iPad(第5世代)とiPad Pro 9.7インチ

iPad(第5世代)は2017年3月に価格の安いエントリー向けのモデルとして発売されました。今までは5万円以上していたiPadがまさかの37,800円で購入できるようになり、iPadを気軽に手にすることが可能となったモデルです。

この記事ではiPad(第5世代)のデザイン、スペックのレビューとiPad Air 2、iPad Pro 9.7インチの違いを比較しているので、どの機種を購入するか迷っている方は参考にしてください!

 

iPad(第5世代)レビュー!iPad Air 2/Pro との比較も!

iPad(第6世代)とiPad(第5世代)の違い

2018年3月28日にiPad(第6世代)が発売されたので第5世代はラインナップから消えましたが、たまにApple公式サイトの整備済製品で販売していることがあります。

iPad(第5世代)はApple Pencilを使うことはできませんがかなり安く手にれることができるので、タブレットを使いたいのならオススメできるモデルです。

iPad(第5世代)からiPad(第6世代)になったことで進化した点は以下の3点のみとなっています。

 モデルiPad(第6世代)iPad(第5世代)
CPUA10 FusionA9
RAMLPDDR4 2GB
LTE
(セルラーモデルのみ)
LTE(23バンド)
最大300Mbps
LTE(21バンド)
最大150Mbps
Apple Pencil使用可能使用不可
サイズ240 × 169.5 × 7.5 mm
重量469g(Wi-Fi)、478g(Wi-Fi+Cellular)

CPUがiPhone 7/7 Plusに搭載されているA10 Fusionプロセッサが採用されて、LTEの通信速度が300Mbpsと高速化され、今までiPad Proでしか使うことができなかったApple PencilをiPad(第6世代)で使うことができるようになりました。

iPad(第6世代)とiPad(第5世代)の違いはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください!

以下、iPad(第5世代)のレビューです。iPad(第6世代)が登場したことでiPad(第5世代)をApple整備済品などで安く購入することも可能となっています。とにかく安くiPadを手に入れたいならオススメのモデルです。

iPad(第5世代)の外観はiPad Airと同じ

今回、買ったのはiPad(第5世代)32GBのシルバーです。iPad(第5世代)のストレージ容量は32GBか128GBから選ぶことができ、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色のカラーラインナップから選ぶことができます。iPad Proであったローズピンクはありません。

iPad(第5世代)箱

箱を開けるとiPad(第5世代)がお披露目です!

iPad(第5世代)開封

付属品は充電器とLighteningケーブルといつも通りの内容ですね。

iPad(第5世代)付属品

ベリベリーっと保護シートを剥がして…

保護シートを剥がす

電源を入れて初期設定完了です。

iPad(第5世代)正面

iPad Air 2やiPad Pro 9.7インチ(2016)とパッと見で見分けつきませんが、手に持つと明らかにiPad Air 2やiPad Proに比べて分厚くて重量感があることに気付きます。

もし、iPad Air 2からiPad(第5世代)に乗り換えると「ん?重い…」と感じるかもしれません。

背面パネルにはいつも通りAppleのリンゴマークとiPadのロゴマークがあり、背面カメラはフラットなのでテーブルに置いたとしてもiPad Proのようにガタついてしまうことはありません。

iPad(第5世代)背面パネル

本体下部にLighteningコネクタと内蔵のステレオスピーカーが搭載されていますが、この辺りの仕様はiPad Air 2と変わっていないと思います。

iPad(第5世代)ステレオスピーカー

背面(iSight)カメラは800万画素のイメージセンサーにf2.4のレンズを搭載し、iPad Air 2と同等のスペックとなっています。その前のiPad Airの背面カメラは500万画素だったのでiPad Airからの比較でiPad(第5世代)はスペックアップしていると言えるでしょう。

iPad(第5世代)iSightカメラ

3.5mmヘッドフォンジャックは本体右上部分に搭載されているので有線で音楽を楽しみたい方は問題なく使うことができます。

iPad(第5世代)ヘッドフォンジャック

iPad(第5世代)は特徴的なところは特になくとてもシンプルなデザインに仕上がっていますが、今回のiPad(第5世代)の本体はiPad Air 2よりも本体の厚さが分厚くなるなど、本体スペックとしてはiPad Air 2から比較すると劣化しているので乗り換えを検討している方は注意をしてください。

