iPhone 13は2021年スタンダードスマホで基本性能はハイエンドのiPhone 13 Proと同じでデュアルカメラを搭載したiPhone 12の後継モデルです。

iPhone 13はiPhone 14の発売と同時に値下げされて継続販売されていてます。

6.1インチディスプレイを搭載し多くの方はiPhone 13を選んでOKなみんなのスマホ的存在で、カメラもそこそこ使えますし、バッテリー持ちもいいので不満のない端末に仕上がっています。

この記事では、iPhone 13のデザイン、サイズ、性能、カメラの画質などをレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット・デメリットも書いてるので乗り換えを検討してる方は参考にどうぞ!

iPhone 13のメリット
  • 筐体が軽くて扱いやすい
  • 画面サイズがちょうど良い
  • 丁度いい性能を持ってる
  • シネマティックモードが楽しい
  • バッテリー持ちが向上した
  • MagSafeアクセサリーが便利
  • 多くの方におすすめできる
iPhone 13のデメリット
  • メインメモリが4GBと少なめ
  • 120Hzリフレッシュレートに非対応
  • 望遠カメラを搭載していない
  • USB-Cに対応していない

iPhone 13の特徴

iPhone 13の特徴
  • 6.1インチ(60Hz)有機ELディスプレイ
  • 解像度:2,532 × 1,170ピクセル
  • SoC:A15 Bionic(4GPU)
  • メモリ:4GB、ストレージ:128 / 256 /512 GB
  • 広角カメラ:12MP(1/1.8型)・F/1.6
  • 超広角カメラ:12MP(1/3.6型)・F/2.4
  • インカメラ:12MP・F/2.2
  • 生体認証:顔認証(Face ID)
  • スピーカー:ステレオ対応
  • 充電:Lightning、MagSafe/Qiワイヤレス対応
  • 通信:Bluetooth 5.0、Wi-Fi 6、5G/4G
  • バッテリー:3,227mAh、防水防塵:IP68
  • NFC :Type A/B/Felica対応
  • 発売日:2021年9月24日

iPhone 13は6.1インチの有機ELディスプレイ、A15 Bionic、超広角 + 広角のデュアルカメラを搭載しフォトグラフスタイル、シネマティックモードなどのカメラ機能が使えます。

スマホ本体のデザインはiPhone 12とほぼ同じですが、内部スペックが強化されてバッテリーの持ちが向上してより使いやすいので多くの方におすすめできるiPhoneですね。

今回レビューしているのは新色のスターライトで従来のホワイトカラーの後継色です。筐体はアルミフレームに光沢のある背面パネルを採用してるので汚れも目立ちにくくて扱いやすいです。

iPhone 13 サイズ感
ちょうどいいサイズ感

画面サイズは6.1インチのSuper RetinaXDR(有機EL)ディスプレイを搭載しており外でも視認性がいい見やすいディスプレイを搭載しています。

画面サイズもちょうど使いやすい大きさでiPhone 13 Proよりも軽量化されて持ちやすくて扱いやすい端末なので、まさに誰にでもおすすめできるiPhoneです。

iPhone 13 ディスプレイ
6.1インチの有機ELディスプレイ

スタンダードモデルですが性能も高くて、SoC(システムオンチップ)にA15 Bionicを搭載し処理性能が高くて快適です。

A15 Bionicは電力効率も改善しバッテリー容量が増えた相乗効果によって電池持ちも向上しバッテリーライフが長いのも嬉しいメリットとなります。

広角 + 超広角のデュアルカメラを搭載していてい構成はiPhone 12と同じですが広角カメラのイメージセンサーの画素ピッチが大きくなって夜間撮影、動きに強いカメラに進化を遂げています。

