iPhone X レビュー

2017年11月3日に発売したiPhone X(アイフォーンテン)はiPhoneが世の中に登場してちょうど10年目の記念モデルです。

従来のiPhoneには当たり前のようにあったホームボタンを廃止しベゼルレスディスプレイを搭載したApple自らがiPhoneの既成概念を壊したそんな意欲的なモデルとなっています。

ここではiPhone Xのデザイン、スペック、カメラの画質、使いやすさをレビューしています。

実際に使ってどうなのかメリット、デメリットを書いてるので中古でiPhone Xにするか検討してる方は参考にどうぞ!

iPhone X レビュー・評価

iPhone Xは2017年9月にiPhone 8iPhone 8 Plusと同じ時期に発売された新世代モデル。iPhone Xは顔認証のFace IDを使ったジェスチャー操作を基本とし慣れると使いやすく快適に使えます。

iPhone Xの特徴
  • 5.8インチ(2,436 × 1,125)有機ELディスプレイ
  • HDR、広色域(P3)、True Tone、3D Touchに対応
  • SoC:A11 Bionic 、メモリ:3GB
  • ストレージ:64GB、256GB
  • カメラ:12MP 広角 + 望遠(光学2倍)
  • 生体認証:Face ID(顔認証)
  • 防水防塵:IP67等級(水深1mに30分)
  • 通信:4G LTE-Advanced、Wi-FI 5、Bluetooth 5.0
  • NFC:A/B Felica(おサイフケータイ)
  • 充電:Lightning(急速充電)、Qiワイヤレス充電
  • 本体サイズ:143.6 × 70.9 × 7.7 mm、174g
  • 筐体素材:ステンレスフレーム + 光沢ガラス
  • 本体カラー:シルバー、スペースグレイ

iPhone Xはホームボタンのないベゼルレスモデルです。操作方法も従来のiPhoneとは異なるジェスチャー操作に対応していて流れるようなスムーズに使うことができるのが大きな特徴です。

生体認証は顔認証に対応しフロントカメラはTrueDepthカメラ(700万画素イメージセンサー、ドットプロジェクタ、赤外線カメラ、投光イルミネータ)に進化し3Dで顔を認識できます。

iPhone Xの販売は終了していて最新モデルはiPhone 14 Proとなっていますが、中古のイオシスならランクBが30,800円ほどで手に入れることができます。

最新のiOS 16に対応していますし、まだ現役で使えるので安くジェスチャータイプのiPhoneに乗り換えたいなら選んでもいいかもしれません。(バッテリーの交換は必要になるかもです。)

パッケージと付属品

iPhone Xのパッケージは白ベースにエンボス加工された端末の画像が印刷されていて高級感のあるスタイルとなっています。筐体部分に光ってる部分が妙にリアリティがあるんですよね。

iPhone X パッケージ
高級感のあるパッケージデザイン

iPhone 8/8 Plusは背面の画像でしたがiPhone Xは全面ディスプレイをウリとしているので正面の画像が使われているのでしょうね。ホームボタンがないので今までとはちょっと違う雰囲気がありますね。

iPhone X 開封

ちなみに、今まではiPhoneのシルバーモデルのフロントパネルは白色でしたが、iPhone Xはベゼルレスモデルになったことからブラックに統一されています。

ベゼルが細いので目立たないのと、もしフロントパネルが白色になっていたら前面カメラなどが搭載されているノッチ部分(センサーハウジング)が目立ってしまうのでこのような仕様になったのでしょうね。

付属品は充電アダプタ、Lightningケーブル(USB-A)、EarPods with Lightning Connector、Lightningコネクタと3.5mmヘッドフォンジャックの変換アダプタです。

付属品
iPhone Xの付属品一式

「Designed by Apple in Calfornia」の中にはステッカーや説明書などが入っています。

説明書一式

iPhone Xは操作方法が今までiPhoneとは若干異なるので最初に使い方は読んでおいた方がいいかもしれません。

iPhone Xに貼られている傷防止のフィルムをペリペリっと剥がしていきます。

フィルムを剥がす

それでは、iPhone Xの本体デザインを詳しく見ていきたいと思います。

ホームボタンがない全面ディスプレイ

iPhone Xは従来のiPhoneに搭載されていたホームボタンを廃止したことで、隅々までディスプレイに覆ったベゼルレスディスプレイデザインが採用されています。

iPhone X 角丸ディスプレイ
角丸の有機ELディスプレイ

ベゼルの幅も狭いので画面の占有率が高くて集中して画面を見ていることができそうです。また、iPhoneの丸角デザインに合わせて角も丸くなっているので、可愛らしい雰囲気を持ち合わすデバイスになっています。

