iMac 27インチのメインメモリを増設する方法

iMac 27インチ(5K)のメインメモリ(RAM)を40GBに増設をしました。

iMac 27インチのメインメモリは標準仕様は8GBとなっていて、iMac21.5インチは最大で32GBiMac 27インチは最大で64GBまで増設できるようになっています。

ここでは、iMac 27インチメインメモリ(RAM)を増設する方法、メインメモリの選び方について詳しく書いています。メモリの換装時の注意点も書いているのでiMac 27インチを高速化したい方はぜひ参考にしてください。

メインメモリ換装に関する注意点についても書いているので、これからiMacを購入してメモリを増設しようと思っている方は是非参考にしていただければと思います!

iMac 5K/27インチのメインメモリ(RAM)を増設

iMacのメインメモリの可否は機種によって異なっており、iMac 27インチのみ自分でメモリを取り外して違うメモリに入れ替えることが可能となっています。

iMac メインメモリの増設可否
  • iMac 21.5インチ:交換不可(2015年モデル以降)
  • iMac 27インチ:ユーザー自身で交換可能
  • iMac Pro:Apple Store/正規サービスプロバイダで交換可能

iMac 21.5インチ(2015年モデル以降)は自分でメインメモリ(RAM)を交換・増設できないので、必要であればApple Storeで購入するときにメモリメモリを増設しておきましょう。

おそらく、8GBのメモリでは足りないと思うので最低でも16GBにカスタマイズして注文するのがおすすめです。

iMac Proのメモリは標準で32GBとなっており普通なら十分に足りる容量ですが64GBに増設するのがおすすめです。iMac 27インチは自分でメモリを交換できてしまうのでiMacを購入してからメモリを購入して換装してしまうのが賢いやり方です。

iMacのRAMの増設は自分ですると安い

iMac 27インチモデルは背面部分にユーザーがメインメモリ(RAM)を簡単に交換できる構造となっており、AppleでCTOカスタマイズするよりも自分でメインメモリを増設した方が金額的に安く済みます。

iMac 27インチ メインメモリの増設
iMac 27インチ メインメモリ

例えば、Apple Storeでメインメモリの容量を64GBに増設して注文すると110,000円もかかってしまいます。

Apple StoreでiMacのメモリを増設した場合
  • 8GB:0円
  • 16GB:+22,000円
  • 32GB:+66,000円
  • 64GB:+110,000円

しかし、Amazonなどで販売しているメインメモリは16GB × 2枚で13,000円ほど購入できます。

最近は価格がかなり安くなってきてるんですよね。なので、Crucialのメインメモリ(16GB)× 4枚を購入して自分で頑張って増設すると、ななななんと!26,000円で8GBから64GBにメインメモリを増設できるのです。

Apple純正だと11万円もかかってしまうのが2.6万円に抑えることができるって…半額以下ですよ!安いですよね…。なので、iMac 27インチのメモリ増設は絶対に自分でやってしまった方がいいでしょう。

なお、2017年に購入したiMacは16GBのメモリを2枚追加して純正のメモリと組み合わせをして40GBに増設、2019年に購入したiMacは16GBのメモリを4枚購入して64GBに増設をしています。

対応メモリの種類はモデルによって異なる

2012年以降にリリースされたiMacはSO-DIMMと呼ばれる大きさのメインメモリ(RAM)が採用していてい、デスクトップPCで採用されているものよりも長さが短いタイプのメモリでノートPCで広く採用されているタイプです。

Crucial by Micron W4N2400CM-16G
iMacはノートPC向けのSO-DIMMメモリを採用

iMacの発売時期によりメモリの規格と速度が異なります。

27インチのiMac 2017年モデルはDDR4-2400(PC4-19200)、iMac 2019年モデルはDDR4-2666(PC4-21300)と呼ばれる規格のRAMが採用されています。

iMac 27インチのメインメモリ規格
モデル規格クロック周波数
iMac Pro 2017DDR4-2666(PC4- 21300)ECC2,666MHz
iMac 5K 2019DDR4-2666(PC4-21300)2,666MHz
iMac 5K 2017DDR4-2400(PC4-19200)2,400MHz
iMac 5K late 2015DDR3-1867(PC3-14900)1867MHz
iMac 5K mid 2015
iMac 5K late 2014DDR3-1600(PC3-12800)1600MHz
iMac late 2013
iMac late 2012

