Mac mini 2020

Mac miniは2014年モデルから4年間もの間、アップデートされることがなかったのですが2018年に本体カラーがシルバーからスペースグレうに刷新しスペックを強化して発売し、Mac mini 2020年モデルは値下げされて登場しました。

Mac mini(2018)とMac mini(2020)のスペックは基本的には同じで全体的に値下げされた感じとなっています。

標準モデルで4コアCPU、6コアCPUプロセッサを選べて、メインメモリは標準は8GBですが16GB・32GB・64GBにカスタマイズできるようになりました。

ここでは、新型Mac mini(2020/2018)のスペックをMacBook ProやiMacなどで比較しているので、どのモデルを買おうか迷っている方は参考にしてください!

新型Mac mini 2020 デザイン・スペック・性能・価格を比較

本体デザイン・カラーの違いを比較

新型のMac miniの外観デザインは旧型のMac miniとほぼ同じで本体サイズも全く同じとなっています。

Mac mini 新旧比較
Mac mini 新旧比較
新旧Mac miniのサイズとサイズと重量
 Mac mini 2020/2018Mac mini 2014
本体サイズ19.7 x 19.7 3.6 cm
重量1.3kg1.19 kg

2箇所だけ変更点があるのですが、IRレシーバーの受光部が廃止されて電源のLEDが旧型は上の方にあったのが新型は下の方に移動しています。

そもそも旧型のMac miniにはまだIRレシーバーがあったことに驚きですが、昔のiMacも専用のリモコンを使ってiTunesを再生できましたが、新型のMac miniはそのような使い方はできなくなります。

新型のMac mini 2020は本体カラーがシルバーからスペースグレイに変更されています。MacBook Proはスペースグレイ・シルバーの2色から、MacBook Airは3色から選べますが、Mac miniはスペースグレイオンリーとなっています。

最近はiMac Proもスペースグレイが採用されるなど「プロ」と呼ばれるデバイスはスペースグレイが採用されていますが、Mac miniはプロ機並の性能を手にしたということなのでしょう。

Mac mini 2020・2014 新旧スペック比較

新型のMac mini 2020/2018はIntelの第8世代Coreプロセッサ「Coffee Lake」を採用しています。旧型のMac miniは第4世代「Haswell」だったので性能が一気に向上したことになります。

新旧Mac miniのスペック比較
 Mac mini 2020/2018Mac mini 2014
CPU第8世代
Core i3 3.6GHz 4コア
Core i5 3.0GHz 6コア
Core i7 3.2GHz 6コア
第4世代
Core i5 1.4GHz 2コア
Core i5 2.6GHz 2コア
Core i7 3.0GHz 2コア
GPUUHD Graphics 630HD Graphics 5000
中間・上位:Iris Graphics
RAM8GB 2,666MHz DDR4 SO-DIMM
(16GB・32GB・64GBに変更可能)
4GB 1,600MHz LPDDR3
(8GB・16GBに変更可能)
ストレージSSD:256GB・512GB・1TB・2TB(2018は128GBあり)HDD:500GB・1TB、Fusion Drive:1TB・2TB、SSD:256GB・512GB・1TB
Wi-Fi802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 5.0
Bluetooth5.04.0
外部ポートThunderbolt 3/USB-C(40Gbps)x 4、USB 3.0(5Gbps)x 2、HDMI 2.0、Ethernetポート(10Gbに変更可能)、3.5mmヘッドフォンジャックThunderbolt 2ポート(20Gbps)x 2、USB 3.0(5Gbps)x 4、HDMI、SDXCカードスロット、Ethernetポート、3.5mmヘッドフォンジャック、IRレシーバ
消費電力(連続使用)150W85W

また、メインメモリは1,600MHz LPDDR3 → 2,666MHz DDR4 SO-DIMMになり最大64GBまで増設することが可能に。メインメモリは基板に直付ではなくSO-DIMMメモリなので自分でも換装はできます。

ただし、分解はかなり難しく誰でも簡単に交換できるように配慮はされていません。もし、あとからメモリを増設したい場合はApple Storeに持ち込むのがおすすめです。

CPUプロセッサの性能を比較

旧型のMac miniはモバイル版のプロセッサで4世代も前のモノだったので性能的にかなり厳しいものがありましたが、Mac mini(2020/2018)のCPUはデスクトップ版のプロセッサなので同じ世代のMacBook Pro(2018)よりも性能が高くなっています。

