Fire HD 10(2023)レビュー

ついに、Amazon Fireタブレット・Fire HD 10もスタイラスペンに対応しメモ書きをしたりお絵描きができるようになりました。

2023年10月に発売のFire HD 10(2023・第13世代)は動作速度が25%ほど快適になってスタイラスペンにも対応しより幅広いシチュエーションで使えます。

もちろん、2画面表示機能で二つのアプリを同時に使えたり、動作速度が改善してタブレットとしての操作性も向上し使いやすく利便性が良くなっています。

ということで、この記事ではFire HD 10(2023)のデザイン・サイズ・性能・使い勝手をレビューをし実際に使ってどうなのかメリット・デメリットも書いたの参考にどうぞ。

Fire HD 10のメリット
  • 大画面でコンテンツが見やすい
  • 音に広がりのある内蔵スピーカーの音質
  • 2画面表示機能でマルチタスクで使える
  • プライムビデオ、YouTubeの動画視聴に適してる
  • 漫画・雑誌を読むのに適してる
  • スタイラスペンでメモ書き、お絵描きにも
  • 耐久性が高くて子どもタブレットとして使える
  • どこでも置けるEcho Showとして使える
  • 端末価格が19,980円と安め
Fire HD 10のデメリット
  • Google Playのアプリが使えない
  • 生体認証機能を搭載していない
  • ロック画面に広告が入る
  • iPadと比べると動作速度が遅い
  • 画面が反射しやすく指紋が付きやすい

Fire HD 10は19,980円で買える格安タブレットです。スペックが向上しタブレットとして使うなら十分使える性能なので初めての、お子さんのタブレットとしておすすめです。

Fire HD 10(2021)の特徴

Fire HD 10(2023)
Fire HD 10の特徴
  • 画面サイズ:10.1インチ
  • 解像度:1,920× 1200ピクセル(189ppi)
  • SoC:MediaTek MT8186(8コアCPU)
  • メモリ: 3GB、内蔵ストレージ:32 / 64 GB
  • 外部メモリ:microSDカード(最大1TB)
  • カメラ(リア・フロント):500万画素・500万画素
  • スピーカー:ステレオスピーカー(Dolby Atmos)
  • バッテリー駆動時間:最大13時間
  • 充電ポート:USB-C(USB 2.0)
  • サイズ:246 × 165 × 8.6 mm、434 g
  • 価格:23,980円(32GB)、19,980円(32GB)

Fire HD 10は10.1インチディスプレイを搭載したFireタブレットで8コアCPUを内蔵したSoCに3GBメモリでちょっと使うくらいならそれなりに動作します。

めちゃ快適ではないけど動画見たり、電子書籍を読むくらいなら十分使えるスペックで、画面解像度がフルHDでプライムビデオもキレイに見れるのでコンテンツ消費のタブレットとして最適です。

Fire HD 10(2023)の新型モデルはUSI 2.0対応のスタイラスペンにも対応し手書きメモをしたりお絵描きができるようになって出来ることの幅が増えました。

さらに、Fire HD 10(2021)から2画面表示機能にも対応しYouTubeを視聴しながらTwitterをするといった二つのアプリを同時に使えます。

それだけ処理性能が向上したということですが、19,980円なの普通にタブレットとして使えるようになったのはFire HD 10の大きな魅力ではないでしょうか。

Fire HD 10(2023)レビュー:外観

Fire HD 10(2023)は10.1インチのディスプレイを搭載したタブレット端末で、実機レビューしているのは32GBのストレージ容量の本体カラーはデニムとなっています。

Fire HD 10 正面デザイン
Fire HD 10 正面デザイン

背面パネルは樹脂素材を採用しサラサラとした手触りの良い筐体で普通に使ってると傷が付着しますがプラ素材なので落としても割れることなく高価な端末でもないので雑に扱っても問題ありません。

Fire HD 10 背面デザイン
サラサラとしたプラ素材を採用している

実際に4年前に買ったFire HD 10(2019)を子ども用の端末として現役で使ってますが、そこらじゅう傷だらけですがちゃんと動作してるので製品寿命は長いのではないでしょうか。

Fire HD 10(2023)は(2021)と同じデザインで(2019)と異なりディスプレイのベゼルの幅が上下左右統一されたスタイルとなり本体サイズが変更となっています。

