iPad(第9世代)レビュー

Appleのタブレット・iPad(第9世代)が2021年9月24日(金)に発売となりました!

画面サイズは10.2インチとiPad(第8世代)と同じですが、A13 Bionicを搭載し性能が大きく向上しストレージ容量が64GB〜となりました。さらに超広角のインカメラを搭載したセンターフレームにも対応した基本スペックを向上させたモデルとなっております。

この記事ではiPad(第9世代)のデザイン、サイズ、スペック、使い勝手をレビューしています。iPad9は従来モデルから何が変わったかも見ているので購入を検討している方は参考にしてみてください。

iPad(第9世代)の特徴

iPad(第9世代)
iPad(第9世代)

従来モデルとなるiPad(第8世代)は10.2インチの廉価なRetinaディスプレイを搭載筐体の厚みが7.5mmと2013年に発売された初代iPad Airと同じ筐体を使ってましたが、iPad(第9世代)も引き続き廉価iPadの筐体を纏って登場しました。

iPad(第9世代)の特徴
  • 10.2インチの液晶ディスプレイを搭載
  • True Toneで読書がしやすい画面に
  • ホームボタン式のTouch ID(指紋)搭載
  • 高性能なA13 Bionicで快適に動作する
  • ストレージ容量が64GB・256GBから選べる
  • Apple Pencil(第1世代)で手書きメモに対応
  • Smart Keyboardでキーボーボ入力も
  • インカメラはセンターフレームに対応
  • 充電速度が少し速くなった
  • 端末価格39,800円〜と安く買える

iPad(第9世代)は10.2インチのディスプレイを搭載したスタンダードなiPadです。10.2インチと画面サイズがそれなりに大きいのでタブレットとしてだけでなく、スマートキーボードを接続してパソコンの代わりとしても使うことができます。

パソコンの代わりになるの…?

と思うかもしれませんが、最新のiPadOS 15はマルチタスクの機能が強化されていて作業がとてもしやすくなり、ファイル管理も普通にできます。少し癖はあるものの、慣れることで快適に操作は可能。

SoC(システム・オン・チップ)にiPhone 11iPhone 11 ProiPhone SE(第2世代)に搭載しているA13 Bionicを搭載し最大20%ほど性能が向上。ある程度の動画編集もこなすことができます。

さらに、ストレージ容量が従来は32GB・128GBと少なかったのがiPad(第9世代)は64GB・256GBから選べるようになりました。32GBだと容量が少し厳しくて128GBを選ばざるを得ない状態でしたがiPad(第9世代)はストレージ容量の問題は改善されましたね。

何よりも39,800円で高性能なチップと64GBのストレージを搭載したiPadが使えるのは凄いことです。出来ることはiPad Proとほぼ変わりないのにこの価格でサクッと使えるiPadが買えるのが驚きです。はじめてのiPadにおすすめの端末となっています。

外観デザイン・サイズ

安心のiPad伝統のスタイルを採用

iPad 9は10.2インチのディスプレイを搭載しています。

横持ちしたときは左右にベゼルが20mmほどある昔ながらのiPadのスタイル、伝統のスタイルを継承しています。とはいえ、9.7インチサイズだったiPad(第6世代)と比べると横での視認性、操作性は向上しています。

iPad(第9世代)を横持ちしたとき
10.2インチの大きなディスプレイを搭載

iPad(第9世代)は基本デザインは従来のモデルと同じとなっており本体サイズも全く同じです。さらに、重量が少しだけ軽くなった感じとなっています。

筐体のサイズ比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
高さ 250.6mm
174.1mm
厚み 7.5mm
重量 487g(Wi-Fi)
498g(セルラー)
490g(Wi-Fi)
495g(セルラー)

このデザインはiPad Airから引き継がれたものとなっており、9.7インチから10.2インチに画面が大きくなったのはiPad(第7世代)からで、このサイズになってiPad(第9世代)で3世代目となっています。

iPad(第9世代)を縦持ちしたとき
縦持ちで大画面タブレットとして

画面下にはホームボタンを搭載しているので指紋認証による画面ロック解除だけでなく、ホーム画面に戻る時もボタンを押して操作ができるのでジェスチャー操作が苦手な方もしっかり使うことができます。

