Macを買い換えるときにする今使っているMacを売却して少しでも費用を抑えたいと考えますよね。そこで、必要になってくるのが今まで使っていたMacのデータを消去して初期化するということです。

このクリーンインストールという作業ができないことには、新しいMacへの移行もできないので、新しいMacへの乗り換えを検討していて初期化することを考えている方は参考にしてみてください。

なお、この記事ではM1チップのMacの初期化、IntelプロセッサのMacの初期化のどちらも記載しています。

M1チップのMacは以前は不具合により初期化ができないという問題があって、一時的に「復旧アシスタント」を使って初期化する方法が推奨されてましたが、現在はM1モデル、Intelモデルともに「ディスクユーティリティ」からストレージを消去しクリーンインストールする従来の方法が推奨されています。(macOS Big Sur 11.2 以降)

この違いについても書いていきたいと思いますね。

Macを初期化する前にすること

データをバックアップする

新しいMacに同じ環境をそのまま移行するなら外付けSSDなどのストレージにTime Machineを使ってバックアップを取っておきしょう。

環境丸ごとではなく、大事なデータだけを移行させたいのであればiCloud Driveを使ってクラウドにデータを置いておくにもおすすめです。

Mac App Storeにあるアプリであれば移行はとてもしやすいのかなと思います。

iCloudアカウントをサインアウトする

Macを初期化する前にすることがあります。まず、最初にiCloudのアカウントをサインアウトをしましょう。

Dockにある「システム環境設定」を起動し「Apple ID」を選択します。

「概要」から「サインアウト」しiCloudアカウントをこのMac上から削除します。

ここで表示される「iCloud写真のコピーをダウンロード」する必要はありません。iCloud上に写真がしっかり保存されてるので「Macから削除」を選択しましょう。

iCloudにあるデータが消えるわけではないので、安心して「Macから削除」してください。どうせ、削除するデータなので。

Mac上にあるiCloudのデータもコピーする必要はないのでチェックを外して続けます。

「Macを探す」をオフにしてくれと促されるので、Apple IDのパスワードを入力し続けます。

セキュリティが強固なのでさらにパスワードが求められます。ここに入力するパスワードはMacに設定しているパスワードです。スリープ解除するときに入力するパスワードを入力して「OK」をクリックします。

これで、iCloudアカウントのサインアウト完了です。

なお、macOS Mojave以前のOSを使っている場合は、iTunesを起動してメニューバーから、「アカウント」→「認証」→「このコンピュータの認証を解除」をして、Apple ID とパスワードを入力し「認証を解除」をする必要があります。

iTunesの認証解除

この作業はmacOS Catalina以降、現在のmacOS Big Surではする必要はありません。

iCloudアカウントのサインアウトをすれば自動的にApple Musicからもサインアウトします。

なお、iMessageとFaceTimeはそれぞれ別でサインアウトする必要があります。

(ただし、サインアウトしてない影響はいまいちよくわかりません。実際にサインアウトせずにクリーンインストールすることはできますし、再インストールしたOSで反映されてることはないです。)

NVRAMをリセットする(Intelモデルのみ)

これはIntelモデルのMacのみ、しておいた方がいい項目です。

NVRAM(PRAM)には音量、画面解像度、選択されている起動ディスク、時間帯、最近起きたカーネルパニックの情報などが記録されています。消去しなくてもいいかなとは思いますが、気になる方は情報を消去しておいてもいいかもしれません。

Macを終了し、電源を入れてすぐに「option」「command」「P」「R」の 4 つのキーを同時に押し20 秒ほど押し続けてからキーを放すとNVRAMからユーザー情報を消すことができます。

M1モデルのMacには関係ありません。

Apple IDの管理からデバイスを削除

ブラウザからApple IDの管理画面にアクセスしサインインすると自分が使っているデバイスが表示されるので、登録されている「デバイス」から売却する予定のMacを削除します。

これで準備が整いました。Macの初期化をしていきましょう。

macOSを初期化しクリーンインストールする方法

M1 Mac(macOS Big Sur 11.2 以降)

最新のmacOS Big Sur 11.4(2021年6月現在)のバージョンがM1 Macに搭載しているならこちらの方法でMacを初期化できます。最新モデルを使っている方はこの方法が該当します。

M1 Macを初期化する方法
  1. 電源長押しで起動ディスク選択画面を表示
  2. 「オプション」から「macOS復旧」を起動する
  3. 「ディスクユーティリティ」からストレージを消去
  4. 「macOSを再インストール」する

M1 Macの場合は、電源が切れた状態で電源ボタンをずっと押し続けることで起動ディスクを選択する画面が表示されるので、ここで「オプション」を選択することでリカバリーモードを起動できます。

すると「macOS復旧」の画面が表示されるので、Macに設定してあるパスワードを入力して「次へ」進みます。

「ディスクユーティリティ」を選択します。

「ディスクユーティリティ」のウィンドウの左側にあるmacOSなどのデータが入っているストレージ「Macintosh HD」を選択します。

右上にある「消去」を選択します。

「Macintosh HDを消去しますか?」と促されるので、フォーマットを「APFS」にして「ボリュームグループを消去」をクリックしてストレージをサクッと削除します。

