
mineo(マイネオ)が新料金プラン「マイピタ」を2021年2月1日より開始しますが、従来のプランのドコモ回線の20GBプランは5,148円でしたが、新プランの「マイピタ」は2,178円と大手通信キャリアのahamo、povo、LINEMOよりも安い価格設定となっています。
これはいいかもしれませんね。ということで、mineo(マイネオ)の新料金プラン「マイピタ」について深掘りしていきたいと思います。とにかく通信費用を抑えたいなら「mineo(マイネオ)」という選択肢はかなりアリのような気がします。
この記事の目次
mineo(マイネオ)新料金プラン「マイピタ」とは
mineo(マイネオ)はドコモ、au、ソフトバンクの回線を選ぶことできるMVNO業者です。いわゆる格安SIMを運営している通信会社で大手通信キャリアの料金よりも安くスマホを使うことができるメリットがあります。
従来のプランは各回線で料金が微妙に異なっていましたが、新料金プランの「マイピタ」はどのキャリアの回線を選んでも同じ統一価格となり分かりやすい料金体系になりました。
シングルタイプ(データ通信)の料金
シングルタイプは音声通話のないデータ通信のみができるプランとなっていて、2台目のスマートフォン、iPad セルラーモデルなどのタブレット端末に使うことができるプランとなっています。
データ通信のみの新旧料金プランを比較してみました。
新プラン「マイピタ」 | 旧プラン | |||||
au | ドコモ | SB | au | ドコモ | SB | |
500MB | – | 770円 | 770円 | 770円 | ||
1GB | 880円 | – | – | – | ||
3GB | – | 990円 | 990円 | 990円 | ||
5GB | 1,265円 | – | – | – | ||
6GB | – | 1,738円 | 1,738円 | 1,837円 | ||
10GB | 1,705円 | 2,772円 | 2,772円 | 2,871円 | ||
20GB | 1,925円 | 4,378円 | 4,378円 | 4,477円 | ||
30GB | – | 6,490円 | 6,490円 | 6,589円 |
従来のプランでも500MBが770円、3GBが990円という超低価格でデータ通信が可能となっていました。新プラン「マイピタ」は500MBプランが廃止となり新たに1GBプラン:880円が登場、さらに3GBプランも廃止となり5GBプラン:1,265円が登場しました。
大容量の30GBプランは廃止となりましたが、10GBプランと20GBが大幅に、めちゃくちゃ安くなりました。
- 30GB:廃止
- 20GB:4,378円 → 1,925円(2,453円値下げ)
- 10GB:2,772円 → 1,705円(1,067円値下げ)
20GBプランが2,230円も値下げされたのはヤバないです?めちゃくちゃ安いです。10GBプランも970円値下げの1,705円で使うことができるので、従来のプランよりもかなり安くなっています。
ただし、3GB以下の低容量プランを使っていて新プランに移行すると値上げとなります。
- 500MB:770円 → 1GB:880円
- 3GB:990円 → 5GB:1,265円
超低容量プランの値上げ、中容量プランの値下げで収益のバランスを整えたといった感じなんでしょうね。全てが値下げになってしまうと本当に会社として成り立たなくなってしまうと思う。
デュアルタイプ(音声通話 + データ通信)の料金
音声通話付きのデュアルタイプについては全てのプランにおいて値下げが図られています。マイネオさん、ほんとに大丈夫なんでしょうか…。
新プラン「マイピタ」 | 旧プラン | |||||
au | ドコモ | SB | au | ドコモ | SB | |
500MB | – | 1,441円 | 1,540円 | 1,925円 | ||
1GB | 1,298円 | – | – | – | ||
3GB | – | 1,661円 | 1,760円 | 2,145円 | ||
5GB | 1,518円 | – | – | – | ||
6GB | – | 2,409円 | 2,508円 | 2,893円 | ||
10GB | 1,958円 | 3,443円 | 3,542円 | 3,927円 | ||
20GB | 2,178円 | 5,049円 | 5,148円 | 5,533円 | ||
30GB | – | 7,161円 | 7,260円 | 7,645円 |
一番多い容量となる20GBプランが上限としたのはahamo、povo、LINEMOの20GB:2,728円〜2,970円を意識したのでしょう。新プランの「マイピタ」は20GBのデータ通信で2,178円という価格での提供となります。
auのpovoも音声通話は従量制なので比較対象になるかと思いますが20GBで2,728円なのでそれよりも安い料金プランとなっています。5GBプランは1,518円なのでUQ mobileのくりこしプランS(3GB:1,628円)よりも安い価格設定です。
