HUAWEI nova lite 3 レビュー

HUAWEIが格安スマホのnova liteシリーズの新モデル・nova lite 3を発売しました。少しだけ端末価格が値上がりしてしまいましたが、nova lite 3は格安スマホなのにHUAWEI初となるしずく型ノッチを搭載したフルビューティーディスプレイを搭載した意欲的なスマホとなっています。

ここでは、HUAWEI nova lite 3のデザイン、性能、使いやすさ、カメラの画質、どんなスマホになっているのか徹底レビューしていきたいと思います。また、nova lite 2とP20 liteとの比較もしているので、どのモデルを購入したら迷っている方も是非参考にしてください。

 

HUAWEI nova lite 3 レビュー

nova lite 3の評価

HUAWEI nova lite 3は2019年2月1日に発売したエントリークラスの格安スマホです。nova liteシリーズはコストを抑えて端末価格が25,800円(初値)で購入することができましたが、nova lite 3は26,800万円と1,000円だけ価格が高くなってしまいました。

とはいえ、HUAWEI初となるしずく型ノッチデザインのフルビューティーディスプレイを搭載しデザインもnova lite 2よりも格好良いデザインになり、au回線にも対応したことを考慮すると価格以上の満足感はあるのかなとも思います。

nova lite 3を実際に使っての評価
  • 少しチープ感はあるがデザインは悪くない
  • 本体に指紋がベタベタついてしまう…
  • CPUの性能が向上したのか操作感が良くなった
  • AIカメラで意外と綺麗な写真を撮影できる
  • 1080p/60fpsの動画撮影に対応した
  • 背景のボケ機能の精度はあまり良くない(特に人物)
  • au回線に対応しUQ mobileのSIMが使えるのが良い

個人的には旧モデルのnova lite 2の出来がイマイチでしたが、今回のnova lite 3はなかなか良い仕上がりになっていると感じています。画面サイズがもう少し小さければもっと使いやすいのが勿体ないところですが、MVNOでセット購入するのならおすすめしてもいい格安スマホです。

nova lite 3

nova lite 3は6.21インチのフルビューティーディスプレイを搭載していてしずく型ノッチデザインが特徴的なスマートフォンとなっています。

顔認証と指紋認証を使えるので、家で顔で画面ロック解除をして、外でマスクをしていたとしても手を使って画面ロック解除ができるので、とても利便性は良くなっています。

デュアルカメラを搭載することで背景をボカしたり、AIカメラを初搭載したことでシチュエーションに合わせて綺麗に写真を撮影することが可能となっています。リアカメラだけではなくフロントカメラもAIに対応しているので綺麗な自撮り写真を撮影することもできます。

nova lite 3の特徴
  • 6.21インチ(2340 x 1080)の画面サイズ
  • しずく型ノッチデザインのフルビューティーディスプレイ
  • Kirin710プロセッサを搭載で68%〜75%性能向上
  • デュアルカメラ + AI Cameraで綺麗な写真撮影が可能に
  • ポートはMicroUSB(B-Type)
  • デュアルnanoSIMに対応
  • OSはAndroid 9.0 + EMUI 9.0を採用
  • カラーは3色(オーロラブルー、コーラルレッド、ミッドナイトブラック)
  • 販売はMVNOのみ(2019年2月現在)

楽天モバイルでnova lite 3を9,980円で購入できるキャンペーンを実施しています。めちゃくちゃ安いです。また、UQ mobileもnova lite 3の取り扱いを開始し、実質負担額0円で購入することが可能となります。

では、HUAWEI nova lite 3を詳しくレビューしていきたいと思います。

パッケージと付属品

nova lite 3のパッケージは白色をベースとしたいつも通りのHUAWEIの格安スマホのデザインとなっています。

nova lite 3 パッケージデザイン

nova lite 3の付属品は充電ケーブル(MicroUSB Type-B)、充電アダプタ(5V/A2)、3.5mm対応ヘッドフォンイヤホン、説明書、SIMカードスロットを開けるためのピン、透明の専用ケースが同梱しています。

nova lite 3 付属品

専用のケースがとりあえず付属しているので、傷を付けたくない方はとりあえずすぐにでもケースを付けてnova lite 3を使うことが可能となります。

nova lite 3 外観デザイン

しずく型ノッチを採用

旧モデルのnova lite 2は通常の液晶ディスプレイが採用されていましたが、nova lite 3は全面ディスプレイが採用されて角丸処理が施された丸っぽいものになっています。

nova lite 3 正面デザイン

nova lite 3は受話レシーバーを本体上部ギリギリにしてフロントカメラを中央に搭載することでノッチ(切り欠き)のデザインをしずく型にすることに成功しています。

nova lite 3 しずく型ノッチデザイン

しずく型ノッチを採用することで上部に表示しているアイコンの数が増えたとしても詰まった感がなくスッキリとしたデザインを実現をしています。格安スマホでこのスタイルをやってしまうんですから凄いですよね。

