Logicool Crayon レビュー

iPadはApple Pencilで手書きメモを取ったり、ノートを取ったり、お絵かきをできますが、価格が少し高いですよね。そこで、Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)というペンシルです。

Logicool CrayonはiPad(第10世代)iPad(第9世代)iPad Air 5iPad mini 6iPad Pro 11インチ・12.9インチで使えてペアリングなしですぐに使えてデバイスを跨いで使える便利なツールとなっています。

ここでは、Logicool Crayonのレビューをしています。Apple Pencilとの違いについても書いているので、iPadのペンシルを探している方は参考にしてください。

→ Logicool Crayon iP10はLightningタイプのiPad専用です。

→ Logicool Crayon iP10はUSB-CタイプのiPadで使いやすいモデルです。

Logicool Crayonとは?

Logicool Crayonの特徴

2018年3月に価格の安いiPad(第6世代)が発売されてApple Pencilに対応しApple Pencilを同時購入しようと思っている方も多いと思いますが、Apple Pencilって意外と高いんですよね。

Logicool Crayon
Logicool Crayon

しかし、Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)なら少し安い金額でiPadでペンシルを使うことができます。第1世代との差額は少ないですが第2世代の9,000円差は大きいですよね。

  • Apple Pencil(第1世代):14,880円
  • Apple Pencil(第2世代):19,880円
  • Logicool Crayon:10,800円

メモを取ったりポインティングデバイスとして使うのならApple PencilではなくLogicool Crayonでも十分に使えるので、費用を抑えたい方におすすめとなっています。

Logicool Crayon 対応機種

Logicool CrayonはApple Pencilに対応しているiPadで対応してるので幅広く使うことが可能となっています。

Logicool Crayon 対応端末
  • iPad 10、9、8、7、6
  • iPad Air 5、4、3
  • iPad mini 6、5
  • iPad Pro 11インチ
  • iPad Pro 12.9インチ

iOSのバージョンによっては使えないコトもありますが、基本的にどのモデルも使えるのでiPadを乗り換えても使える安心のペンシルとなっています。

デバイスを切り替えなしで使える

Logicool Crayonはペアリングの必要性がないので、デバイスを切り替えなしで使うことができるので複数のiPadを使っている場合はとにかく便利です。

Apple Pencilはデバイス間をまたいで使えず再度ペアリングをする必要がありましたが、Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)はその手間がないので複数台のiPadを使っている方にはおすすめです。

Logicool Crayon レビュー

外観デザイン

Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)は元々は北米の学生を対象とした教育機関向けのペンシルで一般向けに販売はしていませんでしたが、2018年夏に一般向けに販売を開始に日本でも買えるようになりました。

ロジクールクレヨンのパッケージデザイン

学生を対象にしているので付属している説明書もどことなく可愛らしいものになっています。まあ、製品名が「クレヨン」ですからね。

ロジクールクレヨンの外観

デザインテイストは無機質なApple Pencilとは対象的にかなり異なっており、ロジクールクレヨンはカラフルな色を使いつつ可愛らしいペンシルとなっています。

ロジクールクレヨンとApple Pencil

Apple Pencilの胴体は円筒型なのでテーブルに置いた時にコロコロと転がっていってしまうことがありますが、ロジクールクレヨンは楕円型なのでテーブルに置いても転がってどこかに行ってしまうことはありません。

充電する方法

充電はLightningケーブルをロジクールクレヨンのお尻に接続して充電します。USB-CタイプのはUSB-Cを接続して充電が可能です。

ロジクールクレヨンの充電接続方法

Apple PencilはiPadのポートに突き刺すことでペアリングと充電しますが、ロジクールクレヨンはiPhoneを充電するのと同じ感覚で充電が可能となっています。

バッテリー駆動時間について

Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)のバッテリー残量はiPadで確認ができないので、電源ボタンを1回押してLEDの色で残量を確認することになります。

  • バッテリー残量10%以上:緑色のLEDが点灯
  • バッテリー残量10%未満:赤色のLEDが点灯
  • バッテリー残量5%未満:赤色のLEDが点滅

バッテリー駆動時間は7時間となっておりApple Pencilと比べると少し劣ります。

ただ、iPhoneの充電ケーブルを拝借することで簡単に充電できるのでこまめに充電することで電池切れリスクを減らすことができます。

ペン先はApple Pencilと同じで互換性あり

なお、ロジクールクレヨンはペン先が磨耗したら交換することができる構造になっており、ペン先はApple Pencilと同じものが使われていました。

ロジクールクレヨン ペン先の交換

なので、書き心地に関してはApple Pencilとロジクールクレヨンは全く同じということになります。

ペアリング不要で電源を入れるだけで使える

Logicool Crayonの素晴らしいのはiPadとペアリングをする必要がなく、電源をONだけで使えるようになっていて、電源ボタンを1秒以上長押しで電源をONにできます。

