
iPhoneのストレージはどれくらいの容量がいいのか迷いますよね。
普通に使うなら128GBあれば足りますが、動画撮影したりゲームをたくさん楽しみたい!となると足りなくなる可能性もあるので256GBがいいかもしれません。
iPhoneのストレージ容量はiPhone 15・14は128GB〜、iPhone SE(第3世代)は64GB〜となっていて256GB、512GBの大容量ストレージも選べます。
プロモデルのiPhone 15 Pro・14 Proは最大1TBも選べるのでゲームをたくさんインストールしたり動画撮影もできてで心に余裕が出るので容量を増やしたいところです。
だが、しかしです。ストレージ容量が多くなると端末価格が跳ね上がるので、今一度iPhoneでどんなコトをしたいか考えましょう。どんな用途でiPhoneを使うか把握して容量を決められます。
この記事では、iPhoneのストレージ容量はどれがいいかおすすめ容量と選ぶ方を紹介しているのでiPhoneの容量に迷ってる方は参考にしてください。
この記事の目次
iPhone ストレージ容量の比較・選び方
iPhoneはモデルによってストレージ容量が異なるので各シリーズの容量をまとめました。iPhone 15 Proも128GB〜ですが15 Pro Maxは256GB〜となります。
iPhone | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
---|---|---|---|---|---|
15 | – | ○ | ○ | ○ | – |
15 Pro | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
14 | – | ○ | ○ | ○ | – |
14 Pro | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
13 | – | ○ | ○ | ○ | – |
13 Pro | – | ○ | ○ | ○ | ○ |
SE3 | ○ | ○ | ○ | – | – |
12 | ○ | ○ | ○ | – | – |
12 Pro | – | ○ | ○ | ○ | – |
11 | ○ | ○ | ○ | – | – |
11 Pro | ○ | – | ○ | ○ | – |
XR | ○ | ○ | – | – | – |
XS | ○ | – | ○ | – | – |
8 | ○ | ○ | ○ | – | – |
iPhone 12、iPhone SE3は64GB〜、iPhone 13以降は128GB〜と容量が増えたので一般的な使い方なら最小容量でも十分です。
ただし、動画撮影したりゲームをすると64GBだと足りないので128GB以上がおすすめです。たった7,000円で容量の悩みを解消できるので長くiPhoneを使うなら初期投資はケチらない方がいいです。
iPhoneの容量の選び方をわかりやすくまとめました。
- 32GB:かなり厳しい
- 64GB:ブラウジング、メール、SNS、動画視聴に
- 128GB:写真や動画撮影、ゲームをするなら
- 256GB:動画撮影、ゲームなどへービーユーザーに
- 512GB:4K動画撮影、ProRes撮影するなら
- 1TB〜:未知の領域、ProRes撮影
多くの方は128GBあれば十分足りますが、動画撮影をしたりゲームすることが多いなら256GBにすることでより快適にiPhoneを使えます。
64GBでもブラウジング、メール、SNS、動画を見る一般的な使い方なら問題なくて32GB時代と違ってiOSのアップデートできないことは少ないです。
ただし、64GBで写真や動画撮影するならiCloudの有料プランを組み合わせがおすすめです。データを自動的にクラウドにアップロードし元データを残さず容量圧縮可能で少ない容量でもなんとかなります。
iPhone 容量が不足するとどうなる?
iPhoneの容量が不足すると写真・動画の撮影ができなくなるだけでなくアプリをインストール、iOSのアップデートができなくなります。
- 写真や動画撮影できなくなる
- 新しいアプリをインストールできなくなる
- iOSのアップデートができなくなる
- iPhoneの動作が不安定になる
iOSは一時的に使ったデータをストレージにキャッシュしてますが容量に余裕がなくなるとキャッシュ機能を有効に活用できず動作速度が遅くなることもあります。

iOSはシステムデータにデータをキャッシュさせて動作を安定化しており、ストレージ容量はある程度は余裕を持って開けておいた方がiPhoneの動画が安定します。
その代わり、実際にユーザーが使えるストレージ容量は少なくなる代償を払ってることになります。

64GBモデルで6.33GB、128GBモデルで11.84GBほどシステムデータに消費してるいます。

使用してるアプリによってもシステムデータの消費容量は変わってきますが、128GBの方がより多くのデータをキャッシュしながらアプリを動かしてるようですね。
128GBモデルが実際に使える容量は100GBほど、64GBモデルは45GBほどとなってるので、実際に使える容量も考慮して容量を決めるのがいいです。
使用データ量の目安・必要な容量
普通にiPhoneを使っていると写真や動画を撮影したり、アプリをダウンロードしてゲームをしたり映画を視聴したりしますが使用データ量はどれくらい必要になるのでしょうか。
写真の保存データ量
iPhoneは基本的に1200万画素の記録となって1枚あたりの写真データ量は1MB〜4MBです。風景写真だと容量が2〜3MB、人物撮影なら1〜2MB前後です。