シネマティックモードて動画で背景をぼかし雰囲気のある動画を誰でも簡単に撮影できます。このモードがほんとに面白いので動画にこだわるならiPhone 13に乗り換えるメリットはあります。

iPhone 13はApple Storeで128GBモデルが95,800円〜、現在はUQ mobile、ワイモバイル、楽天モバイルで買うことができます。

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iPhone 13 外観デザイン

アルミ + 光沢ガラスの筐体を採用

iPhone 13はアルミ素材のフラットエッジサイドフレームを採用しiPhone 12と同じような角張ったデザインを採用した端末となっています。

iPhone 13 背面パネル
光沢のある背面ガラスパネル

サイドフレームはアルミ素材なので指紋や傷は付きにくいですが背面パネルは光沢のあるガラスなので指紋がつきやすいです。指紋が目立つのが嫌という方はホワイト系の明るい本体カラーを選ぶかケースを装着するのがいいかもです。

本体の右側にはサイドボタン(電源)を搭載しています。

iPhone 13 サイドボタン
本体右側にサイドボタン

本体左側に音量ボタンとミュートスイッチがあります。

iPhone 13 音量ボタン
本体左側に音量ボタン

iPhone 13のボタン配置は全体的に下に下がっています。

iPhone 12とiPhone 13の音量ボタン配置
左:iPhone 12、右:iPhone 13

iPhone 12のボタンよりも下に配置されたので手が小さい方でも音量ボタンやサイドボタンの操作はしやすくなるかもしれません。

iPhone 12とiPhone 13のサイドボタン配置
左:iPhone 13、右:iPhone 12

iPhone 13のボタンの配置が大きく変わったのは6.1インチのiPhone 13とiPhone 13 ProiPhone 13 miniは同じ、iPhone 13 Pro Maxは少しだけボタンの配置が上になっています。

ボタンの配置が変わったのはiPhone 13は内部設計を大幅に見直したことが公式で発表されていますがこの影響によるものでしょう。

ジンバルを使う場合はボタンが押しにくくなる可能性があり、DJI OSMO OM4のアダプタを装着するときにボタンを押してしまうことがあったり、使用中もボタンが押しにくいのです。

このように今まで問題がなかった周辺機器がちょっと使いにくくなることも想定されるのでiPhone 12を使っていてiPhone 13に乗り換えを検討している方は確認した方がいいかもしれません。

充電ポートはLightningのまま

iPhone 13の充電ポートはLightningポートを搭載しています。

iPhone 13 Lightningポート
Lightningポートを搭載している

Lightningポートを採用しているので旧型のiPhoneからの乗り換えも充電ケーブルをそのまま使うことができるので安心です。ただ、USB-Cケーブルで身を固めてる場合は使いにくいと感じるかもしれないので注意が必要となります。

本体サイズ・重量と操作性

iPhone 13の本体サイズは(146.7 × 71.5 × 7.65mm)、重量は173gとなっておりiPhone 12よりも少し重くなりましたが、iPhone 13 Proよりも軽量化されています。

iPhone 13
重量が軽めで扱いやすい

iPhone 13は軽いので手の持ち方をサッと変えることで6.1インチの画面でも隅まで指を届かせることができるので意外と使いやすく、200gを超えているiPhone 13 Proと比べると画面サイズが同じとは思えないくらい快適に扱うことができます。

持ち運びのしやすさ、操作のしやすさを重視するならiPhone 13はなかなか良いですね。純正のシリコンケースを装着するとトータルで約202gとなりますが重量としてはまだ許容範囲かなといったところです。

iPhone 13 シリコンケース
iPhone 13とシリコンケースの組み合わせ

ケースを付けると横幅は71.5mm → 75mmと少し大きくなってしまいます。

iPhone 13 + シリコンケースのサイズ感

とはいえ、落としても大丈夫という安心感を手に入れることができますし手を持ち直すことで片手操作もなんとかできるレベルではあるので、使い勝手は悪くないかなといったところ。iPhone 13シリーズはシリコンケースのカラーラインナップが豊富なので楽しめるかと思います。

