ついに、M2チップを搭載したMacBook AirとMacBook Pro 13インチが2022年7月に発売となります。

M2チップはMac向けのAppleシリコンの第2世代のSoCでM1よりも18%処理性能が向上しより快適に作業できるだけでなく、MacBook Airはデザインを刷新しより薄く、より軽く、より明るいディスプレイに進化しています。

この記事では2022年のMacBook Air、MacBook Pro 13インチに搭載されるM2チップとM1チップ、M1 Pro、M1 Pro Max、M1 Ultraとスペックと性能の違いを比較していきます。

M2のスペックと性能

2022年モデルのMacBook Air(M2)、MacBook Pro 13インチ(M2)はどちらもM2チップを搭載しています。

M2とM1を比較

M2チップは8コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engineを搭載した新世代のSoCでユニファイドメモリも最大24GBまで増設できるスペックに進化しています。

M2 vs M1 スペック比較
SoC M2 M1
CPU 8コア(高性能4 + 高効率4) 8コア(高性能4 + 高効率4)
GPU 8コア / 10コア 7コア / 8コア
Neural Engine 16コア(15.8兆回) 16コア(11兆回)
Media Engine 1基
メモリ 8GB / 16GB / 24GB(LPDDR5) 8GB / 16GB(LPDDR4X)
メモリバンド 100GB/s 68.2GB/s
プロセス 5nm(第2世代) 5nm
トランジスタ数 200億個 160億個

M2チップは第2世代の5nmのプロセスで製造されてトランジスタ数がM1の160億個から25%増えて200億個に、メモリもLPDDR4XからLPDDR5になってメモリバンド幅も100GB/sに高速化し処理性能が向上しています。

CPUの性能はM2になることで18%向上します。

GPUの性能は同電力レベルで25%、最大電力レベルで35%も向上することになります。

M1のMacBook Airと比較してM2のMacBook AirはFinal Cut Proでのビデオ編集のパフーマンスが1.4倍高速化、ゲームのパフォーマンスも1.3倍高速化しより快適に。

さらに、M2はメディアエンジンを搭載しProResのトランスコードの処理が3倍も高速化するのでMacBook Pro 14インチ・16インチのM1 Proには及ばないもののスタンダードモデルのMacBook Airでもそれなりに重い作業もできそうです。

M2とM1の性能の違いをGeekbenchのスコアで比較しました。

M2 vs M1 性能比較
SoC M2 M1
CPU 8コア(高性能4 + 高効率4) 8コア(高性能4 + 高効率4)
GPU 8コア / 10コア 7コア / 8コア
CPU :シングル 1919 1720
CPU:マルチ 8928 7400
GPU:Metal 25550(?) 20440
トランジスタ数 200億個 160億個

M2はまだ実機がないのでM1からCPUを18%、GPUを25%アップさせた仮の数値を入れていますが、基礎性能はM1から大きく向上することになりそうです。

\Apple公式サイトで /

M2とM1 Proを比較

M2とM1 Proのスペックと性能を比較しました。

M2 vs M1 Pro スペック比較
SoC M2 M1 Pro
CPU 8コア(高性能4 + 高効率4) 8コア(高性能6 + 高効率2) / 10コア高性能8 + 高効率2)
GPU 8コア / 10コア 14コア / 16コア 
Neural Engine 16コア(15.8兆回) 16コア(11兆回)
Media Engine 1基 1基
メモリ 8GB / 16GB / 24GB(LPDDR5) 16GB / 32GB(LPDDR5)
メモリバンド 100GB/s 200GB/s
プロセス 5nm(第2世代) 5nm
トランジスタ数 200億個 337億個

M1 ProはM1をベースとしたSoCですがCPUのコア数が10のものを選べたり、GPUも最大16コアまであってトランジスタ数はM2の200億個よりも多い337億個と性能はより高くなっています。

Geekbenchのスコアを比較しました。

M2 vs M1 Pro 性能比較
SoC M2 M1 Pro
CPU 8コア 8コア / 10コア
GPU 8コア / 10コア 14コア / 16コア
CPU :シングル 1920 1730
CPU:マルチ 8244 9500 / 12000
GPU:Metal 30204 39700

M1 ProはM1をベースとしたSoCなのでCPUシングルコアはM2のほうが処理性能が高くなっています。ただ、M1 Proのほうがコア数が多いこともあってCPU、GPUともに性能が高くなっています。

