motorola edge 40 レビュー

2023年のミドルレンジスマホとなるmotorola edge 40は5〜6万円前後で買うならちょうど良い端末に仕上がっておりPixel 7aではない違うスマホの選択肢としておすすめできるモデルです。

motorola edge 40は6.55インチの大画面ディスプレイを搭載しつつも本体横幅を71.9mmに抑えたデカいとコンパクトを両立したスマホ。性能もちょうど使えるレベルで上手く纏まっています。

この記事ではmotorola edge 40の実機レビューをしています。使いやすさ、性能、カメラの画質などを実際に使ってどうなのか評価しメリット、デメリットも書いております。

motorola edge 40 メリット
  • 大画面なのにコンパクトで軽量な筐体
  • 背面パネルがレザー調で質感が高め
  • 普段使いで使いやすいスペックを持ってる
  • 最大144Hzリフレッシュレートに対応
  • 顔 + 画面ない指紋認証に対応している
  • ステレオスピーカーに対応している
  • IP6X / IPX8の防水防塵規格に対応
  • Felica(おサイフケータイ)に対応
  • 68W急速充電で30分で75%も充電可能
  • ワイヤレス充電(Qi)に対応している
  • 端末価格がお手頃でお買い求めやすい
motorola edge 40 デメリット
  • 普段使いで発熱しやすい
  • 電池の持ちがさほど良くない
  • 3.5mmオーディオジャックがない
  • microSDカードに非対応

motorola edge 40の特徴

motorola edge 40 背面
motorola edge 40のスペック
モデル motorola edge 40
ディスプレイ サイズ:6.55インチ
解像度:2,400 × 1,080ピクセル
リフレッシュレート:最大144Hz、タッチレート:360Hz
有機ELディスプレイ(pOLED)
SoC MediaTek Dimensity 8020(6nm)
メモリ 8GB LPDDR4X
ストレージ 256GB(UFS 3.1)、microSDカード:×
生体認証 顔 + 画面内指紋認証
リアカメラ 広角:50MP(1/1.55型)・F/1.4
超広角:13MP(1.12µm)・F/2.2
マクロモード対応
インカメラ 32MP(0.7µm)・F/2.4
オーディオ ステレオスピーカー、ドルビーアトモス対応、3.5mmオーディオジャックなし
通信 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、5G(Sub-6)
NFC NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
ポート USB-C(68W / USB 2.0)
ワイヤレス充電 Qi(最大15W)
バッテリー 4,400mAh
サイズ 158.4 × 71.9 × 7.58 mm(ブラック)、158.4 × 71.9 × 7.49 mm(ブルー)
重量 171 g(ブラック)、167 g(ブルー)
OS Android 13
端末価格 64,800円
発売日 2023年7月21日(金)

motorola edge 40は6.55インチの有機ELディスプレイにSoCにMediaTek Dimensity 8020、メモリは8GB、ストレージに256GBを搭載したミドルスマホです。

motorola edge 40 正面

画面サイズが6.55インチと大きめですがディスプレイが左右折り曲がったラウンドフォルムなこともあり本体横幅が72mmに抑えることができ、意外と操作性の良いサイズ感となっています。

ラウンドフォルムなスマホは最近は少なくなっていますが、改めて大画面に丸みのあるディスプレイはコンパクトでいいのかもしれませんね。画面が大きいのに操作性はいいです。

カメラは広角、超広角のデュアルカメラ仕様で50MP(1/1.55型)のセンサーを搭載し画質も十分キレイで動画も4K30fpsの撮影が可能となっています。

防水防塵はIP68対応で水回りでも安心して使えますし、NFCはFelica(おサイフケータイ)にも対応しSuicaなどの交通系カードを使うことができます。

motorola edge 40は普段使いのスマホとしてもしっかり使うことができるのではないでしょうか。費用控えめで全部入りの大画面コンパクトスマホが欲しいならおすすめの1台です。

motorola edge 40 レビュー

本体デザイン

motorola edge 40は6.55インチのラウンドエッジ形状のディスプレイを搭載した大画面スマホです。

motorola edge 40 正面デザイン

ディスプレイの上下左右のベゼルも狭めで見た目はとてもスタイリッシュで、背面パネルも左右に丸みのあるスタイルとなっていて手に馴染む筐体となっています。

motorola edge 40 背面デザイン

本体サイズは(158.4 × 71.9 × 7.58 mm)と6.55インチの大画面ディスプレイを搭載してるのにコンパクトです。とくに本体横幅が71.9mmに抑えられてるので片手操作もできます。