基本的に何を撮影するかで使用容量は異なってきますが、平均して1枚あたり2MBの保存容量になったときに保存できる枚数を割り出してみました。
- 32GB(20GBとして):10,000枚
- 64GB(50GBとして):32,000枚
- 128GB(110GBとして):55,000枚
- 256GB(230GBとして):115,000枚
- 512GB(490GBとして):245,000枚
実際に使用できる容量は少なくなるのを考慮して計算していますが64GBモデルで32,000枚ほどです。
ちなみに、僕がiPhoneを買ってから撮り溜めてきた写真は10年間で20,000枚ほどで長く使えば使うほど写真の量は増えていきます。
iPhone歴が長い人ほど撮影枚数は多くなってるのではないでしょうか。思い出は消せないので仕方ないですよね。
動画の保存データ量
iPhoneのカメラで動画撮影すると保存データ量は撮影モードによって異なります。4K/60fpsモードはデータ量がかなり大きくなるので注意です。
- 4K/60fps:400MB
- 4K/30fps:170MB
- 4K/24fps:135MB
- 1080p/60fps:90MB
- 1080p/240fps:480MB
- 1080p/120fps:170MB
初期設定の1080p/60fpsで撮影することが多いので10分ほど撮影すると900MBのデータを消費する計算となります。
4K/60fpsだと高精細な動画を撮影可能で10分撮影するだけで4GBという巨大なデータ量になるので4Kでお子さんの動画を残すなら256GB、512GBは欲しいですね。
映画のダウンロード保存量
AmazonプライムビデオやNetflixで映画やアニメを視聴する時に映画をダウンロードして外でも電波を使わずに観ることもできます。
Amazonプライムビデオで2時間ほどのスパイダーマンをダウンロードして確認すると460MBでした。

意外と少ないんですね。映画を5本ほどダウンロードしても2GB〜5GBほどの容量でOKとなります。
映画を見たらダウンロードリストから削除するので2〜3本ほどダウンロードできる容量があれば十分そうです。
iPhone ストレージ容量の価格差
iPhoneの各モデルの端末価格を比較してみましょう。
iPhone | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
---|---|---|---|---|---|
15 Pro Max | – | – | 189,800円 | 219,800円 | 249,800円 |
15 Pro | – | 159,800円 | 174,800円 | 204,800円 | 234,800円 |
15 Plus | – | 139,800円 | 154,800円 | 184,800円 | – |
15 | – | 124,800円 | 139,800円 | 169,800円 | – |
14 Plus | – | 124,800円 | 139,800円 | 169,800円 | – |
14 | – | 112,800円 | 127,800円 | 157,800円 | – |
13 | – | 95,800円 | 110,800円 | 140,800円 | – |
iPhone SE3 | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 | – | – |
iPhone 13以降のモデルは128GBスタートなので追加しなくてもいいですが、iPhone SE3は予算に余裕があるなら64GB → 128GB(プラス7,000円)がおすすめです。
- 64GB → 128GB:7,000円
- 64GB → 256GB:22,000円
- 128GB → 256GB:15,000円
- 128GB → 512GB:45,000円
- 128GB → 1TB:75,000円
64GB → 256GBは22,000円、128GB → 256GBは15,000円ですが、ゲームをたくさんインストールしたり、4K動画を撮影をすると128GBは容量が不足するので256GBがおすすめです。
iPhone ストレージ容量 どれがおすすめ?

iPhoneのストレージの容量はどれがいいのか見ていきましょう。
- iPhone 12、SE → 64GB + iCloudの有料プラン
- iPhone 12、SE → +7,000円で128GBに
- iPhone 15、14、13 → 128GBでいい
- 軽めのゲームを数本楽しむ → 128GBでいい
- 重めのゲームを数本楽しむ → 256GB
- 写真・動画をたくさん撮影したい → 256GB
- 4K動画を撮影して編集したい → 512GB or 1TB
iPhone 12、iPhone SE3は+7,000円で128GBにできるので予算が許すなら128GBにするか、iCloudの有料プランを使うのも選択肢としてはアリです。
64GBの容量がおすすめの人

