iPad Pro 11インチ(第4世代)レビュー

iPad Pro 11インチもどんどんハイスペックになっていきます。2022年モデルのiPad Pro 11インチは第2世代のMac向けAppleシリコンのM2チップを搭載しさらに高性能マシンに進化しました。

M1でも凄かったのにM2になってしまうとは。さらに、Apple Pencilを浮かした状態で画面にホバー表示できるApple Pencilポイントにも対応し絵描き師さんにとって嬉しいアップデートが入ってます。

この記事ではM2 iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)のレビューをして実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いています。

従来のiPad Pro 11インチ(第3世代・2021)からどう進化したか違いも比較もしているので検討している方は参考にどうぞ!

iPad Pro 11インチ(第4世代)メリット
  • 11インチちょうど良い使いやすいサイズ
  • 360°対応のFace ID(顔認証)に対応
  • M2チップで高負荷アプリも動かせる
  • ステージマネージャでウィンドウ操作対応
  • 外部モニターでディスプレイに拡張可能に
  • Apple Pencil ポイントで絵描きに最適化
  • 4スピーカーオーディオの音質が良い
  • Thunderbolt 外付けSSDが使える
iPad Pro 11インチ(第4世代)デメリット
  • 従来モデルから進化は少ない
  • 指紋認証に対応していない
  • マスクしてると画面ロック解除できない
  • 価格が高くなって高価なiPadに..

iPad Pro 11インチ(第4世代)はApple Storeで124,800円から購入可能でAmazonの公式ストアからも手に入れることが可能です。ちょっと高い..!

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)レビュー:外観

デザイン変わらずフラットなスタイル

iPad Pro 11インチ(第4世代)の本体デザインはiPad Pro 11インチ(第3世代)と同じスタイルを継承し見た目で違いを見分けるのは難しいです。

iPad Pro 11インチ(第4世代)正面デザイン
iPad Pro 11インチ(第4世代)

壁紙がちょっと違うくらいしか見た目で判断できないくらい同じで、背面パネルもアルミ素材のユニボディスタイルとなっています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)背面デザイン
背面パネルはアルミ素材を採用

操作ボタンは筐体右上に集約されていて、トップ部分にスリープボタン、サイド部分に音量ボタンを搭載しています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)操作ボタン
操作ボタン

また、Apple Pencil(第2世代)をくっ付けて充電できる充電パッドを右サイド部分に搭載しています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)のApple Pencil 充電パッド
Apple Pencil 充電パッド

iPad Pro 11インチ(第4世代)のリアカメラは広角 + 超広角のデュアルカメラに被写体の距離を計測できるLiDARスキャナを搭載しています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)リアカメラ
リアカメラ

ちなみに、背面パネルのロゴは「iPad」から「iPad Pro」に変わりました。

iPad Pro 11インチ(第4世代)と(第3世代)のロゴの違い

M2チップを搭載してiPad Proはようやく「Pro」の称号を手に入れることができ「真のプロ」になりました。

よかったです。プロです。

Magic Keyboardの組み合わせ

iPad Pro 11インチ(第4世代)はフローティングデザインのカバーキーボード・Magic Keyboardに対応しています。

Magic Keyboardの背面側の見た目
Magic Keyboardの背面部分

磁力のある背面パネルとMagic Keyboardをくっ付けることで画面を浮かせてキーボード作業が可能で目線をできる限り上げながら作業できます。

Magic KeyboardとiPad Pro 11インチ(第4世代)
Magic Keyboardで作業できる

MacBookと同じシザー構造のキーを採用し快適なタイピング作業だけでなくトラックパッドでの操作も可能となっています。

Smart Keyboard Folioの組み合わせ

トラックパッドが必要ないならSmart Keyboard Folioとの組み合わせでキーボード作業ができます。

iPad Pro 11インチ(第4世代)とSmart Keyboard
Smart Keyboard

iPadはタッチ操作ができるのでトラックパッド操作は必須ではないので価格とのバランスを考慮するとSmart Keyboard Folioの方がおすすめです。

なお、iPad Pro 11インチ(第4世代)は本体の形状と寸法、マイクの穴の位置がiPad Pro 11インチ(第3世代)と同じなのでサードパーティ製のケースは同じものを使うことができます。

電源アダプタと編み込みケーブル

iPad Pro 11インチ(第4世代)の同梱品はApple USB-C 20W電源アダプタとUSB-C to Cケーブルとなっています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)の同梱品
充電アダプタとケーブル

iPhone 14 Proと違って充電アダプタが付属するのですぐに使えますし、USB-Cケーブルは編み込み式のランクの高いものが入っていて普通では手に入れられないプレミアム感があります。