筐体は従来のモデルと同じアルミニウム素材を採用しておりユニボディスタイルとなっています。

iPad(第9世代)筐体の素材
アルミボディを採用している

操作ボタンは縦持ちした時も筐体右側に音量ボタン、筐体右上にトップボタン(スリープ)を搭載しています。

iPad(第9世代)ボタンの配置
筐体右上(縦持ち時)に操作ボタンが集約

本体左側には3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンを使って音楽を楽しむこともできます。

iPad(第9世代)3.5mmオーディオジャック
3.5mmオーディオジャック

内蔵スピーカーはステレオに対応していますが、筐体の片側にしかスピーカーを内蔵していないため、縦で端末を持った時はしっかりとステレオでコンテンツを楽しむことができますが、横で持った時は片側からしか音が聞こえてきません。

iPad(第9世代)ステレオスピーカー
スピーカーとLightningポート

YouTubeやラジオなど声主体のコンテンツな問題ないですが映画を見たり、ゲームで音場が必要なゲームになってくると内蔵スピーカーだと厳しいところがあります。なので、ワイヤレスイヤホンのAirPods Proを使うのがいいかもしれませんね。

なお、充電ポートはLightningを採用しているのでiPhoneと同じケーブルを使い回しして充電することが可能となっています。

本体カラーはシルバーとスペースグレイのみに

本体カラーがシルバー、スペースグレイの2色からでゴールドは廃止となります。さらに、iPad(第8世代)まではシルバー、ゴールドを選ぶことでベゼルのカラーがホワイトになっていたのがiPad(第9世代)はブラックとなります。

これは、ちょっと悲しすぎるかも…。シルバーにはホワイトベゼルが似合ってたし指紋が目立たなくて良かったんですけどね。

画面サイズと扱いやすさ

iPad(第9世代)は画面サイズが10.2インチとなっており筐体サイズは(250.6 × 174.1 × 7.5mm)、重量はWi-Fiモデルが487g、Wi-Fi + Cellularモデルが498gと少し重めのタブレットとなっています。

iPad(第9世代)縦持ちのサイズ感
縦持ちでも情報量が多い

縦持ちでタブレットとして普通に使うことができますが、横持ちをすることでSplit ViewやSlide Overを使ってマルチタスクにアプリを同時に使うこともできます。

iPad(第9世代)を横持ちで使う
横持ちでも画面が見やすいサイズに

iPadOS 15よりSplit Viewなどのアプリの操作がさらに使いやすくなって扱いやすくなりました。このように2つ、3つのアプリを感覚的に扱うこともできます。

iPad(第9世代)はフルラミネーションディスプレイは非対応でiPad mini(第6世代)やiPad Air(第4世代)などのパネルと比べて品質は劣るものしっかりRetinaディスプレイを搭載していますし、写真の編集をするのに使うこともできます。

なお、フルラミネーションのパネルは光の反射を抑えることができて液晶と保護パネルの隙間も狭いので操作性も通常のパネルよりも高いものとなっています。これにiPad 9は対応していないということになります。

フルラミネーションの有無
左:iPad9、右:iPadAir 4

屋内なら気にならないですが外で使うと少し画面が見にくいので光の反射を抑えることができるフルラミネーションに対応したモデルが欲しいならiPad Air(第4世代)が、iPad Air(第3世代)iPad整備済製品で安く買うのがいいかもしれません。

True Toneディスプレイに対応した

iPad(第9世代)は2,160 x 1,620ピクセルの解像度の10.2インチRetinaディスプレイを搭載していますが、無印のiPadとしてははじめてTrue Toneディスプレイに対応しました。

iPad(第9世代)はTrue Toneに対応
True Toneに対応した
ディスプレイの比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
サイズ 10.2インチ
解像度 2,160 x 1,620ピクセル
仕様 500ニト(標準)、sRGB、耐指紋性撥油コーティング、
自動調整 True Toneディスプレイ