ロジクールクレヨン 電源ボタン

ただし、電源がON・OFFの状態が分かりにくいです。

ロジクールクレヨンをiPadの画面に触れた時に反応しなかったら電源ボタンを押して電源を入れるスタイルになるでしょう。

ちなみに、ロジクールクレヨンの電源をONにして使える状態になっていても。iPadの「設定」の「Bluetooth」の項目にはLogicool Crayonの表記はされません。

傾き検知などの機能は使えるのでBluetoothで接続されていると思いますが、手動で設定できません。なお、Apple Pencilをペアリングするとロジクールクレヨンは使えなくなります。

ロジクールペンシルの使いやすさ

傾き検知は使えるが、筆圧検知機能は使えない

ロジクールクレヨンはペンを傾けることでせ線の太さを調整することができますが、力加減(筆圧)による筆の濃さの調整はできません。

 Logicool CrayonApple Pencil
傾き検知
(筆の太さ)
筆圧検知
(筆の濃さ)
×

筆圧によってペンの濃さを調整できないので、細かいイラストを描くときに強弱を付けることができず表現力がApple Pencilよりも乏しいものになってしまいます。

ロジクールクレヨンとApple Pencilの筆圧の違い

しかし、筆圧調整できないのをメリットと捉えることもできます。

ロジクールクレヨンなら力を入れなくても常に一定の濃さでペンを走らせることができるので、流し書きでメモを取ってもそれなりに読める文字を書くことができるのです。

なので、個人的にはメモを取るという視点で見るとApple Pencilよりもロジクールクレヨンの方が使いやすいと感じる場面もあります。

反応速度はApple Pencilと同じ

ロジクールクレヨンのペンの追従性能はどんなものなのか動画にしてみました。

ロジクールクレヨンはApple Pencilよりも少しだけ安く買うことができますがペンの追従速度などの使い勝手はApple Pencilとほぼ同じです。

さすがにiPad ProとApple Pencilの組み合わせによる追従性能にはかないませんが、普通にメモ取りをする程度の使用用途なら何ら問題なく使うことができるでしょう。

持ちやすさと使い心地

ロジクールペンシルは楕円型と丸ではないので持ちにくいのかなぁーと心配でしたが実際に持ってみると持ちにくいということはなく意外と持ちやすかったりもします。

Logicool Crayonの持ちやすさ

Apple Pencilはツルツルで丸いのでしっかり握ろうとしても滑ってしまうことがありますが、ロジクールペンシルは楕円型のアルミなので滑ることがないのでしっかりと握って使うことができます。

少しだけ太いかなと感じることはありますが、簡単なイラストを描いたり、メモを取るといった使用用途であれば問題はないのかなと思います。

また、Apple Pencilと同じようにロジクールクレヨンを使っているときに別の手や指が触れても反応することがないので、書くという作業に集中できるので安心です。

Logicool Crayon レビュー:まとめ

Logicool Crayon
Logicool Crayon

Logicool Crayon(ロジクールクレヨン)はボディに楕円型アルミを採用していて重量が軽くなっています。なので、Apple Pencilのように滑ることもないので使いやすいです。

Apple Pencilのように力加減の強弱の識別はできないですが、傾きによる線の太さの調整は可能で、メモ書きやちょっとしたお絵描き、ポインティングデバイスとして十分すぎる性能を持っています。

しかし、iPad(第6世代)やiPad AirからのiPad Proにアップグレードを全く考えていないならロジクールクレヨンでも十分にペンシルとして使うことができると思います。

→ Logicool Crayon iP10はLightningタイプのiPad専用です。

→ Logicool Crayon iP10はUSB-CタイプのiPadで使いやすいモデルです。

Apple Pencilはお絵かきをしない人にとっては役に立たないツールと思われる方もいると思いますが、文字を簡単にテキストデータに変換できるアプリがあるので、手書きで執筆作業をすることも可能となっています。

Apple Pencilを充電すできる充電スタンドを使うとiPadをさらに快適に使うことができます。

iPadの比較・おすすめはこちら

https://www.sin-space.com/entry/ipadair-vs-ipadpro-10-5