iPhone 11 Pro レビュー

2019年モデルのiPhone 11 Proがついに発売となりました!トリプルカメラのデザインがタピオカメラなど酷評されたりしましたが、実機を見るとなかなかカッコイイのでは?

ということで、僕もiPhone 11 Proを抜かりなく買ってしまったので、iPhone 11 Proのデザイン・使いやすさ・カメラの画質のレビューしているのでiPhone 11 Proを検討している方は参考にしてください。

また、2018年モデルのiPhone XS/XS Maxとの違いについても触れているので、機種変更を考えている方もぜひ。

iPhone 11 Proの特徴

iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro

iPhone 11シリーズは3つのモデルがありますが、この記事で紹介している機種は5.8インチディスプレイとトリプルカメラを搭載したiPhone 11 Proです。

iPhone 11シリーズ
  • iPhone 11:6.1インチ、デュアルカメラ
  • iPhone 11 Pro:5.8インチ、トリプルカメラ
  • iPhone 11 Pro Max:6.5インチ、トリプルカメラ

iPhone 11 Pro Maxの基本スペックはiPhone 11 Proとまったく同じで画面サイズだけが違うということになります。

iPhone 11 ProとiPhone XSのスペック・特徴をまとめました。

iPhone 11 Pro・iPhone XS 違いを簡単に比較
 iPhone 11 ProiPhone XS
画面サイズ5.8インチ
ディスプレイ有機EL(2,436 x 1,125ピクセル)
画面スペックSuper Retina XDR
2,000,000:1のコントラスト比、800ニト
Super Retina HD
1,000,000:1のコントラスト比、625ニト
3D Touch搭載
CPUA13 BionicA12 Bionic
メインメモリ4GB4GB
ストレージ容量64/256/512GB
カメラトリプルカメラ(広角・超広角・望遠)デュアルカメラ(広角・望遠)
生体認証顔認証・Face ID
耐水防塵IP68(水深4mまで30分耐えられる)IP68(水深2mまで30分耐えられる)
ワイヤレス充電Qi対応
バッテリー18時間(最大4時間のびた)14時間
フレームの素材ステンレス + テクスチャードマットガラスステンレス + ガラス
本体カラーミッドナイトグリーン、スペースグレイ、シルバー、ゴールドスペースグレイ、シルバー、ゴールド
本体サイズ・重量144 x 71.4 x 8.1、188g143.6 x 70.9 x 7.7、177g
端末価格106,800円〜112,800円〜(Apple製品取扱店で購入可)

CPUプロセッサが最新のA13 Bionicになって性能が向上したことも大きな進化の一つですが、iPhone 11 Proといえばやはりカメラですよね。

iPhone 11 Pro トリプルカメラ
iPhone 11 Proのトリプルカメラ

iPhone 11 Proのリアカメラは「デュアル → トリプル」になり、超広角カメラでの撮影ができるようになり、従来の機種では撮影できなかったような視野の広い写真を気軽に撮ることが可能となっています。

iPhone 11 Proのスゴイところ
  • 5.8インチサイズで片手操作もでき使いやすい
  • A13 Bionicが高性能すぎてとにかくストレスフリー
  • 超広角から望遠まで幅広い視野の写真撮影が可能に
  • ナイトモードで暗いところも明るく撮影できる
  • テクスチャーマットガラス、指紋付かないので最高

iPhone 11 Proの背面パネルは筐体素材が光沢のあるガラスからマット調のすりガラスに変わったのも大きな違い。iPhone 11 Proの手触りがサラサラとしたものに変わり指紋が全然付かないガラスになってるんですよね。

ケースを付けない僕にとっては、まさに最高のiPhoneが舞い降りた…そんな感じなんですよね。

■ おすすめ度:
4.5
■ 画面の綺麗さ:
4.5
■ 持ちやすさ:
4
■ 処理性能:
5
■ カメラ性能:
4.5
■ 電池の持ち:
4
■ 価格の安さ:
3

iPhone 11 Pro レビュー・評価

では、iPhone 11 Proを詳しくレビューしていきたいと思います。今回手に入れたのはiPhone 11 Pro(64GB)のシルバーです。

iPhoneを購入するときにストレージ容量をどれにするか迷いますが、個人的にはiCloud Driveの有料プランとの組み合わせなら64GBあれば足りるのかなと思っています。