Fire HD 10(2023)の大きさ
Fire HD 10(2021)の大きさ
Fire HD 10 本体サイズ
モデル Fire HD 10
世代 第13世代(2023) 第11世代(2021) 第9世代(2019)
サイズ 246 × 165 × 8.6mm 247 × 166 × 9.2mm 262 × 159 × 9.8mm
重量 434g 465g 500g

Fire HD 10(2023)は本体サイズが縦横で1mmほど小さくなって端末の厚みが0.6mm薄くなっています。ほんの僅かですが画面サイズが大きめの端末なのでこのサイズダウンは意外と大きいです。

とくに本体の重量が31gも軽量化されてるので持ち運びはしやすく扱いやすいタブレットに進化しています。

2023年モデルと2021年モデル

本体デザインは従来型と同じですがリアカメラは本体が薄くなったことで少し出っ張りのあるデザインに変更となっています。(カメラのレンズがF2.4 → F2.2に明るくなってるのも影響)

Fire HD 10 リアカメラのデザイン

Fire HD 10(2021)は筐体を横向きした状態で右側に3.5mmオーディオジャック、USB-Cポート、電源ボタン、音量ボタンボタンを搭載しています。

Fire HD 10(2023)操作ボタンの位置
操作ボタンの位置が変わった

ボタンの位置が入れ替わったのは上位モデルのFire Max 11と同じ配置に合わせたのかもしれません。

Fire HD 10 外部ポート
横持ち状態のボタン配置

なお、Fire HD 10(2019)はインカメラが端末上に搭載していたのがFire HD 10(2021)以降は横持ちした時にカメラが上に配置されるようになっており違和感なくビデオ通話が可能です。

Fire HD 10 インカメラの位置
インカメラの位置も変更となった

Alexaアプリを使うことでFire HD 10のインカメラを使ってスマホからビデオ通話が可能でZOOMも使えるので仕事でリモートワーク用のタブレットとしても使うことができます。

Fire HD 10(2023)はmicroSDカードに対応し最大1TBのmicroSDカードを入れてストレージの拡張ができます。

Fire HD 10(2023)SDカードスロット
最大1TBのmicroSDカードに対応

内蔵ストレージが32GB、64GBと少ないのでゲームなどをいくつかインストールすると容量がいっぱいになる可能性がありますが、microSDカードを使ってある程度対象は可能です。

なお、充電器として9W充電アダプタ(USB-A)とUSB-A to Cケーブルが同梱しています。

Fire HD 10 同梱品
充電器とケーブル

9W出力の電源なので充電速度は速くはないですがFire HD 10はバッテリーライフは最大13時間とそこそこ持つので、1日は問題なく使うことができるでしょう。

もちろん、USB-CポートなのでAndroidスマホのケーブルと統一して使えます。

Fire HD 10 レビュー:性能

SoCの性能と動作速度

Fire HD 10のSoC(システムオンチップ)はMediaTekのチップを採用しています。Fire HD 10 (2017)は4コアCPUでしたが、Fire HD 10 (2019)以降は8コアCPUになって性能が向上しています。

Fire HD 10(2023)Geekbench6
Fire HD 10 新旧のスペック比較
モデル Fire HD 10
世代 2023 2021 2019 2017
SoC Mediatek MT8186 Mediatek MT8183 Mediatek MT8173
CPU 高性能2コア+ 高効率6コア 高性能4コア+ 高効率4コア 高性能2コア+ 高効率2コア
GPU Mail-G52 MC22 Mail-G72 MP3 PowerVR GX6200
メモリ 3GB 2GB
シングルコアCPU 522 304 263 273
マルチコアCPU 1497 1148 872 574
GPU(OpenCL) 995 1094 1095 1067

Fire HD 10(2023)が採用したMediatek MT8186は高性能コアは4つから2つに少ないですが1コアの性能が向上しシングルコアCPUの性能が1.7倍ほど向上しマルチコアCPU全体でも40%ほど処理性能が向上しています。