2017年12月に発売したiMac Proはサーバー用のPCにも採用される高価なDDR4-2666(ECC付き)のメモリが採用されておりユーザー側で増設することはできずAppleストアや正規プロバイダで交換する形になるようです。

2枚1組でメモリと挿すとパフォーマンス向上

iMacはデュアルチャネル対応の4つのSO-DIMMメモリスロットを搭載しています。

デュアルチャネルはメモリを2枚1組で動作することでマルチタスク処理ができる技術で最大限のパフォーマンスを発揮できるようになります。

つまり、16GBのメモリを1枚挿すよりも8GBのメモリを2枚挿して16GBにした方が並行処理できるようになってパフォーマンスが向上させることができるのです。

iMac 27インチの標準モデルは4GB(DDR4 2,666)のメインメモリが2枚挿さった状態で合計8GBのメインメモリ容量(デュアルチャネル)となっています。

iMac メモリスロット
iMac 27インチ メインメモリスロット

2つの空きスロットに16GBのメモリを2枚追加することで、4GB+4GB=8GB、16GB+16GB=32GBの合計40GBのメモリ容量に増設できるので、予算をできる限り抑えるなら16GBのメモリを2枚購入するのがおすすめです。

iMac 27インチのメインメモリの増設方法

iMacのメインメモリの交換作業の流れをまとめました。

iMacのメインメモリの交換方法
  • 電源を切って10分ほど内部コンポーネントの温度が下がるまで待つ
  • 電源ケーブルを外して本体を寝かせる
  • メインメモリが格納されているソケットカバーを外す
  • メモリを追加して増設する
  • ソケットカバーを元に戻す

電源を切って本体を寝かせる

メインメモリを交換する前にiMacの電源を必ず切ってから作業をしてください。

内部が高温になっている場合があるので10分ほど待つのがいいようです。また、電源コネクタの部分にボタンが付いているので電源を絶対に切られる状態になります。

iMac 5K メモリソケットカバー
iMac 27インチ 背面パネル

本体をディスプレイ側を床に付けて寝かせることになるので画面が傷付かないように柔らかいタオルか梱包材などを床に敷いておいた方がいいと思います。

背面部分にメインメモリにアクセスすることができるソケットカバーが搭載されています。

ソケットカバーを外す

ソケットカバーを外すには電源ケーブルを差し込み口にカバーを浮き上がらせるためのボタンが付いているので、何か棒状のものでボタンを押し込むことでソケットカバーを開けることができます。

iMac 5K メモリソケットカバーの外し方
メモリスロットを開ける

僕はUSB-Cケーブルのコネクタ部分を使って開けました。サイズ的にピッタリでした。

iMac 5K メモリソケットカバーを外す
ソケットカバーを開いた状態

ソケットカバーにメモリの交換方法がイラストで記載されています。

iMac 5K メモリソケットカバー
メインメモリの換装方法

最初から2枚のメモリが挿さった状態になっていますね。4GBのメモリなのでRAMは片面実装となっているようです。今回はこのメモリは外さずにそのまま使う形になります。

iMac 5K RAMの状態
8GB + 8GBのメインメモリ

メモリを増設する

では、メインメモリを増設していきましょう。メモリスロット両側にあるレバーを外側に広げながらストッパーを解除していきます。

iMac 5K メモリのストッパーを外す
ストッパーを解除する

これでメモリを抜いたり挿したりすることができる状態になります。左右にレールがあるので、ここに追加するメモリを入れていきます。

なお、デュアルチャネルに対応させるにはメモリを2枚置きに挿す必要があるので注意してください。

メモリを入れる場所 iMac 5K
この隙間にメインメモリを挿入する

ここでは16GBのメモリを2枚追加していきます。

16GB(DDR4-2600MHz)のメモリ
16GBのRAMが2枚で32GB

今回購入したメモリーは「Crucial by Micron W4N2400CM-16G」が2枚組になったやつです。41,000円ほどで購入する事ができます。(2019年モデルはW4N2666CM-16Gというメモリとなり1枚11,000円ほどで購入できるので以前よりもメモリの価格は下がってきていますね。)

なお、Appleでカスタマイズすると32GBでプラス66,000円になってしまうので自分で増設することで費用をかなり抑えることができます。

メモリ増設の注意点

普通にメモリを手で持って差し込みますが滅多なことがない限り壊れることはありません。(一応、10年ほど電子機器の基板を製造する仕事をしていましたが経験上そう簡単に壊れません。)

