
子どもがiPhoneやiPadでYouTubeやゲームに夢中になって困った…時間を制限したいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか。
でも、安心してください。実はiPhone・iPadにはアプリの使用時間に制限をかけることができる機能が備わっています。
iOSで時間制限したからといって子どもが納得するわけではありませんが、一つの目安にもなるので活用しない手はないでしょう。ということで、YouTubeやゲームの時間を制限する方法について詳しく紹介したいと思います!
この記事の目次
iPhone・iPadの使う時間を制限する方法
アプリの使用時間を制限するには2018年9月に配信されたiOS 12で追加された「スクリーンタイム」で可能となっていますが、「アクセスガイド」という機能でアプリを制限も可能となっています。
- アクセスガイド:使用アプリの時間の制限、他のアプリの使用禁止
- スクリーンタイム:使用アプリの時間を制限できる
アクセスガイドはiOS 11以前のバージョンでアプリの使用を制限するための機能で、iOS 12以降はスクリーンタイムを使って使用時間の制限ができるようになっています。
単純にアプリの使用時間を制限するだけならスクリーンタイムを使うのが手軽でいいでしょう。アクセスガイドは起動しているアプリ以外の機能を触ることができないようにすることができるメリットがあります。
アクセスガイドで使用時間を制限する

YouTubeやゲームの時間を制限するには「アクセスガイド」という機能を使うことになります。
アクセスガイドは厳密には時間制限するものではなく一つのアプリしか使うことができなくなる機能です。
例えば、子どもにYouTube以外のアプリを触られたくない時に、アクセスガイドをONにすることでアプリを終了しホーム画面に戻れなくすることができるのです。
アクセスガイドを設定する方法
「アクセスガイド」の設定項目は「アクセシビリティ」の中にあるので、「設定」アプリを起動し「一般」→「アクセシビリティ」をタップします。

「学習サポート」の「アクセスガイド」から機能を有効にします。

これで「アクセスガイド」を使う準備完了です。では、実際にアクセスガイドを使ってみましょう!
アプリを起動してアクセスガイドをONにする
では、YouTubeアプリを使って時間制限してみます。
YouTubeアプリを起動した状態でiPhone SE(第2世代)などホームボタンのあるモデルならホームボタンを3回クリック、ホームボタンのないiPhone 12、iPhone 12 Proならサイドボタンをトリプルクリックすることで「アクセスガイド」を起動することができます。

アクセスガイドの設定画面に切り替わるので、「オプション」から「時間制限」のボタンをタップしてONにします。

「時間制限」だけではなく「スリープ/スリープ解除ボタン」や「ボリュームボタン」、「キーボード」、さらには「タッチ」操作まで制限することができます。
例えば、子どもに勝手に検索してほしくないという場合はキーボードを制限することで防ぐことができます。タッチ操作まで制限すると本当に何もできなくなってしまうのでどうかと思ってしまいますが..(笑)
次に時間制限を設定します。1時間でアプリを終了させたいなら1時間に設定します。1分単位で細かく調整することもできるようです。

時間設定をしたら「完了」から右上の「再開」をタップすることでアプリの時間制限をかけることができます。初めてアクセスガイドを使う場合は専用のパスコードの設定が求めらるので入力しましょう。
パスコードは途中でアクセスガイドを終了させる時に必要となるものですが、パスコードの入力が完了すると、アクセスガイドがスタートし1時間後に「制限時間が終了しました。」という警告が表示されYouTubeを操作することができなくなります。
アクセスガイドがONになっているときはホームボタンを押してもホーム画面に戻ることができなくなります。

途中でアクセスガイドを終了するにはホームボタンをトリプルクリックしてパスコードの入力で終了できます。
また、アクセスガイドの設定よりパスコードではなくTouch IDを利用することもできるので、使いこなすことができれば、なかなか便利そうな機能となっています。
アクセスガイドは起動したアプリを固定できる機能で、YouTube以外のアプリでも使えます。例えば、AbemaTVやゲームアプリなども機能を使うことができます。

子どもの時間制限のためにアクセスガイドを使うほかに、一つのアプリで作業をするときに集中したいときや、時間制限を設けることで作業効率を上げるという使い方もできるので便利ですよね。
スクリーンタイムで使用時間を制限する

iOS 12に搭載された「スクリーンタイム」を使うことで簡単にアプリの使用時間を制限することができます。
スクリーンタイムは使っているアプリの使用時間を細かく計測できる便利なアプリとなっていて、アプリの使用時間の制限の他にも画面を見ない時間帯の設定も可能となっています。
App使用時間の制限を設定する方法
スクリーンタイムの項目の中にある「App使用時間の制限」を有効にすることで、アプリに使用制限をかけることができます。

「制限を追加」から「エンターテイメント」を選択することで、YouTubeなどの動画アプリの使用時間の制限をかけることが可能となります。

ゲーム、SNSなどのアプリの使用制限もかけることができますし、全てのアプリの使用制限もかけることが可能となっています。
1日あたりの使用時間を設定します。ここでは「1時間」に設定をしてみましたが、分単位で細かく設定することもできるようになっています。

これでスクリーンタイムによる「App使用時間の制限」の設定が完了です。
使用時間が過ぎるとアプリが起動できない
スクリーンタイムで「App使用時間の制限」をかけることで1日あたりの使用時間が設定した時間を超えるとアイコンがブラックアウトして起動できなくなります。

スクリーンタイムのパスコードがかかっていない状態だと制限を無視することができますが、設定することができます。

これで、子どもがYouTubeの見過ぎで時間制限がかかってしまったらアプリの起動ができなくなります。
アプリの使用制限、時間制限はiPad mini、iPad(第8世代)、iPad Air(第4世代)、iPad Pro 11インチ、iPad Pro 12.9インチでも使うことができるので、iPhoneではなくタブレットで動画を見せているという方も安心してください。
通常時はスクリーンタイムで使用時間を制限しよう
「アクセスガイド」によるアプリの時間制限は設定が複雑なので、通常時は「スクリーンタイム」の「App使用時間の制限」を使うのがおすすめです。
設定を一度しておけば毎日繰り返しで使うことができます。ちなみに、我が家では「エンターテイメント」に3時間の使用制限を設定しています。3時間以上の動画を視聴すると使用制限がかかる仕組みです。
夏休みになると子ども達はYouTubeを見まくるので、このような制限はあまりしたくはないけど仕方のない措置となるでしょう。
iPhone・iPadで動画を子どもに見せていて見過ぎで困っている…という方は、設定で制限をかけることができるので試してみてください。
iPhoneの比較・おすすめはこちらです。
iPadの比較はこちらをどうぞ。
2019年9月にiOS 13・iPad OS 13がリリースされてiPadのマルチタスク、ファイル管理機能が大幅に向上しました。
https://www.sin-space.com/entry/ios12-new-function
こんなん作るな