サムスンの折りたたみファブレット端末・Galaxy Z Fold5がさらに完成度の高い端末へと進化しました。

Galaxy Z Fold5は端末を折り畳んでスマホとして使えて、画面を開くとタブレットとして使える(2-in-1)端末で先代のGalaxy Z Fold4の弱点だったヒンジ部分の隙間が改良されて扱いやすい端末へと完成度を増しています。

この記事では、Galaxy Z Fold5のデザイン・サイズ・性能・カメラの画質をレビュー・評価しました。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書いたので参考にしてください。

Galaxy Z Fold5のメリット
  • タブレットになるフォルダブルスマホ
  • ヒンジ改良でピッタリ折りたたみ可能
  • 3画面同時 + ウィンドウでマルチタスク可能
  • フレックスモードで使い方いろいろ
  • Kindleなどの電子書籍が読みやすい
  • 内蔵スピーカーの音質はとても良い
  • Sペンがあれば手書きでメモが取れる
  • DeXモードでパソコンとしても使える
Galaxy Z Fold5のデメリット
  • スマホとしては本体サイズが大きい
  • メインディスプレイの折り目が気になる
  • 電話しながら作業がしにくい
  • microSDカードを使えない
  • 3.5mmオーディオジャックがない
  • 端末価格が高い

※ このレビューで使用しているGalaxy Z Fold5は中古品を自腹で購入したものです。

Galaxy Z Fold5
Galaxy Z Fold5の特徴
  • 7.6インチ(最大120Hz)有機ELディスプレイ
  • 6.2インチ(最大120Hz)有機ELディスプレイ
  • SoC:Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy
  • メモリ:12GB、ストレージ:256GB
  • トリプルカメラ:50MP + 12MP + 10MP(×3)
  • 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
  • スピーカー:ステレオ対応
  • 充電:USB-C & ワイヤレス(Qi)対応
  • 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E、5G/4G
  • バッテリー:4,400mAh、防水防塵:IPX8
  • NFC :Type A/B(国内:Felica対応)
  • 発売日:2023年9月1日(金)

Galaxy Z Fold5は横折りタイプのフォルダブルスマホでSoCにSnapdragon 8 Gen 2を搭載し性能も高いハイエンドな端末となっています。

折り畳んだ状態で6.2インチの縦長スマホとして使うことができるので片方操作で難なくX(旧Twitter)をしたりブラウジングができるのが最大の魅力と言ってもいいですね。

Galaxy Z Fold5 折り畳んだ状態

端末を開くと7.6インチのメインディスプレイがお披露目します。フレキシブルなパネルによって持ち運びはコンパクトに使う時は大画面で快適にコンテンツを楽しめます。

Galaxy Z Fold5 開いた状態

最大3分割 + ウィンドウ表示が可能で複数のアプリを同時に使うなら最強のモバイルデバイスと言ってもいいでしょう。性能も高いので複数のアプリを同時に動かしてもストレスなく使えるのもGalaxy Z Fold5の魅力です。

そして、Galaxy Z Fold5はヒンジがフレックスヒンジに刷新し、閉じた時の隙間が改善されて厚みが2.4mmも薄くなりました。

先代は閉じた状態で隙間があったのがGalaxy Z Fold5はピッタリ閉じて使うことができます。たった2.4mmですが閉じて使うのが多いならこの差はとても大きいですよ。

Galaxy Z Fold5はドコモとauで取り扱いをしておりストレージが1TBある上位モデルはSamsung公式サイトからもSIMフリーモデルが購入可能です。

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Galaxy Z Fold5 レビュー

デザイン:タブレットとして使えるスマホ

Galaxy Z Fold5のメインディスプレイは7.6インチとちょっとしたタブレット端末として使える大きさで画面比率は(6:5)と正方形に近いです。(少し縦長です。)

折り目に沿って2画面表示にしたり3画面表示にして複数のアプリを同時に使えるので動画視聴しながらXをしたり、ブラウジングすることができます。

開いた状態のサイズは(154.9 × 129.9 × 6.1 mm)で厚みが6.1mmと薄くて重量がタブレット端末として使うには軽量な253gなので長時間持って使用しても苦じゃないです。