まあ、顔認証が簡易バージョンということもありドットプロジェクターや赤外線センサーを搭載していないのでフラグシップモデルよりもしずく型ノッチを採用しやすかったというのはあるかもしれませんが。

光沢のあるプラスチック(樹脂)の筐体

旧モデルのnova lite 2はアルミ素材の筐体が採用されていましたが、nova lite 3はプラスチック(樹脂)素材の筐体に変更されており、ピカピカに磨かれているため光沢のあるものになっています。

nova lite 3 本体デザイン

公式では「セラミックのような質感」と称していますが、まあそうですね。普通の樹脂製の筐体といった感じです。一見すると高級感あるように見えますが、よく見るとチープ感もあるのが価格相応といったところでしょうか。

少なくとも上位モデルでガラス筐体を採用しているP20 liteと比較すると残念な気持ちになってしまうのは仕方ないでしょう。

ピカピカの光沢に磨き上げたのはいいのですが、nova lite 3の筐体は傷がかなり付きやすくなっているようで、数日使っただけで目立つ傷がいくつも付着してしまいました。もちろん、指紋もめちゃくちゃ付きます。

nova lite 3 本体の傷

普通に数年使うとかなり傷だらけのスタイルになってしまうのではないでしょうかね。まあ、昔の二つ折りの携帯電話って傷だらけになっても普通に使ってましたよね。そんな感じで使い倒せはいいのかなーとは思います。

なお、今回購入したのはオーロラブルーですが上から下にかけて色合いが異なっており見る角度によって違った雰囲気を味わうことができるようになっています。

nova lite 3 色合いの違い

他にもコーラルレッド、ミッドナイトブラックの計3色から選ぶことができます。

nova lite 3は手に馴染むような3D湾曲デザインが採用しており、画面サイズが大きい割に持ちやすくなっており、背面パネルの上部に指紋センサーを搭載しているので顔認証が使えない時に指紋認証で画面解除をすることも可能です。

nova lite 3 丸みを帯びたデザイン

本体重量が160gと軽いのも持ちやすさに一役買っているのでしょうね。

ボタンとポートについて

本体右側に電源ボタン(下)とサイドボタン(音量)を搭載しています。

nova lite 3 サイドボタン

本体下に3.5mmヘッドフォンジャックと充電ポート(MicroUSB)が搭載されています。

nova lite 3 ヘッドフォンジャックと充電ポート

3.5mmヘッドフォンジャックが搭載されているのでヘッドフォンは有線派という方にとっては嬉しい仕様ですね。ただ、充電ポートがUSB-Cを採用しなかったのはかなり残念なポイントです。

シリーズは違いますが同じくエントリークラスのP20 liteはUSB-Cを採用したのでnova lite 3にもUSB-Cに期待したかったのですが、充電ポートでクラスの違いに差を出したということなのでしょう。

とはいえ、まだまだMicroUSB(Type-B)を採用しているスマートフォンも多いので、格安スマホからnova lite 3に乗り換えるというユーザーにとってはMicroUSBを採用していた方が都合がいいと言えるのかもしれません。

カメラはフラットレンズに

nova lite 3はデュアルカメラを搭載していますが、比較的フラットなレンズを搭載しています。

nova lite 3 角のデザイン

完全なるフラットではなく少しだけ出っ張りがありますがテーブルに置いて傾くほどではないです。なので、テーブルの上に置いて操作をしてもガタつきがないものになっています。

P20 liteのダブルカメラは出っ張りレンズになっていてテーブルの上に置いた時にガタツキが出てしまいましたが、nova lite 3はフラットレンズなのでガタツキなく使うことができそうです。

nova lite 3 P20 lite ダブルカメラのデザイン
左:nova lite 3、右:P20 lite

近年のスマートフォンは出っ張りレンズになる傾向がありましたが、ここにきてnova lite 3はフラット化に動き出しました。フラグシップモデルでもフラットレンズにして欲しいですが、本体サイズの厚みの問題で難しいのかもしれません。

 