といっても、iPad(第10世代)も編み込み式のケーブルが同梱してますが。

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)レビュー:性能

SoCはM2チップで性能が向上

iPad Pro 11インチ(第4世代)のSoCはApple M2を搭載しています。しかも、MacBook Air(M2)の8コアGPUを内蔵したタイプではなくMacBook Pro 13インチ(M2)の10コアGPUと同じM2チップを採用しています。

M2チップ
SoC 性能比較
モデル iPad Pro 11インチ(第4世代) iPad Pro 11インチ(第3世代)
SoC M2 M1
CPU 8コア(4+4) 8コア(4+4)
GPU 10コア 8コア
Neural Engine 16コア(15.6兆回/秒) 16コア(11兆回/秒)
RAM 8GB / 16GB 8GB / 16GB
プロセス 5nm 5nm
トランジスタ数 200億個 160億個

M1 → M2チップになったことでCPUは最大15%、GPUは最大35%、Neural Engineが40%高速化、メモリ帯域幅は50%広くなって、より高いパフォーマンスを得ることができます。

ストレージは128GB、256GB、512GB、そして1TBも選べます。1TBと2TBモデルはメインメモリが8GBから16GBに増えるので外部モニターの拡張モードでマルチタスク作業するのに適しているといえそうです。

Geekbench 5で性能を比較しました。

iPad Pro 11(第4世代)と(第3世代) Geekbench 5 ベンチマークスコア
M2 vs M1
Geekbench 5 性能比較
モデル iPad Pro 11(第4世代) iPad Pro 11(第3世代)
SoC M2 M1
シングルコアCPU 1879 1693
マルチコアCPU 8331 7193
GPU(Metal) 32293 21417

M1 → M2になってシングルコアCPUの性能が10〜15%向上しそれに伴ってマルチコアCPUが20%向上、さらにGPUの性能もコア数が8 → 10になったことも影響で50%も向上しています。

Antutuで性能を比較しました。

iPad Pro 11(第4世代)と(第3世代) Antutuベンチマークスコア
M2 vs M1
Antutu 性能比較
モデル iPad Pro 11(第4世代) iPad Pro 11(第3世代)
SoC M2 M1
総合 1297759 1183466
CPU 294846 271250
GPU 697298 624545
MEM 138711 139451
UX 166904 148220

M1 iPad Pro 11インチ(第3世代)もとてつもない性能を持ったタブレットでしたが、M2 iPad Pro 11インチ(第4世代)はさらに10〜15%も性能が向上しています。

正直、タブレットでここまでの性能が必要なのか…?…ってなりますよね。

多くの方はM2の性能は必要ないですし、M1でも十分すぎるパワーがあってオーバースペック感満載でM1のiPad Proを使ってるなら乗り換えメリットはありません。

とはいえ、今後は「DaVinci Resolve for iPad」など高度な動画編集アプリが対応し、「LumaFusion」もProRes変換速度がM1 → M2で3倍高速化します。

iPad Pro 11インチ(第4世代)とLumaFusion
LumaFusion

iPadで動画編集をするプロの方はあって損のないスペックとなっていると言えます。

バッテリー持ちはほぼ同じ

iPad Pro 11インチ(第4世代)のバッテリー容量は(第3世代)と同じ28.65Whとなっています。

電池の減りを比較
iPad Pro 11インチ(第4世代) 11インチ(第3世代)
バッテリー容量 28.65Wh
PUBG
30分
75 → 68% 7%消費 61 → 53% 8%消費
原神
30分
95 → 86%:9%消費 78 → 69%:9%消費
YouTube
1時間
72 → 67%:9%消費 64 → 56%:8%消費

電池減りはほぼ同じで誤差レベルとなっていて、実際に使ってみて電池持ちの減りに違いはなく、Safariによるブログ執筆も1時間に8〜10%ほどバッテリーが減ってく感じです。

M2チップになってGPUのコア数が8から10に増えましたがバッテリーライフは従来モデルと同等レベルとなっています。

ディスプレイのスペック

iPad Pro 11インチ(第4世代)は11インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載しており、基本スペックは従来モデルと同じです。

iPad Pro 11インチ(第4世代)
iPad Pro 11インチ(第4世代)
ディスプレイの違い
モデル iPad Pro 11インチ(第4世代) iPad Pro 11インチ(第3世代)
パネル Liquid Retina(LEDバックライト)
解像度 2,732 × 2,048ピクセル
リフレッシュレート 120Hz(ProMotion)
Apple Pencilポイント 対応
最大輝度 600ニト(標準)
仕様 広色域ディスプレイ(P3) 、True Toneディスプレイ、耐指紋性撥油コーティング、フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング

スペックは従来モデルと同じで、12.9インチはミニLEDバックライトですが11インチはLEDバックライトのままとなってます。

iPad Pro 11インチ(第4世代)は新たにApple Pencilポイントに対応しペン先を画面に触れることなくホバー表示できるので、絵描き師さんにとって待望のアップデートとなっています。

カメラのスペックと画質

iPad Pro 11インチ(第世代)のリアカメラは1200万画素・F/1.8の広角カメラと1,000万画素・F/2.4の超広角カメラ、被写体の距離を計測できるLiDARスキャナを搭載しています。

iPad Pro 11(第4世代)と(第3世代)リアカメラ
iPad Pro 11(第4世代)・(第3世代)
カメラのスペック
モデル iPad Pro 11(第4世代) iPad Pro 11(第3世代)
広角 12MP・F/1.8
超広角 10MP・F/2.4
フロント 12MP・F/2.4・超広角・センターフレーム
高画質技術 スマートHDR4 スマートHDR3
動画撮影 4K60fps、4K30fps ProRes、HDR対応、1080p/240fps 4K60fps、HDR対応、1080p/240fps

iPad Pro 11インチ(第4世代)のカメラスペックは従来と同じですが、SoCが M1 → M2 になってスマートHDR4に対応、4K30fpsでProRes撮影に対応しました。(128GBモデルはフルHD 30fpsでProResに対応)

iPad Pro 11インチ(第4世代)とiPad Pro 11インチ(第3世代)でカメラの画質を比較してみました。(画像タップで拡大できます。)

iPad Pro 11(第4世代)広角カメラで撮影
iPad Pro 11(第4世代)
iPad Pro 11(第3世代)広角カメラで撮影
iPad Pro 11(第3世代)

白トビ、色合いをAIが調整してくれるスマートHDRがiPad Pro 11インチ(第4世代)は「第4世代」になったことで、逆光のあるシーンにおいてはより色鮮やかな写真になります。

iPad Pro 11(第4世代)超広角カメラで撮影
iPad Pro 11(第4世代)
iPad Pro 11(第3世代)超広角カメラで撮影
iPad Pro 11(第3世代)

広角、超広角カメラともにスペックは変わってないので、M1 → M2チップになったことによる画像処理エンジンの違い、ソフトウェアの違いなどがでてるのでしょう。

暗いところでの撮影においては大きな差はありません。

iPad Pro 11(第4世代)広角カメラで夜間撮影
iPad Pro 11(第4世代)
iPad Pro 11(第3世代)広角カメラで夜間撮影
iPad Pro 11(第3世代)

ノイズの乗り方などもほぼ同じなっていますが、光源の処理はiPad Pro 11インチ(第4世代)の方が少しクッキリ表現かもしれません。

iPad Pro 11(第4世代)広角カメラで電飾看板撮影
iPad Pro 11(第4世代)
iPad Pro 11(第3世代)広角カメラで電飾看板撮影
iPad Pro 11(第3世代)

いずれにしてもほぼ同じカメラとなっていますが、画質はそれなりにキレイなのでちょっとした書類のスキャンで十分使えますし旅行先の大きなカメラとしても使ってみるのもいいかも?

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)のメリット

11インチがちょうど使いやすいサイズ感

iPad Pro 11インチ(第4世代)は11インチの液晶ディスプレイを搭載したモデルで小さすぎず、大きすぎない丁度いいサイズのタブレットとなっています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)縦持ち時のサイズ感
縦持ちサイズ感

縦持ち時に普通にタブレットとして使うにしても丁度いい大きさで、横持ちした時に画面を分割しても使いやすい大きさです。

iPad Pro 11インチ(第4世代)横持ち時のサイズ感
横持ちサイズ感

iPad Air(第5世代)よりも画面サイズが0.1インチですが大きく画面隅のベゼル幅が狭くて本体厚みも 6.1 → 5.9mm と薄く「Pro」は「Air」よりも薄い逆転現象が起きてます。

わずかな差ではありますが、よりコンパクトにiPadを使うならiPad Pro 11インチという選択肢はアリです。スマホと違って筐体の横縦サイズが大きいので 0.2mm って意外と違いますよ。