パッケージと付属品

今までのiPhoneのパッケージは白を基調としたものが多かった(iPhone 7のジェットブラックは黒色基調だった)ですが、iPhone 11 Pro/Pro Maxのパッケージは黒を基調としたものとなっています。

iPhone 11 Proのパッケージ
黒色のパッケージデザイン

そして、開封するとiPhone 11 Proの本体がお披露目です。

iPhone 11 Pro 開封
蓋を開けるとiPhone 11 Proが鎮座

蓋を開けたらiPhoneが収められているスタイルはiPhone 7以来でしょうか。久しぶりですよね。しかも、今回はカメラ推しなのか画面ではなく背面パネル側で収められています。

iPhone 11 Proの付属品は説明書一式、Appleのシール、SIMピン、EarPods with Lightning Connector、USB-C – Lightningケーブル、18W USB-C電源アダプタとなっています。

iPhone 11 Pro 付属品
iPhone 11 Pro 付属品

iPhone 11は、5W USB-A電源アダプタを同梱していますが、iPhone 11 ProはiPad Pro 11インチ、12.9インチ(第3世代)にも付属しいている18Wの充電アダプタを同梱しています。

5Wと18Wの充電アダプタ
5Wと18Wの充電アダプタ

PD充電ができるUSB-C – Lightningケーブルも付属しているので、iPhone 11 Proを買えばすぐに約30分で最大50%充電ができるようになります。

USB-C - Lightningケーブル
USB-C – Lightningケーブル

iPhoneの急速充電は旧型のiPhone XS/XS Max/XRも対応してましたが、わざわざ充電器を購入する必要があったので急速充電ができる18Wの充電器とケーブルが付属しているのは嬉しいですよね。(端末価格が高いので当然と言えば当然ですが。)

外観デザイン

iPhone 11 Proの基本デザインはiPhone XS/Xを踏襲していてお馴染みのベゼルレスディスプレイを搭載したスタイルとなっています。

iPhone 11 Pro 正面デザイン
iPhone 11 Proの正面デザイン

正面から見るとこの端末がiPhone XなのかiPhone 11 Proなのか判別することができませんが、裏返すとリアカメラがトリプルカメラになっているので一発で判別可能。

iPhone 11 Pro 背面パネル
iPhone 11 Proの背面パネル

それにしても…奇抜なデザインですよね。3つのカメラをなんでこのように配置したのか。

縦に1列に並べても良かったんじゃないか…とも思いましたが、まあ挑戦することはいいことですし不思議なことに今では「カッコイイじゃん!」ってなってる。

iPhoneのロゴ廃止、Appleロゴが中央配置

iPhone 11 Proは「iPhone」のロゴが廃止されてAppleのロゴマークが中央に移動しています。

iPhone 11 ProとiPhone XS
iPhone 11 ProとiPhone XS/X

スクエア型のトリプルカメラが大きすぎてAppleのロゴマークに近すぎるので中央に移動させたのでしょうね。

筐体はマットガラスになって指紋が付きにくく

iPhone 11 ProはiPhone XSと同じくステンレスフレーム + ガラス筐体ですが、ガラスの素材が「テクスチャードマットガラス」に変更となっており磨りガラスのような筐体デザインとなっています。

テクスチャードマットガラス
テクスチャードマットガラス

手触りが従来のモデルとは異なりサラサラとしていてアルミを採用していたiPhone 7/7 Plusに近い感覚があります。(んー、だいぶ違うかな。)ちょっと今までのガラス筐体のスマホにはない手触りですね。

で、光沢タイプのガラスと違って指紋が付きにくいのがとっても良いです。僕はケースを付けずにiPhoneを使いたい人なので指紋が付きにくいテクスチャードマットガラスは最高なんですよね。

個人的にこの非光沢のガラス筐体が非常に気に入ってしまいまして、本来なら保護フィルムを貼る予定でしたが、何も貼らずにしばらく使ってみようかなと。傷も付きにくそうですし保護フィルムなしで使うことができるかも?

