
今年もiPad Proの新型モデルが来るのか?!どうなるのか?iPad Proはハイエンドタブレット端末として王者の座に君臨し続けていますが2021年に新型のiPad Proが発売されるとみられています!
現行のiPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチも高性能なスペックを持っていますが、2021年モデルはA14X Bionicチップ、ミニLEDを搭載してさらに高性能なタブレットになる可能性がありそうです。
この記事では、2021年に登場すると噂されているiPad Pro(2021)はデザインやスペックの最新情報、噂をまとめています。iPad Proの購入を検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
iPad Pro(2021)スペックはどうなる?

iPad Pro(2021)はSoCがA12Z Bionic → A14X Bionicに刷新されるなど内部スペックの性能が大きく向上するとみられています。
- 画面サイズは11インチと12.9インチ
- ミニLEDディスプレイを搭載し省電力に
- GPU強化版のA14X Bionic、8GBメインメモリ
- デュアルカメラ + LiDARスキャナ
- セルラーモデルは5G通信に対応
- 2021年3月に発売か?
画面サイズは11インチ、12.9インチと従来モデルと同じですが液晶ディスプレイからより省電力なミニLEDディスプレイになって筐体デザインは現行モデルと同じスタイルになるものの中身が大きく変わることになりそうです。
とくにチップがA12Z Bionic → A14X BionicになることでSoCの世代が2世代も新しくなるので、処理性能は大きく向上することになりそうです。
さらに、セルラーモデルは5G通信にも対応するとみられているので、iPhone 12シリーズと同じように5Gのエリアであれば高速データ通信で効率的に作業ができるようになります。
iPad Pro 11インチ(第3世代)とiPad Pro 12.9インチ(第5世代)は2021年3月に登場すると噂されています。
A14X Bionic + 8GB RAMで性能が向上する

iPad Pro(2021)はA14X Bionicチップを搭載するとみられています。
A14X BionicチップはiPhone 12シリーズに搭載されているA14 Bionicのスペック強化バージョンとなっていてより負荷のかかる作業も快適にできるようになります。
A14X Bionic | A12Z Bionic | A14 Bionic | |
CPU | 8コア(高性能コア4 + 省電力コア4) | 6コア(高性能コア2 + 省電力コア4) | |
GPU | 8コア | 4コア | |
Neural Engine | 16コア(毎秒11兆回) | 8コア(毎秒5兆回) | 16コア(毎秒11兆回) |
プロセスルール | 5nm | 7nm FinFET | 5nm |
トランジスタ数 | 150億(?) | 100億 | 118億 |
シングルコアスコア | 1550(?) | 1100 | 1550 |
マルチコアスコア | 7000(?) | 4600 | 3900 |
Metalスコア | 20000(?) | A12Z:11800 A12X:11000 | 12000 |
A14 BionicのCPUコアは6つですが、A14X Bionicは8コアになってCPUの処理性能が向上、さらにGPUも4コアから8コアになってグラフィック性能も大きく向上することになりそうです。
コア部分はA14 Bionicがベースとなっており、シングルコアのスコアは1550とiPhone 12とほぼ同じになるはず。高性能コアの数が2つから4つになることでマルチコアスコアは7000ほどになるかもしれません。
ちなみに、M1チップのマルチコアスコアは7500なのでM1搭載のMacに迫る性能を手に入れることになりそうです。
A12 Bionicのトランジスタ数は69億、A12X Bionicは100億なのでA14X Bionicは150億ほどになるかもですね。M1チップは169億なのでそれよりは少ないトランジスタ数になるとはいえ性能はかなり近いものになるのではないでしょうか。
ただ、iPadでここまで性能が向上したところで使い道がいまいち見出すことができないので性能アップよりも7nm → 5nmに微細化したことによる省電力性能の向上に期待したいところです。
ミニLEDディスプレイで電池持ちが向上する
iPad Pro(2021)は液晶ディスプレイではなくミニLEDディスプレイを搭載する可能性があります。(11インチは液晶のまま、12.9インチがミニLEDディスプレイになる?)

ミニLEDディスプレイは液晶のバックライトに大量のLEDを使うことでエリア別で明るさを自動的に明るくしたり暗くすることができるパネルです。有機ELで問題となる焼き付きないので液晶と有機ELのいいとこ取りとも言われていますね。
60万円するPro Display XDRはミニLEDではないものの576個のLEDをバックライトを使用していてシチュエーションに合わせて明るさを部分的に制御しています。
これに似た仕組みがiPad Pro(2021)にも採用されることになります。
従来のiPadはMacBookと比べても電池持ちが良いのがメリットの一つとなっていましたが、バッテリー駆動時間が大きく向上したM1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Pro 13インチが登場したことで「iPadの方がバッテリー駆動時間が良い」と両手を広げて言えない状況になってしまいました。
省電力なA14X BionicチップとミニLEDの組み合わせでiPad Proの電池持ちが向上することに期待したいところです。
本体デザインはほぼ同じ
iPad Pro(2021)の本体デザインは現行のiPad Pro 11インチ・12.9インチと同じままとなりそうです。