True Toneテクノロジーは環境光の色に合わせて画面の色温度を自動的に調整してくれるので電子書籍を読んだり、ノートを取るといったシチュエーションも目に優しいディスプレイとなっています。

True ToneをオンしたiPad(第9世代)とiPad(第8世代)で比較しました。

iPad(第9世代)と(第8世代)True Toneの比較
左:iPad 9、右:iPad 8

iPad9のディスプレイのほうが暖かみのある色になっていますね。好みはありますが、青白い画面よりも暖かみのある色温度の高い画面のほうが電子書籍は読みやすく、長時間の読書もある程度耐えることができるかと思います。

青白い画面をこの10.2インチの大画面でずっと見てると目がチカチカしてきますしね…。なので、iPadで読書をすることが多い方にとってはかなり嬉しいアップデートになっているのではないでしょうか。

ホームボタン式のTouch IDを搭載している

iPad(第9世代)はお馴染みのホームボタン内蔵のTouch IDを搭載しています。

iPad(第9世代)の指紋認証センサー
従来のボタンよりも大きくなった

物理式ボタンのTouch IDとなっており昔ながらの仕様となっており指紋認証で画面ロック解除ができるのでマスクをしながらでもちゃんと使えるタブレット端末となっています。

認証速度はiPad(第8世代)iPad(第7世代)と比べてみましたがほぼ同じで使用感としては代わりありません。

無印のiPadもホームボタンを搭載しないベゼルレス仕様になるのでは?とも噂された時期もあって僕もずっとそうなるだろうと思っていたのですが、無印に関してはまだまだホームボタンありのモデルを継続しそうな感じですね。

A13 Bionicで性能が強化した

スペックとベンチマークスコア

iPad(第9世代)はSoC(システム・オン・チップ)にA13 Bionicを採用しています。

A13 Bionicは2019年のチップでiPhone 11、iPhone SE(第2世代)などに搭載している高性能なチップとなっています。iPad(第9世代)とiPad(第8世代)でどれくらい性能が違うのかGeekbench 5で比較をしてみました。

A13・A12の性能比較
  A13 Bionic A12 Bionic
CPU 6コア(高性能コア2 + 省電力コア4)
GPU 4コア
RAM 3GB LPDDR4X
Neural Engine 8コア(毎秒6兆回) 8コア(毎秒5兆回)
プロセスルール 7nm FinFET 7nm
シングルコア
CPU
1332 1111
マルチコア
CPU
3341 2406
Metal
GPU
7633 5335

A12 → A13 BionicになることでCPUの性能がシングルコアで20%、マルチコアで40%ほど向上しているます。グラフィック性能も40%向上しているので全体的に動作速度が向上し安定してiPadを使うことができそうです。

Geekbench 5で性能を比較してみました。

iPad(第9世代)Antutuのスコア比較
CPUの性能比較(Antutu)
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
チップ A13 Bionic A12 Bionic
メインメモリ 3GB 3GB
トータル 617225 513518
CPU 144207 129895
GPU 269143 20084
MEM 85611 72337
UX 118264 111202

iPad(第9世代)はiPad(第8世代)と比較してトータルの性能で20%ほど性能が向上しているようですね。CPU、GPUともに全体的に処理速度が速くなっているため、iPad(第8世代)よりも負荷がかかる状況でも軽々とアプリを動かすことができるはずです。

最小ストレージ容量が32GB → 64GBになる

iPad(第9世代)はストレージ容量が倍増します。

ストレージ容量の比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
ストレージ容量 64GB
256GB
32GB
128GB

従来のiPad(第8世代)は32GBのストレージ容量だったので、写真や動画、ゲームを少しインストールしたら容量が足りなくなることもありましたが、iPad(第9世代)の最小容量は64GB〜と安心して使える容量となっています。