重量も171 g(ブラック)と軽くて大きいことを忘れてしまうほど軽量なスマホに仕上がっています。

背面パネルはレザー調の樹脂系素材を採用していて見た目がオシャレです。

motorola edge 40 背面パネルの素材

レザー調のデザインを採用したスマホってけっこう珍しいかもしれませんね。ザラザラとした手触りで質感はとても良い感じです。

このまま使っていくと傷や汚れが気になるかもですがどれくらいの耐久性があるのか気になるところです。

サイド部分は極狭のアルミ金属フレームを採用しています。

motorola edge 40 サイドフレーム

マット加工が施されていて指紋など汚れは付着しにくい仕様になっていますね。操作ボタンは筐体右側に集約されて上から音量ボタン、サイドボタンを搭載しています。

motorola edge 40 操作ボタン

本体の上は集音用のマイクが一つあるだけで、Dolby Atmosのロゴが刻印されています。

motorola edge 40 端末上

生体認証は画面内指紋認証と顔認証(簡易型)のデュアル生体認証に対応しています。

motorola edge 40 画面内指紋認証

motorola edge 40の画面内指紋認証は精度も良くて指を当てるだけでサクッと画面ロック解除可能でスリープ状態でも認証できるので使いやすい生体認証システムに仕上がっています。

顔認証もマスク対応で暗いところもでしっかり反応してくれるので普段使いで困ることはほぼない完成度の高いシステムとなっています。

本体カラーはイクリプスブラックとルナブルーの2色から選べます。

モトローラはホワイト系の色が少ないのでそこが少し残念でしょうか。今回レビューしてるのはイクリプスブラックのmotorola edge 40となっています。

なお、motorola edge 40はクリアケース同梱してるので傷が気になる方も安心して使えます。左右のないタイプのケースなので本体横幅サイズを抑えながら使えます。

筐体の評価
  • 見た目がカッコいい
  • レザー調の筐体の質感がいい感じ
  • 画面内指紋認証の精度が良い
  • 顔認証の精度も良くて使いやすい
  • 171gと軽量で扱いやすいスマホ
  • IP68で水回りでも使える
  • クリアケースが同梱してる
  • ラウンドフォルムは好み分かれる
  • 本体カラーのラインナップが少ない

充電と外部ポート

端末下に充電用のUSB-Cポート、SIMカードスロット、スピーカー、マイクの穴空いています。

motorola edge 40はUSB-C電源アダプタとUSB-C to Cケーブルが同梱してるので別途アダプタを準備する必要がありません。

motorola edge 40 68W USB-C 電源アダプタ

しかも、68W TurboPowerの急速充電ができるアダプタなので約10分の充電で最大12時間のバッテリー駆動が可能で、USB-Cポートなのでパソコンの充電アダプタに使えるのもいいですね。

実際の出力を計測してみると(8.97V × 5.01A = 44.9W)で充電できていました。

68W TurboPowerでmotorola edge 40を充電

30分の充電で実測で18% → 94%で充電できておりました。

たった30分で76%も給電できるのは凄い。motorola edge 40は電池持ちはさほど良くないですがこまめに充電できる環境があればいいかもしれませんね。

また、サードパーティ製のAnker Nano II 65Wでも40Wほどで充電はできていたのであらゆる環境で素早く充電は可能となってます。

motorola edge 40はワイヤレス充電(Qi)も可能です。

motorola edge 40 ワイヤレス充電対応

最大15W出力のQi充電に対応してるのでワイヤレスでも時間をかけずに素早く充電が可能です。

カードスロットはnanoSIMは1枚のみ対応でeSIMと組み合わせでデュアル通信環境(DSDV)の構築が可能です。(付属のピンを使ってカードスロットの開閉ができます。)