画面サイズと使い勝手について

nova lite 3のディスプレイは6.21インチという大きめサイズに2,340 x 1,080ピクセルの解像度を持ったものを搭載しています。

画面サイズ・解像度・比率の違いを比較
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
世代 2019年 2018年
ディスプレイ 6.21インチ 5.65インチ 5.84インチ
解像度 2,340 × 1,080ピクセル 2,160 × 1,080ピクセル 2,280 × 1,080ピクセル
画面比率 19.5:9 18:9 19:9

画面解像度はフルHD(1,980 x 1,080)をベースに縦に伸ばしたものとなっているので、画素密度はnova lite 3とnova lite 2はほぼ同じものになっているとみていいでしょう。画面の角っこは丸く処理されたものになっています。

本体サイズの違いを比較
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
世代 2019年 2018年
ディスプレイ 6.21インチ 5.65インチ 5.84インチ
サイズ 73.4 × 155.2 × 7.95 mm 72.05 × 150.1 × 7.45 mm 71.0 × 149.0 × 7.4 mm
重量 160 g 143 g 145 g

旧モデルのnova lite 2よりも本体サイズが大きくなり、重量も重くなってしまいましたが、他メーカーのスマホよりもまだまだ軽いので片手で操作しても違和感はあまりありません。

nova lite 3 手で持った感じ 正面

片手操作もできますが、6.21インチという画面サイズはやはり大きいので指を隅まで届かせようとしたら指が吊りそうになるので完全に片手で使おうと思うのは難しいでしょう。

nova lite 3 手で持った感じ

ちなみに、6.21インチのnova lite 3の本体横幅は73.4mmですが、6.1インチのiPhone XRの横幅は75.7mmとなっています。本体の厚みがnova lite 3は7.95mmなのに対してiPhone XRは8.3mmです。

つまり、nova lite 3の方が画面サイズが大きいのに本体サイズが少しだけコンパクトということになるのです。重量もnova lite 3の方が30gも軽いので手で持って操作しやすいのはnova lite 3の方だったりするんですよね。

nova lite 3はiPhone XRのように性能が高くないので同じ土俵で競うのはちょっと違うとは思いますが、サイズだけで比較するとnova lite 3は画面サイズを大きくしつつもサイズの小ささはなんとか維持しているといっていいのかもしれません。

しずく型ノッチを隠すこともできる

nova lite 3のノッチはしずく型であまり目立ちませんが、これも格好悪い…と感じる方は画面設定にある「ノッチ」から「ノッチを隠す」を選択することができます。

nova lite 3 ノッチの設定

どっちがいいでしょうかねー?

nova lite 3 ノッチを隠す

個人的にはノッチありでいいのかなと思います。しずく型ノッチは本当に違和感ないのでデザイン的に悪くないのではないでしょうか。

視力保護モードは暖色系画面すぎる

nova lite 3は新機能として視力保護モードを搭載しています。上部から起動できるコントロールパネルから簡単に有効化することが可能となっています。

nova lite 3 視力保護モード

視力保護モードをONにすることでブルーライトをカットして目に優しい画面にすることができるのですが、正直なところ暖色になりすぎて残念な感じです。色温度を調整できるので寒色にしてみましたがめちゃくちゃ暖色です。

nova lite 3 視力保護モード 色合い

さすがにこの色合いでスマホを使いたいとは思わないので、nova lite 3の場合はカラーモードを調整することで少しだけブルーカットをカットしたかのような自然な画面にすることができます。

設定アプリの「画面」の「カラーモード」を起動して「鮮明」→「通常」にして、色温度を「デフォルト」→「暖色」にします。

nova lite 3 カラーモード調整

すると(個人的に)ちょうど良い感じの色合いの画面表示にすることができると思います。nova lite 3のカラーモードでは細かく調整もできるので好みの色合いに調整してみてください。

顔認証と指紋認証が使いやすい

nova lite 3は顔認証と指紋認証のデュアル生体認証に対応をしています。

顔認証と指紋認証

顔認証は顔を登録することで使うことができます。設定の「顔認証」の項目で「スライドしてロックを解除」から「ダイレクトロック解除」にすることで、端末を持ち上げて画面に顔を向けるだけで自動的に画面ロック解除されてホーム画面を表示させることができます。

nova lite 3 顔認証で画面ロック解除 設定

なお、nova lite 3の顔認証は上位モデルで採用されている3D計測して顔を認識しているわけではなく簡易型の顔認証となっていますが、iPhoneのように支払い決済を顔認証するわけでもないので特に問題はないのでしょう。

nova lite 3の背面パネル上部に指紋センサーが搭載しています。ちょうど人差し指に当たる部分なので端末を持つと同時に認証させることができます。

nova lite 3 持った時の感じ 背面パネル

顔と指紋のダブルで認証できるのでテーブルの上に端末を置いたままでも顔認証で画面をロック解除することができますし、風邪をひいてマスクをしている時に顔認証できない場合でも指紋認証で画面のロック解除をすることができるので便利です。