「ボリュームグループを消去」って今までなかった項目ですが、最新バージョンのmacOSで追加されたようです。

場合によっては「ボリュームグループを消去」が表示されない時があるのですが、ない場合は右側にある「消去」をクリックしてストレージのデータを消去していきます。

「Macを消去して再起動」をクリックします。

「Macを消去…」

ドキドキしますが、再起動し「Macをアクティベート」という画面が表示されたら無事にストレージを消去できています。

なぜか英語表記になってしまったのですが、画面左上にあるメニューの「Choose Language…」から言語切り替えができます。

Wi-Fiネットワークの設定が必要となります。イーサネットの有線LANで接続してもOKです。

「macOS Big Surを再インストール」を選択し続けます。

あとは、流れに沿ってmacOSをインストールしていく感じですね。

基本的に従来のMacと同じ流れで初期化することになります。異なるのはリカバリーモード(macOS復旧)の起動方法が「Command + R + 電源ON」ではなくて、「電源ボタン長押し」に変わっただけですね。

M1 Mac(macOS Big Sur 11.0〜11.2)

M1 MacでmacOS Big Sur 11.0〜11.2をインストールしている端末は少しだけ方法が異なっており、「復旧アシスタント」からMacを消去することになります。

M1 Mac(macOS Big Sur 11.0〜11.2)初期化する方法
  1. 電源長押しで起動ディスク選択画面を表示
  2. 「オプション」から「macOS復旧」を起動する
  3. 「復旧アシスタント」からMacを消去
  4. 「macOSを再インストール」する

また、環境によってはうまく初期化ができずにAppleのサポートページに記載されているような複雑な方法を使うはめになることもあり得るので、M1 Macの初期化は最新のmacOSにアップデートしてから初期化しましょう。

どうしても、macOS Big Sur 11.0〜11.2のバージョンで初期化しないといけない理由がある場合はこの流れとなります。

リカバリーモードの起動は電源長押しからの起動ディスク選択で「オプション」を選択することで可能です。

最新バージョンのmacOSは「macOS復旧」の「ディスクユーティリティ」からストレージを消去しますが、macOS Big Sur 11.0〜11.2のバージョンはメニュー左上にある「復旧アシスタント」の「Macを消去…」からストレージを消去します。

「ディスクユーティリティ」からストレージを消去する場合はmacOSのインストールデータは残ったままになりますが、この「Macを消去」は完全に全てのデータを消し去るモードとなります。

macOS Big Sur 11.0〜11.2は「Macを消去…」しないと不具合が起きる…って感じなんでしょうね。データの消去が完了し再起動したらMacがアクティベートされるはずです。

Wi-Fiネットワークの設定をするとmacOSのダウンロードが始まって「macOS復旧」の画面からmacOSの再インストールをすることになります。

ここからの流れは最新バージョンのM1 Macをクリーンインストールする流れと同じとなっています。

Intel Mac

Intelプロセッサを搭載したMacも初期化する流れは同じです。

Intel Macを初期化する方法
  1. Command + R + 電源ONで起動ディスク画面を表示
  2. 「オプション」から「macOS復旧」を起動する
  3. 「ディスクユーティリティ」からストレージを消去
  4. 「macOSを再インストール」する

「command + R 」を押しながら電源をONにします。

command + R + 電源ON

しばらくするとAppleマークが表示されます。

リカバリー起動画面

「ディスクユーティリティ」を選択します。

「ディスクユーティリティ」のウィンドウの左側にあるmacOSなどのデータが入っているストレージ「Macintosh HD」を選択します。

右上にある「消去」を選択します。

「Macintosh HDを消去しますか?」と促されるので、フォーマットを「APFS」にして「ボリュームグループを消去」をクリックしてストレージを削除します。

場合によっては「ボリュームグループを消去」が表示されない時があるのですが、ない場合は右側にある「消去」をクリックしてストレージのデータを消去、「macOSを再インストール」をしていきます。

あとは流れに沿ってmacOSを再インストールするだけとなっています。

ちなみに、IntelモデルのMacで「復旧アシスタント」を使ってストレージを消去すると、工場出荷時のOSがインターネット上からインストールされることになります。

例えば、2019年のMacBook Pro 13インチを「復旧アシスタント」で初期化すると、macOS mojavaに戻ってしまうのです。

これって、従来のCommand + option + Rで起動できるインターネットリカバリーモードと同じ動作ですね。最新のmacOSではなく工場出荷時点のOSが欲しい場合もあるかと思うので、その場合は「復旧アシスタント」から「Macを消去」してリカバリーするのがいいでしょう。

Macを初期化する方法のまとめ

基本的にM1 Mac、Intel Macどちらも同じ方法で初期化、リカバリーをすることになりますが、M1 Macの初期バージョンだけがやり方が違う…といった感じです。

MacBookやiMacなどの初期化、復元はそう滅多に行うものではありませんが、売却や譲渡する以外でもOSの調子が悪くなった時にすることで、調子が良くなったりすることもあるので、Macの動作が遅くなってきたなと感じる時にも実行してみる価値があるでしょう。

ただ、その場合は初期化する前に必ずTime Machineなどでデータのバックアップを必ず取ってから、初期化・復元をしましょう。

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