Galaxy S21は画面サイズが6.2インチと丁度いい大きさのフラットディスプレイになって筐体デザインが刷新されて見た目が良くなりました。
この記事では、Galaxy S21のデザイン・サイズ・動作速度・カメラの画質をレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット・デメリットも書いたので参考にしてください。
- フラットディスプレイで誤動作しにくい
- 筐体デザインがスタイリッシュになった
- 指紋が付きにくく落としても割れない筐体に
- Snapdragon 888のハイエンドSoCを搭載
- DeXモードでパソコンとしても使える
- 写真・動画撮影のUIが操作しやすくなった
- 顔と指紋認証に対応し様々なシーンで使える
- 最新のAndroid 14に対応予定
- 筐体が少し安っぽくてチープ感ある
- カメラ撮影時に発熱しやすい
- microSDカードに対応していない
この記事の目次
Galaxy S21の特徴
ディスプレイ | 6.2インチ(2,400 × 1,080ピクセル・421ppi)、有機EL、20:9、48〜120Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 888 |
メインメモリ | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB |
microSDカード | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
リアカメラ | 広角(1200万画素・F1.8) 超広角(1200万画素・F2.2) 望遠(6400万画素・F2.0) 最大30倍デジタルズーム、8K24fps、4K60fps対応 |
インカメラ | 1000万画素・F2.2 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
5G | Sub-6、ミリ波 |
Bluetooth | 5.0 |
防水防塵 | IP68 |
NFC | Felica(おサイフケータイ対応) |
ワイヤレス充電 | Fast Wireless Charging 2.0(Qi、WPCに対応) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
サイズ | 71.2 × 151.7 × 7.9mm、169g |
本体カラー | ファントムホワイト、ファントムバイオレット、ファントムグレー、ファントムピンク |
Galaxy S21は6.2インチの有機ELディスプレイに48 – 120Hzのリフレッシュレートに対応した滑らかディスプレイを搭載しています。
画面サイズはGalaxy S20と同じですが解像度がQuad HD+(3,200 × 1,440ピクセル)から(2,400 × 1,080ピクセル)にスペックダウンしています。
SoC(システムオンチップ)はSnapdragon 888を搭載していますが部分的にスペックを落とすことで価格を抑えたハイエンドモデルといっていいでしょう。
リアカメラは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載し画質もとてもキレイで撮影しやすいカメラシステムとなっています。
片手で操作できるハイエンドスマホなのに端末価格が抑えられた手にしやすくバランス感覚のいいハイエンドスマホとに仕上がっています。
Galaxy S21は現在はドコモ認定リユース品でランクAが73,100円(MNP・新規:51,100円)で購入可能となっています。
Galaxy S21 レビュー
デザインがスタイリッシュになった
Galaxy S21はデザインを大幅に刷新しており全体的にシンプルでとてもスタイリッシュなスタイルとなりました。
本体カラーはファントムピンク、ファントムホワイト、ファントムグレー、ファントムバイオレットの4色から選ぶことができます。
カラーバリエーションが豊富で可愛らしい色もあるので女性の方もGalaxy S21を選びやすくなったのではないでしょうか。ファントムバイオレットはなかなか奇抜なカラー配色ですが個人的には好きですよ。
この記事ではファントムグレイのレビューをしています。
リアカメラの部分が筐体上部のサイドフレームから伸びる形で嵩上げしカメラのレンズ部分の突起はフラットにレンズが内側に潜り込む斬新なデザインとなっています。
背面パネルの素材は従来のモデルはガラスだったのがGalaxy S21はマットな質感のプラスチック樹脂素材を採用しています。
サラサラした手触りで指紋が付きにくいのでケースを装着なしで使いやすくなりました。少しチープな印象はありますが落として割れなくなったのはいいかも。(Galaxy S22で再びガラス素材になりますが)
重量も169gと軽いので 近年のスマートフォンが重いと感じている方はこのモデルはかなり良いのではないでしょうか。
サイドフレームはアーマーアルミ素材を採用し光沢のある見た目です。リアカメラはサイドフレームの高さが少しだけかさ上げされているのはわかります。
