
電子書籍や動画を見たりゲームをするなど気軽に大画面で楽しみたい…となるとiPhoneよりもタブレット端末があると便利ですが、できるだけ小さい方がいいですよね。
そこで、使えるのが小型タブレットのiPad mini(第6世代)です。
やっぱり使いやすいんですよ。外で電子書籍を読んだりメモを取るにしてもちょうどいいサイズで最近は本当に使っています。いつもそばに置いておきたくなるのがiPad mini 6です。
この記事ではiPad mini(第6世代)のデザイン・サイズ・スペック・使い勝手をレビューしています。
実際に使ってみてどうなのかメリット・デメリットなど評価しているのでiPad mini 6の購入を検討している方は参考にしてみてください。
- 片手で使えるタブレット端末
- シンプルでカッコいいデザイン
- A15 Bionicで動画編集もできる
- 電源ボタンに指紋センサーを搭載
- ステレオスピーカーの音質が良い
- Apple Pencil 2に対応している
- USB-C対応で外付けSSDが使える
- 本体カラーが4色と豊富に
- Face ID(顔認証)に対応していない
- 3.5mmオーディオジャンクがない
- 価格が高くなった
iPad mini(第6世代)はApple StoreだけでなくAmazonでも購入可能で中古のイオシスでも安く手に入れることもできます。
この記事の目次
iPad mini 6の特徴

- 8.3インチ(2,266 × 1,488ピクセル)
- ホームボタン廃止でベゼルレススタイルに
- トップボタン式のTouch ID(指紋)搭載
- A15 Bionic + 4GBメモリで快適に動作する
- ステレオスピーカーを搭載し迫力サウンドに
- Apple Pencil(第2世代)に対応
- インカメラはセンターフレームに対応
- セルラーモデルは5G通信に対応
- 端末価格:59,800円〜
- 発売日:2021年9月24日
iPad mini(第6世代)はホームボタンを廃止し8.3インチのフルディスプレイを搭載した新世代モデルで、iPad Air(第5世代)やiPad Air(第4世代)と同じスタイルになりました。
生体認証にはトップボタン式のTouch ID(指紋認証)に対応ており、マスクをしていても画面ロック解除することができるので外に持ち出してもアクティブに使うことができます。

また、性能も大きくアップしているiPhone 13 Proと同じA15 Bionicを搭載していて最新の最強のパワーを手に入れました。
まさか、最新のSoCを搭載してくるとは思っていなかっただけにこれはかなり嬉しいスペックアップです。
周辺機器はiPad Pro 11インチ・12.9インチなどと同じApple Pencil(第2世代)に対応していて端末側面に装着できるのでカバンの中でペンシルが行方不明…なんてことがなくなります。
ほんとに使いやすい最高の端末に仕上がっています。端末価格が64GBモデルが59,800円となっておりiPhone 13 miniとの組み合わせにいいかもしれませんね。
外観デザイン・サイズ
では、iPad mini 6をレビューしていきます。
片手で使える小型サイズのタブレット
iPad mini(第6世代)はホームボタンを廃止してベゼルの幅を上下左右均一に整えたベゼルレスフルディスプレイを搭載したモデルとなりました。

8.3インチの画面を片手サイズに収めることができる最高なサイズ感になりました。

従来型のiPad mini(第5世代)も片手で持つことができるサイズでしたが、ホームボタンが廃止されて上下左右均一化されたベゼルになったことで、デザイン性が大きく向上。めちゃくちゃ可愛い雰囲気の端末になりましたよね。
持ってるだけで所有欲を満たしてくれる。そんな小型タブレットになったように感じます。とにかく、可愛いし愛くるしいiPad miniへと進化しています。
筐体デザインは角張ったスタイルに
筐体は従来のモデルと同じくアルミニウム素材を採用しています。

iPad mini(第6世代)はデザインが刷新されて丸みのあるスタイルからエッジサイドの角張ったスタイルになっており、本体サイズは(195.4 × 134.8 × 6.3mm)とコンパクトなボディとなっています。

iPad mini(第6世代)の端末が角張ったことで手でしっかりと握って持てるようになったため、iPad mini(第5世代)よりも片手持ちのホールド感が向上したようにも感じます。とても、持ちやすいので外に持ち出す機会がグッと増えそうな気がします。
筐体の右側に音Apple Pencilをペアリングと充電するためのパッドを内蔵しています。

