
2020年10月にiPhone 12、iPhone 12 Pro、11月にiPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxが発売となり現行モデルは全部で7機種となります。ラインナップがかなり増えましたが、画面サイズとスペックが異なるので使い方、好みによって選べるようになっています。
- iPhone 12 mini:5.4インチ
- iPhone 12:6.1インチ
- iPhone 12 Pro:6.1インチ
- iPhone 12 Pro Max:6.7インチ
- iPhone 11:6.1インチ
- iPhone XR:6.1インチ
- iPhone SE:4.7インチ
iPhone 11 Proはラインナップから消えましたが、iPhone 11とiPhone XRは値下げされて継続販売となり、iPhone SE(第2世代)は指紋認証が使える唯一のiPhoneとして買うことができます。
ここでは「どのiPhoneを選んだらいいかわからない!」というあなたのために、iPhoneのサイズ・スペック・使いやすさの違いを比較しているのでこれから最新のiPhoneの買い替えを検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
最新iPhoneの違いと比較
最新のiPhoneは全部で7機種となっていて、2020年モデルがiPhone 12シリーズの4期種とホームボタンを搭載しているiPhone SE(第2世代)、2019年モデルのiPhone 11、2018年モデルのiPhone XRとなっています。

モデル | 12 Pro Max | 12 Pro | 12 | 12 mini | 11 | XR | SE2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 6.7インチ | 6.1インチ | 5.4インチ | 6.1インチ | 4.7インチ | ||
世代 | 2020年 | 2019 | 2018 | 2020 | |||
性能 | A14 Bionic ☆☆☆☆☆ 5/5 | A13 Bionic ☆☆☆☆★ 4/5 | A12 Bionic ☆☆☆★★ 3/5 | A13 Bionic ☆☆☆☆★ 4/5 | |||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 | |||||
リアカメラ | 広角 + 超広角 + 望遠 + LiDAR | 広角 + 超広角 | 広角 | ||||
写真・動画の綺麗さ | ☆☆☆☆☆ 5/5 | ☆☆☆☆★ 4/5 | ☆☆☆★★ 3/5 | ||||
Wi-Fi | 6(ax) | 5(ac) | 6(ax) | ||||
モバイル通信 | 5G(Sub-6) | 4G LTE | |||||
Bluetooth | 5.0 | ||||||
30分耐水性能 | 水深6m | 水深2m | 水深1m | ||||
前面パネル | セラミックシールドガラス | ガラス | |||||
背面パネル | マットガラス | ガラス | |||||
サイドフレーム | ステンレス | アルミ | |||||
スピーカー | 空間オーディオ再生、Dolby Atoms | ステレオ | |||||
充電ポート | Lightningケーブル(急速充電対応) | ||||||
ワイヤレス充電 | MagSafe(15W)、Qi(7.5W) | Qi(7.5W) | |||||
電子マネー | iD、QUICPay、Suica(予備電力機能付き) | ||||||
サイズ | 特大 | 普通 | 小型 | 大きい | 小型 | ||
重量 | 226g | 187g | 162g | 133g | 194g | 148g | |
価格 | 117,800円 | 106,800円 | 85,800円 | 74,800円 | 64,800円 | 54,800円 | 44,800円 |
iPhone SE(第2世代)は指紋認証のTouch IDのホームボタンを搭載していますが、それ以外のモデルは顔認証のFace IDを内蔵したフルディスプレイを搭載したモデルとなっていて、ジェスチャー操作を基本としています。
iPhoneの選び方・おすすめはコレ
どのiPhoneを選ぶべきなのかシチュエーション別におすすめ機種をまとめてみました。
金に糸目はつけない、性能が高いの | 12 Pro・12 Pro Max |
---|---|
1番画面が大きいやつ | 12 Pro Max |
画面が大きくて安いの | 12・11・XR |
カメラの画質が1番いいやつ | 12 Pro Max |
超広角で視野の広い写真を撮りたい | 12 mini・12・12 Pro・12 Pro Max・11 |
望遠でも綺麗な写真を撮りたい | 12 Pro・12 Pro Max |
最新のiPhoneを安く使いたい | 12 mini・12・SE(第2世代) |
顔認証を使いたい、手荒れしてる | 12 mini・12・12 Pro・12 Pro Max・11・XR |
普段からマスクを付けている | SE(第2世代) |
片手で操作がしたい | 12 mini・SE(第2世代)・12・12 Pro |
とにかく価格が一番安いやつ | XR・SE(第2世代) |
2020年のiPhone 12 Proは画面サイズが5.8インチから6.1インチに大きくなりましたが、ベゼルの幅を狭くしてフラットサイドフレームを採用することで筐体サイズを肥大化することなく画面サイズが大きくなりました。
なので、iPhone 12・12 Proの6.1インチでも片手操作ができるサイズ感となっています。ただし、同じ6.1インチでもiPhone 11とiPhone XRは筐体サイズが大きめなので片手操作はできないので注意です。
基本的にiPhoneはどのモデルを選んでもカメラの画質はキレイですが、費用を気にせずに画面が大きくて性能が高くてカメラの画質を求めるならカメラのイメージセンサーが大きいiPhone 12 Pro Maxとなります。

スペックは高い方がいいがカメラに興味がなく安く買いたいならiPhone 11がおすすめです。画面サイズが大きいので筐体サイズが大きすぎるというデメリットはありますが、価格が64,800円、iPhone XRなら54,800円とかなり安く買うことができます。
ただし、Touch IDを搭載しているiPhone SE(第2世代)以外は顔認証しか対応していないのでマスクをしていると画面ロック解除はパスコードが必要となるので、指紋で画面ロック解除したい方は高性能チップを搭載したiPhone SE(第2世代)を選ぶのもいいでしょう。

iPhone 11・11 Proにも採用しているA13 Bionicを搭載して44,800円で買うことができるのは本当に安いですよ。
さらに、近年は感染症対策で外に出る時はマスクが必須なのでiPhone 12・12 Proは使いものにならないですよね。そんな中でiPhone SE(第2世代)なら指で画面ロック解除できるので、使いやすさ抜群です。
iPhoneをサイズで比較
本体サイズと重量の違い
iPhoneの本体サイズの大きい順で並べると、iPhone 12 Pro Max → iPhone 11・XR → iPhone 12・12 Pro → iPhone SE(第2世代) → iPhone 12 miniとなります。

モデル | 12 Pro Max | 11/XR | 12 Pro/12 | 11 Pro | SE2 | 12 mini |
---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 6.7インチ | 6.1インチ | 4.7インチ | 5.4インチ | ||
高さ | 160.8 | 150.9 | 146.7 | 144 | 138.4 | 131.5 |
幅 | 78.1 | 75.7 | 71.5 | 71.4 | 67.3 | 64.2 |
厚さ | 7.4 | 8.1 | 7.4 | 8.1 | 7.3 | 7.4 |
iPhone 11 Proは5.8インチ、iPhone 12 Proは6.1インチと画面サイズが大きくなったことによって縦のサイズは大きくなりました。