少し折り畳んで「L字」のフレックスモードにすることで自立するのでスタンドなしで立てかけ状態で動画視聴もできます。

スマホを立てかけるためのガジェットを別途持ち歩く必要がないので旅行で荷物を減らせるのはいいですよね。

小型タブレットの代名詞とも言える8.4インチiPad mini(第6世代)と比べるとサイズ差はこれくらいです。

iPad mini 6とGalaxy Z Fold5

iPad miniが画面サイズが小さいタブレットですがポケットに入れて持ち運びできません。Galaxy Z Fold5は折りたたんでポケットに入れて持ち運びできるのは最高です。

Galaxy Z Fold5はフレキシブルパネルを採用し折り曲がる部分は開いた時に跡が残るのが仕様となります。

個人的には折り目は普段使っていて気になることはありません。ただ、Sペンで手書きメモをするときに引っ掛かりがあるのでスムーズに書き込めないデメリットあります。

イラスト制作などにはあまり適しないパネルかもしれません。そもそも普通のタブレットと比べると画面サイズが小さいので作業用というよりもサッと使う用かなと気もします。

構造:ピッタリ画面が閉じるように

Galaxy Z Fold5は新しいフレックスヒンジを採用することで折り畳んだ状態で隙間なくピッタリと閉じられるようになりました。

隙間から細かい埃が混入しにくくなっただけでなく閉じた時の本体の厚みが(14.2-15.8 mm)から(13.4mm)と薄くなって閉じた状態で操作しやすく改良されました。

たった2.4mmと思うかもですがこの差は大きいです。とくに閉じて使うことが多くケースを装着して使うならGalaxy Z Fold5のフレックスヒンジ構造の恩恵は大きいですよ。

本体サイズ:普段は片手で使える扱いやすさ

Galaxy Z Fold5は閉じて使うことで片手で操作ができるサイズ感となります。閉じた状態の本体サイズは(154.9 × 67.1 × 13.4 mm)と横幅は67.1mmです。

画面比率が(23:9)とかなり縦長なので2画面表示にしても表示領域が広くて視認性がいいのも特徴です。特殊な画面比率ですが閉じた状態でもゲームを普通にプレイ可能です。

タイトルによってはプレイしにくい場面はあるかもしれないですが、閉じた状態でも使えます。

ただし、電子書籍を読むには画面比率が縦長(または横長)で読みにくいので本を読むことが多いならPixel Foldがおすすめです。

小説なら閉じた状態でも違和感なく読めるのでいいですが漫画になると画面が縦長すぎて読みにくいと感じます。

Pixel Foldは閉じた状態でも一般的なスマホの画面比率に近くてむしろ電子書籍を読むには最適なんですよね。開いて読む場合は小説ならGalaxy Z Fold5でもちょうどいい感じですが漫画は見開きにはなりません。

画面を横向きにすれば漫画を見開きで読めますが折り目が逆になってしまうので本のように折り曲げて読むには適さないです。

この辺りの読書のしやすさはPixel Foldは折り曲げる方向も本と同じでいいのです。なので、Galaxy Z Fold5で何をしたいかによって評価は大きく変わりそうな感じがします。

Galaxy Z Fold5は端末を開いた状態で7.6インチの大画面ディスプレイでゲームを楽しめますが画面比率が特殊でサイズが大きいわりに解像度が高くなく表示自体は大きめです。

Galaxy Z Fold5のメインディスプレイの解像度は(1812 × 2176ピクセル・374ppi)、Galaxy S23 Ultraは(3,088 × 1440ピクセル・501ppi)です。

なので、ゲームを普通のスマホと同じように楽しむなら全画面ではなくウィンドウ化して画面比率を調整してプレイするのがいいかもしれません。

画面が大きいわりに本体重量は253gと控えめで長時間プレイにも適して、折り曲げてポケットに入れて持ち出しながら遊ぶ時は画面を開いてガッツリ遊ぶ。メリハリを付けて遊べるのはいいです。

本体デザイン・サイズの評価
  • 閉じると片手サイズのスマホとして使える
  • 開くとタブレット端末として使える
  • ヒンジ部分改良でピッタリ閉じれる
  • 閉じた状態の厚みが薄くなった
  • 電子書籍を読む場合の折り目は逆になる
  • 折り目は多少はある(気にならないけど)