筐体の右側に音量ボタンと電源ボタン、筐体の下側にUSB-Cポートに内蔵スピーカーを搭載しています。
Galaxy S21は筐体の下側にSIMカードスロットを搭載し、今回のモデルよりmicroSDカードを入れられない仕様にありました。
ストレージは256GBあるので写真や動画をそれなりに撮影しても大丈夫です。ただ、それ以上の容量を使うとなるとデータの移動が少し面倒ですね。
筐体の上側部分はマイクロフォンは2つ搭載されているのみです。
Galaxy S21の リアカメラのデザインはこんな感じ。
従来のモデルはカメラをとってつけたかのようなスタイルでデザイン的にイマイチでしたが、Galaxy S21は筐体とカメラが融合した感じになって一体感のあるスタイリッシュなデザインになりました。
このカメラのデザインならスマホを重ねても相手側の画面を傷付かないのはいいですね。複数の端末を持っている ニッチな声に応えてくれたのでしょうか。(んなわけない)
6.2インチフラットディスプレイ
Galaxy S21は6.2インチの有機ディスプレイを搭載して 従来まで採用されていたエッジスクリーンは廃止されてフラットなディスプレイを採用しています。
Galaxy S21はエッジディスプレイから完全フラットディスプレイになって手で持った時のホールド感が向上し持ちやすくなっています。
ベゼル幅が太くなって筐体横幅が69mmから71.2mmになりました。 そこまで違いはないですが少し広くなった感はあります。
エッジスクリーン形状による誤動作もない(個人的には誤動作で悩んだことはないけど。)のでエッジディスプレイが苦手な人にとっては嬉しいアップデートではないでしょうか。
ディスプレイはCorning Gorilla Glass Victusになって傷、衝撃に強くなりました。最初から保護フィルムが貼られてるので画面に傷がつかないのはいいですね。
ちなみにステンレスフレームにも保護フィルムが貼られているので傷をできるだけ付けたくない方はしばらくつけておくのもいいかもしれません。
顔 + 画面内指紋認証
Galaxy S21は顔認証に対応し価格の安いスマホの顔認証よりも精度は高く薄暗い所でも顔を認識してくれるのでマスクしていない時であれば普通に使えます。
ただし、真っ暗闇の中では顔を認識できないのでそのようなシーンでは画面内指紋認証を使って画面ロック解除することになります。
Galaxy S21の生体認証は画面内指紋認証に対応しマスクをしていても指を使って快適に画面ロック解除が可能です。
超音波式なのは従来と同じですがセンサーサイズが1.7倍大きくなって精度と速度が向上しサッと指を当てただけで画面ロック解除ができるのはめちゃ快適です。
画面がスリープ状態ではセンサーはどこにあるのか把握しにくいので「設定」の「ロック画面」→「Always On Display」の項目を「常に表示」または「特定の時間のみ表示」に設定も可能です。
Galaxy S21は顔認証と画面内指紋認証を組み合わせることによって、あらゆるシーンで快適にスマホを使うことができます。
高速ワイヤレス充電2.0
Galaxy S21はUSB-Cポートを搭載しPD3の急速充電に対応し有線接続での充電は1時間30分でフル充電が可能となっています。
通信速度はUSB3.2(Gen1)の5Gbpsに対応しています。
ワイヤレスでも急速充電に対応しておりAnker PowerWave Ⅱ Standを使って充電すると2時間30分〜3時間でフル充電ができます。
さらに、ワイヤレスパワーシェアで家族のワイヤレス充電対応スマートフォン、Galaxy BudsやGalaxy Watchなどのウェアラブル製品の充電もできます。
画面解像度はスペックダウン
Galaxy S21は6.2インチ有機ELディスプレイを搭載しています。画面サイズは従来と同じで解像度が3,400 × 1,440 → 2,400 × 1,080ピクセルに落ちて解像度設定ができない仕様になりました。
ディスプレイのスペックが落ちて落胆しているかたもいるかもしれません。でも、安心してください。パッと見で判別することはできません。
並べて写真を表示して比べてみても同じ画質です。
では、どのような場面で影響を受けるのか。4K画質の映画など動画を観るときに違いを感じることができる程度とみていいでしょう。
CPU・GPU・メモリ スペックと性能
Galaxy S21のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 888 5Gを搭載しメモリが8GB、ストレージが256GBとなっています。
Snapdragon 888 5GはKryo 680 Prime(Cortex-X1)1コア、Kryo 680 Gold(Cortex-A78)3コア、Kryo 680 Silver(Cortex-A55)4コアのCPUコアを内蔵したSamsungの5nmプロセスSoCです。
Snapdragon 888 5G、Snapdragon 865の二つのチップの性能をGeekbench 5で比較してみました。
Galaxy S21 | Galaxy S20 | |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 |