新型Mac miniのCPUのスペック
 新型Mac mini 2020/2018旧型Mac mini 2014
標準モデルCore i3-8100H 4コア 3.6GHz
TDP:45W
Core i5-4260U 2コア 1.4GHz
TDP:15W
中間モデルCore i5-8500B 6コア 3.0GHz
TDP:65W
Core i5-4278U 2コア 2.6GHz
TDP:28W
上位モデルCore i5-4308U 2コア 2.8GHz
TDP:28W
CTOモデルCore i7-8700B 6コア
3.2GHz
TDP:65W
Core i7-4578U 2コア 3.0GHz
TDP:28W

TDPが高いということは消費電力も高いですが据え置きタイプのMac miniはあまり気にしなくてもいいところですよね。むしろ、クロック周波数を引き上げることができるので処理速度が高速化することができます。

Geekbench 5にてMac miniの性能を比較してみました。

新型Mac miniのCPUのベンチマークスコア比較
モデルMac miniMacBook Pro 15iMac
世代2020/2018201420182019
CPUCore i7-8700B 6コア 3.2GHzCore i5-8500B 6コア 3.0GHzCore i5-8500B 4コア 3.6GHzCore i7-4578U 2コア 3.0GHzCore i9-8950HK 6コア 2.9GHzCore i5-8550 6コア 3.0GHz
シングルコア1128102092077510611018
マルチコア567747933293163051525094

Mac mini(2020/2018)のCTOモデル「Core i7-8700B 6コア 3.2GHz」はMacBook Pro 15インチ(2018)の「Core i9-8950HK 6コア 2.9GHz」やiMac 27インチ(2019) の「Core i5-8550 6コア 3.0GHz」よりも性能が高くなっていますね。

旧型のMac mini(2014)と比較してCPUの性能は3倍以上向上していて「ミニ」なのに「プロ」の2018年モデルのMacBook Pro、2019年モデルのiMac 27インチよりも高速処理ができることになります。

内蔵GPUはUHD Graphics 630を搭載

新型Mac mini(2020/2018)は外部GPUを搭載しておらず、CPUの内蔵GPU「UHD Graphics 630」でグラフィックスの処理をしています。

CPUに内蔵型のGPUなのでグラフィック処理は外部GPUを搭載しているMacBook ProやiMacと比較すると貧弱なものとなっています。

とはいえ、第8世代のCoreプロセッサの内蔵GPUも高性能化しているので動画の書き出し処理を頻繁にするという用途以外なら十分に使えるレベルなのかなと思います。

ちなみに、Mac mini 2018のCPU内蔵のGPU「UHD Graphics 630」は2019年モデルのMacBook Pro 16インチのCPUプロセッサと同じ型式のものとなっています。

UHD Graphics 630の性能
  • OpenCL:4873
  • Metal:4706

これだけでは性能が高いのか低いのか分からないので、MacBook Pro 16インチの外部GPU 「Radeon Pro 5300M」の性能も見てみました。

Radeon Pro 5300Mの性能
  • OpenCL:22955
  • Metal:22086

外部GPUのMacBook Pro 16インチのグラフィック性能と比べてMac mini (2020/2018)の内蔵GPUは1/5ほどの性能となっているようですね。まあ、これは仕方ないのかも。

動画編集するならeGPUを接続しよう

もし、Mac miniでグラフィック処理をするならeGPUの「Blackmagic eGPU Pro」や「Blackmagic eGPU」を接続するのがいいでしょう。

新型のMac mini(2020/2018)はThunderbolt 3を搭載し「Blackmagic eGPU Pro」や「Blackmagic eGPU」を接続してiMac 27インチと同等レベルのグラフィック性能を手に入れることができます。

Mac miniとBlackmagic eGPU Pro
Mac miniとBlackmagic eGPU Pro

GPUのグラフィック性能が求められるのは動画編集や3Dグラフィックの製作をガチでする場合です。

IllustratorやPhotoshopくらいのクリエイティブツールなら内蔵GPUでも普通に動作するので動画編集したいという方は導入を検討してみてください。

僕のメイン環境のiMac 27インチ(2019)の外部GPUは「Radeon RX Vega 48(8GB HBM2)」にカスタマイズしています。参考までにスコアを掲載しておきますね。

Radeon RX Vega 48(8GB HBM2)の性能
  • OpenCL:48329
  • Metal:49212

Mac mini 2018の内蔵GPUの10倍の性能となっています。動画編集するなら十分な性能といっていいでしょう。コストパフォーマンスを考慮するならRadeon Pro 580(8GB GDDR5)のBlackmagic eGPUでも十分な性能となっているのでこちらの方がいいかもですね。