画面サイズが大きくなったので当然の結果ですが、本体の横幅はiPhone 11 Proは71.4mm、iPhone 12 Proは71.5mmとほとんど変わりありません。

さらに、iPhone 12・12 Proは筐体の厚みが8.1mmから7.4mmと薄くなってるので扱いやすいサイズになっています。ただ、サイドフレームがフラットなので持ちやすさはiPhone 11 Proの方が上となっています。
やはり、丸みのあるスタイルの方が手に馴染む感じで持ちやすいですね。
iPhone 12・12 Pro、iPhone 11・XRは全て6.1インチのディスプレイを搭載していますが、iPhone 12シリーズはベゼルの幅が狭くすることによって本体サイズが小型化しています。

ベゼル幅が狭くなったことでiPhone 12の本体サイズは見た目から小さくなっていることがわかります。

iPhone 11・XRは画面サイズのわりに本体サイズが大きくなってて本体厚みは8.3mmと他のモデルよりも厚くて重厚感がありますが、iPhone 12シリーズの本体の厚みは7.3mmと薄くなっています。

大画面サイズのiPhone 12 Pro Maxは6.7インチと画面が大きくて見やすいですが、ポケットからはみ出してしまうなど持ち運びしにくいところがあります。ただ、それを理解して使うのならアリなサイズ感となっています。

とくに女性の方はハンドバックなどにiPhoneを入れたりしますが、そのような使い方であれば画面サイズが大きくて困ることはないですよね。ただ、肌身離さず使うのならコンパクトサイズのiPhone 12 mini、iPhone SE(第2世代)を選ぶのがおすすめです。
iPhoneの本体重量で並べるとこのような順番になります。
モデル | 12 Pro Max | 12 Pro | 11/XR | 12 | SE2 | 12 mini |
---|---|---|---|---|---|---|
筐体 | ガラス + ステンレス | ガラス + アルミ | ||||
重量 | 226g | 187g | 194g | 162g | 148g | 133g |
iPhone 12 Proはさすがにサイズが大きいだけあって226gと重量級となっていますが、iPhone 12 Proは187g、iPhone 12になると162gとかなり軽量化が図られています。
驚きなのがiPhone 12 miniは133gとiPhone SE(第2世代)よりも軽いというところでしょうか。2020年に発売したiPhone 12シリーズは小型軽量モデルもあるので幅広い需要に応えることができそうです。

iPhone 12はiPhone 11よりもダウンサイジングに成功してかなり軽くなりました。iPhone SE(第2世代)と比較しても14gしか違いがありません。6.1インチと4.7インチの差があってこれだけの重量差なのであればiPhone 12という選択肢も悪くないかもしれませんね。
(現在記事を最新のものに更新中です。)
片手操作ができるiPhoneは?
2020年12月現在のiPhoneの画面サイズは6.7インチ、6.1インチ、5.4インチ、4.7インチの4つとなっています。ただし、同じ6.1インチの画面サイズのiPhone 12/12 ProとiPhone 11/XRは筐体サイズが異なるので操作感は違うので注意ですね。

圧倒的に画面サイズが大きいのはiPhone 12 Pro Maxの6.7インチとなっていてこのサイズは基本的に両手で使うことを想定しています。しかし、iPhone 12/12 Proの6.1インチはギリギリ片手操作できる大きさとなっています。
iPhone SE(第2世代)とiPhone 12 miniは快適に片手操作ができるサイズ感となっているので、とにかく小さくて操作感を重視したiPhoneが欲しい方におすすめです。
また、iPhoneにケースを装着することが多いので完全に片手操作にこだわるならやっぱりiPhone 12 mini、iPhone SEはいいサイズ感といって良いのではないでしょうか。
大きい画面がいい | 12 Pro Max |
---|---|
両手で操作したい | 12 Pro Max・11・XR |
片手で操作したい(男性) | 12 Pro・11・XR・12 mini・SE2 |
片手で操作したい(女性) | 12 mini・SE2 |
タイトなジーンズのポケットに入れた | 12 mini・SE2 |
鞄・ハンドバックの中に入れる | 全てのiPhone |
「画面が大きい = 本体サイズが大きい」ですが、ベゼルレスディスプレイのiPhone X以降のモデルなら本体サイズを抑えつつ画面が大きいので没入感もあるのでおすすめです。
片手サイズにこだわるなら5.4インチのiPhone 12 mini、4.7インチのiPhone SE(第2世代)がおすすめです。とくにiPhone SEから乗り換えをするなら4.7インチのiPhone SE2を選ぶのがおすすめです。
iPhoneを画面の綺麗さで比較
画面サイズと画面品質の違い
iPhoneの画面サイズが大きい順で並べると、iPhone 12 Pro Max → iPhone 12 Pro・iPhone 12・iPhone 11・iPhone XR → iPhone 12 mini → iPhone SE(第2世代)となります。

各iPhoneのディスプレイのスペックを比較してみました。
モデル | 12 Pro Max | 12 Pro | 12 | 11 | XR | 12 mini | SE2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 6.7インチ | 6.1インチ | 5.4インチ | 4.7インチ | |||
タイプ | 有機EL | 液晶 | 有機EL | 液晶 | |||
コントラスト比 標準 | 200万:1 | 1400:1 | 200万:1 | 1400:1 | |||
最大輝度 標準 | 800〜1200cd/m2 | 625〜1200cd/m2 | 625cd/m2 | 625〜1200cd/m2 | 625cd/m2 | ||
リフレッシュレート | 60Hz | ||||||
タッチサンプリング | 120Hz | 60Hz | |||||
カラーモード | 広色域(P3) | ||||||
自動調整 | True Toneテクノロジー | ||||||
HDR | ○ | × | ○ | × |
有機ELと液晶の画質の違いを比較
iPhone 12シリーズは全てのモデルで有機ELディスプレイ、iPhone 11、XR、SE2は液晶ディスプレイを搭載していますが、どのモデルも広色域のP3ディスプレイに対応しているので色鮮やかな表示が可能となっています。

カメラ越しだと違いがあまり分からないのですが、上のiPhone 11(液晶)よりも下のiPhome 12(有機EL)の方が色鮮やかに表現できており、最大輝度とコントラスト比が液晶よりも有機ELの方が高くHDR動画や昼間の明るいところでの画面のキレイさは有機ELの方に軍配が上がります。
Super Retina XDRのメリットは?
iPhone XSまでは「Super Retina HD」と呼ばれる有機ELディスプレイでしたが、iPhone 11 Pro、iPhone 12シリーズは「Super Retina XDR」とスペックを強化した有機ELディスプレイを搭載しています。
Super Retina XDR | Super Retina HD | |
コントラスト比 | 2,000,000:1(標準) | 1,000,000:1(標準) |
最大輝度 | 800〜1200ニト | 625ニト |
タッチ | 触覚(Haptic Touch) | 3D Touch |
その他 | 広色域(P3)、HDR、True Toneディスプレイ | |
消費電力 | 15%省エネ | – |
iPhone 11 Proに採用されたSuper Retina XDRディスプレイは従来のパネルよりも明るく、色鮮やかになっただけでなく、HDRに対応した動画や写真をよりクッキリと鮮やかに表現できるようになっています。
では、同じ有機ELを搭載しているiPhone 11 Pro(Super Retina XDR)とiPhone XS Max(Super Retina HD)の違いはあるのか?

