MacBook Pro 16インチ

AppleがMacBook Pro 16インチを正式発表し販売を開始しています。

MacBook Pro 16インチはベゼルを狭くすることで筐体サイズの肥大化を極力抑えつつ画面サイズが15.4インチ → 16インチに大型化したモデルとなっていて、キーボードがシザー構造のMagic Keyboardを搭載しています。

ここでは、MacBook Pro 16インチモデルはどんなモデルになるのか、スペックや特徴についてまとめたので、購入を検討している方は参考にどうぞ。

MacBook Pro 16インチの特徴とスペック

MacBook Proのラインナップは13.3インチと15.4インチの二つの画面サイズとなっていましたが、15.4インチが廃止となり16インチモデルが新しく追加されました。

MacBook Proのラインナップ
  • MacBook Pro 13.3インチ
  • MacBook Pro 15.4インチ(←廃止・整備済製品で購入可能)
  • MacBook Pro 16インチ(←新モデル)

MacBook Proは現行のスタイルになって発売されたのが2016年10月のことで4年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。なので、今のデザインを採用してから今年で3年経過するということですね。

MacBook Pro 16インチの特徴
  • ディスプレイサイズが15.4インチ → 16インチに
  • 本体サイズが少しだけ大きくなって重くなった
  • CPUは15.4インチと同じ第9世代Coreプロセッサ
  • GPUはRadeon Pro 5000シリーズ(GDDR6)に
  • メインメモリは最大64GBに増設可能
  • ストレージは最大8TBに増設可能
  • シザー構造の新しいMagic Keyboardを搭載
  • ESCキーが物理キーに変更
  • 矢印キーが逆T字型配列に変更
  • 内蔵スピーカーが6スピーカーシステムに
  • 価格が248,800円と1万円安くなった

画面サイズが16インチになったとはいえ基本デザインは変わっていないのでマイナーアップデート…という位置付けでいいのかな?

筐体サイズと画面サイズが少しだけ大きく

16インチ・15.4インチ MacBook Pro
16インチ・15.4インチ MacBook Pro

噂されているMacBook Pro 16インチは筐体サイズは現行の15.4インチモデルと同じままで、少しだけ画面サイズを拡大した16インチ(3,072 × 1,920ピクセル)ディスプレイを搭載すると噂されています。

筐体・画面サイズの比較
 MacBook Pro 16インチMacBook Pro 15.4インチ
画面サイズ16インチ15.4インチ
解像度3,072 × 1,920(226ppi)2,880 × 1,800(226ppi)
仕様Retinaディスプレイ、広色域 P3対応、500ニトの輝度
本体サイズ35.79 × 24.59 × 1.62cm34.93 × 24.07 × 1.55cm
重量2.0kg1.83kg

画素密度は226ppiのままとなっていて画面サイズの大型化に合わせて解像度が2,880 × 1,800 → 3,072 × 1,920ピクセルに向上しています。

もう4Kディスプレイを搭載してしまえばいいのに…って思うんですが226ppiにこだわり続けていますね。

オリジナルのパネルを使うよりも汎用性のある4Kパネルを採用した方が価格が下がると思うのですが、Appleはパネル解像度は独自のものを使いたがりますね。

シザー構造のMagic Keyboardに

MacBook Proは2015年モデルは一般的なシザー構造のキーボードを採用してきましたが、2016年モデルから独自のバタフライ構造のキーボードを採用してきました。

バタフライ構造のキーボード
第3.5世代のバタフライ構造のキーボード

バタフライ構造のキーボードはバタフライのような羽を持った構造のキーボードで、従来のシザー構造よりもキーの厚みを低く抑えることができるキーボード。

しかし、新型のMacBook Pro 16インチモデルはシザー構造のキーボードが採用されておりMagic Keyboardの名称が名付けられています。

新しいMagic keyboard

満を持して登場したバタフライキーボードはキー入力ができなくなる不具合が発生するなど現時点でも問題を抱えていたキーボードでしたが、ついにシザー構造のMagic Keyboardが搭載されることになります。

Magic KeyboardといえばiMacに付属しているキーボードですが構造は新しいものになっていてキーの厚みは1mmとバタフライキーボードよりも分厚くなっていますが、反応と静寂性が向上したものになっています。