音量ボタンはApple Pencilの充電パッドが搭載された影響から筐体の上側に移設されています。

この音量ボタンの凄いことろは端末を持った方向によって「音量上」と「音量下」の配置が変わるところです。

キャンバスモード、フォトスタンドモードで使うと音量ボタンの配置は通常なら反対になってしまいますが、iPad mini(第6世代)なら方向に合わせて常に下側のボタンが音量を下げるボタンに、上側のボタンが音量を上げるボタンに変わります。
これは素晴らしい気配りですね。今度のiPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチへの採用も期待できそうです。
筐体の下側にUSB-Cタイプの充電ポートを搭載しています。

従来モデルはLightningポートを採用していましたが、iPad mini(第6世代)もツイのUSB-Cポートを搭載し充電がしやすくなっただけでなく外付けSSDなどの周辺機器の接続もしやすくなります。
画面サイズと扱いやすさ
iPad mini(第6世代)は画面サイズが7.9インチから8.3インチに大きくなっていますが、横幅が小さくなって高さが長くなっています。

iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
画面サイズ | 8.3インチ | 7.9インチ |
解像度 | 2,266 × 1,488 ピクセル |
2,048 × 1,536ピクセル |
画素密度 | 326ppi | |
最大輝度 | 500ニト(標準) | |
駆動 | リフレッシュレート60Hz | |
パネル | Liquid Retinaディスプレイ(液晶)、フルラミネーションディスプレイ、広色域(P3)、True Toneテクノロジー |
縦持ちした時に縦の表示領域が増えたことでブラウザ、SNSなどで一度に表示できる情報量が少しだけ増えているだけでなく、横持ちした時も左右の幅が広がったことで2画面表示で同時にアプリを使いやすく改善しています。

もちろん、iPad mini(第6世代)はフルラミネーションディスプレイを採用しているので、光の反射が少ない見やすい画面となっています。画面の明るさ(輝度)は500ニトのままなので外で使うとiPhone 13 Proなどと比べる値少し画面が暗いと感じるかもしれませんが、使用上はとくに問題はないでしょう。
横向きステレオスピーカーで音質が向上
iPad mini(第6世代)は本体を横で持った状態で見て左右にスピーカーを搭載し横画面でステレオサウンドを楽しめるようになりました。

iPad Proと同じようにスピーカーの穴が4か所あるので4スピーカーなのでは?と思ってしまいますが、iPad mini(第6世代)は2スピーカーシステムとなって縦持ちした時は上と下からステレオサウンドが鳴ってしまいます。

おそらく、内部でスピーカーダクトが繋がっていて左右各1つずつのスピーカーから音が鳴る仕組みになっているのではないでしょうか。動画視聴は基本的に横持ちですし音楽も横にiPad mini(第6世代)を置くことで迫力のステレオサウンドを楽しめるようになっています。
音質もかなり向上しておりi、Pad Air(第4世代)ほどではないですが全域でクリアなサウンドで聴きやすい音質に仕上がっているので、映画、音楽などを端末だけで再生してもそこそこ楽しめると思います。
生体認証はトップボタン式のTouch IDを採用
iPad mini(第6世代)の生体認証システムは指紋認証のトップボタン式のTouch IDを採用しています。

iPad mini(第6世代)のTouch IDの認識の流れとしては画面が表示されている状態、画面が消えている状態では少しだけ異なります。
- 画面が消えてる状態 → 指をセンサーにしっかり当てながら押す
- 画面が表示している状態 → 指をセンサーに当てる or 当てながら押す
画面が消えている状態では必ずボタンを押して画面を表示させて1秒ほど指を動かさずにセンサーに付けている必要がありますが、画面が表示している状態ではボタンを押す必要はなく登録した指を1秒ほど密着させることで認証し画面ロック解除してくれます。
縦持ちの時に認証させるための右の人差し指、横持ちの時に認証させるための左の親指といった感じで複数の指を登録しておくことでiPad mini(第6世代)を快適に使うことができるので、普段使いの中から使いやすそうな指を登録しておくのが良さそうです。
Touch IDに対応したことでマスクをしながらでも普通に使えるので外ではとても使いやすいです。
ただし、家Padとして使う場合はいちいち指紋認証させないといけないのが少し面倒だなと感じる場面もあります。やはりシチュエーションによってFace IDも使えるといいのでデュアル生体認証に対応して欲しいところです。
iPad mini 6 性能と動作速度
スペックとベンチマークスコア
iPad mini(第6世代)はA15 Bionicプロセッサを搭載しています。
A15 BionicはiPhone 12シリーズにも採用されている最新の高性能チップとなっていて、5nmプロセスルールで製造された超微細なチップとなっていて150億個のトランジスタで構成されています。

iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
チップ | A15 Bionic | A12 Bionic |
CPUコア | 高性能コア2 + 高効率コア4 | |
GPUコア | Apple GPU 5コア | Apple GPU 4コア |
プロセスルール | 5nm | 7nm |
トランジスタ数 | 150億個 | 69億個 |
メインメモリ | 4GB | 3GB |
Neural engine | 第5世代(毎秒15.8兆回) | 第2世代(毎秒5兆回) |
A15 Bionicはトランジスタの数がA12 Bionicの69億個から150億個と約2.5倍と大幅に性能が向上、なのに省電力なチップになってるというから驚きです。
また、iPad mini(第6世代)に採用されているA15 BionicはiPhone 13のGPUのコア数が4つのバージョンではなく、iPhone 13 Proと同じGPUのコア数が5つのバージョンを採用しています。
Geekbench 5で性能を比較してみました。

iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
チップ | A15 Bionic | A12 Bionic |
シングルコア | 1591 | 1108 |
マルチコア | 4535 | 2606 |
GPU(OpenCL) | 13808 | 5631 |
コア数は同じプロセッサですが、A15 BionicはCPUは1.4倍、GPUは2.5倍ほど性能が向上しています。A12 → A15 Bionicで3世代分の性能アップはやはり凄いですね。スコア上においてはiPad mini(第5世代)からiPad mini(第6世代)になることで大きく性能が向上します。
Antutuでの計測してみました。

iPad mini 6 | iPad Air 3 | |
チップ | A15 Bionic | A12 Bionic |
メインメモリ | 4GB | 3GB |
トータル | 772348 | 514448 |
CPU | 211125 | 125915 |
GPU | 332043 | 199437 |
MEM | 100703 | 79180 |
UX | 128477 | 109916 |
iPad mini(第6世代)はiPad mini(第5世代)と比較してトータルの性能で1.5倍ほど性能が向上していました。このスコアはA14 Bionicを搭載しているiPad Air(第4世代)と比べても10%ほど性能が高い結果となっているため小さいのに強い。まさにそんな小型タブレットとなっています。
実際の動作速度は快適
iPad mini(第6世代)はどれくらい快適に動作しているのか動画で撮影してみました。
ホーム画面のスクロール、ブラウジング、Twitterといったよく使うアプリの動作はこのように全体的に軽くストレスを感じることはありません。Split Viewで2画面表示にしたり、Slide Overで3つのアプリを同時に使っても軽々と動作させることができるので、快適にiPad mini(第6世代)を扱うことができます。
バッテリーの持ちはほぼ同じ
iPad mini(第6世代)のバッテリー容量は19.3Whと従来モデルよりも少しだけ多くなりましたが、バッテリー駆動時間はほぼ同じとなっています。
iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | |
バッテリー容量 | 19.3Wh | 19.1Wh |
Wi-Fi時のインターネット、ビデオ再生(公称値) | 10時間 | |
モバイルデータ時のインターネット(公称値) | 9時間 | |
YouTube 60分視聴(実測値) | 69% → 59% 10%消費 | 76% → 66% 10%消費 |
Antutuベンチ1回目(実測値) | 49% → 44% 5%消費 | 51% → 45% 6%消費 |
Antutuベンチ2回目(実測値) | 44% → 39% 5%消費 | 45% → 40% 5%消費 |
YouTubeの閲覧など普段使いのアプリのおける電池の減りはほぼ同じで普段使いにおけるバッテリ駆動時間はiPad mini(第6世代)、iPad mini(第5世代)ともに違いはなさそう。ただ、AntutuのゲームなどベンチマークアプリはiPad mini(第6世代)の方が電池持ちが僅かにいいので負荷のかかるシーンにおいては優位かもしれません。
iPad mini(第6世代)はUSB-Cポートに対応し急速充電にも対応しているので電池がなくなりそうになってサッと素早く充電することができます。

iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
充電ポート | USB-C | Lightning |
通信速度 | USB 3.1 Gen 1(5Gbps) | USB 2.0(480Mbps) |
電源アダプタ | USB-C 20W | USB-C 20W |
外付けストレージ | ケーブル1本で接続可能 | Lightning – USB 3カメラアダプタで接続(相性問題あり) |
実際にどれくらいの充電速度になっているのか計測してみました。
iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | |
充電出力 | 20W | 20W |
0分 | 39% | 40% |
30分 | 72%(33%増) | 73%(33%増) |
60分 | 94%(22%増) | 94%(21%増) |
充電速度はどちらも同じで付属のApple 20W USB-C充電器を使って充電してみたところ30分で33%充電できました。USB-Cになったからといって充電速度は速くはなっていないようですね。
外付けSSDも接続できる
iPad mini(第6世代)はUSB-Cポートに対応したことで外付けSSDなどをケーブル1本で接続読み取りできるようになりました。