ステージマネージャで操作性が向上

iPad Pro 11インチ(第4世代)はiPadOS 16の新機能となるステージマネージャを使って最大4つのアプリを1画面に表示してマルチタスクが可能です。

ad Pro 11インチ(第4世代)ステージマネージャー
3画面で並べて操作もできるように

画面左端から右にスワイプすると最近使ったアプリが4つ表示されていてタッチ操作でワンタップでアプリの切り替えができるので直感的にアプリ切り替えができます。

ステージマネージャ アプリの切り替え

ステージマネージャは右手で操作しながら左手でアプリをサクッと切り替えできるので、タッチ操作に最適化したUIなんでしょうね。

ウィンドウを並べて使うよりも単純のシングルタスクでステージマネージャでアプリを切り替えて使った方がレスポンスが高いです。

また、ステージマネージャは縦持ち時にウィンドウに上下に分割できるようになりました。

iPad Pro 11インチ(第4世代)ステージマネージャ縦持ち
上下にウィンドウを分けられる

ゲームのプレイ画面を下に表示することができるので、今まで横持ちでしか遊べなかった原神が縦持ちでコンパクトサイズでプレイができる最高のUIに…!

さらに、上にSafariやSNSを表示しながらプレイできるのでiPadとステージマネージャはめちゃくちゃ相性の良いUIと言って良いでしょう。

※ ステージマネージャーはiPad Pro 11インチ(第3世代)iPad Pro 11インチ(第2世代)iPad Pro 11インチ(第1世代)iPad Air(第5世代)対応しています。

外部モニターでディスプレイに拡張可能に

iPad Pro 11インチ(第4世代)はDisplayPortモードに対応しているのでStudio DisplayLG 27UD88などUSB-Cに対応した4Kモニターを接続でiPadの画面を表示が可能です。

現時点においてはミラーリング表示しか対応してないですが、2022年内には拡張モードに対応、iPad Pro 11インチ(第4世代)の画面と別の画面を外部モニターに表示して作業も可能となります。

まさに、Macのようにデュアルモニター環境を手に入れることが可能で、使い方次第(やはり制限はあるので..)ではパソコンとしてiPad Pro 11インチ(第4世代)を代用できてしまいます。

※ M1チップのiPad Pro 11インチ(第3世代)、iPad Air(第5世代)対応しています。

M2チップで高負荷アプリも動かせる

iPad Pro 11インチ(第4世代)はMacBook Pro 13インチと同じM2チップを搭載しているので、負荷のかかるアプリも快適に動作させることができます。

例えば、AdobeのIllustratorで 750MB の重めのデータを同時に起動してみたところM1 iPad Pro 11インチよりもM2 iPad Pro 11インチの方が速かったです。

プレビュー画面をズームしたり角度を動かした時の動きがiPad Pro 11インチ(第4世代)の方が明らかに滑らかに動作しています。

M2チップはCPUの性能が向上しただけでなくGPUのコア数が8つから10つに増えてるので、グラフィックの動作が安定してるのでしょうね。

原神も最高画質、60フレームレートで快適にプレイすることが可能となっています。

ちなみに、現在は「フレームレート60」までしか設定できないですがおそらくアップデートで「120」に設定可能になるはずです。

360°対応のFace ID(顔認証)に対応

iPad Pro 11インチ(第4世代)はFace IDによる顔認証による画面ロック解除、Apple Pay決済に対応しています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)Face ID
Face IDに対応

iPhone 14、13で対応した横向きFace IDと違って360°全ての角度で顔を認証できる凄いやつです。TrueDepthカメラは高度な3Dセンサーを内蔵し暗いところもしっかり顔を認識できます。