より高性能なモバイルノートのMacが必要ならMacBook Pro 14インチ・16インチを選ぶのがおすすめです。

M2とM1 Max・M1 Ultraを比較

M2とM1 Max、M1 Ultraのスペックと性能を比較しました。

M2 vs M1 Max / Ultra スペック比較
SoC M2 M1 Max M1 Ultra
CPU 8コア(高性能4 + 高効率4) 10コア高性能8 + 高効率2) 20コア高性能16 + 高効率4)
GPU 8コア / 10コア 24コア / 32コア  48コア / 64コア 
Neural Engine 16コア(15.8兆回) 16コア(11兆回) 16コア(11兆回)
Media Engine 1基 2基 4基
メモリ 8 / 16 / 24(LPDDR5) 32 / 64GB(LPDDR5) 64 / 128GB(LPDDR5)
メモリバンド 100GB/s 400GB/s 800GB/s
プロセス 5nm(第2世代) 5nm 5nm
トランジスタ数 200億個 570億個 1140億個

M1 MaxはM1 ProのGPUコアを倍増したSoCでCPUのコア数が10と同じですが、GPUコアを24、32コアにすることができてトランジスタ数はM2の200億個より3倍近く多い570億個になります。

M1 UltraはさらにM1 Maxを二つ接続してるのでさらに倍の性能となってCPUは20コア、GPUが64コア、メモリは128GBとモンスター級の性能となります。

Geekbenchのスコアを比較しました。

M2 vs M1 Pro 性能比較
SoC M2 M1 Max M1 Ultra
CPU 8コア 8コア / 10コア 16コア / 20コア
GPU 8コア / 10コア 24コア / 32コア 48コア / 62コア
CPU :シングル 1920 1730 1750
CPU:マルチ 8244 12000 23300
GPU:Metal 30204 64708 94000

M1 Max、M1 UltraはM2とは比べものにならないくらい性能が高く、より処理性能が求められる作業をすることがあるならMac StudioStudio Displayの組み合わせがいいかもしれません。

新型 MacBook Air(M2)はこうなる

MacBook Air(M2)のスペック

MacBook Air(M2)とMacBook Air(M1)のスペックを比較しました。

MacBook Air(M2)のスペック
モデル MacBook Air(M2) MacBook Air(M1)
SoC M2(ファンレス) M1(ファンレス)
画面サイズ 13.6インチ 13.3インチ
解像度 2,560 × 1,664ピクセル 2,560 × 1,600ピクセル
画面輝度 500ニト 400ニト
CPU 8コア 8コア
GPU 8コア / 10コア 7コア / 8コア
メモリ 8GB / 16GB / 24GB 8GB / 16GB
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
キーボード Magic Keyboard
生体認証 Touch ID(指紋)
通信性能 802.11ax Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
カメラ 1080p FaceTime HDカメラ 720p FaceTime HDカメラ
オーディオ 4スピーカー、ハイインピーダンス対応3.5mmヘッドフォンジャック 2スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック
外部ポート Thunderbolt / USB 4ポート × 2
バッテリー 52.6Wh(最大15時間) 49.9Wh(最大15時間)
充電ポート MagSafe USB-C兼用
サイズ 30.41 ×21.5 × 1.13 cm 30.41 ×21.24 × 0.41〜1.61 cm
重量 1.24 kg 1.29 kg
価格 164,800円〜 134,800円〜

MacBook Air(M2)はSoCがM2になっただけでなく筐体デザインも新しくなって全てが見直しがされた新世代のMacBook Airとなっています。

ちなみに、MacBook Air(M1)も継続販売しています。円安の影響で少し高くなっています。悲しい。

デザインが刷新し薄く軽量化

MacBook Air(M2)は筐体デザインが刷新されてAirの特徴でもあったウェッジシェイプデザインからフラットデザインになりました。

MacBook Air(M1)は先が細く4.1mmと薄く最厚部は16.1mmとそれなりの厚みとなってましたが、MacBook Air(M2)は11.3mmとかなり薄くAirの名に相応しい厚みに進化しています。

MacBook Air(M2)は従来と同じMagic Keyboardと感圧タッチトラックパッドを搭載しています。

Touch ID搭載のフルハイトのファンクションキーを搭載したMacBook Pro 14インチと同じキーボードなのでAirでもしっかり作業ができるでしょう。

本体カラーはシルバーとスペースグレイに加えてミッドナイトとスターライトが新色として加わっています。

これは迷いますね…。スターライトもとてもいいけど新しいミッドナイトもかなり気になります。

画面サイズが13.6インチに大型化

MacBook Air(M2)はディスプレイサイズが13.3インチから13.6インチに少しだけ大型化しています。

解像度が2,560 × 1,600 → 2,560 × 1,664ピクセルになって単純に画面の高さの領域が増えた感じですね。インカメラの部分はノッチがあって角丸ディスプレイに変更となっています。