ただ、普通の家で生活環境の中では静電気が発生しやすいのでメモリ交換中に静電気で壊れてしまうこともあります。

なので、作業前に水で手を洗って体に帯びた静電気を除去してから作業することのがおすすめです。もちろん濡れた手は拭いてください。静電気が帯びやすいセーターなどは着ない方がいいでしょう。

メモリを手で持つ
メモリは端っこを持ちましょう

あと、金メッキされている部分には極力触らないようにしましょう。指紋が付くとその皮脂が時間経過によって金メッキ部分が腐食してしまい接触不良を起こしてしまうことがあります。

極小チップコンデンサーは衝撃で剥がれやすいので触れないように角っこを持つようにしましょう。

メモリをソケットに挿す

増設するメインメモリは左右にあるレールに沿って入れることで簡単にスロットに挿し込むことができるようになっています。

メモリを挿していく
メモリをスロットに入れる

交互に同じ種類のメモリが入るように挿していきます。

メモリ 装着
交互にメモリを入れていく

ただ入れるだけでは駄目なのでメモリの両端を指でしっかりと押し込みます。ザクっという音がしたらOKです。きちんと挿さっていると思います。

メモリを指で押して入れる
最後までしっかりとメモリを挿す

最後にレバーを元に戻します。

レバーを戻す
ストッパーを戻す

あとはソケットカバーを元に戻してフタをして、電源ケーブルを接続し、寝かせていた本体を起こせば作業完了です。メモリの増設作業お疲れ様でした。

メモリ増設方法を動画で

ここまでの流れをiMac(2019)のメインメモリを増設したときのを動画にしたので参考にしていただければと思います。

精密機器ということで慎重になりがちですが、ザクザクとメモリを挿していけばOKです。また、64GBに増設する場合ははじめから挿さっている4GBのメモリを両手で引き抜いてください。

スペースがかなり狭いので少し大変かもしれませんが、標準モデルなら2枚しかメモリが挿さっていない状態なので簡単に取り外すことができると思います。

iMacの電源をONにする

メモリ増設が完了したらそのままiMacの電源をONにしても大丈夫です。

macOSが自動的に新しいメモリを認識して最適化してくれるので、いつも通りmacOSが起動します。実際にメモリがきちんと認識しているかどうか確認をすることもできます。

上部メニューの「アップルメニュー」の「このMacについて」の「メモリ」を表示させると、現在認識しているメモリスロットと容量が表示されます。

メモリの認識確認 macOS

今回、16GBのRAMをを2枚追加したので合計のRAM容量が40GBになっていることを確認できましたね。いずれ、4GBのメモリモジュールを16GBに交換することで64GBにすることもできるので拡張の余地が残された状態ですね。必要性を感じたらいずれ増加してもいいのかもしれません。

8GBと40GBのメモリ容量の違い

8GBでも意外と使える

iMacの標準モデルのメインメモリは8GBの容量となっており、ノート型のMacBookの標準モデルと同じRAM容量となっています。

解像度の高い5Kディスプレイを搭載したiMac 5Kなのに8GBで大丈夫なのかと思ってしまいますが、実際に使ってみて8GBのメモリでも十分といえば十分です。

上位モデルのiMacのGPUはRadeon Pro 580(8GB GDDDR5)を搭載しているので、グラフィック系の処理はメインメモリが少なくても影響が少ないのかもしれません。

iMacのメインメモリ

実際にiMac 27インチ(2017)を購入してしばらくの間、8GBのメモリ容量のまま作業をしていましたがイラ立ちがあるほど動作が遅くなることはありません。

負荷のかかる動画編集やAdobeのIllustratorでデザインしたり、Photoshopで画像編集をすると若干のもたつきがありますが、それ以外の操作は意外と快適に作業をすることができるのでmacOSのメモリの使い方が優秀なのかもしれません。

アクティビティモニタでメモリの使用量を確認してみると8GBのメモリだと、ちょっと使うだけであっという間に使用済みメモリとキャッシュされたファイル、圧縮容量が増えていき、スワップ使用領域も増えていきます。

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スワップ使用領域はFusion Drive(たぶんSSD領域)やSSDストレージに一時的にファイルを置いて足りないRAMの代わりをしてくれるので動作は問題はありません。

とはいえ、メインメモリが少ないと使っていくうちにどうしてもたまにレインボーカーソルが出て動作が遅くなってしまうことがあるので、快適にiMacを使いたいならメインメモリの増設は必須になるのかなぁとは思います。

