Macのストレージ容量の選び方

iMac、MacBook Air、MacBook Proを購入するときに避けては通れない問題といえば、ストレージ(SSD)の容量、ストレージの種類(SSD/Fusion Drive/HDD) をどうするか…ではないでしょうか。

現在販売されているMacのストレージ容量は256GBから選べますが容量を512GB/1TB…と増やすことはできます。しかし、価格が高くなるので可能な限り少ない容量に収めたいところですよね。

この記事では、Macを購入するときにどのストレージ容量を選ぶべきかを解説しています。

2018年11月にMacBook Air(2018)が発売したときに実験的に128GBモデルを購入しています。半年以上かけて128GBモデルでどれくらい使うことができるのか試してみたので、ストレージ容量に悩んでいる方は参考にどうぞ!

MacのSSD(ストレージ)容量の選び方。おすすめはどれ?

選べるストレージ容量

Apple Storeで販売されてるMacBook Air、MacBook Pro 13インチMacBook Pro 16インチのストレージの価格は以下の通りです。最新のラインナップでは最小ストレージ容量は256GBとなっています。

MacBookシリーズのストレージ容量
 256GB512GB1TB2TB4TB
MacBook Airベースモデル+20,000円+40,000円+80,000円
MacBook Pro 13インチベースモデル+20,000円+40,000円+80,000円+120,000円
MacBook Pro 16インチベースモデル+20,000円+60,000円+120,000円
(8TB:240,000円)

MacBook Air、MacBook Pro 13インチは2020年モデルから最小容量が256GBからとなり使えるストレージ容量に余裕が出てきました。

Mac miniiMaciMac Proのストレージ容量についてはここでは割愛しますが、同じように容量を増やせば増やすほどとんでもない金額に跳ね上がります。

とにかく快適にMac使いたいのであればストレージ容量は多いに越したことはないですが、MacBook Airで1TBの容量のSSDを選ぶと+40,000円も追加費用が発生してしまいます。

高いですよね。なので、できる限り必要な容量を見極めて、どの容量のSSDを選ぶべきか判断するのが賢い方法といえます。

メインで使うか、サブで使うか

iMacとMacBook Air
iMacとMacBook Air

メインマシンとしてiMacやMac miniを所持していて、サブマシンとしてMacBook Air/Proを使うなら128GBのストレージ容量でも十分に運用することができます。

しかし、メインマシンとして使うMacは最低でも256GBのストレージ容量を選ぶのがいいでしょう。

1台運用か2台運用かで容量を決める
  • メインマシンとして使う(1台のみ):最低でも256GBのストレージ容量が好ましい
  • サブマシンとして使う(2台目):128GBのストレージ容量でもOK

もちろん、最低ラインの容量なのでメインマシンで動画編集も考えているなら512GBなどさらに上の容量のMacを選ぶのがいいでしょう。

実録、MacBook Air 128GB どれだけ耐えれる?

2018年11月にMacBook Air(2018)が発売したときに実験的に128GBモデルを購入して半年以上かけて128GBモデルでどれくらい使うことができるのか試してみました。

現在の最小容量は256GBなの容量を気にする必要性はほぼなくなりましたが、参考にしてください。

こんな感じで使っています
  • メインマシン:iMac 27インチ 1TB SSD
  • サブマシン:MacBook Air 128GB SSD
  • iCloud Driveで必要なデータを同期している

128GBの容量のうち全ての容量を使うことができるわけではなく、macOSのシステムデータだけで20GBの容量を消費していて実際に使える容量は100GBほどとなっています。

初期状態のストレージ容量の残量
128GBモデルで使える容量は100GBほど

必要なアプリをインストールしていく10GBほどのストレージを消費することになります。Adobe Photoshop、Illustrator、Lightroom、Numbers、Pages、Keynote、iMover、Chrome、Firefox、などをインストールしています。