また、画面輝度が400ニトから500ニトに明るくなって視認性が向上しているのもMacBook Air(M2)の魅力の一つかもしれません。

4スピーカーオーディオに対応

MacBook Air(M2)は内部構造が見直しされて4スピーカーサウンドシステムも搭載しています。

MacBook Air(M1)は2スピーカーだったので音質が向上するのは間違いないですし、MacBook Pro(M2)は筐体が従来モデルと変わっていないのでそれよりも音質が上となってるはずです。

MagSafe充電に対応

MacBook Air(M2)はMagSafe充電に対応しています。

磁力でカチッとくっつくタイプの専用の充電ポートによって簡単に接続可能で、接続時に充電ケーブルが誤って引っ張られた場合でもすばやく外れてMacBook Airが吹き飛んでしまう心配がなさそうです。

従来モデルは充電中は通信用のUSB-Cポートを一つしか使用できなかったのが、MacBook Air(M2)は二つのポートを同時に使うことが可能となります。

MacBook Air(M2)と(M1)の価格

MacBook Air(M2)と継続販売するMacBook Air(M1)の価格を比較しました。

MacBook Air(M2)の価格
モデル MacBook Air(M2) MacBook Air(M1)
8GB / 256GB 164,800円 134,800円
8GB / 512GB 192,800円 162,800円
8GB / 1TB 220,800円 190,800円
8GB / 2TB 276,800円 246,800円
16GB / 256GB 192,800円 162,800円
16GB / 512GB 220,800円 190,800円
16GB / 1TB 248,800円 218,800円
16GB / 2TB 304,800円 274,800円
24GB / 256GB 220,800円
24GB / 512GB 248,800円
24GB / 1TB 276,800円
24GB / 2TB 332,800円
GPU強化 8 → 10コア:+16,000円 7 → 8コア:取り扱いなしに

MacBook Air(M2)はMacBook Air(M1)よりも3万円ほど高い価格設定となっています。この価格差なら新型のM2を搭載したMacBook Airを買った方がお得ですかね?

もし、MacBook Air(M1)を買うならMac整備済製品がおすすめ。106,800円で手に入れることができます。

新型 MacBook Pro 13インチ(M2)

MacBook Pro 13インチ(M2)MacBook Pro 13インチ(M1)のスペックを比較しました。

MacBook Pro(M2)のスペック
モデル MacBook Pro 13インチ(M2) MacBook Pro 13インチ(M1)
SoC M2 M1
画面サイズ 13.3インチ
解像度 2,560 × 1,600ピクセル
画面輝度 500ニト
CPU 8コア 8コア
GPU 10コア 8コア
メモリ 8GB / 16GB / 24GB 8GB / 16GB
ストレージ 256GB / 512GB / 1TB / 2TB
キーボード Magic Keyboard(Touch Barあり)
生体認証 Touch ID(指紋)
通信性能 802.11ax Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0
カメラ 720p FaceTime HDカメラ
オーディオ 2スピーカー、ハイインピーダンス対応3.5mmヘッドフォンジャック 2スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャック
外部ポート Thunderbolt / USB-C × 2
バッテリー 58.2Wh(最大17時間)
充電ポート USB-C兼用
サイズ 30.41 × 21.24 × 1.56 cm
重量 1.4 kg
価格 178,800円〜 販売終了

MacBook Pro 13インチ(M2)は筐体はMacBook Pro 13インチ(M1)と全く同じで、SoCがM2に置き換わっただけとなっています。

細かい仕様の違いとしてはオーディオジャックがハイインピーダンスに対応して音質が向上し、AirPods(第3世代)AirPods Proの空間オーディオに対応しているので微妙な違いはあります。

MacBook Pro(M2)と Air(M2)の違い

MacBook Pro(M2)と MacBook Air(M2)の違いだけを抜粋しました。

MacBook Pro 13とAirの違い
モデル MacBook Pro 13(M2) MacBook Air(M2)
画面サイズ 13.3インチ 13.6インチ
解像度 2,560 × 1,600ピクセル 2,560 × 1,664ピクセル
SoC M2(内蔵ファンあり) M2(ファンレス)
CPU 8コア 8コア
GPU 10コア 8コア / 10コア
カメラ 720p FaceTime HDカメラ 1080p FaceTime HDカメラ
オーディオ 2スピーカー、ハイインピーダンス対応3.5mmヘッドフォンジャック 4スピーカー、ハイインピーダンス対応3.5mmヘッドフォンジャック
バッテリー 58.2Wh(最大17時間) 52.6Wh(最大15時間)
充電ポート USB-C兼用 MagSafe
サイズ 30.41 ×21.5 × 1.56 cm 30.41 ×21.5 × 1.13 cm
重量 1.4 kg 1.29 kg
価格 178,800円〜 164,800円〜