先日、風邪を引いてマスクを1日中装着していたのですが顔認証オンリーのiPhone XRは本当に使いにくくて仕方ありませんでしたが、そんな中でHUAWEIのスマートフォンなら指紋も顔もどちらも搭載しているので困ることがないでしょう。

 

nova lite 3・nova lite 2・P20 liteを比較

nova lite 3はnova lite 2の後継機なので全ての機能において上回っていますが、P20 liteはランクが少しだけ上の端末になっているので、RAMの容量が多かったり、Wi-Fiの通信性能が高くなっているなど違いがあります。

nova lite 3・P20 lite 違いを比較
nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
ディスプレイ 6.21インチ 5.65インチ 5.8インチ
生体認証 顔認証・指紋認証
CPU Kirin 710
マルチコアスコア:5530
Kirin 659
マルチコアスコア:3651
RAM 3GB LPDDR4 4GB LPDDR4
リアカメラ 1300万画素(f/1.8)+200万画素+AIカメラ 1300万画素(f/2.2)+200万画素 1600万画素(f/2.2)+200万画素
動画撮影 1080p(60fps)、H.256対応 1080p(30fps)
Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4 Ghz 802.11a/b/g/n/ac 2.4 & 5GHz
LTE ドコモ、au、ソフトバンク
FDD:B1,2,3,8,17,18,19、TDD:B41
ドコモ、ソフトバンク
FDD:B1,3,5,7,8,19,20
ドコモ、au、ソフトバンク
FDD:B1,3,5,7,8,18,19,26,28、TDD:B41
筐体素材 樹脂(プラスチック)系 アルミ ガラス+アルミ(サイドフレーム)
片手操作 ちょっと厳しい できる
発売日 2019年2月 2018年2月 2018年6月
価格 26,800円 25,880円 → 17,000円前後 31,980円 → 25,000円前後

nova lite 3の方がCPUの性能が高くて、AIカメラに対応していて画質の良い写真を撮影できますが、P20 liteの方がRAMの容量が多くて、Wi-Fiは5GHz帯に対応、LTEの対応電波も多いので通信が安定していて高速ということになります。

また、画面サイズがnova lite 3よりもP20 liteの方が小さいので片手で操作することにこだわるのならP20 liteの方を選んだ方が良いということになりますね。全体的な質感は間違いなくP20 liteの方が上となっています。

個人的にはこんな感じで決めるかな?

どっちにするか?
  • 全体的な操作の快適性を重視、カメラの画質を重視、画面の大きさを重視 → nova lite 3
  • デザインを重視、マルチタスクすることが多い、動画を見ることが多い、ゲームすることが多い → P20 lite
  • とにかく一番安く買いたい → nova lite 2

まあ、今買うとしたらnova lite 3かP20 liteのどちらかになるでしょうね。P20 liteはAmazonなどでSIMフリー版を購入することが可能となっています。

本体デザインの違いを比較

nova lite 3の樹脂(プラスチック)製の筐体が採用されていて3D湾曲デザインを採用することで手に馴染むスタイルを実現しています。P20 liteはサイドフレームにアルミ、背面パネルにガラスを採用したデザインとなっていてP20 liteの方が高級感のあるスタイルとなっています。

nova lite 3、nova lite 3、P20 lite 外観比較
左からnova lite 3、nova lite 2、P20 lite

nova lite 3とP20 liteはフルディスプレイを搭載していてベゼルレススタイルとなっていますが、nova lite 3は受話レシーバーが本体上部に移設されてセンサーが無くなりフロントカメラだけになったことからしずく型ノッチが採用され、画面の広さをより有効活用することが可能となっています。

nova lite 3、nova lite 2、P20 lite 正面デザイン
左からnova lite 3、nova lite 2、P20 lite

また、端末下部にあったHUAWEIのロゴもは廃止されてすっきりとしたデザインになっています。充電ポートはnova lite 3とnova lite 2は従来のMicroUSBですが、P20 liteはハイエンドスマホで採用が進んでいる新規格のUSB-Cとなっています。

