iPhone XR レビュー

iPhone XRは2018年のスタンダードモデルですが2021年現在もApple Storeで買うことができる価格が安くて気軽に手に入れられる端末となっています。

この記事ではiPhone XR(Product RED)のデザイン・サイズ感・使い勝手・シングルカメラの性能や画質を比較レビューしているので、購入を検討している方は参考にしてください。

ちなみに、iPhone XRは現在はApple StoreとUQ mobileの認定中古品で販売しています。UQ mobileなら18,720円(税込)なのでとにかく安いのでおすすめですよ。

iPhone XRの特徴・評価

iPhone XRは6.1インチのLiquid Retina HDディスプレイ(液晶)を搭載し、iPhone XSと同じA12 Bionicプロセッサ、顔認証のFace IDを搭載、リアカメラがデュアルではなくシングルカメラレンズとなっています。

iPhone XRの特徴
  • 6.1インチの液晶ディスプレイを搭載
  • 解像度は1,792 ×828ピクセル(326ppi)
  • A12 Bionicプロセッサと3GBメインメモリ
  • リアカメラは1200万画素のシングルカメラ
  • 人物限定のポートレートモード(背景ぼかし)に対応
  • 顔認証のFace IDに対応したTrueDepthカメラを搭載
  • バッテリー持ちが良くなった
  • サイドフレームはアルミ素材を採用
  • 価格が上位モデルよりも安い

サイドフレームはアルミ素材を採用しているので質感としてはiPhone 8/8 Plusと似ています。

19:9のアスペクト比の6.1インチの画面サイズはiPhone 8 Plus(16:9の5.5インチ)の筐体サイズに近いのでPlusからの乗り換え・機種変更にはとても適したのがiPhone XRといっていいでしょう。

なによりも端末価格が54,800円(税込60,280円)で買えるのがいいですね。画面サイズが全く同じiPhone 11よりも安い価格で手に入れることができるのは大きなメリットです。

今回手に入れたiPhone XRは64GBモデルのProduct Redです。今までのiPhoneにもProduct Redはありましたが、発売してから半年後くらいに追加発売するパターンが多くて、発売してからすぐに買うユーザーは買えなかったんですよね。

iPhone XR Product Red
Product Redは特別な存在感がある

しかし、2018年モデルのiPhone XRのProduct Redは同時発売されたため、発売直後に購入できるようになりました。初回購入組でレッドカラーが欲しかったユーザーにとっては嬉しい配慮ですよね。

ちなみに、iPhone XS/XS Maxの壁紙の種類は少なかったのですが、iPhone XRはカラーに合ったオリジナルの壁紙を選ぶことができます。

iPhone XRはApple Storeで54,800円(税込 60,280円)で手に入れることができますが、UQ mobileの認定中古品なら18,720円(税込)で買うことができます。めちゃくちゃ安いです。

iPhone XRは現行モデルですが、中古も豊富にあるので安く手に入れたい方におすすめです。

iPhone XR レビュー

パッケージ・付属品

iPhone XRのパッケージは白ベースに本体正面デザインが印刷されたものとなっており、iPhoneとAppleのロゴはProduct REDのレッドに合わせて赤色になっていますね。

iPhone XR パッケージと付属品
iPhone XR パッケージと付属品

Product REDのカードも入っていますが、内容物はいつもと同じで説明書、SIMカードスロットを開けるためのピン、EarPods with Lightning Connector、Lightning-USBケーブル、USB電源アダプタ(5W)となっています。

iPhone XRは急速充電に対応しているので、30Wの高出力な電源アダプタUSB-C PDに対応したLightningケーブルを使うことで急速充電することも可能となっています。

急速充電は30分で40%ほど充電できるので、ヘビーユーザーにとっては最高の機能です。iPhone XRはバッテリー容量が多く電池持ちが良いですが5Wの充電器だと時間がかかるので急速充電器を合わせて購入するのがおすすめです。

ベゼルレスディスプレイの液晶ディスプレイ

iPhone XRの外観デザインはホームボタン非搭載の画面上部に黒色のノッチがあるベゼルレススタイルとなっていてiPhone 11と全く同じデザインとなっています。