内蔵スピーカーの音質が向上した

iPhone 13はステレオスピーカーを搭載しており、低音から高音までしっかり一つ一つの音がちゃんと鳴っています。

スマホの内蔵スピーカーとしてはトップクラスの音質でiPhone 12よりも向上しボーカル域の音がしっかり鳴るようになって全体的にしっかりとした音質になりました。

iPhone 13のスピーカーはとても聴きやすいです。Apple Music、YouTubeはもちろん良い音で楽しめますし、ドルビーアトモスに対応しているので映画も広がりのある臨場感あるサウンドになります。

IP68の耐水防塵で濡れても使える

iPhone 13はIP68の耐水防塵に対応し、濡れた環境下でも使うことができます。

iPhone 13 耐水性能
濡れても使える耐水性能

耐水性能は水深6メートルのところに30分沈めても耐えられます。これだけ耐水性能が高ければ濡れた手で触ったりしても基本的に壊れることはなく安心して使えます。

ただ、理論上はお風呂に入りながらiPhone 13を使っても問題はない(沈めることをしなければ)ですが、端末を落とした場合は端末が微妙に歪んだりして耐水性能が弱くなることがありますし、水没で故障したとしても保証はしてくれません。

あくまで濡れても使うことはできますよといった感じでしょうか。

iPhone 13 ディスプレイ

画面上部のノッチが小型化

iPhone 13は受話レシーバーがノッチ中央部分から筐体のすみっこに移動したことでTrueDepthカメラが集約化されて画面上部のノッチが小型化しています。

iPhone 13 ノッチの幅
iPhone 13のノッチは横幅が狭くなった

横幅が狭くなって高さが少しある感じになっています。動画の全画面モード、ゲームをプレイするときはノッチが邪魔で画面が見にくいといったことがありましたが、iPhone 13は少しだけ改善している…と言っていいのかな?(あまり変わりはないようには思います。)

画面の輝度が明るくなった

iPhone 13のSuper RetinaXDRディスプレイは最大輝度(画面の明るさ)が625ニトから800ニトに高くなってiPhone 12よりも外で使った時よりも明るくなって視認性が良くなっています。

iPhone 13・iPhone 12 画面の明るさ
iPhone 13と12の輝度の違い

屋内ではあまり意味はないかもしれませんが、外での画面の見やすさはかなり向上しています。625ニトと800ニトの差は外においてはかなり違うように感じるので、外でのカメラの使用も視認性のいい画面でしっかりと被写体を確認しながら撮影できそうです。

また、映画などHDR対応しているコンテン1200ニトの輝度となって色鮮やかな画面で映画などを楽しむことができるので、より迫力の画面を楽しむこともできます。

iPhone 13はFace IDに対応

iPhone 13の生体認証はFace ID(顔)に対応しているので顔を登録しておくことで、視線をiPhoneに向けるだけで認識しスリープ解除してくれます。指紋認証には非対応となっています。

iPhone 13のFace ID

認証速度は従来モデルと違いはなくて快適に顔を認識してくれますし夜間でもTrueDepthカメラの力によってしっかりと顔を認証してくれます。

ただし、マスクをしていると顔を認識できるパスコード入力が求められます。Apple Watchを装着してればマスクをしていてもFace IDが使えますが持っていない方にとっては使いにくいですね。

追記:iOS 15.4にアップデートすることでFace IDがマスク対応してiPhone 13単体でマスクしながら顔認証ができるようになります。

Face IDのマスク対応でiPhoneの弱点がなくなるのでかなりいい端末になりますね。

iPhone 13の周辺機器

付属品は充電ケーブルのみ

iPhone 13のパッケージデザインは充電アダプタが同梱していないこともあり薄くてコンパクトなものとなっています。

iPhone 13 パッケージデザイン
iPhone 13のパッケージ

同梱品は「Designed By Apple In California」の中に説明書、シール、SIMカードスロットを開けるためのピンとなっています。

iPhone 13 同梱品一式
同梱品一式

充電アダプタは同梱しないですが、充電用のUSB-C to Lightningケーブルは付属してきます。

USB-CタイプのケーブルとなっているためUSB-Cポートを搭載しているパソコンからも充電もできるので別で充電アダプタを持ち歩く必要性はなさそうです。

もし、USB-Cタイプの充電アダプタを持ってないなら純正のApple 20W USB-C電源アダプタかサードパーティ製のAnker PowerPort Ⅲ Nano 20Wなどを合わせて買っておくのがいいでしょう。