iPhone Xの背面パネルはiPhone 8/8 Plusと同じくガラス素材が採用しており、かなりスッキリとしたデザインになっていますね。

iPhone X 背面パネル
iPhone Xの背面パネル

iPhone 8/8 Plusと違う点としてiPhone Xはサイドフレームはアルミではなくステンレスが採用されています。

iPhone X ステンレスサイドフレーム
ステンレスフレームを採用

鏡面磨き仕上げで話題となったiPod classicを思い出してしまう加工ですよね。なんとなく懐かしさもあり高級感を生み出していると言えるでしょう。

iPhone X スピーカーとLightningコネクタ

ピッカピッカですよね。充電ポートはLightningコネクタとなっていますが、急速充電器(RavPower RP-PC108)を使うことで付属の電源アダプタを使うよりも速くiPhoneのバッテリーを回復させることができます。

iPhone X 音量ボタン
外部ポートはLightningコネクタ

iPhone Xでは電源ボタン(サイドボタン)が従来のものと比較して大きくなっています。

iPhone X 電源(サイド)ボタン
上からiPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus

ホームボタンが廃止されたことでサイドボタンでSiriを起動したり役割が今までより大きくなり、使う頻度が上がることを想定しより使いやすいように大型化したのでしょうね。

高精細でキレイな有機ELディスプレイ

iPhone Xは液晶ディスプレイ(LCD)ではなく、有機ELディスプレイ(OLED)を搭載しています。

iPhone 8/8 Plusのディスプレイ仕様の違いはこんな感じ。

  iPhone 8 iPhone X iPhone 8 Plus
サイズ 4.7インチ 5.8インチ 5.5インチ
解像度 1,334 x 750ピクセル 326ppi 2,436 x 1,125ピクセル 458ppi 1,920 x 1,090ピクセル 401ppi
仕様 IPS-LCD OLED IPS-LCD
コントラスト比(標準) 1,400:1 1,000,000:1 1,300:1
最大輝度 625cd/m2(標準)
その他 True Toneディスプレイ
広色域ディスプレイ(P3)
3D Touch

ピクセル密度がiPhone 8の326ppi、iPhone 8 Plusの401ppiを上回る458ppiという高精細なものとなっており、AppleはiPhone XのディスプレイをSuper Retina HDと呼んでいます。

iPhoneのディスプレイサイズ
iPhone 8/8 PlusとiPhone Xの画面サイズの違い

パッと見では解像度が向上してるのか分からないので、Canonのマクロレンズ(EF-S 35mm F2.8 マクロ IS STM)を使ってiPhone XとiPhone 8のディプレイをマクロ撮影し、時計アプリを比較しました。

SuperRetine HDとRetina HDの解像度の違い-1
OLEDとLCDの解像度の違い(時計アプリのアイコン)

iPhone 8の時計アプリは拡大するとドットが見えますが、iPhone Xの時計アプリはドットが全然分からないくらい滑らかに高精細表示されているのが分かります。

iPhone 8とiPhone X ドットの粗さ
OLEDとLCDの解像度の違い(地図アプリのアイコン)

同じくマップアプリのアイコンもiPhone Xの方がより繊細に表現できています。まあ、肉眼ではほぼ同じに見えるのでここまでキレイに滑らかに表示させる必要はないのかもしれませんが。

もっと拡大して見ると有機ELディスプレイの特徴であるRGBの素子が見えてきました。

iPhone X 有機ELディスプレイ
OLEDとLCDの素子の違い

普通の液晶はバックライトを後ろから当てることで光っていますが、有機ELディスプレイは素子が自己発光し消費電力が低いのが特徴となっています。こうやって見ると同じようなディスプレイでも全く違う構造になっていることが分かりますね。

