Amazonのタブレット端末・Fire HD 10(2021・第11世代)が2021年5月26日に発売となりますが、新型モデルは通常版のFire HD 10だけでなくメモリ増量版のFire HD 10 Plusも新たに追加されることになります。

周辺機器も色々と追加されているようで、使用用途に合わせてどのFire HD 10を選ぶべきか決めればいいのかなと思うのですが、この記事ではFire HD 10とFire HD 10 Plusの違いを比較し、どっちのモデルを選ぶべきかを見ていきたいと思います。

Fire HD 10(2021・第11世代)新機能

2021年モデルのFire HD 10(2021・第11世代)は通常版のFire HD 10、上位版のFire HD 10 Plusがありますが、基本設計は同じとなっています。

前世代機より10%明るい鮮やかな画面に

Fire HD 10(2021・第11世代)の画面サイズは10.1インチ、解像度はフルHD(1,920 × 1,200ピクセル)と同じままですが、 Fire HD 10(2019・第9世代)よりも10%明るい鮮やかになり画面が見やすくなりました。

10.1インチの大画面でプライムビデオを明るい画面で楽しむことができます。

メインメモリの容量が増えた

Fire HD 10(2021・第11世代)の心臓部となるSoC(システム・オン・チップ)はオクタコアプロセッサ(2.0GHz)を搭載しています。型式は不明ですが、従来モデルと同じチップにメインメモリのみが増えてる可能性が高そうです。

SoCのスペック比較
 Fire HD 10(2021)Fire HD 10(2019)
世代第11世代第9世代
CPU?(8コア)
@2.0GHz
MediaTek MT8183(8コア)
@2.0GHz
GPUMali-G72 MP3
RAM3GB2GB
ストレージ32GB/64GB

これは、従来モデルと同じチップなので性能アップはなさそうですが、メインメモリの容量が2GB → 3GBに増えているのでマルチタスクによる操作性向上に期待が持てます。

前世代機より薄く、軽くなった

Fire HD 10(2021・第11世代)はデザインが一新していて、Fire HD 8・Fire HD 8 Plusと同じスタイルとなっています。

サイズの比較
 Fire HD 10(2021)Fire HD 10(2019)
世代第11世代第9世代
サイズ247 × 166 × 9.2mm262 × 159 × 9.8mm
重量465g500g

左右のベゼル部分が狭くなったことで端末の横サイズが262mm → 246mmと小型化、ベゼルの幅が均一化したことで縦サイズは159mm → 166mmに大きくなっています。

タブレットとして縦持ちで使う場合は少し大きくなったと感じるかもしれません。ただ、筐体の厚みが9.8mm → 9.2mmに薄くなり、重量も500g → 465gに軽量化されているので全体的に扱いやすい端末になってそうですね。

2画面表示に対応

Androidスマホではあたり前のように搭載されている2画面表示機能がFire HD 10(2021・第11世代)でも使えるようになります。

左の画面に予定表、右の画面にメールを表示させて作業することもできます。

2画面表示に対応しているアプリは、Facebook Messenger、プライムビデオ、Zoom、OneNote、Kindle Booksなど。プライムビデオで映画を見ながらメッセージをしたり、作業をすることもできます。

背面カメラが500万画素に

リアカメラの画素数が200万 → 500万画素に高精細化しカメラの画質が向上します。

インカメラは200万画素のままなのでZOOMなどウェブ会議をするときの画質は変わりなさそうですが、Fire HD 10で何かを撮影した画像の画質は向上することになりそうです。

…なに、撮るんだろ?

最大1TBのmicroSDカードに対応した

Fire HD 10(2021・第11世代)のストレージ容量は32GB、64GBから選ぶことができます。プライムビデオやKindleなどコンテンツ消費で使うのなら十分足りる容量ではあります。

ただ、新型モデルはキーボード接続も考慮されていて作業用タブレットとして使うことも想定されます。ガッツリとした作業でどこまで使えるのかは不透明ですが、microSDカードで最大1TBまでストレージを拡張できるようになっています。

キーボード付きカバーでパソコンとして

Fire HD 10(2021・第11世代)の周辺機器として純正のキーボード付きカバーが登場します。

あくまでBluetoothキーボードなのでiPadのように接点で繋がるわけではないですが、Amazon純正のキーボードということでFire HD 10と最適化されたものとなっているはずです。

キーボードはUSB-C対応の充電式で1回の充電で最大400時間使用可能です。自動的にスリープ/スリープ解除してくれる機能が搭載されているのでキーボードを開いてすぐに使うことができそうです。

Office対応でちょっとした作業用端末として

Fire HD 10(2021・第11世代)はMicrosoft 365 Personalが対応し「Microsoft 365 Personal 1年版」とキーボードがセットとなった「エッセンシャルセット」を選ぶことできます。

Fire HD 10でエクセル、ワード、パワーポイントが使えるようになると使い方がこれまでのコンテンツ消費のタブレットから、生産用のタブレットに変わる可能性もありそうですね。

