iPhone 8 Plus レビュー

iPhone 8 Plusは5.5インチディスプレイを搭載した大画面のiPhoneでiPhone 7 Plusの後継機ですが、新世代のiPhoneとしてiPhone Xがリリースされたことで購入を見送った方も多いかもしれませんね。

しかし、iPhone 8 Plusはホームボタンを搭載した従来型のiPhoneの最高峰モデルとなっており、これまた魅力的なデバイスに仕上がっているのも事実です。

ということで、iPhone 8 Plus(64GB)スペースグレイモデル SIMフリー版を前モデルのiPhone 7 Plusと比較して何が進化したのかも含めて徹底レビューしていきます。

 

iPhone 8 Plus レビュー

5.5インチディスプレイは2014年に発売されたiPhone 6 Plusで初搭載されてiPhone 8 Plusで4世代目となります。

背面パネルがアルミからガラスへ

基本的なデザインはずっと変わっていませんが、iPhone 7 Plusでアンテナラインが目立たなくなりiPhone 8 Plusで背面パネルの素材がアルミニウムからガラスに変更されたことで、雰囲気がガラッと変わりました。

iPhone 8 Plus

サイドフレームは7000シリーズのアルミニウムを採用しているので傷にも強くなっています。

上下左右に少しだけアンテナラインが残っていますが、背面パネルがガラスになったことで今まで上下にあったアンテナラインが無くなり非常にスッキリとしたデザインになっています。

ただ、iPhone7/7 Plusのアルミ一体型だったのに対し、iPhone8/8 Plusはアルミとガラスの複合型になったことで素材と素材の境目があるの事実で統一感としてはiPhone7/7 Plusの方が一枚上手なのかもしれません。

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スペースグレイは黒ではない

また、iPhone 7/7 Plusにあった漆黒のジェットブラックは、iPhone 8/8 Plus/Xには存在せずスペースグレイがラインナップされています。

iPhone 8 PlusとiPhone 7 Plus
左:iPhone 8 Plus、右:iPhone 7 Plus

このようにブラックではなくダークグレイっぽい色合いになっているので、ブラック好きにとってはちょっと残念かもしれませんね。

本当の黒を求めるならiPhone 7 Plusのジェットブラックを選ぶしかないのですが、アルミ素材のジェットブラックは傷がめちゃくちゃ付きやすいことを理解しないといけません。

iPhone 7のジェットブラックは本当にカッコイイんですけど、本当に細かい傷が付くのがネックです。

iPhone 8 Plus パッケージと付属品

スペースグレイのパッケージは黒色をベースにiPhone 8 Plusの背面のイメージを全面に押し出したデザインとなっています。

iPhone 8 Plusのパッケージ

iPhone 8 Plusの付属品は…

  • 説明書
  • Appleロゴステッカー
  • Lightning – USBケーブル
  • EarPods with Lightning Connector
  • Apple 5W USB電源アダプタ
  • Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ

が、同梱されています。

iPhone 8 Plusの付属品

3.5mmヘッドフォンジャックとLightningコネクタの変換アダプタがまだ同梱されているということは、3.5mmヘッドフォンジャックを使っている人がまだまだ多いということなのでしょうね。

まあ、そう簡単には移行はできないですよね。

長年使われてきているものだし、Appleだけが使っているLightningコネクタに合わせて製品設計をするわけにもいかないでしょう。

なお、ワイヤレスイヤホンのAirPodsを使えば完全なるワイヤレスな世界を手に入れることが可能です。

iPhoneユーザーは全員AirPodsを買うべきです。それくらい使いやすいでイヤホンですよ。

iPhone 8 Plus 本体外観

では、iPhone 8 Plusの本体の外観を細かく見ていきましょう。

iPhone 8 Plusの保護フィルム

このような保護フイルムで本体が守られているので剥がしていきましょう。

なんか、以前よりもしっかりしたフイルムになっているように感じたのですが気のせいでしょうか。

正面から見たデザインは今までのモデルとほぼ変わりません。というか同じです。

iPhone 8 Plus ホームボタン

充電ポートは引き続きLightningコネクタですが、iPhone 8 PlusはMacBookなどで採用されているUSB-C電源アダプタUSB-C Lightningケーブルを使用することで30分で50%の充電が可能な急速充電に対応しています。

たったの30分でこれだけ一気に充電することができるのは本当に便利ですよね。モバイルバッテリーを持ち歩かなくてもいいレベルかも…?

