ミドルレンジの価格控えめのSamsungのGalaxyといえはAシリーズがあって、Aシリーズでも性能の高いのがA50シリーズですがGalaxy A54 5Gが2023年5月25日にドコモ、au、UQ mobileで発売しました。

Galaxy A54は6.4インチの大きめ有機ELディスプレイを採用しSoCにExynos 1380、メモリ6GB、ストレージ128GBのミドルレンジスマホです。

本体デザインが旧型のGalaxy A53 5Gよりも丸っぽく可愛らしくなってめちゃくいい感じ。本体サイズが大きめですがシンプルなスタイルでそんな重くないので普段のスマホとして使えます。

この記事ではGalaxy A54 5Gのデザイン、サイズ、使い勝手、性能、カメラの画質をレビュー・評価しました。実際に使ってどうかメリット、デメリットを書いているのでGalaxy A54を検討してる方は参考にしてみてください。

Galaxy A54 5Gのメリット
  • 可愛らしいシンプルなスマホ
  • 最大120Hzリフレッシュレートに対応
  • しっかり使えるスペック、性能を持ってる
  • 顔 + 画面内指紋認証に対応してる
  • カメラの画質が高精細で色鮮やか
  • ステレオスピーカー対応で音質が良い
  • 高音質コーデック LDAC に対応
  • IP68防水防塵、おサイフケータイ対応
  • 端末価格:69,850円
Galaxy A54 5Gのデメリット
  • 顔認証がマスクに対応していない
  • フルHD60fpsで手ぶれ補正が効かない
  • 高音質コーデック aptX Adaptive に非対応
  • ワイヤレス充電に対応していない
  • DeXモードに対応していない

Galaxy S23 FE・A54・S22の比較

Galaxy A54 5Gの特徴

Galaxy A54 5G
Galaxy A54 5G

Galaxy A54 5Gは上位モデルのGalaxy S23と同じデザインを採用しつつポップな雰囲気でなかなか可愛らしいですよね。

Galaxy A54 5Gの特徴
  • 6.4インチ(最大120Hz)有機ELディスプレイ
  • 解像度:2,340 × 1,080ピクセル(19.5:9)
  • SoC:Samsung Exynos 1380
  • メモリ:6GB(海外版:8GB)、ストレージ:128GB
  • カメラ:広角(50MP)+ 超広角(12MP)+ マクロ(5MP) + フロント(32MP)
  • 生体認証:顔 + 画面内指紋認証
  • スピーカー:ステレオ対応
  • 充電:USB-C、ワイヤレス(Qi)非対応
  • 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 5、5G/4G
  • バッテリー:5,000mAh、防水防塵:IP68
  • NFC :Type A/B/Felica対応(国内モデル)
  • 発売日:2023年5月25日

Galaxy A54 5Gは6.4インチ有機ELディスプレイを搭載した大きめのスマートフォンでSoC(システムオンチップ)にSamsung Exynos 1380(エクシノス1380)、6GBメモリを採用したミドルレンジの端末となっています。

従来モデルのGalaxy A53 5Gよりも処理性能が向上してるので全体的に操作性が良くなっています。また、引き続き顔認証と画面内指紋認証に対応しあらゆるシーンで使える万能スマホです。

Galaxy A54 画面内指紋認証
画面内指紋認証

リアカメラは広角、超広角、マクロカメラのトリプルカメラを採用しています。

広角カメラはGalaxy S23と同じセンサーサイズの1/1.57型となって一度に取り込める光の量が多くなり、被写体に寄った時の背景のボケ感もしっかり楽しめるカメラとなっています。

Galaxy A54 5G リアカメラ

生活に必要な機能もしっかりサポートし、IP68防水防塵、おサイフケータイにも対応しGalaxy A54はメインスマホとしても十分に使える端末に仕上がってるのが嬉しいポイントです。

ハイエンドのGalaxy S23が欲しいけどそこまでの費用は出せない、画面サイズが大きくても問題ないという方ならGalaxy A54 5Gは良き選択肢になってくれるのではないでしょうか。

Galaxy A54 5Gはドコモ、au、UQ mobileで購入可能です。価格が7〜8万円でドコモの返却プログラムなら実質39,490円で、au / UQ mobileはで値下げが入って55,800円で購入可能です。(MNP:32,800円)