ただし、「64GBでは足りない。256GBもいらない。」という方は128GBという選択肢がなくなることのなり、iPad(第8世代)の128GBよりもiPad(第9世代)の方が9,000円ほどの値上げとなります。64GB、128GB、256GBの3つの容量から選べたら最高だったんですけど残念ですね。

実際の動作速度は快適

では、実際のiPad(第9世代)の動作速度を見てみましょう。

ホーム画面のスクロール、ブラウジング、Twitterといったよく使うアプリの動作はこのように全体的に軽くストレスを感じることはなさそうです。また、Split Viewで2画面表示にしたり、Slide Overで3つのアプリを同時に使ってマルチタスクをしても動作が遅くなることはありません。

次にゲームの「原神」をiPad(第9世代)、iPad(第8世代)で比較してみました。

左:iPad 9、右:iPad 8

デフォルトの画質はiPad(第9世代)が「高」、iPad(第8世代)が「低」になっていたのでチップ性能の差が出てそうです。今回はどちらも画質を「高」にして試していますが、iPad(第8世代)はカクツキがあったりと少し処理が重い感じがします。

iPad(第9世代)は比較的スムーズに動作させることができているので重いゲームになればSoCの性能差を感じることができます。なお、PUBGモバイルはiPad(第9世代)、iPad(第8世代)ともにそこまで性能差はなかったです。

バッテリーの持ちはほぼ同じ

iPad(第9世代)のバッテリー容量は32.4WhとiPad(第8世代)と同じとなっています。実際にどれくらい電池持ちなのか計測し比較してみました。

バッテリー持ちを比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
バッテリー容量 32.4Wh 32.4Wh
Wi-Fi時のインターネット、ビデオ再生
(公称値)
10時間
モバイル時のインターネット
(公称値)
9時間
YouTube 60分視聴
(実測値)
59% → 49%(10%消費) 47% → 36%(11%消費)
Antutuベンチ1回目
(実測値)
48% → 45%(3%消費) 49% → 44%(5%消費)
PUBG 30分
(実測値)
66% → 59%(7%消費) 58% → 47%(11%消費)

YouTubeなどの一般的な使用用途においては電池持ちはほぼ同じですが、ゲームなど負荷がかかるシチュエーションになるとiPad(第9世代)のほうが電池持ちが向上しています。SoCの性能がトータルで向上していることで少ない電力で余裕を持って処理できるのかもしれません。

そして、iPad(第9世代)の充電ポートはLightningに対応してますが充電速度が以前よりも高速化されています。iPad(第9世代)とiPad(第8世代)の充電速度を比較してみました。

充電速度を比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代) iPad(第7世代)
充電出力 20W 20W 10W
0分 1% 2% 10%
30分 21% 17% 18%
60分 37% 29% 28%
90分 56% 43% 38%
120分 78% 59% 49%
150分 97% 74% 58%
180分 95% 66%
210分 76%
240分 87%
270分 96%

付属のApple 20W USB-C充電器で充電してみたところiPad(第8世代)はフル充電するのに3時間ちょっとかかるのに対して、iPad(第9世代)は2時間30分と速度が向上。iPad(第7世代)と比べると倍近い速度になったので旧型のiPadを使っていて充電速度が遅くて困ってる方は乗り換えるメリットはありそうですね。

外付けSSDの接続は相性がある

iPad(第9世代)はLightningポートを搭載したモデルなので外付けストレージを直に接続はできませんが、変換アダプタ(Lightning – USB 3カメラアダプタ)を使うことで外付けストレージが使えることがあります。

iPad(第9世代)と外付けストレージ
外付けストレージが使える

ただし、相性があるので注意。Samsung T5、BUFFALO SSD-PSMU3は動作したものの、SanDisk Extreme SSDBUFFALO SSD PGMU3NVMe SSDは動作しませんでした。メーカー、型番によって外付けSSDが使えたり、使えなかったりするので動画編集も検討してるならストレージ容量は64GBではなく256GBを選ぶのが無難です。

iPad(第9世代)のカメラ

リアカメラは800万画素のまま

iPad(第9世代)のリアカメラは800万画素のイメージセンサーを採用したシングルカメラとシンプルなものとなっています。

iPad(第9世代)のリアカメラ
リアカメラは広角カメラのみ

リアカメラは従来モデルと同じ800万画素のイメージセンサーを採用したカメラとなっており、フロントカメラは120万画素から1200万画素の超広角カメラを搭載しています。