個人的にはバタフライ構造のキーボードは力を入れなくてもスムーズに高速タイピングできるから大好きなキーボードでしたが、新型のMacBook Pro 16インチのキーボードの操作性が気になるところです。

ESCキーとTouch Barが分離型に

Touch Bar

Touch Barが登場して3年経ちました。さすがに慣れたユーザーさんも多いことでしょう。まだ、Touch Barが使いにくいと感じている方はそろそろ諦めましょう…。

2019年7月に下位モデルだったTouch BarなしモデルのMacBook Pro 13インチが廃止されて、Touch BarありのCPUクロック数とUSB-Cポートを減らしたMacBook Proがエントリーモデルにラインナップされました。

つまり「これからもTouch Barをよろしくな!」ってことでMacBook Pro 16インチも引き続きTouch Barを搭載しています。

ECSキーが物理キーに

MacBook Pro 16インチにもTouch Barが搭載されていますが、ESCキーが分離されて物理キーに変更されています。

ESCが物理キーに
ESCが物理キーに

ESCはファンクションキーの中でもよく使うものなので、これだけでも物理キーになることで操作性はかなり向上することなりそう。

Touch IDももちろん搭載しています。

Touch ID内蔵の電源ボタン
Touch ID内蔵の電源ボタン

また、矢印キーの形状が4つの矢印キー(逆T字型配列)に変更されているのでカーソル移動が従来のキーボードよりもしやすいものになっていそう。現行のキーボードは上下ボタンが小さくて使いにくいのでこの形状変更は嬉しいかも。

CPU・GPU・RAMを比較

MacBook Pro 16インチのプロセッサには第9世代のIntelのCoffee Lake Refresh(6コア・8コア)を搭載しグラフィクスチップにはRadeon Pro 5300M/5500Mを採用しています。

MacBook Pro 16インチ・15.4インチ CPU比較
サイズ16インチ15.4インチ
CPU第9世代 Core i7 2.6GHz(6コア)
第9世代 Core i9 2.3GHz(8コア)
dGPURadeon Pro 5300M(4GB GDDR6)Radeon Pro 555X(4GB GDDR5)
iGPUIntel UHD Graphics 630
RAM16/32/64GB 2,666MHz DDR416/32GB 2,400MHz DDR4
SSD512GB/1TB/2TB/4TB/8TB256/512GB/1TB/2TB/4TB

MacBook Pro 16インチのCPUプロセッサは15.4インチと同じものとなっていますが、グラフィックスチップがRadeon Pro 5000Mシリーズを採用したことで2倍近い高速処理が可能になったとのこと。

外部GPUのメモリの規格もGDDR5 → GDDR6とより高速化されて、メインメモリも最大64GBまで増設可能となったことでより効率よくマルチタスキングができるように性能アップしています。

スピーカーが6スピーカーシステムに

フォースキャンセリングウーファー内蔵
フォースキャンセリングウーファー内蔵

MacBook Pro 16インチの内蔵スピーカーはフォースキャンセリングウーファーを搭載した6スピーカーシステムに進化しています。

iPad Proもスピーカーの音質にこだわったものとなっていますが、MacBook Proも複数のスピーカーを内蔵することで大幅に音質向上を実現したようですね。さらに、Dolby Atmos再生にも対応しているので映画など迫力の音響で楽しむことができそう。

また、指向性ビームフォーミングを持ったスタジオ品質の3マイクアレイを搭載することで録音音声の品質も向上しているようです。

MacBook Pro 16インチ スペック・価格を比較

16インチ・15.4インチ MacBook Pro
16インチ・15.4インチ MacBook Pro
MacBook Pro 16インチ・15.4インチ スペック比較
サイズ16インチ15.4インチ
解像度3,072 × 1,920
(226ppi)
2,880 × 1,800
(226ppi)
仕様Retinaディスプレイ、広色域 P3対応、500ニトの輝度
CPU第9世代 Core i7 2.6GHz(6コア)
第9世代 Core i9 2.3GHz(8コア)
dGPURadeon Pro 5300M/5500M
(4/8GB GDDR6)
Radeon Pro 555X
(4GB GDDR5)
iGPUIntel UHD Graphics 630
RAM16/32/64GB
2,666MHz DDR4
16/32GB
2,400MHz DDR4
SSD512GB
1TB
2TB
4TB
8TB
256GB
512GB
1TB
2TB
4TB
キーボードMagic keyboard(シザー構造)
ストローク:1mm
バタフライ構造
ストローク:0.55mm
カメラ720p FaceTime HDカメラ
Wi-FiWi-Fi 5(802.11ac)
ポートThunderbolt 3(USB-C)× 4
Thunderbolt(最大40Gb/s)
USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
Bluetooth5.0
スピーカー6スピーカーシステム(フォースキャンセリングウーファー内蔵)、Dolby Atmos再生に対応、ハイダイナミックレンジステレオスピーカー
マイクビームフォーミングを内蔵したスタジオ品質の3マイクアレイ3つのマイクロフォン
バッテリー100Wh(最大11時間)83.6Wh(最大10時間)
電源アダプタ96W USB-C87W USB-C
本体サイズ35.79 × 24.59 × 1.62cm34.93 × 24.07 × 1.55cm
重量2.0kg1.83kg
価格6コア:248,800円〜
8コア:288,800円〜
258,800円〜
302,800円〜

