Galaxy S23 FE vs A53 5G vs S22

サムスンがついに日本市場において「Galaxy S23 FE」をauから2024年2月9日(金)に発売しました。

Galaxy S23 FEは6.4インチディスプレイにSnapdragon 8 Gen 1を搭載したハイエンドの性能を持ちつつ価格を88,000円に抑えて「ほどほどの性能でいいや!」という層に刺さるスマホです。

現在、auでは同じくSnapdragon 8 Gen 1を搭載したGalaxy S22を58,400円で、Galaxy A54 5Gを55,800円で販売し上位モデルのGalaxy S23の間のモデルとして魅力的なスマホとなるのではないでしょうか。

この記事では、Galaxy S23 FEとGalaxy A54 5G、Galaxy S22のサイズとスペックを比較しました。買うならどれがいいのか違いをまとめたので参考にしてください。

Galaxy S23 FEとは

Galaxy S23 FEは1世代前のハイエンドSoCを採用して価格を抑えて高性能なスマホを気軽に扱えるスマートフォンで「FE」シリーズが日本国内で発売されるのは初です。

ハイエンドモデルのエントリースマホという位置付けでしょうかね。ミドルスマホよりもちょい上だけど現行の最新モデルの下くらいのスペックのスマホです。

背面パネルは光沢ガラス(ゴリラガラス5)を採用しサイドフレームは非光沢アルミ素材を採用し、IPX8 / IP6X 防水防塵仕様で濡れても安心して使える耐久性を持っています。

筐体素材
  • Galaxy S23 FE:非光沢アルミフレーム + 光沢ガラス
  • Galaxy A54 5G:非光沢アルミフレーム + 光沢ガラス
  • Galaxy S22:非光沢アルミフレーム + 非光沢ガラス

Galaxy S23 FEとA54 5Gは背面パネルは光沢ガラスなので指紋は付着しやすいです。Galaxy S22はマットガラスなので汚れれが付きにくい仕様となっています。

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本体サイズ・重量比較

Galaxy S23 FEの画面サイズはGalaxy A54 5Gと同じ6.4インチで本体サイズもほぼ同じで、本体高さが158mm、横幅が76.5mm、厚みは8.2mmとなります。

わずかに寸法が異なりますがGalaxy S23 FEとGalaxy A54 5Gの手で持った時のサイズ感は同じと見ていいです。Galaxy S22は6.1インチとコンパクトサイズで本体横幅が70.6mmと片手で扱うことができます。

6.4インチと6.1インチの画面サイズ差

6.4インチのGalaxy A54 5Gと6.1インチのGalaxy S22の実機を手で持ち比べるとこれくらいのサイズ感の違いとなります。

Galaxy A54 5G vs Galaxy S22 本体デザイン

Galaxy S23 FEとGalaxy A54 5Gは片手で使うには少し大きいですが、画面が大きいので動画視聴、電子書籍を読む、ゲームを楽しむに適していますね。

Galaxy S23 FEは学生向けとして売り出してるので丁度ユーザー層と合ってるのではないでしょうか。

ディスプレイを比較

Galaxy S23 FEのディスプレイサイズは6.4インチで解像度は2,340 × 1,080ピクセル(FHD+)とGalaxy A54 5Gと同じです。

解像度だけで見るとGalaxy S22も2,340 × 1,080ピクセルと同等で、リフレッシュレートも最大120Hzに対応し滑らかに操作することが可能です。

画面輝度はGalaxy S23 FEが最も明るい 1,450 nits に対応し屋外でも見やすいパネル。Galaxy A54 5Gはミドルクラスのスマホなので 1,000nits と少し暗めとなります。(といっても普段使いにおいては十分明るいですが、)

SoC・メモリ・ストレージ・バッテリー

SoC(システムオンチップ)はGalaxy S23 FEとGalaxy S22はSamsung 4nmプロセスの「Snapdragon 8 Gen 1」を、Galaxy A54 5GはSamsung 5nmプロセスの「Exynos 1380」を搭載しています。

Snapdragon 8 Gen 1はGalaxy S22に搭載されてるチップで2世代前のハイエンドチップで現役で十分快適に使える性能を持っており、世代(海外市場における発売年)はS23 FEとA54 5Gが2023年、S22は2022年です。

機種 Galaxy S23 FE Galaxy S22 Galaxy A54 5G
SoC Snapdragon 8 Gen 1 Exynos 1380
CPU Cortex-X2 × 1
Cortex-A710 × 3
Cortex-A510 × 4
Cortex-A78 × 4
Cortex-A55 × 4
GPU Adreno 730 Mali-G68 MP5
メモリ 8GB LPDDR5 6GB LPDDR4X
ストレージ 256GB(UFS 3.1) 128GB(UFS 2.2)
microSDカード(1TB)
バッテリー 4,500mAh 3,700mAh 5,000mAh
充電 USB Type-C(最大25W)
ワイヤレス(最大15W)
パワーシェア対応
USB Type-C(最大25W)
世代 2023年 2022年 2023年

