6.1インチのディスプレイを搭載した2020年モデルのiPhone 12が2020年10月23日に発売となりました。

iPhone 12は画面サイズは6.1インチと従来モデルのiPhone 11と同じですが、有機ELディスプレイにフラットエッジフレームを採用することで筐体サイズが小さくコンパクトになって扱いやすい大きさになった意欲的な端末へと進化しています。

さらに、5G通信にも対応した新しい時代のスタンダードモデルとなっているので、とりあえずiPhoneが欲しいならiPhone 12はかなりおすすめできる端末です。

この記事では、iPhone 12のデザイン・性能・使いやすさをレビューしており実際に使ってみてどうなのか、使いやすさはどうなのかを書いています。乗り換え、はじめてiPhoneを使おうか迷っている方は参考にしてください。

iPhone 13(2021)について
iPhoneの選び方

iPhone 12のスペック

iPhone 12
iPhone 12
iPhone 12 スペック
ディスプレイ 6.1インチ(2,532 × 1,170ピクセル)
Super Retina XDR(有機EL)
最大輝度:625ニト(標準)・1,200ニト(HDR)
広色域(P3)、True Toneディスプレイ
SoC A14 Bionic
6コアCPU(高性能コア2 + 高効率コア4)
4コアGPU
Neural Engine(16コア)
メインメモリ 4GB
ストレージ 64GB ・128GB・256GB
生体認証 Face ID(顔認証)
リアカメラ 広角:1200万画素・ƒ/1.6
超広角:1200万画素・ƒ/2.4
スマートHDR 3、Live Photos、4K 60fps動画撮影、HDR 10撮影対応(最大30fps)、1080p 120/240fps スローモーション、ステレオ録音
インカメラ 1200万画素・ƒ/2.2
TrueDepthカメラ
オーディオ ステレオスピーカー
通信性能 Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.0、5G通信、eSIM対応
バッテリー 2,227mAh
防水防塵 IP68(水深6メートルに30分)
ポート Lightning(急速充電に対応)
MagSafe充電(最大15Wワイヤレス充電に対応)
サイズと重量 146.7 × 71.5 ×7.4mm
162g
価格 64GB:94,380円
128GB:99,880円
256GB:111,980円
本体カラー ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、パープル、product RED
発売日 2021年10月23日

前機種:iPhone 11、後継機種:iPhone 13

iPhone 12の特徴

iPhone 12は2020年のiPhone 12シリーズのスタンダードモデルとして発売された端末となっていますが、筐体デザインが3年ぶりに刷新されてエッジのあるサイドフレームを採用した角張ったデザインになりました。

iPhone 12の特徴
  • 6.1インチ(2,532 × 1,170ピクセル)有機EL
  • エッジのある角張った筐体デザインに
  • アルミフレームでポップなスタイル
  • A14 Bionic + 4GBメインメモリを搭載
  • 顔認証・Face IDで画面ロック解除・決済
  • 超広角 + 広角のデュアルカメラ
  • HDR(10bit)の動画撮影に対応
  • 最大15WのMagSafeワイヤレス充電に対応
  • IP68等級(水深6メートル)の耐水防塵性能
  • 端末価格:94,380円〜

基本的にはiPhone 12 Proと同じデザインとなっていますが、サイドフレームにアルミ素材を採用してポップなスタイルとなっていますが、これがなかなかイイんですよね。

iPhone 12は角張ったデザインに
エッジのあるフラットサイドフレーム

従来のiPhone 11と比較して本体サイズが小型軽量化していて手にフィットして持ちやすくなったので「とりあえずコレを選べばいい」と言えるレベルまで引き上げられてiPhone 11の不満点をうまく潰してきた感じがします。

iPhone 12はスタンダードモデルでありながらも上位のiPhone 12 Proと同じA14 Bionicプロセッサを搭載、5G(Sub-6)による高速通信、さらに広角 + 超広角のデュアルカメラと必要最低限のカメラスペックを持っています。

iPhone 12・12 Proとの大きな違いはこの7つです。

iPhone 12と12 Proの大きな違い
  iPhone 12 iPhone 12 Pro
筐体の素材 アルミフレーム + 光沢背面ガラス ステンレスフレーム + 非光沢背面ガラス
リアカメラ 広角 + 超広角 広角 + 超広角 + 望遠 + LiDAR
メインメモリ 4GB 6GB
ストレージ容量 64GB〜256GB 128GB〜512GB
本体カラー 6色(ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、Product RED、パープル) 4色(シルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルー)
本体重量 162g 187g
価格 85,800円(税込 94,380円) 106,800円(税込 117,480円)