RAM | 8GB | 12GB |
シングルコア | 1107 | 893 |
マルチコア | 3472 | 2935 |
OpenCL | 4600 | 3195 |
CPUの性能が20%、GPUの性能が50%ほど処理性能が向上しています。Antutuで性能を比較してみました。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy S20 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 |
RAM | 8GB | 12GB |
総合 | 702323 | 572711 |
CPU | 194823 | 170925 |
GPU | 305310 | 216849 |
MEM | 111360 | 94545 |
UX | 90830 | 91392 |
CPUは20%ほど性能向上ですがGPUは50%も性能が向上し3Dグラフィックを多用した負のかかるゲームをより快適に動かすことが可能となります。
たた、一般的な使用用途において865 → 888による体感速度の向上を感じないので実際の動作速度においては865で完成された感はあります。
ゲーム動作は快適
Galaxy S21でPUBGモバイルを起動してグラフィック設定を確認すると、従来と同様に画質はHDR、フレームレートは極限まで選べるようになっています。
データを別途ダウンロードすることて画質をFHD、フレームをウルトラの最高画質でのプレイ可能でとても快適にプレイできます。
これくらいのゲームだと差を感じることはないかもしれませんが、原神など重めのゲームならより性能の高いSoCで余裕ある操作感を得ることができます。
最高画質60フレームでもそれなりに快適動作します。
最新のGalaxy S23やGalaxy S22と比べるとレートは落ち気味ですが30〜40fpsくらいで安定的にプレイは可能でしょう。
また、Galaxy S21は外部モニターを接続して使うパソコンモード(DeX)に対応しています。このような負荷のかかる使い方なら体感の違いを感じられそうです。
端末の発熱
Snapdragon 888は5nmプロセスルールで製造されたSoCで電力効率が向上してますがそれ以上に性能が高くなったのか発熱はしやすいです。
とくに、カメラて写真動画撮影時に発熱がしやすく、普段使いで暖かくなりやすい印象があります。Galaxy S21とS20で20枚ほど写真撮影してバッテリー温度、CPU温度を比較してみました。
Galaxy S21のCPU温度は38.5℃、S20のCPU温度は29.5℃と10℃も差が出ました。たしかにS21の方が筐体が熱いんですよね。
さらに、動画撮影を5分ほど温度変化を確認してみたところS21が29.6℃、S20が27.3℃で写真撮影ほど発熱しない印象はあります。
ゲーム時の発熱はS21、S20ともに変わりありません。実際にPUBGモバイルて20分ほど遊んだ状態でバッテリーとCPUの温度を確認してみました。
ほとんど差がなくCPUの温度は45℃前後となっておりSnapdragon 888はGPUの性能が大きく向上しているのでグラフィックゲームでは余裕があるのかもしれません。
追記:最新バージョンではかなり最適化されて発熱は抑えられて電池減りも改善しています。原神を最高画質60フレームで30分ほどプレイして発熱がどうなってるのか計測しました。
MAX 41.1℃で手で持って少し熱いかなと言った程度ですね。発熱するスマホだと45℃くらいは行くのでハイエンドスマホとしては標準的な発熱となっています。
電池持ちについて
Galaxy S21が採用しているSnapdragon 888はSnapdragon 865よりも発熱するのでバッテリーの持ちが心配ですが実際の電池持ちは差は少ないです。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy S20 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 |
PUBG30分プレイ | 13%消費 | 13%消費 |
動画5分間撮影(スーパー手ぶれ補正ON) | 5%消費 | 3%消費 |
動画5分間撮影(4K60P) | 2%消費 | 3%消費 |
写真撮影(20枚) | 5%消費 | 4%消費 |
実際にPUBGモバイルで30分プレイしたり、動画撮影を10分間だとGalaxy S21の方が減りが速いですが、ほぼ同じバッテリー駆動時間となっています。
Galaxy S20はそもそもが電池持ちはイマイチだったので電池持ちが改善したわけではなく従来モデルとほぼ同じくらいのバッテリーライフと見ていいでしょう。
48〜120Hzリフレッシュレート
Galaxy S21は48Hz〜120Hzの可変式のリフレッシュレートに対応しています。
画面が動いてる時は120Hzの滑らかなスクロールで表示し、画面が止まってると48Hzになって消費電力を抑えてることができます。
Galaxy S21 カメラの性能と画質
