
iPhoneに格安SIMを入れて月々の通信料金を下げたい…ですよね。大手キャリアから格安SIMに乗り換えでスマホの通信料金を半分以下にすることも可能です。
しかし、格安SIMは数多くのMVNOが存在していてどの通信会社を選んだらいいか分かりにくいです。ここでは、iPhoneにおすすめしたい格安SIMと料金プランを比較しているので、格安SIMへの乗り換えを検討している方は参考にしてください!
最新のiPhoneの比較はこちらをどうぞ。
この記事の目次
iPhoneにおすすめの格安SIM
キャリアから格安SIMに乗り換えると月々の通信料金を大幅に節約することができます。
とくにスマホを一人で契約してるなら大手キャリアを使うよりも格安SIMにした方が間違いなくスマホ料金を下げることができます。
家族だと状況によってはキャリアが良い場合もあって一概に格安SIMが良いとはいえませんが、基本的には格安SIMに乗り換えることで通信料金を大幅に下げることができます。
個人的にiPhoneにおすすめの格安SIM(音声通話SIM)は以下の5つ。これらの回線は僕が実際に契約して使っている格安SIMでおすすめ順で並べています。
通信会社 | おすすめプラン | 料金 | ポイント |
---|---|---|---|
Y!mobile(ワイモバイル) | スマホベーシックプランS(10分かけ放題+3GBデータ) | 2,680円(6ヶ月 1,980円) | 10分かけ放題込みのプラン。通信速度が速くて安定している |
UQ mobile | スマホプランS(3GBデータ) | 1,980円 | データ容量を翌月に繰越できる。通信速度が速くて安定している |
mineo(マイネオ) | 音声通話SIM 3GB | 1,510円 | 500MB〜30GBまでのプランを選べる。ドコモ・au・ソフトバンクの回線を選べる。 |
LINEモバイル | 音声通話SIM 3GB | 1,480円 | LINEのデータ消費0。追加280円でTwitter・Facebookのデータ消費も0に。 |
楽天モバイル | unlimit(楽天回線ならデータ使い放題) | 2,980円(先着300万人は1年無料) | 楽天回線網ならデータ使い放題、au回線網は5GBで超過で1Mbpsの通信速度に |
この中でもUQ mobileはauのサブブランド、Y!mobileはソフトバンクのサブブランドなので通信品質が高くユーザーが混み合う時間帯でも通信速度が落ちにくい特徴があります。
また、2020年4月よりスタートした楽天unlimitは楽天回線網ならデータ通信し放題、パートナーエリアのau回線網でも5GBのデータ通信ができます。
楽天モバイルのunlimitのスゴイところは300万人限定で1年間基本料金が無料になるという大判振る舞いなところ。とりあえず、契約しておいてもいいレベルなんですよね。
ただ、楽天unlimitはiPhoneだと「通話かけ放題ができない」、「SMSができない端末がある」ので、メイン回線を格安SIMにするならUQモバイルかワイモバイルのどちらかを選ぶのがいいでしょう。
データ通信のみでいいならmineo(マイネオ)を使うのがおすすめです。
- メイン回線(音声 + データ):UQ mobile or Y!mobile
- サブ回線(データ):楽天モバイル、mineo(マイネオ)
メイン回線にするならUQモバイルかワイモバイルがいいでしょう。
ワイモバイルの基本プランとなるスマホベーシックプランは10分かけ放題込みですが、UQモバイルのスマホプランの音声通話は従量制で基本料金が少し安いのが特徴です。
UQ mobile | Y!mobile | |
S:3GB | 1,980円 | 2,680円 |
M:9GB | 2,980円 | 3,680円 |
L:14GB | 3,980円 | 4,680円 |
かけ放題 | 10分:700円 ずっと:1,700円 60分無料:1,000円 | 10分:プランに含む |
自分から電話をかけることが少ないなら基本料金が安いUQモバイルがおすすめです。電話をかけることが多いなら10分かけ放題ができるワイモバイルがおすすめです。
ワイモバイルはYahoo!プレミアムが無料になる特典もあるのでヤフー系のサービスを使うことが多いならいいですよ。
また、UQモバイルとワイモバイルは500円割引してくれる家族割もあるので家族で使うなら通信費用をかなり抑えることができますよ。
とにかくスマホ料金を安くしたいならmineo(マイネオ)がおすすめ。通信速度も比較的安定していますし大容量データプランをデータSIMで契約してiPad セルラーモデルで使うこともできます。