同じM2を搭載していますがMacBook Pro 13インチ(M2)は筐体が古いのでスピーカーやカメラなどに差が出ているので悩ましいところ。プロなのに妥協しないといけないというモヤモヤ感。

内蔵ファンを搭載している

MacBook Pro 13インチ(M2)は内蔵ファンをしっかり搭載し排熱性能が高くなってます。

MacBook Air(M2)はファンレスで放熱板のみの冷却になるため長時間負荷のかかる作業でMacBook Pro 13インチ(M2)との性能差が出る可能性があります。

(といっても、M1でそこまで大きな差がなかったので気にしなくてもいいような気もします。)

バッテリーの持ちが長い

MacBook Pro 13インチ(M2)は筐体の厚みが15.6mmとAirの11.3mmよりも4mmも分厚いこともあってバッテリー容量が52.6Wh → 58.2Whと多く電池持ちがいいのが大きなメリットです。

性能がプロというよりもバッテリー持ちがProといった認識が分かりやすいです。外でより長く作業をするならMacBook AirよりもMacBook Pro 13インチを選んでもいいでしょう。

Touch Barがある

MacBook Pro 13インチ(M2)は従来と同じ筐体を採用しているので、キーボードはファンクションキーではなくタッチバーを搭載しています。

最後のTouch Bar搭載モデル。おそらくこのモデルが最後になるはずなのでTouch Barを使いたい人は記念に買っておくのもいいかもしれません

MacBook Pro 13(M2)とAir(M2)の価格

MacBook Pro 13インチ(M2)と継続販売するMacBook Air(M2)の価格を比較しました。

MacBook Pro 13(M2)の価格
モデル MacBook Pro 13(M2) MacBook Air(M2)
8GB / 256GB 178,800円 164,800円
8GB / 512GB 206,800円 192,800円
8GB / 1TB 234,800円 220,800円
8GB / 2TB 290,800円 276,800円
16GB / 256GB 206,800円 192,800円
16GB / 512GB 234,800円 220,800円
16GB / 1TB 262,800円 248,800円
16GB / 2TB 318,800円 304,800円
24GB / 256GB 234,800円 220,800円
24GB / 512GB 262,800円 248,800円
24GB / 1TB 290,800円 276,800円
24GB / 2TB 346,800円 332,800円
GPU強化 8 → 10コア:+16,000円

MacBook Pro 13インチ(M2)はAirよりも14,000円ほど高い価格設定となっていますが、MacBook Air(M2)のGPUを10コアにするとAirの方が2,000円高くなります。

見た目やスピーカーの音質を犠牲にすれば最新のM2を2,000円安く手に入れることができます。

MacBook Pro 13インチ(M2)はこちら

M2、M1 どっちがいい?

MacBook Air(M2)、MacBook Pro 13インチ(M2)、それともMacBook Air(M1)でいいのか、どれがいいかまとめました。

どっちがいい?
  • 新しいものが好き → MBA(M2)
  • 軽く持ち運びしたい → MBA(M2)
  • 内蔵スピーカーの音質重視 → MBA(M2)
  • 安定性を重視する → MBP 13(M2)
  • バッテリー持ちを重視 → MBP 13(M2)
  • 費用を抑えたい → MBA(M1)

新しいデザイン、新世代のMacBookを体感したいなら間違いなくMacBook Airです。本体の厚みが薄くて軽量化されているので持ち運びもしやすいモデルになってます。

また、音楽や動画コンテンツをいい音で楽しみたいなら4スピーカーシステムを搭載しているMacBook Airがおすすめですし、価格も14,000円安いので多くの方は新型のMacBook Air(M2)を選んでおいて間違いないです。

安定性を重視するなら内蔵ファンを搭載しているMacBook Pro 13インチがおすすめです。さらに、バッテリーの持ちがいいので長く作業ができるので外での作業を快適にするならおすすめです。

なお、M1のMacBook Airも継続販売しているので性能をそこまで重視しないならMacBook Air(M1)でも全く問題ありません。

そもそもM1もかなり高性能なチップなので動画編集も普通にこなせますし普通の方なら不満を感じることはほぼありません。筐体デザインは少し古臭いものはありますが性能は高いので費用を抑えたいならMacBook Airはおすすめです。

MacBookの比較はこちら

MacBook Air(M1)MacBook Pro 13インチ(M2)はこちら