Galaxy S23 FEとGalaxy S22は同じチップを搭載してるので基本性能は同じです。ただ、Galaxy S23 FEの方が筐体サイズが大きくて放熱性能が高くて余裕のある動作に期待できます。

Snapdragon 8 Gen 1とExynos 1380でどれくらい性能が違うのかAntutu(v10)でスコアを計測しました。

Galaxy S23 FE vs Galaxy S22 vs Galaxy A 54 5G  Antutuスコア比較

トータル性能で2倍ほどGalaxy S23 FEとGalaxy S22が採用するSnapdragon 8 Gen 1の方がスコアが高いです。

Galaxy S22は筐体サイズが小さくて発熱しやすいですが、Galaxy S23 FEは端末サイズに余裕があるので安定してるのかスコア自体もS22よりも高くなっています。

3D markの動作も発熱した状態だとS22はフレームレートが落ちるのに対してS23 FEは安定した動作をするので筐体が大きくてしっかり放熱できてるのでしょうね。

また、外部モニターに接続してパソコンとして使えるSamsung DeXモードにGalaxy S23 FE、Galaxy S22は対応しています。

Galaxy A54 5Gは非対応です。FEは廉価モデルとはいえSシリーズなので、DeXモードなどのリッチ機能にしっかり対応してるのは強いです。

Galaxy S23 FEのバッテリー容量は 4,500mAh と多めでS22の弱点だった電池の減りが速い問題も改善してるはずで学生さんも安心して1日しっかり使える端末になってそうです。

カメラのスペックを比較

カメラはいずれのモデルもトリプルカメラ仕様となっており、Galaxy S23 FEとS22は広角、超広角、光学3倍望遠カメラですがGalaxy A54 5Gは広角、超広角、マクロカメラを搭載しています。

機種 Galaxy S23 FE Galaxy S22 Galaxy A54 5G
広角 50MP(1/1.56型)・F/1.8
超広角 12MP(1/3.2型)・F/2.2 12MP(1/2.55型)・F/2.2 12MP(1/3.2型)・F/2.2
望遠 ×3 8MP(1/4.4型)・F/2.4 10MP(1/3.9型)・F/2.4
マクロ 5MP・F/2.4
インカメラ 10MP(1/3.24型)・F/2.2 32MP(1/2.8型)・F/2.2
動画 4K 60/30fps 8K 24fps,4K 60/30fps, HDR10+ 4K 30fps

この3機種は広角カメラは50MP(1/1.56型)のF1.8と同じ仕様ですが超広角カメラはGalaxy S22は12MP(1/2.55型)とセンサーサイズが大きく画質に優位でS23 FEとA54 5Gは8MP(1/3.2型)と控えめの仕様となっています。

Galaxy S23 FEが光学3倍の望遠カメラも搭載していますが画素数が8MPでセンサーサイズも1/4.4型と小さめでSシリーズとはいえカメラはAシリーズよりなスペックに抑えられています。

通信性能の比較

通信性能は発売時期によって性能が異なり新しいモデルの方が性能の高くなる傾向があります。Galaxy S23 FEはWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

機種 Galaxy S23 FE Galaxy S22 Galaxy A54 5G
Wi-Fi Wi-Fi 6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax) Wi-Fi 6(802.11 a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth v5.3 v5.2 v5.3
5G / 4G バンド縛りなし バンド縛りあり バンド縛りなし
USBバージョン USB 3.2 Gen 1 USB 3.2 Gen 1 USB 2.0
SIMカード nanoSIM + eSIM nanoSIM nanoSIM + eSIM

Galaxy S22は2世代前のモデルなのBluetooth 5.2までに対応、モバイル通信もnanoSIMのみでeSIMには非対応です。さらに、バンド縛り(他キャリアで使えない電波がある)もあるのは注意したいところですね。

発売日・価格

Galaxy S23 FEはauのみ取扱いの端末となって一括88,000円でMNPのりかえで66,000円で購入可能です。

モデル Galaxy S23 FE Galaxy A54 5G Galaxy S22
ドコモ 69,850円
MNP 30,000pt還元
127,512円
MNP 20,000pt還元
au 88,000円
MNP -22,000円
55,800円
MNP -22,000円
58,400円
MNP -22,000円
UQ mobile 55,800円
MNP -22,000円
58,400円
MNP -22,000円
発売日 2024年2月9日 2023年5月25日 2022年4月21日