micro SDカードには対応してないですが、motorola edge 40はストレージが256GBと容量が多めなのでSDカードがなくても問題は少なそうです。

充電・外部ポートの評価
  • 電源アダプタとケーブルが同梱する
  • 68Wの急速充電で素早くバッテリー補給
  • 15Wのワイヤレス充電に対応している
  • nanoSIM + eSIMでデュアル環境を作れる
  • microSDカードが使えない
  • SIMカードは1枚のみ

ディスプレイの性能

motorola edge 40は6.55インチ(2,400 × 1,080 ピクセル / 402ppi)の大画面パネルを搭載し有機ELなので色鮮やかで視認性の良いディスプレイとなっています。

リフレッシュレートは最大で144Hzと120Hzをさらに上をいく滑らかな操作感でスマホを使えます。タッチサンプリングレートは360Hzとなっています。

144Hzはバッテリーの消費が激しくなるので基本的には自動(基本的に90Hz)にしておくのがおすすめですが、とにかく滑らかな操作感を得たいなら144Hzに設定できるのはいいですよね。

実際に144Hzで操作してみると120Hzよりもヌルヌルしてるのは体感できます。果たしてそこまでの滑らかさが必要かどうかは微妙なところですが。

motorola edge 40の画面輝度は最大1,200nitです。

十分に明るく太陽下など明るい環境でも視認性は良好で外でも問題なく使得るように考慮されています。

本体横幅が71.9mmなので6.55インチの大画面ディスプレイでありながらも片手操作はギリギリできるのが魅力ですよね。

ラウンドエッジでベゼル幅が狭く抑えられてるのが功を奏しているのでしょう。画面サイズが大きいと感じることなく使えてしまうのが素晴らしいところではないでしょうか。

サイドメニュー機能をONにすることで片手でアプリを切り替えも可能となっています。

同じくミドルスマホとなるソニーのXperia 10 Vほどではないですが20:9の縦長ディスプレイを搭載し2画面表示も視認性が良くて2つのアプリを同時に操作したいときに便利に使うことができます。

motorola edge 40はモトローラ独自のジェスチャー操作に対応してます。

ジェスチャー(Motoアクション)
  • クイック起動:〇
  • サイドバー:〇
  • クイック撮影:〇
  • 簡易ライト:〇
  • 3本指でのスクリーンショット:〇
  • 持ち上げてロック解除:〇
  • 下向きでマナーモード:〇
  • 持ち上げて消音:〇
  • スワイプで分割:〇

クイック起動は背面パネルをダブルタップすることで特定のアプリを起動したり音楽の再生・一時停止ができる便利機能でmotorola edge 40はモトローラのジェスチャー機能を存分に使うことができるでしょう。

ディスプレイの評価
  • 画面が大きくて見やすく意外とコンパクト
  • 最大144Hzリフレッシュレートに対応
  • 縦長ディスプレイなので2画面表示が見やすい
  • 豊富なジェスチャー機能が使える
  • サイドメニューで片手で使える
  • ラウンドフォルムが好み分かれる

オーディオの性能

motorola edge 40の内蔵スピーカーはステレオに対応し端末下のスピーカーと受話レシーバーを使って音楽や動画コンテンツをステレオで再生できます。

motorola edge 40のスピーカーの音質はこの価格帯のスマホの中では良好で低音から高音までしっかり音を再現してくれます。若干音がこもってるかなと感じますが価格なりかなと感じます。

また、ドルビーアトモスにも対応しています。

設定項目で細かく設定ができるので好みの音質に調整して音楽を楽しむことも可能となっています。

なお、3.5mmオーディオジャックは搭載していないので有線イヤホンを使う場合は変換アダプタを使って接続することになります。もちろん、Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンを使えます。