また、iPhone 11 ProとiPhone 11でカメラ部分の加工方法が異なっています。

iPhone 11 ProとiPhone 11の筐体素材の違い
加工方法の違い

iPhone 11は従来と同じ光沢のあるガラスを採用していますが、リアカメラの部分は非光沢のマット調に仕上げられているんですよね。つまり、iPhone 11 Proとは逆の加工がされているのです。

どっちが良いかは別として、なんか面白いですよね。

iPhone 11 Proは音量ボタン、ミュートボタンが左側に配置されています。

iPhone 11 Proの音量ボタン
iPhone 11 Proの音量ボタン

右側にサイドボタンがあります。

iPhone 11 Proのサイドボタン
iPhone 11 Proのサイドボタン

サイドボタンは電源ボタンではなくウォレットアプリやSiriを起動するためのボタンです。電源を切る場合はサイドボタンと音量ボタン(下)を同時押しする必要があります。

iPhone 11 Proの操作方法についてはこちらをどうぞ。

急速充電対応のLightningポート

Lightningポート
iPhone 11 ProのLightningポート

急速充電はiPhone XSも対応していて、もちろんiPhone 11 Proも急速充電に対応しています。

Appleによれば30分で最大50%の充電が可能になっているそうですが、実際の充電速度もかなり速くなっており確かに30分ほどで50%ほどの充電が可能となっていました。

(お風呂に入っている30分の間に25% → 70%ほどに回復していました。)

ちなみに、iPhone 11とiPhone 11 Proで充電性能に違いがあるのか気になって調べてみたところiPhone 11 Proの方がわずかに充電速度が速くなっていました。

急速充電の入力電力の違い
急速充電の違い
  • iPhone 11 Pro:8.82A × 1.98V = 17.5W
  • iPhone 11:8.83A × 1.68V = 14.8W
  • iPhone XS Max:8.80A × 1.78V = 15.6W

試しにAnkerの30Wの充電アダプタ・Anker PowerPort Atom PD 1で充電してみたところiPhone 11 Proのみ最大入力値がさらに上がったので、最新機種の方が給電性能が向上しているとみて良いのかもしれません。

なお、ワイヤレス充電にも対応しているのでスタンド型のワイヤレス充電器を組み合わせることで充電しながら動画を見たりすることもできますよ。

ディスプレイの画質・サイズ感

iPhone 11 Proは5.8インチの有機ELディスプレイを搭載し、Super Retina XDRという次世代のパネルを採用していてスペックが向上しています。

iPhone 11 Proの画面スペック
 iPhone 11 ProiPhone XS
画面サイズ5.8インチ
ディスプレイSuper Retina XDR(有機EL)Super Retina HD(有機EL)
解像度有機EL(2,436 x 1,125ピクセル)
コントラスト比2,000,000:11,000,000:1
最大輝度800〜1200ニト625ニト
3D Touch搭載

同じ有機ELディスプレイですが、ディスプレイドライバとディスプレイ間の連係を向上させて、効率が良いOLED素材を採用したことで、より明るく・省電力(15%省電力に)になったパネルとなっています。

Super Retina XDR・Super Retina HDの違い

では、実際の見た目の違いはどうなのか。iPhone 11 ProとiPhone Xの写真アプリで同じ画像を開いて比較してみました。(カメラで撮影して比較しています。)

花の画像(iPhone 11 Pro vs iPhone Xの画面比較)
iPhone 11 ProとiPhone XのOLEDを比較

正直…わからん。

チューリップの画像(iPhone 11 Pro vs iPhone Xの画面比較)
iPhone 11 ProとiPhone XのOLEDを比較

ちょっとだけiPhone 11 Proの方がコントラストが高いような気もしますが、ほぼ同じですよね。

HDR動画 画質の違いを比較

分かった。HDR動画では違いが出るのだな。…と思いYouTubeの4K HDR動画を再生してみました。

HDR動画の比較(iPhone 11 Pro vs iPhone Xの画面比較)
クリックで画像を拡大

…まさかの、iPhone Xの方が綺麗という…(笑)分かりますか?クリックして画像を拡大して見てください。実はiPhone 11 Proの発売当初はYouTubeがiPhone 11 ProのHDR再生に対応してなかったんですね。

調べてみると2018年モデルのiPad Pro 11インチ、12.9インチもYoutubeの4K HDR再生が制限されているみたいです。

HDR動画ってハイライトとシャドウの部分のコントラスト比が上がってメリハリのある映像となります。

そんなHDR再生に対応してなかったiPhone 11 Proですが、10月中旬のアップデートによりiPhone 11 ProでもHDR再生ができるようになりました。

やはりHDRの映像は深みがあって綺麗ですね!とはいえ、Super Retina XDRとSuper Retina HDRの違いはちょっと分からないかな…。どちらも深みのある色鮮やかな表現ができるディスプレイになっているのかなと思います。

