MacBook Air M1 レビュー

これからMacBookを選ぶならMacBook Airを選んでおけば間違いないのかもしれません。

AppleシリコンのM1チップを搭載したMacBook Air(M1・2020)が登場しました。従来のMacBook Airは価格安いけど性能は諦めないといけない…というのが当たり前でしたがMacBook Air(M1)はその常識を覆してしまいました。

MacBook Air(M1)はMacBook Pro(M1)よりも重量が軽く持ち運びしやすい端末となっていますが、同じスペックを持っているAppleシリコンのM1チップを搭載したことでほぼ同じ性能を持った端末となっています。

ここでは、MacBook Air(M1)のスペック・性能・電池持ちなど使いやすさをレビューしています。

2020年前期の第10世代Core i3(デュアルコア)を搭載したMacBook Airとの違いについても比較しているのでIntelプロセッサ → M1チップになったメリット、デメリットについても書いているので購入を検討している方は参考にしてみてください。

MacBook Air M1 レビュー

M1モデルとIntelの違い

M1・Intelの違い
M1・Intelの違い

M1チップを搭載したMacBook Airが発売したことで、2020年前半に発売されたばかりのIntelプロセッサを搭載していたモデルは販売を終了しAirに関してはM1モデルのみとなりました。

めちゃくちゃ早い幕引きでしたよね。クアッドコアのプロセッサを選べるようになったことで性能が向上していたともっていた矢先にM1チップを搭載したモデルが出て、新製品サイクルがとにかく早いことに驚きです。

ちなみに、MacBook Pro 13インチMac miniもM1チップを搭載したモデルを発売しましたが従来のIntelプロセッサを搭載したモデルの販売が継続されています。

MacBook Air(M1・2020)もスペックを販売終了したMacBook Air(Intel・2020)と比較をしました。

M1・Intelのスペック比較
 MacBook Air
モデルM1(2020年後期モデル)Intel(2020年前期モデル)
ディスプレイ13.3インチ、2,560 × 1,600ピクセル、400ニトの輝度、True Toneテクノロジー、前期モデル:フルRGB、後期モデル:広色域(P3)
プロセッサApple
M1チップ 高性能4コア + 高効率4コア
Intel
Core i3 2コア
Core i5 4コア
RAM8GB/16GB ユニファイドメモリ(LPDDR4)8GB/16GB LPDDR4X
SSD256GB・512GB・1TB・2TB
キーボードMagic Keyboard(Touch ID内蔵)
通信性能Wi-Fi 6(ax)Wi-Fi 5(ac)
Bluetooth5.0
カメラ720p FaceTime HDカメラ
オーディオステレオスピーカー、ワイドなステレオサウンド、Dolby Atmos再生
ポートUSB-C / Thunderbolt × 2
外部モニター1台(6K・60Hz)1台(6K・60Hz)・2台(4K・60Hz)
バッテリー49.9Wh:15時間のワイヤレスインターネット49.9Wh:11時間のワイヤレスインターネット
サイズ30.41 × 21.24 × 1.56cm
重量1.29kg
価格104,800円〜104,800円〜(販売終了)

MacBook Airは2020年3月に第10世代Coreプロセッサを搭載したモデルが登場しデュアルコアのCore i3だけでなくクアッドコアのCore i5を選べるようになり性能が大きく向上しました。

しかし、わずか半年もしないうちにM1チップを搭載し動作速度と電池持ちが大幅に向上させてモデルチェンジとなりました。ちょっと早すぎじゃないでしょうかね…(笑)モデルチェンジに付いていくのが大変です。

MacBook Airの内部プロセッサがIntel → M1になったことで以下の違いはあります。

Intel → M1の違い
  • IntelプロセッサからM1チップ(SoC)に
  • CPUは最大3.5倍、GPUは最大5倍高速に
  • Neural Engineを内蔵し機械学習は最大9倍高速
  • アーキテクチャがx86/64 → ARMに変わった
  • 従来のアプリはRosetta 2を介して動作する
  • バッテリ持ちが11時間 → 15時間に長くなった

筐体のデザインや使い勝手はほぼ同じですが、M1チップになったことでCPUは最大3.5倍、GPUは最大5倍、機械学習は最大9倍も高速化しています。

しかも、Core i7(クアッドコア)を搭載したモデルとの比較なのでマジでM1チップを搭載することでMacBook Airとは思えないような超快適な動作環境を手に入れることができます。