基本的なデザインはiPhone 7 Plusと同じで、本体右側にサイドボタン(電源ボタン)とSIMカードスロットが搭載されています。

iPhone 8 Plus SIMカードスロット

本体左側に音量ボタンとミュートスイッチが搭載されています。

iPhone 8 Plus 音量ボタン

本体裏側から見るとこんな感じ。

iPhone 8 Plus 背面デザイン

背面パネルがガラスとなり違う素材が隣り合うデザインですが違和感なく溶け込んでいるのはさすがの技術です。

ガラスは角が丸く処理された2.5Dガラスなので手で持った時に馴染むようになっており、持ち心地はかなり良いです。

iPhoen 8 Plusはデュアルカメラレンズが搭載されています。

デュアルカメラレンズ

カメラのスペックはiPhone 7 Plusと同じ1200万画素のイメージセンサーとレンズが採用されています。

iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus iPhone 6s Plus
背面
カメラ
(静止画)
画素数 広角:1200万画素
望遠:1200万画素
1200万画素
レンズ 広角:ƒ/1.8
望遠:ƒ/2.8
f/2.2
手ぶれ補正 光学式手ぶれ補正
ズーム 最大10倍のデジタルズーム 最大5倍のデジタルズーム
広高域キャプチャ 写真とLive Photos
フラッシュ クアッドLED (True Toneフラッシュとスローシンクロ) True Toneフラッシュ
背面
カメラ
(動画)
4Kビデオ撮影 24fps・30fps・60fps 30fps
1080pビデオ撮影 30fps・60fps
手ぶれ補正 ビデオの光学式手ぶれ補正
ズーム 光学2倍ズーム、6倍デジタルズーム 3倍デジタルズーム
スローモーション 1080p(120fps・240fps)
ズーム 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
フロント
カメラ
画素数 700万画素 500万画素
レンズ f/2.2
フラッシュ Retina Flash
広高域キャプチャ 写真とLive Photos
動画撮影 1080p 720p

しかし、iPhone 8 Plusの1200万画素のイメージセンサーは新世代センサーとなりカラーフィルタも刷新されているので写真の画質は向上しています。

実際に暗いところで撮影してみると暗部のノイズなどが減少し綺麗に表現できるようになっています。

明るいところであまり違いが分からないのですが、暗所撮影においては差が出てくるように感じます。また、人肌の表現も若干綺麗になっているように見えます。

 

iPhone 8 PlusとiPhone 7 Plusの外観比較

スペースグレイとジェットブラックの色の違い

iPhone 8 PlusのシペースグレイとiPhone 7 Plusのジェットブラックの外観を比較してみます。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus 本体比較1

やはりiPhone 7 Plusのジェットブラックの黒の輝きは異質ですよね。本当に真っ黒ですし光り方もちょっと悪な感じがします。

iPhone 7 Plusは本体の上下にもアンテナラインが入っていますがジェットブラックだけはほとんど目立たない感じになっていますが、iPhone 8 Plusは筐体がガラスになったのでアンテナライン自体が存在しないのが特徴となっています。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus 本体比較2

iPhone 8 Plusのスペースグレイは少し落ち着いたダークグレイといった感じでシックでカッコイイと思います。

ダブルカメラのデザインの違い

デュアルカメラのレンズ周囲はiPhone7 Plusは筐体のアルミを盛り上げるかたちで形成されていますが、iPhone8 Plusは金属製のリングでカメラレンズを覆うかたちとなっています。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus 本体比較3

光に当てるとどっちがどっちなのか分からなくなってしまったのですが、多分右側にあるのがiPhone 8 Plusだと思います。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus 本体比較4

iPhone 7 Plusのジェットブラックは素材のアルミニウムを磨くことでピカピカブラックを実現しています。

しかし、ものすごく細かい傷が付きやすいのが難点でジーンズのポケットに軽く入れただけで細かい傷がついてしまうくらいで、ケースを付けずに使用するとかなり傷だらけの状態になってしまいます。

目立つ傷ではありませんが、やはり長く使ってくるとかなりの数の傷が付いてしまっているので気になってしまいますよね。

そんな中でiPhone 8 Plusの筐体はガラス素材になったことでジェットブラックよりは細かい傷は付かないようになりました。

ただし、アルミ素材のiPhone7/7 Plusの通常カラーと比べるとガラス素材のiPhone8/8 Plusは傷が付きやすいです。

  • iPhone 7(ジェットブラック):超傷が付きやすい
  • iPhone 7(その他のカラー):あまり傷が付かない
  • iPhone 8:少し傷が付きやすい

筐体にガラスを採用したiPhone8 Plusは手で持った感触はしっとりとした手触りとなり高級感を味わうことができます。

アルミのiPhone 7 Plusはすべすべとした手触りなので誤って手から滑り落ちてしまうということが多々ありましたが、iPhone8 Plusは滑って落としてしまう可能性はかなり少なくなるでしょう。

まあ、ガラスを採用しているので落とした時点でバキバキに割れてしまう可能性がかなり高いと思いますが…。そう考えるとケースは必須のようにも感じますね。


 

iPhone 8 PlusのCPU・GPUの性能

iPhone 8 PlusはA11 Bionicチップが搭載していますが、iPhone 7 PlusのA10 Fusionチップとの性能差がどれくらいあるのかを比較してみました。

両モデルのプロセッサのスペックはこんな感じ。

iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus
チップ A11 Bionic A10 Fusion
CPU 高性能コア2
高効率コア4
合計 6コア
6コア同時駆動可能
高性能コア2
高効率コア2
合計 4コア
どちらかのコアのみ駆動
GPU Apple
3コア
PowerVR 7XT
6コア
RAM 3GB LPDDR4 3GB LPDDR4

iPhone 7 PlusのA10 Fusionチップは高性能コアか高効率コアのどちらかしか駆動させることができませんでした。

20180629122206j:plain

しかし、iPhone 8 PlusのA11 Bionicは第2世代パフォーマンスコントローラを搭載したことで、高性能コアと高効率コアを同時に駆動させることが可能となり、高負荷時の性能が大幅にアップしているのが特徴となっています。

