Mac mini 2018

Mac miniは2014年モデルから4年間もの間、アップデートされることがなかったのですが2018年に本体カラーがシルバーからスペースグレうに刷新しスペックを強化して発売しました。

新しいMac mini 2018は標準モデルでクアッドコア、6個あのCPUプロセッサを選ぶことができるようになり、メインメモリは標準は8GBですが最大64GB 2,666MHz DDR4にカスタマイズできるようになりました。

ここでは、新型Mac mini 2018はのスペックについてMacBook ProやiMac Proで比較しているので、どのモデルを買おうか迷っている方は参考にしてください!

新型Mac mini 2018 デザイン・スペック・性能・価格を比較

本体デザイン・カラーの違いを比較

新型のMac miniの外観デザインは旧型のMac miniとほぼ同じで本体サイズも全く同じとなっています。

Mac mini 新旧比較
新旧Mac miniのサイズとサイズと重量
 Mac mini 2018Mac mini 2014
本体サイズ19.7 x 19.7 3.6 cm
重量1.3kg1.19 kg

2箇所だけ変更点があるのですが、IRレシーバーの受光部が廃止されて電源のLEDが旧型は上の方にあったのが新型は下の方に移動しています。

そもそも旧型のMac miniにはまだIRレシーバーがあったことに驚きですが、昔のiMacも専用のリモコンを使ってiTunesを再生できましたが、新型のMac miniはそのような使い方はできなくなります。

新型のMac mini 2018は本体カラーがシルバーからスペースグレイに変更されています。MacBook Proはスペースグレイ・シルバーの2色から、MacBook Airは3色から選べますが、Mac miniはスペースグレイオンリーとなっています。

最近はiMac Proもスペースグレイが採用されるなど「プロ」と呼ばれるデバイスはスペースグレイが採用されています。つまり、Mac miniはプロ機並の性能を手にしたということなのでしょうね。

Mac mini 2018・2014 新旧スペック比較

新型のMac mini 2018はIntelの第8世代Coreプロセッサ「Coffee Lake」を採用しています。旧型のMac miniは第4世代「Haswell」だったので性能が一気に向上したことになります。

新旧Mac miniのスペック比較
 Mac mini 2018Mac mini 2014
CPU第8世代
Core i3 3.6GHz 4コア
Core i5 3.0GHz 6コア
Core i7 3.2GHz 6コア
第4世代
Core i5 1.4GHz 2コア
Core i5 2.6GHz 2コア
Core i7 3.0GHz 2コア
GPUUHD Graphics 630HD Graphics 5000
中間・上位:Iris Graphics
RAM8GB 2,666MHz DDR4 SO-DIMM
(16GB・32GB・64GBに変更可能)
4GB 1,600MHz LPDDR3
(8GB・16GBに変更可能)
ストレージSSD:128GB・256GB・512GB・1TB・2TBHDD:500GB・1TB、Fusion Drive:1TB・2TB、SSD:256GB・512GB・1TB
Wi-Fi802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 5.0
Bluetooth5.04.0
外部ポートThunderbolt 3/USB-C(40Gbps)x 4、USB 3.0(5Gbps)x 2、HDMI 2.0、Ethernetポート(10Gbに変更可能)、3.5mmヘッドフォンジャックThunderbolt 2ポート(20Gbps)x 2、USB 3.0(5Gbps)x 4、HDMI、SDXCカードスロット、Ethernetポート、3.5mmヘッドフォンジャック、IRレシーバ
消費電力(連続使用)150W85W

また、メインメモリは1,600MHz LPDDR3 → 2,666MHz DDR4 SO-DIMMになり最大64GBまで増設することが可能に。メインメモリは基板に直付ではなくSO-DIMMメモリなので自分でも換装はできます。

ただし、分解はかなり難しく誰でも簡単に交換できるように配慮はされていません。もし、あとからメモリを増設したい場合はApple Storeに持ち込むのがおすすめです。

CPUプロセッサの性能を比較

新型Mac mini 2018のCPUはデスクトップ版のプロセッサなので、同じ世代のMacBook Pro 2018のプロセッサよりも性能が高くなっています。旧型のMac miniはモバイル版のプロセッサで4世代も前のモノだったので性能的にかなり厳しいものがありました。