ステンレスボディ、望遠カメラ、LiDARスキャナの3つが必要ないならスタンダードモデルのiPhone 12を選んでおいて問題ないかと思います。スマホの重量も軽いので扱いやすいのもiPhone 12のメリットとなっています。

ストレージ容量が64GBからとなってしまいますが、+5,500円で128GBの容量に増やすことができるのでiPhoneのストレージ容量に不安を感じるなら容量の大きいのを選ぶのがおすすめです。

なお、iPhone 12は新型iPhone 13(2021)の登場により値下げされると思われます。

iPhone 12のパッケージと付属品

ここでレビューしているiPhone 12は新しく追加されたブルーカラーとなっておりiPhone 12 miniにも同じ色があります。

iPhone 12のパッケージ
パッケージが薄くなった

2020年10月よりAppleは全てのiPhoneでUSB-C充電器の同梱をやめたので、iPhone 12も同じように充電器が入っていません。そのおかげで、パッケージサイズが薄くなりました。

iPhone 12 同梱品一式
同梱品一式

同梱物はUSB-C to Lightningと「Designes by Apple in California」のケースが入ってるだけのシンプルパッケージとなっています。

iPhone 12は充電器が付属しないのでiPhoneをはじめて買ったという方は充電器を買う必要があります。他社の充電器でもいいのですがワイヤレス充電器のMagSafe充電器を使う場合はApple 20W USB-C電源アダプタでないと15Wの最高出力の充電ができないので注意です。

iPhone 12の外観デザイン

iPhone 12は3年ぶりにデザインが刷新されて丸みのあるスタイルから角張ったスタイルになっています。やっぱり、このデザインはカッコイイ!

iPhone 12 筐体デザイン
角張ったデザインに

デザインの変更はiPhone 12 Proと同じですが、サイドフレームがステンレスではなくアルミを採用しています。アルミなのでiPhone 12 Proと違って非光沢の落ち着いた雰囲気の筐体となっています。

iPhone 12 筐体右側 
筐体右側にサイドボタンを搭載

落ち着いたといっても本体カラーが5色から選べてブルー、グリーン、Product RED、さらに2021年4月30日に新色となるパープルが追加となりました。全体的に見てポップな印象の端末ですよね。

iPhone 12 筐体左側
筐体左側に音量ボタンを搭載

アルミニウム素材はマットな金属なのでiPhone 12 Proのステンレスのように指紋がベタベタと付いたり細かい傷が入ることはないので、ケースなしで使ってもいい感じに使うことができそうです。

iPhone 12の充電ポートはLightningポートを搭載しています。

iPhone 12 筐体下側
Lightningポートを採用している

付属のUBS-C to Lightningと別売のApple 20W USB-C電源アダプタを使うことで20Wの急速充電ができるようになっています。USB-Cポートがいつまで経っても搭載されないので、もう諦めモードに入ってしまいますよね..。

背面パネルは光沢のあるガラスを採用しているので指紋はとても付きやすいです。

iPhone 12 背面パネル(外)

iPhone 12のブルーは「本当の色がよく分からない」という声がありますが、公式サイトの色も間違ってはいないかなと思います。

iPhone 12 背面パネル(家の中)

光の当たり方によって色合いが変化するのでどれが本当の色なのかという正解はありません。外で使うと明るめのブルーになりますし、家だとダークブルーのような色になります。

シチュエーションによる色の変化はホワイト、ブラック、グリーンであればある程度は抑えることができそうですね。

iPhone 12のサイズと使いやすさ

iPhone 12はiPhone 11と同じ6.1インチのディスプレイを搭載していますが、本体サイズが小型化していて本体の横幅が75.7mm → 71.5mmと4.2mmも小さく、厚みが8.3mm → 7.4mmと0.9mmも薄くなっています。

iPhone 12とiPhone 11の筐体サイズ比較
iPhone 12は横幅が小さくなった
iPhone 12・11 Pro サイズ比較
  iPhone 12 iPhone 11
画面サイズ 6.1インチ 6.1インチ
筐体サイズ 146.7 × 71.5 × 7.4mm 150.9 × 75.7 × 8.3mm
重量 162g 194g