アプリをインストール、ストレージ容量の残量
環境を整えるだけで70GBほど消費する

さらに、すでにiCloud Driveに書類があり、一部のデータが自動的にダウンロードされて最終的に70GBほどの容量を消費、この時点の残っている容量は55GBとなります。

環境を整えるだけで128GBの半分以上のストレージ容量を消費してしまう…ということですね。

で、実際にこの状態で半年ほどMacBook Airをサブ機として使ってみた結果、128GB中100GBほどの容量を使用し残量は20GBとなっていました。

128GBモデルを半年間使った残量
半年ほどでストレージ容量の残量は20GBほどに

なんのデータで容量を消費しているのか「ストレージの管理」から確認をしてみました。

ストレージ容量の内訳
ストレージ容量の内訳

アプリ、書類、iCloudが占める割合が多くなっており、パラレルデスクトップ(Winodws 10)をインストールしたので、それだけで10GBほどの容量を消費しています。

整理すればもう少し容量を空けることができると思いますが、半年ほどMacBook Air 128GBモデルを運用すると100GBほどストレージを使ったということになります。

「使用頻度が低いんじゃないの?」って思うかもしれませんが、1日の半分はMacBook Airで作業をしていたので、iMacよりもトータルの使用頻度は高いです。

実際の作業内容
  • 写真撮影データの編集
  • ブログ記事の執筆、更新
  • ホームページ制作作業
  • お客さんのホームページ更新作業
  • 簡単なデザインデータ作成

こんな感じで使ってましたが、ストレージ容量が少なくなって困った…ということは一度もなかったですよ。なお、ストレージ容量の残量が20GBとかなりヤバそうに見えますが、iCloud Driveで19GBほどSSDの容量を消費しています。

iCloud Driveは元データがクラウド上にあるため、macOSがストレージの空き容量の状況を判断しながら古いデータをMacから自動削除しています。

ストレージ容量の残量が少なそうに見えても意外と大丈夫なんですよね。

128GBにするならiCloud Driveの有料契約は必須

128GBモデルを選ぶならiCloud Driveの有料契約はあった方がいいです。

iCloud Driveでクラウド上にデータを保管

iCloud Driveは月々の利用料金を支払いことでクラウド上にデータを保管できるサービスで、MacだけでなくiPhone・iPadとも連携でき、写真データも自動的に保存してくれる便利な機能です。

iCloud Drive 料金
  • 5GB:無料
  • 50GB:月々150円
  • 200GB:月々400円
  • 2TB:月々1,300円

僕の環境ではiCloud上に100GBのデータが保存されていて、MacBook Airには20GB分のデータがダウンロードされている状態となっています。

状況に合わせてデータ量を減らすために自動的にデータを削除したりしているので、SSDの容量が圧迫されることはありません。

iCloud Driveはマジで便利です。Macの2台体制でもデータをスムーズに連携できますよ。

もし、「iCloudの有料契約は嫌だ…」という方は外部ストレージを使うことで容量問題はある程度解決することができます。今は外付けSSDも安く買うことができます。

使う用途によって必要なストレージ容量が違う

もちろん、サブ機だから必ずしも128GBモデルで良いというわけではありません。使う用途によって、必要になるストレージ容量が異なってきます。

資料作成、ブログ更新くらいなら128GBでOK

現在のMacの最小容量は256GBからなので128GBを選ぶことはありませんが、128GBの容量でもサブ機のMacBook Airはブログの更新、画像編集、ちょっとしたデザイン制作ができます。

データ量の多い動画編集はメイン機のiMac 27インチですることが多いので128GBのストレージ容量でも運用することができています。

写真や音楽をMacに保存するなら256GB以上

iCloud Driveの有料プランを使えば撮影した写真をクラウド上に保存できるのでストレージ容量の消費は抑えることができます。音楽もApple Musicなどのストリーミングサービスを活用することでSSDの容量を消費することなくコンテンツを楽めます。

しかし、写真や音楽データをMacのSSDに保存しておきたい…。という方は、128GBモデルのMacだと確実に容量不足になってしまうので容量が多めのモデルを選ぶようにしましょう。