新型Mac miniのCPUのスペック
 新型Mac mini 2018旧型Mac mini 2014
標準モデルCore i3-8100H 4コア 3.6GHz
TDP:45W
Core i5-4260U 2コア 1.4GHz
TDP:15W
中間モデルCore i5-8500B 6コア 3.0GHz
TDP:65W
Core i5-4278U 2コア 2.6GHz
TDP:28W
上位モデルCore i5-4308U 2コア 2.8GHz
TDP:28W
CTOモデルCore i7-8700B 6コア
3.2GHz
TDP:65W
Core i7-4578U 2コア 3.0GHz
TDP:28W

TDPが高いということは消費電力も高いですが据え置きタイプのMac miniはあまり気にしなくてもいいところですよね。むしろ、クロック周波数を引き上げることができるので処理速度が高速化することができます。

Geekbench 5にてMac miniの性能を比較してみました。

新型Mac miniのCPUのベンチマークスコア比較
モデルMac miniMacBook Pro 15Mac Pro
世代2018201420182013
CPUCore i7-8700B 6コア 3.2GHzCore i5-8500B 6コア 3.0GHzCore i5-8500B 4コア 3.6GHzCore i7-4578U 2コア 3.0GHzCore i9-8950HK 6コア 2.9GHzXeon E5-1680 v2 8コア 3.0GHz
シングルコア112810209207751061822
マルチコア567747933293163051525814

Mac mini 2018のCTOモデル「Core i7-8700B 6コア 3.2GHz」はMacBook Pro 15インチの「Core i9-8950HK 6コア 2.9GHz」やMac Pro 2013の「Xeon E5-1680 v2 8コア 3.0GHz」よりも性能が高くなっていますね。

旧型のMac mini 2014と比較してCPUの性能は3倍以上向上していて「ミニ」なのに「プロ」の2018年モデルのMacBook Pro 15インチやMac Pro 2013のXeonプロセッサよりも高速処理ができる…ということになります。

内蔵GPUはUHD Graphics 630を搭載

新型Mac mini 2018は外部GPUを搭載しておらず、CPUに内蔵しているGPU「UHD Graphics 630」でグラフィック処理をしています。

CPUに内蔵しているGPUなので当然ながらグラフィック処理は外部GPUを搭載しているMacBook ProやiMacと比較すると貧弱なものとなっています。

とはいえ、第8世代のCoreプロセッサの内蔵GPUも高性能化しているので動画の書き出し処理を頻繁にするという用途以外なら十分に使えるレベルなのかなと思います。

ちなみに、Mac mini 2018のCPU内蔵のGPU「UHD Graphics 630」は2019年モデルのMacBook Pro 16インチのCPUプロセッサと同じ型式のものとなっています。

UHD Graphics 630の性能
  • OpenCL:4873
  • Metal:4706

これだけでは性能が高いのか低いのか分からないので、MacBook Pro 16インチの外部GPU 「Radeon Pro 5300M」の性能も見てみました。

Radeon Pro 5300Mの性能
  • OpenCL:22955
  • Metal:22086

外部GPUのMacBook Pro 16インチのグラフィック性能と比べてMac mini 2018の内蔵GPUは1/5ほどの性能となっているようですね。まあ、これは仕方ないところなのかも。

動画編集するならeGPUを接続しよう

もし、iMac miniでグラフィック処理をするならeGPUの「Blackmagic eGPU Pro」や「Blackmagic eGPU」を接続するのがいいでしょう。

新型のMac mini 2018はThunderbolt 3を搭載しているので「Blackmagic eGPU Pro」や「Blackmagic eGPU」を接続してiMac 27インチと同等レベルのグラフィック性能を手に入れることができます。

Mac miniとBlackmagic eGPU Pro
Mac miniとBlackmagic eGPU Pro

GPUのグラフィック性能が求められるのは動画編集や3Dグラフィックの製作をガチでする場合です。

IllustratorやPhotoshopくらいのクリエイティブツールなら内蔵GPUでも十分サクサク動作するので動画編集をしたいという方は導入を検討してみてください。