 

iPad(第5世代)・iPad Pro・iPad Air 2の外観比較

本体サイズの違い

せっかくなので、iPad(第5世代)とiPad Pro 9.7(2016)、iPad Air 2の3機種で外観のデザインの違いを比較してみました。普通に並べるとどれがどの機種なのか全く見分けることができません。

iPad(第5世代)とiPad ProとiPad Air 2
左からiPad(第5世代)、iPad Pro 9.7、iPad Air 2

本体の薄さがiPad Air 2とiPad Proが6.1mmなのに対し、新型モデルのiPad(第5世代)は7.5mmと1.4mmも増加してしまいました。このスペックはiPad Airと同じ厚みということになります。

iPad(第5世代)とiPad Air 2の本体厚み 比較
左:iPad 第5世代、右:iPad Air 2

本体サイズを比較します。

Wi-Fi
モデル
iPad Pro 9.7(2016)iPad(第6世代)
iPad(第5世代)
iPad Air 2(2014)iPad Air(2013)
高さ

厚さ
重量
240mm
169.5mm
6.1mm
437g
240mm
169.5mm
7.5mm
469g
240mm
169.5mm
6.1mm
437g
240mm
169.5mm
7.5mm
469g

本体サイズは全モデル同じとなっていますが、本体の厚みはiPad AirとiPad(第5世代)が7.5mmと同じで重量も同じになっていることが分かります。つまり、iPad(第5世代)はiPad Air(2014)の筐体をそのまま流用したモデルということになります。

エッジ部分の加工が非光沢に!

従来のiPadと違う点としてダイヤモンドカットをしているエッジ部分の加工が「光沢あり」から「光沢なし」に仕様が変更されています。光沢がなくなったので、少しだけ落ち着いた雰囲気になっているといえるでしょう。

iPad(第5世代)のエッジ部分の加工
上:iPad Air 2、下:iPad(第5世代)

iPhone 5sからiPhone SEになった時も同じようにエッジ部分の加工処理が変更されていましたが、iPad(第5世代)も同じようにはiPhone SEのようなエントリーモデルとしての位置付けのデバイスであることは間違いなさそうです。

iPad、iPad Pro、iPad Air 2の比較

iPad(第5世代)、iPad Pro 9.7、iPad Air 2を細かく比較してみたいと思います。まずは本体下部のデザインです。

iPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2 比較1
上からiPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2

充電用のLightningポート、スピーカーの位置はiPad Air 2と同じになっています。

右側面です。

iPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2 比較2
上からiPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2

音量ボタンの間が少しだけ広がってボタンの厚みが少しだけ増したでしょうか。iPad Airと同じになったということなのかな?iPad Airが手元にないので確認しようがないのですが。

iPad(第5世代)は小さなマイクの穴の位置が細かく変更されています。

iPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2 比較3
上からiPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2

背面パネル中央のiPadロゴマークはフォントが変更されています。

iPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2 比較 ロゴ書体
上からiPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2

フォントの種類がコロコロと変更しているのが少し気になるところですが、iPad Air 2のロゴは太く力強い書体でしたが、iPad Pro 9.7で細い書体に変更、そして今回のiPad(第5世代)では少しだけ太い書体に変更されています。(標準の太さになった?)