mineoでんわで10分かけ放題935円
音声通話は従量制で22円/30秒の通話料がかかりますが、専用アプリの「mineoでんわ」を使うことで10円/30秒に通話料が安くなります。さらに、「mineoでんわ 10分かけ放題:935円」で10分以内の国内通話が無料になります。
- 従量制:22円/30秒 → 11円/30秒
- 国内通話10分かけ放題:935円
- 国内通話30分定額:924円
- 国内通話60分定額:1,680円
専用アプリを使い必要があるのは少々面倒くささはありますが、電話をかけることが多い方はこのような選択肢もあるので、そこそこ使えるでしょう。もし、10GB + mineoでんわ 10分かけ放題なら月々の支払いは2,230円となります。
まあ、最近はLINEで通話することが多いので普通の電話の必要性はかなり薄くなっているので、付けなくても問題ないように感じます。
mineo(マイネオ)を選ぶメリット
mineo(マイネオ)は独自のサービスを展開している格安SIMサービスとして知られており、数多くのメリットがあります。
- 3ヶ月割引の「マイ割!」でさらに安くなる
- データ通信のみのプランがある
- ドコモ、au、ソフトバンク回線に対応
- パケット放題(500kbps):月額385円
- 5G通信オプションを月額220円で追加できる
- マイネオ独自のサービスがたくさん
- スマホを購入することができる
- mineoキャリア決済がある
- 1ヶ月後に解約しても手数料は0円
「マイ割!」で3ヶ月限定で1,188円割引
2021年2月1日(月)~2021年5月31日(月)にmineo(マイネオ)にデュアルタイプ(5GB・10GB・20GB)で契約をした場合、3ヶ月限定で料金から1,188円割引をしてくれる「マイ割!」が適用されます。
- 5GB:1,518円 →3ヶ月 330円
- 10GB:1,958円 →3ヶ月 770円
- 20GB:2,178円 →3ヶ月 990円
5GB以上の音声通話付きの契約が必要となりますが、3ヶ月だけはさらに安い料金でスマホを使うことが可能となります。
データ通信のみのプランがある
mineo(マイネオ)はシングルタイプ(データ通信)のプランを選ぶことができるので、音声通話が必要ないiPadのセルラーモデルに使うことができます。
- 1GB:880円
- 5GB:1,265円
- 10GB:1,705円
- 20GB:1,925円
3GB:990円のプランが廃止されたのはちょっと残念ですが、1,265円で5GBのデータ通信ができるので、外でiPadをちょっと使う程度なら十分な容量となっています。
ドコモ・au・ソフトバンクの回線を選べる
mineo(マイネオ)はドコモ・au・ソフトバンクのいずれかを使って契約をすることができます。
地域によってドコモの電波は届きにくいけどauの電波は入りやすいといったことがあります。環境に合わせて強い通信回線を自由に選ぶことができるのはマイネオの大きなメリットとなります。
パケット放題でデータ通信し放題(500kbps)
mineo(マイネオ)はパケット放題でデータ通信し放題というオプションを追加して「mineoスイッチON」にすることで通信制限500kbpsにすることでデータ使い放題になるサービスを使うことができます。
基本的にアプリからいつでも200kbpsの通信制限を自らかけてデータ通信量を節約することができますが「パケット放題:月額385円」を契約していることで倍以上の速度となる500kbpsで通信ができるようになります。
なので、5GBの低容量プランを契約して通信速度が遅くてもいいからゆっくりと動画を見たいとなったときに「mineoスイッチON」してデータ通信量の節約ができるというものですね。
5G通信オプションを選べる
また、5G通信オプションを月額220円で追加することができるので、少しで安い通信費用のまま通信速度を高速化
どこの通信キャリアの回線を選ぶかによって5Gの通信エリアが変わってきますが、もし住んでいる地域が5Gに対応しているのならマイネオでも5G通信による高速通信が可能となります。(ただし、ユーザーが混み合い時間帯は遅いは速度が遅くなる場合がある。)
独自のサービスがたくさんある
mineo(マイネオ)は独自のサービスを色々と展開しています。
- パケットシェア:余ったデータ容量を翌月シェアする
- ゆずるね:混み合い時間帯の通信を譲ってデータをもらえる
- フリータンク:余ったデータ容量をみんなで分け合う
「パケットシェア」はくりこしたデータ容量をシェアメンバーに翌月分け合うことができるサービスとなっています。
「ゆずるね」は回線が混み合う時間帯(12:00〜13:00)にデータ通信をしないと宣言することで達成回数によってデータ通信をもらったり、夜間のデータ通信がフリーになったりするサービスです。