Antutu(v10)のスコアを計測してみました。

Fire HD 10 Antutu(v10)のスコア
モデル Fire HD 10
世代 2023 2021 2019
SoC Mediatek MT8186 Mediatek MT8183
CPU 8コア
GPU Mail-G52 MC22 Mail-G72 MP3
RAM 3GB 2GB
トータル 315268 174133 153659
CPU 128791 58332 51731
GPU 38420 30030 29698
MEM 63175 31781 30393
UX 84882 53990 41837

Fire HD 10(2021)は従来と同じSoCを採用し性能の向上はなく据え置きですがメモリが3GBに増えてトータルの処理性能は向上しています。

そして、新型のFire HD 10(2023)はSoCがMediatek MT8186に刷新されて高性能CPUコアの性能が大きく向上したことでアプリの起動などの速度が向上しています。

Fire HD 10(2023)と(2021)で動作比較をしました。以下はYouTubeの動画レビューですが再生ボタンを押すと比較しているシーンから再生できます。

アプリの起動速度は速くは高速ではないですが実用では十分使えるレベルですし、Twitterとブラウザを2画面表示にしても快適に使えます。

実際に我が家では子どもの動画視聴用、ちょっとした調べ物タブレットとしてFire HD 10を使っていますが、十分すぎるくらい快適に操作できています。

バッテリー駆動時間と電池持ち

Fire HD 10(2023)は公式では13時間ほどのバッテリー駆動時間があるとしていますが、どれくらいの電池持ちなのか実際に計測してみました。

Fire HD 10 電池持ち
  • ブログ執筆1時間(ブラウザ経由エディタ):41 → 34%(7%消費)
  • YouTubeを1時間閲覧:33 → 25%(8%消費)

iPad Proでブログ執筆をすると1時間で12%消費してたのがFire HD 10は7%の消費、YouTubeの閲覧は1時間で8%消費だったので13時間は使えそうですね。

普段使いのタブレットとしては十分な電池持ちで、ブラウジングや動画を見るといった使い方なら十分使えるモデルと見ていいのではないでしょうか。

カメラのスペックと画質

Fire HD 10(2023)はリアカメラ、インカメラを搭載しているので、写真を撮ったり、オンライン会議のカメラとして使うことも可能となっています。

Fire HD 10 リアカメラ
Fire HD 10 リアカメラ
Fire HD 10 カメラスペック比較
モデル Fire HD 10
世代 2023 2021 2019
リアカメラ 500万画素(1/4.5型)・F/2.2 500万画素(1/4.9型)・F/2.4 200万画素・F/2.4
フロントカメラ 500万画素 200万画素

従来のモデルはリア、インカメラともに200万画素のカメラでしたが、Fire HD 10(2021)でリアカメラが500万画素に高画素化し画質が向上しています。

拡大してみると従来モデルは明らかに画素数不足を感じてしまってたのが写真としてちゃんと見れるレベルになったような気がします。

画角が少し違っており同じ場所から撮影するとFire HD 10(2021)の方が広い視野で写真撮影ができます。

そして、新型のFire HD 10(2023)と(2021)の比較です。

同じ500万画素ですがセンサーサイズが少し大きくなってレンズが明るくなったことで暗部箇所がより高精細に表現できるようになっています。

色味も色鮮やかになって少しはキレイになったように見えます。

といっても500万画素のおまけ程度のカメラなので、とりあえず記録はできる程度の画質と見ていいでしょう。QRコードを読み取って使うなど実用においては十分使えるカメラです。

リアカメラも500万画素のカメラになって画質が向上しています。

少しピントあってないですが背景はFire HD 10(2023)の方が解像感高いですし、Alexaアプリのビデオ通話機能やzoom機能で従来モデルよりも高精細な映像でやり取り可能です。

Fire HD 10のメリット

大画面でコンテンツが見やすい

Fire HD 10は10.1インチの大画面ディスプレイを搭載しているのであらゆるコンテンツを大きな画面で楽しむことができます。

Fire HD 10 コンテンツ表示
コンテンツを大きく楽しめる

2019年モデルは縦に長かったのが2021年モデルはベゼル幅が統一されて横持ちスタイルもコンパクトに扱うことができるようになりました。

ディスプレイが10%明るく視認性向上

Fire HD 10(2023)と(2021)の画面解像度は1,920 × 1,200ピクセルでフルHDの動画もしっかり楽しめる解像度で、さらに画面が(2019)より10%明るく視認性が向上しています。