ちなみに、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone SE(第2世代)、iPhone XS、iPhone XRはeSIMに対応していてIIJmioのeSIMプランを使うことができます。
キャリアの主回線・IIJmioのeSIMをデータ通信に使うことができます。詳しくはこちらをどうぞ。
格安SIMとキャリアの違いについて
格安SIM(MVNO)とドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアは何が違うのかを詳しく見ていきましょう。
大手キャリアの電波を借りている
格安SIM(MVNO)はキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から回線を借りて通信していてサービスエリアはキャリアの電波と全く同じです。なので、格安SIMに乗り換えて電波が届かなくなることはありません。
格安SIMのmineo(マイネオ)とLINEモバイルは全キャリアの回線に対応しているトリプルキャリアとなっています。楽天モバイルも同じくMVNOでしたが2020年4月に第4の携帯キャリアになって自前の回線でサービスインしました。
UQモバイルとワイモバイルは少し特殊でキャリアが運営している低価格ブラントという位置付けとなっています。
- UQ mobile:KDDIの子会社であるUQコミュニケーションズが運営
- Y!mobile:ソフトバンクが運営している
- 楽天モバイル:楽天が運営(パートナーエリアはau)
UQモバイル、ワイモバイルはキャリアが運営しているのでMVNOの格安SIMサービスのように通信速度が遅くなりません。楽天モバイルもパートナーエリアであっても通信速度が遅くならないので安心して使うことができます。
通話性能はほぼ同じ
格安SIMはキャリアの回線を借りて運営しているので届く電波の範囲もドコモ、au、ソフトバンクと全く同じで通話品質もほとんど同じです。格安SIMで電話メインにしても問題なく使うことができます。
格安SIMに乗り換えるメリット
キャリアから格安SIMに乗り換えると2つのメリットがあります。
- 月々のスマホ料金が安くなる
- 端末が安いので乗り換えしやすい
格安SIMを使う最大のメリットはスマホ料金が安くなるというところでしょう。また、スマホ端末も安いモノを使えるようになり乗り換えがしやすくなるというメリットもあります。
月々の通信料金が安くなる
キャリアから格安SIMに乗り換えることで月々の通信料金を下げることができます。とくに1人でスマホを使っている方は半分以下に抑えることも可能です。
UQ mobile・auの料金比較
UQモバイルとauの料金プランを比較してみました。auはたくさんのプランがあるので一部を抜粋しています。
UQ mobile | au | ||||
基本料金 | プランS | プランM | プランL | auピタットプラン | auフラットプラン20N |
データプラン | 3GB | 9GB | 14GB | 〜4GB | 20GB |
月々の料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 | 4,480円 | 〜6ヶ月:5,000円 7ヶ月〜:6,000円 |
auのピタットプランで4GBほどデータを消費すると4,480円となりますが、UQ mobileのスマホプランSなら3GB(1年目は4GB)で1,980円でスマホを使うことができます。
つまり、同じデータ容量でもUQ mobileなら2,500円も安くなるということになります。
Y!mobile・Softbankの料金比較
ワイモバイルとソフトバンクの料金プランを比較してみました。
Y!mobile | Softbank | ||||
基本料金 | プランS | プランM | プランR | ミニモンスター | ウルトラギガモンスター+ |
データプラン | 3GB | 9GB | 14GB | 〜2GB | 50GB(SNSし放題) |
月々の料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 | 〜12ヶ月:4,980円 13ヶ月〜:5,980円 | 〜12ヶ月:6,480円 13ヶ月〜:7,480円 |
ソフトバンクは基本的に大容量プランのウルトラギガモンスター+を使いたくなるようなプラン設計になっていて小容量のプランはかなり割高な価格設定となっています。