画面占有率の高い見やすいディスプレイ

iPhone Xのディスプレイは縦長サイズ(19:9)になったことでiPhone 8やiPhone 8 Plusよりも縦方向に広く表示できるようになりました。

iPhoneの表示領域の違い
左からiPhone 8、iPhone X、iPhone 8 Plus

横幅がiPhone 8と近いので意外と持ちやすいです。少なくともiPhone 8 Plusよりも手に馴染みやすい感じです。

ただし、iPhone Xの横幅がiPhone 8 Plusよりも狭いのでYouTubeなどの動画を見るとiPhone 8 Plusよりも画面が小さくなってしまいます。

動画の表示領域の違い
上からiPhone 8、iPhone X、iPhone 8 Plus

なので映画などの動画コンテンツをよく見るのならiPhone XよりiPhone 8 Plusの方がいいかもしれませんね。

顔認証のFace IDのためのセンサー

本体上部にはフロントカメラ(FaceTimeカメラ)や各種センサーが搭載されています。

iPhone X センサーハウジング

このセンサーを避けるために切り欠き(ノッチ)デザインになっているのもiPhone Xの特徴といっていいでしょう。

当初はノッチデザインに違和感はありましたが、現在はiPhone Xと同じようなデザインのスマホがたくさん発売されているので慣れてきましたよね。

よく見ると色んなセンサーが搭載してるのがわかります。

iPhone Xのカメラとセンサー各種

赤外線カメラ、投光イルミネータ、近接センサー、環境光センサー、レシーバー、フロントカメラ、ドットプロジェクタを搭載していて、これらのパーツを組み合わせること3D認証を実現しています。

3D認証なので暗いところでも顔をしっかり認証してくれるので電気が付いてない寝床でもパスコードなしで使えます。めっちゃ便利ですし凄いです。

ちなみに、iPhone XのFace IDはマスクをしてると認識してくれないのでマスクすることが多いなら最新のiPhone 14 ProiPhone 13 ProiPhone 12 Proがおすすめです。

デュアルカメラの画質

iPhone Xのリアカメラ(iSightカメラ)は1200万画素(1/2.9型)のセンサーにF1.8のレンズの広角カメラ、1200万画素(1/3.6型)にF2.4の望遠カメラを搭載しています。

iPhone X 背面カメラ
iPhone Xのデュアルカメラ

iPhone 8 Plusと同じくデュアルカメラ仕様ですが、iPhone Xの方がカメラ性能が上となっています。

  iPhone 8 iPhone X iPhone 8 Plus
画素数 1200万画素
レンズ ƒ/1.8 広角:ƒ/1.8 望遠:ƒ/2.4 広角:ƒ/1.8 望遠:ƒ/2.8
光学式手ぶれ補正 デュアル
(広角・望遠)

(広角のみ)
ズーム 最大5倍のデジタルズーム 光学ズーム、最大10倍のデジタルズーム
フラッシュ クアッドLED True Toneフラッシュとスローシンクロ
ポートレート ポートレートモード、ポートレートライティング(ベータ版)
動画撮影 ・4K(24fps、30fpsまたは60fps)
・1080p (30fpsまたは60fps)
・ビデオの光学式手ぶれ補正
・1080p(120fps・240fps)スローモーション
・手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ

広角カメラの画質はiPhone XとiPhone 8 Plusで違いはないですが望遠カメラは手ぶれ補正機能を搭載し光学ズーム2倍でも手ブレしにくくとても撮影しやすいです。

つまり、iPhone Xの方が結果的に失敗の少ない写真を撮ることができるのです。参考までにサイゼリアで食べたピザを光学2倍ズームで撮影してみました。

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左:iPhone 8 Plus、右:iPhone X

あれ、iPhone 8 Plusの方が美味そう…。他の写真だとそんなに差を感じないので画質はiPhone XのカメラはiPhone 8/8 Plusと同等レベルといっていいでしょう。

iPhone XはiPhone 8 Plus同様にポートレートモードにも対応しています。

20171111211619j:plain
左:iPhone 8 Plus、右:iPhone X

ほぼ同じ感じで撮影できましたが、iPhone Xの方がレンズが明るく手振れ補正機能に対応しているので精度は高くなっています。

ワイヤレス充電に対応

iPhone 8/8 Plusで対応したQi規格のワイヤレス充電ですが、iPhone Xもワイヤレス充電に対応しています。

iPhone X ワイヤレス充電
iPhone Xをワイヤレス充電する

LightningケーブルをわざわざiPhone Xに接続しなくていいだけでなく、スタンド型ワイヤレス充電機のAnker PowerWave II Standなら動画を見ながらiPhoneを充電もできるので便利です。