充電ケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flowが絡まらなくてカラーラインナップも豊富でおすすめです。

MagSafeアクセサリーが使える

iPhone 13はMagSafeアクセサリーに対応しており、MagSafe充電器を背面パネルにピタッとくっ付けるだけでワイヤレスで充電ができます。

iPhone 13 + MagSafe充電器
MagSafe充電器でワイヤレス充電

しかも、最大15Wで充電できて有線に匹敵するくらい素早く充電ができます。

サードパーティ製のスタンドを使うことでこのようにiPhoneを見ながらワイヤレスで充電ができるのでとっても便利ですよね。

iPhone 13 MagSafe スタンド
MagSafeスタンドで使える

このスタイルはiPhone 12から実現してましたが引き続きiPhone 13でも同様のスタイルが可能。

さらに、MagSafeレザーウォレットを使うことでカードをiPhone 13の背面パネルに貼り付けて持ち出すこともできます。

iPhone 13 + MagSafeレザーウォレット
MagSafeレザーウォレット

使い方次第では財布を持ち歩かなくてもいいので重宝している周辺機器です。新型のMagSafeレザーウォレットは「探す」にも対応したため、紛失リスクを軽減させることもできます。

iPhone 13の性能・スペック

A15 Bionic(4GPU)の性能

iPhone 13のSoC(システム・オン・チップ)はA15 Bionicを採用しています。

iPhone 13のA15 Bionicは6コアCPU(2つの高性能コア + 4つの高効率コア)、4コアGPU、16コアNeural Engine(毎秒最大15.8兆回)、コンピューテショナルフォトグラフィーを向上させるための新しい画像処理エンジンを内蔵したSoCとなっています。

Geekbench 5でiPhone 13、iPhone 12の性能の違いを比較してみました。

Geekbench 5の性能比較
  iPhone 13 iPhone 12
SoC A15 Bionic A14 Bionic
CPU 高性能2コア + 高効率4コア
GPU 4コア 4コア
RAM 4GB 4GB
シングルコアCPU 1716 1594
マルチコアCPU 4539 4055
Metal GPU 11104 9201

シングルコアCPUは10%、マルチコアGPUは15%、GPUは20%ほど性能向上しており、確実にスペックアップを果たしているようですね。

次に、AntutuでiPhone 13、iPhone 12の性能の違いを比較してみました。

iPhone 13 Antutuベンチマークスコア
Antutuの性能比較
  iPhone 13 iPhone 12
SoC A15 Bionic A14 Bionic
CPU 高性能2コア + 高効率4コア
GPU 4コア 4コア
RAM 4GB 4GB
トータル 812992 723121
CPU 209199 190031
GPU 351471 313016
MEM 124930 97755
UX 127392 122410

トータルで10%の性能向上となっており、A14 Bionic → A15 Bionicになることで大幅な性能向上は見込めませんがGPUの性能は15%ほど向上し全体的に性能が向上しています。

iPhone 13になったことでより快適に使えるようになりました。また、A15 Bionicは省電力なチップなのでバッテリー駆動時間の向上も期待できます。

実際の動作速度と快適性

iPhone 13に搭載しているA15 Bionicはかなり高性能なチップとなっており、動画編集もできる処理性能を持っています。

実際にどれくらいの操作感でiPhone 13を扱えるのか動画を撮影してみました。

ブラウジング、SNS、動画視聴、ゲームを普通に楽しむことができれば十分すぎる性能を持っていますし、動画編集のスマホだけで簡単にこなすことができる性能を持っています。

iPhone 13はスタンダードモデルですがiPhone 12 ProなどのA14 Bionicよりも高性能なチップで快適に動作します。

日々の使用用途においては有り余るほどのパワーを持っているだけではなく高度なアプリも軽々と動かすことができるでしょう。

動作が重いゲームで知られている「原神」を試してみました。画質は「高」に設定してプレイしております。

フレームレートはたまに落ちることがありますがスムーズに快適にプレイできています。しばらく遊んでみましたが、発熱はしますがそこまでアツアツになることもないですし快適にゲームを遊ぶことができました。