広角・超広角・望遠カメラの画質
Galaxy S21は1200万画素の広角、超広角、6400万画素の望遠カメラを搭載しています。このトリプルカメラ構成はGalaxy S20と同じとなっています。
望遠カメラは光学の望遠カメラを搭載しているわけではなく、広角カメラとほぼ同じ画角のレンズに6400万画素の高画素センサーを搭載しています。つまり、デジタルズームしても画素情報が多いため画質劣化を極限まで抑えることができるという方法です。
公式ではハイブリッド光学3倍ズーム呼んでいるようですが、いわゆるデジタルコンバートと同じことだと思います。光学3倍じゃないじゃん。前回も言ったような気がする。
各カメラのスペックをGalaxy S21とS20で比較してみました。
Galaxy S21 | Galaxy S20 | |
広角カメラ | 1200万画素・F1.8・79° | |
超広角カメラ | 1200万画素・F2.2・120° | |
望遠カメラ | 6400万画素・F2.0・76° | |
リアカメラの特徴 | 3倍のハイブリッド光学、30倍のデジタル超解像度ズーム、8K(24fps)・4K(60fps)・HDR10+の撮影に対応 | |
スーパー手ぶれ補正 | フルHD・60fps | フルHD・30fps |
インカメラ | 1000万画素・F2.2・80° |
基本的なスペックはほぼ同じとなっていますが、Galaxy S21はSoCが高性能になったこともありスーパー手ぶれ補正でフルHD・60fpsの撮影に対応しました。これは何気に嬉しい進化といってもいいのかもしれません。
カメラのレンズやセンサーはおそらくほぼ同じものを採用しているGalaxy S21。実際の写りはどうなのか各カメラで写真撮影をして比べてみましょう。
まずは広角カメラです。1200万画素のイメージセンサーにF/1.8のレンズとなっています。(※画像をクリックして拡大できます。)
基本的にな画質はS20と同じとなっておりパッと見た感じで違いを見とることはできないかと思います。ということで、両機で同じ写真を撮影しているので時計台の部分を拡大してみました。
広角カメラに関してはGalaxy S21は少しだけソフトに仕上がるようになったようです。他の写真でも見比べてみましたが、S20の方が被写体の輪郭がくっきりと表現されることが多いのですが、S21はソフトな感じに変わっています。
次に超広角カメラです。1200万画素のイメージセンサー、F/2.2のレンズとなっています。周辺の歪みもきちんとソフトウェア処理によって補正されているので違和感のない写真に仕上げることができます。
東急スクエアの看板あたりの部分を拡大してみました。
拡大するとGalaxy S21の方が画質が向上しているのが確認できます。
S20は全体的にモヤっとした画質なのに対してGalaxy S21はパリッとした画質に向上しています。スマホの画面サイズだとこの差を見極めるのは難しいですが大画面で写真を見ると明らかに画質が向上しているのは見てとることができます。
望遠カメラです。6400万画素のイメージセンサーにF2.0のレンズを採用しています。
望遠カメラとはいえレンズは広角カメラとほぼ同じです。デジタルズームして補正を上手くかけることによってあたかも光学3倍レンズで撮影しているかのように見せかけていますが、さすが上手ですね。違和感がありません。
さらに、Galaxy S21、S20ともに10倍ズームでの撮影も可能となっています。画質に違いがあるのかを比較してみました。
ソフトウェアの補正が上手になった感がありますね。Galaxy S21の方がよりくっきり鮮明に表現できるようになっているようです。こちらは最大倍率の30倍で撮影したものとなります。
Galaxy S21の方が被写体の輪郭がくっきりと鮮明になっています。かといって、常用できる画質ではないので実際には10倍〜20倍ズームあたりが限界値ではないでしょうか。もっと高倍率ズームを求めるならUltraに行くしかないでしょう。
また、ナイトモードも搭載しています。ナイトモードを使わずに暗いところで撮影するとこんな感じの写真となりますが…
ナイトモードをONにすることで明るく撮影することが可能となります。
広角カメラだけでなく、超広角・望遠カメラでもナイトモードをONにして夜間でも明るくノイズの少ないキレイな写真を気軽に撮影することができます。
高機能なポートレートモード
Galaxy S21は背景をぼかすしてエフェクトをかけることができるポートレート撮影ができます。従来のモデルはライブフォーカスと呼ばれていたものですが、本モデルよりポートレートモードに名称が変わったようですね。
写真だけでなく動画にもポートレートモードを適用できるので、動画で背景をリアルタイムにぼかすことも可能となっています。この辺りの機能はiPhoneにはない部分となるのでGalaxyが先に行ってる感じがしますし、精度がかなり高いことに驚きを隠せません。
Galaxy S21のポートレートモードは1倍だけでなく2倍画角でも撮影が可能となっています。
また、背景をぼかすだけでなくエフェクト(スタジオ・ハイキーモノクロ・ローキーモノクロ・背景・カラーポイント)をかけることも可能。例えば、カラーポイントを使うことで背景をモノクロにして撮影することができます。
