Kindle Paperwhiteの新型モデルが2018年11月7日に発売が開始しました。
Kindle Paperwhite 2018の主な新機能としてはストレージ容量が4GB → 8GBとなり、IPX8の防水機能に対応したのでお風呂に浸かりながらゆっくりと本を楽しむことができるようになりました。
この防水機能の搭載は長風呂で本を読むことが多い方はかなり嬉しいんじゃないでしょうかね。ここではKindle Paperwhiteの新型モデル(第4世代)について旧型との違いについて比較レビューしていきたいと思います。
新型Kindle Paperwhite(2018)レビュー
今回購入した新型のKindle Paperwhite(2018)は8GBの広告ありモデルです。旧型はホワイトカラーも選ぶことができましたが、新型はブラックカラーのみとなってしまったのがちょっと残念なところでもあります。
Kindle Paperwhiteの世代としては第4世代となり、Kindle全体の世代としては第10世代のモデルとなります。
簡単に防水対応したKindle Paperwhiteの特徴を簡単にまとめました。
- さらにコンパクトになり軽くなった
- フラットディスプレイになった(格好良くなった)
- 最小容量8GBから選ぶようになった
- 防水機能を搭載してお風呂でも本が読めるように
- バッテリーの持ちが良い
- ボディカラーにホワイトモデルがない
- 充電ポートがUSB-MicroB端子を使用している
では、新型のKindle Paperwhite 2018について詳しくレビューしていきます。
パッケージと付属品
新型のKindle Paperwhite(2018)と併せて専用にケースも購入してみました。どちらも明るいブルーをベースとしたパッケージとなっており、箱の構造も旧モデルとは違うものに変更されているようですね。
充電用のUSBケーブルは同梱されていますが、充電アダプタは今回のモデルも付属していません。充電ポートはMicroBなので Androidスマホを使っている方は併用すればOKです。
外観デザインの違い
本体サイズが少しだけ小さくなった
新型のKindle Paperwhite(2018)は本体サイズが旧型と比べてより小型化して重量が軽くなりました。
Kindle Paperwhite(2018)は本体の厚みが1mmほど薄く、重量が30gほど軽くなったことで、一回り小さくなりました。
新型・Kindle Paperwhite(2018) | 旧型・Kindle Paperwhite(2015) | |
サイズ | 167 x 116 x 8.18 mm | 169 x 117 x 9.1mm |
重量 | 182g | 217g |
iPhoneは画面が大型化して重くなっているのに、少しでもコンパクトに軽くなっているKindle Paperwhiteは良い進化の仕方をしているのではないでしょうか。旧型も元々軽くて小さかったのにさらにコンパクトになったのは嬉しい。
丸みを帯びたデザインに
旧型のKindle Paperwhiteは少し角張ったデザインでしたが、新型のKindle Paperwhite 2018はKindleと同じように丸みを帯びたデザインに変更されています。Amazonのロゴが刻印されているのは今まで同じですね。
電源ボタンと充電コネクタ(MicroB)は本体下に搭載されています。
本体下部分のデザインもスッキリしましたね。シンプル・イズ・ザ・ベストです。
フラットなディスプレイスタイルに
ディスプレイ部分は旧型は段差がありましたが、新型のKindle Paperwhite(2018)はフラットなディスプレイに変更しています。
これは防水仕様に対応するためのデザイン変更なのかなと思いますが、従来の上位モデルだったKindle VoyageやKindle Oasisに似たデザインといえます。
ちなみに、旧型はディスプレイとベゼル部分の樹脂が明確に分かれていたので指紋が付着して汚れるということはありませんでしたが、新型のKindle Paperwhite(2018)はディスプレイがフラットになりベゼル部分もディスプレイの保護パネルが延長されるスタイルになったので指紋が少しだけ目立ってしまうようになってしまいました。
せめてホワイトモデルを選ぶことができたら指紋は気にならなかったのかもしれませんが、ベゼルのカラーがブラックなので指紋が若干気になってしまいます。まあ、あまり気にするな...ってことなのかもしれませんが、潔癖すぎるのでしょうか?
