ここ最近のiPhoneのカメラは画質が向上し4Kの動画撮影もできるようになって、いつの間にやらiPhoneのストレージ容量の空きが少なくなってしまうことも。
とくに32GB / 64GBなど容量の少ないiPhoneを使ってると、あっという間にストレージ容量の空きが不足します。
この記事では…
- iPhoneの空き容量が少ない時の対処法
- クラウドサービスに写真を置くメリット
- Apple、Google、Amazonのフォトアプリの比較
をしています。iPhoneで写真や動画のデータがいっぱいになって困ってる方は参考にしてみてください。
この記事の目次
iPhoneの空き容量が少なくなったら
クラウドサービスを使おう
iPhoneで写真、動画をたくさん撮影してiPhoneのストレージの空き容量が少なくなってきたらクラウド上に写真や動画データを保存できるクラウドサービスを使うのがおすすめです。
iPhoneの標準の写真アプリに「iCloud写真」を有効にすることでクラウドサービスを使えますが、他社アプリとなる「Googleフォト」、「Amazon Photos」でもクラウドの写真サービスを使えます。
Apple・Google・Amazonのクラウドサービス比較
「iCloud写真」は5GBの容量まで、「Googleフォト」は15GBの容量まで、「Amazon Photos」は5GBまで無料ストレージで使えます。
サービス | Apple iCloud写真 |
Googleフォト | Amazon Photos |
---|---|---|---|
対応端末 | iOS/Mac/PC | iOS/Android/Mac/PC | |
バックアップ | iCloudに自動アップロード | アプリ起動でアップロード | アプリ起動でアップロード |
写真品質 | オリジナルデータ保存、RAW対応 | ||
動画保存 | オリジナルデータ保存 | 1ファイル10GBまで | 1ファイル5GBまで |
5GB | 無料 | – | 無料 |
15GB | – | 無料 | – |
50GB | 130円 / 月 | – | – |
100GB | – | 250円 / 月 | 250円 / 月 |
200GB | 400円 / 月 | 380円 / 月 | – |
1TB | – | – | 1,300円 / 月 |
2TB | 1,300円 / 月 | 1,300円 / 月 | 2,600円 / 月 |
無制限 | – | – | プライム会員は写真無制限 |
その他のデータ | 書類も保存可能 | 書類も保存可能 | – |
AppleのiCloud写真は5GBまで無料ですが、写真データの保存をメインで使うなら月額130円の50GBプランを選択する必要があるでしょう。
Googleフォトは15GBまで無料で画像保存できるので、写真撮影をしないなら無料範囲内で十分に使えます。
Amazon Photosは5GBまで無料でプライム会員なら写真は無制限で保存可能で動画は制限がありますが写真だけならAmazon Photosは最強となっています。
プライム会員は月々500円ですが他のプライム会員のサービス(配送無料、プライムミュージック、プライム動画、Kindle本の無料特典など)を受けることができます。
では、各クラウドサービスを細かく見てみましょう。
iCloud 写真(フォトライブラリ)
純正写真アプリで最大5GBまで無料
iCloud写真はAppleのiOS・macOSの標準の写真アプリから使えて最大5GBまで無料で使えるクラウドサービスとなっています。
- 5GB:無料
- 50GB:130円 / 月
- 200GB:400円 / 月
- 2TB:1,300円 / 月
- 6TB:3,900円 / 月
- 12TB:7,900円 / 月
iPhone/iPadのカメラで写真を撮影すれば自動的にiCloudフォトライブラリにアップロードしてくれるので簡単に写真をiCloudに保存が可能です。
写真最適化でiPhoneのストレージ容量節約に
iCloud写真は初期設定は「設定」アプリの「写真」から「iCloud写真」をONにするだけで使えます。
「iPhoneのストレージを最適化」にチェックを入れると元データをiCloud上に保存してiPhoneには端末に最適化したデータを保存して容量を少なくできます。
画像データを最適化するでオリジナルデータの1/10以下のデータ量に圧縮してストレージの圧迫を防いでくれます。
例えば、僕が使っているiCloud写真は100GBほどの写真が保存されていますが、iPhoneのストレージ容量は3.6GBとなっていました。
1/10どころか1/50のデータ量に圧縮していますね。