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→ YouTubeで動画レビューもしています。

Galaxy A54 5G レビュー:外観

Galaxy A54は6.4インチの有機ELディスプレイを搭載した比較的大きめサイズのスマホとなっていて画面上部と下部、とくに下部はベゼルの幅が広くなっています。

Galaxy A54 正面デザイン
正面デザイン

ディスプレイのパネル、背面パネルは完全フラットでサイドフレームが丸みがあるので丸みのあるスタイルでインカメラはパンチホール型を採用しています。

Galaxy A54 画面上部
画面上部

Galaxy A54背面パネルは光沢ガラス素材を採用しています。Galaxy A53はマット素材だったので独特な雰囲気のデザインからポップな可愛らしいデザインになりました。

Galaxy A54・A53 背面パネルの素材の違い
背面パネルの素材

サイドフレームはより丸みのあるデザインになって光沢のある素材からマット調のプラスチック素材で柔らかい雰囲気に変わりました。

ただし、背面パネルがマット素材から光沢ガラスになったことで指紋が付きやすく目立ちやすくなるのでグラファイトだと指紋が普通に付着すると思うので注意です。

リアカメラのデザインも変更となっています。

Galaxy A54 5G・A53 5G リアカメラのデザインの違い
リアカメラのデザイン

Galaxy A53は土台があってレンズが埋没スタイルでしたが、Galaxy A54はレンズが単純に取り付けられただけのシンプルなスタイルになっています。

前のモデルのデザインは個性的すぎて苦手な方もいたかもしれませんが、Galaxy A54はシンプルゆえに誰にでも手にしやすいスタイルと言っていいかもしれません。

本体カラーはオーサムバイオレッド、オーサムブラック、レッド、オーサムホワイトの3色あります。

Galaxy A54 5G 本体カラー
本体カラー

国内版にイエローないのは悲しい…。

Galaxy A54 5G イエロー(海外モデル)
Galaxy A54 5G イエロー(海外モデル)

とても良い色ですし流行りの色だから投入されると思ってたんですけどね…。

Galaxy A54の操作ボタンは本体右側に集約していて、本体上から音量ボタン、サイドボタン(スリープ)を搭載しています。

Galaxy A54 5G 本体右の操作ボタン
音量ボタンとサイドボタン

Galaxy A54の本体上部にはカードスロット、マイクの穴を搭載しています。

Galaxy A54 5G 本体上
本体上のデザイン

付属のピンを使ってカードスロットを開けられるようになっています。海外モデルはnanoSIMを2枚入れることができるデュアルSIMに対応していますが、国内モデルなnanoSIMが1枚だけ入れられるようになってます。

Galaxy A54 5G SIMカードスロット
カードスロット

反対側にmicroSDカードを入れてストレージ容量を拡張可能です。また、eSIMにも対応してるのでnanoSIMと1TBのmicroSDカードと入れつつeSIMを設定して二つの通信キャリアの電波を使うことができます。