P20 lite、nova lite 3、nova lite 2の充電ポート
上からP20 lite、nova lite 3、nova lite 2

リバーシブルタイプのコネクタのUSB-Cはとても使い勝手がいいんですよね。気を使わなくても充電することができますし壊れにくくなっています。また、MacBookのUSB-Cケーブルと共用することもできるのでケーブルを減らすことができます。

3.5mmヘッドフォンジャックはどちらも搭載しているので有線でヘッドフォンを使いたいという方は安心して使うことができるでしょう。

CPU性能と動作速度を比較

nova lite 3はKirin 710という12nmプロセスルールの新型の8コアCPUプロセッサを搭載しています。nova lite 2とP20 liteに搭載されているKirin 659と性能を比較してみました。

CPUプロセッサの違いを比較
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
世代 2019年 2018年
CPU Kirin710 8コア【4 ×2.2 GHz(A73)+ 4 ×1.7 GHz(A53)】 Kirin 659 8コアCPU【4 ×2.36GHz + 4 ×1.7GHz】
GPU Mali-G51 Mali-T830 MP2
プロセスルール 12nm 16nm
RAM 3GB 4GB
ストレージ 32GB

高性能コアを4つ、高効率コアを4つ内蔵したプロセッサで旧モデルのnova lite 2に採用されていたKirin 659と構成は同じですが内部設計が刷新されているため性能が大きく向上しています。

Geekbenchの性能比較

Geekbench 4でCPUとGPUの性能を計測してみました。

CPUの性能比較(Geekbench)
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
CPU Kirin 710 Kirin 659
シングルコアスコア 1529 945 938
マルチコアスコア 5530 3718 3651
GPUスコア 3023 3151 3142

CPUの性能はnova lite 2よりもnova lite 3の方が55%〜60%ほど向上しており、GPUの性能はほぼ横ばいになっているのが分かります。

Antutu 性能比較

AntutuによるCPUの性能を比較してみました。

CPUの性能比較(Geekbench)
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
プロセッサ Kirin 710 Kirin 659
CPU 57502 42072 41351
GPU 28056 13233 13161
UX 35927 24116 24077
MEM 8496 9338 8616
総合 129981 88809 87205

AuntutuだとCPUの性能は35%ほどの性能向上に留まっていますが、GPUの性能は2倍以上も向上していおり、UXのスコアも高くなっているようですね。いずれにしても、nova lite 3に採用されたKirin 710は大きく性能向上を果たしていそうです。

 

実際の動作速度の違いを比較

nova lite 3のCPUの性能アップによって実際の操作でどれくらい快適になっているのかを動画で比較をしてみました。

nova lite 3とnova lite 2でブラウザ操作をしてみたのですが、nova lite 2よりもnova lite 3の方がワンテンポ早く画面が表示しており快適な操作性を実現しています。nova lite 2は動作がワンテンポ遅いと感じることが結構ありますが、nova lite 3はかなり快適に使うことが可能となっています。

P20 liteとも比較をしてみましたが同様にnova lite 3の方が表示速度が速くて快適に使うことができそうです。

P20 liteよりもnova lite 3の方がワンテンポ速く画面が切り替わって表示しています。ブラウザの表示速度はスマホの快適度に直結するものなので、インターネットで調べ物をしたりSNSをたくさん使うという方はP20 liteよりもnova lite 3を選んだ方が良さそうです。

また、nova lite 2とnova lite 3はAndroidの2画面操作機能にも対応していますが、nova li te 3の方がサクサクと快適に操作することが可能となっているので、複雑な作業をするのなら新型のnova lite 3を選ぶのがいいのかなと思います。

次のGoogle earthの動作の違いを比較してみました。

ビルが立ち並ぶ東京駅周辺のビル群を動かしてみたのですが負荷がかなり高いのかnova lite 2は動作が遅くなりコマ落ちしていますが、nova lite 3はコマ落ちすることなくスムーズに動作させることが可能となっています。

P20 liteでも比較をしてみましたがnova lite 3の方が動作が滑らかになっています。

P20 liteはGPU性能が不足しているためかビルが多い場所だとコマ落ちしてしまっていますが、nova lite 3は滑らかにヌルヌルとビルの合間を駆け抜けることが可能となっています。

ゲームの荒野行動でも動作をnova lite 3とP20 liteでチェックしてみました。

やはりGPU性能が高いnova lite 3の方が少しだけ滑らかにゲームを楽しむことができるようですね。とはいえ、P20 liteで大きくコマ落ちをしているわけでもないので普通にゲームを楽しむ程度ならどちらでも良いのかなと思います。

nova liteシリーズやPシリーズに搭載していたCPUプロセッサはしばらく性能向上していませんでしたが、nova lite 3のKirin 710は大きく性能が向上しました。これはnova lite 3のAIカメラを機能させるためにCPUの性能を大きく強化させる必要があったからなんだそうです。