iPhoneの容量は64GBあれば基本的に問題ないですが、写真や動画をたくさん撮影するとストレージ容量が一杯になるのでiCloudの有料プランを契約するのがおすすめです。
- できるだけ安く最新のiPhoneが欲しい
- たまに写真や動画を撮る程度
- iCloudの有料プランに加入している
ストーレージはiPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone SE(第3世代)、iPhone 11、iPhone XRは64GBが最小容量です。
写真を撮影するけど動画は長時間撮影しない、ゲームはするけどパズルゲームとかちょっとしたアプリしかインストールしない…という方であれば64GBの容量があれば大丈夫です。
もし、写真や動画をそれなりに撮影したいならiCloud+の有料プランを使うことでクラウド上にデータを自動的に保存して必要に合わせてiPhoneにダウンロードして閲覧できます。
- 5GB:無料
- 50GB:130円(1,560円/年)
- 200GB:400円(4,800円/年)
- 2TB:1,300円(15,600円/年)
- 6TB:3,900円
- 12TB:7,900円
iCloudの有料プランに加入したら「一般」→「写真」から「iCloud写真」をONにして「iPhoneのストレージを最適化」にチェックを入れることでクラウドにデータを保存できます。

自動的で保存してある写真・動画をiCloudにアップロードしiPhone側の写真は縮小圧縮しサムネイル画像だけが保存される状態になります。
僕が使っているiPhoneはiCloud上には47GBのデータがありますが、写真アプリの「iPhoneのストレージを最適化」で47GBのデータを958MBに圧縮しiPhone全体の容量を22.1GBに抑えています。

普通の使い方だと64GBのiPhoneだと完全に容量オーバーしてしまいますが、iCloud写真の「iPhoneのストレージを最適化」を使うことでiPhoneの容量を節約することができます。
なお、iCloudは使ってないアプリデータも自動的にiPhoneから削除しクラウド上に保存しデータを節約してくれます。雲マークのファイルがクラウド上に保存されてタップでiPhoneにダウンロードできます。

「iPhoneのストレージ」から「非使用のAppを取り除く」で強制的に使ってないファイルを削除し、iCloudストレージを活用するとiCloudの容量は増えますがiPhoneのストレージ容量の肥大化は抑えることができるのです。
なお、写真の保存はiCloudだけではなくGoogleフォトなど他サービスを使うという手段もあります。
128GBの容量がおすすめな人

iPhone 15 Pro、iPhone 15の最小容量は128GBとなっておりiPhone 14、iPhone 13も同様です。
iPhoen SE(第3世代)は追加費用7,000円で128GBにできるので「64GBは不安だけど256GBの容量は絶対に必要ない!」という方におすすめです。
- 追加費用7,000円で128GBにできる
- 写真や動画を容量を気にせず撮影したい
- いくつもゲームも入れて快適に遊びたい
- 動画撮影するならiCloud有料プランに
写真や動画をiPhoneの容量を気にせずに撮影するなら64GBよりも128GBがいいです。ゲームするなら7,000円を追加で支払ってでも128GBがおすすめです。
動画をオフラインで楽しみたい方も128GBがおすすめです。
YouTubeは有料プランにすることで動画をiPhoneに保存できます。外で動画を見るときにモバイル通信しなくても楽しめるのでデータ容量を節約できます。
128GBあれば容量を気にすることなく動画をダウンロードして保存できます。動画を通勤通学の時の電車やバスの中で動画を通信量を気にしたくないのなら128GBのiPhoneを選ぶのがおすすめです。
256GBの容量がおすすめな人

アプリやゲームをそこそこインストールしてiPhone 14、13の標準ストレージとなる128GBで物足りないなら15,000円に追加費用で256GBを選ぶことになります。
256GBの容量があれば気にすることなく写真・動画を撮影しまくれるメリットがあって、ゲームもいくつも遊べますし、iPhoneを3〜4年は使うなら256GBあると安心感が増します。
- 追加費用15,000円で256GBにできる
- キレイな写真をたくさん撮影したい
- 高精細な4K動画をたくさん撮影したい
- 動画撮影からiPhoneで編集してアップしたい
- 動画をダウンロードしてオフラインで楽しみたい
写真や動画をたくさん撮影すると気付いたら容量がいっぱいになります。とくに4K撮影をすると容量が一杯になるので少しでもキレイな画質で動画撮影したいなら256GBがおすすめです。
ちなみに、iPhone 14 ProのProResで4K撮影したいなら256GB以上のストレージが必要となります。128GBだとフルHDのProResとなってしまいます。
また、新しいiPhoneを買って2年経っても機種変更せず3年、4年と使う予定なら64GBモデルではなく256GBのほうが安心です。
長く使えば使うほどデータ量は増えますし毎年新しいiPhoneが出るたびに乗り換えないなら64GBよりもストレージ容量は多い方がいいでしょう。
512GBの容量がおすすめな人