本体下にUSB-Cポート、内蔵スピーカー、マイクを搭載しています。

Galaxy A54 5G USB-Cポート
本体下の充電ポート

Galaxy A54は最大25Wの急速充電に対応し30分で30%〜40%ほどバッテリーを補給できる充電性能を持っています。

さすがにバッテリー容量が多いので速くはないですが、この充電速度があれば充電し忘れても朝のちょっとした時間である程度は回復できるので安心です。

なお、Galaxy A54は充電アダプタやケーブルは付属してないので充電環境がない場合は別で充電器とケーブルを準備する必要があります。

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Galaxy A54 5G レビュー:性能

Galaxy A54 5Gのスペック

今回レビューしているGalaxy A54 5GGalaxy A53 5Gのスペックを比較しました。

Galaxy A54 5G vs Galaxy A53 5G
Galaxy A54 5G vs Galaxy A53 5G
Galaxy A54 vs A53 スペック比較
モデル Galaxy A54 5G Galaxy A53 5G
画面サイズ 6.4インチ(19.5:9) 6.5インチ(20:9)
パネル 有機ELディスプレイ(Super AMOLED)
Gorilla Glass 5
リフレッシュレート 最大120Hz(可変式) 60 / 120Hz
解像度 2,340 × 1,080(フルHD+) 2,400 × 1,080(フルHD+)
SoC Exynos 1380 Exynos 1280
RAM 6GB
ストレージ 128GB
外部メモリ microSカード(最大1TB)
Wi-Fi Wi-Fi 6(11a/b/g/n/ac/ax) Wi-Fi 5(11a/b/g/n/ac)
Bluetooth 5.3 5.1
モバイル通信 5G、4G LTE(デュアルSIM、eSIM対応) 5G、4G LTE
Felica / NFC Type A/B/F(おサイフケータイ対応)
広角 5000万画素(1/1.57型)・F/1.8 6400万画素(1/1.7型)・F/1.8
超広角 1200万画素(1/3.2型)・F/2.2
マクロ 500万画素・F/2.4
深度 500万画素・F/2.4
インカメラ 3200万画素(1/2.8型)・F/2.2
動画機能 4K30fps / フルHD60fps
生体認証 顔認証、画面内指紋認証
防水防塵 IPX8 / IP6X
ポート USB-C
バッテリー 5,000mAh
充電 USB-C PD2(最大25W)
端子 3.5mmオーディオジャック非対応
OS Android 13 Android 12 → 13
カラー グラファイト、バイオレット、ホワイト ブラック、ブルー、ホワイト
サイズ 158.2 × 76.7 × 8.2 mm 159.6 × 74.8 × 8.1 mm
重量 201g 189g

画面比率の変更、SoCの進化、Bluetooth 5.3対応、Wi-Fi 6対応など確実にスペックアップしています。本体の重量が189gから201gと少し重くなったのは残念なところでしょうか。

(ドコモ版:SC-53D、au版:SCG21)

6.4インチ有機ELディスプレイを搭載

Galaxy A54 5Gは6.4インチの解像度は2,340 × 1,080ピクセルの有機ELディスプレイ(Super AMOLED)を搭載しています。

Galaxy A54 5G 画面サイズ
6.4インチサイズ
ディスプレイスペック
モデル Galaxy A54 5G Galaxy A53 5G
画面サイズ 6.4インチ(19.5:9) 6.5インチ(20:9)
パネル 有機ELディスプレイ(Super AMOLED)
Gorilla Glass 5
リフレッシュレート 最大120Hz(可変式) 60 / 120Hz
解像度 2,340 × 1,080(フルHD+) 2,400 × 1,080(フルHD+)
画面輝度 1000 nits 800 nits

Galaxy A54 5Gの画面比率は20:9から19.5:9と上位のGalaxy S23と同じになって統一感が増しました。画面サイズがそこそこ大きいので電子書籍、動画視聴、ちょっとしたゲームをプレイするのにも適しています。

従来のモデルよりも明るさが約25%アップ

また、Galaxy A54 5Gは120Hzリフレッシュレートに対応しているのでコンテンツを滑らかに残像少なくスクロールすることが可能です。

Galaxy A54・A53 リフレッシュレート
Galaxy A54・A53 リフレッシュレート

しかも、最大120Hzに自動的に調整してくれる「最適化」に対応しています。Galaxy A53は 60Hz or 120Hz の固定式だったのがGalaxy A54 5Gは可変式になってより電力効率の良いディスプレイに進化しています。

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SoC「Exynos 1380」で性能向上

Galaxy A54のSoC(システムオンチップ)はSamsung Exynos 1380を搭載し、メモリは6GB(海外モデルは8GB)、ストレージが128GBとなっています。

Exynos 1380
Exynos 1380 vs Exynos 1280
モデル Exynos 1380 Exynos 1280
CPU Cortex-A78 ×4
Cortex-A55 ×4
Cortex-A78 ×4
Cortex-A55 ×4
GPU Mali-G68 MP5 Mali-G68
NPU 最大4.9TOPS 最大4.3TOPS
Memory LPDDR4X
2,133MHz
LPDDR4X
2,133MHz
Storage UFS 2.2 UFS 2.2
Process 5nm 5nm

Exynos 1380はExynos 1280と同じCPUコアを採用していますがマイクロアーキテクチャ設計が改良されて実行速度の40%向上、ゲームロード時間の20%短縮、マルチコア性能の30%向上してるそうです。

Antutuでスコア計測をしました。(A54は海外版なのでスコアは高めに出ています。国内版が発売になったらまたスコア計測します。)

Galaxy A54 Antutuスコア
Antutuによる性能比較
モデル Galaxy A54 5G Galaxy A53 5G
SoC Exynos 1380 Exynos 1280
メモリ 8GB(海外モデル) 6GB
ストレージ 128GB
総合 510043 510429 429810
CPU 152921 153860 123155
GPU 148626 147226 121126
MEM 80645 81755 73407
UX 127851 127588 112122
発熱 32.6°(3.3°上昇) 34.2°(3.7°上昇) 34.8°(5°上昇)
バッテリー 3%消費 3%消費 3%消費