背面カメラです。

iPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2 カメラの比較
上からiPad(第5世代)、iPad Pro、iPad Air 2

カメラのレンズはフラットタイプが採用されていますがLEDフラッシュは非搭載です。画素数は800万画素とiPad Air 2と同じでLive Photosや4K動画撮影をすることもできないので、これらの機能や画質にこだわるのであればiPad Pro 9.7を選んだ方がいいでしょう。

モデルiPad ProiPad(第6・第5世代)iPad Air 2iPad Air
背面カメラ1200万画素
ƒ/2.2のレンズ
Live Photos
True Toneフラッシュ
広色域キャプチャ
Focus Pixels AF
4K動画撮影
800万画素
ƒ/2.4のレンズ
500万画素
ƒ/2.4のレンズ
前面カメラ500万画素
ƒ/2.2のレンズ
Retina Flash
120万画素
ƒ/2.2のレンズ

また、マイクの小さな穴の位置がカメラ周りから中央に変更されていますね。

画面への光の反射は酷くなってしまった

iPad(第5世代)に採用されているディスプレイはiPad Airと同等レベルのものとなっておりスペックダウンしています。つまり、iPad Air 2に採用されていたフルラミネーションディスプレイやiPad Proで採用された広色域ディスプレイ(P3)が省かれた仕様となっているのです。

iPad ProiPad
(第6・第5世代)
iPad Air 2iPad Air
サイズ・解像度9.7インチ 2,048 x 1,536ピクセル
耐指紋性撥油
コーティング
フルラミネーション
ディスプレイ
××
反射防止
コーティング
××
広色域ディスプレイ
(P3)
×
True Tone
ディスプレイ
×
耐指紋性撥油
コーティングイ
×

フルラミネーションディスプレイはLCD・タッチパネル・保護ガラスを統合し一つの部品にした薄いディスプレイでそれぞれの部品の隙間が狭くなっていることから乱反射が起きにくく発色も良くなっているディスプレイです。さらに、気になることとしてiPad(第5世代)のディスプレイの保護パネルには反射防止コーティングが施されていません。

外の光を反射させてみると明らかにその違いを確認することができます。

iPad 第5世代とiPad Proの画面の反射
左:iPad(第5世代)、右:iPad Pro

夏場は特に明るい日が多くなるので反射の多いiPad(第5世代)には少々厳しくなってしまいそうです。こう見えても全て明るさMAXにしているんですけどね。()

iPad Pro、iPad 第5世代、iPad Air 2の画面反射 比較
左からiPad Pro、iPad 第5世代、iPad Air 2

反射による黒の引き締まり方が違いますねー。(左:iPad Air2、中央:iPad 第5世代、右:iPad Pro)

20170330155157j:plain
左からiPad Air2、iPad 第5世代、iPad Pro
20170330161354j:plain
上からiPad Air2、iPad 第5世代、iPad Pro

iPad Air 2のディスプレイは少しだけ青っぽい反射になっています。iPad Air 2とiPad Proの加工も少しだけ異なるのかもしれません。比較しないと分からない部分かもしれませんが、iPad(第5世代)のディスプレイはiPad Air 2と比較してもスペックは下がっていることは間違いないでしょう。

 

CPUプロセッサの性能比較

iPad(第5世代)にはiPhone6s/6s Plus/SEに搭載されていたA9プロセッサが搭載されています。メインメモリ(RAM)の容量は2GBであることが明らかになっています。

iPad ProiPad
(第6世代)
iPad
(第5世代)
iPad Air 2iPad Air
CPUA9XA10A9A8XA7
RAMLPDDR4 2GBLPDDR3
2GB
LPDDR3
1GB

