ファインウーブンケース レビュー

Appleが2023年9月にiPhone 15、15 Proを発売しますが、それに合わせてApple純正のケースがいつも通り登場します。

…が、Appleは環境配慮を理由にレザーを使用した製品を廃止して代わりに耐久性に優れたマイクロツイル製のファインウーブンケースを発売します。

いわゆる布っぽい感じの素材のケースで耐久性が高いのかとても心配ですが質感自体はとても良いです。

この記事では、iPhone 15シリーズのファインウーブンケースのデザインや素材質感、撥水性をレビューしています。

メリット、デメリットも書いたので純正レザーケースの代わりにファインウーブンケースを検討してる方は参考にしてください。

ファインウーブンケースのメリット
  • 布の質感で手触りはとても良い
  • 今までにないケースで質感が良い
  • MagSafe周辺機器を使える
  • ケースカラーを5色から選べる
ファインウーブンケースのデメリット
  • 吸水性抜群で水に弱すぎる
  • レザーケースの代わりにはならない
  • USB-Cが刺さらない可能性がある
  • 「布」なので滑るやすい(落としやすい)
  • MagSafeの跡が付きやすい
  • 価格はとても高い(9,980円)

※Apple純正のiPhone 15 Pro ファインウーブンケースとiPhone 15 Pro Max ファインウーブンケースは自腹購入してレビューしています。装着してる端末はモックで実際のiPhone 15 Proとは異なります。

ファインウーブンケースの特徴

ファインウーブンケース
ファインウーブンケースの特徴
  • 素材:マイクロツイル製(きめ細かい布)
  • 再生素材:68%(炭素排出量を大幅削減)
  • MagSafe充電・周辺機器に対応
  • ケース重量:26 g(15 Pro)、30g(15 Pro Max)
  • 価格:9,980円

ファインウーブンケースは今まであったレザーケースの代わりとして登場したケースでマイクロツイル製でスエードのような布素材を採用したケースです。

ファインウーブンケース 背面デザイン

今までのレザーケースは背面とサイド一体型でしたが、ファインウーブンケースはツートンっぽい感じで異なる素材で形成されています。

ファインウーブンケースの質感

サイド部分はおそらく樹脂系だと思いますがマイクロツイルっぽいサラサラとした質感の素材となっています。

内側は今までレザーケースと同じようにマイクロファイバーの裏地を採用しておりiPhone 15を傷付けることなく優しく包み込みます。

ファインウーブンケース 内側の素材

ケースカラーはブラック、パシフィックブルー、エバーグリーン、マルベリー、トープの5色から選べます。

iPhone 15、15 Plus、15 Pro、15 Pro Max向けにそれぞれのサイズに合わせたファインウーブンケースを選ぶことが可能です。

ファインウーブンケース レビュー

布っぽく質感は良い

では、iPhone 15 Pro向けのファインウーブンケースをレビューしていきますが、ファインウーブンケースの見た目はとても良いんですよね。

ファインウーブンケース iPhone 15 Pro 背面デザイン

完全にマットな落ち着いた雰囲気で手触りはサラサラと質感の高い仕上がりでレザーケースとはまた違う質感の高さを醸し出して、さすが価格が高いだけあるケースです。

ファインウーブンケースの素材

一言でいうなら「品質の高い布」です。マイクロツイルは生地の密度の高い手触りの良い素材でとにかくキメが細かい布となっています。

操作ボタンは従来のレザーケースやシリコンケースと同じく樹脂系の素材を採用し少し光沢のあるスタイルとなっています。

ファインウーブンケース サイドボタン部分

本体右側にサイドボタン、左側に音量ボタンとアクションボタンが使えるようにボタンがしっかり搭載されています。

ファインウーブンケース 音量ボタン部分

iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxはアクションボタン、15 / 15 Plusはミュートスイッチなのでこの部分の仕上がりは異なっております。

ケースは少し盛り上がってるため画面側から落としてもディスプレイに衝撃が伝わらないように配慮されています。

ファインウーブンケース 画面側

リアカメラのレンズもフレームが段差になってることでしっかり衝撃や傷から守ってくれるので安心して使えるケースとなっています。

ファインウーブンケース カメラ部分

ちなみに、iPhone 15 Pro / 15 Pro Maxは本体の厚みが0.4mmほど分厚くなってケースに厚みがありますが、カメラの縁は高さが抑えられて見た目がスッキリしています。

ファインウーブンケースのカメラ部分の出っ張り

パッと見た感じでカメラ部分がスッキリしたように見えるのは、おそらくカメラのフレームの高さが低くなったことにあるのでしょう。

端末下には充電ポート、スピーカー、マイクの部分に合わせて穴が空いています。

ファインウーブンケース 端末下

基本的に従来のレザーケースとシリコンケースと形状は同じです。ただ、iPhone 15シリーズは14よりも少しだけ本体サイズが異なるので14のケースを使い回しできません。

吸水性が抜群(耐水性ゼロ)

マイクロツイル製は「品質の高い布」です。「布」です。布なので水は大丈夫なのでしょうか。雨の日とか濡れたりしないのか気になりますよね。

試しにファインウーブンケースに水を垂らしてみたところ…

ファインウーブンケースに水を垂らす

0.5秒で水が吸い込まれていきました。

ファインウーブンケース 吸水性抜群

吸水性抜群のケースですね。

ファインウーブンケースとレザーケースの耐水性を比較

レザーケース、シリコンケースは水に濡れても撥水して染み込むことないですが(レザーでもボロボロだと染み込むことあります。)ファインウーブンケースは一瞬で吸水します。