同じCPUコアを採用していますがExynos 1380の方がCPUの性能が20%ほど向上、GPUもMali-G68 → Mali-G68 MP5になったことで30〜40%ほど処理性能が向上しています。

実際にGalaxy A54 5Gがどれくらいの操作感で動作するのかChromeブラウザ、Twitterを動かしてみました。

普段使いにおけるアプリは十分快適に動かせます。A53と比較しても画面ロック解除から使い出しまでのラグがGalaxy A54 5Gの方がないので全体的に操作しやすくもなっています。

試しにスリープ状態から画面内指紋認証でホーム画面が表示する速度をGalaxy A54 5GとA53 5Gで比較しました。

A53は少しもたつきが出ることがありますが、Galaxy A54 5Gは動作速度が向上してより快適に使えるようになっています。

また、顔認証の速度も向上しています。

コレは明らかにSoCの性能向上がもたらすメリットといっていいでしょう。ちょっとした動作が速くなってるので体験レベルが向上したのでGalaxy A54 5Gはとても扱いやすいスマホに進化してます。

もちろん、ゲームも普通にプレイ可能でPUBGモバイルも普通に楽しむことが可能です。

Galaxy A54 5G PUBGモバイル 画質設定
画質設定

画質は「標準」のフレーム「高」が最大設定となっています。

Galaxy A54 5G 原神画質設定
PUBGモバイル

思ったほど画質を上げてプレイはできないですが、十分快適にPUBGモバイルを遊ぶことは可能です。画面サイズも大きいですしタッチ精度も良いのでそれなりに遊べます。

また、負荷のかかる原神も動かすことが可能です。画質の設定はデフォルトは「低」となっています。

Galaxy A54 5G 原神画質設定
原神の画質設定

デフォルトであれば動作は少しカクツキますが普通にプレイは可能で画質や快適性を重視しないなら問題ありません。

画質設定高、フレームレート60でプレイするとこんな感じです。

最高設定で滑らかに動かすことは難しいですが、ある程度ならプレイ可能です。画質にこだわりがない、それなりに遊べれば問題ないのであればGalaxy A54 5Gでもいいかもしれません。

(最高設定だと発熱して電池減りも速くなるので注意です。)

ちなみに、海外モデルのメモリ8GBでプレイするとこうなります。

6GBの国内モデルよりは滑らかに動くシーンが多いですよね。やはりメモリが多いので余裕のある動きが可能なのでしょう。

国内モデルも8GBのメモリがあったらもっと余裕ある動作になってたでしょうが国内モデルならではのカスタムが入るのでコストダウンは必須だったのかもしれません。

いずれにしても、高画質で快適に原神を動かしたいならハイエンドのGalaxy S23Galaxy S22にしておいた方が間違いありません。

Galaxy A54の発熱について

原神を30分プレイした時の発熱を温度モニターで確認ましたが、A53からGalaxy S54 5Gになったことで発熱をしっかり抑えることができています。

Galaxy A54 vs A53 Antutu 発熱
Galaxy A54 vs A53
バッテリー容量
モデル Galaxy A54 Galaxy A53
バッテリー温度 33.2° 34.5°
CPU温度 35.7° 40.4°

Galaxy A53は温度高めとなっていますが原神プレイ時は38°くらいが平均的な温度です。とはいえ、Galaxy A54 5Gの方が発熱は少し抑えられる傾向となっています。

さらに、測定器を使って表面温度を計測してみました。

Galaxy A54 5G 端末発熱
Galaxy A54 5G
Galaxy A53 5G 端末発熱
Galaxy A53 5G

端末の表面温度はどちらも38〜39°誤差レベルとなっています。Galaxy A54の方が性能が向上しながらも同等レベルの発熱に抑えられているのは嬉しいですね。

Galaxy A54 5Gの電池持ち

Galaxy A54 5Gのバッテリー容量は5,000mAhとGalaxy A53 5Gと同じとなっていますが、実際にどれくらいの電池持ちなのか比較して見ました。

