
AppleのiPhone 13・13 Pro、iPhone 12・12 Pro、iPhone 11、iPhone XRはホームボタンを搭載していないのでホームボタンのあるiPhoneとは違うジェスチャー操作で使うことになります。
ジェスチャー操作は2017年に発売されたiPhone Xで初めて採用された操作方法ですが、まだまだ新しい操作方法になったiPhoneを使ったことがないユーザーさんの方は多いでしょう。
ということで、ここではiPhone 13などのジェスチャー操作による使い方と設定しておくと便利になる使い方について紹介しています。これからホームボタンの無いiPhoneに乗り換えるという方はどんな操作感になるのか確かめてください。
この記事の目次
iPhone 13・12・11・XRの操作方法と使い方
ホームボタンを搭載していないベゼルレスディスプレイを搭載したiPhoneは以下の機種となっています。
- iPhone X(2017年モデル)
- iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max(2018年モデル)
- iPhone 11、iPhone 11 Pro・11 Pro Max(2019年モデル)
- iPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max(2020年モデル)
- iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Max(2021年モデル)
これらの機種は顔認証(Face ID)とジェスチャー操作を組み合わせて画面ロック解除をするので、慣れればスムーズに流れるようにiPhoneを使うことができます。
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ロック解除してホーム画面を表示させる方法
ベゼルレス型のiPhoneの画面ロックを解除してホーム画面を表示するにはいくつか方法があります。
よく使うのが手前に傾けてスリープ解除するか、画面をタップしてスリープ解除 してからFace IDで顔認証 → 画面下からスワイプしてホーム画面を表示することができます。
- 従来のiPhone:ホームボタンを押す(Touch IDで指紋認証解除)
- 新しいiPhone:Face IDでロック解除 → 画面下から上にスワイプ
このジェスチャー操作に慣れればホームボタンを押すよりも格段に使いやすくなるのではないでしょうか。
手前に傾けてもスリープ解除できないときは設定がOFFになっているので「設定」→「一般」→「画面表示と明るさ」からONにしましょう。
タップしてもスリープ解除できない場合は「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の「タップしてスリープ解除」をONにしましょう。
ホーム画面に戻る方法
ベゼルレス型の最新iPhoneでアプリの画面からホーム画面に戻るには画面下から上に向かってスワイプするとできます。
- 従来のiPhone:ホームボタンを押す
- 新しいiPhone:画面下から上方向にスワイプ
ホームボタンはボタンをしっかりと押す必要がありましたが、ジェスチャーによるホーム画面に戻る機能は画面下であれば8割の範囲で反応します。
曖昧な操作でホーム画面に戻ることができるので、慣れればかなり使いやすく操作することができます。
Appスイッチャー(マルチタスク)を起動する方法
ベゼルレス型の最新iPhoneでAppスイッチャー(マルチタスク画面)を起動するには画面下から上に向かってスワイプしたまま指を止めることでできます。
- 従来のiPhone:ホームボタンをダブルクリック、画面左端を強く押す
- 新しいiPhone:画面下から上にスワイプしたまま指を止める
Appスイッチャーの起動もホーム画面に戻る同様に曖昧な操作でも簡単に起動することができるので、わざわざホーム画面に戻ってアプリを切り替えるよりもはるかに操作性が高くなっています。
一つ前に起動していたアプリに素早くアクセスする方法
ベゼルレス型の最新iPhoneで一つ前に起動していたアプリに素早くアクセスするには画面下のバーを右にスライドすることででき、左にスライドすることで直前に使用していたアプリにも瞬時に戻ることができます。
- 従来のiPhone:画面左端を強く押したまま右にスライドする
- 新しいiPhone:画面下のバーを左右にスライド
従来のiPhoneで3D Touchの操作を組み合わせることで直前に使用していたアプリに瞬時に切り替えることができましたが、3D Touchの力加減が難しいことから使いこなせていたユーザーは少なかったのではないでしょうか。
起動しているアプリを強制終了する方法
起動しているアプリを強制終了させるにはAppスイッチャーを起動した状態にしてアプリのウィンドウを上にスワイプすることでできます。
- 従来のiPhone:Appスイッチャーからウィンドウを上にスワイプする
- 新しいiPhone:Appスイッチャーからウィンドウを上にスワイプする
操作方法はどちらのiPhoneも同じとなっていますね。
iOS 11の場合は長押しをして×ボタンを表示させてから上にスワイプする必要がありましたが、iOS 12では従来のiPhoneと同じ操作方法でマルチスイッチャーを起動してすぐに上にスワイプで終了させることができます。
iPhoneはメモリ管理がしっかり行われているので、アプリを終了させる必要は基本的にはありません。
しかし、たまにしか使うことのないアプリは強制終了してしまってもいいでしょう。また、アプリの挙動がおかしくなった時も強制終了することで問題を解決することができます。
簡易アクセスモードを起動する方法
簡易アクセスは「設定」アプリ→「一般」→「アクセシビリティ」→「簡易アクセス」をONにする必要があり、画面下から下にスワイプすることで簡易アクセスモードにすることができます。
- 従来のiPhone:ホームボタンを軽く2回タップする
- 新しいiPhone:画面下から下にスワイプする
iPhone 12 Pro Maxなど画面の大きなiPhoneは簡易アクセスにより画面を一時的に下げることができ、例えばサファリの上部にある検索窓をタップしたいときに非常に便利な機能となっています。
現在のiPhoneは全てのモデルで大きな画面なので簡易アクセスをうまく使うことで快適に使うことができるかもしれません。
コントロールセンターを表示する方法
ベゼルレス型の最新iPhoneでコントロールセンターを起動するには画面の右上から下にスワイプすることでできます。