昼間の明るいところでも差はほとんどありません。
どちらも色鮮やかでクッキリとした画面表示となりますが、Super Retina XDRディスプレイは4K HDRなどExtreme Dynamic Rangeのリッチコンテンツの再生時に最大輝度が800から1200ニトに引き上げられます。
つまり、リッチコンテンツを楽しむ時にiPhone 12シリーズのSuper Retina XDRディスプレイの真価を発揮するということ。なので「HDRに対応した動画を楽しみたい!」という方はiPhone 12シリーズを選ぶのがいいでしょう。
True Toneテクノロジーを搭載
True Toneテクノロジーは周辺の環境光の色に合わせて色温度を自動調整してくれる目に優しい便利機能です。Phone 8/8 Plus以降の機種に対応していてiPhone 7/7 Plusは非対応となっています。

確かにTrue Toneに対応しているとTwitterなどのタイムラインをずっと見ていても目が疲れにくいので重宝します。最新機種はすべてのモデルでTrue Toneにテクノロジーを使って色温度を自動調整してくれるようになっています。
タッチサンプリングの違い
あまり知られていませんが、iPhone Xよりタッチサンプリングが60Hzから120Hzに向上しています。
タッチサンプリングはリフレッシュレートではなく、iPad Proのようにスクロールが滑らかになりませんが、ホームボタンのないジェスチャーで操作するiPhoneはホームボタンのあるiPhone SE(第2世代)よりも正確なタッチ操作ができるようになっています。
おそらく、iPhone X以降の新しいジェスチャー操作を快適に操作するためのスペックアップなのでしょうね。
画面解像度の違いを比較
画面解像度の高い順で並べるとiPhone 12 Pro Max → iPhone 12・12 Pro → iPhone 12 mini → iPhone 11/XR → iPhone SE2となります。
モデル | 12 Pro Max | 12 Pro・12 | 12 mini | 11/XR | SE2 |
---|---|---|---|---|---|
解像度(ピクセル) | 2,778 × 1,284 | 2,532 × 1,179 | 2,340 × 1,080 | 1,792 × 828 | 1,334 × 750 |
画素密度 | 458ppi | 460ppi | 476ppi | 326ppi |
2020年モデルより画面サイズが変わったことで解像度も大きく変更となっています。
iPhone 11までは1,792 × 828ピクセルと解像度が低めでしたが、iPhone 12はiPhone 12 Proと同じ2,532 × 1,179ピクセルと大きく解像度が向上し、460ppi前後の高精細なディスプレイとなっています。
ただし、画面サイズが小さいこともあり画素密度 460ppiと326ppiでその違いを見分けることはできません。

ネギの部分を拡大してやっと解像度の違いを判別できるくらいですね。

Appleの地図アプリの画面で比較した方が分かりやすいかもしれないですね。

解像度の高い有機ELを搭載しているiPhone 12の方が細かく表示できているのが分かります。
ただ、目視で解像度の違いを判別するのは不可能なので画面のキレイさによほどのこだわりがなければ気にしなくていいでしょう。現在販売されてるiPhoneは全てキレイな画面表示ができます。
解像度の違いにより画面表示領域、ベースポイントはこのようになっています。
モデル | 12 Pro Max | 11 Pro Max | 12 Pro/12 | 11 Pro | 12 mini | 11/XR | SE2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Retina(倍率) | ×3 | ×2 | |||||
作業領域(ポイント) | 926 × 428 | 896 × 414 | 844 × 390 | 812 × 375 | 896 × 414 | 667 x 375 |
実際に画面の作業領域の違いをYouTubeアプリで比較をしてみるとよく分かります。

iPhone 12よりもiPhone 11の方が1度に表示できる領域が広くなっているのは意外ですよね。iPhone 12 Pro Maxは画面サイズは大きいけど一画面に表示できる情報量はiPhone 11とほぼ同じとなっていますね。
ツイッターの画面を比較してみました。