IPX8等級の防水機能に対応した
Kindle Paperwhite(2018)はIPX8の防水機能に対応しました。Kindle Paperwhite(2018)のIPX8は水深2メートルに60分浸水しても耐えることができる性能となっており、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRのIP68等級よりも30分も長く耐えることができるようになっています。
実際に水に濡らしてみましたがめちゃくちゃ水が弾きます。これは大丈夫そうです。耐水性能を持っているiPhone XSよりもなんか安心感があります。(端末価格が安いから...というのが一番大きいような気がするけど。)
内部に侵入する可能性があるところは保護パネルと筐体の隙間と電源ポート、電源ボタンのところだけなので、Kindle Paperwhiteの防水化はそんなに難しくはなかったのかもしれません。
風呂浸かりながら本読むか?って思ったんですけど湯船に浸かってる時って意外と暇なので、長く風呂に浸かりたいときは水に耐えることができるKindle Paperwhiteがあれば暇つぶしができますし結構いいのかなと思っています。
なお、注意しないといけないのが完全に乾ききってから充電をしないと危険です。USBポートから水抜きをするためにKindle Paperwhiteの側面を軽く叩いて水を出して、風通しのいい場所にKindle Paperwhiteを置いてしばらく置いておきましょう。
幸いにもKindle Paperwhiteはバッテリーの持ちがめちゃくちゃいいので(月に2〜3回ほどの充電で十分使うことができる。)あまり気にしなくてもいいのかもしれません。
目に優しい高精細の電子ペーパー(E-ink)を搭載
Kindleは電子ペーパー(E-ink)ディスプレイを搭載しています。E-inkは本物の紙に印刷されているかのようなディスプレイで、明るい場所ならバックライトなしで自然光で視認することができるディスプレイとなっています。
バックライトを使わないので目に優しく、長時間Kindleで本を読んでいても疲れを最小限に抑えることが可能です。
iPadにKindleアプリを入れて本を読めばいいのでは?と思うかもしれません。長時間本を読んでいる方はよく分かると思いますが、iPadの大画面で小説を読むと大量の光を浴びることで目がとても疲れるんですよね。
Kindleなら小説と同じサイズでバックライトの光を浴びることなく、本体サイズも小さくて軽いので手で持っていても疲れませんし、気軽にいつでも、どこでも本を疲労感を最小限に抑えながら読むことができるのです。
KindleとKindle Paperwhiteの大きな違いの一つが高精細の電子ペーパーディスプレイ(E-ink)を搭載している点です。
Kindle Paperwhite | Kindle | |
サイズ | 6インチ | |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E-ink) | |
解像度 | 300ppi | 167ppi |
Kindle(167ppi)は文字のドットが肉眼で見えてしまいますが、Kindle Paperwhite(300pi)の高精細なE-inkならドットを肉眼で認識することができないくらい綺麗に文字を表示できるようになっています。
Kindleの解像度でも快適に小説を読むことができますが、やっぱり綺麗な画面は正義です。漢字の勉強も兼ねるならハネなどはっきり識別できるKindle Paperwhiteの方がおすすめ。(どんな理由だよ。)
少し明るくなったLEDライト
Kindleは夜でも部屋の照明の光があれば普通に読むことができますが、布団の中や夜行バスの中といった暗闇の中ではバックライトを搭載していないKindleだと画面が暗くて本を読むことができません。
しかし、Kindle PaperwhiteならLEDライトを内蔵しているので暗いところでも明るい画面で快適に本を読むことが可能となっています。
新型・Kindle Paperwhite(2018) | 旧型・Kindle Paperwhite(2015) | |
バックライト | LED 5個搭載 | LED 4個搭載 |
画像では分かりにくいかもですが、新型のKindle Paperwhiteの方がLEDの数が増えているので少しだけ画面が明るくなっています。
Kindleに内蔵しているLEDはバックライト式ではなくフロントライト式となっておりディスプレイの表面を照らすことで画面を明るくしているので、通常のスマートフォンやタブレットと比べて目が疲れにくいものになっています。
とはいえ、LEDライトを利用しているのでブルーライトを浴びてしまうのは事実でしょう。真っ暗な部屋では仕方ないことですが、リビングで本を読むのなら部屋の照明をメインにしてKindleの内蔵ライトを補助的な光として使うことでとても自然で目に優しい表示をすることが可能となっています。
照明とKindleのLEDライトのハイブリット...といった感じでしょうか。
最小ストレージ容量が4GB → 8GBに増量