ちなみに、この動画はPS4のスパイダーマンです。HDRに対応した端末ならめちゃくちゃキレイに動画再生できますよ。

HDRに対応したiPhoneを使っている方はぜひ試してみてください。

太陽下でも画面が見やすい

なお、スタンダードモデルのiPhone 11は液晶ディスプレイを搭載していますが、プロモデルのiPhone 11 Proは有機ELディスプレイを搭載しています。

有機ELディスプレイはコントラスト比・輝度が高いパネルとなっていて太陽下で使った場合は液晶のiPhone 11よりもOLEDのiPhone 11 Proの方が明るく見やすくなっています。

有機ELのiPhone 11 Proの方が直射日光下での画面は明るい

室内で使うことが多いなら違いはあまりないのかもしれませんが、外でも快適に使うことを想定するならiPhone 11 Proを選ぶメリットは大きいのかなと思います。

せっかくのSuper Retina XDRディスプレイを堪能することができないモヤモヤ感がありますが、iPhone 11 ProのSuper Retina XDRディスプレイの真価を知りたいなら、Apple TV +を契約して映画を見てくれ…ってことなのかな。

幸いにもAppleの動画サブスクリプションのApple TV+は、iPhone 11シリーズやiPad 10.2インチ(第7世代)を購入することで1年間無料で動画が見放題になる(11月1日以降)ので、まあ…いいか。

画面サイズはiPhone XS/Xと全く同じ

iPhone 11 ProはiPhone X/XSと同じ5.8インチ(2,436 x 1,125ピクセル)なので使用感は全く同じです。

iPhone 11 ProとiPhone XS/X
iPhone 11 ProとiPhone XS/X

ただし、iPhone XS/XよりもiPhone 11 Proの方が少しだけ本体サイズが大きいです。

iPhone 11 Pro・iPhone XS 本体サイズの違い
 iPhone 11 ProiPhone XS
画面サイズ5.8インチ5.8インチ
本体サイズ144 x 71.4 x 8.1143.6 x 70.9 x 7.7
重量188g177g

縦横のサイズも大きくなっていますが厚みが0.4mmほど増えています。

ケースを装着して使っている方は違いに気付くことがないかもしれませんが、ケースなしで使っている場合はちょっと大きくなったかも…って感じるかもしれませんね。

ただ、唯一の救いとしてはカメラの出っ張りが少しだけフラットになったところでしょうか。

本体の厚みとカメラの出っ張り
iPhone 11 Pro カメラの出っ張りが少しフラットに

カメラの面積が大きくなってしまったので、出っ張りが少しだけ収まってくれたのは嬉しいポイントです。

トリプルカメラの性能・画質について

iPhone 11 Pro/Pro Maxは超広角・広角・望遠のトリプルカメラ仕様となっています。

iPhone 11 Proのトリプルカメラ
iPhone 11 Proのトリプルカメラ
iPhone 11 Pro・XS カメラの違い
 iPhone 11 ProiPhone XS
標準カメラ1200万画素(新型センサー)
ƒ/1.8のレンズ
望遠カメラ1200万画素
ƒ/2.4のレンズ
1200万画素
ƒ/2.0のレンズ
超広角カメラ1200万画素
ƒ/2.4のレンズ
手ぶれ補正デュアル光学式手ぶれ補正(広角・望遠)
ズーム性能2倍の光学ズーム(イン・アウト)
最大10倍のデジタルズーム
2倍の光学ズーム(イン)
最大10倍のデジタルズーム
フラッシュより明るいTrue ToneフラッシュTrue Toneフラッシュ
高画質技術次世代のスマートHDR、ナイトモード、DeepFusion、ポートレートモードスマートHDR、ポートレートモード
動画4k60pの動画撮影に対応

iPhone 11 Pro/Pro Maxは広角カメラが新しい1200万画素のイメージセンサーとなり「100% Focus Pixels」つまり全域でAFでピントを合わすことができるようになっています。

望遠カメラのレンズもF/2.4 → F2.0と明るくなり暗所撮影に強くなり、ナイトモードを搭載したことで暗いところでも明るい写真が撮れるようになっています。

iPhone 11 Proの超広角カメラ

iPhone 11 Proの目玉は超広角カメラですよね。

超広角カメラは従来のiPhoneよりもより広い視野の写真を撮影できるカメラで2019年のスマホのトレンドとなっているカメラで、同じ場所から撮影しても一歩引いて撮ったかのような面白い写真を撮ることができます。

画像はクリックで拡大できます。(そんなにデータ大きくないけどモバイルデータ時は注意して。)