カメラのスペック比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
リアカメラ 800万画素・F/2.4
インカメラ 超広角・1200万画素・F/2.4 120万画素・F/2.4
仕様 最大5倍のデジタルズーム
パノラマ(最大43MP)
写真のHDR、写真へのジオタグ添付
自動手ぶれ補正
バーストモード
1080p HDビデオ撮影(25 / 30fps)
720p HDビデオ撮影(30fps)
720pスローモーションビデオ(120fps)
手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
ビデオの手ぶれ補正
映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080p / 720p)
連続オートフォーカスビデオ
再生ズーム
ビデオ撮影フォーマット:HEVC / H.264

iPad(第9世代)とiPad(第8世代)のリアカメラの仕様は同じですが、SoCがA12 → A13 Bionicになったことで画像処理エンジンが世代の新しくなって画質が少しだけ向上しているようです。

iPad(第9世代)リアカメラの画質

iPad(第9世代)の方がぬいぐるみの毛並みが高精細に描画できていますよね。同じカメラでも処理エンジンが変わることで生み出される写真の画質が異なるということになります。

インカメラは120万画素 → 1200万画素になったことで画質が大きく向上しているのかな…と思ったのですがそうでもないみたいです。

iPad(第9世代)フロントカメラの画質

フロントカメラの画素数が増えた理由はセンターフレームに対応するためで、普通の写真モード、動画モードで自撮りする場合は従来のフロントカメラと同じ広角画角にクロップ処理して撮影することになるため、画質はあまり変わらないみたいです。

とはいえ、人肌の色がよくなっていたので使えるインカメラになったように感じます。

インカメラ、超広角カメラでセンターフレーム対応

iPad(第8世代)のフロントカメラは120万画素の簡素なスペックだったのに対して、iPad(第9世代)のフロントカメラは1200万画素のイメージセンサーに超広角(122°)レンズになって性能が大きく向上します。

フロントカメラの比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
フロントカメラ 超広角:1200万画素・ƒ/2.4 120万画素・ƒ/2.4
仕様 センターフレーム
1080p HDビデオ撮影(25fps・30fps・60fps)
手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)
レンズ補正
Retina Flash
自動手ぶれ補正
バーストモード
1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)
手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)
レンズ補正
Retina Flash
自動手ぶれ補正
バーストモード

センターフレームはビデオ通話中にフレームから外れそうになったら自動的にフレームの中央にいるように配置を調整してくれる機能。FaceTime、Zoomなどオンライン会議をするときに体を移動しながら話をしても常にカメラの中央で話をすることができるなど、センターフレームは今の世の中にピッタリな機能となっています。

今まではiPad Pro 11インチ、12.9インチのみの機能だったセンターフレームですが、iPadの標準機能として使われることになりそうです。

iPad(第9世代) 周辺機器について

Apple Pencil(第1世代)でメモが取れる

iPad(第9世代)はApple Pencil(第1世代)に対応しているため手書きで文字を書いたり、お絵かきをしたりして楽しむことができます。

iPad(第9世代)とApple Pencil
Apple Pencilに対応している

iPad(第9世代)でもiPadOS 15の新しいクイックメモに対応しているので、アプリを起動したままApple Peniclを使ってメモ帳にサッとメモを残すことができるようになります。

iPad mini(第6世代)のように本体に装着するタイプではなく、Lightningポートに突き刺してペアリング、充電する旧タイプですが、使用感としては同じなので普通に字を書いたり、イラストを描いたりすることができます。

また、iPadOS 15の新機能となるスクリブルも使うことができ、日本語に対応したのでApple PencilでiPadを使っているときにサッと文字を手書きして検索したりすることができるので、使い方の幅が広がることにになりそうです。

