撮影もできます。
Pixel 4aのカメラは本当にシングルカメラとは思えないくらいキレイな写真を撮影することができます。カメラのレスポンスもとてもいいので動き回る子どものシャッターチャンスを逃すことも少ないです。
個人的にとても良いと思うのが内蔵スピーカーがステレオに対応しているところ。4万円前後のスマホの多くはモノラルスピーカーの端末が多いですが、Pixel 4aはステレオサウンドで音楽や動画を楽しむことができます。
iPhone SE 2の特徴
iPhone SE(第2世代)は2020年3月に発売したモデルです。iPhone 8の筐体を流用し内部スペックを強化した端末で目新しさはないですが、ホームボタンがあるので従来のiPhoneの操作に慣れている方も安心して使える端末となっています。

- 4.7インチ(1,334 × 750)液晶ディスプレイ
- 筐体はガラスボディ + アルミフレーム素材
- ホームボタン(Touch ID内蔵)を搭載
- A13 Bionic + 3GB RAMで超快適動作
- 1200万画素のシングルカメラを搭載
- ステレオスピーカーに対応
- IP67防塵防水(1.5mの水深に30分)対応
- nanoSIM + eSIMのデュアルSIMに対応
- 18W急速充電・ワイヤレス充電対応
iPhone SEの筐体はガラス素材、サイドフレームはアルミ素材を採用し高級感のあるスタイルを実現しています。
ガラスボディは落とすと割れるリスクはありますが、しっとりとした吸い付くような手触りがクセになるスマホです。また、ワイヤレス充電にも対応しているのでケーブルレスの生活を送ることができるのがいいところ。
筐体の正面はホームボタンのあるiPhoneの伝統デザインを採用しているので古臭さも感じますが、誰もが安心して使うことができるスタイルとなっています。
iPhone SEは5万円以下のスマホでありながらも8万円以上するiPhone 11と同じA13 Bionicプロセッサを搭載してるところでしょう。あらゆる動作も快適に使えるだけでなく、3Dグラフィックを多用したゲームも最高画質・フレームレートで遊ぶことができます。
ただ、スペックが高い割にバッテリー容量が少ないので電池の持ちがあまり良くないので、少しでも長くスマホを使いたい方には向いていないのかもしれません。
なお、iPhone SE2はワイモバイル、UQモバイルでも買えるようになります。
Pixel 4a・iPhone SEの違いを比較
では、Pixel 4aとiPhone SEの実機で比較をしていきましょう。
デザイン・筐体サイズ
Pixel 4aの筐体サイズは144 × 69.4 × 8.2mm、iPhone SEは138.4 × 67.3 × 7.3mmとなっていて、画面サイズが4.7インチと小さいiPhone SEの方が一回り小さいサイズ感となっています。

とくに筐体の厚みが8.2mm → 7.3mmと0.9mmも薄くて扱いやすい端末になっています。ハイエンドのiPhoneもこれだけ薄かったらとてもいいんですけどね..。
Pixel 4aはインカメラがパンチホール型、通話スピーカーが筐体の隅に移動したことにより完全ベゼルレススタイルとなっていますが、iPhone SEは上下に太いベゼルのある従来のスマホのスタイルとなっています。

iPhone SEは少し時代を感じるスタイルかも。Pixel 4aはポリカーボネートユニボディを採用し艶消しのマットな素材となっています。サラサラとした手触りで指紋が付きにくいのでケースなしで使うのもアリです。

Pixel 4aは本体カラーがブラックしかないので色を選ぶ楽しみがありませんが、iPhone SEはホワイト、ブラック、Product REDの3色から選ぶことができます。Pixel 4aでカラー選べたら最高だったんですけどね。
充電ポートはPixel 4aはUSB-C(3.1 Gen1)、iPhone SEはLightningとなっています。