LightningポートのiPad mini(第5世代)もアダプタを使うことでSDカードやSSDにアクセスはできましたが、SSDに関しては一部のメーカーしか対応していないなどもの問題があったりと利便性があまりよくなかったんですね。
そんな中で、iPad mini(第6世代)なら、Samsung T5、SanDisk Extreme SSD、BUFFALO SSD PGMU3、NVMe SSDといったSSDを問題なく認識して使うことができます。動画編集をiPadでするとストレージの空き容量がすぐに足りなくなってしまうので、このような外付けストレージを接続できるのは便利です。
セルラーモデルは5G通信に対応
iPad mini 6はWi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax)に対応し最大1.2Gbpsの高速通信ができるようになりました。
iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11a/b/g/n/ac/ax) 最大1.2Gbps |
Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) 最大866Mbps |
セルラーモデル | 5G(Sub-6) ギガビット級LTE(32バンド) |
ギガビット級LTE(28バンド) |
Bluetooth | 5.0 |
Wi-Fi 6に対応しているルーターを使うことでiPad mini 6はよりも速い通信で大容量のゲームアプリなど素早くダウンロードできます。
また、セルラーモデルを選ぶことによって外でも5G通信にも対応しており、試しにdocomo 5GのSIMカードを入れてデータ通信をしてみました。

データ通信速度が下り Mbps、上り Mbpsと5Gのエリアであればそれなりの速度で使うことができそうです。iPhoneを使ってテザリング通信するのもいいですがiPad mini(第6世代)は機動力が高いのでセルラーモデルを選ぶこと世界が広がることになりそうです。
iPad mini 6 カメラレビュー
リアカメラは1200万画素に高画素化
iPad mini(第6世代)のリアカメラは1200万画素のイメージセンサーを採用したシングルカメラ仕様となていますが、新たにLEDフラッシュを内蔵しています。iPadでLEDフラッシュを搭載しているのはiPad ProのみだったのでiPad miniに新しい風が舞い込んできました。

iPad mini 6 | iPad mini 5 | |
リアカメラ | 1200万画素・F/1.8 | 800万画素・F/2.4 |
インカメラ | 超広角・1200万画素・F/2.4 | 700万画素・F/2.2 |
仕様 | スマートHDR3、Focus Pixelsを使ったオートフォーカス、4K撮影(24fps、30fpsまたは60fps)、1080pスローモーション(240fps) | 自動HDR、オートフォーカス、1080p動画撮影(30fps)、720pスローモーション(120fps) |
イメージセンサーが刷新されて800万画素から1200万画素にスペックアップ、さらに白トビを抑えて自然な写真に仕上げてくれるスマートHDR3にも対応、動画撮影も4K60fpsに対応しカメラの性能が大きく向上しています。
iPad mini(第6世代)のリアカメラでどれほどの画質で写真を撮影できるのか比較してみました。

イメージセンサーが800万画素から1200万画素になったことでiPad mini(第6世代)の方がより高精細な写真撮影ができるようになったようです。

iPhoneのカメラと比べるとノイズが多いですが、感覚としてはiPhone SE(第2世代)くらいのが画質の写真が撮れるようになった印象があります。かなり暗いところでもiPad mini(第5世代)はほとんど撮影できなかったのに対してiPad mini(第6世代)はしっかりと撮影ができるようになっています。

夜間撮影でこれだけしっかり撮影できるようになったので、昼間の撮影はほぼ問題ないレベルで撮影できます。

スマートHDR3に対応しているので白トビを抑えながら明暗差のあるシチュエーションでもキレイな写真に仕上げてくれます。
iPad mini(第6世代)は片手サイズに持ち出すことができる小型タブレットなので、iPad Air(第4世代)など画面の大きいモデルと比べてカメラを使う機会は多くなるかもなので、画質が少しでもアップするのは喜ばしいことかもしれません。
LEDフラッシュにも対応しスマホみたいにライトの代わりとしても使うことができるので家でもiPhoneではなくiPad mini(第6世代)をメインで使ってもいいじゃないかと思うほどです。(夜、電気を消した時にいつもiPhoneのライトを付けて寝室まで行くので…)
インカメラ、超広角カメラでセンターフレーム対応
また、インカメラは超広角カメラに対応してセンターフレームに対応しました。