広角と超広角カメラの画角の違い
広角と超広角カメラの視野の違い

アーケード街とか狭いところでも広く撮影することができます。

iPhone 11 Proの広角カメラ(近江町市場)
狭いところでも広く撮影できる

ただ、画質が広角カメラよりも劣ってしまうのがちょっと残念。こちらは同じ場所から広角カメラで撮影した画像です。

ただし画質は広角カメラの方が上

広角カメラはさすが新型センサーとF1.8のレンズの組み合わせだけあって画質がキレイです。

iPhone 11 Proの超広角カメラはなんかぼやけた感じの写真に仕上がることが多いような気がする。もうちょっといいカメラを搭載して欲しかったけど、まあ仕方ないのかなぁ。

とはいえ、超広角カメラでしか撮影できない写真というものがあるので画質がちょっと落ちたとしてもバンバン使っていくことになるのかなぁと思います。

超広角カメラならではの写真が撮れる

iPhone 11 Proの超広角カメラは歪みはほとんどありません。おそらくソフトウェアで上手く補正しているのでしょう。ただ、個人的にはXperia 1のような歪みまくったカメラの方が好きだったりするのですが…ダメですかね。

暗いところで超広角カメラで撮影可能

超広角カメラはナイトモードには対応していませんが、手持ちでも問題なく撮影は可能です。ただ、画質はまあ…そんなもんです。

なお、超広角カメラはスタンダードモデルのiPhone 11にも搭載しているので望遠カメラが必要ないならiPhone 11 ProではなくiPhone 11を選んでもいいのかもしれません。

外枠を自動撮影し自動傾き補正に対応

なお、iPhone 11 Proのトリプルカメラは同時にリアルタイムで表示していて撮影時も同時撮影することによって、あとから編集で画角を超広角側に広げたり傾き補正をすることが可能になっています。

例えば、めちゃくちゃ傾いた状態で写真を撮影したとします。

傾いた写真

しかし、iPhone 11 Proなら「編集」から「トリミング」のアイコンをタップするだけで超広角カメラで撮影していた外側の画像を自動的にくっ付けて自動的に傾きを補正してくれます。

傾きを自動補正してくれる

これは凄いですよ。とっても便利。傾きの自動補正機能を使うには「設定」→「カメラ」→「写真のフレームの外側を含めて撮影」をONにしておく必要がありますが、この機能は絶対に有効にしておくべきでしょう。

ちなみに、この機能を活用することで広角カメラで撮影した写真を後から簡単に視野を広げることもできます。

動画撮影においても傾き補正をすることができて高度な編集がiPhone 11 Proでできます。

動画にはあまり詳しくないのでiPhone 11 Proで撮影された動画があるので参考までに。

こんな動画、撮れるようになりたいなぁ。

iPhone 11 Proのカメラの画質

iPhone 11 Proの広角カメラは新型センサーを搭載していて画質の向上に期待ができます。ということでiPhone 11 ProとiPhone XS Maxの広角カメラで撮り比べをしてみました。

画像はクリックで拡大できます。(そんなにデータ大きくないけどモバイルデータ時は注意して。)

iPhone 11 ProとXS Maxの広角カメラの画質比較

少しだけiPhone 11 Proの方が黄色味のかかった色合いになっているのが分かります。これは好みが別れるかもしれない。それくらい色味が変わっているような気がします。

拡大してみました。

iPhone 11 ProとXS Maxの広角カメラの解像感比較(拡大)

解像感はほぼ同じでしょうか。少しだけiPhone 11 Proの方がノイズが少なくなっているようにも見えます。この辺りはA13 Bionicプロセッサになったことで改善されているのかもしれませんね。

iPhone 11 Proの望遠カメラはF2.4 → F2.0と明るいレンズになったので夕暮れでの撮影をしてみました。

明るさに違いはありませんが、次世代のスマートHDRが効いているのか看板の白トビがiPhone 11 Proは抑えられているのが分かります。

iPhone 11 ProとiPhone XS Maxは10倍デジタルズームが可能となっています。

デジタルズーム10倍でここまでの解像感があるのが驚きなんですけど、iPhone 11 Proの方がノイズが少なくなっているように見えますね。全体的にノイズ処理が上手くなった印象があります。