これは、極太だったiPhone 11のベゼル幅を狭くして丸みのあったアルミフレームをエッジのあるフラットフレームにすることで筐体サイズを小型化を可能としました。

同じ6.1インチの画面サイズを維持しながら筐体サイズが小さくなったので明らかに持ちやすくなっています。ただ、角張ったスタイルになったことから角が当たる感じが気になることもあるかもしれません。

iPhone 12のサイズ感
iPhone 12のサイズ感

ちなみに、本体サイズは上位モデルのiPhone 12 Proと全く同じとなっていますが、iPhone 12は重量が162gと軽くなっているのでとても扱いやすくなった印象があります。

これだけでも、12 Proではなく無印の12を使いたくなりますよね。iPhone 12 Proと同じ大きさだけどiPhone 12の方が軽いので明らかに操作はしやすくなっています。

iPhone 12 片手操作
片手操作はギリギリ

画面サイズは6.1インチと大きめですが、iPhone 11よりもベゼルの幅が狭くなって横幅が抑えられたのでギリギリ片手操作ができるサイズ感となっています。ただし、手が小さい方は難しいので両手での操作が基本になるでしょう。

iPhone 12の画面サイズは6.1インチとiPhone 11と同じですが、Super Retina XDRディスプレイ(有機EL)を採用し解像度が2,532 × 1,170ピクセルに向上しています。

iPhone 12・11 ディスプレイ比較
  iPhone 12 iPhone 11
画面サイズ 6.1インチ 5.8インチ
解像度 2,532 × 1,170ピクセル 1,792 × 828ピクセル
画素密度 460ppi 326ppi
コントラスト比 2,000,000:1コントラスト比 1,400:1コントラスト比
輝度 625ニト(標準)、1200ニト(HDR) 625ニト(標準)
仕様 Super Retina XDR(有機EL)、HDR、広色域(P3)、True Toneテクノロジー Liquid Retina HD(液晶)、広色域(P3)、True Toneテクノロジー

画面の明るさは625ニトと変わらずですが、有機ELを採用したことでコントラスト比が向上し、さらにHDRコンテンツの再生時は画面の明るさが1200ニトに向上しより色鮮やかなディスプレイになっています。

iPhone 12の生体認証はFace ID(顔)に対応

iPhone 12は顔認証のFace IDを使って画面ロック解除をしたり、Apple Payによる支払いが可能となっており、iPhone XiPhone XSiPhone XRiPhone 11と同じですね。

iPhone 12のFace ID
顔認証で画面ロック解除ができる

顔認証の精度と動作速度はiPhone 11とほぼ同じとなっていて、iPad Proで対応している横向きFace IDには非対応となっています。ゲームや動画を横画面で楽しんでいる時はちょっとツライ仕様ですよね…。そろそろ、横向きにも対応してほしい。

また、マスクをしていると顔認証ができずにパスコード入力が求められます。

感染症対策によりマスク必須の時代に顔認証のFace IDにしか対応していないのはちょっと厳しいところはありますが、iPhoneのFace IDは使っていくうちにマスクをしていても認証できるように成長することもあるのでそれに期待です。

iPhone 12はMagSafe充電に対応

iPhone 12はMagSafe充電器を使ってワイヤレスで最大15Wの充電が可能となっています。

MagSafe充電器
MagSafe充電器

MagSafe充電器を使って充電した時の充電時間を計測してました。

iPhone 12 充電速度比較
  MagSafe(15W無線)純正20W充電器 Lightning(20W有線)
30分 7% → 38%(31%増) 0% → 55%(55%増)
60分 38% → 57%(19%増) 55% → 79%(24%増)
90分 57% → 77%(20%増) 79% → 100%(21%増)
120分 77% → 96%(19%増)
150分 100%

MagSafe充電器を使ってワイヤレスで充電すると30分で30%ほど、60分で50%のバッテリー補給ができたので、無線でこれだけ速い速度で充電できれば「これはもうワイヤレスの時代だな…」と感じさせてくれますね。