対応している音声コーデックは以下の通りです。

対応コーデック
  • AAC、SBC、aptX
  • LDAC

高音質コーデックLDACにも対応してるのでWF-1000XM4をいい音で音楽を楽しむことができます。ただし、aptX Adaptiveには対応していないのでMomentum TW3などのハイエンドイヤホンもフルで性能は発揮できないので注意です。

オーディオの評価
  • ステレオスピーカーを搭載してる
  • ドルビーアトモスに対応している
  • LDACに対応している
  • 3.5mmオーディオジャックは非搭載
  • aptX Adaptiveに対応していない

SoCのスペックと性能

motorola edge 40のSoC(システムオンチップ)はMediaTekのDimensity 8020を搭載しています。メモリが8GB、ストレージが256GBと容量が多めとなっています。

MediaTek Dimensity 8020は6nmプロセスで製造されたSoCで高性能コアのCortex-A78(4コア)、高効率コアのCortex-A55(4コア)の8コアCPU、Mali-G77 MC9 GPUを内蔵しています。

ストレージの規格はUSF 3.1に対応してるのでデータの読み込み、書き込み速度はそれなりに高速でmoto j53g(UFS 2.2)と比べて1.9倍ほどストレージ速度が速くなっています。

ストレージ速度が速いとアプリのインストールや起動時の速度、データ保存の速度が速くなって全体的に快適に使えます。

Antutu(v9)でSoCの性能をmotorola edge 40とmoto g53jで比較しました。

Antutuによる性能比較
モデル motorola edge 40 moto g53j
SoC Dimensity 8020 Snapdragon 480+ 5G
メモリ 8GB / 256GB 8GB / 128GB
総合 676575 350115
CPU 166544 100998
GPU 232277 88768
MEM 130940 66643
UX 146814 93706
発熱 41.9°(8.4°上昇) 36°(4°上昇)
バッテリー 5%消費 3%消費

motorola edge 40の性能はスコアで見るとPixel 7aとほぼ同じで普段使いだけでなくゲームも普通に遊べる性能を持ってるのでゲームもそこそこ遊びたいという方も使えるスマホです。

実際にどんな感じで動作するのかブラウザとTwitterを動かしました。

普段使いのアプリであれば十分快適に動かすことができて、メモリが8GBあることからアプリ切り替え時の再読み込みも少なくレスポンスよくいろんなアプリを使うことができます。

ゲームも十分動かせる性能を持っています。PUBGモバイルは画質HDRでフレーム設定ウルトラでプレイが可能となっています。

Motorola edge 40 PUBGモバイル 画質設定

快適にプレイが可能です。

Motorola edge 40 PUBGモバイル

原神のデフォルトの画質設定は「中・フレーム30」となっていますが「高・フレーム30」に画質を高くしても問題なくプレイ可能です。

Motorola edge 40 画質設定 原神

もちろん、最高画質となる「最高・フレーム60」でプレイは可能となっていて初期ステージのような軽めのシーンにおいては普通に動かすことができます。

motorola edge 40とmoto g53jで比較しています。

ミドルスマホなのでそれなりに動作してますね。

ボス戦になったり中盤になってくるとコマ落ちしたり動作は厳しくなりますが、画質をある程度抑えることで十分遊べるスペックは持ってるのではないでしょうか。

画質はそこまで気にしないのであればmotorola edge 40でもある程度のゲームであれば遊べるのでそこそこの性能があれば良いならちょうど良い端末となるでしょう。

端末の発熱

原神を最高画質にして10分間動作させた状態で端末の発熱がどうなってるのか確認していきましょう。

Antutuの温度モニターからです。

端末発熱(Antutu温度モニター)

原神を動かすにはそれなりにパワーが必要となるのでCPU温度は48°、バッテリー温度は40°とそれなりに発熱はしているようで負荷はかかってるようです。

計測器で端末の温度を計測してみました。

端末全体に上手く熱を分散してるのかSoCのある部分が極端に熱くなることはなくゲームをしても比較的安定した動作を得ることができます。

motorola edge 40は6.55インチのスマホのわりに端末の体積は少なく熱に対しては見た目から弱いだろうなーという印象がありますが、意外と頑張ってる印象はあります。