Fire HD 10(2021)と(2019)の画面の明るさ
Fire HD 10(2021)vs(2019)
ディスプレイの仕様
モデル Fire HD 10(2023) Fire HD 10(2021) Fire HD 10(2019)
画面サイズ 10.1インチ
解像度 1,920 × 1,200ピクセル、224ppi
パネル 液晶(10%明るい)
400nits
液晶
350nits

画面輝度は2019年モデルが350nitsでしたが、2021年、2023年モデルは400nitsと少しだけ画面が明るく。また、白が少し緑みのかかった色合いだったのが、2021年と2023年モデルは色が自然で見やすく改善されています。

音に広がりのある内蔵スピーカーの音質

Fire HD 10(2023)は横持ちにした時に筐体の上左右に内蔵スピーカーを搭載しステレオサウンドで音楽や動画を楽しむことができます。

Fire HD 10 内蔵スピーカー
本体上にステレオスピーカー

中音〜高音域重視した音質で低音があまりなっていないですが、Dolby Atmosに対応し立体感のあるサウンドになってるので動画視聴には適したスピーカーとなっています。

アニメや映画を見るなら音に広がりがあるので臨場感あるサウンドでコンテンツを楽しめます。この価格帯なら十分満足できる音質です。

2画面表示機能でマルチタスクで使える

Fire HD 10は(2021)から2画面表示機能に対応し二つのアプリを同時に使えるようになりました。マルチタスクの画面から「画面分割」を選択して二つのアプリを同時に起動できます。

Fire HD 10 マルチタスクから画面分割
マルチタスクから画面分割

2つのアプリを同時に使えるのでX(旧ツイッター)とブラウザ、またはYouTubeを同時に起動して使うこともできます。

Fire HD 10で2画面表示してアプリを同時に使う
二つのアプリを同時に操作する

同時にアプリを動かすと動作がモッサリする懸念点もありますが、Fire HD 10(2023)はSoCが刷新して動作が快適になったので普通に使うなら問題ないでしょう。

ちょっとしたパソコンとして使える

2021年5月にMicrosoft 365がFire OSに対応しアプリストアからOffice(Excel、Word、PowerPointなど)をインストールできるようになりました。

Office 365がFire OSで使える
Office 365が使えるように

Bluetoothキーボードを接続すれば従来モデルもOfficeを使えます。Fire HD 10は10.1インチなのでOffice 365を無料で閲覧と編集(一部だけ)が可能でこのサイズの魅力です。

Fire HD 10(2021)はFintieの専用キーボードがありました。

Excelとブラウザの2画面表示
Excelとブラウザを同時に使う

Fire HD 10(2023)向けには専用のキーボードカバーがないので、純正の周辺機器でこのようにパソコンとして使うことはできなくなりました。

Fire HD 10 + キーボード

ただ、作業するには動作速度はお世辞にも快適とは言えないので純正で使える必要性は少ないのかなと感じます。日本語変換ソフトもかなり微妙ですし。

もし、Fire HD 10でパソコン作業がしたいなら外付けキーボードはBluetoothで使えるので別途用意して使うのがいいのではないでしょうか。

スタイラスペンに対応した

Fire HD 10(2023)はUSI 2.0対応のスタイラスペンに対応しました。Fire Max 11でも使える汎用性のあるペンですね。

USI 2.0対応のスタイラスペン

スタイラスペンを使って手書きメモやノートを取ることができます。正直なところ、パソコンとして使えるようになるよりもペンにしっかり対応した方がいいですよね。

スタイラスペンの反応も良好で精度もいいのでとても使いやすくて手書き文字の変換機能にも対応してるので手書きしながらテキストデータに変換して記録できます。

+/-45度までの傾きを検知と筆圧感知レベル4096段階にも対応してるのでお絵描き用のスタイラスペンとしてもある程度は使うことができるでしょう。

対応アプリが少し少なめですがいくつかスタイラスペン対応のお絵描きアプリやメモアプリがあるので、困ることはないのかなと思います。

ただし、iPadなどと連携機能などは乏しいと思うのであくまでFireタブレットでしか使わない方限定といった感じです。

動画視聴に適している

Fire HD 10はFireタブレットの中で最も大きなフルHDディスプレイを搭載しAmazonプライムビデオを高精細に十分楽しめる性能を持っています。

Fire HD 10(2019)で動画閲覧

性能もそこそこ高くて動作もサクサクで動画検索も快適でですし、内蔵スピーカーも立体オーディオのDoldy Atmosにも対応してますしFire HD 10は動画視聴用のタブレットしては有能だと感じます。