画面サイズが大きい6.7インチのiPhone 12 Pro Maxが最も表示領域が広苦なっています。ここは画面サイズの大きさの違いがはっきりと出ている感じがします。
iPhoneをCPUの性能で比較
スペック・性能の違い
iPhoneは発売された年代によって性能の違うプロセッサが搭載していますが、最新のiPhoneになればなるほど高性能プロセッサとなっています。
モデル | 12 Pro/12 Pro Max | 12/12 mini | 11 | SE2 | XR |
---|---|---|---|---|---|
CPU | A14 Bionic 6コア | A13 Bionic 6コア | A12 Bionic 6コア | ||
GPU | Apple GPU 4コア | ||||
Neural Engine | 16コア 毎秒最大11兆回 | 8コア 毎秒最大6兆回 | 8コア 毎秒最大5兆回 | ||
RAM | 6GB | 4GB | 3GB |
A11 Bionicより機械学習(AI)ができるニューラルエンジンを内蔵していてARに活用できるチップを搭載しています。各iPhoneのCPUチップの性能をGeekbench 5で比較してみました。
モデル | 12・12 Pro | 11・12 Pro・SE2 | XR | X/8/8 Plus |
---|---|---|---|---|
プロセッサ | A14 Bionic | A13 Bionic | A12 Bionic | A11 Bionic |
シングルコアCPU | 1543 | 1332 | 1102 | 910 |
マルチコアCPU | 4012 | 3307 | 2165 | 2210 |
GPU(Metal) | 9206 | 7316 | 5173 | 3917 |
CPUの性能をスコア上で比較するとA14 Bionicプロセッサの性能が飛び抜けて高くなっていて、A11 Bionicと比べると2倍も性能が高くなっています。
また、グラフィック性能も2.5倍ほど性能が向上しているので、負荷のかかるグラフィックを多用したゲームも軽々と処理することができます。また、ニューラルエンジンの性能も大きく向上しているので空間認識の処理が高くなっています。
ARのアプリで正確なデータを読み出せるだけでなく、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro MaxであればLiDARスキャナを使うことで暗いところでも背景をキレイにぼかして写真を撮影できるなど、出来ることの幅が広がっています。
ブラウザの動作速度の違い
最新のiPhone 12シリーズのA14 Bionicプロセッサや、iPhone 11シリーズのA13 Bionicは高性能なプロセッサなので、普段使いするようなアプリの動作速度に差はほとんどありません。
なので、少し前のiPhone 8(A11 Bionic)とiPhone XR(A12 Bionic)でブラウザ(Safari)の動作速度を比較してみました。
こちらもほぼ同じ動作速度となっていますが、地図アプリなど負荷のかかるアプリの表示はiPhone XRの方が高速になっていますね。iPhone 11(A13 Bionic)とiPhone 8 Plus(A11 Bionic)の動作速度を比較してみました。
iPhone 8 Plusも動作速度が速いので快適に使うことができますが、A13 Bionicを搭載しているiPhone 11の方がストレスなく動作しているようです。
なお、iPhone 12シリーズは全モデルでA14 Bionciプロセッサを搭載していますが、iPhone 12 Pro・12 Pro Maxの6GBのメインメモリ、iPhone 12・12 miniは4GBのメインメモリを搭載しています。
動画編集やゲームを快適にしたい | 12シリーズ、11シリーズ |
---|---|
バッテリー駆動時間が長い方がいい | 12 Pro Max |
SNS・インターネットを快適にしたい | 全てのiPhone |
性能はあまり気にしない | XR |
iPhoneはどのモデルを選んでも快適に動作するので、CPUのスペックはあまり気にしなくてもいいのかもですが、ゲームをより快適に楽しみたいならA14 BionicのiPhone 12シリーズ、A13 BionicのiPhone 11シリーズがおすすめです。
iPhoneをカメラの性能を比較
世代による画質の違い
iPhoneのリアカメラはどのモデルも1200万画素のイメージセンサーを搭載していて、iPhone 12 Pro・12 Proがトリプルカメラ + LiDARスキャナ、iPhone 11がデュアルカメラ、iPhone XRとiPhone SE(第2世代)がシングルカメラとなっています。
iPhone 12 Pro Max | iPhone 12 Pro | iPhone 12・12 mini | iPhone 11 | iPhone XR | |
リアカメラ | 1200万(広角f/1.6 センサー大・超広角f/2.4・望遠×2.5倍 f/2.0 + LiDAR) | 1200万(広角f/1.6・超広角f/2.4・望遠×2.0倍 f/2.0 + LiDAR) | 1200万(広角f/1.6・超広角f/2.4) | 1200万(広角f/1.8・超広角f/2.4) | 1200万(広角f/1.8) |
インカメラ | 1200万画素・f2.2 | 1200万画素・f2.2 | 700万画素・f2.2 | ||
機能 | ポートレートモード(全カメラ)ナイトモード(全カメラ)、Deep Fusion、スマートHDR3、4K動画(24/30/60fps)、Dolby Vision HDR(60fps・12/12 miniは30fps)、オーディオズーム | ポートレートモード、ナイトモード、スマートHDR2、4K動画(24/30/60fps) | ポートレートモード(人物限定)、スマートHDR、4K動画(24/30/60fps) |
iPhone 12・12 miniとiPhone 11は広角 + 超広角のデュアルカメラで同じスペックに見えますが、広角カメラのイメージセンサーのサイズが大きくなっていてセンサーシフト式の手ブレしにくい手振れ補正機能を搭載しています。

各モデルの広角カメラを使って撮影し比べてみました。

ほぼ同じ画質となっていますが、iPhone 12シリーズはノイズの少ないくっきりとした画質になっているのが分かります。これは、A14 Bionicの画像処理エンジンが高性能になりDeepFusionの効果がより現れた結果とみていいでしょう。
また、望遠カメラも光学2倍ではなく2.5倍に高倍率になっていて、より迫力のあるポートレート写真を撮影することが可能となっています。
- iPhone 12 Pro・12 Pro Max:超広角、広角、望遠
- iPhone 12・12 min・11:超広角、広角
- iPhone XR・iPhone SE2:広角
超広角カメラはより広い画角で写真を撮ることができますし、望遠カメラを搭載していればズームしても劣化のない画質で撮影することができます。

なお、望遠カメラがないiPhone 12、iPhone 11でもデジタルズームで最大5倍まで拡大しての撮影ができます。望遠カメラを搭載しているiPhone 12 Proは最大10倍、iPhone 12 Pro Maxは12倍まで拡大して撮影することができます。
デジタルズームと光学ズームの違いは画質の差です。iPhone 12でデジタル2倍ズームした画像と、iPhone 12 Proで光学2倍ズームした画像を比較すると解像感がまるで異なります。

カメラの画質は2020年モデルのiPhone 12シリーズが一番キレイになっています。
広角カメラのレンズの明るさがf/1.8からf/1.6と明るくなっただけでなく、Deep Fusionと呼ばれる超解像技術が向上したことで解像感がiPhone 11シリーズよりも格段に上がっています。

とくに暗いところでの撮影で差が出やすくなっていて、iPhone 11よりもiPhone 12の方が解像感が高くなっているのが分かります。
暗いところで撮影なんてしない..と思うかもしれませんが、家の中で子どもを撮影するときなんかも明るいレンズによって手振れの少なくキレイに撮影することができます。
ここから、旧型のiPhone 11 Pro、iPhone SE(第2世代)、iPhone 8でぬいぐるみを撮影してみました。

画素数は全く同じなので精細さ同じかと思いましたが、イメージセンサーが大型化しA13 Bionicを搭載しているiPhone 11 Proはより高精細に描画できているようですね。

iPhone SE(第2世代)とiPhone 8は同じ色合いなので同じカメラモジュールだと思いますが、A13 Bionicのパワーの恩恵なのかより高精細な描画ができてるのが確認できます。
夜間で撮り比べをしてみました。

色合いが少し違うでしょうか。iPhone 11 ProよりもiPhone SE(第2世代)の方が黄色味のある色になっていますね。橋のコンクリートの部分を拡大してみたところ…

iPhone 11、iPhone 11 Proはキレイなのはもちろんですが、iPhone 8よりもiPhone SE(第2世代)の方が高精細に撮影できているのが分かります。カメラは同じでもプロセッサが最新になると画像がキレイになるんですね。
ナイトモードで暗所が明るくキレイに
iPhone 12、iPhone 11シリーズにはナイトモードを搭載しています。
iPhone 11 Proのナイトモード撮影時の動作 #iPhone11Pro pic.twitter.com/bTi23KT8Di
— かずやシンスペース (@Logkazu) September 20, 2019
ナイトモードはシャッターを切ると自動的に複数の写真を撮影しソフトウェアが補正し合成、バランス、ノイズを消して自然な綺麗な写真を撮影できるようになっています。

このように真っ暗なところでも長時間露光して合成することでこで明るく綺麗な写真に仕上げてくれるんですよね。スゴイ時代ですよね…。暗くてもフラッシュなしで明るく撮影できてしまうのですから。
なお、iPhone 11は広角カメラのみでナイトモードが使えましたが、iPhone 12超広角カメラでもナイトモードを使って撮影することが可能となっています。
スマートHDRで白飛びしない
iPhone 11シリーズ、iPhone XS/XRシリーズはスマートHDRを搭載し、ニューラルエンジンによるAI処理によって白とびしそうな明暗差のあるシーンでも綺麗な写真に仕上げてくれます。
ライトアップされた橋をiPhone XS MaxとiPhone 8で比較撮影してみました。

iPhone 8だとライトに照らされた部分が白とびして質感が完全に失われていますが、iPhone XS Maxならレンガの質感だけでなくライトの形状までしっかりと表現できていますよね。
このスマートHDRは本当にスゴイやつですよ。iPhone 11/11 Proは次世代のスマートHDRに進化していますが、同じように白トビしてしまいがちなシーンも綺麗な写真に仕上げてくれます。