20180629122158j:plain

CPUの性能をGeekbench 4で測定してみました。

20170923124600j:plain

iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus
シングルコア 4252 3511
マルチコア 10380 6009

A11 Bionicチップはシングルコアで30%、マルチコアで80%の性能向上しています。

いやー…。A10 Fusionチップの性能向上も凄かったけど、さらに上をいく進化っぷりですよ。ちなみに、このスコアは13インチMacBook Pro 2017のIntelのCore i5プロセッサと同等レベルの性能なので、ちょっと驚きの性能といっていいでしょう。

Metal(GPU)も測定してみました。

20170923124619j:plain

iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus
Metal 15450 12723

GPUの性能は20%ほど向上していることが分かりますが、GPUのコア数が6コアから3コアに減っているのにも関わらず全体の性能が向上しているのが凄いですね。

コア数が減ったことで省電力化に貢献しているのでしょうね。

なお、A11 BionicよりGPUコアもAppleが独自に開発したものに変更されています。

iPhone 8 Plusのカメラの画質

iPhone 8 PlusにはiPhone 7 Plusと同じく1200万画素のイメージセンターが搭載されています。

iPhone 8 Plusのカメラは新型センサーとカラーフィルタが採用され、A11 Bionicに内蔵されているIPS(画像プロセッサ)も新しくなったことから色合いが深くなりノイズが減るなど画質が向上しています。

特に感じるのが肌色の表現力が上手になりました。実際に子ども達をパシャパシャ撮影してみたのですが肌の色がとても綺麗になっており、スプラトゥーン2のアミーボのガールですら肌色が綺麗になっているのが分かります。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus カメラ画質 1

拡大して見るとよりクッキリ表現できていました。

iPhone 8 Plus vs iPhone 7 Plus カメラ画質 2

ピントずれてたのかな?

でも、暗部のノイズ処理もiPhone 8 Plusの方が綺麗になっており同じ画素数でも映像エンジンが進化しているのでより綺麗な写真を撮影することができるのは間違いないと思います。

ポートレートモード

iPhone 8 Plusにはデュアルカメラシステムが搭載されており、2倍の光学ズームができたり、背景をぼかすことができるポートレートモードを使うことができます。

そして、iPhone 8 Plusの新機能としてポートレートライティングというソフトウェアで処理する照明機能を搭載しています。

ポートレートライティングは自然光・スタジオ照明・輪郭強調照明・ステージ照明などを設定することができます。

iOS11 ポートレートライティング

例えばスタジオ照明に設定すると、背景が自動的に切り取られ黒背景になり照明が当たっているかのような処理がされるのです。

ポートレートライティング スプラトゥーン2

これ、普通に電気付いている部屋で適当に撮影したものなのですがこんな写真を簡単に撮影することができます。

ちょっと面白い機能ですよね。

まだベータ版ということで処理がおかしい部分が多いですが遊び機能としてまあまあ面白い使い方ができるのではないでしょうか。

ポートレートライティングはiPhone 8 PlusとiPhone Xのみ利用することができる機能でiPhone Xは前面カメラでも利用することができます。

ワイヤレス充電に対応

iPhone 8 Plusは世界標準規格のQi(チー)によるワイヤレス充電に対応しています。

iPhone 8 Plus ワイヤレス充電

規格がQi(チー)なのでAmazonなどで販売されているワイヤレス充電器でiPhone8 Plusを充電することができて、Lightningケーブルを抜き差ししなくても充電器に置くだけで充電することができるのはとても便利です。

 

まとめ:大画面が欲しいならiPhone 8 Plusがおすすめ!

iPhone 8 PlusとはPhone 7 Plusと比較して確かに性能は向上しています。

しかし、iPhone 7 Plusからわざわざ乗り換えをするほどのものではないかもしれません。

iPhone 8 PlusのA11 Bionicチップは性能が向上しているとはいえ、A10 Fusionチップでもかなりサクサク動作しますし、AR機能を使いたいという人以外はあまり恩恵を受けないような気もします。

しかし、iPhone 6 PlusやiPhone 6s Plusなど旧モデルを使っている人はiPhone 8 Plusに乗り換えることで進化を感じることはできるでしょう。

iPhone 8シリーズは従来のiPhoneの完成形と言っても過言ではないでしょう。なので、iPhone XではなくあえてiPhone 8 Plusに行くのもアリなのかなと思います。

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現在販売されている全てのiPhone(XS Max、XS、XR、8 Plus、8、7 Plus、7)を徹底比較したレビュー記事はこちらをどうぞ!

iPhone XやiPhone 8 Plusのレビュー記事もあるので参考にしてください!

オススメの保護フィルムはこちら。あと、iPhone 8をケースに入れずに使う場合は背面保護フィルムを貼るのをオススメします。

(この記事は2017年10月に公開したものを2018年6月に修正・加筆しています。)