フレームの中心から外れないようにカメラが自動でパンを調整しながらFaceTimeでビデオ通話をしたり、自撮りで動画を撮影できるようになりました。最近はオンラインで色んなことをすることが多いので、何気に便利な機能ですよね。
iPad mini 6 周辺機器について
Apple Pencil(第2世代)でサッとメモ書き
iPad mini(第6世代)はApple Pencil(第2世代)に対応しました。手書きで文字を書いたり、お絵かきをしたりして楽しむことができます。

クイックメモを使うことでApple Pencilを画面にタップするだけでメモ帳が起動してメモ書きができるので、とにかく素早くサッとメモを取ることができます。何よりもiPad mini(第6世代)はApple Pecnilを本体に装着できるので使いたい時にすぐに使い出すことができるのがいいですよね。

従来モデルだとApple PencilはiPad miniに装着できず、カバンの中に入れておくとどこに行ったか分からなくなってしまうことがありますが、iPad mini(第6世代)とApple Pencil(第2世代)の組み合わせなら安心ですね。
また、iPadOS 15の新機能となるスクリブルも使うことができます。

日本語に対応したのでApple PencilでiPadを使っているときにサッと文字を手書きして検索したりすることができるので、使い方の幅が広がることにはなるでしょう。
なお、iPad mini(第5世代)に対応していたApple Pencil(第1世代)は使えなくなるので、iPad mini(第6世代)に乗り換えするならApple Pencil(第2世代)も合わせて購入する必要があるので注意してください。
Smart Folioで立てかけて使える
iPad mini(第6世代)は保護カバー兼スタンドとして使えるSmart Folioを装着することができます。

磁力でくっ付くタイプのカバーなので画面を守るだけでなく背面側もしっかり傷から守ってくれるのがiPad mini(第6世代)のSmart Folioのいいところでもあります。

もちろん、スタンドとして使うことができます。

このような状態で動画視聴するのもいいですし、オンライン会議の端末として使うのもいいかもしれません。MacのMagic Keyboardを接続することでブログの執筆などのテキスト入力もできるので使い方の幅は広くなりますね。
iPad mini 6 パッケージと付属品
iPad mini(第6世代)のパッケージデザインは白を基調としたものとなっていて、ベゼルレスになった画面を全面に押し出すデザインになっております。

iPad mini(第6世代)はUSB-C 20W充電器、USB-C to Cケーブル、Designed by Apple in California」のケース(説明書・Appleのロゴシール)が同梱しています。

iPhoneは充電器が付属しない仕様になりましたが、iPad mini 6はきちんとApple 20W USB-C充電器が付属しているので助かりますよね。買ってすぐに使うことができるので安心です。
iPad mini 6の端末価格

iPad mini 6 | iPad Air 3 | |
本体カラー | スペースグレイ、ピンク、パープル、スターライト | シルバー、スペースグレイ、ゴールド |
iPad mini(第6世代)はカラーラインナップが豊富となり、スペースグレイ、ピンク、パープル、スターライトの4色から選べるようになりました。今回この記事でレビューしたのはスターライトで従来モデルのシルバーの代わりとなっています。
iPad mini(第6世代)の端末価格は以下のとおり。
iPad mini 6 | iPad mini 5 | |||
モデル | Wi-Fi | セルラー | Wi-Fi | セルラー |
64GB | 59,800円 | 77,800円 | 50,380円 | 69,080円 |
256GB | 77,800円 | 95,800円 | 69,080円 | 85,580円 |
iPad mini(第5世代)と比べると9,000円の値上げとなっています。これだけブラッシュアップされたのでこの値上げは仕方ないところかもしれません。もし、iPad miniが欲しくて前のモデルでいいって方はiPad整備済製品で安く手に入れることもできます。
iPad mini 6のスペック
ディスプレイ | 8.3インチ(2,266 × 1,488ピクセル) Liquid Retinaディスプレイ(液晶) 最大輝度:500ニト 広色域(P3)、True Tone、フルラミネーションディスプレイ |
---|---|
SoC | A15 Bionic 6コアCPU(高性能コア2 + 高効率コア4) 5コアGPU Neural Engine(16コア) |
メインメモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB・256GB |
生体認証 | トップボタン式Touch ID(指紋認証) |
リアカメラ | 広角:1200万画素・ƒ/1.8 スマートHDR 3、Live Photos、4K 60fps動画撮影、1080p 120/240fps スローモーション、ステレオ録音 |
インカメラ | 1200万画素・ƒ/2.4・センターフレーム対応 |
オーディオ | 2スピーカーステレオスピーカー(横向き) |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.0、5G・eSIM対応(セルラーモデルのみ) |
バッテリー | 19.3Wh |
ポート | USB-C DisplayPort、USB 3.1 Gen 1(最大5Gb/s) |
サイズと重量 | 134.8 × 195.4 × 6.3mm Wi-FIモデル:293g セルラーモデル:297g |
価格 | Wi-Fiモデル:59,800円〜 セルラーモデル:77,800円〜 |
発売日 | 2021年9月24日(金) |
iPad mini 6 レビュー・評価:まとめ