ワイモバイルにすることで半額以下の料金に抑えることができるのは間違いないでしょう。
端末が安いので乗り換えしやすい
UQモバイル、ワイモバイル、楽天モバイル、各MVNOでスマホを買うことができ大手キャリアよりも安い端末をラインナップしているので比較的安く買うことができます。
SIMフリーのiPhoneを使って格安SIMに乗り換えるなら、あまり関係ないですが、同じ端末でもUQ mobile、Y!mobileの方が安く買うことができることが多いです。
- AQUOS sense3:UQ(23,760円)、au(36,720円)、docomo(31,680円)
- Galaxy A20:UQ(10,800円)、au(22,000円)、docomo(21,384円)
- Xperia 8:UQ(27,800円)、Y(36,000円)、au(49,680円)
まだまだ現役で使えるiPhone 7も大手キャリアよりも安く手に入れることができるので、少しでも安くiPhoneを手に入れたいならおすすめですよ。
格安SIMに乗り換えるデメリット
一方でキャリアから格安SIMに乗り換えることでデメリットもあります。
- 通信速度は全体的に遅くなる
- 時間帯によっては著しく速度が低下する
- LINEの年齢認証ができなくなる
- キャリアメールが使えない
- サポートを受けにくくなる
通信速度が全体的に遅くなる
キャリアから格安SIMに乗り換えをするとデータ通信速度は低下します。間違いなく遅くなります。
さらに、時間帯や場所によってデータ通信速度が極端に遅くなってしまい使い物にならなくなってしまうことも。
格安SIMはキャリアから回線の一部を借りており、イメージとしてはキャリアの本回線の隅っこを使わせてもらっている感じ。そこに大量のユーザーがデータ通信をしようとすると回線が混み合ってしまい通信速度が低下してしまうのです。
各格安SIMで通信速度をGoogleのスピードテストで計測してみました。

場所、時期によって大きく速度は異なるのであくまで参考値としてください。
2019年2月7日 | 9:30 | 11:30 | 12:40 | 13:30 | 20:00 | |
---|---|---|---|---|---|---|
docomo | 受信 送信 | 110.6 10.8 | 56.4 16.4 | 96.1 9.37 | 142.1 8.54 | 36.6 13.9 |
UQ mobile | 受信 送信 | 43.3 5.65 | 39.4 10.0 | 41.5 8.01 | 61.9 6.67 | 43.6 8.85 |
Y!mobile | 受信 送信 | 77.2 5.06 | 42.5 4.68 | 57.2 5.35 | 49.8 11.0 | 45.7 4.06 |
mineo D | 受信 送信 | 27.2 12.8 | 30.8 14.4 | 0.41 1.05 | 12.5 8.85 | 1.53 10.4 |
mineo A | 受信 送信 | 48.0 7.21 | 39.2 5.78 | 1.05 8.00 | 40.4 7.49 | 30.2 6.97 |
LINEモバイル D | 受信 送信 | 7.3 7.54 | 46.4 13.7 | 0.19 6.11 | 2.44 8.43 | 0.98 17.1 |
NifMo | 受信 送信 | 55.1 7.33 | 62.2 17.0 | 0.42 8.88 | 49.0 13.4 | 63.5 13.0 |
楽天モバイル D | 受信 送信 | 18.9 12.2 | 27.5 13.2 | 0.92 9.87 | 18.4 11.3 | 2.53 9.27 |
ドコモが通信速度が一番速いのは当然のこととして、格安SIMのUQ mobile、Y!mobileも1日通して安定した通信速度が出ているのが分かります。
その他の格安SIMだと平日の12時〜13時のお昼休み1時間は通信速度が極端に低下する時間帯となっています。
休憩に入ってみんな一斉にスマホを使い出すんでしょう。1Mbps以下になると読み込み速度がかなり遅くなりちょっとイライラしてしまいます。
なお、お昼の時間帯以外で通信速度が安定しているのがmineo(マイネオ)とNifMoとなっているので、UQ mobileやY!mobile以外から通信速度で格安SIMを選ぶならmineo(マイネオ)、楽天モバイルがいいのかな。
格安SIMの混み合う時間帯ではどれくらい速度が低下するのかUQ mobileとLINEモバイルで動画比較してみました。