漫画・雑誌を読むのに適してる

Fire HD 10はKindleアプリを使って電子書籍端末としても使えますが、画面サイズが大きいので雑誌を見たり、漫画を見開きで読むのに適しています。

Fire HD 10 雑誌用タブレット
漫画・雑誌に適している

カラー表示もしっかりできますし雑誌はほんとにみやすくていいです。漫画もクッキリとした線で絵を楽しめるので高画質で漫画を読むならいいかもですね。

小説もページ送りを減らせるので見やすいですし大きな文字で広く表示できるので細かい文字が読みにくいという方にもおすすめです。

また、電子書籍リーダーのKindleと比べても表示レスポンスが速くて読み飛ばししやすいので効率よく読書をする方におすすめのタブレット端末となっています。

耐久性が高くて子どもタブレットとして使える

Fire HD 10は安いタブレット端末で筐体もプラスチック素材でチープな印象があります。

しかし、耐久性は高めで4年ほど子どもらが使っていたFire HD 10は傷だらけになりましたがきちんと動作しています。

4年使ったFire HD 10の筐体の傷
4年使ったFire HD 10の筐体の傷

思いっきり落として画面が浮いたりもしましたが手で普通に戻すこともできますし、シンプルな構造ゆえに耐久性はいいような気がします。

「子どもに動画を見せるためにタブレットが欲しい…。でも高い…。」という悩みもFire HD 10なら価格が安いので気軽に使うことができるのもいいですよね。

Fire HD 10 キッズモデル

Amazonプライムビデオ、Kindleによる電子書籍だけでなくゲームなんかも問題なくプレイできるので、そこそこ遊べるタブレット端末に仕上がっています。

なお、Fire HD 10のキッズモデルにすることで「Amazon FreeTime Unlimited」を1年間無料で使うことができるのでお得ですよ。

どこでも置けるEcho showとして使える

Fire HD 10は声で操作できるAlexaに対応し、Fire HD 10はコントロール画面から「Showモード」に切り替えてホーム画面をEcho Showと同じ画面にできます。

天気を知りたいときに「アレクサ、今日の天気を教えて」と話しかけると天気を教えてくれますし、料理のレシピもFire HD 10に触れることなく調べられます。

出来ることはまさにEcho Show 5Echo Show 8Echo Show 10と同じですが、Fire HD 10はどこにでも持ち運びができるメリットがあります。

Echo Showシリーズは据え置きなので使える場所がどうしても限られてしまいますよね。Fire HD 10ならどこでも使うことができます。

Fire HD 10 デメリット

Google Playのアプリが使えない

Fire HD 10はGoogle Playが使えないので基本的にAmazonのアプリストアからアプリをインストールして使うことになります。

Amazon App
Amazon App

基本的にAmazonプライムビデオ、KindleなどAmazonのサービスを使うための端末として使った方が幸せになれると思います。

また、ブラウザアプリからYouTubeは普通に視聴できkますし、Twitter、Instagram、Facebook、Zoomなどのアプリはありますし、Microsoft Officeも使えるので作業も可能です。

LINEがないのは少し残念ではありますがちょっとしたゲームもインストールして遊ぶことはできるようになっていますよ。

生体認証機能を搭載していない

Fire HD 10はパスコードで画面ロックすることはできますが、顔や指紋といった生体認証機能には対応していません。

Fire HD 10 パスワードロック
パスワードロック

なので、パスコードロックすると毎回数字を入力しないといけない苦行が発生してしまいます。

外に持ち出して使うならパスコードはかけておいた方がいいですが、自宅でしか使わないならノーロックで使うのがおすすめです。

なお、上位のFire Max 11は指紋認証センサーを搭載しています。

Fire Max 11を詳しく見る

ロック画面に広告が入る

また、ロック画面は広告が入ります。

画面ロック解除するたびに見たくない広告が入ってしまうのは許せないって方はFireタブレットは向いていないかもしれません。

iPadと比べると動作速度が遅い

Fire HD 10は8コアCPUを内蔵したSoCを搭載したことで以前のモデルから比べると快適に使えるようになったものの、iPadなど高性能なタブレット端末と比べると動作は遅いです。