バッテリー持ち

motorola edge 40は4,400mAhのバッテリーを搭載してますがどれくらいの電池持ちなのか実測してみました。

電池の減りを比較
モデル motorola edge 40  moto g53j
SoC Dimensity 8020 Snapdragon 480+ 5G
バッテリー容量 4,400mAh 5,000mAh
PUBG
30分プレイ
86 → 78%:8%消費 67 → 61%:6%消費
YouTube
1時間視聴
74 → 65%:9%消費 61 → 53%:8%消費
原神
30分プレイ
64 → 55%:9%消費 47 → 41%:6%消費
8時間待機 4%消費 3%消費

物理的にバッテリー容量が少ないのでmoto g53jと比べると電池持ちは悪くなる傾向で負荷のかかるゲームをするとバッテリーの減りは速くなってしまいます。

とはいえ、数年前のハイエンドスマホと比べるとSoCの電力効率も向上してますしそこまでバッテリーライフは悪くなさそう。普段使いにおいては1日は普通に使える電池持ちはあるでしょう。

もちろん使い方にも影響しますしカメラで撮影することが多いと電池が一気に減ることもあります。ただ、充電が68W急速充電に対応してるのでめちゃくちゃバッテリー補給時間は短いので問題は少なそうです。

SoC・電池持ちの評価
  • 快適に使える性能を持ってる
  • ゲームも普通に楽しめる性能
  • 電池持ちは普通くらい
  • 負荷のかかるアプリは発熱はしやすい

カメラのスペックと画質

motorola edge 40は広角カメラに5000万画素にF/1.4の大口径レンズを搭載し光学手ぶれ補正機能にも対応し、超広角カメラは1300万画素にF/2.2のレンズを搭載しています。

motorola edge 40 リアカメラ
カメラのスペック比較
モデル edge 40 moto g53j
広角 50MP(1/1.55型)・F/1.4 50MP(1/2.76型)・F/1.8
超広角 13MP(1.12µm)・F/2.2
マクロモード
マクロ 2MP・F/2.4
インカメラ 32MP(0.7µm)・F/2.4 8MP(1/4型)・F/2.0
動画 最大4K/30FPS HDR 最大フルHD/30FPS

望遠カメラを搭載してないですが5000万画素の高画素センサーでデジタルズームでの撮影においてもある程度の画質を維持して撮影が可能となっています。

カメラアプリも分かりやすく撮影がしやすくなっています。

カメラモード
  • ポートレートモード、ナイトビジョン、プロモード、パノラマ、タイムラプス、デュアル撮影、スポット撮影

デュアル撮影はメインカメラとインカメラを同時に起動して自撮りしながら進行方向も撮影できるのでV-Log撮影で役に立つ機能です。

motorola edge 40のリアカメラは4K30fps HDRに対応し動画撮影で十分使えるスペックです。また、強力に手ブレを抑えることができる手ぶれ補正モード、水平ロック機能も搭載してます。

以下の動画で通常の手ぶれ補正と水平ロックONでどう違うのか比較しています。

水平ロック機能はスマホを傾けても水平を維持してくれる機能で極端に90°回転させても水平角度を維持してくれる意味のわからない手ぶれ補正機能です(笑)なかなか面白いです。

motorola edge 40でどんな写真撮影ができるかレビューします。

広角 × 1

画質、色合いは普通にキレイで色鮮やな色味になる傾向があります。5〜6万円の価格帯のスマホとしては十分使いやすいカメラでバランスも悪くないと思います。

広角 × 1

出力される写真は1200万画素ですが高画素センサーの恩恵もあって高精細な写真に仕上げてくれます。色鮮やかでキレイに再現できてるのではないでしょうか。

広角 × 1

最短撮影距離が長めなので被写体に寄っての撮影は苦手ですが、高画素センサーを活かしてデジタルズーム2倍で撮影でもキレイ写真に仕上げることも可能となっています。

広角 × 2

大口径F/1.4レンズと1/1.55型のセンサーの組み合わせで背景のボケ感も演出可能でポートレートモードを使わずしてデジタルズーム2倍撮影で雰囲気ある写真に仕上げられます。