DeXモード:パソコン代わりとして使える

Galaxy Z Fold5はアプリをウィンドウ化して操作できるのでBluetoothでマウスとキーボードを接続してしまえば単体でパソコンのような操作性で作業も可能です。

Galaxy Z Fold5 パソコンとして使う

まあ、さすがに画面サイズが7.6インチと小さいので実用性は低いですが出先で少しポエムを書きたい気分になったとしても対応できるのはいいのかもしれません。

また、USB Type-Cを使って外部モニターに接続することで使えるDeXモードにも対応し、大画面でパソコンのような操作方法で作業が可能です。

Galaxy Z Fold5 DeXモード

いわゆるパソコンモードですがAndroidアプリはそのまま使用可能なので大画面で写真の編集をしたり文章の作成、表計算など仕事もこなせるのはいいですよね。

Galaxy Z Fold5 DeXモードでパソコンとして使う

ただし、画面出力の解像度はフルHDまでで4Kモニターに接続すると少し滲んだかのような画質になるのは注意すべきポイントです。

DeXモードの評価
  • モニター接続でパソコンとして使える
  • 端末をトラックパッドとして使える
  • 充電しながら大画面で作業ができる
  • 4K解像度に非対応(アプリ使用でQHDまで)
  • 対応アプリは基本的にAndroid版を使う

Sペン:気軽にメモが取れる(別売り)

Galaxy Z Fold5は別売りのS Penを使うことでメインディスプレイで手書きメモをしたりお絵描きをして楽しむことが可能です。

純正ケースに同梱してるSlim S Penを使うのが持ち運びもしやすくていいですね。ケース部分に収納できるようになっています。

Slim S Pen

エアアクション(S Penでカメラのシャッターを切る…など)はS Pen Proでないと使用できないですが、メモ書きをしたりちょっとしたイラストを描くなら十分使えます。

Galaxy Z Fold5でS Penを使う

ちなみに、先代のZ Fold4の純正ケースに付属してたS Penと比べて少しコンパクトになっています。

Galaxy Z Fold5 純正ケース

先代は少し出っ張りがあったので持ち運びに不向きでしたが、Galaxy Z Fold5はフラットに収納可能で外に持ち出ししやすいS Penなのは嬉しい改善点です。

生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証に対応

Galaxy Z Fold5は先代と同じく顔認証とサイドボタン式指紋認証を搭載しています。マスクしながらでも指紋で画面ロック解除が可能となっています。

Galaxy Z Fold5 サイドボタン指紋認証

顔認証は閉じた状態でカバーディスプレイ上にあるインカメラを使って認識できます。

メインディスプレイの右上にはアンダーディスプレイカメラによる顔認証も使えます。

アンダーディスプレイカメラ

画面が表示してるとインカメラの存在を本当に感じることがないのはアンダーディスプレイのすばらしいところ。画素数は控えめですが顔認証が使えるので実用で十分使えます。

生体認証の評価
  • 顔認証(簡易型)に対応している
  • スワイプなしでホーム画面に行ける(設定変更必要)
  • サイドボタン式指紋認証を搭載
  • 顔認証はマスクに対応していない
  • 暗いところでは反応しない

SoC性能:Snapdragon 8 Gen 2で快適に

Galaxy Z Fold5のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載しメモリは12GBでストレージが256GBです。(512GB / 1TBあり)

先代のSnapdragon 8+Gen 1のCPUは高性能コア(1 + 3)+ 効率コア(4)が、Snapdragon 8 Gen 2は高性能コア(1 + 2 + 2)+ 効率コア(3)の変則的なチップです。