「フリータンク」は余ったデータ容量をみんなが使えるタンクの中に収めたり、データ通信が足りなくなったらタンクから引き出せるサービスです。
また、災害時にデータ量が足りなくなった時に使える「災害時支援タンク」というサービスもあり、マイネオならではの独自のサービスを使うことができます。
スマホを買うことができる
mineo(マイネオ)はスマートフォン端末の取り扱いをしているので契約時に新しい端末を購入することができます。もちろん、機種変更もできるので端末に困ることはないでしょう。
しかも、iPhoneの取り扱いもしていて分割で買うことができるので月々の費用を抑えながらiPhoneに乗り換えることもできます。
- iPhone 8(64GB):32,736円
- iPhone SE2(64GB):51,480円
- iPhone 11(64GB):73,392円
- iPhone XR(64GB):71,280円
iPhoneは新品ではなく国内版SIMフリーの未使用品の中古となっています。少し前のモデルではありますが未使用品なのでかなり安く手に入れることができます。
iPhone 8は2017年に発売した端末ではありますが32,736円なので悪くないかと思います。iPhone SE(第2世代)も51,480円なのでApple Storeよりも安く買うことができますね。
もちろん、AndroidスマホもあってAQUOS sense4、Xperia 10 Ⅱ、OPPO Reno3 A、moto g8など、他にも色々と価格に安い端末を選ぶことが可能です。
mineo(マイネオ)を選ぶデメリット
mineo(マイネオ)にすることで大手通信キャリアのサービスを選ぶよりも月々の通信料金は安く抑えることができます。ただし、デメリットもあるのでここを許すことができるのならマイネオを選んでも問題ないです。
- 通信速度が遅くなる時間帯がある
- キャリアメールが使えない
- 契約事務手数料がかかる
- MNP転出手数料がかかる
通信速度が遅くなる時間帯がある
mineo(マイネオ)はドコモ・au・ソフトバンクに回線の一部を借りて格安SIMサービスを運営しています。
なので、使える通信帯域が決まっているため多くのユーザーがインターネットサービスに接続すると通信速度が遅くなるというデメリットがあります。とくに通信速度が遅くなるのがみんながお昼休憩をする平日の12〜13時頃となっています。
なので、いつもこの時間帯にスマホを使うことが多いならマイネオというか格安SIMはやめておいた方がいいでしょう。お昼休憩はこの時間帯からズレて取っているならマイネオを選んでもいいかもしれません。
キャリアメールが使えない
マイネオはキャリアメールを使うことができないので、キャリアメール必須なサービスを今現在使ってるとしたら乗り換えは厳しいです。
mineoのメールアドレスを無料で使うことができますが、これはキャリアメールではなくWebメールとなっているので注意です。
契約事務手数料がかかる
大手通信キャリアはオンラインから契約する場合は事務手数料が無料になりますが、mineo(マイネオ)は1回線につき3,300円の事務手数料がかかります。
- 初期費用:3,300円
- SIMカード発行料:440円
他にもドコモ ⇆ au ⇆ ソフトバンクの回線変更、シングルタイプ ⇆ デュアルタイプの変更の時も3,300円の変更事務手数料が必要となってきます。
MNP転出手数料がかかる
mineo(マイネオ)は契約解除料は無料ですが、MNPによる転出手数料は3,300円かかってきます。
- 契約解除料:無料
- MNP転出手数料:3,300円
なので、メイン回線をマイネオから大手キャリアに移動させようと思ったら3,300円の手数料がかかってくるので注意してください。
安さを求めるならmineoのマイピタがいいのかも
mineo(マイネオ)はMVNOの通信サービスなのでお昼の時間帯などユーザーが混み合う時間帯は通信速度が極端に遅くなってしまいます。
しかし、それ以外の時間帯であればそこそこ快適なデータ通信をすることができるのでお昼休みにゲームをする、ネットサーフィンをする、動画を見るといった使い方をしないのであれば十分使うことができるかと思います。
また、データ通信しかしないサブ機のスマホ、iPad セルラーモデルに入れる回線としても向いています。
もし、メイン回線がドコモでギガホプレミアなどを使うのであればデータプラスを契約した方がいいですが、mineo(マイネオ)なら5GBのデータ通信量で1,265円なのでとてもお得ですよね。
大手キャリアの20GBプランはこちらです。
https://www.sin-space.com/entry/povo-on-auhttps://www.sin-space.com/entry/rakuten-y-uq-mobile
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