MagSafe充電器でiPhone 12を充電する

そもそも、Appleはワイヤレス充電のMagSafe充電器を開発したことで充電ポート自体を消し去ろうとしているのかもしれませんね。

なお、MagSafe充電器はApple 20W USB-C電源アダプタでないと最大15Wの急速充電ができない仕様となっているので注意してください。(そんなに差はないですが。)

iPhone 12はIPX68の耐水性能を持っている

iPhone 12はIP68等級の耐水防塵性能を持ち合わせています。等級はiPhone 11と同じですが水深2メートルだったのが6メートルまで耐えられるようになりました。

iPhone 12・12 耐水性能の比較
  iPhone 12 iPhone 11
IP規格 IP68等級 IP68等級
耐水性能 水深6メートル 水深2メートル

iPhone 11の水深2メートルまで30分耐えられる性能があれば十分といった感じでしたが、iPhone 12はさらに深いところのプールに落としてしまったとしても生還する可能性が高いようです。

ちなみに、水没による故障は保証外となるので注意しましょう。

iPhone 12は5Gでモバイル通信が高速に

iPhone 12は5Gによる高速通信ができるので、5G契約をしたSIMカードを入れておくことで従来の4G LTEよりも高速にデータ通信ができるようになります。

iPhone 12の5G通信
iPhone 12は5Gの高速通信ができる

実際にdocomo 5Gの通信ができる金沢市の中心地である香林坊でどれくらい速度が出ているのかGoogleのスピードテストで計測してみました。

モバイル通信の速度
受信
送信
5G(Sub-6) 4G LTE
1回目 272 Mbps
87.1 Mbps
72Mbps
8Mbps
2回目 233 Mbps
30 Mbps
84Mbps
12Mbps
3回目 253 Mbps
66 Mbps
65Mbps
11Mbps
4回目 201 Mbps
35 Mbps
89Mbps
13Mbps
5回目 249 Mbps
70 Mbps
67Mbps
9Mbps

このエリアは金沢駅と比べると通信速度は遅めで下りで200Mbps、上りで80Mbpsほどの通信速度となっています。

iPhone 12 Proは金沢駅で計測し300Mbps以上の速度が出てました。金沢駅には5Gのアンテナを目視できるところに設置されていますが、香林坊はどこにアンテナがあるのか分からないので広域対応の5Gアンテナなのかもしれません。

5Gエリアはこれから拡大していくので、まだ使えるところは限られていますがどこでも使えるようになったときに、快適なモバイル通信ができるようになりそうです。

ただし、5G通信は電池減りが速いのでちょっと注意です…。

5Gの料金プランの比較はこちらです。

iPhone 12のカメラスペックと画質

iPhone 12は1200万画素のイメージセンサーを内蔵した広角と超広角のデュアルカメラを搭載しています。

カメラの違いを比較
  iPhone 12 iPhone 11
リアカメラ 1200万画素(広角f/1.6・超広角f/2.4)、光学式手ぶれ補正 1200万(広角f/1.8・超広角f/2.4)、光学式手ぶれ補正
インカメラ 1200万画素・f2.2 1200万画素・f2.2
機能 ナイトモード、Deep Fusion、スマートHDR3、、4K動画(24/30/60fps)、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影、オーディオズーム ナイトモード、Deep Fusion、スマートHDR2、4K動画(24/30/60fps)、オーディオズーム

iPhone 12は広角と超広角のデュアルカメラを搭載しているので、視野の広い写真から普通の画角の写真まで幅広く楽しむことができます。

iPhone 12 超広角と広角の画角の違い
iPhone 12のリアカメラの画角の違い

望遠カメラは非搭載ですが、デジタルズームで最大5倍まで拡大して撮影することができます。こちらはデジタル2倍で撮影した画像ですが、十分キレイな画質で望遠撮影が可能となっています。

iPhone 12の広角カメラ(デジタル2倍ズーム)
iPhone 12の広角カメラ(デジタル2倍ズーム)

iPhone 12の広角カメラはそのものの性能がよく、さらにDeep Fusionによる超解像技術で処理もしていることもありデジタルズームをしても違和感のない写真に仕上げることができるので望遠カメラはなくてもイイかも。

こちらはデジタルズーム5倍で撮影した画像となります。

iPhone 12の広角カメラ(デジタル5倍ズーム)
iPhone 12の広角カメラ(デジタル5倍ズーム)