また、ここでは紹介していませんがPUBGモバイルもクオリティ「HDR」、フレームレート「極限」にしても快適に動作しています。

従来モデルと比較しても違いが分からないレベルになっていますが、それでも電池持ちが改善されているのでiPhone 13を選ぶメリットはありそうです。

iPhone 13の電池持ち

iPhone 13は内部設計の見直しによりバッテリー容量が増加して電池持ちが向上しています。どれくらいバッテリー持ちが良くなったのかiPhone 13、iPhone 12 Proで比較してみました。

iPhone 13 電池持ち
モデル iPhone 13 iPhone 12
バッテリー容量 3,227mAh 2,775mAh
画面駆動 60Hz(固定) 60Hz(固定)
YouTube 60分 79% → 73%
6%消費
82% → 72%
10%消費
PUBG 30分 74% → 64%
10%消費
76% → 64%
12%消費
原神 30分 98% → 90%
8%消費
82% → 72%
10%消費
4K 5分撮影 70% → 66%
4%消費
64% → 60%
4%消費
待機8時間 4%消費 4%消費

iPhone 13はバッテリー容量が2,775mAh → 3,227mAhに増えたことで電池持ちは全体的に向上しており、YouTubeの動画視聴を1時間でPhone 12は10%消費したのに対してiPhone 13は6%の消費に抑えられていました。

さらに、PUBGモバイルを30分プレイしてみたところ、iPhone 12は12%消費したのに対してiPhone 13は10%の消費だったので、全体的に電池持ちが向上した印象があります。カメラを使っても電池持ちが良くなって使いやすくなりました。

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iPhone 13 カメラの画質

iPhone 13のリアカメラは広角 + 超広角のデュアルカメラを搭載しています。

iPhone 13・12 リアカメラ
デュアルカメラを採用している
iPhone 13 カメラスペック
モデル iPhone 13 iPhone 12
広角カメラ 1200万画素(1/1.7型)・F/1.6・センサーシフト式手ぶれ補正 1200万画素(1/2.5型)(1.4μm)・F/1.8・光学式手ぶれ補正
超広角カメラ 1200万画素・f/2.4 1200万画素・f/2.4
対応フォーマット HEIF /JPEG
HEVC(H.265) / H.264
HEIF /JPEG
HEVC(H.265) / H.264
補正技術 スマートHDR4
フォトグラフスタイル
スマートHDR3
高精細技術 Deep Fusion(全カメラ)
背景ぼかし ポートレートモード、ポートレートライティング
動画撮影 4K / 1080p(60/30/25fps)
スローモーション 1080p(120/240fps)
被写体深度動画撮影 シネマティックモード 1080p(30fps)
HDR動画撮影 4K60fps(ドルビービジョン対応)
音声録音 ステレオ録音に対応
高音質 オーディオズーム
インカメラ 1200万画素・f2.2

広角カメラ(標準)のイメージセンサーの大きさが1.4μm → 1.7μmと従来のiPhone 12よりも大きくなり、より多くの光を取り込めるようになって画質が向上。A15 Bionicに内蔵している画像処理エンジンも新しくなってノイズの少ない写真が気軽に撮影できるようになりました。

フォトグラフスタイルで色合いを自由に

iPhone 12までのモデルでも露出を撮影前に調整できましたが色合いは自動調整されてたところ、iPhone 13は新たにフォトグラフスタイルという色合いを簡単に撮影しながら変えることができる機能が使えるようになっています。