僕のメイン環境のiMac 27インチ(2019)の外部GPUは「Radeon RX Vega 48(8GB HBM2)」にカスタマイズしています。参考までにスコアを掲載しておきますね。

Radeon RX Vega 48(8GB HBM2)の性能
  • OpenCL:48329
  • Metal:49212

Mac mini 2018の内蔵GPUの10倍の性能となっています。動画編集するなら十分な性能といっていいでしょう。コストパフォーマンスを考慮するならRadeon Pro 580(8GB GDDR5)のBlackmagic eGPUでも十分な性能となっているのでこちらの方がいいかもですね。

では、Mac miniにBlackmagic eGPU Proを組み合わせたら価格はいくらになるのかiMac 27インチ(2019)と比較してみました。条件を揃えるためにストレージ容量とメインメモリの容量を近いものを選んでいます

新型Mac mini + eGPU Pro
 Mac mini 2018iMac 27インチ
CPU3.2GHz 6コア第8世代Intel Core i7プロセッサ3.7GHz 6コアIntel Core i5プロセッサ
GPUBlackmagic eGPU(8GBGDDR5)Radeon Pro 580X(8GB GDDR5)
RAM32GB 2,666MHz DDR432GB 2,666MHz DDR4
SSD1TB1TB
価格365,800円
(276,800円 + 89,000円)
352,800円

iMac 27インチとMac mini + Blackmagic eGPUの組み合わせでほぼ同じ価格になりました。というか、iMacってコストパフォーマンス良いですよね。同じ価格なのに5Kディスプレイを内蔵してるんですから。

もし、Mac miniにLG UltraFine 5K Displayと組み合わせると追加で144,800円の費用が必要となります。LG UltraFine 4K Displayとの組み合わせなら77,000円ほどの追加費用で済むのでどうしても外部モニターが必要ならこちらを選ぶのがいいかもしれませんね。

USB-Cに対応、SDカードスロットが消える

新型Mac mini 2018はHDMI 2.0、USB-C(Thunderbolt 3)の最新ポートを4つ使うことができるのでThunderbolt 3を使うことでeGPUを接続したり、USB-Cに対応した新型iPad Proを直接接続することも可能となります。

Mac mini 2018 外部ポート

USB-Cが普及してきたとはいえプリンターなどの機器はまだまだUSB-Aとなっていますが、新型Mac miniなら旧ポートのUSB-Aも2つ使うことができるようになっているので汎用性はまあまあ高いのではないでしょうか。

ただし。残念なポイントとして旧型のMac miniはSDカードスロットを搭載していましたが、新型Mac mini 2018は非搭載になりました。

Mac mini 2018・2014 外部ポートの違い
Mac mini 2018・2014 外部ポートの違い

確かに残念ですが、Mac miniの背面にSDカードスロットがあってもアクセスが悪いので別途カードリーダーを使用した方が使い勝手はいいという判断があったのかもしれません。

Mac mini 2018のスペック比較:まとめ

新型Mac mini 2018はどんな人におすすめか

基本的に旧型Mac mini 2014を使っている方が新型Mac mini 2018に乗り換えることで幸せになることができるでしょう。

Mac mini 2018の良いところ
  • クアッドコア・6コアCPUで処理性能が向上
  • eGPUとの組み合わせでグラフィック性能を上げることができる
  • USB-Cポートに対応し最新のデバイスとの接続に対応
  • 既存のモニター、キーボード、マウスをそのまま使える
  • 最小構成なら89,800円とMac最安値で買える

Mac miniはデスクトップ型のMacなのでモニターやキーボード、マウスなどはすでに使用しているものを使うことになるので環境をできるだけ変えずにスペックを強化できるのが良いところでもあります。

また、最小構成なら89,800円で買えるのでとにかくMacを安く買いたい人におすすめのモデルといえるでしょう。

Mac mini 2018の惜しいところ
  • メインメモリの増設は自分でしにくい
  • iMacと比べるとコストパフォーマンスは良くない

iMacやMacBook Proを使っている方がMac miniに乗り換えることはあまり考えられませんが、Windowsからの乗り換えでモニターなどの周辺機器を無駄にしたくないといった場合もMac miniを選ぶと最良な手段になるのではないでしょうか。

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