ただ、シチュエーションによっては素材のディテールも失われることもあるのでちょっと難しいところではありますが。

ポートレートモードは広角〜望遠で使用可能に

iPhone 11 Proは超広角カメラを搭載したことで、今まで望遠側でしか背景をぼかすことができなかったところ、広角側のカメラでも背景をぼかすことが可能になっています。

iPhone 11 Proは広角ポートレートモードに対応

なので、今までよりも広い視野で背景をぼかせるようになりました。

広角画角にも対応したポートレートモード

今までの望遠側のポートレートモードも少しだけ撮影距離が短くなっています。

なので、テーブルフォトで離れないといけなかったシーンでもiPhone 11 Proなら少しだけ寄って撮影することもできます。(もうちょっと寄れるようになってたら嬉しかったけど。)

  • iPhone XR:約0.2m ~ 約1m
  • iPhone XS/XS Max:約0.7m ~ 約2.5m
  • iPhone 11 :約0.25m ~ 約2.5m
  • iPhone 11 Pro/Pro Max:約0.25m ~ 約2.5m

なお、ボケの精度は従来の機種と変わりはありません。同じところでボケたりボケなかったりするので、iPhone 11 Proに機種変更したからといってボケ味が良くなることはないみたい。

ナイトモードで暗所でも明るく撮影可能に

iPhone 11 Pro/Pro Maxは「ナイトモード」が搭載されました。長時間露光するいわゆる夜景モードですね。

ナイトモードは暗いところでiPhoneが必要だと感じた時に発動することができます。左上に黄色に秒数が表示されていますが、これが出た時に自動的にナイトモードでの撮影が可能となっています。

ナイトモードのないiPhone XS Maxで撮影した場合はこんな感じの写真になります。

iPhone XS Maxの暗所撮影の画質
iPhone XS Maxの暗所撮影の画質

まあ、これでも全然良いと思うのですが、iPhone 11 Proのナイトモードで撮影するとこうなります。

iPhone 11 Proの暗所撮影の画質
iPhone 11 Proの暗所撮影の画質

めちゃくちゃ明るい写真になりました。実際はナイトモードで撮影していない写真に方が近いですがiPhone 11 Proなら簡単に手持ちでHDR合成のような写真を作り出すことができるのです。

夜間の公園をナイトモードを使って撮影をしてみました。

ナイトモードで夜間も明るく
ナイトモードで撮影すると明るくなる

実際は右の写真くらいの明るさですが、ナイトモードで撮影すれば公園全体に証明があるかのような写真に仕上げることができます。それがいいかどうかは別として…。

カメラのシャッター音が小さくなった

iPhone 11シリーズのカメラのシャッター音は少しだけ小さくなっています。

最初は全然気付かず言われて気付くレベルですが、明らかにiPhone 11 Proの方がシャッター音が小さくなっています。

iOS 13にアップデートしたiPhone XSよりも小さいのでスピーカーの音圧レベルがハードウェア的に抑えられているのでしょうか。静かなところでの撮影はiPhone 11 Proの方が安心して使うことができそう。(とはいえ、シャッター音はきちんとしますが。)

CPU・GPU・RAMのスペック・性能

iPhone 11 Proは新世代のA13 Bionicプロセッサに4GBの容量のメインメモリを搭載しています。6GBという情報と錯綜していましたが、メインメモリは4GBで間違い無いようです。

iPhone 11 ProのCPUプロセッサ
 iPhone 11 ProiPhone XS
プロセッサA13 BionicA12 Bionic
コア数2 + 4 = 6コア(20%高速、40%省電力に)2 + 4 = 6コア
RAM4GB4GB

スコアは全体で30%ほど向上

Geekbench 5でA13 BionicとA12 Bionicのスコアを計測してみました。

A13 Bionic vs A12 Bionic 性能差(GeekBench 5)
A13 Bionic vs A12 Bionic 性能差
iPhone 11 ProのCPUプロセッサ
 iPhone 11 ProiPhone XS
プロセッサA13 BionicA12 Bionic
シングルコア13261105
マルチコア28962212
GPU64954616

CPUの性能はAppleが公式で謳っている20%よりも速い30%のスコアとなっています。GPUも40%ほどの性能アップがあるのでA12 Bionic → A13 Bionicの性能アップは中々のものではないでしょうか。

Antutuのスコアを計測してみました。

A13 Bionic vs A12 Bionic 性能差(Antutu)
iPhone 11 ProとiPhone XS Maxの性能差
iPhone 11 ProのCPUプロセッサ
 iPhone 11 ProiPhone XS
プロセッサA13 BionicA12 Bionic
CPU139954125789
GPU209006142822
UX7291966537
MEM91918100
トータル431070343248