雨の日とかビショビショになる可能性が高いです。

iPhone 15はIP68規格対応で耐水性能はあるので壊れることはないですが長期的に見てケースの耐久性が気になるところ。

キレイな水なら乾けばシミになることはないですが、汗が染み込む可能性は高く長期使用で汚れる予感がします。長期間使ってみないと分からないですが、ここまで水を吸水すれば傷みそうな感じです。

ケースの重量は軽めで扱いやすい

ファインウーブンケースの重量はレザーケースよりも3〜5gほど軽くなっていて、iPhone 15 Pro向けが26g、15 Pro Max向けが30gの重量でした。

ファインウーブンケース:15 Pro Max向け
ケースの重量比較
  • iPhone 14(シリコンケース):29g
  • iPhone 14 Pro Max(レザーケース):31g
  • iPhone 15 Pro(ファインウーブン):26g
  • iPhone 15 Pro Max(ファインウーブン):30g

レザーケースと比較すると1gしか差がないですが、シリコンケースと比べると少し軽量化されているようです。

各モデルでファインウーブンケースを到着した場合のおおよその重量はこんな感じです。(15と15 Proでは重量が少し異なるはず。)

ケース装着時の重量
  • iPhone 15:171 g → 197g 前後
  • iPhone 15 Plus:201 g → 227 g 前後
  • iPhone 15 Pro:187 g → 203 g 前後
  • iPhone 15 Pro Max:221 g → 247 g 前後

iPhone 14 Proはケースなしで206gあったので、iPhone 15 Proはチタニウムボディになってほんと軽くなったんだと思わせてくれますね。

ファインウーブンケースを装着してもiPhone 15 Proを203gで運用できてしまうのは素晴らしいです。

ただし、注意点として基本的に「布」素材なので滑りやすいです。手で持って滑るので端末を落としてしまう可能性があるので注意して使う必要はあるでしょう。

MagSafe周辺機器に対応

ファインウーブンケースはMagSafeに対応しているので聴診器型のApple純正のMagSafe充電器などMagSafe周辺機器に対応しています。

ファインウーブンケースとMagSafe充電

この辺りの使い勝手はレザーケースやシリコンケースと全く同じでMagSaf対応のウォレットやスタンドを使ってより便利にiPhone 15を使うことが可能となります。

ちなみに、MagSafeの跡は付きやすいです。ファインウーブンは布素材なので跡になりやすいのでしょうね。長時間使ってると跡が気になってくるかも?

USB-Cポートが使えない場合も

けっこう致命的かなと思うのが、USB-Cケーブルの端子部分の大きさによってはケースしながら周辺機器のケーブルを接続できません。

USB-Cケーブルが接続できない

USB-Cポートの切り欠きが小さすぎるんですよね…。通常の充電ケーブルなら問題ないですがデータ通信できるUSB3対応のUSB-Cケーブルはコネクタ部分が大きくてケースに干渉して接続できないことがあります。

せっかくSDカードリーダーが直接接続できるようになってもケースが邪魔して使えないこともあるので注意です。

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ファインウーブンケース レビュー:まとめ

iPhone 15シリーズのファインウーブンケースはマイクロツイル素材を採用した新しいケースでレザーケースの代わりとして登場しました。

ただ、レザーとは手触りや質感が大きく異なるので今までのレザーケースの代わりとしてファインウーブンケースを購入するち「あれ?」ってなるかもしれません。

ファインウーブンケースがおすすめな人は

ファインウーブンケース
ファインウーブンケースがおすすめな人は
  • 手触りの良いケースが欲しい
  • 質感の高いケースを付けたい
  • ケース装着時に重くないケースがいい
  • 水回りで使うことはない
  • 外付けSSDをあまり使わない

ファインウーブンケースは高価なだけあって手触りや質感はとても良いです。もちろん、レザーとはまた違った質感の高さなのでレザーケースが良かったと言う方はイマイチと感じるかもしれません。

それでも、シリコンケースよりも肌触りはいいと思いますし、ワンランク上のケース体験をしたいならファインウーブンケースはおすすめです。

重量もレザーケース、シリコンケースよりも軽量化されてるのも魅力となるのではないでしょうか。

ただし、布ケースなので水が染み込むので水回りで使うことがあるなら適していないので注意してください。

シリコンケースがおすすめな人は

シリコンケース
シリコンケースがおすすめな人は
  • 水回りで使うことがある
  • ケースの購入費用を抑えたい
  • ポップな色のケースが欲しい

水回りでiPhoneを使うことがあるならシリコンケースがおすすめです。価格も安めですし費用を抑えることもできます。

また、ファインウーブンケースにはないパステルカラーな明るい色を選べるのもシリコンの魅力にもなります。

他社製のレザーケースも選択肢に

iPhone 15向けのApple純正のレザーケースはもうないので他社製のレザーケースを選択肢に入れるのもいいのかもしれません。

MOFTからもMOVASレザーケースを発売しますし純正にこだわりがないならiPhone 15は数多くのケースがあるので選び甲斐はあるのかなと感じます。

PITAKA MagEZ Case 4 Proを詳しく見る

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