MacBook Pro 2019のスペック比較

MacBook Proは2018・2019年モデルでCPUプロセッサを刷新することで性能が大幅に向上しています。

13インチの下位モデルが2コア → 4コアのCPUプロセッサに、15インチのCTOモデルが6コア → 8コアになって、さらに15インチが16インチに画面サイズが刷新されるなど変革のある年となりました。

ここでは、MacBook Pro(2019)はMacBook Pro(2018)から何が進化したのかを、新旧モデルのスペックの違いを比較しています。2017年から2018年モデルの違いも比較しているので旧型モデルから乗り換えを検討している方は参考にしてください!

最新のMacBook Air・MacBook Proの比較はこちらをどうぞ。

MacBook Pro 2019 vs 2018 スペック比較

MacBook Pro 2018 → 2019になったことによる進化のポイントをまとめました。

2019年モデルで進化したポイント
  • 13インチ(上位モデル):CPUクロック周波数が向上
  • 13インチ(下位モデル):CPUのコア数が2 → 4に、Touch Barを搭載
  • 13インチ :バタフライ構造のキーボードが第3.5世代に改良
  • 15・16インチ:第9世代Coreプロセッサになって上位モデルが8コアに
  • 16インチはシザー構造のMagic Keyboardに刷新

MacBook Pro 13インチ(下位モデル)はTouch Barなしの2コアCPUを搭載した2017年モデルが継続販売されてました。しかし、2019年にTouch Barありの4コアCPUを搭載したモデルに刷新し性能が大幅に向上。

さらに、MacBook Pro 15インチの上位モデルは8コアCPUを選べるようになりました。

ただ、2019年11月に15インチが廃止、新しいサイズの16インチモデルが登場したのでMacBook Pro 15インチ(2019)は短命なモデルになってしまいました。

CPU性能の違いを比較

MacBook Proは2018年モデルで性能が高くなりましたが、2019年モデルは13インチの下位モデル、15・16インチのCTOモデルの性能が向上しました。

MacBook Pro CPUのアクティビティ

MacBook Pro 13インチのCPU性能をGeekbench 5のスコアで比較しました。

MacBook Pro 13インチ CPUの性能比較
モデルMacBook Pro 13インチ
ランク上位下位
年式20192018201720192017
CPUCore i5 @2.4GHz
4コア
Core i5 @2.3GHz
4コア
Core i5 @3.1GHz
2コア
Core i5 @1.4GHz
4コア
Core i5 @2.3GHz
2コア
GPUIris Plus Graphics 655Iris Plus Graphics 650Iris Plus Graphics 645Iris Plus Graphics 640
シングルコアスコア963904837941867
マルチコアスコア39653865207638892076

MacBook Pro 13インチ(上位)2018年 → 2019年はクロック周波数が0.1GHz速くなっただけなのでほぼ同じ性能ですが、MacBook Pro 13インチ(下位)2017年 → 2019年はCPUコアが4つになったことで処理速度が大幅に向上しています。

15インチは上位モデルを選ぶことで さらなる高みを手に入れることができます。Appleの公式発表による8コア仕様のMacBook Proは6コアよりも40%も高速な処理能力を持っているとしています。

MacBook Pro 15インチ CPUの性能比較
モデル16インチ15インチ
年式201920182017
CPUCore i7 @2.6GHz 6コア
Core i9 @2.3GHz 8コア
Core i7 @2.6GHz 6コア
Core i9 @2.9GHz 6コア
Core i7 @2.8GHz 4コア
iGPUUHD Graphics 630Iris Plus Graphics 650
dGPURadeon Pro 5300MRadeon Pro 555XRadeon Pro 560
シングルコアスコア10311038
1086
1003
1061
865
マルチコアスコア5441
6695
5143
6407
4928
5152
3402

MacBook Pro 15インチの2017年 → 2018年で4コアから6コアになったことで性能が大幅に向上しています。2018年 → 2019年はCTOカスタマイズできるCore i9プロセッサが6コアから8コアになり大幅に性能が向上しています。