写真アプリを起動すると5年以上前の写真もしっかりと確認可能で、写真をタップするとiCloudから自動的に元データをダウンロードできますし、iPadやMacとの連携してくれるのでとても使い勝手がいいですよ。
iPhoneやiPadのストレージ容量は大容量化が進んでいますが、写真や動画は「iCloud写真」があればカメラをよく使う方でもストレージ容量を気にすることなく使えます。
なので、iPhoneのストレージ容量は最低でも64GBあればクラウドサービスを使いこなすことでなんとかなってしまうのです。
操作性の良い写真アプリ
Appleの写真アプリは「子供」や「ラーメン」と検索するとそれに該当する写真を探し出しくれたり、シチュエーション別で写真を自動割り振りして探しやすくなっています。
また、純正の写真アプリということもあってメディア別で写真を探し出すことができます。
他アプリでも動画くらいなら識別できますがシネマティックモードで撮影したり細かい条件で検索が可能で自分でiPhone 15など型式を入れて条件を作ることもできます。
iCloud写真は5GBまで無料ですが写真や動画を保存するとすぐに一杯になってしまうので最低でも50GB(130円/月)の有料プランの加入は必要となります。
iCloud 写真のメリット
- 標準機能なので使いやすい
- 有料プランが130円 / 月からと安い
- 自動でクラウドに写真をアップロードできる
- 最適化で写真を削除しなくても容量を節約
- Live Photosなど独自ファイルも保存できる
- 写真アプリの単語検索機能が便利
- 書類データも対応(Google Drive)
iCloud写真のメリットはiPhoneの標準の機能なのでスムーズに使い出すことができるだけでなく、ほぼ自動でクラウドにアップロードして最適化してくれます。
写真や動画を削除しなくてもiPhoneのストレージの空きを確保できるのは純正ならでは使いやすさでもあります。
iCloud 写真のデメリット
- 実質、(130円/月)の加入が必須となる
- Androidなど他端末で利用できない
iCloud写真のの無料で使える容量は5GBと少ないので実質最低でも150円を支払って50GBのiCloudストレージを確保する必要があります。
ただ、他社クラウドよりも価格が安いので敷居は低いです。iPhone使ってるならiCloud写真を使うのが普通に使いやすいですよ。
Googleフォト
最大15GBまで無料で使える
Googleフォトは以前は1600万画素以下の写真、フルHD(1080p)の動画であれば無料で無制限に保存できましたが、2021年6月以降は15GB以内に容量制限があります。
iOS/AndroidなどすべてのOSに対応しています。
- 15GB:無料
- 100GB:250円 / 月
- 200GB:380円 / 月
- 2TB:1,300円 / 月
最大容量が15GBまで無料で写真や動画を保存できるので写真くらいなら十分無料で使えるクラウドサービスといっていいかもしれません。
ただ、動画撮影をするとなると足りなくなるので100GB(250円 / 月)の加入は必要でしょう。AppleのiCloud写真よりも200GBならリーズナブルでいいですね。
iPhone + Androidでも使える
GoogleフォトはiPhoneだけでなくAndroid端末でも専用アプリがあって、さらにブラウザからも簡単にアクセスできるのでいろんな端末を跨いで使えます。
iCloud写真はApple製品との連携は素晴らしいですがAndroidやWindowsが入る余地がないのが辛いところでもあります。(iCloud写真もブラウザから使えますが操作性はイマイチ)
写真の検索もしやすい
写真の検索機能もGoogleらしく充実しており単語を入力して画像を探し出すことができますし自動で写真を思い出としてまとめてくれたりもします。
Googleフォトもクラウド上に写真データを保存してるのでiPhoneの写真アプリから写真を個別で消してもiPhone端末から写真データが消えますが、Googleフォトのクラウド上に写真が残ります。
Googleフォトの「空き容量を増やす」からiPhoneから写真データを削除してストレージ容量を空けられます。iCloud写真のように自動ではないですがiPhoneのストレージを解放も可能です。
Googleフォトのメリット
- 15GBまでデータを無料で保存できる
- 200GBはiCloudより安い
- Android、ブラウザからも使える
- iPhoneの容量を手動で節約できる
- 単語の写真検索機能が便利
- Live Photosの保存に対応している
- 書類データも対応(Google Drive)
Googleフォトは15GBまで無料なので他のクラウドサービスよりも容量だけ見れば強いです。ちょっとした写真しか撮影しないなら無料プランでも使うことができるでしょう。