理屈なしでMacBook Air(M1)は快適に動作します。

今までのモデルは一体なんだったんだろう…と思ってしまうくらい化けています。アプリの起動一つにしても超高速で起動するので、iPadやiPhoneを使っているかのような錯覚さえしてしまうほど。

Macの基幹部分とも言えるアーキテクチャ(設計)がx86/64ベースのIntelプロセッサからiPhoneにも採用されているSoC(システム・オン・チップ)のARMベースのM1チップになりパフォーマンスと電力効率が大幅に向上したことが大きな影響をあたえています。

性能が向上しただけでなく電池持ちが11時間 → 15時間と大幅に伸びたのも大きな特徴といってもいいでしょう。

実際にバッテリー駆動時間も10時間ほどあります。動画編集をすると減りが早くなりますが従来のIntelプロセッサを搭載した端末と比べると間違いなく1回の充電で長く作業することができます。

従来のアプリケーションはIntel向けに開発されているものなので、M1チップでは動作しますがmacOSはRosetta 2を搭載しています。

M1チップとRosetta 2
M1チップとRosetta 2

Rosetta 2を使うことでIntelベースで開発されたアプリがM1チップでも動作する仕組みを取り入れています。しかも、思っている以上に快適に動作するから驚きなんですよね。

AdobeのデザインツールのLightroom、PhotoShop、Illustrator、Premier Proなども動作して作業することができます。

エミュレーター経由の動作になるので動作が遅いのでは?

いやいや、M1チップが高性能すぎて力技なのかRosetta 2でもかなり快適な動作速度で動いているので、相当重い作業をしない限りは問題はかなり少ないのかなと感じます。

ただし、ふとした瞬間でフリーズすることもあるので完全体ではないので注意してください。

Rosetta 2は仕事でも使えるエミュレーターではありますが、たまにおかしくなることもあるので安定性を求めるなら、使いたいアプリケーションがM1チップにネイティブ対応するのを待った方がいいでしょう。

外観デザインと本体サイズ

MacBook Air(M1)のデザインは従来のモデルと全く同じで、Air伝統のパームレストが手前にかけて薄くなっているウェッジシェイプデザインを採用しています。

ウェッジシェイプデザインを採用している

筐体はアルミニウムユニボディを採用していて美しいスタイルを継承しています。

アルミニウムユニボディ
アルミニウムユニボディ
MacBook Air サイズ比較
 MacBook Air 2020MacBook Air 2019
モデルM1Intel
画面サイズ13.3インチ
本体サイズ30.41 × 21.14 × 0.41~1.61cm30.41 × 21.14 × 0.41~1.56cm
重量1.29kg1.25kg

MacBook Airがこのデザインになったのは2018年モデルからなので、まだまだこのスタイルが継承されている可能性は高そうです。

可能なら、バッテリー容量を削ってもでもいいからもう少し軽く小型化されたモデルが発売されると嬉しいのですよね。せっかく電力効率が向上したのですから、モバイル性能に特化したMacBookがあるといいのに。

MacBook AirはMacBook Pro 13インチと同じ大きさということもあり、名前のわりに軽くはないですが、画面サイズ・性能・電池持ちのバランスの良さはさすがと思わせてくれます。

意外と軽くない筐体

MacBook Airはフルサイズのキーボードを搭載しているのでブログ更新や資料作成などテキストベースの作業を快適にすることができます。

キーボードとトラックパッド

いつも通り、大きい感圧式のトラックパッドを搭載しているので正確にカーソル操作をして新しくなったmacOS Big Surを思う存分楽しむことができます。M1チップに新しくなっても快適に作業できるのはいつもと同じMacBook Airです。

画面サイズは13.3インチの大きさ

MacBook Air(M1)は13.3インチのRetinaディスプレイを搭載しています。

13.3インチのRetinaディスプレイ
13.3インチのRetinaディスプレイ

MacBook Air(M1)のRetinaディスプレイの表示色は標準色(フルsRGB)から広色域(P3)へと範囲拡大されていて、True Toneテクノロジーにも対応したプロ譲りなディスプレイとなっています。

MacBook Air 画面比較
 MacBook Air 2020
モデルM1Intel
画面サイズ13.3インチ
解像度2,560 × 1,600ピクセル
最大輝度400ニト
仕様広色域(P3)、True Toneテクノロジー標準色(フルsRGB)、True Toneテクノロジー