読み込み速度を動画比較
- 場所:石川県金沢市郊外
- 時間:平日 20時頃
- UQ mobile(au回線):受信速度 約40Mbps
- LINEモバイル(docomo回線):受信速度 約0.9Mbps
平日の夜20時頃もiPhoneのSafariでYahoo!Japanのサイトを読み込んでみると、UQ mobileなら3秒ほどで読み込みが完了しますが、LINEモバイルだと11秒ほどの時間がかかってしまいます。
みんながよく使っているTwitterなどのSNSの読み込みもこんな感じで遅くなってしまうので、キャリアが運営しているUQ mobileやY!mobile以外の格安SIMに乗り換えてしまうと混み合う時間帯は快適にiPhoneを使うことはできないので注意です。
UQ mobileとLINEモバイルでiPhoneの地図アプリで3D表示にしてみました。
左のUQ mobileだと普通に3Dの地図が表示されていますが、右のLINEモバイルだと読み込みが遅いのかいつまで経っても画面が表示しない状態になってしまいます。
普通の2Dの地図なら比較的速く画面が表示されるので普通の地図なら実用レベルは保てますが、UQ mobile・Y!mobile以外のMVNOに乗り換えると時間帯や場所によってはキャリアと同じように使えないので注意しましょう。
キャリアメールが使えなくなる
格安SIMに乗り換えると(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp)といったキャリアメールが使えなくなります。(Y!mobileは使うことができます。)
しかし、最近はLINEなどSNSを使って連絡を取ることがほとんどなのでキャリアメールを使うことがほとんどないので支障はないようにも感じます。
もし、キャリアメールを使っているなら格安SIMへの乗り換えを機会にLINEやFacebookメッセンジャーなどに移行してしまいましょう。
ちなみに、キャリアメールが使えなくても電話番号でメッセージを送受信すできるSMSは使えるので連絡が取れなくなることありません。
LINEの年齢認証ができなくなる
キャリアから格安SIMに乗り換えをするとLINEの年齢認証ができなくなりID検索機能が使えなくなってしまいます。(LINEモバイルはLINEなので年齢認証ができます。ワイモバイルもできます。)
ただし、キャリア版のiPhoneをそのまま使う場合は年齢認証が完了した状態になっているのでiPhoneを初期化しない限りはID検索機能を使えます。
また、キャリアのSIMカードを残しておくことでドコモ、au、ソフトバンクのサポートページにアクセスすることでLINEの年齢認証をする裏技があったりするので問題は解決しようと思えば可能となっています。
サポートが受けにくくなる
ドコモ、au、ソフトバンクは全国各地にショップがあるので何か問題があった時やスマホが故障してしまった時も気軽に立ち寄って代替え機を借りたりするなど問題を解決することが可能です。
格安SIMの多くはインターネットで完結するビジネスモデルなのでスマホが故障してしまった時に困ってしまいます。
しかし、最近はUQ mobileやY!mobilなら全国各地にショップが増えてきたのでそこまで問題はないでしょう。
格安SIMでiPhoneを使う方法
格安SIMでiPhoneを使うにはSIMフリー版のiPhoneを手に入れるか、キャリア版のiPhoneをSIMロック解除するかのどちらかになります。
SIMフリー版のiPhoneを使う
Apple StoreでiPhoneで買うとSIMフリー版を手に入れることができます。SIMフリー版であればドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、さらに世界の通信会社のSIMのカードを入れて使うことができます。
現在販売されているiPhoneは以下の7機種です。

- iPhone 11 Pro Max:119,800円〜
- iPhone 11 Pro:106,800円〜
- iPhone 11:74,800円〜
- iPhone SE:44,800円〜
- iPhone XR:64,800円〜
- iPhone SE(第2世代):44,800〜
- iPhone 8 Plus:販売終了
- iPhone 8:販売終了
基本は一括払いとなりますが、最近は24回払い0%金利キャンペーンを実施していることが多いので、キャリアでなくてもiPhoneを分割で購入することが可能となっています。