広角 × 2

参考までにmotorola edge 40とエントリー向けのmoto g53jでどれくらい表現が異なるのか比較しました。

moto g53jは50MP(1/2.76型)で背景のボケ感が少なく硬めですが、edge 40は50MP(1/1.55型)はより深くボケておりHDRの効きも強く色鮮やかな表現となっています。

また、色のキツイ被写体の再現も色トビすることなく再現可能でmoto g53jのセンサーの質が悪すぎるのはありますがmotorola edge 40NO色の再現力はまあまあ良いです。

motorola edge 40は暗所撮影もそれなりに撮影可能です。

広角 × 1

暗部もディテールを残しつつ表現できていますしノイズも少ないのでキレイです。さすがに暗所なので解像感は劣りますがデジタルズーム2倍での撮影も十分キレイに再現可能です。

広角 × 2

良いじゃないですか。ねえ。

広角 × 1

HDRをしっかり効かせつつ提灯の光源の白トビを抑えてます。

広角 × 2

サクッとシャッターボタンを押しただけでそれなりの写真を撮影できるので十分楽しめるカメラシステムではないでしょうか。

参考までにmotorola edge 40とmoto g53jで暗所撮影の比較をしました。

ミドルとエントリーの差がある(実質3万円の差)ので画質と解像感は間違いなくmotorola edge 40の方が上となります。少しでもカメラの画質を重視するのならミドルレンジモデルにしましょう。

motorola edge 40はデジタルズーム時の解像感も高くてノイズの少なく撮影ができてますね。被写体によっては十分使えるズーム性能かもしれません。

motorola edge 40は超広角カメラも搭載してるので視野の広い写真も撮影可能です。1300万画素あるので解像感もまあまあ高くて十分使えます。

デジタルズーム2倍で地下道の入り口をmotorola edge 40とmto g53jで撮影し比べました。

moto g53jはエントリースマホなのでノイズが多くて解像感もイマイチですが、motorola edge 40はキレイですね。電飾看板のライトもしっかり白トビを抑えながら撮影できてます。

ハイエンドスマホと比べると画質は劣る部分はありますが5〜6万円のミドルスマホであることを考慮すると十分使えるレベルのカメラに仕上がってるのではないでしょうか。

広角 × 1

スタバのアイスコーヒーです。広角カメラで寄って撮影をしました。

広角 × 1

ここからデジタルズーム2倍で水滴を撮影。

広角 × 2

なお、motorola edge 40はマクロカメラ非搭載ですが、超広角カメラによるマクロモードを搭載しています。

Motorola edge 40 超広角マクロモード
超広角マクロモード

被写体から4cmほどに寄って撮影が可能です。

moto g53jなどに搭載してる200万画素のおまけ程度のマクロカメラよりもmotorola edge 40のマクロモードは画素数が1300万画素あるので圧倒的に画質がキレイです。

食レポです。ラーメン、ネギ、たまごです。

ネギの繊維までしっかりと。

ただし、カツ系は色味がたわしになるので注意です。

あまり美味しそうではありません。まずそうです。

モトローラのスマホカメラは全体的に見てもキレイな写真撮影ができるのですが食レポは少し苦手傾向があります。

motorola edge 40だけでなくmoto g53jやmoto g52jなども同じですね。もう少し食レポの色にこだわったソフトウェア設計をして欲しいものですね。

カメラの評価
  • 色鮮やかでキレイな撮影ができる
  • 超広角マクロモードが高精細でキレイ
  • 暗所もノイズ少なくクッキリした撮影できる
  • 4K撮影にもしっかり対応している
  • 水平ロックで画角を固定して撮影可能
  • 最短撮影距離が少し長い(寄れない)
  • 食レポの色味がイマイチ