バッテリー容量
モデル Galaxy A54 Galaxy A53
容量 5,000mAh 5,000mAh
YouTube 60分 85 → 78% 7%消費 85 → 76% 9%消費
PUBG 30分 61 → 55% 6%消費 58 → 52% 6%消費
原神 30分 70 → 64% 6%消費 71 → 62% 9%消費
8時間待機 58 → 52% 6%消費 72 → 67% 5%消費
充電 USB-C(PD2)最大25W

同じバッテリー容量ですがGalaxy A54 5Gの方が電池持ちは良い傾向となっています。とくに、原神など負荷のかかるアプリを動かす時の電力効率が向上しているようです。

原神を30分ほどプレイしても6%しか電池が消費しないので1日中ゲームをしてても1回の充電で十分なバッテリーライフを持っていると言ってもいいのではないでしょうか。

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Galaxy A54 5G レビュー:カメラ

カメラのスペック

Galaxy A54 5Gは広角、超広角、マクロのトリプルカメラ仕様でGalaxy A53 5Gで搭載していた深度カメラは廃止となってシンプルなカメラ構成に変更となっています。

Galaxy A54 5G リアカメラ
Galaxy A54 5G vs Galaxy A53 5G
カメラのスペック比較
モデル Galaxy A54 5G Galaxy A53 5G
広角 5000万画素(1/1.57型)・F/1.8 6400万画素(1/1.73型)・F/1.8
超広角 1200万画素(1/3.2型)・F/2.2
マクロ 500万画素・F/2.4
深度 500万画素・F/2.4
インカメラ 3200万画素(1/2.76型)・F/2.2
動画機能 4K30fps / フルHD60fps

どちらも広角カメラは高画素センサーを採用していますがGalaxy A54 5Gはセンサーサイズが1/1.57型と大きくなって一度に多くの光を取り込み可能で暗所に強くなっています。

Galaxy A54 5G カメラモード
  • 50MPモード、写真、動画、ポートレート、プロ、ナイト、食事、パノラマ、ハイパーラプス、マクロ、スローモーション、スーパースローモーション、ハイパーラプス

5,000万画素の高画素センサーを活かして50MPの高画素モードでの撮影にも対応し解像感の高い写真撮影も可能です。また、動画撮影も最大4K30fpsの撮影もできます。

カメラの画質:明所撮影

では、Galaxy A54 5Gのリアカメラでどんな写真撮影ができるのかレビューしていきます。

Galaxy A54 広角カメラで水道の蛇口を撮影

1/1.57型とミドルレンズクラスのスマホとしては大きめセンサーを採用してることもあって背景のボケ感もしっかり楽しむことが可能となっています。

5,000万画素の高画素センサーを搭載してるので解像感の高いですし、色鮮やかでとてもキレイな写真に仕上げてくれるのがGalaxy A54の良きところですね。

Galaxy A54 広角カメラでピンクの花を撮影

本当にGalaxyは花が得意というか、実際の色とは異なるかもしれないですがとても色が良いので風景などの写真を撮影することが多いなら適してるのかもしれませんね。

Galaxy A54 5GとGalaxy A53 5Gで背景のボケ感を比較してみました。

大きな差はないですがセンサーサイズの大きいGalaxy A54の方がわずかにボケ量は大きいでしょうか。どちらも色鮮やかでキレイですね。

公園を撮影してみました。

色合いが異なりますね。A53 5Gはとても色鮮やかですがGalaxy A54 5Gの方がより自然な色に近付いた印象があります。思ってた以上に色が違っております。

色の傾向は超広角カメラでも同じでGalaxy A54 5Gの方が自然な仕上がりとなっています。

1200万画素のセンサーなので解像感も高くて風景の写真もキレイにしっかり残しておくことができそうです。

Galaxy A54 5Gは望遠カメラを搭載してないのでデジタルズーム2倍での撮影となります。

だいぶソフトウェアの処理の仕方が変わってるようでGalaxy A54 5Gの方が淡い色合いに変更となって色鮮やかになりすぎない感じとなっています。

デジタルズーム4倍での撮影です。

解像感はどちらも高くてデジタルズーム4倍でも十分実用レベルで耐えられる画質です。赤の表現はA53よりもGalaxy A54の方が色鮮やかでキレイで色の表現力が向上したように見えます。

デジタルズーム10倍での撮影です。

Galaxy A53 5Gは解像感、コントラストが高くてくっきりとし表現だったのが、Galaxy A54 5Gは柔らかい雰囲気に変わりました。解像感は落ちています。