ノッチ部分に顔認証のFace IDを使うためのTrueDepthカメラが搭載されていて画面ロック解除やApple Payを顔を認証して素早くすることができます。

iPhone XR ノッチデザイン

iPhone XRはiPhone XSと同じTrueDepthカメラとA12 Bionicプロセッサを搭載し、Face IDの認証速度に差はなく素早く顔認証することができます。

ホームボタンがなく指紋による認証ができないので、マスクをしていると使いにくいという弊害はありますが、最新のiOSは素早くパスコードを入力できるように改良されているので以前よりは使いやすくなっています。

背面パネルには光沢のあるガラス素材が採用していて「iPhone(Product)RED」という文字が印字されています。

iPhone XR(Product)RED背面パネル

iPhone XRのサイドフレームはiPhone 8iPhone SE(第2世代)のアルミフレームと同じ航空宇宙産業で使われているものと同じグレード(7000シリーズ)アルミニウムが採用されています。

iPhone XR サイドフレーム

iPhone XS/XS Maxはステンレススチール素材となっていて細かい傷が付いてしまいますが、iPhone XRのアルミ素材は細かい傷は付きにくいので傷が気になってしまう方におすすめ。

iPhone XRの充電ポートはLightningコネクタを採用しています。

iPhone XR 充電ポート

急速充電にも対応しているので18Wや30Wの急速充電器を使うことで素早くバッテリー補充することが可能となっています。

SIMカードスロットの内部もしっかりレッドに塗装されていますね。

iPhone XR SIMカードスロット

iPhone XRはnanoSIMのシングルスロットですが、eSIMによるデュアルSIMも使うことができます。物理カードをメイン回線にしてサブ回線にデータ専用のeSIMを登録してデュアル環境で通信することができます。

IIJmioのeSIMを使うことで音声通話はドコモ、データ通信は格安SIMという使い分けが可能となります。

重厚感のあるサイズ感

iPhone XRの筐体サイズはiPhone XSよりも少しだけ大きく、iPhone XS Maxよりも小さくなっています。

iPhone XR フロントパネル

iPhone 8からiPhone XRに乗り換えるとかなり大きいなぁと感じますが、iPhone 8 PlusからiPhone XRに乗り換えると本体サイズが小さく使いやすいと感じるかもしれません。

実際に使ってみると6.1インチモデルのiPhone XRは悪くないサイズ感です。

6.5インチのiPhone XS Maxは明らかに本体が大きいので使いにくいと感じる場面はかなりありますが、iPhone XRは慣れれば普段使いできる大きさとなっています。

iPhone XRもiPhone XS/XS Maxもベゼルレスディスプレイを搭載したモデルですが、iPhone XRの方がベゼルの幅が太くなっています。

iPhone XRとiPhone XSのベゼル幅の違い
左:iPhone XR、右:iPhone XS Max ベゼル幅

これは構造上の問題となっていて、iPhone XS/XS Maxは柔軟性のある有機ELディスプレイを採用したことで内部でうまく折り曲げることでベゼル幅を狭くしています。

しかし、iPhone XRは内部で折り曲げることができない液晶ディスプレイなので、ベゼル幅が少し太くなってしまっているそうです。

iPhone XR・iPhone XS Max・iPhone XS
左からiPhone XR、iPhone XS Max、iPhone X
iPhone XRの筐体サイズ
  iPhone XR iPhone XS Max iPhone XS
高さ 150.9mm 157.5mm 143.6mm
横幅 75.7mm 77.4mm 70.9mm
厚み 8.3mm 7.7mm 7.7mm
重量 194g 208g 177g

iPhone XS/XS Maxを持ってからiPhone XRを手にすると「ベゼル太っ!」って思いますが、普通はどちらかしか使わないですし並べて比べないとそこまで差を感じることはないでしょう。