MacBook Pro 13インチと同じように広色域(P3)に対応したことで、写真の編集や現像作業をより正確な色で調整できるようになるなど、MacBook AirでありながらもProさながらの作業が可能となります。

13.3インチの画面サイズは作業するにはちょうどいい大きさとなっています。

13.3インチの画面サイズ感
13.3インチの画面サイズ感

画面が大きいMacBook Pro 16インチの方がデザイン作業などで必要となるマルチタスクはしやすいですが、ブログの更新や資料作成などの作業であれば13インチの画面サイズがあれば十分な大きさとなっています。

スタバなどテーブルの幅も必要ないですし、外で使うにはほんとにちょうどいいサイズとなっています。MacBook Air(M1)はバッテリー持ちがめちゃくちゃ向上したので外で作業することが多い方に適した端末となっていると言えるでしょう。

ファンクションキー付きのMagic Keyboard

MacBook Air(M1)はMagic Keyboardを搭載しています。

MacBook AirのMagic Keyboard
シザー構造のMagic Keyboard

MacBook Airは2019年モデルまでキーの高さが0.5mmのバタフライ構造のキーボードを採用していましたが、2020年前期に発売されたMacBook Air(Intel・2020)でキーの高さが1mmのシザー構造を採用したキーボードに刷新されました。

MacBook Air(M1)は「fn」キーの部分に併用して「地球儀」キーを搭載しています。

MacBook Air(m1)地球儀マークのキー
地球儀マークで言語切り替え

「地球儀キー」は言語切り替えができるキーとなっています。通常であれば「英・かな」キーを使って言語切り替えができるの必要のないキーとなります。

US配列キーボードを使っていても一般的には設定から「Caps Lock」で言語切り替えができるようにしたり、サードパーティ製の「英かな」などを使うことで「Command」で言語切り替えができるので必要はありません。

ただ、「地球儀キー」は絵文字の切り替えボタンとしても割り当てができます。

地球儀キーの割り当て

「絵文字と記号を表示」に設定しておくことで、TwitterなどのSNSで絵文字を入力したい場合も簡単に絵文字パネルを表示させることができます。また、音声入力を使いたいという場合も「地球儀キー」に設定ができます。

MacBook Air(M1)はファンクションキーを搭載していて、一番右側に指紋認証のTouch IDを搭載しています。

MacBook Air(M1)Touch IDを搭載している
Touch IDで画面ロック解除

指を登録しておくことで、指を当てるだけで画面ロック解除をしたり、パスワードが必要なシーンで自動入力することもできます。

MacBookシリーズにも顔認証を期待したいところですが、世の中は指紋推しとなっているのでしばらくはこのスタイルが続くことになりそうです。

外部ポートはUSB-Cを2つ搭載している

MacBook Air(M1)の外部ポートは筐体の左側にUSB-Cポートを二つ搭載しています。Thunderbolt 3にも対応していて最大40Mbpsの高速通信が可能となっています。

MacBook Air(M1)USB-Cポート
USB-C/Thunderbolt 3を2つ搭載している

MacBook Air(M1)への充電はこのUSB-Cポートを使ってします。付属のAppel 30W USB-C 充電アダプタを使って素早く充電することが可能となっています。

充電中は1ポート埋まってしまうので2ポートだと足りなく可能性はありますが、USB-C対応の4Kモニターを使えば給電と画面出力はケーブル1本ですることができます。モニター側のUSBポートを使ってポートを増やすこともできるので意外とどうにかなるものですよね。

MacBook Air(M1)3.5mmオーディオジャック
3.5mmオーディオジャックを搭載している
MacBook Air 充電ポート比較
 MacBook Air(M1)MacBook Air(Intel)
充電ポートUSB-C(Thunderbolt 3)×2
Thunderbolt(最大40Gb/s)
USB 4.0(最大10Gb/s)
外部モニター6K(6,016 × 3,384)× 1台まで6K(6,016 × 3,384)× 1台 or 4K(4,096 × 2,304)× 2台

外部モニターは最大1台までとなっています。Intelモデルは4K解像度のモニターであれば最大2台まで接続できましたが、M1モデルは最大1台までと接続台数が少なくなっています。

ただし、iPad Air 4iPad Pro 11インチ・12.9インチをサブモニターとして使うことができるSidecarを使うことでトリプルモニター環境を構築することはできます。性能的にも余裕で動作するので複数のディスプレイを使って作業したい時に使いましょう。