GeekBench 4でプロセッサの性能をiPad Air 2、iPad(第5世代)、iPad Pro 9.7で比較してみました。

20170330160548j:plain
左からiPad Air 2、iPad 第5世代、iPad Pro
iPad ProiPad(第6世代)iPad(第5世代)iPad Air 2
CPUA9XA10A9A8X
シングルコア2885332724521742
マルチコア4718563541454081

iPhone 6s/6s Plus/SEと同じA9チップを搭載しているチップで、A8Xよりも少しだけ性能が高くなっていることが確認できます。

GPUの性能を計測することができるAntutuでのスコアは以下のとおり。

20170330160942j:plain

iPad Air 2iPad(第5世代)iPad Pro
CPUA8XA9A9X
総合101070124372159252
3D312463280847167
CPU333554190548894
RAM9314870210169

A9チップはデュアルコアプロセッサでありながらトリプルコアプロセッサのA8Xよりも高い性能を持っており、GPUの性能もA8Xとほぼ同じとなっています。なのでiPad(第5世代)の性能はiPad Air 2とほぼ同じと見て良さそうですね。

プロセッサの製造プロセスが20nmから16nm FinFET(14nm FinFET)に微細化されていて消費電力も少なくなっているので、バッテリー駆動時間はiPad(第5世代)が一番長持ちになる可能性が高そうです。(公式ではすべてのモデルが10時間となっています。)

 

まとめ:Apple Pencilが必要ないならiPad(第5世代)はおすすめ!

iPad(第5世代)はiPad Air 2ではなくiPad Airの後継機といっていいでしょう。系譜にするとこんな感じでしょうか。

  • 普及モデル:iPad(第4世代)→ iPad Air → iPad (第5世代)→ iPad(第6世代)
  • 上位モデル:iPad(第4世代)→ iPad Air → iPad Air 2→ iPad Pro 9.7 →iPad Pro 10.5

フラグシップモデルはiPad Proに役目を渡すことでiPad(第5世代)は機能を抑えることで価格を安くすることが可能となりました。

iPad(第6世代・第5世代)iPad Air 2iPad Air 3
32GB37,800円42,800円
64GB58,800円
128GB48,880円52,800円
256GB71,800円

なお、2019年3月に10.5インチディスプレイを搭載したiPad Air 3がiPadの無印とProの橋渡し的なモデルとして発売しました。価格もiPad Pro 10.5インチよりも少し安くなっているので、ちょっとグレードアップしたい場合におすすめの機種となっています。

2017年3月にiPad(第6世代)が発売されてiPad(第5世代)の販売は終了しましたが、Appleの整備済製品で今も購入することができます。(ある時とない時がある)

しかも、3万円を切るような超低価格で購入できることがあるので、タブレットとしてしか使う予定がないにならiPad(第5世代)を選べばOKなのかなと思います。

本体の薄さや性能を考慮するとiPad Air 2は価格も安くコストパフォーマンスはかなり高かったですが、iPadなら3万円台でiPadを購入することができるので悪くない選択肢になります。

ただ、個人的には無印のMacBookが史上最薄のデバイスなのに無印のiPadがただ安いだけのiPadということが少し残念なんですよね…。

Apple公式サイトの整備済製品で安く手に入れよう

Apple Storeで販売終了した旧型のiPadは整備済製品としてAppleの公式サイトで販売されていることがあるので、旧型モデルでもいいけど新品のiPadが欲しいという方はこちらから購入するのがおすすめです。安いモデルなら3万円ほどでiPadを手に入れることも可能です。

綺麗な画面、Apple Pencilをスムーズに使いたい、Smart Keyboardを使って作業をしたい、という方は少し価格は高くなってしまいますが、iPad Proを選んだ方がいいでしょう。

iPad(第6世代)とiPad Proの違いについて徹底比較した記事があるので、参考にしてください!

iPadとiPad Proのどちらを買うべきか分からないかもしれません。どちらが最適なデバイスなのかを比較した記事もあるので参考にしてください。

2018年モデルのiPad Pro 11とiPad Pro 12.9(第3世代)のレビューはこちらをどうぞ!

Apple Pencilやスマートキーボード のレビューはこちら!

iPad Pro 10.5インチモデルや12.9インチ(第1世代・第2世代)のレビューはこちら!