両モデルともに急速充電に対応しているので18Wや30WといったUSB-C PD対応の電源アダプタを使うことで素早くバッテリー補給することができます。
ちなみに、iPhone SEに付属の電源アダプタは5Wタイプのものですが、Pixel 4aは18Wタイプの電源アダプタが付属しているので追加で購入する必要はないです。
画面サイズ・解像度の違い
Pixel 4aは5.8インチの有機ELディスプレイ、iPhone SEは4.7インチの液晶ディスプレイを搭載しています。

Pixel 4a | iPhone SE(第2世代) | |
ディスプレイ | 5.8インチ(19.5:9) | 4.7インチ(16:9) |
解像度 | 2,340 × 1,080ピクセル | 1,334 × 750ピクセル |
画素密度 | 443ppi | 326ppi |
パネル | HDR対応有機EL | P3対応IPS液晶 |
Pixel 4aの方が縦長のディスプレイになっていて解像度もフルHD+と高いので解像感の高い映像を楽しむことができます。
iPhone SEも十分にキレイな画質ですが、解像感はPixel 4aと比べると劣ります。ぼやけた感じになる。なので、文字を小さくして表示領域を広く使いたいならiPhone SEよりもPixel 4aも方が見やすいかもしれません。
表示色はどちらも色鮮やかなので動画、写真をキレイに楽しむことができます。また、iPhone SEは環境光に合わせて色温度を調整してくれるTrue Toneテクノロジーに対応しています。
生体認証のしやすさの違い
Pixel 4a、iPhone SEともに指紋センサーを搭載しているのでマスクをしていても指で簡単に画面ロック解除してスマホを使うことができます。

Pixel 4aの指紋センサー(Pixel Imprint)は背面パネルの上部に搭載していて端末を持ったと同時に指が触れることで画面ロック解除ができます。
ジェスチャー操作が基本となっていてホーム画面に戻るときは画面下から上にスワイプ、アプリの切り替えは画面下を左右にスライドさせることで可能となっています。
iPhone SEは画面下に指紋センサーを内蔵したTouch IDを搭載しています。ホームボタンとしての役割も持っているのでホーム画面に戻ったり、Appスイッチャーを起動してアプリを切り替えすることもできます。
ホームボタンを使ってホーム画面に戻ったりする従来の操作方法なので、以前からiPhoneを使っている方は違和感なく乗り換えすることができるでしょう。
ワイヤレス充電の有無
Pixel 4aはケーブルによる充電しか対応してないですが、iPhone SEはワイヤレス充電に対応しています。

最大7.5Wの充電となるのでLightningケーブルで充電するよりも充電速度は遅めですが、部屋の中からケーブルを消し去ることができるのでシンプルな生活をしたいならワイヤレス充電に対応しているiPhone SEはいいのかもしれません。
iPhone SEはApple Watchが使える
Apple WatchはiPhoneとペアリングしないと使うことができません。
もし現状でiPhoneとApple Watchの組み合わせで使っている場合、Pixel 4aに乗り換えをしてしまうとApple Watchを使えなくなってしまうので注意です。
最近はAndroidに対応したスマートウォッチが充実してきているので、もしPixel 4aに乗り換えをしたとしても代わりとなるウォッチが見つかるかもしれないので、探してみるのもいいのかもしれません。
動作速度の違い
Pixel 4aはミドルレンジプロセッサのSnapdragon 730G、iPhone SEはハイエンドプロセッサのA13 Bionicを搭載しています。メインメモリの容量が6GBと3GBと倍ほど違いますがOSが違うのであまり気にする必要はないでしょう。
Geekbench 5でCPUの性能を比較してみましたが、OSが違うのであくまで参考値としてください。

Pixel 4a | iPhone SE(第2世代) | |
CPU | Snapdragon 730G | A13 Bionic |
メインメモリ | 6GB LPDDR4X | 3GB LPDDR4X |
シングルコア | 548 | 1323 |
マルチコア | 1480 | 2301 |
GPU | 1018(Vulkan) | 7385(Metal) |
スコアで比較すると間違いなくA13 Bionicを搭載しているiPhone SEの方が処理性能が高くなっています。
ネットサーフィン、SNSなどの描画速度はそんなに違いはないですが、3Dグラフィックを使ったゲームだと画質やフレームレートに差が出てきます。
例えば、PUBGモバイルの画質設定が異なっていて、Pixel 4aは「画質:HD、フレームレート:高」が限界値。iPhone SEは「画質:ウルトラ、フレームレート:極限」まで設定できるので、とにかくキレイな画質、滑らかさでプレイすることができます。