現在、型落ちとなったGalaxy S22も継続販売していて58,400円で販売しています。MNPのりかえで36,400円なのでかなり安いのが特徴です。

スペック比較

機種 Galaxy S23 FE Galaxy A54 5G Galaxy S22
画面サイズ 6.4インチ 6.1インチ
パネル 有機EL、Gorilla Glass 5 有機EL、Gorilla Glass Victus +
リフレッシュレート 60-120Hz 48-120Hz
解像度 2,340 × 1,080ピクセル(FHD+)
画素密度 403 ppi 425 ppi
ピーク輝度 1,450 nits 1,000 nits 1,300 nits
SoC Snapdragon 8 Gen 1 Exynos 1380 Snapdragon 8 Gen 1
メモリ 8GB LPDDR5 6GB LPDDR4X 8GB LPDDR5
ストレージ 256GB 128GB 256GB
microSD × ×
広角 50MP(1/1.56型)・F/1.8
超広角 12MP(1/3.2型)・F/2.2 12MP(1/2.55型)・F/2.2
望遠 ×3 8MP(1/4.4型)・F/2.4 10MP(1/3.9型)・F/2.4
インカメラ 10MP(1/3.24型)・F/2.2 32MP(1/2.8型)・F/2.2 10MP(1/3.24型)・F/2.2
Wi-Fi Wi-Fi 6E Wi-Fi 6
Bluetooth 5.3 5.2
モバイル通信 5G、4G LTE、eSIM対応 5G、4G LTE
Felica / NFC おサイフケータイ対応
NFC A/ B
バッテリー 4,500mAh 5,000mAh 3,700mAh
充電 USB Type-C(25W)
ワイヤレス(15W)
パワーシェア
USB Type-C(25W) USB Type-C(25W)
ワイヤレス(15W)
パワーシェア
オーディオジャック
OS Android 14 Android 13 → 14 Android 12 → 14
カラー ミント、クリーム、グラファイト オーサムバイオレット、オーサムグラファイト、オーサムホワイト ファントムブラック、ファントムホワイト、ピンクゴールド
サイズ 158 × 76.5 × 8.2 mm 158.2 × 76.7 × 8.2 mm 146.0 × 70.6 × 7.6 mm
重量 209 g 201 g 168 g

Galaxy S23 FEの本体カラーはミント、クリーム、グラファイトの3色あります。

Galaxy S23 FE 本体カラー

Galaxy A54 5Gの本体カラーはオーサムバイオレット、オーサムグラファイト、オーサムホワイト(ドコモのみ)の色です。

Galaxy A54 5G 本体カラー

Galaxy S22の本体カラーはファントムブラック、ファントムホワイト、ピンクゴールドの3色あります。

Galaxy S22  本体カラー

どれがいい?

Galaxy S23 FEがおすすめな人は

Galaxy S23 FEは費用を抑えながら大画面でハイエンドの性能を持ったスマホが欲しい人におすすめです。

Galaxy S23 FEがおすすめな人は
  • 大画面で性能が良いモデルが欲しい
  • ゲームを快適にプレイしたい
  • 費用は9万円以下に抑えたい

動画視聴、電子書籍が読みやすくSnapdragon 8 Gen 1を搭載してるのでゲームもそれなりに快適に動作します。

上位モデルのGalaxy S23と比べると性能は劣りますがA54 5Gよりも1.9倍ほど性能が高くてストレージも256GBあるのでたくさん撮影したり、ゲームを入れても容量が足りなくなるリスクを抑えることができます。

auは学生向けとしてPRしていますがまさにピッタリなスマホと言っていいのではないでしょうか。auで88,000円(MNP:66,000円)で購入できます。

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Galaxy A54 5Gがおすすめな人は

Galaxy A54 5G

Galaxy A54 5Gは費用を抑えながら大画面でそこそこ使えるスマホが欲しい人におすすめです。

Galaxy A54 5Gがおすすめな人は
  • 大画面で使えるモデルが欲しい
  • 費用は5万円くらいに抑えたい
  • ゲームは軽く遊ぶ程度
  • microSDカードを使いたい
  • 電池持ちが良いモデルが欲しい
  • ワイヤレス充電は使わない

性能はSシリーズと比べると低めですがパズドラ、モンスト、PIBGモバイルといったゲームを遊ぶなら普通に遊べますし3Dグラフィックを多用してる原神も動きます。

ただ、ストレージ容量が128GBと少ないのでゲーム主体で考えるならちょっと注意ですね。

Galaxy A54 5Gはドコモ、au、UQ mobileで購入可能でau / UQ mobileなら55,800円(MNP:32,800円)で購入できるので安いです。

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Galaxy S22がおすすめな人は

Galaxy S22

片手サイズのコンパクトなハイエンドモデルが欲しいならGalaxy S22はおすすめです。

Galaxy S22がおすすめな人は
  • コンパクトなモデルが欲しい
  • 費用は5万円くらいに抑えたい
  • ゲームもしっかり遊びたい
  • カメラの画質にもこだわりたい
  • 動画撮影することが多い

Galaxy S23 FEと同じハイエンドのSoCを搭載してるので性能は高めです。ただ、端末が小さいので発熱しやすくバッテリー容量も少ないので電池の減りが速いのは注意です。

とはいえ、2世代前のモデルなので価格が安くて手にしやすいメリットあります。

Galaxy S22はドコモ、au、UQ mobileで購入可能でau / UQ mobileなら58,400円(MNP:38,400円)で購入できるので安いです。

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