MacBook Air M1 スペックと性能

CPU・GPUの性能

2020年前期モデルのMacBook Air(Intel)はCore i3-1000G1(デュアルコア)またはCore i5-1030G7(クアッドコア)を選べましたが、2020年後期モデルのMacBook Air(M1)はAppleが開発したARMベースのM1チップを搭載しています。

従来のIntelプロセッサを搭載したモデルはそれぞれ役割のチップをロジックボードに実装したタイプとなっていました。

Intelモデルのロジックボード(参考画像)
Intelモデルのロジックボード(参考画像)

M1モデルはこれらのチップを1つに統合したSoC(システム・オン・チップ)となっています。

今までバラバラだった機能を一つのチップに統合したことによって、パフォーマンスが効率的に高くすることができるようになり電力効率も大幅に向上したのがM1チップということになります。

MacBook Air(M1)に搭載しているM1チップは基本的にMacBook Pro 13インチ(M1)、Mac mini(M1)のものと同じスペックのものですが、MacBook Air(M1)の標準モデルはGPUのコア数が8 → 7となったチップが採用されています。

MacBook Air(M1)モデルの違い
  • M1(CPU8コア + GPU 7コア + 8GB RAM + 256GB):104,800円
  • M1(CPU8コア + GPU 8コア + 8GB RAM + 512GB):129,800円

どれくらい性能が異なるのかGeekbench 5でCPUの性能を比較しました。

M1チップとIntelプロセッサの性能差
M1チップとIntelプロセッサの性能差
CPUプロセッサ比較
モデルMacBook Air
モデルM1Intel
CPUM1 @3.2GHz
(高性能4コア + 高効率4コア)
第10世代Core i5-1030G7
4コア
第10世代Core i3-1000G1
2コア
GPU8コア7コアIris Plus Graphics
NPU16コア
シングルコア173517389211032
マルチコア7572750028062330
OpenCL191471712081495890
Metal218191870392476775

CPUの性能がIntel → M1になったことでマルチコアで2.6倍ほど向上しているのがわかります。デュアルコアのIntelプロセッサを搭載したモデルと比較すると3倍以上も処理性能が向上しているから驚きですよね。

GPUが7コアのモデルよりも8コアあったほうがグラフィック性能が高くなっているのは間違いですが、そこまで大きな差はないのであまり気にしなくても良さそうです。

実際に購入したモデルはM1(CPU8コア + GPU 7コア + 8GB RAM + 256GB)ですが十分快適に動作していて、同時購入したMacBook Pro 13インチ M1(CPU8コア + GPU 8コア + 16GB RAM + 256GB)との違いを見出すのが難しいレベルとなってます。

メインメモリの性能

MacBook Air(M1)は標準で8GBのメインメモリを搭載していますが、+20,000円で16GBに増設することができます。これは、従来のIntelプロセッサを搭載していたモデルと同じとなっています。

メインメモリ比較
 MacBook Air
モデルM1Intel
標準モデル8GB ユニファイドメモリ4,266MHz LPDDR4X8GB 3,733MHz LPDDR4X
カスタマイズ16GB ユニファイドメモリ4,266MHz LPDDR4X16GB 3,733MHz LPDDR4X

今までは16GBのメモリに増設しておいた方がいいと大きな声で言っていましたが、M1チップを搭載したMacBook Airは状況が変わりました。8GBの容量でも十分快適に使うことができます。

MacBook Air(M1)のメインメモリはM1チップ統合型のユニファイドメモリになったことで、データの転送速度が大幅に向上しCPU、GPUのデータの受け渡しが超高速になっています。

MacBook Air(M1)のM1チップのメモリとMacBook Air(Intel)のLPDDR4Xメモリの転送速度の違いを比較してみました。

ユニファイドメモリと3,733MHz LPDDR4Xメモリ
ユニファイドメモリと3,733MHz LPDDR4Xメモリ

見るところによって速度が異なりますがM1チップのユニファイドメモリの方が2〜3倍ほどデータ転送速度が向上しているがわかります。

メインメモリのデータ転送速度は動画編集など常に大量のデータを処理が必要なときに容量が多いことで優位となりますが、M1チップに統合されたユニファイドメモリは次元が異なるようで8GBの少ない容量でもかなり快適に動作します。