高画素センサーを搭載してるのでデジタルズーム2倍で撮影しても画質劣化なしで高精細な写真に仕上げることができます。

少しピントの位置がズレてるので単純比較ができませんがどちらもデジタルズームをしても解像感の高い写真となります。

さらに、デジタルズーム4倍で撮影してみました。

どちらもキレイですね。デジタルズーム4倍くらいまでなら実用レベルで使える画質を保ってるので望遠カメラがなくても問題なさそうです。

Galaxy A54 5Gはマクロカメラを搭載しています。

マクロカメラは200万画素のセンサーを採用してるスマホが多いですが、Galaxy A54 5Gは500万画素あるので解像感は高くてしっかりマクロで撮影が可能となっています。

カメラの画質:暗所撮影

Galaxy A54とA53で夜の街を撮影し比べました。

ぱっと見は同じように見えますがGalaxy A54 5Gの方が解像感の高い写真に仕上がってるのがわかります。

デジタルズーム2倍においてはGalaxy A54とA53では画質が異なっていてA53 5Gはノイズが多いけどクッキリとした画質に、Galaxy A54 5Gは自然に解像感の高い写真に仕上げることができます。

本当に暗いところでの撮影です。

Galaxy A54 5Gの方がセンサーサイズが大きくなったこともあり明るく解像感の高い写真に仕上がってるでしょうか。

ナイトモードも搭載しています。

ナイトモードに切り替えることで白トビの少ない色鮮やかな写真に仕上げることができます。暗所撮影においてもよりノイズの少ない写真にすることが可能となっています。

Galaxy A54 5Gはセンサーサイズが大きくなって被写体に寄った時のボケ感もより大きくなっていますが、夜間における光玉ボケも大きく雰囲気が向上しています。

デジタルズーム2倍での撮影もノイズが少なくなって高精細な写真になります。

デジタルズーム4倍も画質が向上しています。

センサーが大きくなったことで暗所でも一度に取り込める光の量増えて余裕があるんのでしょう。Galaxy A54 5Gの方がノイズが少なくてくっきりとした画質に仕上がっています。

カメラの画質:ハム子さん、食レポ

広角カメラでハム子さんを撮影しました。

Galaxy A53 5Gもいい感じですがGalaxy A54 5Gはより解像感が高くなっています。色合いは意外とA53の方が柔らかくていいようにも見えますがA54はクッキリとした画質になっています。

美味しそうなネギを広角カメラで撮影して見ました。

チャーシューの色がGalaxy A54 5Gの方がより自然な色味になっていて個人的には良いと感じます。唐揚げも解像感が高くて色も自然で美味しそうです。

旧型のA53 5Gは色鮮やかになりすぎる傾向がありましたが、Galaxy A54 5GはGalaxyらしい色合いを残しつつより自然な色になってるように感じます。

4K30fpsに対応

Galaxy A54 5Gのカメラは最大で4K30fps、フルHD60fpsの動画撮影に対応しています。

Galaxy A54 動画撮影対応解像度
  • 4K30fps
  • フルHD60fps
  • フルHD30fps

ただし、4k30fps、フルHD60fpsは電子手ぶれ補正が効かないので注意です。

Galaxy A54 5Gは写真はハイエンドモデルと遜色ないくらいキレイな画質で撮影できますが動画撮影は少し弱めなので、動画を撮影することが多いなら上位モデルのGalaxy S23の方がおすすめです。

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Galaxy A54 メリット(良いところ)

画面サイズが大きくて見やすい

Galaxy A54は5.8インチのディスプレイを搭載し本体サイズは(150 × 71 × 9.0 mm)とコンパクトで 168g と軽量な筐体となっています。

Galaxy A54 5G サイズ感
Galaxy A54 5G サイズ感

画面が大きめのスマホなので2画面表示機能を使って二つのアプリを同時使うことも可能です。

Galaxy A54 5G 2画面表示機能
2画面表示機能

Galaxy A54 5Gの画面サイズは6.4インチと0.1インチほど小さいですが、本体の横幅は 74.8 → 76.7mm と 1.9mm も幅広となっています。これは画面比率が 20:9 から 19.5:9 に変更となった影響ともいえます。

片手で使うには少し大きい画面サイズです。

Galaxy A54 サイズ感
片手操作で操作は難しい

画面が大きくてコンテンツは見やすくて視認性は最高ですが基本的に片手で使うような端末ではないですが、片方で使うには片手モードやフローティングキーボードを設定することで可能ですしエッジメニューを使って片手でアプリ切り替えも難なくできます。