iPhone 14、iPhone 13は最大512GBの容量も選べます。正直なところ512GBもの大容量をどう使うのか…わかりません。MacBook Pro 14インチの標準モデルと同じ容量ですよ?
ただ、最近は動画撮影をしてiPhoneで軽く編集してYouTubeにアップするのも一般的ですし、動画撮影することが多く編集作業をしたい方はより容量の多い512GBがおすすめです。
- 4K動画を山のように撮影して編集したい
- iCloudの無料プランを使っている
- 動画をダウンロードしてオフラインで楽しみたい
iMovieなどの編集アプリは少し動画を編集するとあっという間に1GBほど容量を使うので、クリエイティブな作業にiPhoneを使うなら512GBの容量がおすすめです。
1TBの容量がおすすめな人
iPhone 14 Pro、iPhone 13 Proは1TBのストレージも選ぶことができます。512GB → 1TBは30,000円で可能です。
- ProResモードで動画を撮影したい
- 仕事でiPhone 13 Proのカメラを使いたい
iPhone 14シリーズは4Kシネマティック動画を撮影できるようになって動画撮影の機会が増えますし、iPhone 14 ProはProRes撮影が可能で容量が極端に増えます。
仕事でiPhone 14 Proのカメラを使いたいなら1TBのストレージを選ぶのみいいかもしれませんね。
iPhone おすすめのストレージ容量:まとめ

iPhoneのストレージ容量のおすすめをまとめます。とくに128GBと256GBでどっちがいいか迷うところですよね。
普段使いでも128GB以上がおすすめ
iPhone 14、13は最初から128GBなのでこのままの容量で基本的にいいですが、iPhone 12、iPhone SE(第3世代)は64GB → 128GBは追加費用7,000円でできます。
可能なら128GBのストレージがおすすめです。
64GBでもブラウジング、SNS、動画視聴しかしないなら問題ないですが写真や動画撮影をちょこちょこするんだったら128GBあったほうが長くiPhoneを使うことができます。
動画撮影、ゲームするなら256GBがおすすめ
動画撮影をすることが多い、原神などデータ容量の多いゲームを楽しみたいなら256GBがおすすめです。
さらに、1年じゃなくて2〜3年ほど同じ機種を使うなら256GBあったほうが容量不足を気にすることなくiPhoneを長く使うことができます。
ただ、動画撮影することが多くてもiCloudの有料プランに加入してるなら128GBでも問題ないので、ゲームを沢山するかどうかがで128GBにするか、256GBにするかを選ぶのが良さそうです。
64GBならiCloudがおすすめ

iPhone 12やiPhone SE(第3世代)にするなら64GBにするのもいいでしょう。ただし、iCloud Driveの有料プランの加入は必要です。
iCloudとの併用で写真や動画のデータはすべてiCloudのクラウド上に保存されてiPhoneにはプレビュー画像のみ表示されるようになりデータ容量を圧縮できます。
また、MacBookやiPadとのデータ共有もできるので作業するにおいてもとても便利ですし、iCloudと組み合わせなら64GBのストレージ容量でも十分使えます。
iPhoneはmicroSDカードスロットがないのでAndroidスマホのようにストレージ容量を増設できないデメリットがありますがiCloudの有料プランで弱点を克服できます。
iCloudの50GBプランは月々130円で1年間使って1,500円です。SDカードを買うよりも安いですし故障によるデータを紛失もありませんし、iPadやMacなど他のデバイスと同期もできるのでいいこと尽くしですね。
→ iPhone 15 サイズ・重量の比較はこちら
→ iPhone 15 Pro・14 Pro、iPhone 15・14の比較はこちら
→ iPhone 14 Pro、iPhone 14はこちら
→ iPhoneの比較はこちらです。
中古でiPhoneを購入するのも費用を抑えられるのでおすすめですよ。
> iPhone 8(256GB)ならiPhone XR(128GB)よりも6,000円安い金額で手に入れることができます。
嘘ですね、免税で買える海外旅行者は別として消費税込みで6480円安い金額で手に入れることが出来るというのが正しいです
それにしても消費税抜きの価格で論じていますが国内居住者なら実際に支払う金額である税込み価格で論じるべきでは?