AIカメラは機械学習によって機能していますが、nova lite 3は専用のニューラルプロセッサを搭載していません。あくまでCPUプロセッサで機械学習をさせているとのことです。

Wi-Fi 通信性能の違い

nova lite 3のWi-Fiは802.11 b/g/n(2.4GHz)に対応しており802.11 b/g/n/ac(5GHz)は非対応となっていますが、P20 liteは802.11 b/g/n/ac(5GHz)に対応しています。

nova lite 3の方が新しいのに対応していないのはかなり残念ですが、こういう細かいところに差を出すことでnova lite 3とP20 lite 2の違いを演出しているようです。どれくらいWi-Fiの通信速度が違うのかを比較してみました。

nova lite 3 P20 lite Wi-Fi 通信速度の違い
左:nova lite 3、右:P20 lite
Wi-Fi 通信性能の違い
nova lite 3 P20 lite
Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4 GHz 802.11a/b/g/n/ac 2.4 & 5GHz
受信速度 37.2Mbps 49.3Mbps
送信速度 25.3Mbps 67.2Mbps

やはり802.11 b/g/n/ac(5GHz)に対応しているP20 liteの方がWi-Fiの通信速度が速いですね。レンジを使っても接続が不安定になることがないですしね。

2GBほどのゲームデータをダウンロードしていました。

アプリのダウンロード速度を比較
左:nova lite 3、右:P20 lite
荒野行動 ゲームデータダウンロード速度
nova lite 3 P20 lite
Wi-Fi 9分40秒 4分27秒

P20 liteは4分27秒で全データをダウンロードできましたが、nova lite 3は9分40秒と倍の時間がかかってしまいました。かなり違うもんですね。大きなデータをダウンロードすることが多いなら間違いなくnova lite 3よりもP20 liteを選んだ方が良いということになります。

 

AIカメラの画質の違い

nova lite 3はリアにデュアルカメラを搭載していますが、エントリークラスの格安スマホで初めてAIによる処理が可能となっています。

P20 lite、nova lite 2、nova lite 3 ダブルカメラの違い
上:P20 lite、右:nova lite 2、左:nova lite 3
カメラのスペックの違いを比較
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
世代 2019年 2018年
AIカメラ 対応
リアカメラ 1300万画素(f/1.8)+200万画素 1300万画素(f/2.2)+200万画素 1600万画素(f/2.2)+200万画素
動画撮影 1080p(60fps)、H.256対応 1080p(30fps)
フロントカメラ 1600万画素 800万画素 1600万画素

nova lite 3のデュアルカメラは画素数は1300万画素+200万画素と旧モデルのnova lite 2と同じとなっていますが、レンズがf/2.2からf/1.8と明るいものにグレードアップしています。

nova lite 3は動画性能が向上しており1080p/60fpsでの滑らかな撮影ができるようになり、高効率データ圧縮規格であるH.265でデータ保存が可能となりました。

画素数が1,300万画素とP20 liteの1,600万画素よりも低画素し、AIカメラを有効化すると800万画素まで画素数が落ちてしまいますが、撮り比べをしてみるとnova lite 3のAIカメラが優秀すぎて画素数が落ちているのにも関わらずP20 liteよりもnova lite 3の方が綺麗な写真を撮影することが可能となっています。

nova lite 3・P20 lite ダブルカメラ画質比較 晴天

AIカメラは自動的にシチュエーションを判断してそれに合った設定で撮影ができるので、青空はより青く、植物はより緑に、花はより赤く撮影することが可能となります。

nova lite 3・P20 lite ダブルカメラ画質比較 木と空の色合い

撮影が難しい逆光でも影の部分のディテールを維持しつつ青空もしっかりと表現できています。格安スマホなのにここまで綺麗に撮影できるようになったのはなかなかスゴイ。AIカメラは恐るべしですね。

暗所撮影に強くなった

レンズの明るさがf/2.2からf/1.8になったということは暗所撮影に強くなっているということになります。nova lite 3とnova lite 2で夜の街並みを撮影して比較してみましょう。

nova lite 3とnova lite 3 暗所撮影比較

まず、発色がnova lite 2よりもnova lite 3の方が鮮やかになっているのが分かりますね。そして、暗いところがnova lite 3の方がより綺麗に再現できています。アパグループの看板を拡大してみるとよく分かります。

nova lite 3・P20 lite ダブルカメラ画質比較 ノイズ耐性

nova lite 2は暗いだけではなく手ブレを起こして文字が潰れてしまっていますが、nova lite 3は文字を判別できるほど表現できているのが分かります。後ろの「広告求む」の看板もしっかりと写っており、暗所撮影の撮影のしやすさは間違いなく進化を果たしているようです。