iPad mini(第6世代)はホームボタンを廃止しフルディスプレイ、さらにトップボタンに指紋認証のTouch IDを搭載した小型タブレットです。
iPad mini 6のメリット
ホームボタンがなくなったことで、ベゼルの幅を上下左右同じになって筐体サイズの肥大化を抑えながらも画面サイズが大きくできたのがiPad mini(第6世代)となっています。
- 片手で使えるタブレット端末
- シンプルでカッコいいデザイン
- A15 Bionicで動画編集もできる
- 電源ボタンに指紋センサーを搭載
- ステレオスピーカーの音質が良い
- Apple Pencil 2に対応している
- USB-C対応で外付けSSDが使える
- 本体カラーが4色と豊富に
iPad mini 6はとても扱いやすいサイズでどこにでも持ち運んで使いたくなるようなタブレットです。端末サイズは従来モデルよりもコンパクトになったのに画面サイズが大きくてシンプルで可愛らしいデザインが所有欲を満たしてくれます。
Touch IDによる画面ロック解除ができるのでマスクをしていてもちゃんと使える安心感があり、動画視聴やゲームもステレオサウンドでしっかりと音を楽しめます。また、USB-Cポートにも対応し周辺機器との接続性能が大きく向上したのがiPad mini(第6世代)のメリットです。
iPad mini 6のデメリット
iPad mini(第6世代)はTouch IDを採用したモデルとなっているためFace IDには非対応です。マスクをしている外ではこれでいいのですが、家ではマスクをしていないのでやはりFace IDが便利だと感じる場面が多いのです。
- Face ID(顔認証)に対応していない
- 3.5mmオーディオジャンクがない
- 価格が高くなった
つまり、顔と指紋のデュアル生体認証に対応してくれたら最高なんですよね。いずれ、iPad Proで期待としたいところではありますが、iPad miniではしばらくはトップボタン式のTouch IDが採用されることになりそうですね。
iPad mini(第6世代)は3.5mmオーディオジャックがなくなりました。個人的にはオーディオジャックは使わないので消えてくれたのはメリットではありますが、人によっては有線イヤホンを使うという方もいると思うのでデメリットなのかもしれません。
なお、iPad miniを縦持ちしたときに画面をスクロールすると画面が歪むゼリースクロールという現象が確認されています。2022年1月現在、ソフトウェアによる改善はないです。
iPad mini 6 どんな人におすすめか

iPad mini 6はとにかくコンパクトなタブレット端末なので日々のブラウジング、SNS、メッセージ、ゲーム、なんでも使えるスーパーマシンとなっています。
- 外でマスクしてiPadを使うことが多い
- Apple Pencilでメモやノートを取ることが多い
- 電子書籍を読むことが多い
- ゲームを遊ぶことが多い
とくに電子書籍との相性はいいです。漫画を読むだけでなく小説もちょうどいい画面サイズ、筐体サイズで読めます。
また、ゲームもちょうどしやすいサイズなので、とにかく使いやすくて扱いやすい端末です。このような用途に使いたい方におすすめのタブレットとなっています。
iPhone 13 miniとミニミニで組み合わせるのがいいかもしれないですね。
iPad mini(第5世代)はこちらです。
全てのiPadの比較、iPad Pro 11インチ・12.9インチの比較はこちらです。
iPadのセルラーモデルについてはこちら。
iPad 整備済製品についてはこちら。
iPad mini5が発売されたのは2019年3月のはずですが