Apple Pencil ポイントで絵描きに最適化

iPad Pro 11インチ(第4世代)はApple Pencil(第2世代)に対応していてサイド部分の充電パッドにくっ付けて充電とペアリングをします。

iPad Pro 11インチ(第4世代)はApple Pencil(第2世代)に対応
充電パッドに
ペアリングと充電もくっ付けてする
くっ付けて充電

そして、iPad Pro 11インチ(第4世代)はAペン先が画面に触れる前にホバーリングができるApple Pencil ポイントが新機能として追加されました。

iPad Pro(第4世代)Apple Pencilポイント
Apple Pencilポイント

絵を描かない人からしたら「何に使うの?」ってなりますが、絵描き師さんにとってはホバー機能は液タブには必ず搭載されて馴染みのあるものだそうです。

たしかに液タブってペン先を画面に近づけたらポインタが表示されます。絵を描くときの精度など描きやすさがだいぶ異なるのでしょう。

iPad Pro(第4世代)で絵を描く
絵、描けるようになりたい

今までホバー機能がなくてiPadを選べなかった方も、もしかしたらiPad Pro 11インチ(第4世代)で新しい選択肢になるかもしれませんね。

※ Apple Pencil ポイントはiPad Pro M2のみの機能で大きな特権です。

4スピーカーオーディオの音質が良い

iPad Pro 11インチ(第4世代)は可変式4スピーカーオーディオに対応しています。

iPad Pro 11インチ(第4世代)内蔵スピーカー(右)
端末右側のスピーカー
iPad Pro 11インチ(第4世代)内蔵スピーカー(左)
端末左方のスピーカー

4つのスピーカーが端末の方向を判断して常にステレオサウンドになるように調整してくれるので、縦持ちであろうが横持ちであろうがしっかりステレオで音楽を楽しめます。

iPad Pro 11インチ(第4世代)の内蔵スピーカーはとても高音質で一つ一つの音がしっかり聞こえてくるので、音楽を聴く端末としても使えます。

Thunderbolt 外付けSSDが使える

iPad Pro 11インチ(第4世代)はUSB-Cポートを搭載していますが、USB 3.1 Gen 2(最大10Gbps)とThunderbolt 3(最大40Gbps)の高速通信ができます。

iPad Pro 11インチ(第4世代)Thunderbolt 3に対応
Thunderbolt SSDを接続できる

Thunderbolt対応の外付けSSDもiPad Pro 11インチ(第4世代)ならしっかり認識可能で、高速タイプのUHS-II SDカードリーダーのデータも素早く内蔵ストレージに移動できます。

例えば、SDカードに入ってる4GBの動画データを移動させるとiPad Air(第5世代)よりiPad Pro 11インチ(第4世代)の方が10秒速かったです。

iPad Pro 11(第4世代)
iPad Air(第5世代)

ただし、iPad Pro 11インチ(第3世代)と比べるとデータ転送速度は遅くなってるようです。20GBの動画データが入ったThunderbolt SSDから本体ストレージに移動してみると…

iPad Pro 11(第4世代)
iPad Pro 11(第3世代)

iPad Pro 11インチ(第4世代)は3分10秒だったのに対して(第3世代)は1分58秒でデータの移動ができました。

これはMacBook Air(M2)の256GBモデルのSSDは1チップ構成だったことからデータ転送速度が低下してた同じ現象でしょうか。

ということは、iPad Pro 11インチ(第4世代)は128GBと256GBモデルが対象ってことですかね。

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)のデメリット

従来モデルから進化は少ない

たしかに、iPad Pro 11インチ(第4世代)はM2チップを搭載しApple Pencil ポイントなどプロの仕事を支えるための高性能なiPadに進化をしました。

iPad Pro 11インチ(第4世代)
iPad Pro 11インチ(第4世代)

ただ、乗り換えるほどの進化があるかと言われればそうでもありません。基本的に出来ることはiPad Pro 11インチ(第3世代)と同じですしM1チップでもオーバースペックです。

すでに、iPad Pro 11インチ(第3世代)を持ってる方は乗り換えるメリットは少ないです。

というか、使う人による感じでしょうね。

絵描き師さんならホバー機能が使えるiPad Pro 11インチ(第4世代)は魅力的かもしれないですし、動画編集をiPadでガチでしたい方もM2は魅力的になるのではないでしょうか。

指紋認証に対応していない

iPad Air(第5世代)

iPad Pro 11インチ(第4世代)はFace IDによる顔認証に対応していますが指紋認証には対応していません。iPad Air(第5世代)iPad(第10世代)はトップボタンにTouch IDを内蔵しています。

指紋認証がなくても暗所でも普通に使える顔認証なので問題は少ないのですがマスクをしてるとやっぱり使いにくいんですよね…。

マスクしてると画面ロック解除できない

とくにカフェでマスクをしたままiPad Proで作業しているとFace IDが使えずに毎回パスコード入力が求められるのは苦行です。

iPad Pro 11インチ(第4世代)パスコード入力
パスコード入力

iPhoneシリーズは12以降ならマスクしながらでもFace IDが使えるようになったので技術的には何ら問題ないはず。今後のアップデートで是非ともFace IDのマスク対応して欲しいところです。