夜のちょっとしたイルミネーションを撮影してみました。

nova lite 3とnova lite 2 夜のイルミネーション撮影の違い

nova lite 2のカメラはどちらかというと寒色系の写真に仕上がる傾向がありますが、nova lite 3は暖色系の温かみのある写真に仕上がることが多くなっています。

AIカメラの実力は?

nova lite 3はAIカメラを搭載しています。カメラを起動して上部メニューにある「AI」というアイコンをタップするとAIカメラにすることができます。

nova lite 3 AIカメラ 設定ボタン

あとは、被写体にカメラを向けるだけでシチュエーションを自動的に判別をしてくれて青空なら青が際立った写真を簡単に撮影することが可能となっています。

実際にAIカメラを使って大阪王将の牛カルビチャーハンを撮影をしてみたところ、これは「食べ物だ!」と認識してくれたようで、美味しそうな色合いで撮影をしてくれました。

nova lite 3 Aiカメラ 食べ物

これはスゴイ!確かにAIカメラをONにした方がインスタ映えしそうな写真に仕上がっているような気がします。

椿の花をAIカメラで撮影をしてみました。

nova lite 3 AIカメラ 花

AIカメラOFFの場合は少し暗い感じに仕上がっていますが、AIカメラをONにすると花の色が強調されてとても花らしい雰囲気のある写真に仕上がりました。今までは写真を撮影して色の編集が必要な写真だったものが色編集をしなくてもいいようになるかもしれませんね。

人物撮影をするときもAIカメラで周囲の雰囲気を認識してくれるようで、温かい雰囲気に仕上げてくれたりします。もちろん、顔認識機能も搭載されているので基本的には自動で撮影できると思ってもらってOKです。(ただし、顔追尾の速度はあまり速くありません。)

ちなみに、AIカメラにすると画素数が1,300万画素から800万画素に低画素化してしまうので高精細な写真を撮影したいときはAIカメラをOFFにした方がいいと思います。

背景をボカす機能も搭載

nova lite 3は引き続き背景をボカすことができる機能である「アパーチャモード」と「ポートレートモード」を搭載しています。さらに、nova lite 3はiPhoneのポートレートモードの照明機能を使えるようになっています。

  • アパーチャモード:ボケ味の調整ができる
  • ポートレートモード:照明の種類、ビューティーレベルを調整できる

ボケ具合を調整できるのが従来のアパーチャーモードで照明の種類やビューティーレベルを調整できるといった違いとなります。以下の画像はnova lite 3とnova lite 2のアパーチャモードで撮影した写真です。

nova lite 3とnova lite 2 背景ボケ

nova lite 3の方が少しだけ柔らかいボケ味になっているように見えますが、そんなに差はないのかなと思います。

両機種ともに言えることですが、このような人工物は綺麗にボカすことができますが、人物や植物になるとちょっと違和感のある写真になってしまうので、通常はあまり使わない方がいいでしょう。特に人の髪の毛の境界線はかなり厳しいものとなります。

夜景モードを搭載している

nova lite 3は夜景モードを搭載しています。夕方の写真なのですが普通に撮影するとこんな感じになるところ…

nova lite 3 遠景撮影

夜景モードにすると、こんな感じで撮影できます。くっきりはっきりなメリハリのある画像になりましたね。

nova lite 3 夜景モード

夜景モードはシャッターを切ってから約4秒間の間に8〜10枚ほどの写真を撮影して自動的に合成して画像を生成しているので、綺麗な夜景写真を撮影することができるとういもの。

もうちょっときちんとした夜景で試してみたいと思うのですが、ちゃんとした夜景なら結構綺麗な写真が撮影できるんじゃないのかなと思っています。

AI VISONで商品検索が可能に

nova lite 3は新たにAI VISONという機能に対応しました。カメラを起動して上部メニュー左にあるアイコンをタップしてモノを撮影することで、それに類似した商品を探して表示してくれるのです。

例えば、テーブルの木目をAI VISONで撮影をしてみたら壁紙などを探し出してくれました。楽天市場やYahooショッピングなどにリンクされているみたいです。これって紹介手数料がHUAWEIに支払われる仕組みなのかな…。だとしたらスゲーな。