8コアプロセッサになることによるメリットはこんな感じです。

8コアCPUのメリット
  • Logic Pro X:Alchemyプラグインの数が最大2倍になって同時再生できるマルチトラックの本数が増加
  • 3Dデザイン:Maya Arnold内部の処理速度が最大2倍となり、3Dシーンの描画時間を短縮
  • Photoshop CC:複雑な編集やフィルタを最大75%高速に実行
  • Xcode:コードのコンパイル作業を最大65%高速に
  • 体力学シミュレーションの計算:最大50%高速に
  • Final Cut Pro X:4Kのマルチカムストリームを最大11本まで同時に編集可能に
  • Adobe Premiere Pro CC:H.264書き出し時間が70%高速に

ただ、6コアから8コアにCPUコア数が増えることでバッテリー駆動時間が心配なので、「このスペックが絶対に必要なんだ!」という方以外はCore i7(6コア)モデルを選んだ方がいいでしょう。

キーボードの違い

MacBook Pro 13・15インチ

2019年モデルのMacBook Pro 13インチ・15インチはバタフライ構造のキーボードを引き続き搭載していますが、キーボード内部の材質が変更してさらに静寂性が向上し不具合が出にくいように改良が施されています。

MacBook Proのバタフライ構造キーボード
MacBook Proのバタフライ構造キーボード

主に不具合対策ですが、キーの間にシリコンを挟むことでタイピング音も静かになるように改良されています。

MacBook Air 2018とMacBook Pro 2019のバタフライ構造のキーボードのタイピング音を比較してみました。

第3世代のバタフライ構造キーボードのMacBook Air 2018よりも、第3.5世代のバタフライ構造キーボードのMacBook Pro 2019の方がタイピング音が少しだけ小さくなっているのが分かります。

MacBook Pro 16インチ

2019年11月に発売したMacBook Pro 16インチはバタフライ構造のキーボードと決別しシザー構造のMagic Keyboardを採用しました。

Magic Keyboardとバタフライ構造のキーボード
Magic Keyboardとバタフライ構造のキーボード

iMac 21インチ・27インチに付属しているMagic Keyboardと名称は同じですが、キーの高さが低くなっていてタイピング音も静かになった新設計のキーボードとなっています。

価格据え置きで性能アップ

MacBook Pro 2019年モデルは2018年モデルと据え置き価格となっています。

MacBook Pro 2019 本体価格
Macbook Pro 2019CPUSSD価格
13インチ4コア128GB139,800円
4コア256GB198,800円
4コア512GB220,800円
15インチ(販売終了)6コア256GB258,800円
8コア512GB302,800円
16インチ6コア512GB248,800円
8コア1TB288,800円

MacBook Pro 16インチは最小構成が512GBになったのに端末価格が258,800円 → 248,800円に値下げしています。MacBook Pro 13インチと16インチの価格差が少なくなったので、画面の大きい16インチに手を伸ばしやすくなっています。

True Toneディスプレイを搭載

MacBook Pro 2019/2018のRetineディスプレイはiPhone XやiPad Proにも採用されているTrue Toneテクノロジーに対応しています。

True Toneディスプレイの有無
モデルMacBook Pro 
年式2018/20192017
色域広色域(P3)
輝度500ニト
テクノロジーTrue Tone

True Toneディスプレイは周囲の環境色に合わせて画面の色が暖かくなったり、冷たくなったりする色温度調整機能となっていて、長時間画面を見ていても疲れにくいディスプレイとなっています。

Apple T2チップを搭載

2017年モデルのMacBook Pro 13インチ・15インチのTouch BarありモデルにはApple T1チップというカスタムチップが搭載されてましたが、2018年モデルはApple T2チップにバージョンアップしています。

セキュリティチップの違い
モデルMacBook Pro タッチバーあり
年式2019/20182017
カスタムチップApple T2チップApple T1チップ
Hey Siri対応非対応

Apple T2は以下の機能の役割を担っています。

Apple T2の役割
  • Secure Enclave(指紋データの保存領域)
  • オンザフライの暗号化(FireVaultの機能)
  • セキュアブート
  • マイクの自動切断
  • 画像信号プロセッサ
  • SSDコントローラ
  • オーディオコントローラ
  • HEVC(H.265)エンコーダ

MacBook Pro 2017年モデルは「Hey!Siri」により音声アシスタントは使うことができませんが、Apple T2チップに対応したモデルMacは「Hey!Siri」による音声アシスタント機能を使うことができるようになっています。