モデル Snapdragon 8 Gen 2 Snapdragon 8+ Gen 1
CPU Kryo
Cortex-X3 ×1
Cortex-A715 ×2
Cortex-A710 ×2
Cortex-A510 ×3
Kryo 680
Cortex-X2 ×1
Cortex-A710 ×3
Cortex-A510 ×4
GPU Adreno 740 Adreno 730
Memory 12GB LPDDR5X
4,200MHz
12GB LPDDR5
3,200MHz
storage 256GB / 512GB / 1TB
UFS 4.0
256GB / 512GB
UFS 3.1
NPU New Hexagon Hexagon
ISP New 18-bit Spectra ISP トリプル18-bit Spectra ISP
HDR Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG
Camera 8K30fps /4K 120fps 8K30fps /4K 120fps
モデム Snapdragon X70 5G Snapdragon X65 5G
Process 4nm(TSMC) 4nm(TSMC)

どちらもTSMCが製造のSoCなので電力効率は良好でSnapdragon 8+ Gen 1 → Snapdragon 8 Gen 2になってCPUが18%、GPUが32%、AI処理が25%向上します。

n for GalaxyはGalaxy S23 Ultraにも採用されてるので、サムスンのフラグシップスマホと同等レベルのスペックを折りたたみスマホのGalaxy Z Fold5で使えるのは強いです。

SoCの性能をGeekbench 6でGalaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4で比較しました。

Geekbench 6 CPUの性能 Z Fold5 vs Z Fold4
CPU:Z Fold5 vs Z Fold4
Geekbench 6 GPUの性能 Z Fold5 vs Z Fold4
GPU:Z Fold5 vs Z Fold4

Galaxy Z Fold4 → Z Fold5になってCPUの性能がマルチコアで(4449 → 5471)になって30%向上。GPU(OpenCL)が(6091 → 9475)になって60%も向上しました。

3D mark(Wild Life Extreme)も計測しました。

3D markの性能 Z Fold5 vs Z Fold4
Z Fold5 vs Z Fold4

スコアが(2754 → 3915)で1.5倍になって平均フレームレートも(16.5fps → 23.45 fps)になってグラフィックゲームがより快適に動くようになっています。

さらに、Snapdragon 8 Gen 2はリアルタイムレイトレーシングに対応し光源処理を負荷をかけずに取り扱えるのでゲームの表現力が向上しています。

3D mark(Solar Bay)のスコアは(5630)で平均フレームレートは(21.41fps)です。Solar Bayはリアルタイムレイトレーシングに対応していないGalaxy Z Fold4では計測できません。

Galaxy Z Fold5は画面を開いた状態、閉じた状態のどちらでもゲームを楽しめます。

どちらも特殊な画面比率ではありますが普通にプレイ可能ですし、ウィンドウ化することで一般的な端末と同じくらいの画面比率に調整してプレイもできるので問題ありません。

高性能なSnapdragon 8 Gen 2を搭載してるので原神など3Dグラフィック性能が求められるタイトルも軽々と動かすことが可能です。

Galaxy Z Fold5とZ Fold4でどれくらい動作に違いがあるのか原神で比較してみました。画質は「最高・60fps」に設定して試しています。

最高画質・60フレームで快適に動作します。Z Fold4もSnapdragon 8+ Gen 1を搭載してるので8 Gen 1よりも動作が安定してることもあって50〜57fpsで快適に動作しています。

長時間プレイも熱ダレしにくくレートが落ちにくく快適です。

端末発熱:発熱しにくくなった

Galaxy Z Fold5の端末の発熱を計測しました。Antutu → 3D mark → 原神(最高60)をした状態でそれなりに動作させた状態で確認しています。

Galaxy Z Fold5 端末発熱
Galaxy Z Fold5
Galaxy Z Fold4 端末発熱
Galaxy Z Fold4

先代のGalaxy Z Fold4は(Max 36.9℃)でしたがGalaxy Z Fold5は(Max 35.1℃)と1.8℃ほど低いです。SoCがSnapdragon 8 Gen 2になって発熱を抑えられてるのでしょう。

ただ、先代のGalaxy Z Fold4のSnapdragon 8+ Gen 1も発熱少なめのSoCなので劇的な違いがあるわけではないので、わざわざ乗り換えるほどの差はないと思います。

これがGalaxy S22に搭載してるSnapdragon 8 Gen 1からだと大きく違ったのかもしれませんが8+ Gen 1はバランスの取れたSoCだったので体感できるほどの進化は感じにくいかもしれません。