ただし、iPhone SEで画質の設定を最高にすると電池の持ちがかなり悪くなるので注意ですね。Pixel 4aの設定でも十分遊ぶことができる性能をもっているので個人的にはSnapdragon 730Gで十分かなと感じます。
電池持ちの違い
バッテリー容量はiPhone SEは1,810mAhしかないですが、Pixle 4は3,140mAhと多く電池持ちがいいです。PIxel 4aは性能が抑えられミドルレンジクラスのプロセッサを搭載しているのでより省電力な端末になっています。
Pixel 4aとiPhone SEで電池持ちを比較してみました。
Pixel 4a | iPhone SE(第2世代) | |
バッテリー容量 | 3,140mAh | 1,810mAh |
Youtube1時間視聴 | 100% → 93% 7%消費 |
100% → 92% 8%消費 |
PUBG 30分プレイ | 97% → 82% 15%消費 |
97% → 73% 24%消費 |
放置6時間 | 82% → 63% 21%消費 |
73% → 55% 22%消費 |
Youtube1時間視聴 | 50% → 42% 8%消費 |
50% → 35% 15%消費 |
YouTubeで動画を見たり通常使いなら電池持ちにそんなに差はありませんが、ゲームなど負荷のかかることをするとiPhone SEはモリモリと電池が減っていくので、モバイルバッテリーは必須になるでしょう。
また、iPhone SEは50%を切ってからのバッテリー減りが加速するので電池の持ちは期待しない方がいいです。まあ、バッテリーの容量の大きさが全然違うのでPixel 4aの方が電池持ちがいいのは当然なのかもですね。
機能と使いやすさの違い
Pixel 4a、iPhone SEともに本体横幅を69mm以下となっているので、片手操作しやすい筐体サイズに収まっていますが、iPhone SEはさらに筐体の厚みが薄いのでとにかく扱いやすい端末になっています。
ただ、画面の大きさが4.7インチと小さいのでトータルバランスで見ると5.8インチのディスプレイを搭載しているPixel 4aの方が画面が大きくて使いやすいのかなと感じます。


Pixel 4aは二つのアプリを同時に起動して使える2画面表示機能を搭載しているので、例えばYouTubeで動画を見ながらTwitterをして情報を収集することもできてしまいます。

縦画面だけでなく横にしても2画面にすることができるので、二つのアプリを使いたいならPixel 4aの一択となります。
2つのアプリを同時に使うシチュエーションはそうそうないですが、YouTubeを見ながらの何かをするということは意外と使うのでそんな珍しい使い方でもないのかな。
リアカメラの画質の違い
Pixel 4a、iPhone SEともにシングルカメラを搭載しています。

デザインが大きく異なっていてPixel 4aはレンズとフラッシュを対角に内蔵した四角いスタイルになっていますが、iPhone SEは丸レンズとフラッシュライトががそれぞれ一つだけ搭載しシンプルなスタイルとなっています。
画素数はほぼ同じですが、デジタルズームがiPhone SEは5倍までなのに対して、Pixel 4aは7倍まで撮影することができます。
Pixel 4a | iPhone SE(第2世代) | |
リアカメラ | 1220万画素・F/1.7、超解像ズーム7倍 | 1200万画素・F/1.8、デジタルズーム5倍 |
インカメラ | 800万画素・F/2.0 | 700万画素・F/2.2 |
HDR撮影 | HDR+ | スマートHDR |
カメラ機能 | 光学式手ぶれ補正、夜景モード、天体写真モード、ポートレートモード、トップショット、デュアル露出補正、4K30p動画撮影 | 光学式手ぶれ補正、ポートレートモード(人物限定)、4K60p動画撮影 |
Pixel 4aとiPhone SEのカメラで撮影し比べをしてみました。