夜のライトアップを撮影したりすることが多い方はこれだけでiPhone 11/11 ProかXS/XS Max/XRを選ぶことをおすすめしたい。
背景をぼかすポートレートモードの有無
iPhoneには一眼レフカメラのように背景をぼかすことができるポートレートモードを搭載していて、デュアルカメラのiPhoneは人撮影・ブツ撮りも対応しています。

- トリプルカメラ:12 Pro、12 Pro Max
- デュアルカメラ:12、12 mini、11
- シングルカメラ:SE2、XR(人物のみ対応)
ポートレートモードで撮影した画像は被写体深度をf/1.4〜f/16まで背景のボケ具合を自由に調整できるようになっています。被写体深度の調整はまさに一眼レフカメラのレンズでできる機能なので、スマホのカメラもここまで進化したのか…と感慨深いものがありますね。
なお、各機種でポートレートモードの撮影可能範囲が違います。
- iPhone SE2/XR:約0.2m ~ 約1m
- iPhone XS/XS Max/8 Plus:約0.7m ~ 約2.5m
- iPhone 11・12・12 mini:約0.25m ~ 約2.5m
- iPhone 12 Pro・12 Pro Max:約0.25m ~ 約2.5m
iPhone 11 ProのポートレートモードはiPhone XSよりも寄ってポートレートモードを使うことができるようになっています。

さらに、iPhone 11 Proは超広角カメラを搭載している2倍アウトズームして視野を広げることもできます。

iPhone XSやXRのポートレートモードは撮影範囲が限られていますが、iPhone 11、iPhone 11 Proは撮影範囲が広くなり使いやすくなっているのかなぁと感じます。
風景写真や夜間撮影をすることが多い | iPhone 12 シリーズ |
---|---|
超広角カメラで視野の広い写真を撮影したい | iPhone 12シリーズ、11 |
望遠カメラを使ってズーム機能を使うことが多い | 12 Pro、12 Pro Max |
背景をぼかして雰囲気ある写真を撮影したい | iPhone 12シリーズ、11 |
カメラの画質はさほど気にしない | 全てのiPhone |
指紋認証と顔認証の違いを比較

iPhoneはホームボタンのないモデルは顔認証・Face ID、ホームボタンのあるモデルは指紋認証・Touch IDで画面ロック解除することになります。
Face ID | Touch ID | |
方式 | 顔認証 | 指紋認証 |
対応端末 | iPhone 12、iPhone 11、iPhone XR、iPhone XS、iPhone X | iPhone SE(第2世代)、iPhone 8、iPhone 7 |
Face IDとTouch IDの違いを比較してみました。
- 顔で画面ロック解除、Apple Payの決済をする
- 慣れるとジェスチャー操作で快適に使うことができる
- Apple Payを起動しやすい
- マスクをしていると認証できない
Face IDはiPhoneに顔を向けて視線を送ることで認証することができ、iPhoneのジェスチャー操作で画面ロック解除やApple Payでの支払い決済が可能となります。
慣れればとにかくスムーズに処理できるので便利なのですが、マスクをしていると使えなくなる欠点もあります。
- 指紋で画面ロック解除、Apple Payの決済をする
- マスクをしていても認証することができる
- 手荒れしていると認証できないことがある
Touch IDは指紋で認証できるのでマスクしていても使うことができます。今まで使い慣れてきたシステムだけあって成熟されていて使いやすいですよね。ただし、手が汚れていたり手荒れしていると認証できないので万能ではありません。
個人的にはTouch IDよりもFace IDの方がスムーズに画面ロック解除ができるので好きかな…?
iPhoneを防水性能を比較
2016年モデルのiPhone 7/7 Plusから耐水性能に対応しているので現行モデルは全機種が耐水性能があることになりますが、耐水性能が世代によって異なります。
- iPhone 12シリーズ:IP68等級(水深6mで最大30分)
- 11 Pro Max、11 Pro:IP68等級(水深4mで最大30分)
- 11、XS Max、XS:IP68等級(水深2mで最大30分間)
- SE2、XR、8/8 Plus、7/7 Plus:IP67等級(水深1mで最大30分間)
iPhone 11 Pro Max、11 Proは水深4メートルの水の中に沈んでも耐えることができる耐水性能を持っています。
また、IP68等級に対応しているiPhoneは水だけでなくコーヒーなど飲み物にも耐えることができるので、テーブルの上で飲み物をこぼしてしまったとしても壊れる心配がありません。
ただし、耐水性能を持っていてもAppleは防水ではなく耐水としており、水没によりiPhoneが故障しても保証を受けれないので注意。あくまで万が一、濡れてしまった時の保険の機能と思っていた方がいいでしょう。
通信仕様を比較
ワイヤレス充電の有無
2017年モデルのiPhone X、8、8 Plusからワイヤレス充電ができるようになり、Lightningケーブルを使うことなくiPhoneを充電することができます。

ワイヤレス充電器にiPhoneを置くだけで簡単に充電できるのはとても便利です。立てかけ型の充電器なら動画を見ながらiPhoneを充電することが可能となります。
さらに、iPhone 12・12 ProであればMagSafe充電器を使って最大15Wの急速充電もできるようになっています。

磁力を使ってiPhoneの背面パネルにぴったりとくっ付けることができる充電器となっています。

位置がズレることがないので確実に充電することができます。また、充電だけでなくくっ付けることができるのでスタンドとしても使うことができるようになっており、サードパーティ製のMagSafe対応充電器が発売されることに期待です。
ただ、ワイヤレス充電に対応するために背面パネルがガラスになったのでケースなしで使って落とすと割れるリスクもあるんですよね。
iPhone 7/7 Plusはワイヤレス充電に非対応ですが、背面パネルがアルミなので割れるリスクはなく軽くて扱いやすいというメリットがあります。
5G・4G LTEの通信速度の違い