撮影中に「標準」「リッチなコントラスト」「鮮やか」「暖かい」「冷たい」から選べるように。トーンや暖かみを調整することで自分好みの色にできるのでiPhoneとは思えないくらい細かい調整をしながら写真を撮影できます。

広角カメラの画質は

iPhone 13の広角カメラ(標準)は1200万画素のイメージセンサーにF/1.8のレンズを搭載しています。

iPhone 12 Pro Maxと同じ画素ピッチ1.7μmの大型センサーを採用しているので暗いところに強く、センサーシフト式の手ぶれ補正機能を搭載しているため手振れの少ない写真を撮影できるようになっています。

iPhone 13のカメラはiPhone 12と比べて暗めな写真に仕上がることが多いですが、ノイズが少ないキレイな写真に仕上がっているのがわかるかと思います。

1/1.7型(1.7μmピッチ)のセンサーを採用し広角カメラで被写体に寄って撮影するとポートレートモードを使わなくても背景をぼかすことができて自然にいい感じの写真になります。

こちらも広角カメラを被写体に近づけて撮影をしていますが、いい感じに背景がボケています。

1200万画素のイメージセンサーですが、高精細な写真に仕上げることができるためピンクの花もこんなにもキレイに撮影できます。

ハイエンドモデルのiPhone 13 Proのようにマクロモードには対応してないのでこれ以上寄って撮影はできませんが、高精細で色鮮やかな写真を簡単に撮影できます。

誰でも簡単にシャッターボタンをタップしただけで撮影できるのがすごいですよね。

デュアルカメラのiPhone 13は望遠カメラを搭載していないですが、広角カメラによりデジタルズーム(最大5倍)での撮影が可能となっています。

デジタルズームのソフトウェアの処理がかなり変わっています。

iPhone 12は全体的にノイズが多いのに対してiPhone 13はノイズが少なくなってスッキリとした写真に仕上がっています。

これは、好みがかなり割れそうな感じでiPhone 13はソフトウェアの処理が強くなった印象があり、塗り絵のような画質に仕上がることが多いです。

超広角カメラの画質は

iPhone 13の超広角カメラを搭載しているので、このように視野の広い写真を簡単に撮影できます。

イメージセンサー、レンズはおそらくiPhone 12と同じなので画質はあまり違いはありません。

ただ、画像処理エンジンが新しくなったことでノイズは少なくなって全体的に画質は向上しているように見えます。

超広角カメラは風景を撮るのはとても適していますし、広い視野で写真、動画をサッと撮影することができます。

ミラーレス一眼カメラの超広角レンズは10万円を超えるようなものが多いので、なかなか手にすることができませんが、iPhoneでついでに使えるカメラでこれだけ簡単に超広角写真を撮影できるのは本当にすごいですね。

ポートーレートモードもちゃんと使える

iPhone 13はポートレートモードを搭載していて「×1」の標準画角での撮影に対応しています。

シングルカメラのiPhone SE(第3世代)は人物限定のポートレートモードですが、iPhone 13はデュアルカメラなので背景、ブツ撮りでも使えるポートレートモードとなっております。

ハイエンドのiPhone 13 ProのようにLiDARスキャナはないので精度はそんなもんですが、十分にキレイに背景をぼかすことができます。

LiDARスキャナを使ったナイトポートレートには対応してないはずですが、夜間で暗いところでもポートレートモードを使ってそれなりの精度で背景をぼかして撮影ができます。

iPhone 13のカメラでこれだけ雰囲気のある写真が撮影できれな十分ですよね。

ナイトモードで暗いところを明るく

iPhone 13はナイトモードを搭載しておりこのような暗いところも…

iPhoneを2〜3秒ほど静止させて撮影することで全体的に明るく撮影できます。

明るくなるだけでなく色鮮やかになるので夜の撮影も楽しくなります。また、ナイトモードは超広角カメラも対応しているので、こんな感じで超広角の視野でも明るく撮影ができます。

画質はiPhone 13 Proの超広角カメラと比べと控えめではありますが、超広角でナイトモードを使うシチュエーションってそんなに多くはないと思うので、あまり気にしなくても良さそうです。

