
次々とMagSafeに対応した充電器が登場していますが、iPhoneとApple Watchを同時充電できるMagSafeデュアル充電器が発売となりました。
MagSafeデュアル充電器(MagSafe Duo Charger)はMagSafeに対応したiPhone 13またはiPhone 12とApple Watchを同時に充電することができて、さらに持ち運びもしやすい構造になっているので旅行に持っていくのにも最適なワイヤレス充電器です。
ここでは、MagSafeデュアル充電器のデザイン、サイズ、充電速度など使いやすさをレビューしています。iPhone 14、iPhone 13、iPhone 12とApple Watchを所持していてワイヤレス環境を整えたい方はこの参考にしてみてください。
この記事の目次
MagSafeデュアル充電パッドの特徴

- MagSafe・Qi・Apple Watch ワイヤレス充電器
- iPhone 13・12とApple Watchを同時充電できる
- 質感が高くて手にすると欲しくなる
- 手のひらサイズでどこにても持ち出しができる
- 20W USB-C電源アダプタで最大11Wの充電に対応
- 27W USB-C電源アダプタで最大14Wの充電に対応
- 端末価格が14,800円と少し高め
MagSafeデュアル充電器はMagSafe対応端末とApple Watchのワイヤレス充電に対応iPhone 13とApple Watchを同時に急速充電できるので、どちらの端末を持っているならMagSafeデュアル充電器を導入することで充電環境を1つにまとめることができます。

折り畳むことでコンパクトにすることができるので、外に持ち出して使うのにも適しています。出張や旅行をすることが多い方は1台持っておくことで充電器を少なくして荷物を減らすこともできるでしょう。
iPhoneとApple Watchは2,200円で買うことができる20W USB-C電源アダプタがあれば問題なく充電することができるので、MagSafeデュアル充電器は必ずしも必要なものではありません。
しかし、筐体の質感が高いので一度手にしてしまうとついつい買いたくなってしまうような、そんなワイヤレス充電器となっています。
MagSafeデュアル充電器 レビュー
質感の高いデザイン
MagSafeデュアル充電器は左型の大きな充電パッドにiPhoneを、右側の小さな充電パッドにApple Watchを充電するスタイルとなっていて、このような左右見開き状態にして使う充電器となっています。

筐体の素材は柔らかいシリコン素材となっています。iPhone向けのシリコンケースよりも質感が高いので触り心地はとても良くなっています。ゴミもそんなに付かない印象があります。
ただ、長く使うことによって汚れが目立たないかが少し気になるところではありますね。
左側にiPhoneを充電するための充電パッドを搭載しています。磁石を内蔵しているのでMagSafeに対応しているiPhone 13、12シリーズであればカチッとくっ付いて正確に充電することが可能となっています。

MagSafe対応端末だけでなくQiに対応したデバイスも充電できるのでスマホだけでなくQiに対応したワイヤレスイヤホンなどもこの一台で充電することができます。
充電パッドの大きさはシングルタイプのMagSafe充電器と全く同じとなっていますね。

シングルタイプのMagSafe充電器はとてもコンパクトで使いやすいのですが、ケーブルが意外と嵩張るので持ち運びにはあまり向いていない感じがします。
しかし、MagSafeデュアル充電器ならUSB-C to Lightningの単体ケーブルを接続して使うスタイルなので短いケーブルにしてしまうなどすることで持ち運びに最適化することができるのがいいところでもありますよね。
本体右側にはApple Watchの充電パッドを搭載しています。

充電パッドの作りに関してはiPhone側、Apple Watch側のどちらも純正の充電器と同じ作りとなっています。とても質感が高いので安心して使うことができるかなと思います。
Apple Watchの充電パッドは引っ張り出す(反対側から指で押し出す)ことで横向きにしてApple Watchを充電することもできます。

角度も自由に調整できるようになっているので、好みに合わせてApple Watchの時計が見やすい位置に調整するのがいいでしょう。ちなみに、Apple Watch専用パッドなので、ここでAirPodsなどを充電することはできないので注意です。
iPhone 12とApple Watchを同時充電するとこのようなスタイルとなります。Apple Watchは立てて充電できるのでナイトスタンドーモードにして時計としても使うこともできます。

ループ系のバンドだとこのように充電パッドを立てて充電することになりますが、スポーツバンドなど左右が繋がっていないバンドであれば充電パッドを寝かせた状態で充電もできます。

端末を寝かせて充電をしたいときに便利です。さらに、充電パッドを360度回転させることで…

Apple Watchは充電せずにiPhoneだけを充電するときにスペースを節約しながら充電ができます。

狭いスペースでApple Watchも充電したい…となったらiPhoneをひっくり返すことで…

Apple Watchも同時に充電することができます。まあ、充電中はiPhoneが使えなくなってしまうので現実的ではないようにも思いますが、電池がキレそうでヤバい!って時はこのようにして充電することもできます。
持ち運びしやすいサイズ感
MagSafeデュアル充電器の本体サイズは折り畳んだ状態で(79 × 74 × 14mm)となっていて重量は(132g)となっています。充電器を開いた状態で手のひらよりも少し大きい(260 × 74 × 14mm)くらいの大きさとなっています。