- 従来のiPhone:画面下から上にスワイプする
- 新しいiPhone:画面の右上から下にスワイプする
コントロールセンターは意外と使う頻度の高い機能でありながら新しいiPhoneの操作方法はかなり使いにくいものとなっており、片手でコントロールセンターを呼び出すことは至難の技といっていいでしょう。
なお、iOS 14より背面をトントンと軽くタップすることでコントロールセンサーを表示させることができる機能が追加されました。
対応している端末はiPhone 8/8 Plus、iPhone X、iPhone XSシリーズ、iPhone 11シリーズ、iPhone SE(第2世代)、iPhone 12シリーズとなっています。
この背面タップにより機能呼び出しは「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」から機能の割り当ての変更が可能となっていてコントロールセンターだけでなくAppスイッチャー、Spotlightなどの機能に変更が可能となっています。
コントロールセンターを簡単に表示する方法
そこで、ワンタッチで片手でも簡単にコントロールセンターを起動する方法ついて紹介したいと思います。
「設定」アプリ→「一般」→「アクセシビリティ」から「AssistiveTouch」をONにして「3D Touch」に「コントロールセンター」に割り当てをします。

AssistiveTouchをONにすることでソフトウェアホームボタンが画面上に表示するので、このボタンを強く押すことでコントロールセンターに簡単にアクセスすることが可能となります。
ここでは3D Touchにコントロールセンターを割り当てしましたが、「長押し」や「ダブルタップ」に割り当てもしても同じように使うことが可能となります。
バッテリー残量の%確認をする方法
iPhone XS/XS Max/XRやiPhone 11/Pro/Pro Maxでは通常の状態ではバッテリーパーセント表示できない仕様になってしまい正確なバッテリー残量をホーム画面で把握することができません。
その代わり、コントロールセンターを起動することで初期設定状態でもバッテリー残量をパーセント表示で確認できるので、上記の「コントロールセンターを簡単に起動する方法」でワンアクションでバッテリー残量を確認可能です。
他にもウェジェット画面にバッテリーを設定しておくことで…

ホーム画面から右にスワイプをしてウェジェット画面を表示させるだけでバッテリー残量を簡単に確認をすることが可能となります。
ウェジェットならiPhoneだけのバッテリー残量だけではなくペアリングしているApple Watchや、AirPods・AirPods Proも同時に確認することができます。
画面の明るさ調整とダークモード(スマート反転)を簡単に使う方法
ここからは設定をしておくことでiPhoneを快適に使うことができる方法です。僕は寝床に入ってiPhoneを使ってから眠りに付くのですが画面の明るさを最小にしても明るいなーと思ってしまいます。
そこで、トリプルボタンクリック機能に「ホワイトポイントを下げる」や「スマート反転」を割り当てることで真っ暗なところでもちょうど良い画面の明るさになるようにしています。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」から「ホワイトポイントを下げる」と「色の反転(スマート)」にチェックを入れます。