写真と音楽データの容量
  • 写真:1,000枚で約3GBほど
  • 音楽:1,000曲で約10GBほど

写真の枚数、楽曲の曲数で必要な容量が違ってくるので、手持ちの写真や楽曲データがどれくらいあるのかチェックしておきましょう。

多くのアプリを使うなら256GB以上

Adobeのクリエイティブアプリはとても便利なのでついついインストールしてしまいがちですが、意外と容量を使ってしまうので注意です。

Adobeのクリエイティブアプリの容量
Adobeのクリエイティブアプリの容量

動画編集(Premiere Pro)、画像編集(Photoshop)、デザイン制作(Illustrator)あたりをインストールするだけで10GB近い容量を消費してしまうんですよね。

なので、数多くのアプリをインストールして作業をしたい場合は128GBだと容量が足りなくなるので256GBのストレージは選んでおきたいところです。

動画編集をするなら512GB以上

もし、動画編集をすることが多いなら最低でも256GBのストレージ容量がないと厳しいですし、圧倒的に足りなくなります。予算に余裕があるなら512GB以上は覚悟した方がいいかもしれません。

例えば、iPhone 11 Proで動画を4K60pで10分撮影すると約4GBのファイル容量となります。

動画データの容量(iPhone 11 Pro)
  • フルHD/60fps:10分間で900MB
  • 4K/30fps:10分間で1.7GB
  • 4K/60fps:10分間で4GB

iPhoneの容量はまだ少ない方で、ミラーレスカメラでフルHD動画を撮影すると10分で5GBほどの容量となり、動画編集するとレンダリングなどのデータどんどん増えていき一気に容量が圧迫されるのでストレージ容量は多い方がいいです。

動画編集をガチでやるとストレージ容量はどれだけあっても足りません。実際に2ヶ月ほど動画をやりましたが1TBの外付けSSDがいっぱいになってます。なので、動画編集するなら外付けストレージにデータ保存するのがおすすめです。

Macの容量は512GBあれば十分でしょう。

用途によるストレージ容量の選び方
  • 資料の作成、ブログの更新にしか使わない:128GBモデル
  • デザイン制作に使う:256GBモデル以上
  • 動画編集に使う:512GBモデル以上

テキストベースの作業しか想定してないなら基本的に128GBモデルでも十分に運用することができますが、iCloud Driveや外付けストレージを使わないのなら256GBモデルを選ぶのがいいでしょう。

SSDの容量によって書き込み速度が異なる

SSDストレージは容量によってデータ転送速度が異なり、容量が多いものほどデータの書き込み速度が高速となるので、パフォーマンスを求めるなら大容量のストレージ容量を選ぶのがおすすめです。

SSDは複数のフラッシュメモリを並列接続をすることで容量を増やす仕組みとなっていて、SSDの容量が多いほど同時にデータを転送することができるため全体的なパフォーマンスが向上するのです。

実際に1TBのiMac 27インチ、512GBのMacBook Pro 16インチ、256GBのMacBook Pro 15インチ、128GBのMacBook AirでSSDのデータ転送速度を計測してみました。

SSDストレージの性能比較
MacBook Pro 16・15のSSD性能
データ転送速度の違い
モデルiMac 27インチ(1TB)MacBook Pro 16インチ(512GB)MacBook Pro 15インチ(256GB)MacBook Air(128GB)
データ書き込み速度(Write)1991.5 MB/s2506.5 MB/s1231.6 MB/s519.6 MB/s
データ読み込み速度(Read)2037.9 MB/s2582.3 MB/s2621.5 MB/s1794.7 MB/s

128GB → 256GB → 512GBとストレージ容量が多くなればなるほどデータ転送速度が向上していますね。が、1TBになると速度が低下してるのはiMacよりもMacBook Proの方が高性能なSSDを採用している…ってことなんですね。

iMac Proなら3GB/s近い速度が出ていたはずです。持ってないので検証できませんが…。

SSDストレージの性能は読み込み速度はそこまで差は出ないです。容量が多くなると書き込み速度が高速化します。つまり、動画の書き出し作業などは影響ができますが実際の作業は読み出しが多いので体感差はさほどないんですね。