ちなみにiPhone XRのベゼル幅はiPhone 8iPhone 8 Plusと比べても少しだけ太くなっています。

iPhone 8/8 PlusとiPhone XRの違い
左からiPhone 8、iPhone XR、iPhone 8 Plus
iPhone XRの筐体サイズ
  iPhone 8 iPhone XR iPhone 8 Plus
高さ 138.4mm 150.9mm 158.4mm
横幅 67.3mm 75.7mm 78.1mm
厚み 7.3mm 8.3mm 7.5mm
重量 148g 194g 202g

iPhone 8/8 Plusは上下にスペースがありますが、iPhone XRは上下左右ともにスペース的余裕のない構造なので、仕方のないところなのかもしれません。それとも、戦略的デザインなのか…?

iPhone XRは本体の厚みはiPhone 11 ProiPhone XS/XS Maxよりも少しだけ分厚くなっています。

iPhone XRとiPhone XSの本体の薄さ
iPhone 8 Plus、iPhone XR、iPhone XS Max
各iPhoneの薄さ
  • iPhone XR:8.3mm
  • iPhone XS/XS Max:7.7mm
  • iPhone 8 Plus:7.5mm
  • iPhone 8:7.3mm

iPhone 8と比べると1mmも分厚くなっていてケースを装着してiPhone XRを使うなら気にするサイズでもないですが、ケースなしでiPhone XRを使うと「分厚いなぁ…」を感じてしまうかも。

本体の薄さが分厚くなったことでバッテリー容量は多くなっているので長いバッテリー駆動時間を実現するための設計を重視した…ということなのかもしれません。

バッテリー持ちは良い

各モデルのバッテリー容量の違いは以下のとおり。

各iPhoneのバッテリー容量
  • iPhone XS Max:3,174mAh
  • iPhone XR:2,942mAh
  • iPhone XS:2,658mAh
  • iPhone 8 Plus:2,691mAh
  • iPhone 8:1,821mAh

iPhone 8 PlusよりもiPhone XRの方がバッテリー容量が多く、バッテリー駆動時間が最大で1.5時間ほど長くなっています。

バッテリーの持ちを重視するためにiPhone 8 Plusを選んできたユーザーはiPhone XRを選ぶ大きな理由になるでしょう。実際にiPhone XRはiPhone XSよりもバッテリーの持ちが長いので日中充電する環境がない方にとっては使いやすい端末になっています。

液晶ディスプレイの画質はキレイ

iPhone XRは有機ELディスプレイではなく普通の液晶ディスプレイ(LCD)を搭載しています。

新技術によって液晶ディスプレイなのに角丸デザインを実現していますが、他メーカーのスマホも液晶なのに角丸になっている端末がたくさんあるので珍しい技術でもなさそう。

iPhone XRの解像度は1,792 × 828ピクセルでiPhone XSの2,436 × 1,125よりも低いパネルとなっていてiPhone 8と同じ画素密度(326ppiの)となっています。つまり、iPhone 8の解像度のまま画面サイズを大きくしたディスプレイということですね。

各iPhoneのディスプレイの仕様
モデル iPhone XR iPhone 8 iPhone XS iPhone XS Max
画面サイズと解像度 6.1インチ
1,792 × 828
(326pi)
4.7インチ
1,334 × 750
(326pi)
5.8インチ
2,436 × 1,125
(458ppi)
6.5インチ
2,688 × 1,242
(458ppi)
ベース解像度 896 x 414 667 x 375 812 x 375 896 x 414
倍率 ×2 ×2 ×3 ×3
タイプ 液晶ディスプレイ 有機ELディスプレイ
コントラスト比(標準) 1,400:1 1,000,000:1
最大輝度(標準) 625cd/m2
カラー規格 広色域(P3)
その他
True Tone
HDR10
True Tone
3D Touch ×

iPhone XRはiPhone 8と同じベース解像度の2倍高密度なディスプレイですが、iPhone XSとiPhone XS Maxはベース解像度の3倍高密度なディスプレイとなっています。

iPhone XS/XS Maxの有機ELと比べるとiPhone XRの液晶の解像度は少しだけ劣ってしまい拡大をしてみるとシャギーがあるのが確認できます。

液晶と有機ELの解像度
左:iPhone XR、右:iPhone XS Max 画面解像度の違い

とはいえ、肉眼でその差を判別することはできないレベルとなっていてiPhone XRの1,792 × 828ピクセル(326pi)でも十分な解像度です。

とはいえ、有機ELディスプレイのほうがクッキリとした鮮やかな綺麗な画面表示をすることができ、実際に赤色や青色の表現がiPhone XSの方がキレイです。(カメラで画面を撮影すると有機ELよりも液晶の方がよく見えるけど。)