こちらは、Mac mini(M1・8GB)による検証動画ですが8GBのメインメモリでもかなり快適に動作しているのがわかるかと思います。

実際にMacBook Air(M1・8GB RAM)でデュアルモニター環境にしてPhotoShop、Illustrator、Final Cut Proで同時作業をしてみましたが、とくに困るような場面はなく、とても安定して使うことができます。

MacBook AirでFinal Cut Proで動画編集
Final Cut Proで動画編集

基本的にM1モデルはメインメモリは8GBで十分です。とくにオフィスデータしか扱わない、ブログの更新、資料作成といった軽作業しかしないなら8GBのままで十分です。

今までは「とりあえず16GBに増設しておこう!」と言ってましたが、M1チップになったことで完全にその考えが覆りました。それだけ、M1チップの性能が凄まじい。

ただし、データ量の多いファイルを扱うことが多い(デザイン制作・3Dグラフィックス制作・音楽制作)のなら16GBに増設しておくのがおすすめです。

動画編集はApple謹製のiMovieやFinal Cut Proを使うなら8GBのメインメモリで十分動きます。4K動画を扱うとなると16GBの方がいいかもですが、8GBでも十分快適に動作してます。(スワップは発生しているが快適に動作している。)

Rosetta 2経由となるAdobe Premier Proを使うなら16GBにしておいた方がいいかもしれないですね。

SSDストレージの性能

MacBook Air(M1)は最大3.4GB/sの高速ストレージに対応したSSDを搭載していて256GB〜最大2TBまでカスタマイズすることができます。

SSDストレージの性能を比較してみました。

SSDの性能を比較
SSDの性能を比較
SSDストレージの性能比較
モデルMacBook Air
モデルM1Intel
容量256GB256GB(2020年モデル)128GB(2019年モデル)
書き込み速度2116MB/s889MB/s482MB/s
読み込み速度2180MB/s1222MB/s1791MB/s

SSDストレージは基本的に容量が多い方が転送速度が速くなりますが、MacBook Air(M1)に搭載されているSSDは256GBでも超高速なストレージに変貌し同じ256GBのストレージでも2倍の速度となっています。

おそらく、512GB以上の容量のM1モデルなら3.4GB/に近い速度になってそうなので512GBモデルに買い直したいところ。MacBook AirなのにProと同じ性能を手にしてしまったのが凄すぎる。

実際の動作速度を比較

実際の動作速度をMacBook Air(M1)とMacBook Air(Core i3)で比較してみました。macOS 11.0.1での計測となっています。

MacBook Air 動作速度比較
 MacBook Air
世代20202019
CPUM1Core i5 4コア 1.1GHzCore i3 2コア 1.1GHzCore i5 2コア 1.6GHz
GPU7コアIris Plus GraphicsUHD Graphics 617
RAM/SSD8GB / 256GB16GB/256GB16GB / 128GB
macOS起動32秒36秒39秒39秒
WordPressのGutenbergエディタの動作超快適快適普通ちょっと遅い
Illustrator起動(700MBのデータ)22秒(Rosetta 2)25.6秒34.8秒37秒
Final Cut Pro 動画書き出し(14分のフルHD)7分52秒18分58秒21分47秒25分48秒

WordPressのGutenbergエディタは長文になって画像が多くなると上の方の画像を削除した時など、動作がめちゃくちゃ遅くなってしまいますが、M1チップを搭載したモデルならかなり快適に動作させることができます。

動画の書き出しもかなり高速化されていて従来のモデルだと20分近く時間がかかっていたのに対して、M1チップは7分52秒で書き出しができます。ちなみに、MacBook Pro 13インチ(M1)だと7分37秒となります。(ほぼ同じ。)

デュアルモニター環境でも快適に動作する

MacBook Air(M1)は最大1台の外部モニターを接続してデュアルモニター環境を作り出すことができます。

MacBook Air(M1)でデュアルモニター
MacBook Air(M1)でデュアルモニター

MacBook Air(M1・8コアCPU + 7コアGPU)ですがデュアルモニター環境にしても処理が遅くなることはありません。とにかく快適に動作するので、この状態でRosetta 2経由のIllustratorとPhotoShopを同時に起動して作業することも普通にできます。

USB-C対応の4Kモニターを接続することで電源供給を受けながら画面出力ができるので2つしかUSB-Cポートがなくてもモニター側のUSBポートを使うなどして拡張性能を向上させることもできます。

また、接続性能もかなり高くなっていてクラムシェルモードも快適に切り替えることができます。

こちらはMacBook Pro 13インチ(M1)で試した時の動画ですが瞬時に切り替えができてるのがわかります。これはM1チップを搭載しているAirも同じ動作となっています。