さらに、真ん中を境にして360度回転させることで観音扉のように折りたたむことができる構造となっており、持ち運びがしやすいスタイルとなっています。

折りたたむととてもコンパクトで持ち運びがしやすいスタイルになるのでとてもいいですね。

この大きさであればジャケットのポケットの中に放り込んで持ち出すということもできますよね。充電器とケーブルは別で持っていく必要はありますが短めのUSB-C to Lightningを使うことで荷物を減らすことは確実にできるのではないでしょうか。
MagSafeデュアル充電器 | 有線の場合 | |
iPhone | MagSafeデュアル充電器、USB-C to Lightning、充電器 | USB-C to Lightning、充電器 |
Apple Watch | Apple Watch 充電器、USB-C to Lightning | |
荷物の数 | 3つ | 4つ |
ケーブルが2本から1本になるだけでも荷物がスッキリするので、旅行や出張が多い方でiPhone 12とApple Watchを使っている方はMagSafeデュアル充電器を選ぶことで荷物を減らすことができそうです。
充電器と出力の条件について
MagSafeデュアル充電器はUSB-C to Lightningケーブルは付属していますが、充電器は同梱していません。

すでにiPhone 13、12を充電するための電源アダプタを持っているならそれを代用することができるので問題はないですが、別の部屋で使ったりしていて電源アダプタがない場合は別途購入する必要があります。
MagSafeデュアル充電器の出力は条件によって異なっております。
- 20W USB-C電源アダプタ:最大11W
- 27W以上のUSB-C電源アダプタ:最大14W
iPadにも同梱されているApple純正の20W USB-C電源アダプタを使うと最大11W、27W以上の電源アダプタを使うことで最大14Wで充電が可能となります。
この数値はiPhoneとApple Watchを同時充電したトータルでの出力なのか、iPhoneのみの出力なのかは不明ですが、シングルタイプのMagSafe充電器よりもiPhone 13の充電速度は少しだけ遅くなります。

USB-Cケーブルを電源アダプタ側に接続した状態でLightningケーブルをMagSafeデュアル充電器の背後側にあるポートに接続します。

これでiPhoneとApple Watchを同時に充電する環境が整いました。
充電速度を比較
では、MagSafeデュアル充電器を使ってiPhone 12 Pro、Apple Watch 5を充電してみて実際にどれくらいの速度でフル充電できるのか計測してみました。端末によっても若干速度が変わってくると思うのであくまで目安、参考としてください。

充電はApple純正の20W USB-C 電源アダプタ、30W出力のAUKEY PA-Y19を使って速度を計測しています。さらに、シングルタイプのMagSafe充電器を使った場合の充電速度も計測しております。
MagSafeデュアル充電器 | MagSafe充電器 | ||||
充電器 | 30W(AUKEY) | 20W(Apple) | 20W(Apple) | ||
端末 | iPhone | Watch | iPhone | Watch | iPhone |
0分 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
30分 | 27% | 35% | 25% | 29% | 31% |
60分 | 49% | 66% | 57% | 58% | 50% |
90分 | 70% | 85% | 78% | 75% | 70% |
120分 | 91% | 99% | 99% | 95% | 89% |
MagSafe充電器は最大15W出力で充電ができますが、最大11W出力の20W充電器とMagSafeデュアル充電器の組み合わせの方がiPhone 12を素早く充電できてしまいました。
また、30Wの充電器を使うよりもApple純正の20W USB-C電源アダプタを使った方が充電速度は速いようです。
これが、たまたまなのかどうなのかは不明ですが、結論としては20W出力以上の電源アダプタを使えば充電速度はどれもそう違いはないでしょう。無理して27W以上の電源アダプタを手にする必要はありません。
ただし、サードパーティ製の電源アダプタを使う場合は30W以上の出力のものを選ぶのがいいです。感覚として、サードパーティ製の電源アダプタよりもApple純正の電源アダプタの方が安定した出力になっていて充電速度が速いように感じます。
いずれにしてもiPhoneとApple Watchを同時充電してもMagSafeデュアル充電器とほぼ同じ充電時間でiPhone 12のバッテリーを補給できてしまうのは素晴らしい。
MagSafeデュアル充電パッド レビュー:まとめ

MagSafeデュアル充電器はMagSafe対応のiPhone 13、12シリーズとApple Watchを同時にワイヤレス充電することができる充電ステーションです。
MagSafeデュアル充電器のメリット
20W USB-C電源アダプタを使うことで最大11W出力で充電することができ、iPhoneとApple Watchを2〜3時間ほどでフル充電できる性能を持っています。
- iPhoneとApple Watchを同時充電できる
- 充電速度がそこそこ速いので使いやすい
- 持ち運びしやすいサイズ感
- 質感がとても良い
折りたたむことで持ち運びしやすいサイズにすることができるので旅行や出張が多い方で荷物を減らしたいという方におすすめのワイヤレス充電となっています。
据え置きで使いたいという場合もMagSafe充電器よりも本体重量が重いのでしっかり設置することができていいと思います。MagSafe充電器は聴診器みたいで置き場所が定まらないのがイマイチなところだったので。
MagSafeデュアル充電器のデメリット
MagSafeデュアル充電器の本体カラーはホワイトのみです。もう少しカラーバリエーションがあったらよかったのになぁと感じますね。白色はシンプルでいいのですが使っていくうちに汚れてしまうのがちょっと気になるところです。
- 本体カラーがホワイトのみ
- 端末価格がちょっと高い
iPhoneとApple Watchは電源アダプタは別で買う必要がありますが、充電ケーブルと充電パッドは付いてきます。なので、充電器を手に入れれば基本的に追加費用なしで使うことができます。
そんな中で、MagSafeデュアル充電器は14,800円とかなり高額。この金額を支払ってまで本当にこの充電器が必要かどうか。信仰心が試されているのです。さあ。
MagSafe充電器はこちらです。
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