トータルで30%ほど性能アップしているのが分かります。ちなみに、詳細データでSSDの性能も2500→ 3218にアップしていたので全体的に性能が向上しているということになるでしょう。

iPhone 11 Proの実際の動作速度

iPhone 11 ProとiPhone XS Maxで実際の動作速度をGoogle Chrome、Twitter、Googleアース、App Storeなどで比較してみました。

もう、ここまでくると誤差範囲ですね。普通のアプリだと起動速度、描画速度に差はほとんどありません。

では、何のためのA13 Bionicプロセッサなのかと思ってしまいますが、iPhone 11 Proは3つのカメラを同時に動作させて撮影をして処理することで綺麗な写真に仕上げています。

この処理をするためには必要なのがA13 Bionicの性能…ってことなんでしょうね。

LTEの通信速度が高速化している

iPhone 11 Proは4×4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTEに対応していて、iPhone 11やiPhone XSよりもLTEの通信速度が速くなっているそうです。

iPhone 11 ProのLTE通信性能
 iPhone 11 ProiPhone 11iPhone XS
LTE4×4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTE2×2 MIMOとLAA対応ギガビット級LTE4×4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTE
ドコモ(受信速度)1388Mbps844Mbps844Mbps
au(受信速度)1000Mbps968Mbps818.5Mbps
ソフトバンク(受信速度)838Mbps500Mbps676Mbps

実際にドコモのSIMカードを使って通信速度を比較してみました。

iPhone 11 Pro、11、XS MaxのLTE通信速度

なぜかiPhone XS MaxよりもiPhone 11の方が通信速度が速くなってしまいましたが、iPhone 11 Proは対応LTEバンドも多いのでより速く通信ができるのは間違いなさそうです。

ほんの僅かでも月々同じ通信料金を支払って少しでも速度が速くなるのは嬉しい。

顔認証・Face IDの認証速度

iPhone 11 Pro/Pro MaxのFace IDは30%高速化されたAppleの公式ページに記載されていますが、iOS 13をインストールしたiPhone XのFace IDとほぼ同じ速度でした。

アップデートしていないiOS 12のiPhone XS MaxよりもiPhone 11 Proの方が顔認証速度が速かったので、ハードウェアの違いはなくiOS 12 → iOS 13になったことで速度が向上した…ということでしょう。

Dolby Atoms対応で音質が向上

iPhone 11 Pro/Pro MaxはDolby Atmosによる空間オーディオ再生に対応しています。

これね、なかなか凄いですよ。Dolby Atmosに対応していない音源でもiPhone 11 Proの内蔵スピーカーで立体感のあるサウンドを再生してくれます。

もちろん、内蔵スピーカーなので過度な期待してはいけませんが、iPhone XSよりもDolby Atmosに対応したiPhone 11 Proのスピーカーの方が音の広がりはあります。

Dolby Atmosに対応した音源を再生するとその違いは明らかです。

この動画の音声を手持ちのiPhoneで聞いてほしい。内蔵スピーカーでも音が立体的に聞こえてくるから。

Dolby Atmosの音源は対応端末でなくてもある程度立体的な音が聞こえるようになっているので、旧型のiPhoneでも普通に立体的に聞こえています。

iPhone 11 ProはDolby Atmosに対応したことで通常の音源も立体的なサウンドにしてくれるので、真面目にiPhoneだけで映画コンテンツを見るならいいような気がしますね。

でも、本当に音楽を楽しみたいなら内蔵スピーカーじゃ心許ないのでHomePodを買いましょう。

バッテリー持ちがかなり改善している

iPhone 11 Proは内部設計の見直し、筐体サイズを少しだけ大きくすることで大容量バッテリーを内蔵することに成功しています。

  • iPhone XS:2,658mAh
  • iPhone 11 Pro:3,046mAh

さらに、15%ほど省電力になったOLEDと40%ほど省電力になったA13 Bionicの恩恵によりバッテリー駆動時間がiPhone XSよりもiPhone 11は4時間も長くなっています。

実際に使ってみているのですが、確かにバッテリーの減りはiPhone XSよりも少なくなっていて長く使えている印象があります。iPhone XRと同じくらいバッテリーが持っている感じでしょうか。

もし、バッテリー持ちが極端によくないiPhone 8からiPhone 11 Proに乗り換えたとしたらバッテリー持ちの良さに驚いてしまうかもしれませんね。それくらいiPhone 11 Proのバッテリー駆動時間は伸びているのかなぁと感じます。