液晶と有機ELの画質
左:iPhone XR、iPhone XS Max

人肌の色合いも液晶よりも有機ELの方がキレイに見えるのでお子さんの写真を撮影することが多くて健康的なお子さんを見たいという方は有機ELのiPhone XS/XS Maxの方がいいのかも。

とはいえ、iPhone XRの液晶ディスプレイもとてもキレイに表示できるので並べて比較してもその差を見極めるのは難しいのではないでしょうか。つまり、iPhone XRに搭載されている液晶ディスプレイの画質も十分綺麗ということなんです。

カラーバリエーションはiPhone XRならでは

やはり、iPhone XRの最大の特徴ともいえるのがカラーバリエーションの豊富さではないでしょうか。

バリエーション豊富なカラーラインナップ
バリエーション豊富なカラーラインナップ

僕はProduct REDを買いましたが他にもホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラルの全6色からiPhone XRを選ぶことができます。イエローやピンクとかとても可愛いので女性の方も選びやすくていいのかも。

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リアカメラの性能・画質

iPhone XRはシングルカメラ仕様となっていて1200万画素のイメージセンサーを搭載しています。数値上は従来のiPhoneと同じ1200万画素ですがiPhone 8やiPhone Xよりも32%大型化したセンサーを搭載し画質が向上しています。

iPhone XR シングルカメラ
iPhone XRのシングルカメラ
iPhone XRのカメラ
  iPhone XR iPhone 8
広角カメラ 1200万画素・F1.8・1/2.5型 1200万画素・F1.8・1/3型
手ブレ補正 光学式
HDR スマートHDR 自動HDR
動画撮影 4K・60fps対応
ビデオの拡張ダイナミックレンジ 最大30fpsまで対応
インカメラ 700万画素・F2.2
ミー文字 対応

iPhone XRのポートレートの画質

また、iPhone XRはシングルカメラなのにソフトウェア処理で背景をボカすことができるポートレートモードを搭載し良い感じの写真を気軽に撮影できるようになりました

iPhone XS/XS Maxはダブルカメラの視差情報で背景をぼかしていて処理方法が異なるんですよね。アルゴリズムが違うということは背景のボケ方の出来に差が出るはずです。

まず、iPhone XRのポートレートモードはiPhoneが被写体のことを人と認識しないと使えない仕様となっています。

被写体が人でなかったり、マスクをしていると「誰も検知されませんでした。」というメッセージが表示されるのです。

iPhone XR ポートレートモード
人以外は背景をぼかすことができない

iPhone XRは広角カメラしか搭載していないシングルカメラ仕様です。高性能なA12 Bionicのニューラルエンジンで人と認識することができ、人と人物を切り分けをして背景をぼかす仕組みになっているのでしょう。

つまり、AIをフル活用することで背景をぼかして深度コントロールすることもできる優れものとなっているのです。

ポートレートモードの画角が違う

iPhone XS/XS Maxのポートレートモードは望遠カメラ(52mm相当)をベースに広角カメラとの視差情報をもとに背景をボカしているので、ポートレートモードを起動すると2倍ズームインした状態で撮影することになります。

しかし、iPhone XRのポートレートモードは広角カメラ(26mm相当)をベースにしているので画角が随分と異なることになります。

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左:iPhone XR 右:iPhone XS Max ポートレートモードの撮影距離の違い