価格が高くなって高価なiPadに…

従来モデルも円安の影響で2022年7月に大幅な値上げとなりましたが、iPad Pro 11インチ(第4世代)もさらに価格が上昇して高価な端末になってしまいました。

iPad Pro 11インチ価格
iPad Pro 11インチ(第4世代) 11インチ(第3世代)
128GB 124,800円 94,800円 → 117,800円
256GB 140,800円 106,800円 → 132,800円
512GB 172,800円 130,800円 → 162,800円
1TB 236,800円 178,800円 → 222,800円
2TB 300,800円 226,800円 → 282,800円

1TB、2TBモデルはメインメモリが8GBではなく16GBに増えるので512GBモデルよりも6万円も高い価格設定となります。5Gセルラーモデルは上記価格から20,000円アップとなっています。

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)のスペック

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)スペック
ディスプレイ 11インチ(2,388 × 1,668ピクセル)
Liquid Retinaディスプレイ(液晶)
ProMotionテクノロジー(120Hz)
最大輝度:600ニト
広色域(P3)、True Tone、フルラミネーションディスプレイ、Apple Pencil ポインタ
SoC M2チップ
8コアCPU(高性能コア4 + 高効率コア4)
10コアGPU
Neural Engine(16コア)
メインメモリ 8GB/16GB(1/2TB SSD搭載モデル)
ストレージ 128GB・256GB・512GB・1TB・2TB
生体認証 Face ID(顔認証)
リアカメラ 広角:1200万画素・ƒ/1.8
超広角:1000万画素・ƒ/2.4
深度:LiDARスキャナ
スマートHDR 4、Live Photos、4K 60fps、4K30fps ProRes、HDR 10、1080p 120/240fps スローモーション、ステレオ録音
インカメラ 超広角:1200万画素・ƒ/2.4
TrueDepthカメラ、センターフレーム対応
オーディオ 4スピーカーステレオスピーカー
通信性能 Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G通信、eSIM対応(セルラーモデル)
バッテリー 28.65Wh
ポート USB-C
DisplayPort、Thunderbolt 3(最大40Gb/s)、USB 4(最大40Gb/s)、USB 3.1 Gen 2(最大10Gb/s)
サイズと重量 178.5 × 247.6 ×5.9mm
Wi-FIモデル:466g
セルラーモデル:468g
価格 Wi-Fiモデル:124,800円〜
セルラーモデル:144,800円〜
本体カラー シルバー、スペースグレイ
発売日 2022年10月26日

iPad Pro 11インチ(第4世代・2022)どんな人におすすめ?

iPad Pro 11インチ(第4世代)
iPad Pro 11インチ(第4世代)

では、iPad Pro 11インチ(第4世代)はどんな人におすすめなのかまとめます。

iPad Pro 11インチ(第4世代)がおすすめな人は
  • 液タブを使ってた絵描き師さん
  • iPadでガチで動画編集をしたい人
  • とにかく快適にiPadを使いたい人

iPad Pro 11インチ(第4世代)は高機能ゆえに一般人が使うというよりも目的に合わせることができます。

Apple Pencil ポイントに対応しているのはM2チップのiPad Proのみなのでイラストや絵を描くで液タブを使ってた方はスムーズに移行ができるかもしれません。

「DaVinci Resolve for iPad」で動画編集をガチでやりたい方もM2 iPad Pro 11インチ(第4世代)にすることでProResの変化が高速化するなどメリットがあるのでいいでしょう。

また、単純に性能が高いのでiPad Air(第5世代)よりも滑らかに快適に使えるメリットもあるので快適性でiPad Pro 11インチ(第4世代)にしてしまいましょう。さあ。

iPad Pro 11インチ(第3世代・2021)整備済製品でいい?

とはいえ、やっぱiPad Pro 11インチ(第4世代)は円安の影響もあって高価です。なので、1世代前のiPad Pro 11インチ(第3世代)をiPad 整備済製品、中古で選ぶのも十分ありです。

整備済製品はいわゆる中古ですがAppleがしっかり整備した製品でiPadの場合は外装とバッテリーが新品になるのでほぼ新品と言っていいでしょう。通常価格よりも2〜3万円ほど安く買えます。

iPad Pro 整備済製品について

ちなみに、iPad Pro 11インチ(第3世代)の整備済製品はまだないので選ぶとしたらiPad Pro 11インチ(第2世代)iPad Pro 11インチ(第1世代)の整備済製品を選ぶことになります。

iPadの比較はこちら

2022年のApple新商品について