シネマティックモードで動画で背景がぼかせる

iPhone 13はシネマティックモードを搭載していて動画でも背景をぼかしながらいい感じの動画に仕上げることができます。

手前の被写体にピント合わせて背景をぼかすのをソフトウェアで処理してくれて、撮影中にピントを合わせたいところにタップすることでボケ方をリアルタイムに変えることもできます。

まさに、映画のような動画をiPhoneだけで撮影できるわけですが、子どもやペットの撮影もシネマティックモードを使うことで雰囲気のいい動画に仕上げられるので本当に最高のモードです。

なお、撮影後に背景のぼかしをOFFにしたりピントを合わせる場所を選択したりと細かい調整もできます。自由度がとにかく高いので動画時代においては最高のモードといっていいかもしれません。

iPhone 13のスペック

iPhone 13 スペック
モデル iPhone 13
画面サイズ 6.1インチ
解像度 2,532 × 1,170ピクセル
ディスプレイ 有機ELディスプレイ
SoC A15 Bionic(CPU6コア、GPU4コア)
メインメモリ 4GB
ストレージ 128GB、256GB、512GB
外部メモリ
広角カメラ 1200万画素(1.7μm)・7枚レンズ・F/1.6
超広角カメラ 1200万画素・5枚レンズ F/2.4
写真性能 スマートHDR4、DeepFusion、ナイトモード、ポートレートモード
動画性能 4K(60 / 30 / 24fps)、1080p(60 / 30 / 25fps)、ドルビービジョン対応HDR4K(60fps)、シネマティックモード 1080p(30fps)
インカメラ 1200万画素(F/2.2)
モバイル通信 5G(sub-6)、4G LTE
Wi-Fi 6(11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.0
NFC おサイフケータイ対応(Felica)
防水防塵 IP68(水深6メートルに30分)
バッテリー容量 3277mAh
ワイヤレス充電 Qi、MagSafe
本体サイズ 146.7 × 71.5 × 7.65mm
重量 173g
本体カラー スターライト、ミッドナイト、ブルー、Product RED
発売日 2021年9月24日
端末価格 95,800円〜

iPhone 13 レビュー・評価:まとめ

iPhone 13 のメリット

iPhone 13は6.1インチサイズのディスプレイを搭載したスマホで、ちょうどいいサイズ、重量で扱いやすい端末なので望遠カメラを使うことがないのならiPhone 13という選択肢はアリです。

A15 Bionicを採用し動作速度はハイエンドのiPhone 13 Proと同等レベルで使えるのでストレスフリー。おそらく、4〜5年は現役で使える性能なのでまだまだ使えます。

基本的にiPhone 12と同じスタイルではありますが、バッテリー容量が増えたことで電池持ちが良くなっていて動画でシネマティックモードによる撮影に対応し出来ることが増えております。

iPhone 13 のデメリット

iPhone 13の生体認証はFace ID(顔)に対応しており指紋での認証はできません。これが最大のデメリットとなってしまいます。(追記:iOS 15.4でFace IDがマスクに対応するとのこと)

ハイエンドモデルのiPhone 13 ProからProMotionテクノロジー、望遠カメラを省いたモデルとなっているため端末価格が安くなっています。

割り切った使い方をするならデメリットは顔認証にしか対応していないことだけ…ではないでしょうか。なお、充電ポートはLightningなのでUSB-Cは使えません。iPhoneの永遠の課題ですね。

iPhone 13 がおすすめな人は

最新のiPhoneが欲しくて多くの方はiPhone 13で満足できるかと思います。

ただし、iPhone 12からの乗り換えになるとシネマティックモードによる動画撮影くらいしか目新しい機能がないので物足りなさを感じるかもしれません。

iPhone 11からの乗り換えなら筐体サイズがコンパクトになってカメラの画質が大きく向上しいいかもしれません。

電池持ちも向上していますし長くiPhoneを使いたい方はiPhone 13はおすすめの端末となっています。

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