光学2倍の望遠カメラを搭載しているiPhone 12 Proと比べると画質は劣りますが、画質にそこまでこだわりがないのであれば望遠カメラのないiPhone 12でも十分満足できるでしょう。

iPhone 12とiPhone 12 Proの望遠カメラの画質の違いはこちらの記事で詳しく比較しているので気になる方は参考に見ていってください。(→ iPhone 12・12 Proの比較

iPhone 12の広角カメラはレンズがF/1.8からF/1.6と明るくなったので暗いところの撮影に強くなっています。こちらはかなり暗いところをナイトモードをOFFにしたのですが、明るい写真に仕上がっています。

iPhone 12 広角カメラ(ナイトモードOFF)
iPhone 12 広角カメラ(ナイトモードOFF)

iPhone 12とiPhone 11でどれくらい画質が違うのか比較してみました。上の画角で撮影した画像を部分拡大しています。

iPhone 11よりもiPhone 12の方が全体的に明るく、さらに高精細な写真に仕上がっていますね。

これは、iPhone 12のレンズが明るくなっただけでなくDeep Fusionの性能が向上し、ナイトモードを使わずして暗いところでも高精細な写真に仕上げることが可能となったようです。

ちなみにナイトモードで撮影するとこうなります。

iPhone 12 ナイトモードで撮影
iPhone 12 ナイトモードで撮影

ナイトモードはシャッターボタンを押してから数秒間撮影をし自動的に画像を合成するので暗い場所でもノイズの少ない色鮮やかで明るい写真に仕上げることができます。

超広角カメラのスペックはiPhone 11と同じですが、iPhone 12は超広角カメラでも超解像技術・Deep Fusionを使って撮影ができるので全体的に画質が向上しています。

iPhone 12の超広角カメラで撮影
iPhone 12の超広角カメラで撮影

iPhone 11でも同じところから撮影して看板の部分の解像感を比較してみました。

iPhone 12と11の超広角カメラの画質比較
超広角カメラの画質比較

iPhone 11の超広角カメラは全体的にぼやけた感じになってますが、iPhone 12は高精細な写真に仕上がっています。Deep Fusionが超広角カメラにも対応した恩恵と言ってもいいのかもしれません。

また、iPhone 12は超広角カメラでナイトモード撮影ができるようになりました。

iPhone 12 超広角カメラのナイトモード

数値では同じように見えるiPhone 12とiPhone 11のリアカメラの画質ですが、A14 Bionicプロセッサを搭載し、Deep Fusionが動作するカメラが増えたことで大きく画質が向上しています。

背景をぼかすポートレートモードの精度も向上しています。

iPhone 12とiPhone 11のポートレートモードの精度

iPhone 11はストローが綺麗に消えてしまいますが、iPhone 12はストローを消えることなく背景をキレイにぼかすことができます。

ただ、完全にストローを克服したわけではなく背景がゴチャッとするとストローが消えることもあり、望遠カメラの情報も使って背景をぼかしているiPhone 12 Proの方が再現度は高いのかなと感じます。

iPhone 12のSoCの性能と動作速度

iPhone 12は最新のA14 Bionicプロセッサを搭載しています。これは、上位モデルのiPhone 12 ProiPad Air(第4世代)と同じチップとなっていて、スタンダードモデルでありながらプロの処理性能を手に入れることができます。

A14 Bionic
A14 Bionic
CPUのスペック比較
  iPhone 12 iPhone 11
チップ A14 Bionic A13 Bionic
CPUコア 高性能コア2 + 高効率コア4
GPUコア Apple GPU 4コア
プロセスルール 5nm 7nm N7P
トランジスタ数 118億個 85億個
メインメモリ 4GB 4GB
Neural engine 第4世代(毎秒11兆回) 第3世代(毎秒6兆回)

A14 Bionicは技術革新により製造プロセスが7nmから5nmに微細化しトランジスタの数が大幅に増えて性能と電力効率が向上しています。メインメモリの容量はiPhone 11と同じ4GBとなっています。

どれくらい性能が向上しているのGeekbench 5でスコアを計測してみました。

iPhone 12・11の性能
A14 BionicとA13の性能比較
  A14 Bionic A13 Bionic
シングルコア 1594 1321
マルチコア 4097 3321
グラフィック(Metal) 9156 7644

A14 BionicのCPU、GPUともに30%ほど性能が向上しているので、iPhone 12の方がより負荷のかかる処理も軽々とこなすことが可能となっています。また、ニューラルエンジンの演算能力も向上しているのでトータルで性能が向上しているのは間違いないでしょう。