筐体はアルミ素材を採用し角が立っていて従来の丸みのあるiPadとは雰囲気の違うスタイルとなっています。
このデザインになったのはiPad Pro(2018)からで今年で3年目となり、iPad Air 4も同じデザインを採用し上位モデルは統一感のあるスタイルとなっています。
デュアルカメラ + LiDARスキャナを搭載
iPad Pro(2021)も引き続きリアカメラに超広角 + 広角のトリプルカメラ、LiDARスキャナを搭載していますが、新型モデルはカメラのレンズ部分の出っ張りが少しだけ低くなるかもしれません。

レンズの部分が低くなるだけなのでカメラユニット全体としては出っ張りのあるスタイルとなりますが、レンズの縁のエッジ部分が他の端末の画面に触れて傷が付いてしまうということは防ぐことができるようになりそうですね。
セルラーモデルは5G通信に対応する
iPad Pro(2021)のセルラーモデルは5G通信に対応するとみられています。
5GはSub-6とより高速通信が可能となるミリ波(mmWave)がありますがiPad Pro(2021)はミリ波に対応するようですが、iPhone 12と同じように米国のみ対応となり、日本ではSub-6の5Gに対応することになりそうです。
5Gに関してはまだまだエリアが狭くて恩恵を受けることができませんし、Wi-Fiモデルを選ぶ方にとっては関係のない話となります。
Magic Keyboardが新型になる?
Patently AppleによるとAppleはMagic Keyboardに関する特許が2021年1月2日に取得していて、iPad Pro(2021)の登場に合わせて新しくなったMagic Keyboardが出てくる可能性があります。
デザインに変更はなく内部が改良されて新しい機能が追加されたり、筐体の素材が変更されて指紋が付きにくいモノになるともいわれています。
Magic Keyboardだけ新しくなるというのも違和感あるのでSmart Keyboard Folioが新しくなることも考えられるのでしょうかね…。新しいモデルが出るたびに新型になっていくのは嬉しいようでツライw
ただし、あくまで特許が取得されただけなので製品化されるかどうかは不明です。というか、Magic Keyboardは価格が高いので1世代で変更されるととっても困ります..。
2021年3月に発売する?
iPad Pro(2021)は2021年3月末に発売されるとみられています。あくまで噂なので本当にこの時期に発売されるかどうかは分からないですが、現行のiPad Pro (2020)は2020年3月に発売していて1年経過することになります。
- iPad Pro(2017):2017年6月
- iPad Pro(2018):2018年10月
- iPad Pro(2020):2020年3月
- iPad Pro(2021):2021年3月
前のアップデートから1年とスパンが短めではありますが、前回はチップとカメラのマイナーアップデートだけだったので、今回は早めにアップデートが実施される可能性は高そうです。
2020年11月に登場したiPad Air(第4世代)の性能がiPad Proに迫る性能を持っているため、早い段階でA12Z → A14X Bionicに刷新したほうが売れ行き的にみてもプラスになると思いますしiPad Proの早い段階でのアップデートは必要不可欠です。
端末価格は同じ?
iPad Pro(2021)の端末価格は明らかではないですが、現行モデルとほぼ同じ価格になる可能性が高いでしょう。
iPad Pro 11インチ(第2世代) | iPad Pro 11インチ(第2世代) | |
128GB | 84,800円? | 84,800円 |
256GB | 95,800円? | 95,800円 |
512GB | 117,800円? | 117,800円 |
1TB | 139,800円? | 139,800円 |
iPad Pro 11インチ(第5世代) | iPad Pro 12.9インチ(第4世代) | |
128GB | 104,800円? | 104,800円 |
256GB | 115,800円? | 115,800円 |
512GB | 137,800円? | 137,800円 |
1TB | 159,800円? | 159,800円 |
iPad Pro 12.9インチ(第5世代)がミニLEDディスプレイを搭載した場合は価格が高くなる可能性もありますが、現行のiPad Proでもそれなりの価格なので、価格据え置きになることに期待ですね。
願わくば、もう少し安くしてくれたら嬉しいですが。
iPad Pro(2021)最新情報と噂:まとめ

iPad Pro 11インチ(第3世代)、iPad Pro 12.9インチ(第5世代)は2021年3月に発売されると噂されています。
現行のiPad Pro(2020)も十分なスペックを持ったハイエンドタブレットではありますが、iPad Air(第4世代)が大きく性能を向上したことによってプロを選びにくくなったのも紛れもない事実です。
iPad Pro(2021)はA14X Bionicチップを搭載すると見られていて、M1チップを搭載したMacに迫る性能を手に入れることになるでしょう。
これだけ性能が向上すれば性能の高いモデルが欲しいとなった時にiPad AirとiPad Proで悩むことなくiPad Proを買いやすくなりますよね。なりますよね?
個人的には性能云々ではなく、電池持ち向上に期待をしています。
iPad ProはMagic Keyboardとの組み合わせだと意外とバッテリー持ちがよくないので、省電力になったA14X BionicとミニLEDディスプレイでバッテリー駆動時間が長くなることに期待です。
source:9To5Mac
iPadの比較・おすすめはこちらです。
ただし、iPadは明らかに性能が高くなりすぎていてその性能を十分に使いこなすことができないということもあります。
動画編集、イラストを描くといったことをしないのであればiPad Air(第4世代)やiPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)といった価格の安いモデルでも十分ということもあります。
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