どちらのモデルも高度なHDR撮影ができるので、逆光のある難しいシーンも明暗差の少なく見やすい写真に仕上げてくれますが、iPhone SEよりもPixel 4aの方がより明るく、色鮮やかな画像に仕上げてくれるようですね。

Pixel 4aは最大7倍、iPhone SEは最大5倍までズームして撮影することができます。どちらも広角カメラによるデジタルズームですが、高度な補正処理によりノイズの少ない描画に仕上がっています。

ピンクの花を撮影してみましたが、色合いがかなり異なりますね。色に付いては被写体によっても異なるので評価しにくいところではありますが、Pixel 4aの方が自然な色合いに仕上がることが多いように感じます。

花を拡大し解像感を確認してみたところ、どちらも同じ1200万画素のイメージセンサーを搭載していますが、iPhone SEよりもPixel 4aの方が解像しているように見えます。

まあ、ほぼ同じですかね。そんなに差はない?
夜間の照明の逆光のあるシーンで撮影してみたところ、iPhone SEは全体的に白いフレアが出てしまっているのに対して、Pixel 4aはある程度は抑えられているように見えます。

レンズ性能がPixel 4aの方が少しだけいいのかな?
Pixel 4aの方がコントラストが高くて引き締まった写真に仕上がることが多いようです。どちらがいいかは好みですね。

Pixel 4aはナイトモードを搭載しているので、暗いところの撮影も数秒間の撮影を耐えることで明るくノイズの少ない写真に仕上げることができます。

ナイトモードを使わなくても、それなりに明るくノイズの少ない写真を撮影できるので暗いところでの撮影も問題なくすることができます。

自転車の写真はどちらもデジタル2倍ズームで撮影したものとなっていて、iPhone SEは少しぼやけた感じになってますがPixel 4aはそこそこキレイな仕上がりになっているのではないでしょうか。
なお、Pixel 4aは天体撮影モードを使って星空を撮影することも可能です。こちらは山に行った時にPixel 4で撮影した星空ですが、Pixel 4aも同じような写真を撮影することができます。

三脚が必要ですが、Pixel 4aはiPhone SEでは撮影できないようなシチュエーションでも幅広く対応することができます。
ポートレートモードの違い
どちらのモデルもシングルカメラでありながら背景をぼかせるポートレートモードに対応。ただし、iPhone SEは人物限定となっていてブツ撮りで背景をぼかすことはできないので注意です。
こちらは通常のカメラモードで撮影した花です。

ポートレートモードを使うことで背景をぼかすことができます。iPhone SEは人物以外では背景をぼかしことができないので、参考までにiPhone 11 Proのポートレートモードで撮影した画像を載せておきます。

Pixel 4aのポートレートモードはかなり寄って撮影することができるので、迫力のある写真に仕上げることができます。また、背景のボケの精度もとても高くて違和感のないですよね。シングルカメラでこの価格帯のスマホでこれだけキレイな写真撮影できることに驚きを隠せません。
Pixel 4a・iPhone SE どっちがいい?
基本的に今までAndroidを使ってきたならPixel 4a、iPhoneを使ってきたならiPhone SEを選ぶことで使い方に戸惑うことなく使うことができます。
Pixel 4aのメリット・デメリット