Galaxy A54 5G エッジメニュー
エッジメニューで片手でアプリ切り替え

要するに6.4インチの大きめの画面サイズに十分慣れることができますし、慣れるととても使いやすいサイズ感になってくるのではないでしょうか。

顔 + 画面内指紋認証が使いやすい

Galaxy A54の生体認証は顔認証だけでなく画面内指紋認証にも対応してるので暗いところやマスクをしていてもしっかり使えるスマホとなっています。

Galaxy A54 5G 画面内指紋認証
画面内指紋認証

顔認証の精度はイマイチなところがありますが、画面内指紋認証はしっかり使えますし、スリープ状態の画面が真っ暗な状態でも認証できるので困ることはありません。

ミドルレンジクラスのスマホなので認証速度は上位のGalaxy S23よりも遅めではありますが、実用で十分使える性能を持っています。

ディスプレイが明るくなった

Galaxy A54 5Gの画面輝度は最大1000nitとなっていてA53の800nitから25%ほど明るくなって視認性が向上しています。

Galaxy A54 vs A53 画面の明るさ
Galaxy A54 vs A53

とくに太陽下の明るいところだとGalaxy A54 5Gの画面は明るく見やすいです。ただ、室内だと差を感じることはないので外で使うことが少ないならA53でも問題はないでしょう。

ステレオスピーカーの音質が良い

Galaxy A54 5Gはステレオスピーカーを搭載しドルビーアトモスにも対応してるのでゲーム、音楽、動画視聴も臨場感あるサウンドで楽しむことができます。

Galaxy A54 5G 音質とエフェクト

スピーカーの音質はとても良いです。端末サイズが大きいことも功を奏してるのでしょうか。低音から高音までしっかり音が鳴ってるので内蔵スピーカーだけでも十分音楽を楽しむことが可能です。

高音質コーデックのLDAC対応

Galaxy A54はBluetoothによるワイヤレスイヤホンの接続も可能でローエンドスマホなのに、SBC、AAC、aptXだけでなく高音質コーデックのLDACに対応しています。

Galaxy A54 5GとWF-1000XM4
LDACに対応
Galaxy A54 音声コーデック
  • SBC:○
  • AAC:○
  • aptX:○
  • aptX HD:×
  • aptX Adaptive:×
  • LDAC:○

Galaxy A54 5Gは高音質コーデックのLDACに対応してるのでハイエンドイヤホンのWF-1000XM4など高音質で音楽視聴が可能です。

ただし、aptX Adaptive(aptX HD)は非対応なのでMomentum TW3で本領発揮できないのが悲しいところですね。

必須機能は全部入りの使えるスマホ

Galaxy A54 5Gはスマホとして必要な機能は一通り搭載してるのでメインスマホとしても使えるスペックを持っています。

必須機能は全部搭載している
  • 顔 + 指紋認証に対応
  • IP68防水防塵に対応
  • Felica(おサイフケータイ)に対応

動作も普通に使うくらいなら十分使える速度ですしスマホにそこまでこだわりない、電話する、メールする、SNS、ちょっとしたゲームを楽しむならGalaxy A54 5Gでも問題ないです。

端末価格は控えめになるはず

Galaxy A54はドコモで69,850円、au、UQ mobileで74,730円でMNP乗り換えなら22,000円割引の52,730円となります。

Galaxy A54 端末価格
  • ドコモ(SC-53D):69,850円
  • au(SCG21):74,730円(MNPで最大22,000円割引)
  • UQ mobile:74,730円(MNPで最大22,000円割引)

上位モデルのSシリーズは10万円以上するのでそこまで費用を捻出するのは難しいならGalaxy A54 5Gは良き選択肢になってくれるはずです。

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Galaxy A54 5G デメリット(悪いところ)

Galaxy A54 5Gのデメリットは少なく画面サイズが大きいことが許容できるならバランスの取れたスマホになっていますが、あえてデメリットを挙げるなら以下の通りです。

顔認証がマスクに対応していない

Galaxy A54は顔と指紋のデュアル生体認証に対応してるので普段使いにおいて困ることはないですが、顔認証がマスクに対応していません。

Galaxy A54 5G 顔認証はマスク対応していない

マスク対応してないのはGalaxyシリーズ全てに言えることなので改善してほしいですが、Galaxy A54 5Gは画面内指紋認証が普通に使いやすいので困ることはありません。