MacBook Pro 15.4インチは256GBのストレージ容量で258,800円となっていましたが、MacBook Pro 16インチは512GBなのに248,800円と1万円安い価格で買うことができるようになりました。

30万円超えになるのではないかと噂されていたので、まさか安くなっているとは思ってもいなかったので嬉しい価格設定ですよね。

MacBook Pro 16インチ 発売日・まとめ

MacBook Pro 16インチはすでにApple公式サイトにて販売が開始されていて11月21日発売となります。

MacBook Pro 15.4インチモデルよりも少しだけ大きくなって重くなってしまいましたが、ここまできたら誤差範囲です。元々が重量級のモバイルノートPCなので持ち運び感はほぼ同じ。それで作業領域が大きくなるなら…まあ、アリなのかな?

そもそも、Appleはなぜ15.4インチ → 16インチに画面を大きくしたのか。かつてMacBook Proには17インチのディスプレイを搭載したモデルが存在し、13インチ、15インチ、17インチの3つのサイズから選ぶことができました。

しかし、Retinaディスプレイの登場によって17インチモデルは消滅、2015年〜2019年7月までは12インチ、13インチ、15インチの3ラインナップとなっていました。

先日、MacBook 12インチは販売終了しモバイル端末はiPad Proにバトンを渡すことになりました。

つまり、モバイルマシンはiPadOS 13をインストールしたiPad Proに託して、macOSは画面の大きいシステムで使うことを想定したものにシフトする…という考え方もできます。

MacBookシリーズの画面サイズの変化
  • 2011年以前:11インチ、13インチ、15インチ、17インチ
  • 2012年〜2015年:11インチ、13インチ、15インチ
  • 2016年〜2019年7月:12インチ、13インチ、15インチ
  • 2019年7月〜9月:13インチ、15インチ
  • 2019年11月〜:13インチ、16インチ

最近は動画編集をするユーザーさんも増えてきたので意外と15.4インチ → 16インチになることで喜ぶ人も多いのかもしれないですね。

13インチモデルはさらに小型化してほしい

MacBook Proは2016年にモデルチェンジをした際にベゼルが少しだけ狭くなって本体サイズが少しだけ小さくなりましたが、まだまだベゼルを狭くすることができますよね。

MacBook Pro 13インチと15インチの画面
現行モデルはまだまだベゼルレス化ができる

iPadと違ってMacBookシリーズにはベゼルは不要です。極限まで狭くできるので、15.4インチの画面サイズを維持してベゼルレス化するだけで筐体サイズをさらに小さくすることもできるでしょう。

これは13インチモデルも同じことがいえ、もし極細のベゼルレスが実現したらちょっと大げさだけどMacBook 12インチくらいの本体サイズにすることも可能。(厚みと重量は無理だけど)

個人的には13インチモデルのベゼルレス化に期待しているんですよね。あと、やっぱりね…SDカードスロットは必須だと思うんですよ。

いくらクラウド環境が整ってきたとはいえ、ミラーレスカメラで撮影したデータをWi-Fi経由で転送するのは時間がかかりすぎるのでUSB-Cに対応しているSDカードリーダーを毎日のように使っています。

毎日使っているものは本体に内蔵すべきものではないでしょうか?SDカードスロットはマジで復活してほしい…。

2019年モデルのMacBook Pro 13インチ(1.4GHz)の実機レビューはこちらをどうぞ!

MacBook AirとMacBook Proを徹底比較もしています。