AirPodsなどのワイヤレス充電に対応したイヤホンも合わせて使ってるなら平置きタイプのAnker PowerWave II Padの方が使い勝手はいいかもしれません。

Apple Watchも使っているならiPhoneとApple Watchを同時にワイヤレス充電できるワイヤレス充電器・Belkin BOOST UPワイヤレス充電器があると便利ですよ。

CPU・RAMのスペック・性能

iPhone XのSoC(システムオンチップ)はA11 Bionicを搭載しています。iPhone 8 Plusと同じチップでメインメモリが3GBとなっています。

  iPhone 8 iPhone X iPhone 8 Plus
CPU A11 Bionic
メモリ 2GB 3GB
ストレージ 64GB/256GB

A11 Bionicは高性能コア2つに高効率コア4つを内蔵した6コアCPUとApple独自設計の3コアのCPU、機械学習ができるNeural engine(ニューラルエンジン)を内蔵したSoCです。

ニューラルエンジンは空間認識の処理が得意なハードウェアチップでFace IDやアニ文字の顔認証の処理に使われるだけでなくカメラの画像処理でも使われるのでiPhone Xには必要なモノとなっています。

Geekbench 5でA11 Bionicの性能を比較しました。

iPhone SoC メモリ CPUシングル CPUマルチ GPU(Metal)
X A11 Bionic 3GB 905 2156 3869
8 Plus A11 Bionic 3GB 912 2067 3876
8 A11 Bionic 2GB 906 1926 3697

同じA11 Bionicを搭載してるのでiPhone Xの性能は8 Plus、8とほぼ同じですが、メモリが3GBあるのでiPhone 8よりは性能は高くなっています。

実際に操作してみてもiPhone 8ではアプリの切り替えでモタツキが発生してしまうような場面においてもiPhone Xなら動作に余裕を感じることができます。

iPhone Xのメリット

iPhone Xは従来の操作方法を捨てて新しいジェスチャー操作を採用した新世代のiPhoneなのでiPhone 8よりも前のモデルを使っている方は使い勝手が気になるかと思います。

正直なところ、慣れでなんとでもなるかな…といった感じです。

「ホームボタンのiPhoneでなくと嫌だ!」と感じる方も1週間ほどiPhone Xなどのジェスチャー操作に対応した機種を使えばホームボタンのない操作体系に慣れます。

ジェスチャー操作が使いやすい

iPhone Xはホームボタンが廃止されてジェスチャー操作を強いられますが少し使えば慣れますし、むしろ、ジェスチャー操作の方が操作性が良いんじゃないのか…となります。

iPhone X ジェスチャー操作
iPhone Xのジェスチャー操作

ホーム画面に戻ったりマルチタスク画面(Appスイッチャー)、コントロールセンター、通知センターの呼び出しはこのように指一本で操作することができるので、ホームボタンの必要性を感じることはないでしょう。

本当にジェスチャー操作は使いやすいですよ。iPhoneの操作方法についてはこちらを参考にしてください。

まだ現役で使える性能を持っている

iPhone Xは2017年に発売したモデルですが、A11 Bionicに3GBもメモリを搭載してるのでまだまだ現役で使える性能を持っています。

ブラウジング、SNS、動画視聴、ちょっとしたゲームであれば十分快適に動作させることができるので中古でiPhone Xを買うのも意外とアリな選択肢となっています。

Face ID(顔認証)の精度速度は良い

iPhone Xはホームボタンがないので画面のロック解除やApple Payの決済は顔認証のFace IDを使って認証します。

iPhone XのFace ID
iPhone XのFace ID

iPhone Xは2017年発売で2023年で6年目の端末ですが、非常に完成度の高いスマホとなっていて顔認証の精度、速度は最新のiPhoneに負けないほど快適に認証してくれます。

暗い場所でも3Dセンサーなのでしっかり認証してくれますし問題ありません。とても使い安い顔認証システムとなっています。

Apple Payの使い勝手が良い

iPhone Xはサイドボタンを二度押しでApple Payを起動して電子マネーでの支払いが可能となりました。

iPhone 8、iPhone 7はホームボタン二度押しでApple Payを起動でしたが画面が表示されてるとAppスイッチャーが起動してしまいスリープ状態の時しかApple Payを起動できませんでした。