Pixel 4aは5.8インチの有機ELディスプレイ、Snapdragon 730G、6GBメインメモリ、128GBストレージを搭載しています。
- 画面と筐体サイズのバランスが良い
- 普段使いで十分すぎる性能を持っている
- 艶消しボディで指紋が付きにくい
- AIカメラの画質がとにかくキレイで良い
- 内蔵スピーカーがステレオに対応している
- 電池持ちがそこそこ良い
- 端末価格が42,900円と安い
- IP防水防塵規格に非対応
- ワイヤレス充電に非対応
筐体はiPhone SEとほぼ同じサイズですが、画面サイズが5.8インチと大きいので画面が見やすくて操作しやすいのがPixel 4aの良いところでもあります。ホームボタンはないですがジェスチャーで快適に使うことができるし、何よりも指紋が付きにくい艶消しボディが魅力的です。
また、シングルカメラでありながらAIの力でハイエンドスマホをも驚愕する画質の写真を簡単に撮影することが可能。2〜3年前のミドルレンジクラスのAndroidを使っていたならPixel 4aに乗り換えで快適な環境を手に入れることができますよ。
Snapdragon 730Gはミドルレンジプロセッサですが素のAndroidが動作していることもあり、軽快に操作するのでiPhoneにこだわる必要がないならPixel 4aの方が価格も安いのでおすすめです。
iPhone SEのメリット・デメリット

iPhone SE(第2世代)は4.7インチの液晶ディスプレイ、A13 Bionic、3GBのメインメモリ、64GB(最大256GB)のストレージを搭載しています。
- ホームボタンを搭載している
- iPhone 11と同じプロセッサで性能が高い
- ガラスボディで高級感のあるスタイル
- ワイヤレス充電に対応している
- 内蔵スピーカーがステレオに対応している
- Apple Watchとペアリングができる
- IP67で水に濡れても使える
- 端末価格は49,280円〜
- 画面サイズが小さく解像度が低い
- バッテリー持ちがあまり良くない
画面サイズが4.7インチとPixle 4aよりも小さいですが、画面下にホームボタンを搭載しているので操作方法で迷うことはないでしょう。Pixel 4aと違って指紋センサーが前にあるので机に置いたままでも画面ロック解除できるのでスマホを置いて操作することが多いなら使いやすいです。
また、iPhone SEはiPhone 11と同じA13 Bionicを搭載し2020年のハイエンドスマホと同等かそれ以上の性能を持っているので3Dグラフィックを多用したゲームも快適に遊ぶことができます。
ただし、バッテリー容量が少ないのですぐに電池が切れてしまうので自宅ならワイヤレス充電器をいろんなところに設置しておいていつでも充電できる体制にしておいたり、外ではモバイルバッテリーを常に持ち歩くのがいいでしょう。
価格を重視するならPixel 4a
とにかく安くスマホを手にしたいならPixel 4aがおすすめです。128GBのストレージで42,900円です。もし、iPhone SEで128GBモデルを選ぶと54,780円となり12,000円ほど高くなってしまいます。
費用をできるだけ抑えるならPixel 4aです。
トータルバランスを重視するならPixel 4a
iPhone SEは画面が小さくて扱いやすいですが、バッテリー容量のわりにCPUプロセッサが高性能すぎて電池の減りが速いという欠点が。
しかし、Pixel 4aは価格に見合ったプロセッサを搭載しスペックを抑えていることもあり電池の持ちはそこそこ良いです。
ベゼルレススタイルを採用することでコンパクトでありながら5.8インチのそれなりに大きいディスプレイを採用しているので画面が見やすくて操作しやすいというメリットがあります。
最高のゲーム体験をするならiPhone SE
ゲームをとにかく快適に遊びたいんだ!という方は、iPhone SEの一択になります。
A13 BionicはiPhone 11 Proにも採用しているプロセッサで、3Dグラフィックを多用したゲームもとにかく快適に遊ぶことができます。タッチの反応もいいので、音ゲーを楽しむ方はiPhone SEがいいのかもですね。
Apple Watchを使いたいならiPhone SE
Apple Watchを使うならiPhone SEしか選択肢がないです。悩む必要はなくiPhone SEを買いましょう。それか、Apple Watchを卒業してAndroidに対応したスマートウォッチに買い替えてPixel 4にしましょう。
iPhoneの比較・おすすめはこちらです。
iPhone 12・12 Proについてはこちらをどうぞ。
https://www.sin-space.com/entry/iphone12-vs-iphone11
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