背景がモノクロになるだけで被写体が映えるのでとってもいいですね。ToFセンサーを搭載していないソフトウェアによる処理だけでもここまで精度が高いのはさすがGalaxyといった感じがします。
動画の撮影性能も向上した
Galaxy S21はスーパー手ぶれ補正に対応しているのでアクションカメラ並みの手ぶれ補正効果で動画の撮影が可能となります。
従来モデルでも使えましたがS20はスーパー手ぶれ補正をONにするとフルHD・30fpsに制限されてました。しかし、Galaxy S21はフルHD・60fpsに対応し普段使いでスーパー手ぶれ補正を使って撮影できるようになっています。
Galaxy S21は動画の解像度・フレームレートを画面上部から簡単に切り替えできるようになり動画撮影のレスポンスが向上しています。「FHD AUTO」という状況に合わせてフレームレートを自動的に30fps、60fpsに可変してくれる新しい撮影モードが追加されています。
動きの激しい場面になると自動的にフレームレートが60fpsになって滑らかな動画に変わるので、無駄のないデータ容量で撮影できるようになるのは素晴らしいところですね。
Galaxy S21は4K・60fpsでの高精細動画撮影に対応していますが、さらに4K解像度を通り越して8Kでも撮影が可能となっています。
フレームレートは24fps固定となりますが、映画のようなコマ数で動画撮影をすることができるので、意外と使えるのかなといった感じです。ただし、8K動画で撮影しても対応してるモニターがないのであまり意味はないのかもしれません。
それよりも24fpsで動画撮影できることにメリットがあるように感じます。24fpsに設定することで映画のような雰囲気のある動画を撮影できますし、あとから動画で高画質な静止画として切り出しできるので、とりあえず8K動画で記録しておくのもいいのかもしれません。
こちらは8Kで撮影した動画を「8Kビデオスナップ」して切り出した画像となっています。
写真で撮影したものよりも落ち着いた発色となっているので意外と使える感じがしました。
また、Galaxy S21はディレターズビュー機能を搭載していて広角、超広角、望遠、インカメラの全ての画面を確認しながら撮影することが可能です。
切り替えながらリアルタイムで撮影できるのV-Logに適しているように思います。Galaxy S21はカメラUIが見直されていて、操作性が従来モデルよりも向上しています。全体的にとても使いやすくなった印象があるのでカメラを使うことが多いのならおすすめです。
Galaxy S21 レビュー:評価まとめ
- フラットディスプレイで誤動作しにくい
- 筐体デザインがスタイリッシュになった
- 指紋が付きにくく落としても割れない筐体に
- Snapdragon 888のハイエンドSoCを搭載
- DeXモードでパソコンとしても使える
- 写真・動画撮影のUIが操作しやすくなった
- 顔と指紋認証に対応し様々なシーンで使える
- 最新のAndroid 14に対応予定
- 筐体が少し安っぽくてチープ感ある
- カメラ撮影時に発熱しやすい
- microSDカードに対応していない
Galaxy S21のメリット
Galaxy S21は6.2インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 888 5GのハイエンドSoCを搭載したスマホです。
現在のGalaxy S23の2世代前のモデルですが性能はハイエンドらしく快適に動作しますし、原神など重めのゲームもそれなりに動かせます。
カメラの画質もキレイですし、DeXモードで作業も可能ですし、これが5〜7万円で買うことができるなら十分いいのかなと感じます。
OSも4世代分に対応しており最新のAndroid 14も対応予定なのでとにかく費用を抑えて小型ハイエンドスマホが欲しいならGalaxy S21は良き選択肢になるのでhな愛でしょうか。
Galaxy S21のデメリット
Galaxy S21は筐体にガラスではなくて樹脂プラ素材を採用してるので少しチープな印象はありますが筐体デザインがカッコいいのはプラス要素です。
むしろ、プラスチック素材を採用することで指紋が付きにくく端末を落としても割れないメリットがあるのでケースなしで使うならいいかもしれませんね。
Galaxy S21は現在はドコモ認定リユース品でランクAが73,100円(MNP・新規:51,100円)で購入可能となっています。
→ Galaxyの比較はこちら
→ Galaxy S23、Galaxy S22を詳しく見る
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→ Galaxy S22・S22 Ultraはこちら
https://www.sin-space.com/entry/galaxy-s22-s22plus-s22ultra
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デメリットを誤差と書くのは比較検証としては良くない記事