iPhoneは世代によってLTEの通信速度が異なります。これは採用されているモデムチップの違いによるもので、各モデルの最大速度(理論値)はこのようになっています。
モデル | 12/12 Pro | 11 Pro | 11/SE2 | XS Max/XS | XR |
---|---|---|---|---|---|
世代 | 2020 | 2019 | 2018 | ||
LTE Cat | 5G Sub-6 4G Cat.18 | 4G Cat.16 | 4G Cat.15 | ||
MIMO | 4×4 | 2×2 | 4×4 | 2×2 | |
受信速度(下り) | 3.4Gbps | 1.3Gbps | 1Gbps | 800Mbps | |
送信速度(上り) | 182Mbps | 150Mbps |
iPhone 12シリーズは5G Sub-6の高速通信に対応しているので。最大3.4Gbpsの高速通信ができるようになっています。
5Gと4Gによる通信速度を実際に計測してみたところこれくらい差があります。
- iPhone 12 Pro(5G sub-6):下り200Mbps、上り80Mbps
- iPhone 11 Pro(4G Cat.16):下り80Mbps、上り10Mbps
- iPhone XR(4G Cat.15):下り50Mbps、上り6Mbps
同じ4Gでも端末が違うだけで速度が変わるのはすごいですよね。
iPhone 12 Proの5Gはエリアが限られてしまうので、実際は4Gでの通信となるのでiPhone 11 Proと通信速度はそんなに差が出ないですが、今後5Gのエリアが対応していくとかなり快適な通信環境を手に入れることが可能となります。
実際にユーザー数が増えていくと通信速度が少し落ちて100〜200Mbpsが常時出る通信速度になるのかなと思いますが、これだけ高速化されれば外でも光回線並みの快適さを手に入れることができることになります。
電子マネー機能の違い
2017年モデルのiPhone 7/7 Plusより日本独自の電子マネー・FeliCaに対応し、それ以降のすべての機種でiD、QUICPay、Suica(エクスプレスカード)に対応しています。
- FeliCa、エクスプレスカード(予備電力機能付き):12シリーズ、11シリーズ、XSシリーズ、XR、SE2
- FeliCa、エクスプレスカード:8、8 Plus、7、7 Plus
最新のiPhone 12、11、XRのエクスプレスカードは予備電力機能付きなので、iPhoneがバッテリーが切れてもある程度の時間であれば改札を通ることができるんですよね。
iPhone 8・8 Plusは電車の中でバッテリー切れたら改札通れませんが、最近のiPhoneであればバッテリー切れても改札を通ることができます。まあ、モバイルバッテリーを持った方がイイような気もしますが(笑)
なお、Apple WatchがあればiPhoneが近くになくても決済することができるので、合わせて使うとかなり便利になること間違いなしです。
ここまでiPhoneのスペックを詳しく比較してきましたが、Appleの公式サイトでも機種で比較し確認することができるので合わせて確認していくのがおすすめです。
iPhoneをストレージ容量・価格で比較
iPhone 12 Pro、12 Pro Maxのストレージ容量は128GB、256GB、512GB、iPhone 12・12 min、iPhone 11は64GB、128GB、256GBの3つの容量からえらぶことができます。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
iPhone 12 Pro Max | – | 117,800円 | 128,800円 | 150,800円 |
iPhone 12 Pro | – | 106,800円 | 117,800円 | 139,800円 |
iPhone 12 | 85,800円 | 90,800円 | 101,800円 | – |
iPhone 12 mini | 74,800円 | 79,800円 | 90,800円 | – |
iPhone 11 | 64,800円 | 69,800円 | 80,800円 | – |
iPhone XR | 54,800円 | 59,800円 | – | – |
iPhone SE(第2世代) | 44,800円 | 49,800円 | 60,800円 | – |
個人的にはiPhoneの容量は64GBもあれば十分だと思っています。もし、写真や動画を撮影することが多いならiCloud Driveなどのクラウドサービスを活用すればいいからです。
ストレージ容量の多いiPhoneを選ぶ場合はiCloud Driveの有料プランを使わずにiPhoneのローカルストレージに写真や動画データを保存しておきたい場合となります。
また、iPhone 12 Pro は動画撮影の機能が強化されたので動画を撮影することが多くなるので動画を撮影することが多いなら256GBモデルを選ぶのもいいかもしれませんね。
最新iPhoneはどれがおすすめ?
各iPhoneの特徴をからどのiPhoneがおすすめ機種かまとめました。とにかく最強スペックを求めるならiPhone 12 Pro Maxとなります。カメラの性能もiPhone 12 Proよりも上となっていて満足いくはず。
ちょうどいい最新スペックのモデルを選ぶならiPhone 12がいいでしょう。片手サイズで使いたいならiPhone 12 miniがいいですが、バッテリーの持ちなどバランスを考慮するならノーマルのiPhone 12が最も使いやすくてバランスの取れています。
最新・最強スペック・大画面モデル | iPhone 12 Pro Max |
---|---|
最新・最強スペック、普通の画面サイズ | iPhone 12 Pro |
最新の機能を手ごろな価格で | iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone SE(第2世代) |
片手でiPhoneを使いたい | iPhone 12 mini、iPhone SE(第2世代) |
指紋認証が使える性能高いやつ | iPhone SE(第2世代) |
性能がまあまあ良くて画面が大きいの | iPhone 11、XR |
性能がまあまあ良くて持ちやすいの | iPhone 8 |
画面と筐体サイズに問題がなければiPhone 11がスペック、価格のトータルバランスに優れた機種なのでおすすめです。高性能なプロセッサに超広角カメラを搭載して64,800円で買うことができるのはコストパフォーマンスは高いです。
少し費用を抑えたいならiPhone XRやiPhone SE(第2世代)がおすすめです。
iPhoneはApple公式サイトか各キャリアから購入することができます。
iPhone 12 Pro・12 Pro Maxのおすすめポイント

iPhone 12 Proは2020年の最新のハイエンドモデルで「超広角 + 広角 + 望遠」のトリプルカメラにLiDARスキャナを搭載し、iPhone 11 Proのカメラ性能をさらに進化させたプロなiPhoneとなっています。
プロシリーズは6.1インチのiPhone 12 Pro、6.7インチのiPhone 12 Pro Maxの二つのモデルを選ぶことができます。
- 6.1インチ・6.7インチの有機ディスプレイ
- 高性能で省電力なA14 Bionicプロセッサ
- 6GBのメインメモリと128GBのストレージ容量
- 顔認証Face IDで顔で画面ロック解除ができる
- カメラの性能が大きく向上して画質がキレイ
- トリプルカメラで望遠、ポートレートが得意
- LiDARでナイトポートレートモードが使える
- FeliCaに対応し電子マネーで支払いができる
- 水深6mに30分の耐水性能でプールに落としても大丈夫
- MagSafe充電器で最大15Wのワイヤレス充電
iPhone 12 Proはデザインが3年ぶりに刷新されて角張ったスタイルになりとてもカッコイイ感じのスマホに。ステンレスのサイドフレームにマットガラスの高級感あるスタイルがたまらなくカッコイイ感じに仕上がっています。
画面サイズがiPhone 11 Proの5.8インチから6.1インチと大きくなりましたが、筐体の横幅は抑えられているので使いやすさは維持されています。
広角、超広角カメラだけでなく望遠カメラと被写体の距離を正確に取得できるLiDARスキャナを搭載しているので、ナイトモードポートレートで夜での背景をぼかして写真の撮影ができるようになったりしています。
なお、iPhone 12 Pro Maxの望遠2.5倍の光学カメラを搭載しているので、人物ポートレートがとても雰囲気ある感じの写真を作り出すことができます。
6.1インチのちょうどいい画面サイズでカメラの画質にこだわるのでならiPhone 12 Proはおすすめの端末です。iPhone 12 Proは高級感のある4色のカラー(シルバー、グラファイト、パシフィックブルー、ゴールド)から選ぶことができます。
iPhone 12 mini・12のおすすめポイント