なので、同じくらいの大きさで撮影したい場合は被写体に寄らないといけないんですよね。

個人的にはiPhone XRのポートレートモードは少し画角が遠くて使いにくいのかなぁ。人を撮影するときは50mm相当の画角が使いやすく、iPhone XS/XS Maxの望遠カメラの方が使いやすいですよね。

iPhone XRとiPhone XS/XS Maxのポートレートモードでは撮影可能距離もかなり違います。実際に計測してみたところ…

  • iPhone XR(画角26mm):約0.2m 〜 約1m
  • iPhone XS/XS Max(画角52mm):約0.7m 〜 約2.5m

…となっています。iPhone 11に採用されている超広角カメラ、広角カメラ、望遠カメラの画角の違い、特性の違いについてはこちらにどうぞ!

iPhone XS/XS Maxは望遠カメラをベースとしているので被写体から近いところだと撮影できません。しかし、iPhone XRは人の顔であることが認識できる距離であれば撮影が可能となっています。

なので、至近距離で人物撮影するのであればiPhone XRのポートレートモードはかなり使いやすいですよ。

ぼかしのキレイさの比較

iPhone XRは広角カメラとA12 Bionicのニューラルエンジンで背景をぼかしていますが、iPhone XS Maxは望遠カメラをベースに広角カメラとの視差情報で背景をぼかしています。

  • iPhone XR:広角カメラでだけで背景をぼかしている
  • iPhone XS:望遠カメラをベースに広角カメラとの視差で背景をぼかしている

実際にiPhone XRとiPhone XS Maxのポートレートモードで撮影をしてみて、ぼかし効果の違いを比較してみました。

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左:iPhone XR 右:iPhone XS Max ポートレートモードの違い

iPhoneのカメラは望遠よりも広角の方が明るいレンズに性能の高いイメージセンサーを採用しています。

 iPhone XRiPhone XS/XS Max
広角カメラ1200万画素(32%大きい)
ƒ/1.8
1200万画素(32%大きい)
ƒ/1.8
望遠カメラ1200万画素
ƒ/2.4

広角レンズは被写体深度が深い(ぼけにくい)という特性があります。iPhone XRで撮影した方が髪の毛や服の繊維が細かく描画できて全体的にシャープな写りになっているんですよね。

iPhone XS/XS Maxのポートレートモードは画質が少し劣る望遠カメラを使っているのでiPhone XRよりも画質が劣ってしまうんですね。

とはいえ、全体的に柔らかい雰囲気で表現されているので写真としての完成度はiPhone XS Maxのポートレーモードの方が上なのかな?iPhone XRでボカした写真は細かい処理が苦手で数本飛び出した髪の毛が消えてしまうのです。

ただし、iPhone XS Maxの望遠カメラは広角カメラよりもレンズが暗くイメージセンサーが小さいので暗いところで撮影するとノイズが若干乗ってしまうので、画質はiPhone XRの方が上と感じることもあります。

ポートレートモードの違い
  • 繊細さは → iPhone XRの方が綺麗
  • ボケ方は → iPhone XS/XS Maxの方が綺麗

iPhone XRはシングルカメラで背景をボカせるので、iPhone XS/XS Maxも広角カメラ側で背景をぼかすことをやろうと思えばできるでしょう。

もし、今後のアップデートで広角カメラ側でもポートレートモードが使えるようになれば撮影の幅が広がることになりそうですよね。どのように切り替えるかなどの問題はあるかもしれませんが、是非とも対応して欲しいところ…。

追記:iPhone 11iPhone 11 Pro第3のカメラ・超広角レンズを搭載し広角〜望遠にかけて背景をぼかすことができるようになりました。つまり、iPhone XRとiPhone XSの良いところを組み合わされた感じです。

また、iPhone SE(第2世代)も人物限定で背景をぼかすことができるポートレートモードを搭載しています。

スマートHDRの綺麗さを比較

iPhone XRのカメラはiPhone XS/XS Maxと同じようにスマートHDRを使って撮影できるようになっています。とにかく白トビを抑えて撮影をすることができるんですよね。

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左:iPhone XR 右:iPhone X

iPhone Xだと完全に白トビしている店内の様子ですが、iPhone XRならしっかりと表現できています。iPhone XRとiPhone XS Maxで違いがあるのかも比較してみたのですが、特に違いはないようでした。