さらに、Sidecarを使ってiPadを表示させてトリプルモニターにしてもそこそこ快適に動作させることができます。iPad ProであればUSB-Cから画面出力もできるので無理矢理感はありますが、トリプルモニター仕様にすることもできますよ。

ファンレスでも発熱は少ない

従来のMacBook Air(Intel)は排熱するためのファンを内蔵していましたが、MacBook Air(M1)はファンレスとなっていますが、M1チップ周囲にアルミニウム製の放熱板を搭載することで熱を拡散しています。

MacBook Air(M1)の放熱処理
MacBook Air(M1)の放熱処理

なので、動画の書き出しなど負荷のかかる処理をしたとしても無音を貫き通すことができます。ただ、熱を持たないということはなく動画編集など負荷のかかる作業をすると筐体は熱を帯びます。

とはいえ、従来のモデルと比べると発熱はとても少なく、熱による処理速度の低下もほとんどありません。

ファンを内蔵しているMacBook Pro 13インチ(M1)とMac mini(M1)で22分のフルHDの動画書き出し時間を比較してみました。

MacBook Air 動作速度比較
 MacBook AirMacBook ProMac mini
CPUM1(8コア)
GPUM1(7コア)M1(8コア)
RAM8GB16GB8GB
22分フルHD動画書き出し11分32秒
電池7%消費
11分18秒
電池5%消費
11分06秒

GPUの性能差による違いはあるかもしれませんが熱排熱性能の高いMac mini(M1)が最も素早く書き出しが終了しています。とはいえ、ほぼ誤差レベルの処理時間といってもいいレベルですし差は少ないです。

なお、書き出しにおける電池消費量はバッテリー容量が多いProの方が少なくなっています。

バッテリー駆動時間・電池持ち

MacBook Air(M1)はM1チップを搭載したことで電力効率が大幅に向上しびっくりするくらい電池持ちが良くなりました。Apple公式ではIntelモデルは12時間の電池持ちとしてましたがM1は18時間の電池持ちと6時間も伸びてます。

実際にどれくらい電池持ちが良くなったのか確かめてみました。

画面の明るさは50%ほどにして、Safariでブログ記事を作成したり、Illustrator、Photoshopでブログ用の画像を編集するといった一般的な使い方となっています。(途中で作業を中断する場合は電源を切ってスリープ状態で電池が減らないようにしています。)

MacBook Air 電池持ち時間
 MacBook Air
世代2020
CPUM1Core i5 4コア 1.1GHzCore i3 2コア 1.1GHz
バッテリー容量49.9Wh
0分100%100%100%
0.5時間100%89%96%
1時間97%80%91%
1.5時間93%73%82%
2時間89%63%77%
3時間82%50%63%
4時間74%37%48%
5時間64%22%33%
6時間51%8%17%
7時間39%0%3%
8時間28%0%
9時間17%
10時間6%

Intelプロセッサを搭載したAirは6時間ほど使うとバッテリーが切れていたのに対して、M1チップのMacBook Airは10時間ほど使うことが可能となっています。

もうね、普通の使い方で10時間もバッテリーが持ってしまうことに驚きですよ。今までは1日1回は充電しないといけなかったのが、今は2日に1回充電すればなんとかなります。iPadと同じような感覚でMacBook Airを使うことができてしまうことに驚きを隠せないです。

使い方によって電池持ちは異なりますが6時間 → 10時間もバッテリー駆動時間が延びちゃった。これは素晴らしいです。では、動画編集ではどれくらいの電池持ちになるのかを計測してみました。

動画編集における電池減り
 MacBook Air
モデルM1Intel(Core i3 2コア)
0分100%100%
60分87%(13%消費)75%(25%消費)
120分57%(30%消費)51%(24%消費)
180分30%(24%消費)22%(29%消費)
240分6%(26%消費)0%

やはり動画編集になるとM1チップのMacBook Airでも電池減りはそこそこ速いように感じます。MacBook Pro 13インチ(M1)よりも持たない印象があります。

M1モデルは100% →70%くらいまでは粘るというか電池減りが少ないのですが、それ以下になると電池が減る量が多くなる感じで、100%から動画編集した時と、50%ほどから始める動画編集だと電池の減りの印象がかなり異なります。