iPhone 12は5.3
- 5.4インチ・6.1インチの有機ディスプレイ
- 高性能で省電力なA14 Bionicプロセッサ
- 4GBのメインメモリと64GBのストレージ容量
- カメラの性能が大きく向上して画質がキレイ
- 顔認証Face IDで顔で画面ロック解除ができる
- FeliCaに対応し電子マネーで支払いができる
- 水深6mに30分の耐水性能でプールに落としても大丈夫
- MagSafe充電器で最大15Wのワイヤレス充電
iPhone 12の基本性能は上位モデルのiPhone 12 Proとほぼ同じですが、リアカメラが広角と超広角のデュアルカメラ仕様と簡素化しているモデルとなっています。
カメラにこだわりがないのであれば、12 ProでなくてiPhone 12を選んでおけば問題なしです。なお、iPhone 12 Proとデザインもほぼ同じですが、サイドフレームがアルミ素材で背面パネルが光沢のあるガラスを採用しています。
iPhone 12 mini、iPhone 12はポップな5色のカラー(ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、レッド)から選ぶことができます。
iPhone 11のおすすめポイント

iPhone 11はiPhone 12・12 Proの発売によって74,800円から64,800円に値下げとなりました。
画面サイズは6.1インチとiPhone 12と同じですが、本体サイズが少しだけ大きいのがネックとなりますが、性能は高いのでストレスのないスマホ体験を得ることができるでしょう。
- 6.1インチの液晶ディスプレイを搭載
- 高性能で省電力に優れたA13 Bionicを搭載
- 顔認証Face IDで顔で画面ロック解除ができる
- FeliCaに対応し電子マネーで支払いができる
- 水深2mに30分の耐水性能で濡れても大丈夫
- ワイヤレス充電に対応している
- 64,800円と安く買うことができる
A13 Bionicプロセッサは2019年のハイエンドモデル・iPhone 11・11 Proにも搭載されているので、とにかく高性能なモデルとなっています。iPhone 12が登場したことで型落ちプロセッサとなりましたが、十分すぎる性能を持っているので、iPhone 11のスペックがあれば十分です。
ただ、本体サイズが少し大きいので片手で操作は難しいので基本的に両手で使うことを前提とした端末と見ていいでしょう。また、本体のカラーバリエーションも6色から選ぶことができるので楽しいですよね。
iPhone XRのおすすめポイント

iPhone XRは2018年に発売されたiPhone XSのスタンダードモデルとして発売された端末です。A12 BionicプロセッサはiPhone XSシリーズに採用されていてまだまだ快適に使うことができる性能を持っています。
- 6.1インチの液晶ディスプレイを搭載
- そこそこ性能の高いA12 Bionicを搭載
- 顔認証Face IDで顔で画面ロック解除ができる
- FeliCaに対応し電子マネーで支払いができる
- 水深1mに30分の耐水性能で濡れても大丈夫
- ワイヤレス充電に対応している
- 54,800円と安く買うことができる
iPhone 11、iPhone 12が発売したことによってさらに値下げされて54,800円で買うことができます。とても安いですよね。なのに、性能が悪いってことはないので安心してください。快適に使うことができます。
6.1インチのディスプレイサイズはiPhone 12と同じ大きさですが、本体サイズがiPhone 11同様に大きめとなっているので、大きさに問題がなく、安いiPhoneが欲しいという方におすすめの端末となっています。
iPhone SE(第2世代)のおすすめポイント

iPhone SE(第2世代)は4.7インチのディスプレイを搭載したiPhone 8のブラッシュアップモデルですが、iPhone 11 Proと同じA13 Bionicプロセッサを搭載したモデルです。
- 4.7インチの液晶ディスプレイを搭載
- Touch IDで指で画面ロック解除ができる
- A13 BionicでiPhone 11と同じプロセッサ
- 1200万画素のシングルカメラを搭載
- FeliCaに対応(Suica、IDで決済できる)
- IP67等級(水深1mに30分耐えられる)の耐水性能
- ワイヤレス充電に対応している
- 44,800円〜で買えるコスパ最強スマホ
最近のiPhoneは画面が大きいモデルばかりでしたが、4.7インチサイズはコンパクトですし片手で使うこともできるので使いやすさは抜群ですよね。iPhone SE(第2世代)はA13 Bionicを搭載しながら44,800円で買えるのはコスパ最強です。
しかも、指紋認証のTouch IDを搭載しているのでマスクしてても画面ロック解除ができてしまう。今の時期はとてもいいですよね。
iPhone 8・ 8 Plus おすすめポイント

iPhone 8・8 Plusは背面パネルにガラスを採用しワイヤレス充電に対応した高性能モデルでコンパクトサイズの軽量ボディが特徴となっています。
- 4.7インチのコンパクトモデルを選ぶことができる
- ホームボタンを搭載した最後のiPhone
- A11 Bionicは機械学習もできるハイエンドプロセッサ
- 1200万画素のシングルカメラを搭載
- FeliCaに対応(Suica、IDで決済できる)
- IP67等級(水深1mに30分耐えられる)の耐水性能
- ワイヤレス充電に対応している
- 3D Touchに対応している
- 52,800円〜買えるようになってコストパホーマンス最強
iPhone 8/8 PlusはiPhone 7/7 Plusと比較してもCPU、カメラのスペックがかなり高いので今買っても4〜5年は余裕で使うことができるでしょう。
また、2019年9月発売の新型iPhoneの発売とともにiPhone 8が52,800円に、iPhone 8 Plusが62,800円に値下げされて、コストパフォーマンス最強のiPhoneとなりました。
ホームボタンを搭載した最後のモデルなので、顔認証が苦手な方はとりあえず購入しておいて損はしないでしょう。
iPhone 8、iPhone 7を徹底比較した記事もあるので参考にどうぞ!
iPhone XS・XS Maxのおすすめポイント

iPhone XSとiPhone XS Maxは高スペックをとことん追求したフラグシップモデルです。
- 5.8、6.5インチの有機ディスプレイを搭載
- 最新の顔認証Face IDに対応している
- A12 Bionicは機械学習もできるハイエンドプロセッサ
- 1200万画素のデュアルカメラ(広角・望遠)を搭載
- ポートレートモードに対応している
- FeliCaに対応(Suica、IDで決済できる)
- IP68等級(水深2mに30分耐えられる)の耐水性能
- ワイヤレス充電に対応している
- ドコモ、au、ソフトバンクで購入できる
A12 Bionicプロセッサに4GBのメインメモリの搭載でとにかく快適に動作するのジェスチャー操作でサクサク使うことができます。
カメラの画質も従来のiPhoneと比べると高画質なので、コンパクトカメラの代わりに使うこともできるのかなと思います。
iPhone 11シリーズの登場でApple Storeでの販売が終了しましたが、ドコモ・au・ソフトバンクでは販売が継続しています。iPhone 11 Proよりも安く買えるので少しでも安く高機能のiPhoneを手に入れたいならおすすめです。
また、iPhone XS/XS Maxは中古で購入するのもいいと思います。信頼できる中古ショップなら安心して買うことができますし、まあまあ安い金額でiPhoneを手に入れることが可能となっています。
iPhone 7・7 Plus おすすめポイント