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これは気になる商品があった時に便利そうな機能ですね。他にも試してみました。

AI VISON 商品検索

いきなりアミーボと関係ないモノが出てきて吹いてしまいました。どうやら形だけで判別しているようなのでキャラクターの商品ならそれなりの精度があるのかもしれませんが、ガジェット系の商品の検索は難しそうですね。

例えば、富士フイルムのミラーレスカメラを撮影してもキヤノンの一眼レフカメラが検索されてしまいます。形は似ているのかもしれませんが、欲しいのはこれじゃないってなりますよね。

スピーカーの音圧が大きくなった

nova lite 3は旧型のnova lite 2と同じモノラルスピーカー仕様となっており、本体下の右側にスピーカーを搭載しています。

nova lite 3 スピーカー

nova lite 3は音圧が向上しているのでnova lite 2の最大音量よりもかなり大きな音を出すことが可能となっています。

また、音質も変化しておりnova lite 2はか弱い感じの音質だったのに対してnova lite 3は中音域の迫力が増しており動画コンテンツの「声」が聴きやすくなりました。聴いた感じ、P20 liteよりも音圧が大きい感じです。ただし、音質はP20 liteの方が良くなっています。

au回線に対応

nova lite 2まではドコモとソフトバンク回線のみに対応しておりau回線を使うことができないというデメリットがありましたが、新型のnova lite 3はau VoLTEに対応したのでauだけではなくUQ mobileのSIMカードを入れて使うこともできるようになりました。

nova lite 3、nova lite 2・P20 lite スペック比較
モデル nova lite 3 nova lite 2 P20 lite
世代 2019年 2018年
LTE ドコモ、au、ソフトバンクに対応
FDD: B1,2,3,8,17,18,19
TDD:B41
ドコモ、ソフトバンクに対応
LTE FDD:B1,3,5,7,8,19,20
ドコモ、au、ソフトバンクに対応
FDD:B1/3/5/7/8/18/19/26/28
TDD:B41

au回線に対応したということはいずれUQ mobileでもnova lite 3の取り扱いを開始する可能性は高いといえそうです。(現在はP20 liteのみ取り扱いをしている。)

 

まとめ:nova lite 3・P20 lite どっちを選ぶか?

nova lite 3とP20 liteはどちらも2.5万円ほどで購入できるので似たような性能を持った格安スマホとなっています。nova lite 3の方が新しいのでこっちの方が良いと思いがちですが、CPUとカメラの性能以外はP20 liteの方が上になっていたりするので、判断が難しいところです。

ということで、最後にnova lite 3とP20 liteのどっちを選ぶべきなのかをまとめたいと思います。

nova lite 3がおすすめの人は

nova lite3を選ぶべき人
  • ブラウザ・SNSなどを少しでも快適に使いたい
  • Google earthなど3Dグラフィックを多用するアプリを使うことが多い
  • AIカメラで綺麗な写真を撮影したい
  • 動画撮影も楽しみたい(1080p/60fpsに対応)
  • 少しでも大きな画面で操作をしたい

CPUの性能がP20 liteよりもnova lite 3の方が高いので全体的な操作感はnova lite 3の方が上でRAMの容量が3GBと少なくても特に問題ないような気がします。また、AIカメラがなかなか優秀なので気軽に綺麗な写真を撮影したい方にnova lite 3はおすすめです。

基本的にMVNOでセット購入することになりますが、楽天モバイルは9,980円で購入できるキャンペーンをしていますし、UQ mobileも取り扱いを開始して端末割引で実質0円でnova lite 3を購入できるようになります。

めちゃくちゃ安いですね。なお、HUAWEI nova lite 3は2019年2月1日より発売が開始しています。取り扱いMVNOは2月1日時点で以下のとおりで、端末だけ欲しい方はイオンモバイルがおすすめです。

P20 liteがおすすめの人は

P20 liteを選ぶべき人
  • 出来るだけ片手で操作をしたい
  • デザインとスタイルを重視したい
  • 動画コンテンツを楽しむことが多い
  • ゲームを楽しむことが多い

ゲームや動画コンテンツを楽しみたい方はnova lite 3よりもWi-Fiの通信性能が高いP20 liteを選んだ方が良いのかなと思います。CPUの性能はnova lite 3の方が上なので悩ましいところですがゲームの場合はCPUよりも通信回線が安定していて速い方が重要だと思うので、あえてこうしました。

nova lite 3のnova lite 2との比較レビューはこちらを参考にしてください。

P20 liteのレビューはこちらをどうぞ!


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