バッテリー容量が増えた

何気に嬉しいのが2018年モデルの13インチMacBook Pro(タッチバーあり)のバッテリー容量が増加しています。

MacBook Pro 13インチ バッテリー容量
モデルMacBook Pro 13インチ
タッチバーあり
MacBook Pro 13インチ
タッチバーなし
年式2019/20182017
バッテリー容量58.0Wh49.2Wh54.5Wh
駆動時間最大10時間

従来の13インチMacBook Proのタッチバーありモデルは公式ではタッチバーなしモデルとバッテリー駆動時間は同じですが、実際の駆動時間はタッチバーありモデルの方が短いのが実情です。

2018年モデルでバッテリー容量が増加したのはCPUコアが2コアから4コアになったことによる対策だとは思いますが2017年モデルよりも実際のバッテリー持ちは良くなる可能性がありそうですね。

また、15インチMacBook Proのバッテリー容量も増加していました。

MacBook Pro 15インチ バッテリー容量
モデルMacBook Pro 16インチMacBook Pro 15インチ
年式20192019/20182017
バッテリー容量100WhWh83.6Wh76.0Wh
駆動時間最大11時間最大10時間

これも4コア → 6コアになったからバッテリー容量を増やしたのかもしれませんが、採用されているCPUの型式から消費電力を見てみると…

モデル2018年2017年
13インチMacBook ProCore i5-8259U 2.3GHz 4コア
TDP:28W
Core i5-7267U 3.1GHz 2コア
TDP:28W
15インチMacBook ProCore i7-8750H 2.2GHz 6コア
TDP:45W
Core i7-7700HQ 2.8GHz 4コア
TDP:45W

コア数が増えているのに消費電力は同じなんですよね。

クロック周波数で調整しているのだと思いますが、MacBook Pro 13インチ のTouch Barありモデルのバッテリー持ちの悪さは改善されているのかもしれません。

いずれにしても2018年モデルのMacBook Proの内部構造は大きく刷新されているのは間違いないでしょう。

eGPUでグラフィック性能を向上

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Thunderbolt 3に対応しているMacBook ProでeGPU・Blackmagic eGPUを接続することでデスクトップクラスのグラフィックス性能を得ることができるようになりました。

MacBook Proと接続することでiMac 5Kでも採用されているRadeon Pro 580(8GB GDDR5)のGPU性能を手に入れることができるようになります。

iMac 5Kと接続することでさらに強力なGPUパワーを手に入れることも可能!ロマン溢れるね、こういうの!

MacBook Pro 2019 vs 2018 スペック比較:まとめ

MacBook Pro 2019は真のプロ機に

MacBook Pro(2019)はスペック強化のマイナーアップデートモデルですが強力なモデルチェンジになり、2019年5月に8コアCPUの15インチモデルが登場したことでさらにプロマシンとして使うことができるでしょう。

MacBook Pro 2018の進化ポイント

  • 13インチのCPU:2コア → 4コア 性能が大幅強化
  • 15インチのCPU:4コア → 6コア 性能が強化
  • 15インチの外部GPU:2GB GRDDR5 → 4GB GRDDR5 メモリ容量アップ
  • 15インチのRAM:オプションで32GB増設可能に
  • True Toneディスプレイを搭載
  • 第3世代バタフライ構造のキーボードを搭載
  • Apple T2チップを搭載
  • バッテリー容量が少しだけ増えた

MacBook Pro 2019で進化ポイント

  • 13インチのCPU:クロック周波数が少しだけ向上
  • 15インチのCPU:8コアCPUを選べるように
  • 15インチが廃止、16インチが登場
  • 16インチのRAM:オプションで64GB増設可能に
  • 16インチは改良したMagic Keyboardを採用

CPUコア数が増えたことで性能が一気に向上してブレイクスルーを果たすことになるMacBook Proシリーズですが、15インチはオプションで32GB RAMに対応するなどユーザーの期待に答えたモデルチェンジになったといえるでしょう。

MacBook ProはCPUの性能が高いので動画編集も普通にこなすことができます。

動画編集しない、執筆作業がメインという方はMacBook Airで十分です。

Macのストレージ容量、メインメモリの容量についてはこちら参考にどうぞです。

MacBook Proを買ったら揃えて起きたい周辺機器とアクセサリーはこちらからどうぞ!

iMacの選び方はこちらからどうぞ!