では、Mac miniにBlackmagic eGPU Proを組み合わせたら価格はいくらになるのかiMac 27インチ(2019)と比較してみました。条件を揃えるためにストレージ容量とメインメモリの容量を近いものを選んでいます

新型Mac mini + eGPU Pro
 Mac mini 2020iMac 27インチ
CPU3.2GHz 6コア第8世代Intel Core i7プロセッサ3.7GHz 6コアIntel Core i5プロセッサ
GPUBlackmagic eGPU(8GBGDDR5)Radeon Pro 580X(8GB GDDR5)
RAM32GB 2,666MHz DDR432GB 2,666MHz DDR4
SSD1TB1TB
価格301,800円
(212,800円 + 89,000円)
352,800円

Mac mini(2018) + Blackmagic eGPUの組み合わせだと37万円くらいになりますが、Mac mini(2020)は値下げされていて301,800円とiMac 27インチよりも安い価格になります。

ただ、Mac miniはデスクトップ型でディスプレイ、キーボード、マウス・トラックパッドは別で用意しないといけません。

LG UltraFine 5K Displayと組み合わせると追加で144,800円の費用が必要となります。LG UltraFine 4K Displayとの組み合わせなら77,000円ほどの追加費用で済みますが、iMac 27インチは全部コミコミなのでコスパはやっぱり良いのかな。

USB-Cに対応、SDカードスロットが消える

新型Mac mini(2020/2018)はHDMI 2.0、USB-C(Thunderbolt 3)の最新ポートを4つ使うことができるのでThunderbolt 3を使うことでeGPUを接続したり、USB-Cに対応したiPad Pro 11インチ・12.9インチを直接接続することも可能となります。

Mac mini 2018 外部ポート

USB-Cが普及してきたとはいえプリンターなどの機器はまだまだUSB-Aとなっていますが、新型Mac miniなら旧ポートのUSB-Aも2つ使うことができるようになっているので汎用性はまあまあ高いのではないでしょうか。

ただし。残念なポイントとして旧型のMac miniはSDカードスロットを搭載していましたが、新型Mac mini 2020/2018は非搭載になりました。

Mac mini 2018・2014 外部ポートの違い
Mac mini 2018・2014 外部ポートの違い

確かに残念ですが、Mac miniの背面にSDカードスロットがあってもアクセスが悪いので別途カードリーダーを使用した方が使い勝手はいいという判断があったのかもしれません。

Mac mini 2020は価格が安くなった

Mac mini(2020)は(2018)とスペックは同じですが端末価格が大幅に値下げされています。

Mac mini 2020 vs 2018 価格比較
 Mac mini 2020Mac mini 2018
3.6GHz・4コア・8GB RAM・128GB89,800円
3.6GHz・4コア・8GB RAM・256GB82,800円109,800円
3.0GHz・6コア・8GB RAM・256GB122,800円
3.0GHz・6コア・8GB RAM・512GB112,800円142,800円
3.2GHz・6コア・64GB RAM・2TB(フルスペック)302,800円463,800円

今買うなら6コアCPUを搭載しているMac miniがいいですが、256GB → 512GBにストレージ容量が増えているのに1万円も安くなっているのが分かります。また、6コアCPUの512GBモデルなら3万円、フルスペックモデルなら16万円も安くMac miniを手に入れることができます。

Mac mini 2020のスペック比較:まとめ

新型Mac mini 2020はどんな人におすすめか

基本的に旧型Mac mini(2014)を使っている方が新型Mac mini(2020/2018)に乗り換えると幸せになれます。

Mac mini 2020の良いところ
  • クアッドコア・6コアCPUで処理性能が向上
  • eGPUとの組み合わせでグラフィック性能を上げることができる
  • USB-Cポートに対応し最新のデバイスとの接続に対応
  • 既存のモニター、キーボード、マウスをそのまま使える
  • 最小構成なら82,800円とMac最安値で買える

Mac mini(2018)は最小構成128GBで89,800円だったのがMac mini(2020)は最小構成256GBで82,800円と7,000円も安くなりました。ストレージが増えているのに安くなったのは素晴らしい!

Mac miniはデスクトップ型のMacなのでモニターやキーボード、マウスなどはすでに使用しているものを使うことになるので環境をできるだけ変えずにスペックを強化できるのが良いところでもあります。

Mac mini 2020の惜しいところ
  • メインメモリの増設は自分でしにくい
  • iMacと比べるとコストパフォーマンスは良くない

iMacやMacBook Proを使っている方がMac miniに乗り換えることはあまり考えられませんが、Windowsからの乗り換えでモニターなどの周辺機器を無駄にしたくないといった場合もMac miniを選ぶと最良な手段になるのではないでしょうか。

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