また、iPhoneだけでなくAndroidやブラウザからもGoogleフォトが使えるのは大きなメリットとなります。複数の端末を使ってるならGoogleフォトはおすすめのクラウドサービスです。
Googleフォトのデメリット
- iPhoneの容量を空けるのは手動
- アプリを起動してないとアップロードしない
Googleフォトは写真撮影をしてもすぐにクラウド上にアップロードはしません。Googleフォトのアプリを起動でクラウド上にアップロードされます。
iCloud写真は何もしなくてもいつの間にかデータがアップロードして最適化してくれているので、この辺りの使いやすさはGoogleフォトは及ばないところでしょうか。
Amazon Photos
5GBまで無料、プライム会員は無制限(写真)
Amazon Photsは5GBまで無料で使えるクラウドサービスですが、プライム会員なら写真のアップロードは無料となって動画データが5GBの領域対象となります。
- 5GB:無料
- 100GB:250円 / 月
- 1TB:1,300円 / 月
- 2TB:2,600円 / 月
Amazonのプライム会員は月々500円(年間4,900円)ですが、Amazonで購入した商品が配送無料になったり、Amazon Music、Amazonプライムビデオが見放題とお得なサービスです。
Amazon Photsがおまけサービスといってもいいくらいのサービスなのでプライム会員になってAmazonフォトを使うのも費用対効果は最高です。
iPhone + Androidでも使える
Amazon PhotsはiPhoneだけでなくAndroidでも専用アプリがあって、ブラウザからも簡単にアクセスできるのでいろんな端末を跨いで使えます。
さらに、Fireタブレットからもアクセスできるので幅広い端末で使うことが可能となっています。
アプリも普通に使いやすい
Amazon Photsのアプリはシンプルですが年代、人物検索、思い出などサッと写真を検索できるようになっています。
ただし、iOSのLive Photosに対応していないでLive Photosで撮影した写真の保存はできません。他のクラウドサービスと比べると必要最低限といっていいかもしれませんね。
Amazom Photsのメリット
- プライム会員なら写真容量無制限
- プライム会員になると様々なサービスが受けられる
- Android、Fireタブレット、ブラウザからも使える
- iPhoneの容量を手動で節約できる
Amazon Photosは無料で使えるのは5GBまでですがプライム会員なら写真を無制限にアップロードできます。
もともと、Amazonのサービスを使っていた方はAmazon Photosは最高かもしれませんね。
Amazom Photsのデメリット
- iPhoneの容量を空けるのは手動
- アプリを起動してないとアップロードしない
- Live Photos、タイムラプスは対応してない
- 書類データは非対応(Amazon Drive 2023年末で終了)
Live Photosなど特殊な形式の写真や動画の保存ができないのでこだわった写真を撮影する方は向いていないかもしれまえんが、写真無制限はやっぱ熱いですよね。
Amazon Photosはプライム会員になると写真無制限で保存できますし、プライムビデオを見放題になりますしかなりおすすめです。
おすすめのクラウドサービスは
おすすめの写真クラウドサービスをまとめました。
- iPhone、iPad、Macを使ってる → iCloud写真
- 自動でiPhoneの容量を最適化 → iCloud写真
- 可能な限り無料で写真を保存したい → Googleフォト
- Androidスマホも使ってる → Googleフォト
- すでにプライム会員で費用抑えたい → Amazon Photos
- Fireタブレットも活用したい → Amazon Photos
- 書類も保存する → iCloud写真、Google Photo
Apple製品しか使ってないならiCloud写真を使うのがいいでしょう。50GBなら130円とGoogle、Amazonよりも安くクラウド環境を手に入れることができます。
自動でiPhoneの容量も最適化してくれますし何も考えずにいい状態で使うことができます。
AndroidやWindowsも使ってるならGoogleフォトがおすすめです。あらゆる端末で快適に写真をクラウドに保存できます。
もし、プライム会員で費用をこれ以上かけたくないならAmazon Photosを使うのがおすすめです。必要最低限のクラウドサービスですが普通に使えると思います。
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