Fire HD 10 + キーボード + Microsoft 365 Personalは通常価格33,979円ですが、「エッセンシャルセット」は24,980円と安く手に入れることができます。

Microsoft 365 Personalは同時使用は5台まで大丈夫なのでパソコン、iPadなどの端末で使うのも良さそうですね。

Fire HD 10 Plus:メインメモリが4GBの大容量

Fire HD 10(2021・第11世代)は3GBのメインメモリを搭載し通常版でも十分なスペックアップとなっていますが、さらに快適な環境を手に入れたいならFire HD 10 Plusにすることで4GBのメインメモリにすることができます。

SoCのスペック比較
 Fire HD 10 Plus(2021)Fire HD 10(2021)Fire HD 10(2019)
世代第11世代第9世代
CPU?(8コア)
@2.0GHz
MediaTek MT8183(8コア)
@2.0GHz
GPUMali-G72 MP3
RAM4GB3GB2GB
ストレージ32GB/64GB

Fire HD 10(2021・第11世代)は2画面表示機能に対応したので、マルチタスクで作業した時のメモリ消費量は今までよりも多くなるのは間違いないでしょう。

プライムビデオで映画を見る、Kindleで電子書籍を読むのであれば通常版で十分ですが、Microsoft Officeで作業をすることを想定してるならメモリ容量が多いFire HD 10 Plusを選ぶメリットはありそうです。

アプリの切り替え時の動作に違いが出てきそうです。

Fire HD 10 Plus:ワイヤレス充電に対応

Fire HD 10 Plusはワイヤレス充電にも対応しています。

専用のスタンドを使うことで端末を置くだけで充電できて、Echoモードに自動切り替えをしてEcho Showとして使うこともできます。外でタブレットとして使って、家でもはEchoとして使う。それをシームレスにできるようになります。

Fire HD 10(2021・第11世代)スペック比較

Fire HD 10とFire HD 10 Plusのスペックを比較しました。

Fire HD 10 新旧のスペック比較
 Fire HD 10 Plus(2021)Fire HD 10(2021)Fire HD 10(2019)
世代第11世代第9世代
ディスプレイ10.1インチ IPS
1920 x 1200ピクセル
画面の明るさが向上
10.1インチ IPS
1920 x 1200ピクセル
CPUオクタコア 64bit ARM
@2.0GHz
GPUMali-G72 MP3
RAM4GB3GB2GB
ストレージ32GB/64GB
音声操作Amazon Alexaに対応
オーディオDolby Atmos、デュアルステレオスピーカー、マイク
カメラ200万画素フロントカメラ、500万画素リアカメラ200万画素フロントカメラ、200万画素リアカメラ
Wi-Fiデュアルバンド a/b/g/n/ac 5GHz対応
Bluetooth5.0
センサー加速度センサー、環境光センサー加速度センサー
拡張性microSDカード(1TBまで)microSDカード(512GBまで)
バッテリー12時間
サイズ247 × 166 × 9.2mm262 × 159 × 9.8mm
重量465g500g
本体カラースレートブラック、デニム、オリーブブラック、ホワイト、ブルー
価格32GB:18,980円
64GB:22,980円
32GB:15,980円
64GB:19,980円

32GBモデルが15,980円、64GBモデルが19,980円と価格据え置きとなっています。Fire HD 10 Plusはメインメモリが4GBになってワイヤレス充電に対応することで3,000円の価格アップとなります。

どのFire HD 10を選ぶ?

Fireタブレットは使い方で完全にどのモデルを選ぶべきか決めることができます。

作業をする:Fire HD 10 Plus

今回は周辺機器とのセット販売がされていますが、不思議なことにメインメモリ3GBのモデルの方にキーボードとMicrosoft Office 365がセットになった「エッセンシャルセット」を選ぶことできます。

なんで?

エクセル、ワード、パワーポイントでマルチタスクに作業をするならメインメモリ4GBのFire HD 10 Plusの方が快適です。

Fire OSは軽量なのでメモリ3GBでも十分…ってことなのかもですが、Fire HD 10 Plusはワイヤレス充電に対応しどちらかというとタブレット、Echo Showの代替え機として使うことを想定しています。

タブレットとして使う場合はブラウジング、SNS、動画閲覧、電子書籍などコンテンツ消費がメインとなるはず。このようなライトな使い方であれば3GBのメモリもあれば十分快適に動作します。

なので、作業を重視するのならFire HD 10 Plusに単体でキーボードとMicrosoft Office 365を追加する形がいいのではないでしょうか。

タブレットとして使う:Fire HD 10

タブレットとして普通にブラウジングをしたり、SNSをしたり、プライムビデオを楽しむくらいであれば通常版のFire HD 10を選んでおけば間違いないでしょう。

価格重視:Fire HD 10

また、できるだけ費用を抑えるのなら通常版のFire HD 10でOKです。2019年モデルのFire HD 10(第9世代)でも普通に快適に使うことができるので通常版でも問題はありません。

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