40GBだと快適そのもの

iMac 27インチのメインメモリを40GBに増設してアクティビティモニタでメモリの使用状況を確認してみると、いろんなアプリを同時に起動しても作業をしてもストレージ上にスワップ使用領域が作成されることはほぼありません。

20171222122432j:plain

Adobe Photoshop、Illustrator、パラレルデスクトップでWindows 10、Numbers、Safariなどを同時起動して作業をしていましたが、ファイルが圧縮される容量も少ないので快適そのもの。40GBのメモリに増設してからレインボーカーソルをほぼ見かけなくなったかもしれませんね。

これは本当に快適です。今まで16GBのメモリを搭載したMacBook Pro 15インチ(2016)を4Kモニターに接続して使ってましたが、Illustratorで作業をしているとレインボーカーソルが表示されることがありました。

しかし、40GBのRAMを搭載したiMac 27インチではほとんどレインボーカーソルが出てこないですし動作が遅くなることはなく、たくさんのアプリを同時に処理することができるので快適そのものですね。

参考までに2019年モデルのiMac 27インチで8GBのRAMを搭載したモデルと40GBに増設したモデルでAdobe Premiere Pro CCによる動画の書き出し時間の違いを比較してみました。

結果は以下の通りです。

メインメモリの違いによる動作速度比較
 iMac 2019
CPUCore i5(6コア)
GPURadeon Pro Vega 48
RAM8GB40GB
12分のフルHD動画の書き出し時間約5分約3分57秒

1分ほど動画書き出し時間が高速化しました。動画の書き出しは長い動画になればなるほど時間がかかるので動画編集することが多い方は最低でも32GBに増設しておくことをおすすめしたいですね。

ちなみに、64GBに増設してもさほど時間に差は出ませんでした。もっと負荷のかかる作業をするのなら意味はあるのかもしれませんが、一般人の僕にはあまり必要のない容量だったようです。

まとめ:必要なRAM容量からメモリ増設をしよう

最新のMacはカスタマイズすることでデータ転送速度が速いSSDストレージを選ぶことができます。

HDDとSSDのハイブリッドストレージのFusion Driveの転送速度も以前のHDDとは比べ物にならないくらい高速化されています。

なのでメインメモリ(RAM)がいっぱいになってストレージ側にデータを一時保存(スワップ)したとしても、たまにレインボーカーソルが出てくるだけで普通に使うことができるでしょう。

おそらく文章作成やブログ更新したり簡単な画像処理くらいならメインメモリの容量は8GBのままでも問題はないと思います。(ストレージがSSDの場合は特に)

とはいえ、メインメモリの容量は多い方が快適にmacOSが動作するのは紛れもない事実なので少しでも快適にMacを使いたい方は自分で増設するのがおすすめです。メインメモリ(RAM)の容量別の作業に区分けしてみるとこんな感じでしょうか。

  • 8GB:文章作成、ブログの更新、画像処理
  • 16GB・24GB:文章作成、ブログの更新、画像処理(RAW現像含む)、動画処理
  • 32GB:ほとんどの処理をマルチタスクで処理可能
  • 40GB:ほとんどの処理が快適
  • 64GB:さらに負荷のかかる処理も快適に

2019年3月末に購入したiMac 2019では64GBにメインメモリを増設しましたが、40GBの容量でも十分です。個人的にはストレージはFusion DriveよりもSSDにした方が快適になるのかなと思うので以下のスペックにカスタマイズするのがいいのかなと思っています。

iMac 27インチ おすすめスペック
  • CPU:Core i5(6コア)
  • GPU:Radeon Pro 570(4GB GDDDR5)
  • RAM:8GB(あとで40GBに増設)
  • ストレージ:512GB SSD
  • 価格:231,800円

メモリの容量は無理して40GB(8GB + 16GB + 8GB + 16GB)にしなくても32GB(8GB + 8GB + 8GB + 8GB)でもOKでしょう。ちなみに、MacBook Pro 16インチは最大64GBのメインメモリに増設できるようになりました。

iMacはApple StoreだけでなくAmazonなどからも購入することができます。

ただし、ストレージをHDD(Fusion Drive)からSSDにカスタマイズするならApple Storeで購入する必要があるので注意をしてください。

2019年3月末に発売したiMac 27インチモデルのレビューはこちらをどうぞ!6コアCPUを内蔵したCore i5プロセッサの性能がかなり向上していて使い勝手が向上しています。

どのMacを買うか迷っている方はこちらの記事を参考にしてください!

iMacではなくMacBook Proを検討している方はこちらをどうぞ!

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