SIMフリー版のiPhoneで格安SIMを入れて使うには、SIMカードをiPhoneのSIMカードスロットに入れて、APNのプロファイルを設定することで使うことが可能となります。
キャリア版のiPhoneを使う
ドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneを使っている場合はiPhoneのSIMロックを解除することで格安SIMを入れて安い料金でiPhoneを使うことができます。

ドコモ版のiPhoneからau回線のUQ mobileに乗り換える場合はSIMロック解除が必要となりますが、ドコモ版のiPhoneからドコモ回線の格安SIMに乗り換える場合はSIMロック解除をしなくてもAPNのプロファイル設定をするだけで使うことができます。
ドコモ版iPhone | au版iPhone | ソフトバンク版iPhone | |
ドコモ回線の格安SIM | 解除必要なし | SIMロック解除必要 | SIMロック解除必要 |
au回線の格安SIM | SIMロック解除必要 | iPhone 8以降は解除必要なし | SIMロック解除必要 |
ソフトバンク回線の格安SIM | SIMロック解除必要 | 解除必要なし | 解除必要なし |
auも最近の機種はSIMロック解除しなくてもいいです。ただ、少しややこしいので格安SIMに乗り換えると決めたならSIMロック解除の手続きをしておくことをおすすめします。
というのも、キャリアを契約解除すると90日〜100日経過するとSIMロック解除できなくなってしまうんですよね。
なので、キャリアから離れる前に必ずiPhoneのSIMロックを解除しておきましょう。
iPhoneのSIMロック解除は各ショップで手続きをしてもいいですが、手数料が3,000円かかるので無料でSIMロック解除できるオンラインから手続きをすることをおすすめします。
以前にドコモで購入したiPhone 8をSIMロック解除したことがあるのですが、オンライン上から簡単にSIMロック解除をすることができました。

iPhoneのSIMロック解除はこちらの記事に詳しく書いているので参考にしてください。
安いiPhoneをセット購入して使う
iPhone SE(第2世代)ならワイモバイルやUQモバイル、mineo(マイネオ)などで購入して使うことができます。mineo(マイネオ)の場合は割引がないのでメリットがあまりありませんが、一部のモデルを購入できます。
通信会社 | 購入できるiPhone |
---|---|
Y!mobile | iPhone SE(第2世代) |
UQ mobile | iPhone SE(第2世代) |
mineo(マイネオ) | iPhone SE、iPhone 11、iPhone XS、iPhone XR |
BIGLOBEモバイル | iPhone 7 |
楽天モバイル | – |
少し前まではiPhone 7もワイモバイル、UQモバイルで販売が継続していましたが、現在は取り扱いが終了してiPhone SE(第2世代)のみとなっています。
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアよりもiPhone SE(第2世代)をワイモバイル、UQモバイルで手に入れた方が安く抑えることができるのでお勧めです。
格安SIMの選び方
キャリアから格安SIMに乗り換えるのにあたり、どのような視点から選べばいいのかを書いていくので、乗り換えを検討している方は是非とも参考にしていただけたらと思います。

通信速度で選ぶ
キャリアから格安SIMに乗り換えても通信速度を落としたくないなら迷わずUQ mobileかY!mobileを選ぶことをおすすめします。
その他の格安SIMだとお昼休みや夜の時間帯の回線が混み合う時の通信速度が遅くなってしまいます。
- ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル:混み合う時間帯も通信速度が速い
- その他格安SIM:混み合う時間帯は通信速度が遅くなる
ドコモ回線の格安SIMでドコモが運営している事業者がいないのでドコモ系の格安SIMはどこを選んでも混み合う時間帯の通信速度は低下してしまうと思っておきましょう。
通信回線で選ぶ
基本的に現在使っているキャリアと同じ回線を選ぶことで電波の入りが悪いなどのトラブルを防ぐことができます。
現在auを使っていて満足しているならUQモバイルに、ソフトバンクを使っていて満足しているならワイモバイルに乗り換えすることでいつも使っていた場所で電波が飛んでなかった…ということを防ぐことができます。