動画編集をする場合は必然的に 512GBや1TBといった大容量のSSDを選ぶので、それに合わせてSSDの書き込む速度も速くなる。使い方に合わせて転送速度がリンクしてるということ。よく出来ていますね。(偶然だと思いますが。)

Fusion DriveとSSDの違い

iMacにはSSDとHDDのハイブリッドストレージ・Fusion Driveを選ぶことができます。

Fusion Driveはよく使うデータをSSDに保存しておくことで、動作速度を向上させているストレージで、iMac 21インチと27インチの標準モデルに採用されています。

動作速度はSSDと比較すると遅いですがHDDよりも格段に速度が速いのでiMacを購入時に少しでも価格を抑えたい方におすすめです。ただし、使っていくうちにHDDと同様に速度が低下していくので注意してください。

Fusion DriveとSSDの違い、速度についてはiMac 27インチ(2019)のレビュー記事で詳しく触れているので参考にどうぞ。

MacのSSD(ストレージ)容量はどれを選ぶ?

資料作成、ブログ更新:128GB

資料の作成、ブログの更新くらいの作業しかしない…のであればMacのSSD容量は128GBもあれば十分です。もし、容量が足りなくなってしまっても外付けSSDを接続することで解決できます。

ただし、色んなアプリをインストールするならちょっと不安なので256GBを選んだ方がいいかもしれません。

デザイン制作、HP制作:256GB以上

デザイン制作、ホームページの制作などもするならMacの容量は256GB以上が好ましいでしょう。

素材集めをするとどうしてもデータ量が増えていきます。今までの経験上、128GBだとストレージ容量がすぐにいっぱいになっていきます。ちゃんと必要なモノ、必要ないモノを断捨離できる人は128GBでもイケるかも?

動画編集・作曲:512GB以上

動画編集をする人は少なくとも512GBのSSD容量が必要だと思います。できれば1TBあった方がいいでしょう。

というのも、動画編集作業は動画の書き出しの速度も重要になってきます。SSDは1TB以上の方が書き込む速度が速いので大容量のSSDを選ぶことで全体的な作業効率を上げることができます。

256GB + 外部ストレージがおすすめ

個人的には256GBのSSDを選んで1TBの外付けSSDを追加する使い方がコストパフォーマンスが良くていいと思います。

外付けSSDを活用しよう

Macの内蔵ストレージを1TBにカスタマイズしたら40,000円なので高いですが、最近はSSDストレージもかなり安くなっており1TB SSDでも14,000円ほどで購入できてしまいます。

なので、僕はメインマシンのiMacは1TB SSDを積んでいますが、普段はあまり使わない大容量データは外付けSSD(2TB)に保存をしています。

2TBの外付けSSDに大容量データを保存している

iMacのSSDは160GB/1TBほどしか使っていない状態で256GBでも十分に運用することができます。

外付けドライブをHDDではなく転送速度の速いSSDなら、データをiMacに移動させずにそのまま快適に作業ができるので、内蔵SSD + 外付けSSDという組み合わせは安いので本当におすすめですよ。

おすすめはNVMe対応の外付けSSDです。転送速度も速いので動画データを外付けSSDに置いたまま編集できます。

コストパフォーマンスを重視するなら通常の外付けSSDがおすすめです。

ストレージが二つに別れていてもTime Machineでバックアップを簡単に残しておくこともできますし。

MacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、iMac、iMac Pro。どのモデルもストレージ容量(SSD)をカスタマイズできます。

容量が多いと使いやすいですが、なんせ価格が高く跳ね上がってしまうので、自分が使う用途をしっかり把握して最適な容量を選びたいところですね。

MacBookのメインメモリの選び方についてはこちらをどうぞ!

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iPhoneのストレージ容量の選び方もあります。