この状態でサイドボタンを3回連続して押すことでショートカットメニューが表示されて設定した機能をタップすることで画面を暗くしたり、なんちゃってダークモードに切り替えることができます。
ショートカットメニューはあまり知られていない機能ですが意外と便利ですよ。
なお、ダークモードは2019年9月配信のiOS 13で正式対応となります。これからはコントロールセンターから簡単にダークモードを発動させることができます。
Siri、Apple Payを起動する方法
ベゼルレス型の最新iPhoneでSiriとApple Payを起動する方法は以下のとおりです。
- Siri:サイドボタンを長押し
- サイドボタンをダブルクリック
従来のホームボタンを搭載しているiPhoneでApple Payを起動したいとき画面がロック状態時でないといけませんが、新しいiPhoneならスリープ解除状態でもサイドボタンを2回押すことでApple Payを起動することができるので、操作性はかなり向上しています。
電源を切る方法
ベゼルレス型の最新iPhoneの電源をOFFにするには、サイドボタン(右)と音量ボタンのどちらかを長押しすることでできます。
- 従来のiPhone:サイドボタンを長押し
- 新しいiPhone:サイドボタンと音量ボタンのどちらかを長押し
強制再起動する方法
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxでなんらかの不具合で普通に電源をOFFにすることができなくなった場合は以下の方法で強制再起動をすることができます。
- 音量ボタン(大)を押す
- 音量ボタン(小)を押す
- サイドボタンを10秒ほど押し続ける → Appleのロゴマークが表示したら離す
なお、iPhone SE(第2世代)やiPhone 8、iPhone 8 Plusも同じ方法で強制再起動することができますが、それ以前のモデルは以下の方法となります。
- iPhone 7/7Plus:音量ボタン(小)とサイドボタンを長押し
- iPhone 6s/6s Plus、iPhone SE:ホームボタンと電源ボタンを長押し
機種によって操作方法が異なるのでチェックしておきましょう。
iPhoneの操作方法・使い方:まとめ
2019・2018年モデルのiPhoneは全機種がホームボタンのないFace IDを搭載したジェスチャータイプのiPhoneとなりました。

これから新しいiPhoneを買うとジェスチャー操作を強いられることになってしまいますが、使いこなすことでかなりスムーズに操作できるので大丈夫ですよ。
- 画面解除:Face IDでロック解除 → 画面下から上にスワイプ
- ホーム画面に戻る:画面下から上方向にスワイプ
- Appスイッチャー起動:画面下から上にスワイプしたまま指を止める
- ひとつ前のアプリを起動:画面下のバーを左右にスライド
- アプリの強制終了:Appスイッチャーからウィンドウを上にスワイプ
- 簡易アクセスモードを起動:画面下から下にスワイプする
- コントロールセンターを表示:画面の右上から下にスワイプする
- Siriを起動する:サイドボタンを長押し
- Apple Payの起動:サイドボタンをダブルクリック
- 電源を切る:サイドボタンと音量ボタンのどちらかを長押し
Face IDの認証精度も通常状態であればほぼ問題はないので多くのユーザーは快適に操作することができるようになると思います。
ただし、マスクを着用することが多い方は使いにくいと感じてしまうかもしれないので従来のホームボタンを搭載したiPhoneを選んだ方がいいのかもしれませんね。
なお、Face IDによる画面ロック解除はAssistiveTouchを使うことでスワイプをしなくても画面ロック解除をすることができる方法もあります。
2020年のiPhone 12、iPhone 12 Proはこちらです。
iPhoneのカラーの選び方、iPhoneのストレージ容量の選び方はこちらを参考にどうぞ!
iPhoneは新品ではなく中古で購入するという手段もいいと思います。中古ショップなどで購入すればリスクも低いので、少しでも購入費用を抑えてiPhoneを買いたいならおすすめですよ。
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