ドコモを使っているならmineo(マイネオ)のドコモ回線を使うことでトラブルを防ぐことができます。
ただし、通信速度を重視するならUQ mobileやY!mobileに乗り換えた方がいいのかなと思います。
また、いくらUQ mobileやY!mobileが通信速度が速いといっても電波がきちんと届いていることが必須条件となります。
場所によってはドコモの電波が入りにくいところ、auの電波が入りにくいところ、ソフトバンクの電波が入りにくいところがあるので、今使っているキャリアの電波状況から判断してどの回線を選ぶべきかを判断するのがいいでしょう。
データSIMと音声通話SIM
格安SIMにはインターネットだけ使うことができるデータSIMと音声通話もすることができる音声通話SIMがあります。
- データSIM:データ通信だけができる
- データSIM SMS機能付き:データ通信・SMSができる、データSIMでLINEを使うならこっち(au回線はデータSIMに最初から付属している)
- 音声通話SIM:データ通信・SMS・通常の電話ができる
キャリアから格安SIMに乗り換えるときに電話番号を引き継ぎたい場合は音声通話SIMを選ぶことになります。また、普通の音声通話機能も使いたい場合も音声通話SIMを選ぶことになります。
もし、LINEの無料通話アプリがあるから「電話は必要ない!」と感じている方はデータSIMを選ぶのもいいでしょう。データSIMにすると月々の料金がとにかく安くすることができます。
データSIM(3GB) | 音声通話SIM(3GB) | セットプラン(10分かけ放題+3GB) | |
UQ mobile | 980円 | 1,980円 | 2,680円 |
Y!mobile | 980円(1GB) | – | 2,680円 |
mineo(マイネオ) | 900円 | 1,510円 | 2,360円 |
LINEモバイル | 980円(3GB) | 1,480円 | 2,360円 |
LINEモバイルのLINEフリープラン(3GB)はLINEに必要なデータ量がカウントされないプランとなっているので、LINEの無料通話をどれだけ使ってもデータ消費することがありません。
つまり、LINEをフル活用することで月額980円でiPhoneを使うことができるということですね。まあ、データSIMだけで運用するのはちょっと極端な例ですが、このような使い方もできるということです。
iPhoneにおすすめの格安SIMはこれ
それでは、iPhoneにおすすめの格安SIMを紹介していきたいと思います。
Y!mobile(ワイモバイル)
ワイモバイルはソフトバンクが運営している低価格帯の通信サービスで、ユーザーが混み合う時間帯に速度が落ちるということはないので安心して使うことができます。
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランR | |
データ通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
国内かけ放題 | 10分間 | ||
基本料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割 | -700円(6ヶ月) | ||
6ヶ月まで料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
7ヶ月以降の料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
また、SoftBank光/Airか家族割でさらに料金を下げることもできます。
- 料金が安い(3GB・10分かけ放題で2,680円)
- 10分かけ放題がプランに入ってる
- 混み合う時間帯でも通信速度が落ちにくい
- シェアプランで2台目タブレットも安く使える
- LINEの年齢確認ができてID検索機能が使える
- Yahoo!プレミアムが無料で使うことができる
国内通話10分かけ放題がプランに入っているので自分から電話をかけることが多い方はワイモバイルはおすすめです。
- データ専用プランが少し高い
- データ容量の繰越しができない
- 通話しない人は料金が少し割高
自分から電話をかけない人は料金が割高になってしまうのでUQ mobileを選んだ方がいいですが、定期的に電話をかけることが多いなら最初ならプランコミコミとなっているワイモバイルの方がシンプルで使いやすいでしょう。
また、YahooやPayPayのサービスを使うことが多いなら間違いなくワイモバイルを選ぶのがいいでしょう。Yahoo!プレミアムが無料となります。