Smart Keyboardで作業もできる

iPad(第9世代)は画面保護カバー兼スタンド、キーボードとして使えるSmart Keyboardを装着して作業もできます。磁力で接続端子部分がくっ付くタイプのが画面を守ることができるカバーとなっており、このようにキーボードとして使えます。

iPad(第9世代)+ Smart Keyboard
iPad(第9世代)+ Smart Keyboard

普通に文字を入力するくらいであればMacがなくてもiPadで十分こなすことができるかと思います。

そして、スタンドとして使うことができます。

iPad(第9世代)+ Smart Keyboard スタンド

このような状態で動画視聴するのもいいですし、オンライン会議の端末として使うのもいいかもしれません。MacのMagic Keyboardを接続することでブログの執筆などのテキスト入力もできるので使い方の幅は広くなりますね。

パッケージと付属品

iPad(第9世代)のパッケージデザインは白を基調としたものとなっていて、ベゼルレスになった画面を全面に押し出すデザインになっております。

iPad(第9世代)パッケージデザイン
パッケージデザイン

iPad(第9世代)はUSB-C 20W充電器、USB-C to Lightningケーブル、Designed by Apple in California」のケース(説明書・Appleのロゴシール)が同梱しています。

iPad(第9世代)の付属品一式
付属品一式

iPhoneは充電器が付属しない仕様になりましたが、iPad(第9世代)はきちんとApple 20W USB-C充電器が付属してくるのですぐに使うことができますしiPhone 13 Proの充電器としても使うことができます。

iPad(第9世代)の端末価格

iPad(第9世代)の価格はWi-Fiモデルの64GBが39,800円、256GBが56,800円となっています。

端末価格の比較
  iPad(第9世代) iPad(第8世代)
モデル Wi-Fi セルラー Wi-Fi セルラー
32GB 38,280円 54,780円
64GB 39,800円 56,800円
128GB 49,280円 65,780円
256GB 57,800円 74,800円

ストレージ容量が32GB → 64GBと多くなったにも関わらず39,800円とほぼ同価格でiPad(第9世代)を買うことができます。256GBになると容量が多くなることもあって7,000円ほどの値上げとなりますが大容量のiPadが欲しいならいい選択肢になりそうです。

iPad(第9世代)のスペック

iPad(第9世代・2021)スペック
ディスプレイ 10.2インチ(2,160 × 1,620ピクセル)
Retinaディスプレイ(液晶)
最大輝度:500ニト
sRGB、True Toneディスプレイ
SoC A13 Bionic
6コアCPU(高性能コア2 + 高効率コア4)
4コアGPU
Neural Engine(8コア)
メインメモリ 3GB
ストレージ 64GB・256GB
生体認証 ホームボタン式Touch ID(指紋認証)
リアカメラ 広角:800万画素・ƒ/2.4
1080p HDビデオ撮影(25 / 30fps)
インカメラ 1200万画素・ƒ/2.4・センターフレーム対応
オーディオ 2スピーカーステレオスピーカー(縦向き)
通信性能 Wi-Fi 5(802.11ac)、Bluetooth 4.2、eSIM対応(セルラーモデルのみ)
バッテリー 32.4Wh
ポート Lightning
サイズと重量 250.6 × 174.1 × 7.5mm
Wi-FIモデル:487g
セルラーモデル:498g
価格 Wi-Fiモデル:39,800円〜
セルラーモデル:56,800円〜
発売日 2021年9月24日(金)

iPad(第9世代) レビュー・評価:まとめ

iPad(第9世代)
iPad(第9世代)

iPad(第9世代)のメリット

費用をあまりかけずにiPadを使うならiPad(第9世代)の一択となるといってもいいくらい、コストパフォーマンスの良い端末となっています。

iPad(第9世代)のメリット
  • 10.2インチの使いやすいサイズ感
  • True Toneディスプレイで電子書籍が読みやすく
  • A13 Bionicで動作が快適になった
  • ストレージ容量が64GBと多くなった
  • Touch ID内蔵のホームボタンを搭載
  • Apple PencilとSmart Keyboardを使える
  • 端末価格が39,800円と安く買える