2016年に発売したiPhone 7・7 Plusは現行モデル最後のアルミ筐体を採用した機種で、コンパクトサイズで軽量ボディ、背面パネルが割れないので取り扱いのしやすさはナンバーワンです。
- アルミ筐体で軽くてコンパクト
- A10 Fusionはまだまだ現役のプロセッサ
- 1200万画素のシングルカメラを搭載
- FeliCaに対応(Suica、IDで決済できる)
- IP67等級(水深1mに30分耐えられる)の耐水性能
- 3D Touchに対応している
- キャリアで販売が継続している
A10 FusionプロセッサはiPod touch(第7世代)やiPad 10.2インチ(第7世代)にも採用されているプロセッサで、まだまだ現役で使うことができます。
とはいえさすがに3年前のプロセッサなので不安ですよね。しかし、2019年9月配信のiOS 13はもちろん対応していますし、おそらく2020年のiOS 14、2021年のiOS 15までは対象機種になると思うので今買っても3年は普通に使うことができるでしょう。
iPhone 7はApple Storeでの販売は終了しましたが、ドコモ・au・ソフトバンクでの取り扱いしています。特にドコモのiPhone 7は39,800円で買うことができるのでかなりお買い得ですよ。
iPhone 7は格安SIMサービスのUQ mobileやY!mobileでも取り扱いを開始しています。端末価格の割引サービスもあるので、お得に乗り換えることが可能となっています。
UQ mobile、Y!mobileにするとどれくらい安くなるのか比較した記事があります。
https://www.sin-space.com/entry/2018/12/20/160533
旧型iPhoneから買い換えにおすすめ機種は?
すでにiPhoneを使っていて「そろそろ古くなってきたから新しいiPhoneに乗り換えたい!」と考えている方もいるでしょう。今使っているiPhoneから次のどの機種にすべきかをまとめてみました。
4インチのiPhone 5s・iPhone SEを使っている方は、4.7インチのiPhone 7かiPhone 8に乗り換えましょう!
- iPhone 5s → iPhone 7に乗り換え
- iPhone SE → iPhone 8に乗り換え
iPhone SEは2018年9月に販売が終了し、今のところ後継機種は存在しないので、コンパクトで軽い機種は4.7インチのiPhone 8、7のどちらかとなります。
iPhone 5sからの乗り換えなら価格の安いiPhone 7でもスペック的に3世代(6 → 6s → 7)も新しくなるので十分に満足することができます。SEはスペック的に6sと同じなのでiPhone 8にした方が満足度が高いと思います。
4.7インチモデルを使っていて画面サイズを維持したいならiPhone 8、画面サイズが大きくなってもいいならXSに乗り換えるのがおすすめです。
- 4.7インチサイズを維持したい → iPhone 8
- 画面が大きくなってもいい → iPhone 11 Pro、XS
なお、キャリアならiPhone Xも選択肢に入ってくるので意外と安く購入することもできるのでおすすめです。
5.5インチモデルを使っていて画面サイズを維持したいなら8 Plusに乗り換えるのがいいですが、個人的には6.1インチのXRに乗り換えてしまうのがおすすめです。
- 5.5インチサイズを維持したい → iPhone 8 Plus
- ちょっと冒険しよう → iPhone 11、XR
iPhone XRって本体サイズは8 Plusよりも小さいのに画面サイズは大きいんですよね。8 Plusの後継機はiPhone XRなんじゃないかなと思うくらい。しかも、価格も8 Plusの初値よりも安い。
iPhone Xからの乗り換えはXSかXS Maxのどちらかしかありませんが個人的にはXS Maxがいいと思います。
- iPhone X → iPhone 11 Pro Max、XS Maxに乗り換え
XSの進化は確かにスゴイですがXから比較すると感動は薄いので乗り換える必要はないと思います。そのお金でiPad Proを購入してみてはいかがでしょうか?
なお、iPhoneは中古で買うこともできるので少しでも購入費用を抑えたい方は検討してみてはいかがでしょうか。また、iPhoneの買い換えのタイミング時期についてもこちらの記事を参考にどうぞ。
おすすめのiPhoneの周辺機器・アクセサリーをまとめましたので、快適に使いたい方は参考にしてください。iPhoneの保護フィルムについても書いています。
iPhoneはどこで買うのがいい?
Apple Store・Apple公式サイト
iPhoneはSIMフリー版をApple StoreやApple公式サイトで買うことができます。SIMフリー版なら全てのキャリアのSIMカードを入れてモバイル通信ができるので格安SIMを使っている方におすすめです。
なお、Appleの公式サイトからY!mobileのSIMカードを0円で購入することができ事務手数料無料で契約することができます。しかも、SIM単体特別割引を受けることもできるので意外とおすすめ。
Apple公式サイトからiPhoneを買う場合は一括購入だけでなくAppleローンを使って分割で買うこともできるので、まとまったお金を使いたくないという方も安心して機種変更できるのかなと思います。
Appleローンを実際に使ってみたことがあるので流れについてこちらの記事を参考にどうぞ!
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア
iPhoneはドコモ、au、ソフトバンクでも買うことができます。格安SIMは確かに安いのですがデータ通信速度が遅いなどデメリットもあるので、どこでも、いつでも快適にモバイル回線を使うならキャリアがおすすめ
キャリアだと分割払いで購入できますし、家族がいて、自宅に光回線を引いている場合はキャリアの方がお得になる場合もあります。ちなみに、ドコモ版のiPhone 7は39,800円(Apple Storeは50,800円)で購入できるのでかなりお得感がありますよ。
ワイモバイル・UQ mobile サブブランド
ワイモバイル、UQ mobileでも一部のiPhoneを購入できます。最新のiPhoneは買えませんがiPhone 7を買うことができます。
サブブランドは通信品質はキャリアとほぼ同じなのに通信料金が圧倒的に安いので格安SIMにするくらいならワイモバイル、UQ mobileのどちらかを選んだ方がいいのかなと思います。
中古ショップで中古のiPhoneを買う
iPhoneは高いデバイスなので中古ショップで中古のiPhoneを買うという手段もアリです。ちゃんとした中古ショップなら保証もありますし、iPhoneのバッテリーをAppleで交換してしまえば長く使うこともできるのかなと思います。
注意点などがあるので詳しくはこちらをどうぞ!
この記事を読んで7より8が良かったのかな?と思ってますが、iPod touchでも随分持ってくれたので現在7を選びました。
去年の12月にガラケー(ガラホではありません)から乗り換えました。一応満足してますが、8の方が良かったのでしょうか?今更ながら少し迷ってます。製造ライン稼働中との事も聞き7にしました。