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2倍ズームの解像感の違い

iPhone XRは望遠カメラを搭載していないのでズーム機能を使うと解像感が落ちてしまいます。

こちらの画像は2倍ズームしたものを拡大して比較したものです。

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左:iPhone XR 右:iPhone XS Max

拡大しているのでパッと見では違いは分からないかもですが、ズームして撮影することが多い方はiPhone XRよりもiPhone XS/XS Maxの方がおすすめ。

個人的には広角カメラよりも望遠カメラの方が使い勝手がいいのでiPhone XRよりもiPhone XS/XS Maxの方が使いやすいかな…。

A12 Bionicプロセッサのスペック・性能

iPhone XRのCPUプロセッサはiPhone XS/XS Maxと同じA12 Bionicを搭載していて、基本的な性能は上位モデルと同じということになります。

  iPhone XR iPhone XS/XS Max iPhone 8
プロセッサ A12 Bionic A11 Bionic
コア数 6コア(15%性能が向上した高性能コア2 + 50%省電力になったコア4) 6コア(高性能コア2 + 省電力コア4)
NPU 第2世代のNeural engine(8コアで毎秒最大5兆回) Neural engine(8コアで毎秒最大6000億回)
GPU Apple A12 GPU(4コア) Apple A11 GPU(3コア)
RAM 3GB LPDDR4X 4GB LPDDR4X 3GB LPDDR4X

ただし、メインメモリ(RAM)の容量は4GBではなく3GBなので、マルチタスク作業で速度の違いが出てくるかもしれません。

Geekbench 4でiPhone XRとiPhone XS MaxのA12 Bionicの性能を比較してみました。参考までにiPhone XのA11 Bionicも合わせて計測しています。

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  iPhone XR iPhone XS/XS Max iPhone X
プロセッサ A12 Bionic A11 Bionic
RAM 3GB LPDDR4X 4GB LPDDR4X 3GB LPDDR4X
シングルコアスコア 4763 4825 4226
マルチコアスコア 11125 10788 9863
GPU(Metal) 21099 25299 14925

iPhone XRのA12 BionicプロセッサはiPhone XのA11 Bionicプロセッサよりも性能が向上していてiPhone XS/XS Maxと同じ性能になっていますね。使ってみた感じとして動作速度が遅くなるということもないので、特に問題はないのかなと思います。

ストレージ容量の違い

iPhone XS/XS Maxは64GBで足りないと思ったら17,000円も高い256GBモデルを選ぶしか手段がありませんでしたが、iPhone XRのストレージ容量は64GBと256GBの間の128GBを選ぶことができるのです。

しかも64GBと128GBの価格差は5,000円と安いので、iPhone XS/XS Maxよりもストレージ容量で迷うことはないでしょう。

個人的にはiPhoneのストレージ容量は64GBもあれば十分だと思っています。その理由についてはこちらの記事(→ iPhoneのストレージ容量はどれを選ぶ?おすすめの容量は?)で詳しく書いているので参考にしてください。

Wi-FiとLTEの通信速度

iPhone XS/XS Maxはギガビット級のLTE通信に対応をしているので高速モバイル通信ができますが、iPhone XRはiPhone XやiPhone 8/8 Plusと同等レベルのLTE通信規格となっています。

iPhone XRの通信性能
iPhone XR iPhone XS
Wi-Fi 802.11ac(2×2 MIMO) 802.11ac
4G LTE ギガビット級LTE 4G LTE advance