4万円以内で買えるのにiPhone 11iPhone SE2と同じA13 Bionicを搭載し動作が快適。一般的な用途、例えば、ネットサーフィン、SNS、メッセージといった使い方であれば快適すぎるくらい問題ないですし、動画編集もこなすことができる性能を持っているので、iPad(第9世代)で動画編集をすることも視野に入ってくるかもしれません。

また、Apple Pencilを使うことでノートとしても使えますし、Smart Keyboardを組み合わせることでオフィス作業もこなすことができます。

iPad(第9世代)のデメリット

従来モデルのiPad(第8世代)はストレージ容量が32GBと少なく足りなくなる場面もありましたが、iPad(第9世代)は容量が増えてこのような問題はかなり減ると思われます。

となると、デメリットらしいものがなくなってくるのですが…

iPad(第9世代)デメリット
  • 画面の反射が激しい
  • USB-Cポートが使えない

従来モデルは価格が安いから画面の反射がキツいというのも仕方ないことだったのかもしれませんが、iPad(第9世代)までくるとそろそろフルラミネーションディスプレイを搭載して画面品質を向上してほしいという欲が出てきます。

また、USB-Cポートにも対応をそろそろしてほしい…ようにも感じますね。

iPad(第9世代)への乗り換えはアリか?

iPad(第9世代)は廉価モデルなので2〜3年以内に発売されたiPad AirやiPad Proからの乗り換えはおすすめしないですが、少し前のiPad(第5世代)などのモデルからの乗り換えはしてもいと感じます。

  • iPad(第5世代)→ iPad(第9世代):あり
  • iPad(第6世代)→ iPad(第9世代):あり
  • iPad(第7世代)→ iPad(第9世代):あり
  • iPad(第8世代)→ iPad(第9世代):微妙
  • iPad Air → iPad(第9世代):あり
  • iPad Air 2→ iPad(第9世代):あり
  • iPad Air 3→ iPad(第9世代):なし
  • iPad Pro 9.7 → iPad(第9世代):微妙

iPad(第9世代)とiPad(第8世代)の違いはSoCの速度とストレージ容量です。もし、iPad(第8世代)で十分満足できているのならiPad(第9世代)に乗り換えするメリットはありません。

上位モデルとなるiPad Air、iPad Proは旧型でもフルラミネーションディスプレイを採用していて画面品質が高くて、無印iPadに乗り換えることで画面が見にくいと感じるかもしれません。

なので、はじめてのiPadとして選ぶならiPad(第9世代)を選ぶのはかなりおすすめです。基本的に出来ることはどのiPadを選んでも同じですし、コストパフォーマンスは最強と言っていいのかなと思います。

iPad(第9世代) どんな人におすすめか

iPad(第9世代)はとにかく費用を抑えたい方におすすめの端末。基本的にタブレットなのでパソコンとして使うというよりも、ブラウジングしたり、SNSをしたり、電子書籍を読んだり、動画を見たり…といったコンテンツを楽しむ使い方をするのが良さそうです。

iPad(第9世代)がオススメな人は
  • ブランジング、SNS、動画視聴に使いたい
  • 電子書籍をタブレットで読みたい
  • Apple Pencilでメモやノートを取ることが多い
  • 外でマスクしてiPadを使うことが多い

ただ、電子書籍は雑誌、漫画に限るかなと。小説も普通に読めますが画面が大きくて重いので疲れるかもしれません。

Apple Pencilも使えるのでノートとして使うのもありですね。お絵描きもできますし、ほんとに上位のiPad Pro 11インチ、iPad Air(第4世代)とできることは同じなので、タブレットはiPad(第9世代)にして費用を抑えるという考え方はありだと思います。

iPad mini(第6世代)はこちらです。

全てのiPadの比較iPad Pro 11インチ・12.9インチの比較はこちらです。

iPadのセルラーモデルについてはこちら。

iPad 整備済製品についてはこちら。