電池持ち:少しだけ改善した

Galaxy Z Fold5のバッテリー容量は4,400mAhと先代と同じとなっていますが、SoCの電力効率が向上したことで電池持ちが少しですが良くなっています。

モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
容量 4,400mAh 4,400mAh
YouTube 60分(開) 81 → 74% 7%消費 78 → 70% 8%消費
PUBG 30分(開) 58 → 52% 6%消費 73 → 66% 7%消費
原神 30分(最高60閉) 70 → 57 12%消費 69 → 53 16%消費
原神 30分(最高60開) 57 → 45 12%消費 78 → 65 13%消費
8時間待機 5%消費 5%消費
充電 USB-C(25W)、Qiワイヤレス(15W)

YouTubeや普段使いのアプリ使用中の電池持ちは大きな差はないですが負荷のかかるゲームをプレイするとSnapdragon 8 Gen 2を搭載してるGalaxy Z Fold5の方が電池持ちが良くなる傾向があります。

Galaxy Z Fold5はスマホとタブレットの一台二役な端末なので、どうしても使用時間が長くなる傾向があります。わずかでも電池持ちが長くなるのは喜ばしいことです。

なお、Galaxy Z Fold5はUSB Type-Cによる有線充電(最大25W)とQi規格によるワイヤレス充電に対応しています。

平置きタイプのワイヤレス充電器でも画面を折り曲げることで充電しながら動画を視聴したり「ながら充電」ができるのはいいですね。

(ただし、ながら充電はバッテリーに負荷がかかり寿命が短くなるので注意です。)

SoC 性能・発熱・電池持ちの評価
  • 安定した性能を発揮してくれる
  • ゲームも快適にプレイできる
  • 発熱は先代よりも抑えられている
  • 電池持ちもわずかに改善している
  • 一台二役で長時間使用は電池持ちが不安

カメラ:基本スペックは同じ

Galaxy Z Fold5は広角、超広角、光学3倍望遠のトリプルカメラを搭載しています。デザインが少し変更となってますが仕様は先代と全く同じとなっています。

モデル Galaxy Z Fold5 Galaxy Z Fold4
広角 50MP(1/1.56型)・ƒ/1.8
超広角 12MP(1/3.06型)・ƒ/2.2
望遠 10MP(1/3.9型)・ƒ/2.4
光学3倍(デジタル30倍)
インカメラ 10MP(1/3型)・ƒ/2.2
4MP(2.0μm)・ƒ/1.8
動画 最大8K/30FPS、4K60fps 最大8K/24FPS、4K60fps

カメラのハードウェアとしては本当に同じです。ただ、SoCの性能が向上したことで(なのかな?)8K動画で24fpsだけでなく30fpsの撮影が可能となりました。

スペックとしてはGalaxy S23とほぼ同じで(超広角カメラのセンサーサイズは少し小さい)折りたたみ端末でありながらもキレイな撮影が可能です。

カメラ:高精細で色鮮やかな撮影ができる

Galaxy Z Fold5のカメラは高精細で色鮮やかな撮影が可能となっておりSシリーズのカメラと遜色ない表現ができます。広角カメラは50MPの高画素センサーなのでとにかく高精細です。(記録は12MPです。)

広角カメラで撮影しました。

Galaxy Z Fold5 広角カメラで氷と葉っぱを撮影
Galaxy Z Fold5 広角カメラでブルーの実を撮影
Galaxy Z Fold5 広角カメラで公園のフェンスを撮影
Galaxy Z Fold5 広角カメラで雪と苔を撮影

センサーサイズは1/1.56型なので現在のハイエンドスマホにしては小さめですが被写体に寄った時にしっかり背景をぼかして雰囲気ある撮影も可能となっています。

Galaxy Z Fold5は先代と比べれt HDRの効きが強くなったのか白トビしにくくなったようにも感じます。

白トビしやすい雪もしっかり抑えながら雰囲気ある明るで表現できていて、花の色味も少しだけですが落ち着いた感じにも見えます。

光学3倍の望遠カメラもキレイですね。センサーサイズが1/3.9型と小さめ(といってもGalaxy S23と同じセンサー)ですが高精細に表現可能で暗所もノイズが少ないキレイな仕上がりとなっています。