通信性能

motorola edge 40とmoto g53jの通信性能を比較しました。

通信性能
モデル motorola edge 40 moto g53j
Wi-Fi Wi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax) Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac)
モバイル通信 5G(Sub-6)・4G LTE
Bluetooth Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.1
NFC NFC A/B、Felica

motorola edge 40はWI-Fi 6に対応してるので大容量データのダウンロードが必要となるシーンで時間の短縮が可能で、Bluetoothのバージョンも5.2に対応しています。

モバイル通信の対応周波数は以下の通りです。

5G対応周波数
キャリア 端末 ドコモ au SB 楽天
n1:2.0GHz
n3:1.7GHz
n28:700MHz
n77:3.4/3.7GHz
n78:3.5/3.7GHz
n79:4.5GHz
n257:28GHz ×
4G対応周波数
キャリア 端末 ドコモ au SB 楽天
B1:1.9-2.0GHz
B2
B3:1.7GHz
B4
B7
B8:900MHz
B11:1.5GHz
B12
B17
B18:800MHz
B19:800MHz
B21:1.5GHz
B26:800MHz
B28:700MHz
B38
B39
B40
B41
B42:3.5GHz

motorola edge 40は各キャリアの主要バンドは網羅してるのでどの通信キャリアで使っても問題なく使えますが、5G mmWVは非対応で5G Sub-6のみの対応となります。

通信性能の評価
  • 全キャリアの主要バンドを網羅してる
  • Wi-Fi 6に対応している
  • おサイフケータイ(Felica)に対応
  • Wi-Fi 6E(6GHz)は非対応
  • Bluetooth 5.3に非対応

端末価格

motorola edge 40はモトローラの公式ストアだけでなくAmazon、楽天市場の公式ストア、IIJmioなどの通信キャリアでも購入が可能です。

motorola edge 40 端末価格
  • Motorola 公式ストア:64,800円
  • Amazon:64,800円(6,480円クーポンあり)
  • 楽天市場:64,800円(ポイント還元あり)
  • IIJmio:57,800円(期間限定 39,800円)

定価は64,800円ですがAmazonだと6,480円のクーポンを使って58,320円です。IIJmioはそもそも安くなっていますが、期間限定で39,800円で買えるキャンペーンもやってるのでかなり安いです。

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motorola edge 40 レビュー:まとめ

motorola edge 40は6.55インチの大画面ディスプレイにMediaTek Dimensity 8020を搭載したミドルスマホです。

普段使いで十分使える性能を持っていますしカメラの画質もそれなりに良くて、ステレオスピーカー、IP68防水防塵に対応、おサイフケータイも使えるほぼ全部入りの万能スマホです。

少し発熱がしやすくバッテリー容量が少ないこともあって電池持ちに不安がありますが、普段使いにおいては1日は普通に使えるバッテリーライフはあります。

仮に1日持たないとなっても付属の68W急速充電器で短時間で素早く給電もできるので問題はなさそうです。

最後にmotorola edge 40はどんな人におすすめかまとめます。

motorola edge 40
motorola edge 40がおすすめな人は
  • 大画面スマホをコンパクトに使いたい
  • それなりに快適に使えるスマホが欲しい
  • ジェスチャー操作で快適に操作したい
  • コスパの良いメインスマホが欲しい
  • Pixel 7aの代わりのスマホとして

6.55インチの大画面ディスプレイをコンパクトに使いたいならmotorola edge 40は最高の端末で横幅71.9mmに抑えられているので片手操作も可能で軽量で扱いやすいスマホに仕上がっています。

SoCもMediaTek Dimensity 8020を搭載しメモリが8GBで十分快適に使える性能を持っています。とくに、ストレージが256GBの容量でゲームをいくつかダウンロードしても余裕があるのはいいですよね。

また、モトローラ独自のジェスチャー機能を多数搭載してるので慣れることであらゆる機能をショートカットして快適に使うことができます。

それでいて端末価格が64,800円と控えめで購入しやすいです。

Pixel 7aとほぼ同じ価格帯でスペックも似てるのでPixelは苦手という方もmotorola edge 40という新たな選択肢として選ぶのもいいのではないでしょうか。

motorola edge 40、Pixel 7aの比較はこちら