ただ、iPhone 11に搭載されているA13 Bionicも高性能なチップなので体感で違いはありません。Twitterの表示速度がわずかにiPhone 12の方が速い程度です。(これは、結構大きいか?!)

iPhone 12のストレージ容量と端末価格

iPhone 12のストレージ容量は64GBとちょっと少なめですが、+5,500円で128GBモデルを選ぶことができるので可能であれば容量の多いモデルを選んでおいた方が安心かと思います。

iPhone 12 端末価格比較(税込)
  64GB 128GB 256GB 512GB
iPhone 12 Pro 117,480円 129,580円 153,780円
iPhone 12 Pro Max 129,580円 141,680円 165,880円
iPhone 12 94,380円 99,880円 111,980円
iPhone 12 mini 82,280円 87,780円 99,880円

128GBで比較するとiPhone 12 Proは117,480円、iPhone 12が99,880円と価格差が17,600円となっています。この価格差をどう見るか。かなり微妙なところでもあって、この価格差なら個人的にiPhone 12 Proを選んだ方が良いのでは?となってしまいます。

ただ、64GBのストレージでいいなら94,380円のiPhone 12を選ぶ価値はあるのかなと感じます。


iPhone 12 レビュー・評価:まとめ

iPhone 12
iPhone 12

iPhone 12はiPhone 11の後継機種で6.1インチの有機ELディスプレイにA14 Bionic、広角と超広角のデュアルカメラを搭載した2020年のスタンダードモデルとなってイアmす。

iPhone 12のメリット

6.1インチのディスプレイはiPhone 11と同じ画面サイズではありますが、筐体サイズが小さくなったので、持ちやすいサイズ感になったのがiPhone 12のいいところです。

iPhone 12の良いところ
  • 角張ったスタイルになってスタイリッシュに
  • 画面サイズそのままに本体サイズがコンパクト
  • 本体重量が軽いので持ちやすくなった
  • カメラの画質、背景ぼかしの精度が向上した
  • 超広角カメラでナイトモードが使える
  • HDR動画撮影に対応した(30fps限定)
  • MagSafeアクセサリが使える
  • 高速の5G(Sub-6)通信に対応している

iPhone 12はカメラの性能以外は上位モデルのiPhone 12 Proとほぼ同じ性能を持った端末となっています。望遠カメラが必要ないのなら、本体の重量も軽いですし、とても扱いやすいモデルになっています。

また、磁力で色々とくっ付けることができるMagSafeアクセサリーに対応しているのでMagSafe充電器にくっ付けるだけで充電したり、車の送風口にくっ付けたり従来のiPhoneで出来なかった新しい使い方もすることができます。

iPhone 12のデメリット

iPhone 11と比べるとデメリットはかなり少なくなりましたが、指紋認証が使えないのは外すことができない大きなデメリットです。

iPhone 12 Proの惜しいところ
  • 指紋認証が使えない
  • 12 Proとの価格差が少ない

iPhone 12シリーズの生体認証は顔のみで指紋認証には非対応で、マスク装着が必要となる今は顔認証だけのiPhone 12は外で使うにはちょっと面倒くさいところがあります。

Apple Watchを使っているならマスクをしていても画面ロック解除ができるので問題はなくなりましたが、Apple製品に身を固める必要があるので敷居は少し高いかもしれません。ここは、次期モデルには期待したいところ。

iPhone 12がおすすめな人は

iPhoneが欲しい多くの方はiPhone 12で満足することができるでしょう。

とくに、望遠カメラの必要性を感じないのならiPhone 12 Proを選ぶ価値を見出すことが出来ないと思いますし、同じA14 Bionicチップを搭載しているので動作速度はほぼ同じとなっているので満足できるかと思います。

ただし、ストレージ容量が64GB〜となっているので写真、動画をたくさん撮影するという方は128GBモデルを選んだ方がいいので、そうなってくるとiPhone 12 Proとの価格差は少なくなるのでiPhone 12 Proという選択肢もいいかもしれません。

iPhone 12 ProiPhone 12 Pro MaxiPhone 12 miniのレビューはこちら。

iPhone 12の比較はこちらです。

iPhoneの比較iPhone 11・11 Proの比較はこちらです。

iPhone 13はこちら