Kindleシリーズの最小ストレージ容量は4GBでしたが、2017年に発売された最上位モデル・Kindle Oasisで8GBとなりました。そして、新型のKindle Paperwhite(2018)の最小ストレージ容量も4GBから8GBに増量しています。
旧型はのちに32GBの容量を搭載したマンガモデルが追加されましたが、新型は最初から32GBモデルを選択することが可能となりました。
モデル | 新型・Kindle Paperwhite(2018) | 旧型・Kindle Paperwhite(2015) |
---|---|---|
ストレージ容量 | 8GB・32GB | 4GB・32GB |
Kindleに関してはよっぽどのことがない限り8GBモデルで十分です。Kindleにダウンロードした電子書籍は読まなくなって削除しても購入履歴が消えることはないですし、いつでも再ダウンロードすることができます。
なので8GBの容量があれば通常は大丈夫です。ただし、長期で海外旅行に行くなど通信することができない可能性がある場合は32GBモデルを選ぶことで旅行前に大量の電子書籍をダウンロードしておく...という使い方をおすすめします。意外と移動時間で暇を持て余すことはありますからね。
また、8GBと32GBの価格差はたった2,000円なので32GBモデルを選んでしまった方がいいのかもしれません。
モバイル通信が3Gから4Gに高速化(4Gモデル)
旧型はWi-FiモデルかWi-Fi + 3Gのどちらかを選ぶことができましたが、新型のKindle Paperwhite(2018)はWi-Fiモデルか4G通信に対応したWi-Fi + 4Gのどちらかを選ぶことが可能となります。
モデル | 新型・Kindle Paperwhite(2018) | 旧型・Kindle Paperwhite(2015) |
---|---|---|
通信回線 | Wi-Fiモデル or Wi-Fi + 無料4G | Wi-Fiモデル or Wi-Fi + 無料3G |
4G回線を使って通信ができるのでWi-Fiがなくても電子書籍のデータを快適にダウンロードすることが可能となります。
ちなみに、Kindleの4G回線はドコモ回線を使用しているそうですが、通信費用はAmazonが負担してくれているので、ユーザー側がどれだけ電子書籍をダウンロードしても追加料金がかかることはないので安心して使うことができるでしょう。
専用カバーで自動ON・OFF機能に対応
Kindle Paperwhite(2018)の専用カバーはファブリック素材を採用して質感はまあまあ高くていい感じです。
このスタイルならこのまま持ち歩いたとしても大丈夫だと思いますし、小さなカバンの中に放り込んで持ち歩くこともできそう。
しかも、このカバーを使って蓋を比較と自動的に画面ロックが解除してすぐに使うことができるので、非常に便利!
Kindleは普通に使うときは電源ボタンを押す必要がありますが意外と面倒だったりします。でも、専用カバーを使うことで操作を省略することができるので併せて使うことをおすすめします。
バッテリー持ちはかなり良い
Kindleのバッテリー持ちはかなり良くなっており、いつ充電したか忘れるくらい充電が持ちます。
公式では「明るさ設定10、ワイヤレス接続オフ、一日30分使用」で「数週間」のバッテリー駆動することができるとしていますが、1日に使う時間やバックライトの明るさの違いによってバッテリー駆動時間は変わってくるでしょう。
とはいえ、どんなに酷使したとしても1週間はバッテリーは持つと思います。バッテリー駆動時間の長さはタブレットではなくKindleを選ぶ理由の一つになっているのではないでしょうか。
Kindle Paperwhite(2018)の価格
Kindle Paperwhite(2018)の端末価格は8GBの広告付きが13,980円、広告なしが15,980円となっています。広告付きを選ぶとスリープ解除をするときに広告が表示されるので、広告を表示させたくない方は広告なしを選びましょう。
- 8GB(広告付き):13,980円
- 8GB(広告なし):15,980円
- 32GB(広告付き):15,980円
- 32GB(広告なし):17,980円
- 32GB(広告なし):22,980円
4Gモデルは32GB(広告なし)モデルのみとなっています。Kindleをフル活用したいなら4Gモデルを選んでもいいかもしれないですね。Kindle Oasisの3Gモデルは40,980円なのでそれに比べればかなりコストパフォーマンスは良いでしょう。
もっと安く電子書籍を手に入れいれたいならエントリーモデルのKindleがおすすめです。こちらの記事で詳しくレビューしているので参考にしていただければと思います。
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Amazonプライムの詳しいメリットについてはこちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
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