なので、iPhone 8ではAssistiveTouchのソフトウェアボタンにわざわざApple Payの機能を割り当てたくらいです。

そんな中で、iPhone Xは画面が表示された状態でもサイドボタン二度押しでApple Payを起動可能でツイッターを見ている時に一発で起動して支払い決済ができます。めっちゃ便利です。

また、Apple Payの起動と同時にFace IDで顔認証するので、非常にスピーディーに決済処理をすることができるのが素直に使いやすい。

電車に乗る時にiPhoneに登録したSuicaを使うときもサイドボタンを2度押してすぐに改札を通れるので個人的にはTouch IDよりもスムーズで使いやすいにかなと感じました。

iPhone Xのデメリット

超広角カメラを搭載してない

iPhone Xはハイエンドモデルですがカメラは広角と望遠のデュアルカメラ仕様となっています。

画質は今でも十分使える性能を持っていますが、視野の広い写真を撮影できないので風景の写真を撮影することが多い方は適していないかもしれません。

Face IDが横向きに対応してない

iPhone XのFace IDは横向きだと反応せずに顔認証ができないのが少し使いにくい点です。

横向きでiPhoneを使うことなくない?って思うかもですが、ゲームをするときのログイン画面で自動パスワード入力をするときは横向きになってる場合があります。

自動パスワードを有効にするために毎回縦持ちにしないといけない面倒くさいですよね。

ちなみに、横向きFace IDはiPhone 13・13 Proシリーズ、iPhone 14・14 Proシリーズは対応しています。

Face IDがマスク対応していない

また、マスクをしていてもFace IDが使えません。

画面ロック解除するたびにパスコード入力が必要となるのでマスクしてると使いにくい場面は多いです。

なお、Face IDのマスク対応はiPhone 12以降で対応しているのでマスクすることがあるなら新しいiPhoneを選ぶのがおすすめです。

空間オーディオに対応してない

iPhone XはBluetoothの無線でAirPodsを接続して音楽を楽しむことができますが、最新の空間オーディオには対応していないので注意してください。

空間オーディオは既存の楽曲も臨場感溢れるサウンドを再現できる機能で、AirPods(第3世代)AirPods Proで対応していてiPhone XSiPhone XS Maxから使うことができます。

電池持ちは悪い

iPhone Xは6年前の端末なので最新のiPhoneと比べるとどうしても電池持ちは悪くなる傾向があります。

中古で購入した場合はバッテリーが劣化してる可能性もありますし、もし電池持ちが悪いな…と感じたならAppleでバッテリー交換をしてもらいましょう。

バッテリー交換をしてでもまだ現役で使える性能を持ってるので中古で買うのもアリです。

iPhone X レビュー・評価:まとめ

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iPhone XはiPhoneのこれまでの常識を壊しデザインを大刷新したこれからの10年を見据えた新世代のiPhoneです。

ホームボタンを廃止したことでハードウェアとしては非常にシンプルとなりiPhoneが目指している使いやすさのコンセプトには合っているように感じます。

最初はかなり違和感があり使いにくいと感じましたがジェスチャー操作に次第に慣れてきます。Face IDもコツを掴めば使いやすくて旧世代のiPhoneに戻れなくなります。

顔認証のFace IDはまだまだ改善の余地はありますが、指紋認証のTouch IDも世代を重ねるに連れて精度も上がり認証速度が高速化されたことを考えると、これからの進化に期待してもいいのかもしれません。

iPhone Xの基本的なデザインは今までのiPhoneと同じですがホームボタンをなくして全面ディスプレイ、フレームをステンレス製にしたことで高級感を上手く演出しています。

ということで、iPhone Xを大事に使うために背面パネルと画面に保護フィルムを貼りました。

PDA工房というところの保護フィルムなんですが、とても薄いので目立たないのがお気に入り。センサー部分もしっかりと避けてくれています。

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ケースも考えたのですが、iPhone Xの感覚を直に手にして操作をしたいので保護フィルムにしました。落としたらガラスが割れてしまう可能性は高いですが、とりあえず細かい傷を防ぐことができます。

iPhone 7までは本当に何もつけずに使っていたのですが、ガラス素材になったiPhone 8からはさすがに保護フィルムくらいは貼っておこうかと…。ないで使うよりはマシだと思います。

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