より、高性能なタブレットが欲しいならiPad(第10世代)などを選ぶのがおすすめです。

画面が反射しやすく指紋が付きやすい

Fire HD 10のディスプレイはフルHDで明るく視認性が良いですが、反射防止コーティングを施されていないこともあって光の反射はスゴイです。

Fire HD 10 画面の光反射
光の反射が凄い

ライトなど反射しまくりで手で触ると指紋も付きやすくて汚れやすいのが少し気になるかもしれません。

まあ、この価格帯のタブレットなので仕方ないところかもしれません。価格の安さとトレードオフといったところでしょうか。

保護フィルムを貼るなどして対策するのがおすすめです。

Fire HD 10のスペック・価格

Fire HD 10(2023)スペック
ディスプレイ 10.1インチ
1,920 × 1,200ピクセル
液晶ディスプレイ
SoC オクタコア(Mediatek 64bit ARM MT8186)
メインメモリ 3GB
ストレージ 32GB・64GB
生体認証
リアカメラ 500万画素・F/2.2
インカメラ 500万画素・F/2.2
オーディオ 2ステレオスピーカー(横向き)
通信性能 Wi-Fi 5(802.11ac)、Bluetooth 5.3
バッテリー 最大13時間の駆動時間
ポート USB-C(USB 2.0)
9W充電アダプタで約4時間
サイズ
重量
246 × 165 × 8.6mm
434
価格 32GB:19,980円
64GB:23,980円
本体カラー パープル、ブルー、ブラック
発売日 2023年10月18日

Fire HD 10は32GBモデルが元々は15,980円でしたが、2023年2月15日に19,800円に値上げとなりました。仕方ないとはいえ、どんどん価格が高くなっていきますね。

Fire HD 10(2023)レビュー・評価:まとめ

Fire HD 10(2021)は8コアCPUに3GBのメインメモリを搭載し、以前のモデルと比べるとそれなりに使えるタブレットに進化しています。

Fire HD 10 おすすめな人は

どんな人はFire HD 10がおすすめなのかまとめます。

Fire HD 10がおすすめな人は
  • 大画面格安タブレットが欲しい
  • 2つのアプリを快適に操作したい
  • 動画視聴を快適にしたい
  • 漫画・雑誌を快適に読みたい
  • 子ども用のタブレットとして

大画面でそこそこ使えて価格の安いタブレットが欲しいならFire HD 10は最高のモデルになるはずです。

低価格なタブレット端末ですが、ブラウジング、Amazonプライムビデオを楽しむ用途なら十分なスペックを持ってますし、2画面表示で二つのアプリを同時に使うことも可能です。

また、画面サイズが大きいので雑誌や漫画を電子書籍を読みたい方もFire HD 10はおすすめです。ディスプレイも意外と色鮮やかですし雑誌の画面もとてもキレイです。

子ども向けのFire HD 10 キッズモデルもあります。キッズモデルは専用ケースが付属しているだけでなく、キッズコンテンツを楽しめるFreeTime Unlimitedを1年間無料で使うことができます。

Fireタブレットの全モデルにキッズモデルがあるので、違いを比較しています。また、FreeTime Unlimitedで何ができるかも書いているので是非参考に!

Fireタブレットキッズモデルについて

カバーを使うことでFire HD 10を立て掛けることができるので動画を見ることが多い方は併せてゲットしておくのがおすすめです。

さらに、性能の高いのが欲しい方はFire Max 11もあります。

Fire Max 11、Fire HD 10 違いはこちら

Fire HD 10・FIre HD 8の比較はこちら

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Amazonプライムのメリットはこちらの記事をどうぞ

https://www.sin-space.com/entry/blackfriday2022

電子書籍だけ楽しみたいならFireタブレットではなくてKindleを選んだ方が幸せになれると思います。こちらの記事で詳しく書いているので是非とも参考にしていただければと思います。