実際にNTTドコモのSIMカードを入れ替えてLTE通信の速度を計測してみました。

左がiPhone XR、右がiPhone XS MaxのLTE通信の速度です。

iPhone XRとiPhone XS Max LTE通信の速度の違い
左:iPhone XR 右:iPhone XS Max LTE通信の速度の違い

iPhone XS Maxは下り111.36Mbpsの速度となっていますが、iPhone XRは少しだけ遅い81.52Mbpsとなっています。

場所やタイミングによって通信速度に違いはありますが、iPhone XRよりもiPhone XS/XS Maxの方がLTE通信の速度は速くなっていることは間違いなさそうです。

iPhone XRはiPhone 7/8Plusから乗り換えしやすい

2019年9月にiPhone 11が発売になったことでiPhone XR(64GB)は値下げされて64,800円(税込 71,280円)に、さらにiPhone 12が発売したことで54,800円(税込 60,280円)と安くなりました。

iPhone XRの本体サイズはiPhone 8 Plusよりも小さいですが、ディスプレイサイズは5.8インチ → 6.1インチと大きくなり、iPhone 8 Plusを使っていたユーザーがiPhone XRに乗り換えると価格的にちょうど良いです。

iPhone XRとiPhone 8 Plus 大きさの違い
左:iPhone XR 右:iPhone XS Max 本体サイズの違い

iPhone XRの画面横幅はiPhone 8 Plusより狭く画面の全体的な広さはiPhone XRの方が上となっています。

  • iPhone XR:1,792 × 828ピクセル(326ppi)
  • iPhone 8 Plus:1,920 × 1,080ピクセル(401ppi)

iPhone 8 Plusよりもコンパクトなのに画面サイズが大きいのでiPhone XRを選ぶという選択肢はかなりアリです。iPhone 8 Plusを使っていてそろそろ新しいモデルに乗り換えたいなら検討の余地はあるでしょう。

iPhone XRのレビュー:まとめ

iPhone XRのメリット

iPhone XRはiPhone 11と同じ6.1インチのディスプレイを搭載し、A12 Bionicに3GBのメインメモリを搭載しているので十分に満足できるほど快適に動作してくれます。

iPhone XRの良い点
  • 6.1インチの大画面ディスプレイを搭載
  • A12 Bionic + 3GBメインメモリで快適動作
  • シングルカメラはポートレートモード(人物のみ)対応
  • IP67(水深1mに30分)の防水防塵性能
  • おサイフケータイ(Felica)に対応
  • バッテリー駆動時間が向上している
  • ワイヤレス充電に対応している
  • 端末価格がiPhone 11よりも安い
  • カラーラインナップが6色と豊富

iPhone 11と比べても性能差がプロセッサ以外はほとんどないので、少しでも安くジェスチャー操作ができる最新のiPhoneが欲しい方はiPhone XRを選んでもいいでしょう。

iPhone XRのデメリット

iPhone XRの筐体デザインはベゼルの幅が太くて最新のスマホと比べるとボテっとしたスタイルとなっています。このデザインをどう見るか。可愛らしい雰囲気もあると言えばありますが…。

iPhone XRの残念な点
  • 筐体サイズが少し大きい
  • 画面のベゼル幅が太い

個人的にはiPhone XRを買うなら10,000円を奮発してデュアルカメラを搭載しているiPhone 11を買うのがおすすめですが、カメラに興味がないのであれば出来ることがほぼ同じiPhone XRにしてもなんら問題はないでしょう。

プロセッサの性能が気になるかもしれませんが、A12 Bionic + 3GBメインメモリの組み合わせはiPad Air 3やiPad mini 5と同じでかなり快適に使うことができます。

iPhone XRはApple Storeで54,800円(税込 60,280円)で手に入れることができますが、UQ mobileの認定中古品なら18,720円(税込)で買うことができます。めちゃくちゃ安いです。

iPhone XRは現行モデルですが、中古も豊富にあるので安く手に入れたい方におすすめです。


iPhone 11とiPhone XRの比較はこちらをどうぞ。

なお、iPhone SE(第2世代)はワイモバイルとUQモバイルで取り扱いを開始していて通信料金を抑えながらiPhoneを手に入れることができるようになりました。

もっと安くiPhoneを購入したいならiPhone XRよりもiPhone SE(第2世代)やiPhone 8の方がいいでしょう。

最新のiPhoneの比較もしているので、他の機種との比較もしたい方は参考にどうぞ。

iPhoneを買ったら合わせて購入しておきたいiPhoneの周辺機器とアクセサリーiPhoneの本体カラーiPhoneのおすすめ容量の選び方などはこちら。