また、Apple StoreでiPhoneを購入するときにY!mobileのSIMカードをセット購入することも可能となっており、Apple Store特別仕様として契約時の事務手数料が0円にすることができます。
UQ mobile
UQ mobileはauの子会社が運営している低価格帯の通信サービスで、ワイモバイル同様に通信速度が遅くなりにくいので非常に使いやすい格安SIMサービスとなっています。
スマホプランS | スマホプランR | |
データ通信量 | 3GB → 4GB | 10GB → 12GB |
基本料金 | 1,980円 | 2,980円 |
最大60分の通話定額 | +500円 | |
10分かけ放題 | +700円 | |
かけ放題 | +1,700円 |
家族割を組み合わせるとでさらに500円割引となり料金を下げることもできます。
UQモバイルは従量制通話が基本プランとなるのでかけ放題通話が必要ない方はワイモバイルよりもUQ mobileの方が安くて使い勝手がいいのでおすすめです。
- 料金が安い(3GBで1,980円)
- 従量制の音声通話が基本プランになっている
- 混み合う時間帯でも通信速度が落ちにくい
- データ(3GB:980円)のプランがある
- 余ったデータ量を翌月に繰越できる
UQ mobileは使わなかったデータ容量を翌月に繰越できるのも良いところですよね。
- キャリアメールが有料オプション
- LINEの年齢確認ができない(ID検索できない)
キャリアメールが有料オプションになってしまいますが、そもそもLINEやiMessageで連絡することが増えているので必要性はあまりないのかもしれません。
ワイモバイルよりも料金を抑えることができるので電話を自分からかけることがないならUQ mobileは良い選択肢となります。
mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)はドコモ、au、ソフトバンクの回線を使うことができる格安SIMサービスです。
格安SIMサービスの中でも通信速度が安定している方なのでドコモ回線の格安SIMを使いたいという方、au回線だと料金プランが安いのでオススメです。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
500MB | 1,400円 | 1,310円 | 1,750円 |
3GB | 1,600円 | 1,510円 | 1,950円 |
6GB | 2,280円 | 2,190円 | 2,630円 |
10GB | 3,220円 | 3,130円 | 3,670円 |
20GB | 4,680円 | 4,590円 | 5,030円 |
30GB | 6,600円 | 6,510円 | 6,950円 |
オプション | 国内通話10分かけ放題オプション:+850円 |
mineo(マイネオ)はキャンペーンしていることが多く2020年2月〜5月31日まで基本料金から800円(6ヶ月)の割引、さらにデータ容量1GB増量で使うことができます。
- ドコモ、au、ソフトバンクの回線が使える
- MVNOの中では通信速度が安定している
- 料金が安くてデータ容量も細かく選ぶことができる
- 月に最大1GBのデータ量をもらえる(フリータンク)
- MNP乗り換えで基本料金6ヶ月間800円割引 + 1GB増量(5月31日までのキャンペーン)
UQ mobile、Y!mobileよりも安い料金に抑えることができるのは大きなメリットですよね。独自のサービスも展開しているので面白い使い方ができますよ。
- ソフトバンクのSプランの料金が高い
- データ容量が多いプランは少し高い
- 混み合う時間帯の通信速度が遅くなる
元々はauの格安SIMサービスでスタートしたこともあり料金も安く回線の通信速度もドコモプランよりも速いことが多いのでmineo(マイネオ)にするならauプランがおすすめです。
LINEモバイル
LINEモバイルはLINEの格安SIMサービスということもありLINEで使用するデータ通信量が消費しないデータフリーシステムが特徴的です。
LINEデータフリーが基本プランとなり、SNSデータフリー(280円)、SNS音楽データフリー(480円)を追加していくスタイルとなります。
- データフリー:LINEのデータ消費ゼロ
- SNSデータフリー:LINE、Twitter、Facebookのデータ消費ゼロ