MacBook Air M1 端末価格

MacBook Air(M1)はGPU7コアモデルは104,800円から、GPU8コアモデルが129,800円からとなっています。

MacBook Air 端末価格
 MacBook Air(M1・8コアCPU・7コアGPU)MacBook Air(M1・8コアCPU・7コアGPU)
256GB104,800円
512GB124,800円129,800円
1TB144,800円149,800円
2TB184,800円189,800円

ストレージ容量を同じにすればGPU1コアは5,000円の差ということになります。

メインメモリは+20,000円で8GB → 16GBにすることができますが、M1モデルはメインメモリよりもストレージ容量を増やした方が実用性は高いような気がします。

MacBook Air M1 レビュー:まとめ

MacBook Air M1
MacBook Air M1

MacBook Air(M1)は13インチのディスプレイを搭載し作業性、持ち運びのしやすいちょうどいいサイズのMacBookです。

AppleシリコンのM1チップを搭載したことで、MacBook Pro 13インチ(M1)Mac mini(M1)とほぼ同じ性能を手に入れた持ち運ぶことができるモバイル性能に優れたモバイルノートです。

MacBook Air M1のメリット

Macbook Air(M1)に搭載されているM1チップは性能だけ単純比較するとMacBook Pro 16インチに匹敵するものとなっています。しかも、発熱が少なく、バッテリーの持ちがめちゃくちゃ良いので長く使うこともできます。

そんな端末が104,800円から手に入れることができることが価格破壊が起きています。

MacBook Air(M1)メリット
  • 広色域(P3)ディスプレイに対応
  • M1チップの性能が高くて快適に動作
  • メインメモリ8GBでも快適に動作する
  • ファンレス機構で無音で作業できる
  • バッテリー持ちがなかなか良い
  • Proよりも軽いので持ち運びしやすい
  • 端末価格が104,800円からと安い

多くの人はMacBook Air(M1)を選べば満足できる性能と電池持ちを実現しています。

M1チップを(CPU8コア・GPU 7コア)か(CPU8コア・GPU 8コア)で選べますが標準モデルとなるGPU 7コアのM1チップを選んでおいても問題はないでしょう。

確かに、比較するとGPU 8コアのM1チップの方が性能は上ですが大きく変化するものではありません。もし、MacBook Air(M1)でゲームをたくさん楽しみたい。という方はGPU 8コアのM1チップにしておいてもいいかもしれません。

MacBook Air M1のデメリット

MacBook Airは「Air」でありながらも重量が1.29kgと少し重いのが残念なところではあります。これは、2020年前期に発売されたIntelプロセッサを搭載したモデルにもいえることではあります。

MacBook Air(M1)デメリット
  • Airのわりに筐体が少し重い
  • Rosetta 2の動作に不安がある
  • USB-Cポートが2つだけ
  • 仮想化環境を構築不可(Win 10起動できない)
  • 接続可能外部モニターは1台のみ

M1チップに対応していないアプリケーションはRosetta 2を経由して動作することになります。基本的に安定して動作しているのですが、たまに動作が不安定になることがあるので完全に仕事マシンとして移行するには不安はあります。

とはいえ、思っていた以上にRosetta 2の動作が高速でここまで完成度が高いことに驚きが隠せません。一般用途においては十分すぎるくらい快適に作業することはできるでしょう。

ただし、MacBook Air(M1)は仮想化環境を構築できないのでBoot CampでWindows 10を起動することができないという問題はあります。パラレルデスクトップでARM版のWindows 10が起動できるようになったりしていますが、現時点はまだ仮想化環境を作るのは難しいものとなっています。

また、外部モニターの最大接続台数は1台までという問題もあるので、マルチディスプレイで作業をすることを中心に考えているならMac mini(M1)を選んだ方がいいかもしれないです。

2020年前期に発売したMacBook Air(2020)を使っている方がこのM1チップを搭載したモデルに乗り換えはありなのかどうか。個人的にはアリだと思っています。

それくらいイノベーションを感じるマシンに仕上がっています。一般的な作業に関してはMacBook Proと同等レベルの動作速度になっていますし、バッテリーの持ちが従来のモデルよりも大幅に長くなってるのが大きなメリットともいえます。

外で作業することが多いのであればMacBook Airはとっても魅力を感じるのではないでしょうか。

もし、Intelプロセッサを搭載したMacBook Air(2020・Intel)が欲しい!というかたはMac整備済製品で安く手に入れることができるのでこちらをどうぞ。

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