フルHD60fpsで手ぶれ補正が効かない

Galaxy A54 5Gの動画撮影は4K30fps、フルHD60fpsでの撮影が可能となっていますが、いずれも電子手ぶれ補正を使っての撮影ができません。

電子手ぶれ補正をONにしようと思っても4k30fps、フルHD60fpsだとグレーアウトします。

スーパー手ぶれ補正をONにしても自動的にフルHD30fpsにモードが落ちてしまうので、滑らかに動画撮影をしたい場合はフレームレートを落とす必要があります。

写真の画質はとても良いだけでに動画撮影が弱いのはGalaxy A54 5Gの弱点と言っていいかもです。

ワイヤレス充電に対応していない

Galaxy A54 5Gはワイヤレス充電に対応していません。そろそろミドルレンジのスマホにも採用して欲しいですが差別化もあるので仕方ないのかも。

ただ、ワイヤレス充電は必須ではないので使用上で困ることはないです。

光沢ボディで端末が汚れやすい

Galaxy A54 5Gの背面パネルは光沢ガラスを採用してるので、指紋や汚れは付着しやすいです。

Galaxy A54 5G 光沢パネル

A53 5Gはマットパネルで指紋が付着して目立つことはなかったですが、Galaxy A54 5Gは定期的に指紋を拭き取っていかないと汚いスマホになりそうです。

DeXモードに対応していない

Galaxy A54 5Gは外部モニター、Bluetoothのマウスとキーボードを接続してパソコンとして作業できるDeXモードに対応していません。

DeXモードを使って作業したいならはGalaxy S23Galaxy S23 UltraGalaxy Z Fold 4などハイエンドスマホを選ぶことになります。

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Galaxy A54 5Gレビュー・評価:まとめ

Galaxy A54 5Gがおすすめな人は

Galaxy A54 5G
Galaxy A54 5G

Galaxy A54をレビューしましたが最後にどんな人におすすめかまとめました。

Galaxy A54 おすすめな人は
  • 画面の大きいスマホが欲しい
  • 可愛らしいスマホが欲しい
  • それなりに快適に使えるスマホが欲しい
  • ほぼ全部入りのスマホをお手頃価格で

基本的に画面サイズの大きいスマホが欲しい方が選ぶモデルとなります。片手操作したい方はGalaxy A54 5Gではなく別のコンパクトスマホを選ぶことになります。

また、本体もポップで可愛らしいので見た目の好みGalaxy A54 5Gをで選ぶのもいいでしょう。A53 5Gは少し個性的なデザインでしたA54 5Gは多くの方に受け入れられそうなスタイルでシンプルで良きです。

Galaxy A54 5GはミドルクラスのSoCを搭載してるので負荷のかかるゲームの動作はハイエンドスマホと比べるとイマイチですが、十分快適に使えるスペックを持っています。

IP68防水防塵、おサイフケータイ(Felica)にも対応(国内モデルのみ)していますし、それが6〜7万円前後で買えるならコストパフォーマンスはとても良いのかなと感じます。

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もうワンランク上のモデルが欲しいなら

Galaxy A54 5G、価格が控えめで普通に使えるので良いですが画面サイズが大きい、ワンランク上のモデルが欲しい…!ってなるかもしれません。

となると、上位モデルのGalaxy S23が次におすすめとなります。

Galaxy A53 5G・Galaxy S23
Galaxy A53 5G・Galaxy S23

本当は6.1インチのミドルレンジモデルがあれば丁度いいんですけど売れ筋サイズで価格の安いスマホは出さない方針なのかもしれません。

Galaxy S23の端末価格はGalaxy A54 5Gよりも高いですが、SoCはSnapdragon 8 Gen 2を採用し高性能でゲームも快適に遊ぶことができます。

Galaxy S23がおすすめな人は
  • 片手サイズの高性能スマホが欲しい
  • ゲームをも快適にプレイできる性能が欲しい
  • 写真だけでなく動画をキレイに滑らかに撮影したい
  • DeXモードでパソコンとして作業したい

また、カメラを重視する場合もGalaxy S23がおすすめです。とくに動画撮影はGalaxy A54 5Gは弱いので4K60fpsの高精細な滑らか動画を撮影したいならS23にしておきましょう。

バッテリー持ちも意外と良いので満足できる一台になっています。

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