- SNS音楽データフリー:LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSICのデータ消費ゼロ
追加480円で音楽ストリーミングのLINE MUSICを楽しめるのはなかなか良いですよね。
データSIM | 音声通話SIM | |
500MB | 600円 | 1,100円 |
3GB | 980円 | 1,480円 |
6GB | 1,700円 | 2,200円 |
12GB | 2,700円 | 3,200円 |
オプション | 国内通話10分かけ放題オプション:+880円 |
LINEモバイルはソフトバンクが運営しているMVNOですが、ソフトバンク回線だけでなくドコモ回線、au回線も選ぶことが可能となっています。
- LINEなどSNSに関するデータ消費がゼロ
- データSIM 500MB(600円)+ LINEアプリで通話も使い放題なので意外と使える
- SNS音楽データフリーでLINE MUSICを楽しめる
- LINEの年齢認証ができるのでID検索ができる
LINEの年齢確認はその他のMVNOではできないのでID検索が使えないですが、LINEモバイルは年齢確認ができるのでID検索機能も使うことができます。
- 通常時も少しだけ通信速度が遅い
- 混み合う時間帯の通信速度が遅くなる
使う場所によっても違うとは思いますがLINEモバイルは他の格安SIMと比べると通信速度が通常時でも遅いように感じます。
なので、通信速度を重視するなら避けたほうがいいのかなぁ…。
楽天モバイル
楽天モバイルのunlimitの料金プランはとてもシンプルで月額2,980円で使うことができ、楽天回線網ならデータ使い放題、パートナーエリア(au)なら5GBまで使うことができます。超過しても1Mbpsの制限となるのでそこまで通信速度が落ちないのがいいところ。
- 楽天回線網はデータ使い放題
- パートナーエリアは5GBまで
- 超過後は1Mbpsに通信制限
- SPUに対応し楽天ポイントが1倍アップ
- 300万人限定で1年間無料に
- iPhoneだと通話かけ放題できない
- iPhoneだとSMSができない端末がある
- 少し前の端末だと使えない
楽天モバイルは2020年4月にサービスインした第4の通信キャリアです。楽天回線網であれば2,980円でデータ通信し放題という最高なサービスですが、まだ使えるところが少ないこともあり300万人限定で1年間基本料金が無料です。
au回線しか使えないエリアも無料で5GBまで使えるので、とりあえず契約してもいいレベルですよね。
まとめ:iPhoneにおすすめ格安SIMはこれ!
最後にiPhoneにおすすめの格安SIMをまとめたいと思います。
- 快適にiPhoneを使いたい → ワイモバイル、UQモバイル
- とにかく通信費用を安く抑えたい → 楽天モバイル
- キャリアのiPhoneから乗り換える → ワイモバイル、UQモバイル、楽天モバイル
- ドコモ回線を使いたいなら → mineo or LINEモバイル
- SNSをたくさん使うなら → LINEモバイル
快適にiPhoneを使いたいなら
どんな時間帯でも快適にiPhoneを使いたいならワイモバイルかUQ mobileがおすすめです。
お昼の時間帯など回線が混み合っても通信速度が遅くなることがないので、今までキャリアで使っていた時と同じように快適にiPhoneを使うことができます。
とにかく通信料金を安くしたいなら
とにかく格安SIMに乗り換えた通信料金を下げたいのなら楽天モバイルがおすすめです。少なくとも1年間基本料金無料で使うことができます。
しかも、楽天回線網ならデータ使い放題です。通話は専用のアプリを使わないと無料にはならないけど、1年間基本料金無料はかなり大きいですよね。とりあえず、使ってみてもいいのではないでしょうか。
ただし、仕事でよく電話を使うという方はメインにするのはちょっと待った方がいいかもです。まだまだ、駆け出しの通信キャリアなので不具合が出てくる可能性もあるので。
SNSし放題になるLINEモバイルも悪くないですが通信速度の低下が気になるところなので、 個人的には新しいことにも積極的に挑戦し続けているmineo(マイネオ)を選ぶのがいいのかなと思っています。
ドコモ、au、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えた場合の料金を比較しています。
eSIMについてはこちらをどうぞ。
iPhoneの比較・おすすめはこちらをどうぞ。
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