Galaxy Z Fold5 望遠カメラで街中を撮影
Galaxy Z Fold5 望遠カメラで信号機を撮影
Galaxy Z Fold5 望遠カメラで夜のストリートを撮影
Galaxy Z Fold5 望遠カメラでバス停を撮影

なお、Galaxy Z Fold5は先代のZ Fold4とカメラ構成とスペックは同じですが暗所における画質は向上しています。

昼間の撮影もよーく見るとGalaxy Z Fold5の方が画質が良くなっていて望遠カメラの暗所撮影が違いが分かりやすいです。

Galaxy Z Fold5の方が解像感が高くてHDRの効きも良くなっています。広角カメラのクロップズーム2倍もノイズが減って全体的な仕上がりが向上しています。

超広角カメラも画質が向上しています。

SoCがSnapdragon 8 Gen 2になって全体的にノイズが減って解像感が向上してるのでしょう。明るいと大きな差はないですが暗所になると違いはあります。

Galaxy Z Fold5は食レポも得意で色鮮やかで美味しそうに表現してくれます。解像感も高いですしオールラウンドで使えるカメラといっていいのではないでしょうか。

動画はこちらをご覧ください。Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4で比較しています。

といっても、ほぼ同じ感じで撮影できます。4K60fpsの高解像で滑らかに撮影が可能となっています。折りたたみスマホでここまでしっかり撮影できれば本当にいうことなしですね。

Galaxy Z Fold5はフレキシブルパネルのおかげで様々なスタイルで撮影が可能です。

画面を折り曲げて自立させての撮影、自撮りするときにカバーディスプレイをモニターにして自撮り撮影もできるので幅広い撮影スタイルを確立します。

カメラの評価
  • 超広角から望遠まで幅広く対応
  • 色鮮やかで高精細な撮影が可能
  • 色んなスタイルで撮影できる
  • 4K60fps / 8K30fps 動画撮影に対応
  • 手ぶれ補正がしっかり効く
  • シャッター音が少し大きい

Galaxy Z Fold5 レビュー:まとめ

Galaxy Z Fold5

Galaxy Z Fold5がおすすめな人は

Galaxy Z Fold5は横折りタイプのフォルダブル端末で閉じてスマホとして、開いてタブレットとして使える一台二役なデバイスなのでスマホとタブレットを1台にまとめたい人におすすめのデバイスです。

Galaxy Z Fold5がおすすめな人は
  • 閉じて使うことが多い
  • スマホとタブレットをまとめたい
  • ゲームも快適にプレイしたい
  • 色鮮やかな写真撮影をしたい

基本的な使い勝手としては先代のFold4と同じですが、Galaxy Z Fold5はヒンジ部分が改良されてピタッと閉じられるので閉じて片手で操作しやすくなりました。

閉じた状態で片手で使うことが多いならGalaxy Z Fold5にするメリットは大きく端末重量も少し軽くなっていて扱いやすく進化しています。

SoCの性能も高くて先代より発熱しにくく(わずかですが)電池持ちも良い(わずかですが)のでゲームをプレイするのにも適している端末となっています。

Sシリーズと同じSnapdragon 8 Gen 2を搭載してるのはやっぱ強いですよね。

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Galaxy Z Fold4でいい人は

ただ、大きな違いはないので閉じて使うことがなくて画面を開いて使うことが多いなら先代のGalaxy Z Fold4を選んでおいて問題ないようにも感じます。

Galaxy Z Fold4でいい人は
  • 画面を開いて使うことが多い
  • 閉じた状態の厚みは気にならない
  • 少しでも安く折りたたみスマホが欲しい

端末が少し分厚くケースを装着すると結構な違いを感じるのでデカくても問題ないならGalaxy Z Fold4で大丈夫です。

Galaxyのロゴが刻印されてるのはGalaxy Z Fold4なのでこれからレア感が出てくるかもしれませんね。

Galaxy Z Fold4は中古で15万円くらいから購入可能でGalaxy Z Fold5よりも少し安く買えるので少しでも費用を抑えつつ折りたたみスマホが欲しいならおすすめです。

性能も電池持ちもそんなに大きな差はないですし十分快適に使うことができます。

Galaxy Z Fold4を詳しく見る

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