本体カラーはどれもカッコイイ

iPhone 11 Proの本体カラーはミッドナイトグリーン、スペースグレイ、シルバー、ゴールドの4色から選ぶことができます。

iPhone 11 Pro カラーラインナップ(実機比較)
iPhone 11 Pro 実機による本体カラー

どれもなかなか活かした色してるんですよね。僕は無難なシルバーを購入しましたが、新色のミッドナイトグリーンも思ってたよりも落ち着いた配色で渋くてカッコイイですよね。

iPhone 11 Pro レビュー・評価まとめ

iPhone 11 Pro
iPhone 11 Pro

iPhone 11 Proは伝統的なホームボタンを廃止してベゼルレスディスプレイを採用しただ3世代目の機種です。

iPhone XSと比べてiPhone 11 Proはカメラを中心に性能は間違いなく向上していて、超広角カメラは今までのiPhoneでは撮影できない風景を切り取ることができるので、なかなか面白いのではないでしょうか。

ただ、広角〜望遠のカメラの進化があまり無かったのがちょっと残念。もう少しデジタルズームした時の解像感が向上していたり、ポートレートモードの切り取り精度が良くなっていたら良かった。ちょっと物足りなさはあります。

iPhone 11とiPhone 11 Pro

つまり、超広角カメラに興味がなければiPhone XS/XS Maxから乗り換える必要性はほとんどない…です。

バッテリーの持ちがiPhone XSよりも最大4時間も伸びているのでモバイルバッテリーを持ち歩きたくないのならiPhone 11 Proに機種変更するメリットはあるのかなぁ?

iPhone 11 Proのココがおすすめ
  • 5.8インチ有機ELディスプレイ
  • 指紋が付きにくいマットガラスボディ
  • 高性能で省電力なA13 Bionicプロセッサ
  • 超広角・広角・望遠のトリプルカメラ
  • 傾き自動調整・編集で画角を変更できる
  • ナイトモードで暗所撮影も明るい写真に
  • 顔認証のFace IDで軽快に画面ロック解除
  • 4mに30分耐えられる耐水と防塵に対応
  • FeliCa、SuicaによるApple Pay決済に対応
  • 18Wの急速充電器が同梱
iPhone 11 Proのココが惜しい
  • YouTubeの4KHDRをHDR再生できない
  • 指紋認証が使えない
  • 端末価格がちょっと高い

旧型機種をお持ちの方はiPhone 11 Proへの乗り換えで特にカメラの画質が良くなったことに驚くと思うのでおすすめ。

僕はケース使わないので、iPhone 11 Proで一番良かったと感じるのがすりガラスのマットガラス素材になったのが一番嬉しい。マジで指紋が全然つかないので、これだけでも乗り換えたと良かったと思えるんですよ。

普通の人はケース使ってるでしょうから「知らねーよ。」って感じかもですが、iPhone 11 Pro/Pro Maxならケースなしでも指紋が付きにくく汚れにくいのでチャレンジしてみるのもいいかも?

■ おすすめ度:
4.5
■ 画面の綺麗さ:
4.5
■ 持ちやすさ:
4
■ 処理性能:
5
■ カメラ性能:
4.5
■ 電池の持ち:
4
■ 価格の安さ:
3

iPhone 11 Proを買う方法

最新のiPhone 11 Pro・iPhone XSはドコモ、au、ソフトバンクで買うことができ、iPhone 11 ProはApple Storeでも購入可能です。

現在は各キャリアの端末割引がなくなってしまったのでキャリアが設定した端末代金を一括、24回払い、36回払い、48回払いのいずれかで購入することになります。

なので、今使っている通信回線に合わせてiPhone 11かiPhone 11 Proへの機種変更をするのがいいのかなと思います。もちろん、MNPで違う通信会社に乗り換えてしまうのもいいのかもしれません。

各キャリアの料金プランについてはこちらの記事でまとめているので参考にしていただけたらと思います。

iPhoneはSIMフリー版が欲しいならApple Storeに行って買うかApple公式サイトからオンラインで手に入れることができます。

Appleで買うiPhoneは高い…。と思ってしまいがちですが安心してください。iPhoneはAppleローンを使えばSIMフリー版も分割で買うことができるようになっています。

iPhoneの全機種を比較した記事はこちらをどうぞ。

iPhoneを買ったら合わせて購入しておきたい周辺機器とアクセサリーはこちらをどうぞ。